JPH07160158A - 像保持体に処理状況マークを形成する像保持体からの像形成物質除去方法、及びその装置 - Google Patents

像保持体に処理状況マークを形成する像保持体からの像形成物質除去方法、及びその装置

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JPH07160158A
JPH07160158A JP25758494A JP25758494A JPH07160158A JP H07160158 A JPH07160158 A JP H07160158A JP 25758494 A JP25758494 A JP 25758494A JP 25758494 A JP25758494 A JP 25758494A JP H07160158 A JPH07160158 A JP H07160158A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙の履歴を把握し、転写紙の次のトナー
除去処理時のプロセス条件の適正化を図ることができる
ようにする。 【構成】 表面にトナーが安定に付着している転写紙1
0と該トナーとの付着状態を不安定状態にする処理液2
0を転写紙10に付与し、処理液20が付与された転写
紙10上のトナーに剥離ローラ302を密接させて、転
写紙10からトナーを剥離して取り除く液付与ユニット
兼トナー剥離ユニット6を備えたトナー除去装置におい
て、トナー除去処理状況、例えば転写紙の再利用回数を
表示する処理状況マークを転写紙10に形成するマーク
形成ユニット30を設ける。この処理状況マークとして
は、転写紙10に開けられた孔、印字された〇,×印、
バーコード、色付きのマーク等を用いることができる。
また、処理状況マークは、トナー除去処理で除去可能な
ようにトナーで形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置により像保持体上に安
定して付着させた像形成物質を剥離して取り除く像保持
体からの像形成物質除去方法、及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する 例えば像形成物質除去方法及びその装置としては種々の
ものが知られている。例えば溶剤を使用するものとし
て、特開平1−101576号公報には、トナーが付着
された用紙をトナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超
音波振動を印加し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊
離させる像形成物質除去方法が開示されている。また、
特開平4−300395号公報には、廃紙の印字部分に
溶剤を浸漬、噴霧あるいは塗布等による方法で付着させ
てトナーを溶解し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸
引、吸着剤接触、機械剥離あるいは静電気吸着等による
方法で除去する像形成物質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−255195号公報には、支持体上に離型
剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式
で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体に
インキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該イ
ンキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方
法が開示されている。また特開平4−64472号公報
には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンド
レスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷
却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペ
ーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつけ
る押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部から
なるイレーザが開示されている。また特開平4−829
83号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を
通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本の
ローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接
箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、
前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去
する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示され
ている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持体から像形成物質を除去するのに
使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶融性
樹脂を主成分とする像形成物質を像保持体に融着させる
などして、像形成物質が像保持体表面の繊維に強固に固
着されているので、像形成物質除去の際に像形成物質と
共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してしまう。
特に像形成物質の除去性を高めるために、上記インキ剥
離体、エンドレスシートあるいはローラ上に熱や圧力を
加える場合、種々の条件によっては、逆に像形成物質と
像保持体との間の定着性を高めてしまって除去を困難に
することもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
体に、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
像保持体からの像形成物質除去方法や装置において、像
保持体へ不安定化剤を付与し、該像保持体から像形成物
質を剥離するという像形成物質除去処理を行なって該像
保持体を繰り返し使用する場合、該像形成物質除去処理
の繰り返し回数が多くなってくると、該像保持体に損傷
が生じてしまうおそれがある。本発明者らは、このよう
に像保持体に生じた損傷が、像形成物質除去処理の繰り
返し回数に応じて次第に悪化し、像保持体の再利用がで
きなくなってしまうという事実を確認した。また、像形
成物質除去処理を行なって像保持体を繰り返し使用して
いくと、該像形成物質除去処理の履歴によって、該像保
持体に対する最適な像形成物質除去処理のプロセス条
件、例えば、像保持体の損傷を最小限に抑えるとともに
像形成物質を完全に除去することができるプロセス条件
が変化してしまうおそれがある。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像形成物質除去の処
理状況を表示する処理状況マークを像保持体に形成する
ことにより、該処理状況マークを利用して、該像保持体
の履歴を把握し、該像保持体の次の像形成物質除去処理
時のプロセス条件の適正化を図ることができるようにす
る像保持体からの像形成物質除去方法、及びその装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面に像形成物質が安定に付着
している像保持体と該像形成物質との付着状態を不安定
状態にする不安定化剤を該像保持体に付与する工程と、
該不安定化剤が付与された像保持体上の像形成物質に剥
離部材を密接させて、該像保持体から該像形成物質を剥
離して取り除く工程とを有する像保持体からの像形成物
質除去方法において、該像形成物質除去の処理状況、例
えば該像保持体の表面状態、像形成物質除去処理の累積
回数、不安定化剤付与条件、剥離条件等を表示する処理
状況マークを該像保持体に形成する工程を有することを
特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の発明は、表面に像形成物
質が安定に付着している像保持体と該像形成物質との付
着状態を不安定状態にする不安定化剤を該像保持体に付
与する不安定化剤付与手段と、該不安定化剤が付与され
た像保持体上の像形成物質に剥離部材を密接させて、該
像保持体から該像形成物質を剥離して取り除く剥離手段
とを備えた像保持体からの像形成物質除去装置におい
て、該像形成物質除去の処理状況、例えば該像保持体の
表面状態、像形成物質除去処理の累積回数、不安定化剤
付与条件、剥離条件等を表示する処理状況マークを該像
保持体に形成する処理状況マーク形成手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項2の像保
持体からの像形成物質除去装置において、上記処理状況
マークが、上記像形成物質除去処理で除去可能であるこ
とを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、上記不安定化剤を
上記像保持体に付与することにより、該像保持体の表面
に安定に付着している像形成物質と該像保持体との付着
状態を不安定状態にし、該像保持体上の像形成物質に剥
離部材を密接させることにより、該像保持体から該像形
成物質を剥離して取り除くという像形成物質除去の処理
を行なう。そして、該像形成物質除去の処理状況を表示
する処理状況マークを該像保持体に形成する。例えば、
該像保持体の現在までの再利用回数、剥離方法等を表示
するマークを形成する。この処理状況マークから、該像
形成物質除去処理の履歴に関する情報を得ることができ
るようになる。
【0012】請求項2の発明においては、上記不安定化
剤付与手段で、上記不安定化剤を上記像保持体に付与す
ることにより、該像保持体の表面に安定に付着している
像形成物質と該像保持体との付着状態を不安定状態に
し、上記剥離手段で、該像保持体上の像形成物質に剥離
部材を密接させることにより、該像保持体から該像形成
物質を剥離して取り除くという像形成物質除去の処理を
行なう。そして、上記処理状況マーク形成手段で、該像
形成物質除去の処理状況を表示する処理状況マークを該
像保持体に形成する。例えば、該像保持体の現在までの
再利用回数、剥離方法等を表示するマークを形成する。
この処理状況マークから、該像形成物質除去処理の履歴
に関する情報を得ることができるようになる。
【0013】請求項3の発明においては、上記処理状況
マークが、上記像形成物質除去処理で除去可能であるこ
とにより、各像形成物質除去の処理工程で、既存の処理
状況マークを消去し、新しい処理状況マークを形成する
ことができるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置(以
下、トナー除去装置という)に適用した実施例について
説明する。
【0015】図1は、本実施例に係るトナー除去装置の
概略構成を示す正面図である。まず、全体の概略を説明
すると、このトナー除去装置は、積載状態で収容してい
るトナー像が形成された転写紙10を一枚づつ分離給送
する給紙ユニット1と、給紙ユニット1から送られてき
た転写紙10に液を供給し、液が供給された転写紙10
からトナーを剥離して除去する液付与ユニット兼トナー
剥離ユニット6と、トナーが除去された転写紙10を乾
燥させる乾燥ユニット4と、転写紙10を分別するため
の分別ユニット40と、分別ユニット40で分別された
転写紙10を受ける紙受けユニット5とを備えている。
【0016】次に、図示の例の各ユニット1,4,5,
6,40について説明する。上記給紙ユニット1は、手
差し台101上の転写紙10を給紙ローラ102で給紙
し、分離ローラ対103で重送紙を分離して、一枚の転
写紙10のみをタイミング調整及びスキュー補正のため
のレジストローラ対104で送り出すものである。その
具体的な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機
構と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0017】上記液付与ユニット兼トナー剥離ユニット
6は、クランプ爪602で転写紙先端をクランプして周
面に保持して回転する紙保持ドラム601を備え、該ド
ラム601近傍には、該ドラム601周面に保持された
転写紙10に液を供給するための液付与部が設けられて
いる。
【0018】上記液付与部は、紙保持ドラム601上の
転写紙10に、後述する処理液20の転写紙10への浸
透を促進させる浸透度促進剤としての浸透促進液21を
付与する浸透促進液付与部2aと、該転写紙10に、転
写紙表面に安定に付着しているトナーと該表面との付着
状態を不安定状態にする不安定化剤としての上記処理液
20を付与する処理液付与部2bとから構成されてい
る。該浸透促進液付与部2a及び処理液付与部2bは、
それぞれ液容器201a,b、塗布ローラ207a,
b、液容器から塗布ローラに毛細管現象等で液を供給す
るための液供給部材246a,b等で構成されている。
また、各塗布ローラ207a,bは、紙保持ドラム60
1の表面に接触又は離間するように移動自在に構成さ
れ、その移動は制御部で制御される。また、各液供給部
材246a,bは、例えばフェルト等の給液性材料で形
成され、毛細管現象等により液容器201a,b内の液
を塗布ローラに供給する。
【0019】ここで、上記処理液20としては、水(蒸
留水を含む)、水溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性
剤を含む水溶液、及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを
含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水
あるいは水溶液を用いることができる。また、該水又は
水溶液には、所定の有機溶剤を含有させることもでき
る。また、上記処理液20として、有機溶剤のみを用い
ることができる。また、上記浸透促進液21としては、
界面活性剤を含む水溶液、及び水溶性ポリマーと界面活
性剤とを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の水溶液等を用いることができる。
【0020】上記水溶性ポリマーとしては、例えば、デ
ンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプン、タ
ピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、
マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、ア
ルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、
トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質
物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、
ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマー
や、セルロース系(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプ
ン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプ
ン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0021】また、上記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スル
ホベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸
塩、イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル
型、エーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価
アルコール、アミノアルコール、ポリエチレングリコー
ル等)の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
【0022】また、上記水又は水溶液に含有させる有機
溶剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセ
テート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレ
ン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコー
ル、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエ
チルケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エ
チレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオ
キサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノ
ール、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0023】また、上記単独で用いる有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0024】また、上記液付与ユニット兼トナー剥離ユ
ニット6は、液が供給された転写紙10からトナーを剥
離して除去する剥離部材としての第1〜3剥離ローラ3
02a,b,cを備えている。この第1〜3剥離ローラ
302a,b,cは、紙保持ドラム601の表面に接触
又は離間するように移動自在に構成され、その移動は制
御部で制御される。また、第1〜3剥離ローラ302
a,b,cの表面は、少なくとも軟化しているトナーに
対して、転写紙10と該トナーとの付着力より大きい付
着力を有するものを用いて構成する。具体的には、上記
トナーと同一又は類似のトナー成分樹脂や、接着剤の成
分樹脂等を用いることができ、またアルミ系、銅系、ニ
ッケル系、鉄系等の金属材料を用いることもできるが、
これらに限定されるものではない。また、上記樹脂は、
水溶性のものであっても、あるいは非水溶性のものであ
ってもよい。
【0025】上記トナー成分樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン−ブ
チルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0026】また、上記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウ
レタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニト
リルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴ
ム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化
チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。(以下、余白)
【0027】また、上記樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。すなわち、図示の例のようにローラ形状の剥離
部材とする場合には、支持体としての基体ローラ上に上
記樹脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成する
ことが望ましい。
【0028】上記樹脂などを支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ、等も用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0029】また、第1〜3剥離ローラ302a,b,
cの内部には、トナーの軟化手段としての加熱ランプ3
01a,b,cを内蔵している。この加熱ランプ301
a,b,cは、転写紙10の表裏に密着して転写紙10
に固着しているトナーを加熱して軟化させ、これによ
り、トナーを転写紙10の繊維から剥がれ易くするもの
である。この加熱はドラム601との圧接部において転
写紙10上のトナーが溶融しない程度に行うことが望ま
しい。トナーが溶融してしまうと転写紙10上のトナー
を、紙側と第1〜3剥離ローラ302a,b,c側とに
分断することなく、第1〜3剥離ローラ302a,b,
c側へ転写させるのが、困難になるためである。また加
熱し過ぎると第1〜3剥離ローラ302a,b,cのド
ラム601との圧接部を通過中に転写紙10が乾燥し過
ぎて、トナーの転写紙10に対する固着力が転写紙10
が濡れている場合に比して強まり、転写紙10がトナー
を介して第1〜3剥離ローラ302a,b,cに貼り付
いて分離できなくなる恐れがある。したがって、加熱部
通過後の転写紙10に多少の湿り気が残って上記トナー
の再付着を防止できる程度に加熱することが望ましい。
【0030】また、上記液付与ユニット兼トナー剥離ユ
ニット6は、上記第1〜3剥離ローラ302a,b,c
の表面をクリーニングするクリーニング装置304、駆
動部(不図示)等を備えている。このクリーニング装置
304は、第1〜3剥離ローラ302a,b,cの表面
上のトナーを除去するクリーニングローラ305a,
b,c、クリーニングローラ305a,b,c上のトナ
ーを掻き落すスクレーパブレード306a,b,c、ス
クレーパブレードで306a,b,cで掻き落したトナ
ーを収容するトナー受け(トナー容器)307を備えて
いる。このクリーニングローラ305a,b,cは、第
1〜3剥離ローラ302a,b,cの表面上の余分なト
ナーを除去して、第1〜3剥離ローラ302a,b,c
表面を平滑化するように構成してもよい。また、このク
リーニングローラに代え、ブレードやスクレーパなどを
用いてもよい。
【0031】ところで、上記第1〜3剥離ローラ302
a,b,cは、上記少なくとも軟化しているトナーに対
する付着能力がそれぞれ異なるように構成されている。
具体的には、本実施例においては、第1剥離ローラ30
2aの表面が3本の剥離ローラの中で最も粗く構成され
ており、上記軟化しているトナーに対する付着能力が最
も小さい。また、第3剥離ローラ302cの表面が3本
の剥離ローラの中で最も細かく構成されており、上記軟
化しているトナーに対する付着能力が最も大きい。そし
て、第2剥離ローラ302bの表面は第1剥離ローラ3
02aと第3剥離ローラ302cとの中間の粗さに構成
されており、上記軟化しているトナーに対する付着能力
も第1剥離ローラ302aと第3剥離ローラ302cと
の中間である。
【0032】なお、上記第1〜3剥離ローラ302a,
b,cに代え、これと同様の表面特性を備えたベルトを
用いたり、上記クリーニング装置304のクリーニング
ローラ305a,b,cに代え第1〜3剥離ローラ30
2a,b,c表面に直接当接させたクリーニングブレー
ドやスクレーパなどを用いたりしても良い。
【0033】また、トナー剥離処理工程後に該ドラム6
01に保持された転写紙10上に残存している未除去画
像を検知するための検知手段として、該ドラム601の
回転方向の剥離ローラ302の下流側に、CCDセンサ
603aが設けられている。
【0034】上記乾燥ユニット4は、転写紙10を乾燥
させるものであり、加熱ランプ401内蔵の例えばアル
ミからなる上乾燥ローラ402と、これに下方から圧接
する下乾燥ローラ404とから構成されている。この下
乾燥ローラ404は給液性部材からなる表層を備え、該
表層の液を絞り落す絞りブレード(不図示)が当接して
いる。このような乾燥ローラ対402,404に代え、
又は加え、ベルト状の部材を用いたり、熱風ファンや赤
外線ランプなどを用いたりしても良い。
【0035】上記分別ユニット40は、偏向爪41、ガ
イド板42a,b等を備えており、後述する制御部から
の制御データに応じて偏向爪41の位置を切り換えるこ
とにより、搬送されてきた転写紙10を、未除去画像が
残存しない転写紙10a用の搬送路を形成するガイド板
42aと、未除去画像が残存する転写紙10b用の搬送
路を形成するガイド板42bとに分岐して搬送する。
【0036】上記紙受けユニット5は、上記分別ユニッ
ト40で分別された転写紙10を受けるための二つの排
紙トレー501a,bを備えており、未除去画像が残存
しない転写紙10aは、排出ローラ対502aで排紙ト
レー501aに排出され、一方、未除去画像が残存する
転写紙10bは、排出ローラ502bで排紙トレー50
1bに排出される。また、紙受けユニット5の排紙トレ
イ501aは、上昇及び下降可能なエレベータ式トレイ
であり、排紙トレイ501a上の転写紙10のレベルを
検知する排紙レベルセンサ505が設けられている。
【0037】また、このトナー除去装置には、図示を省
略したが、給紙台に転写紙10があるか否かを検出する
検出手段、給紙ユニット1による転写紙10の重送検出
手段、浸透促進液付与部2aの浸透度促進液21用及び
処理液付与部2bの処理液20用の液容器中の液残量検
出手段、該液容器への液自動補給手段、転写紙10の装
置内ジャム検出手段、各加熱ランプの点灯制御手段と、
トナー受け容器307内満杯手段などが設けられてい
る。
【0038】図2は、図1のトナー除去装置の電装部の
ブロック図である。ここで、トナー除去装置の制御手段
としての制御部は、CPU904、ROM905、CL
K発振器906、アドレスデータバス907、パラレル
インターフェイス908、ドライバー910、A/Dコ
ンバータ918、RAM919、操作表示部50の制御
部920、シリアルインターフェイス921等により構
成されている。
【0039】図2において、メインスイッチ902のオ
ンによって商用電源901から交流電源供給を受ける直
流電源(PSU)903は、各制御ICにDC電源電圧
を供給する。CPU904には、アドレスデータバス9
07を介して、制御プログラムが書き込まれたROM9
05、CLK発振器906、A/Dコンバータ918、
RAM919等が接続されている。DC電源電圧が供給
されたCPU904は、プログラムカウンタ等のリセッ
トを行い、ROM905に書き込まれた制御プログラム
内容に基づいて、制御を開始する。また、CLK発振器
906は、CPU動作に必要な基準クロック(CLK)
を供給する。
【0040】また、CPU904には、アドレスデータ
バス907を通してパラレルインターフェイス908が
接続され、このパラレルインターフェース908の出力
ポートには、リレーやモータなどを駆動するためのドラ
イバー910が接続されている。該出力ポートには、紙
受けユニット5の排紙レベルセンサ505も接続されて
いる。
【0041】また、上記メインスイッチ902、ソリッ
ドステートリレーSSR1(912)及びSSR2(9
13)を介して、上記剥離ローラ302a,b,cを加
熱する加熱ランプ301a,b,cに対応する抵抗体9
14a,b,c、及び乾燥ローラ402を加熱する加熱
ランプ401に対応する抵抗体915が、上記商用電源
901に接続されている。該リレー912,913は、
ドライバー910を介してON/OFF制御される。ま
た、各ローラ302a,b,c,402の温度を検知す
るサーミスタ916,917がA/Dコンバータ918
に接続され、各サーミスタによるアナログの検知データ
がデジタルデータに変換される。このA/Dコンバータ
918には、上記転写紙状態センサ105及びCCDセ
ンサ603a,bも接続されている。
【0042】ここで、上記加熱ランプ301a,b,
c,401の温度制御は、次のように行なわれる。ま
ず、リレー911をオンするデータがパラレルインター
フェイスを介してドライバー910に送られると、リレ
ー911の接点駆動コイル911aが通電されて、リレ
ー911の接点が閉じる。そして、リレー912,91
3をそれぞれオンするデータが前記と同様にドライバー
910へ送られると、リレー912がONになり、抵抗
体914a,b,cに電流が流れ、加熱ランプ301
a,b,cによる第1〜3剥離ローラ302a,b,c
の加熱が開始される。更に、リレー913がONにな
り、抵抗体915に電流が流れ、加熱ランプ401によ
る乾燥ローラ402の加熱が開始される。サーミスタ9
16,917で検知された各ローラの温度の検知データ
は、A/Dコンバータ918を介してCPU904に読
み込まれ、RAM919に書き込まれた制御温度の値と
比較されて、温度制御される。この制御温度のデータ
は、操作表示部50の制御部920からシリアルインタ
ーフェイス921を通して、RAM919に書き込むこ
ともできる。
【0043】上記シリアルインターフェイス921は、
アドレスデータバス907を通してCPU904に接続
されており、その出力ポートには、上記操作表示部50
の制御部920の他、マーク形成ユニット30の制御部
930も接続されている。
【0044】また、ドライバー910には、給紙モータ
923、レジストモータ924、メイン駆動モータ92
2、排紙トレイ501aの上昇・下降駆動を行う排紙ト
レイモータ931、紙保持ドラムモータ933、塗布ロ
ーラモータ928a,b、剥離ローラ加圧モータ929
a,b,c、クランプ爪602を開閉するソレノイド9
26、塗布ローラソレノイド927a,b、偏向爪41
の位置を切り換えるソレノイド932が接続されてい
る。
【0045】ここで、給紙ローラ102、分離ローラ対
103及びレジストローラ対104以外の負荷は、全て
メイン駆動モータ922にて同期駆動される。また、塗
布ローラソレノイド927a,bを介して、どの塗布ロ
ーラを紙保持ドラム601に接触させるかが制御され、
更に、塗布ローラモータ928a,bを介して、各ロー
ラ207a,bの回転駆動が制御される。また、剥離ロ
ーラ加圧モータ929a,b,cを介して、第1〜3剥
離ローラ302a,b,cの接離、及び各剥離ローラの
紙保持ドラム601に対する加圧量が制御される。
【0046】以上の構成において、給紙ユニット1から
送られてきた転写紙10は、液付与ユニット兼トナー剥
離ユニット6の浸透促進液付与部2aで必要に応じて浸
透促進液21が付与され、処理液付与部2bで処理液2
0が付与された後、トナー剥離部に送られる。このトナ
ー剥離部では、転写紙10に固着しているトナーが、上
記第1〜3剥離ローラ302a,b,cの中から選ばれ
た剥離ローラからの加熱で軟化し、該剥離ローラ表面に
付着する。そして、転写紙10が該剥離ローラ表面から
分離する際に、該剥離ローラ表面に付着したトナーが転
写紙10から剥離し、これにより、転写紙10からトナ
ーが除去される。トナーが除去された転写紙10は、乾
燥ユニット4で乾燥され、分別ユニット40で分別され
た後、紙受けユニット5に排出される。
【0047】以上、このトナー除去装置によれば、トナ
ーが付着した転写紙10に処理液20を供給して、転写
紙10とトナーとの界面部に処理液20を浸透させた状
態でトナーを剥離させるので、紙繊維を傷めることな
く、トナーを除去できる。
【0048】ところで、上記トナー除去装置によりトナ
ーを除去して転写紙10を繰り返し再利用する場合、そ
の繰り返し利用回数が多くなってくると、転写紙10に
けばだち等の損傷が生じてしまうおそれがある。そし
て、このように転写紙10に生じた損傷は、トナー除去
処理の繰り返し回数、即ち転写紙10の繰り返し利用回
数に応じて次第に悪化し、転写紙10の再利用ができな
くなってしまう。また、このようにトナー除去処理を行
なって転写紙10を繰り返し使用していくと、それまで
のトナー除去処理の履歴によって、転写紙10に対する
最適なトナー除去処理のプロセス条件、例えば、転写紙
10の損傷を最小限に抑えるとともに、転写紙10から
完全にトナーを除去することができるプロセス条件が変
化してしまう場合もある。
【0049】そこで、本実施例では、上記トナー除去装
置におけるトナー除去処理の処理状況を表示する処理状
況マークを、トナー除去処理後の転写紙10に形成して
いる。この処理状況マークは、例えば転写紙10の再利
用回数を表示するように形成する。また、トナーを完全
に剥離するまでに紙保持ドラム601を何回回転させた
か、どの剥離ローラを使用したか等のプロセス条件を表
示するように処理状況マークを形成してもよい。
【0050】また、上記処理状況マークを転写紙10に
形成する処理状況マーク形成手段としての処理状況マー
ク形成ユニット(以下、マーク形成ユニットという)3
0は、例えば図1に示すように、乾燥ユニット4と分別
ユニット40との間に配置することができる。また、分
別ユニット40を乾燥ユニット4の直後に配置し、マー
ク形成ユニット30を、排紙カセット5内の排紙トレー
501a,bの直前に配置してもよい。
【0051】図3(a)及び(b)は、マーク形成ユニ
ット30の一構成例である穿孔ユニットの正面図及び斜
視図である。この穿孔ユニットは、可動パンチ本体3
1、上記制御部で制御される駆動モータ32、該駆動モ
ータで回転駆動される送りネジ33、可動パンチ本体3
1を図中矢印A方向にガイドするガイドレール34、転
写紙10の搬送ローラ35、搬送ガイド部材36、搬送
ローラ35の駆動部(不図示)等を備えている。
【0052】上記可動パンチ本体31は、先端部が鋭利
に加工された円筒状のパンチ部材31a、パンチ部材3
1aが固定されたアーム部31b、上記制御部により制
御され、アーム部31bを介してパンチ部材31aを上
下方向(図中矢印B方向)に駆動する駆動部31d、下
降したパンチ部材が係合する位置に孔31eが形成され
たパンチ台31f等によって構成されている。また、可
動パンチ本体31の上記送りねじ33が貫通する側壁部
には貫通孔が形成されており、この貫通孔の内周面に
は、送りねじ33(おねじ)に螺合するようにめねじが
切られている。そして、可動パンチ本体31のめねじが
切られている貫通孔に、送りねじ33を螺合させながら
挿通させている。これにより、送りねじ33の回動に従
って可動パンチ本体31が矢印A方向に往復移動可能と
なる。また、転写紙搬送方向の穿孔ユニットの上流側
に、既存のパンチ孔等を検知するCCDセンサ(不図
示)を設けてもよい。
【0053】上記穿孔ユニットにおいて、上記乾燥ユニ
ット4から搬送されてきた転写紙10を、図の左方向か
ら可動パンチ本体31のパンチ台上に搬送し、パンチ位
置データから予め求められた所定の位置で停止させるよ
うに搬送ローラ35を駆動制御する。また、転写紙搬送
方向と直交する方向(矢印A方向)のパンチ位置は、駆
動モータ35で送りねじ33を回転駆動して、可動パン
チ本体31を移動させることによって制御する。パンチ
位置の制御が終了したあと、駆動部31cを作動させ、
アーム部31bを介してパンチ部材31aを下降させ
て、転写紙10にパンチする。ここで、パンチ孔の個数
は1個でもいいが、複数形成してもよい。
【0054】図4は、マーク形成ユニット30の他の構
成例である印字ユニットの斜視図である。この印字ユニ
ットは、インクジェットタイプであり、三つのジェット
ノズルを有しホルダー37aに固定されたノズルヘッド
37、ホルダー37aを貫通しノズルヘッド37の移動
をガイドするガイド棒38、ノズルヘッド37の駆動部
39などを備えている。駆動部39は、駆動モータ39
a、駆動モータ39aの回転軸に固定された駆動プーリ
ー39b、従動プーリー39c、ノズルヘッドのホルダ
ー37aに固定されプーリー39b,c間に懸架された
駆動ワイヤ39c等で構成されている。この駆動モータ
39aの回転により、駆動ワイヤ39cを介して、ノズ
ルヘッド37が転写紙搬送方向に直交する方向に移動す
る。ノズルヘッド37の各ジェットノズル及び駆動モー
タ39aは、後述の制御部のドライバー910に接続さ
れている。また、図4に示すように、転写紙搬送方向の
印字ユニットより上流側に、既存の処理状況マーク等を
検知するCCDセンサ603bを設けてもよい。なお、
印字されたマークをセンサによって検出する場合には、
印字されたマークの色の特性とセンサの受光特性との適
合を考慮しておく必要がある。
【0055】上記印字ユニットにおいて、上記乾燥ユニ
ット4から搬送されてきた転写紙10を矢印方向に搬送
し、駆動モータ39aの制御により、ノズルヘッド37
を転写紙搬送方向に直交する方向に移動させる。そし
て、ノズルヘッド37の各ジェットノズルのON/OF
Fを所定のタイミングで制御することにより、転写紙1
0上に所定の処理状況マークを形成する。この印字制御
のとき、転写紙10の搬送は停止させなくてもいいが、
ノズルヘッド37の移動及びジェットノズルによる印字
のタイミングで転写紙10の搬送を停止するように制御
してもよい。
【0056】なお、印字品質を確保するため、搬送速度
が低速の場合は搬送中に印字してもよいが、速度が速い
場合は、一旦転写紙10を止めてから印字してもよい。
【0057】また、図4の印字ユニットの構成例では、
ジェットノズルを転写紙搬送方向に直交する方向に移動
するように構成しているが、図5に示すように、ジェッ
トノズルを転写紙10の幅全体に並べたノズルヘッド3
7を、転写紙10上に配置してもよい。
【0058】図6は、マーク形成ユニット30の他の構
成例であるプリンターユニットの概略構成図である。こ
のプリンターユニットは、従来の電子写真複写機と同様
な構成であり、感光体ドラム70、帯電チャージャ7
1、光書込用光学ユニット72、現像ユニット73、転
写チャージャ74、定着ローラ対75等を備えている。
感光体ドラム70の表面の感光体層は、帯電チャージャ
71で一様に帯電された後、ミラー72aを介して光学
ユニット72からの上記処理状況マークに対応した光像
が照射され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、
現像ユニットで現像され、トナー像となる。この感光体
ドラム70上のトナーは、転写チャージャ74で転写紙
10の所定の位置に転写され、定着ローラ対75で定着
される。以上の動作により、転写紙10上に処理状況マ
ークのトナー像を形成することができる。このプリンタ
ユニットは、後述の制御部のシリアルインターフェース
921に接続されたマーク形成ユニット制御部930を
介して制御される。
【0059】なお、上記処理状況マークとしては、上記
穿孔ユニットによるパンチ孔、上記印字ユニット及びプ
リンタユニットによる〇,×印等のほか、図7の符号C
に示すように情報量が多いバーコードなどを用いること
もできる。
【0060】以上、本実施例によれば、トナー除去処理
後にトナー除去処理の処理状況、例えば転写紙10の再
利用回数を表示する処理状況マークを転写紙10に形成
することにより、該転写紙10の次のトナー除去処理に
おいて、該処理状況マークを検知して該転写紙10の処
理状況を正確に把握することができ、該処理状況の情報
を該トナー除去処理のプロセス条件の変更等の制御に用
いることができるようになる。
【0061】また、上記図5のプリンタユニットをマー
ク形成ユニット30として用い、トナー画像により処理
状況マークを形成した場合には、該処理状況マークが上
記トナー除去処理で除去可能になるので、各マーク形成
工程で、既存の処理状況マークを一旦消去し、新しい処
理状況マークを形成するという上書きが容易になる。し
たがって、該処理状況マークを形成する領域を、転写紙
10上の特定の狭い領域に設定することができ、転写紙
10の再利用の際に画像を形成する領域が広くなる。
(以下、余白)
【0062】以上、本実施例によれば、トナー除去処理
後にトナー除去処理の処理状況、例えば転写紙10の再
利用回数を表示する処理状況マークを転写紙10に形成
することにより、該転写紙10の次のトナー除去処理に
おいて、該処理状況マークを検知して該転写紙10の処
理状況を正確に把握することができ、該処理状況の情報
を該トナー除去処理のプロセス条件の変更等の制御に用
いることができるようになる。
【0063】また、上記図5のプリンタユニットをマー
ク形成ユニット30として用い、トナー画像により処理
状況マークを形成した場合には、該処理状況マークが上
記トナー除去処理で除去可能になるので、各マーク形成
工程で、既存の処理状況マークを一旦消去し、新しい処
理状況マークを形成するという上書きが容易になる。し
たがって、該処理状況マークを形成する領域を、転写紙
10上の特定の狭い領域に設定することができ、転写紙
10の再利用の際に画像を形成する領域が広くなる。
【0064】次に、上記処理マークとして転写紙10の
再利用回数を表示するものを用い、該処理状況マークを
検知してトナー除去処理のプロセス条件を変更する制御
例について説明する。本実施例では、この処理状況マー
クを検知する検知手段として、給紙ユニット1の給紙ロ
ーラ102及び分離ローラ対103で給紙された転写紙
10の状態を検知する転写紙状態センサ105を設けて
いる。この転写紙状態センサ105は、CCDセンサ、
レーザ光を用いたセンサ等で構成され、転写紙10の再
利用回数を表示する処理状況マークを検知する。なお、
この転写紙状態センサ105は、転写紙10の表面のけ
ばだちの程度、転写紙10上の画像面積率、転写紙10
上の朱肉印等による印影の有無等を読み取るように構成
することもできる。
【0065】図8は同制御例のメインのフローチャート
であり、図9は同フローチャートのトナー除去処理モー
ドの処理工程を示すサブフローチャートであり、図10
は同サブフローチャートの剥離処理工程を示すサブフロ
ーチャートである。まず、図8において、上記のように
抵抗体914a,b,c,915に電流が流れて、各ロ
ーラ302a,b,c,402の加熱が開始され、各ロ
ーラ302a,b,c,402の温度が、それぞれ剥離
あるいは乾燥するのに充分な温度(RAM919内の設
定値)になったら、制御部920を介して操作表示部5
0に動作可能の表示(LED点灯等)を示す。そして、
該制御部920より動作指令データが送信されたら、C
PU904はメイン駆動モータ922を動作させ、同モ
ータの負荷が一定速度で駆動できたら、給紙モータ92
3を駆動し、給紙を開始する(ステップ1)。給紙され
た転写紙10は、転写紙状態センサ105で転写紙10
上に形成されている処理状況マークが検知され、再利用
の可否を判断するデータが読み込まれる(ステップ
2)。この検知データはA/Dコンバータ918でデジ
タルデータに変換され、必要な場合には転写紙10の状
態を判断するための画像処理が実行される(ステップ
3)。
【0066】次に、レジストモータ924がスキュー防
止のため給紙モータ923とのタイミングを計りながら
回転する(ステップ4)。そして、上記転写紙状態の検
知データがROM905に書き込まれている制御基準値
(画像面積率の限界値、再利用回数の限界値等)と比較
されて、トナー除去処理が可能かどうかが判断される
(ステップ5)。ここで、トナー除去処理不可と判断し
た場合は紙送りモードに入り(ステップ6)、偏向爪ソ
レノイド932を駆動し、排紙トレイ501bに転写紙
10を排紙する(ステップ7)。一方、トナー除去処理
可と判断した場合には、後述するトナー除去処理モード
が実行される(ステップ8)。
【0067】上記トナー除去処理モード(図9参照)で
は、レジストモータ924が紙保持ドラム601の開い
たクランプ爪602の位置に転写紙10を送り出す。こ
こで、紙保持ドラム601のクランプ爪602を閉じる
制御データがパラレルインターフェース908に送られ
ると、ドライバー910によりソレノイド926が動作
して、クランプ爪602が閉じて転写紙10をくわえ込
み(ステップ8−1)、紙保持ドラムモータ933をO
Nにして回転させる(ステップ8−2)。
【0068】次に、塗布ローラ207a,bによって、
上記紙保持ドラム601上の転写紙10に、上記界面活
性剤等の浸透促進液21、及び蒸留水等の処理液20を
塗布する(ステップ8−3)。これにより、転写紙10
とトナーとの間の界面部に処理液20を浸透させる。こ
こで、上記転写紙状態センサ105で読み取った検知デ
ータに基づいて、各液20,21の転写紙10への塗布
条件を異ならせても良い。
【0069】次に、加熱ランプ301a,b,cによる
加熱で、トナーが転写紙10から剥離しやすいようにす
るとともに、第1〜3剥離ローラ302a,b,cで転
写紙10上からトナーを剥離して取り除くトナー剥離処
理を実行する(ステップ8−4)。
【0070】このトナー剥離処理(図10参照)では、
まず、上記転写紙状態センサ105で読み取った転写紙
10の画像密度(転写紙10上のトナー付着量)の検知
データが、ROM905に書き込まれている制御基準値
と比較される(ステップ8−4−1)。ここで、画像密
度の検知データが該制御基準値c%より小さいと判断し
た場合は、3本の剥離ローラ302a,b,cの中で表
面粗さが最も細かく、軟化しているトナーに対する付着
能力が最も大きい第3剥離ローラ302cが剥離ローラ
加圧モータ929cにより紙保持ドラム601に接触す
るように移動され(ステップ8−4−2)、処理液20
を浸透させた界面部においてトナーが転写紙10上から
剥離されて除去される。一方、該制御基準値c%以上で
あると判断した場合は、一回目の剥離工程であるかどう
かを判断する(ステップ8−4−3)。ここで、一回目
の剥離工程であると判断した場合は、軟化しているトナ
ーに対する付着能力が最も小さい第1剥離ローラ302
aが剥離ローラ加圧モータ929aにより紙保持ドラム
601に接触するように移動され(ステップ8−4−
4)、処理液20を浸透させた界面部においてトナーが
転写紙10上から剥離されて除去される。一方、一回目
の剥離工程でないと判断した場合は、二回目の剥離工程
であるかどうかを判断し(ステップ8−4−5)、二回
目の剥離工程であると判断した場合は、軟化しているト
ナーに対して第1剥離ローラ302aと第3剥離ローラ
302cとの間の付着能力を有する第2剥離ローラ30
2bが剥離ローラ加圧モータ929bにより紙保持ドラ
ム601に接触するように移動され(ステップ8−4−
6)、処理液20を浸透させた界面部においてトナーが
転写紙10上から剥離されて除去される。また、二回目
の剥離工程でないと判断した場合は、上記第3剥離ロー
ラ302cが剥離ローラ加圧モータ929cにより紙保
持ドラム601に接触するように移動され(ステップ8
−4−2)、処理液20を浸透させた界面部においてト
ナーが転写紙10上から剥離されて除去される。
【0071】上記剥離処理を実行した後は、図9のステ
ップ8−5に戻って、上記CCDセンサ603aで転写
紙10上に残った未除去トナー画像を検知する。ここ
で、CCDセンサ603aによる検知データが、未除去
トナー画像の残画像面積の比率が所定の制御基準値a%
以下であるかどうかを判断する(ステップ8−6)。N
Oの場合には、更に上記液付与処理及び剥離処理を3回
以上行ったかどうかを判断する(ステップ8−7)。ス
テップ8−7でNOの場合には、更に上記液付与処理を
実行した後、上記図10のフローチャートに従って上記
剥離処理を繰り返す。これにより、転写紙10表面の繊
維をトナーとともに転写紙10上から剥離することな
く、転写紙10表面の損傷を最小限に抑えながら転写紙
10上からトナーを完全に除去することができるように
なる。
【0072】一方、ステップ8−7でYESの場合、す
なわち上記液付与処理及び剥離処理を所定回数繰り返し
ても一定面積のトナー画像が剥離できない場合には、そ
の未除去トナー画像がCCDセンサ603aで検知さ
れ、その検知データがRAM919に書き込まれてマー
ク形成ユニット30、分別ユニット40などの動作制御
に用いられる。そして、ソレノイド926をOFFし、
クランプ爪602を開いて転写紙10を開放して紙保持
ドラム601から分離し、乾燥ユニット4で乾燥した
(ステップ8−8,9)後、分別ユニット40に送られ
る。この分別ユニット40では、上記CCDセンサ60
3aに基づき、一定面積以上の未除去トナー画像が残存
している転写紙10bをガイド板42b内に搬送するよ
うに偏向爪41の位置を切り換える。これにより、転写
紙10bは再利用不可の転写紙用の排紙トレイ501b
に排紙される(ステップ8−10)。
【0073】上記ステップ8−6の判断でYESの場
合、すなわち残画像面積がa%以下の場合は、上記ステ
ップ8−8,9と同様にクランプ爪602を開いて転写
紙10を開放して紙保持ドラム601から分離し、乾燥
ユニット4で乾燥する(ステップ8−11,8−1
2)。
【0074】次に、マーク形成ユニット30で転写紙1
0に再利用回数に対応した処理状況マークを付与する
(ステップ8−13)。このマーク形成ユニットとして
は、上記穿孔ユニット、印字ユニット、プリンタユニッ
ト等を用いる。上記穿孔ユニットを用いた場合には、上
記CCDセンサ603aで既にパンチがあるかどうかを
検知し、パンチがあるときは、例えばその隣にパンチす
るように制御する。また、上記印字ユニットを用いた場
合には、例えば、上記CCDセンサ603aで既に転写
紙10の先端等に印字した〇、×等があるかどうかを検
知し、その〇、×印があるときは、例えばその隣に印字
するように制御する。また、再利用回数に応じて処理状
況マークの色を変えるように構成してもよい。例えば、
再利用回数1、2、3、4..に対して赤、青、黄、
緑..を対応させ、上記CCDセンサ603aで赤色の
処理状況マークを検知したときは、該マークの上に青の
処理状況マークを形成するように制御する。この処理状
況マークは、転写紙10の状態を示すデータとして次の
トナー除去処理で利用する。
【0075】そして、処理状況マークが付与された転写
紙10は、分別ユニット40に送られる。分別ユニット
40では、上記CCDセンサ603aに基づき、一定面
積以上の未除去トナー画像が残存していない転写紙10
aをガイド板42a内に搬送するように偏向爪41の位
置を切り換える。これにより、転写紙10aは再利用可
の転写紙用の排紙トレイ501aに排紙される(ステッ
プ8−14)。ここで、上記排紙レベルセンサ505
が、排紙トレイ501a上に排紙された転写紙10aを
検知し、パラレルインターフェース908を通じて紙有
りのデータを送り、CPU904は排紙トレイモータ9
31を動作させて排紙トレイ501aを下降させる。こ
の下降動作は排紙レベルセンサ505からの入力が紙無
しに対応する値になるまで続き、排紙トレイ501a上
の紙の高さはスタック量が多くなっても一定の高さにあ
り、常に安定した排紙動作が行なわれる。
【0076】以上、本制御例によれば、転写紙10上の
処理状況マークが表示する再利用回数を転写紙状態セン
サ105で検知し、その検知データを上記制御基準値で
ある限界値と比較し、該再利用回数が該限界値を超えて
トナー除去処理不可と判断した場合に、トナー除去処理
を禁止するという制御を行なうので、無駄なトナー除去
処理の実行を防止することができる。
【0077】図11は、上記処理状況マークに基づいた
他の制御例のフローチャートである。本制御例では、転
写紙10上の処理状況マークを検知して、そのマークが
表示する再利用回数の検知結果に基づき、液付与条件や
剥離条件の設定を変更するように制御している。なお、
剥離ローラとしては、転写紙10上のトナーに対して中
間の付着力を有する第2剥離ローラ302bを使用して
いる。
【0078】まず、図11において、給紙ユニット1か
ら給紙された転写紙10は、転写紙状態センサ105で
転写紙10上の再利用回数を表示する処理状況マークが
検知され、その再利用紙であるか否かが判断される(ス
テップ1,2)。転写紙10が再利用紙である場合は、
さらに再利用回数の検知データを所定の制御基準回数と
比較する(ステップ3)。ここで、転写紙10に上記界
面活性剤等の浸透促進液21が多く含まれていると再利
用時にトナーが乗り難く剥がれやすいので、該基準回数
より少ない場合は、転写紙10が傷んでいないと判断
し、塗布ローラ207aで浸透促進液21を通常より少
なめに塗布し、一方、該基準回数以上の場合には、転写
紙10が傷んでいると判断し、浸透促進液21を塗布し
ない(ステップ4,5)。そして、剥離時の剥離効率を
下げて転写紙表面の繊維を傷めないように、剥離ローラ
302bの加圧量及び加熱温度の設定値を通常値より低
くし、かつ紙保持ドラム601の回転数の設定値を通常
値より上げる(ステップ6)。
【0079】次に、処理液20を塗布した後、上記設定
条件でトナー剥離処理を実行し、上記CCDセンサ60
3aで転写紙10上に残った未除去トナー画像を検知す
る(ステップ7〜9)。ここで、CCDセンサ603a
による検知データにより、転写紙10上のトナー画像が
完全に除去されたか否かを判断する(ステップ10)。
NOの場合には、上記ステップ7〜9が繰り返される。
これにより、転写紙10表面の繊維をトナーとともに転
写紙10上から剥離することなく、転写紙10表面の損
傷を最小限に抑えながら、転写紙10上からトナーを完
全に除去することができるようになる。
【0080】一方、上記ステップ2で、転写紙10が再
利用紙でないと判断した場合には、浸透促進液21及び
処理液20を通常量塗布した後、剥離ローラ302bの
加圧量、加熱温度、及び紙保持ドラム601の回転数を
通常値に設定する(ステップ11,12)。そして、ト
ナー剥離処理を実行し、上記CCDセンサ603aで転
写紙10上に残った未除去トナー画像を検知する(ステ
ップ13,14)。ここで、CCDセンサ603aによ
る検知データにより、転写紙10上のトナー画像が完全
に除去されたか否かを判断する(ステップ15)。NO
の場合には、上記ステップ12〜14が繰り返される。
これにより、転写紙10表面の繊維をトナーとともに転
写紙10上から剥離することなく、転写紙10表面の損
傷を最小限に抑えながら、転写紙10上からトナーを完
全に除去することができるようになる。
【0081】次に、トナー画像が完全に除去された後、
転写紙10をクランプ爪602から開放し、紙保持ドラ
ム601から分離した後、乾燥ユニット4で乾燥する
(ステップ16)。そして、マーク形成ユニット30に
より、再利用回数に対応した処理状況マークを転写紙1
0に付与し、処理状況マークが付与された転写紙10
を、分別ユニット40に送り、再利用可の転写紙用の排
紙トレイ501aに排紙する(ステップ17)。
【0082】なお、上記図11の制御のステップ3で
は、再利用回数の検知データにより、転写紙10が傷ん
でいると判断した場合に、界面活性剤等の浸透促進液2
1を塗布しないで水等の処理液20のみを塗布し、使用
する剥離ローラ302の加圧量及び加熱温度を通常値よ
り低くし、かつ、紙保持ドラム601の回転数を通常値
より上げた条件で、液付与処理及び剥離処理を行なって
いるが、これに加え、転写紙10が傷んでいると判断し
た場合に、乾燥時の転写紙表面のけばだちを押えるため
に上下乾燥ローラ402,404間の圧接力を通常より
強く設定して乾燥工程を行なうように制御しても良い。
また、転写紙10上の軟化しているトナーに対して付着
能力が小さい剥離ローラを選択して使用するように制御
してもよい。また、転写紙10が傷んでいると判断した
場合の上記液付与条件、剥離条件、紙保持ドラム601
の駆動条件、乾燥条件等の設定変更は、単独で行なって
もいいし、適宜組合わせて複合的に行なってもよい。
【0083】以上、本制御例によれば、転写紙10上の
処理状況マークが表示する再利用回数を転写紙状態セン
サ105で検知し、その検知データを上記制御基準値と
比較し、該再利用回数が該基準値を超えている場合に
は、転写紙10が傷んでいると判断し、浸透促進液21
を塗布を制限し、トナー剥離処理における剥離効率を下
げているので、転写紙表面の繊維を更に傷めることな
く、転写紙10の再利用寿命を延ばすことができる。
(以下、余白)
【0084】次に、本発明を他のトナー除去装置に適用
した実施例について説明する。本実施例に係る給紙ユニ
ット1において転写紙10は、上記図1に示したトナー
除去装置とは異なり、装置下部の給紙トレイ101a内
に載置され、最上部のものから給紙ローラ102で給紙
される。また、この給紙ユニット1には、後に詳述す
る、例えば反射型フォトセンサで構成された、転写紙状
態センサ105が設けられている。
【0085】また、転写紙状態センサ105より転写紙
搬送方向下流側には、偏向爪41aが設けられている。
この偏向爪41aは、該転写紙状態センサ105の検知
結果により変位され、後述するトナー除去処理ユニット
6aと回収容器501cとの間で転写紙10の搬送経路
を切り換える。そして、上記偏向爪41aによって再生
できない転写紙10は、不要な消去処理がされることな
く排出される。そして、この転写紙10を収容する回収
容器501cが図中右下部に設けられている。
【0086】一方、再生可能な転写紙10は、トナー除
去処理ユニット6aに搬送される。トナー除去処理ユニ
ット6aは、搬送経路に沿って、給液装置と、トナー剥
離装置と、乾燥装置とを備えている。この給液装置は、
処理液20を収容する液容器201と、液容器201の
処理液20を転写紙10に供給する塗布ローラ207、
及び塗布ローラ207と転写紙10を挾んで反対側から
転写紙10を押える押圧ローラ207cを備えている。
次に、トナー剥離装置は、加熱ランプ301dを内蔵し
た剥離ローラ302と、加熱ランプ301eを内蔵して
該剥離ローラ302に圧接する押圧ローラ207dと、
剥離ローラ302の表面をクリーニングするクリーニン
グ装置304を備えている。そして、乾燥装置は、加熱
ランプ301f内蔵の乾燥ローラ402と、複数の支持
ローラ405に掛け渡され、該乾燥ローラ402の周面
に一定角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベル
ト406とを備えている。
【0087】上記トナー除去処理ユニット6aの搬送方
向下流に配置された紙受けユニット5は、装置上方に、
上記トナー除去処理ユニット6aによるトナー除去処理
を受けた転写紙10を収容する排紙トレイ501aを備
えている。
【0088】そして、処理状況マーク形成ユニット30
が、搬送方向下流の上記トナー除去処理ユニット6aと
の紙受けユニット5との間に設けられ、このユニットは
トナー除去処理後の転写紙10にマーク印字時の位置決
めをする転写紙検出センサ30a、マーク印字装置30
b、及び転写紙支持部材30cとからなっている。
【0089】以上の構成において、処理状況マーク形成
ユニット30は、例えば、図示のように、転写紙の搬送
方向先端に転写紙検出センサ30aを配設し、後端にマ
ーク印字装置30bを配設した場合、まず、給紙された
転写紙10がトナー除去処理ユニット6aの上流側を搬
送されるときに、1つ又は複数の上記転写紙状態センサ
105で転写紙10の裏面に印字されているマークの個
数を読み取り、その個数を例えば記憶手段などに一時的
に記憶する。次に、トナー除去処理ユニット6aによる
トナー除去処理後、下流側に設けられた転写紙検出セン
サ30aによって転写紙10の先端部が検出され、マー
ク印字のための位置決めがなされる。位置決めされた転
写紙10は、マーク印字装置30bによって転写紙10
の裏面にマークを追加印字される。そしてこの印字を行
うため、例えば、2回目以降のマークが、前回のマーク
の位置と重なったり、マークの間隔が不規則になったり
しないように、前回のマークから所定の間隔を空けた位
置に印字されるよう、あらかじめ印字タイミングをプロ
グラムしておく。これにより、例えば、先に記憶したマ
ークの個数に対応して、そのマークの後ろに整然と新た
なマークが印字され、2回目以降のマーク読み取りの際
の転写紙状態センサ105の誤動作を防ぐことができ
る。
【0090】また、図示のマーク印字装置30bでは、
ソレノイドのプランジャー先端に設けられたマーク印字
部30dを上下方向に駆動するようにしている。そし
て、マーク印字装置30bの転写紙10の搬送経路を挾
んで反対側の転写紙支持部材30cが印字の際の転写紙
10を支持するので、転写紙10に対してマークが正確
に印字される。なお、転写紙10の搬送速度が低速の場
合は搬送中に印字してもよいが、速度が速い場合は印字
品質を確保するため、一旦転写紙10を止めてから印字
してもよい。
【0091】ここで、マークを印字する位置はできるだ
け転写紙10の再使用に差し支えなく、かつ見栄えの悪
くならないような位置が望ましく、本実施例では転写紙
裏面としている。図13は、トナー除去装置において、
転写紙10を短手方向Pに搬送するときのマーク形成位
置を示す例である。この例では、転写紙10の搬送方向
と直交する方向において、転写紙10の中心から転写紙
下部に距離lだけ離れた位置であって、転写紙10の搬
送方向先端よりある距離aだけ離れたところに最初のマ
ークを印字する。その後は回数に応じて一定のピッチS
だけ順次ずらして搬送方向Pとは反対方向にマークを追
加印字していく。ここで転写紙状態センサ105は、少
なくとも転写紙10裏面のマークを検出できるように設
けられていることが必要である。このため、転写紙10
の裏面に対向し、かつ搬送方向Pに移動するマークを検
出できるように、転写紙10の中心から転写紙下方に距
離lだけ離れた位置に配設されている。また、転写紙1
0の画像形成面を上向きにしたまま180度回転させて
セットした場合でもマークを検出できるように、同じ転
写紙裏面において、転写紙10の中心から反対側に距離
lだけ離れた位置にも配設されている。これにより、画
像形成面を上に向けて給紙ユニット1にセットされてい
れば、転写紙10の上下の向きにかかわらずトナーが除
去できるというメリットがある。
【0092】なお、本実施例のトナー除去装置は転写紙
の片面のトナーを除去するものであるが、上記センサ1
05を、更に転写紙10の搬送経路を挾んで反対側に2
つ設けて転写紙10を裏表に対して合計4つ配設してお
けば、転写紙10を裏表や上下に無関係にセットしても
マーク印字面が検出できるようになるので、マークの総
個数を確実に検出できる。また、セットされた転写紙1
0の状態に応じて所定の位置にマーク印字装置30bを
移動させて印字する構成にすれば、転写紙10の裏面に
おいて、最初に形成されたマークの後に続けて新たにマ
ークを並べることができる。また、あらかじめ転写紙状
態センサ105によってマークの総個数を検出しておく
構成のものについては、トナー除去処理の際にマークご
と除去してしまい、トナー除去処理によって転写紙10
の両面のトナーを除去した後、改めて一方の面にマーク
を印字しなおすように制御してもよい。これにより、転
写紙10を所定の向きにセットするわずらわしさがなく
なる。
【0093】また、印字されるマークはユーザに容易に
認識できる形状で、かつセンサがトナー像とマークとを
識別できることを考慮して、その色や反射率を選定する
ことが望ましい。また、再生された転写紙10を複写機
などへセットする際、転写紙10のセット方向が自由で
あると、次にリサイクルするときの転写紙10にマーク
が整然と並ばなかったりする恐れがあるので、転写紙1
0のセット方向をユーザに指示するため、図14の
(a)乃至(d)に示す三角形、つばさ形、ハート形、
矢印形など、方向を示すようなマーク形状にしてもよ
い。更に、転写紙10のリサイクル回数には制限がある
ので、異なるマークを印字できる印字装置であれば、最
後のマークをそれ以前のものと異なったマークや文字で
印字するなどして、最終のリサイクル回数であることを
ユーザに判り易くすることもできる。
【0094】次に、一例として、上記処理状況マーク形
成ユニット30によってマークが印字された転写紙を、
複写機にセットして再使用する方法を図15(a),
(b)に示す。一般に、複写機の転写紙載置方式は大別
して、複写機本体の側方に設けられた外トレイや手差し
台に載置する方式のものと、複写機内に設けられた内蔵
トレイに載置する方式のものがある。そして例えば、前
者の画像形成のためには、図15(a)に示すように転
写紙10に画像を形成しようとする面を上にしてセット
し、図中矢印Q方向に搬送するものがある。一方、後者
の画像形成のためには、図15(b)に示すように転写
紙10に画像を形成しようとする面を下にしてセット
し、図中矢印R方向に搬送するものがある。したがっ
て、再生した転写紙10を複写機に使用するときには、
裏面に形成されたマークの位置を正しくあわせ、それぞ
れの転写紙載置方式に応じて、複写機のトレイ又は手差
し台に転写紙をセットすれば、複写された画像は図13
に示すように必ず転写紙10の表面に形成される。そし
て、この転写紙を本実施例のトナー除去装置によって再
生するときは、複写機の転写紙載置方式と同様に、給紙
ユニット1に画像面を上にしてマークの位置を正しくあ
わせてセットすれば、マーク位置をきれいに並べて付与
することができ、以降のマーク形成処理のときに好都合
となる。
【0095】以上の構成によれば、再生の繰り返しごと
に転写紙10の再生利用回数を転写紙上に記録するた
め、ユーザ自身あるいはトナー除去装置側で判断するこ
とができるので好都合である。また、マーク形成方法に
は上記第1の実施例で示したような孔をあける方法や、
他の方法として転写紙に浮き出し(すかし)を行う方法
があるが、これらの方法に比して上記実施例で採用した
方法では、前者に対しては抜きカスが出ないので孔の跡
が見苦しくなく、後者に対しては、再生処理中にすかし
が消失する恐れがないといったメリットがある。このよ
うに、本実施例のトナー除去装置は、転写紙裏面へマー
クを印字するという簡単な方法で、転写紙10の再生利
用回数を表示することができる。
【0096】なお、上記各実施例において、転写紙10
の再利用回数に代えて、又は加えて、トナー除去処理の
プロセス条件、例えば浸透促進液21及び処理液20の
付与条件、剥離ローラの種類、他の剥離条件(剥離処理
の繰り返し回数、剥離スピード、加熱温度、剥離密度
等)、乾燥時間、乾燥ローラの圧接力等の情報を処理状
況マークに含めるように構成することもできる。
【0097】また、上記各実施例では、転写紙10上の
処理状況マークが表示する再利用回数を転写紙状態セン
サ105で検知し、その検知データに基づいて、次のト
ナー除去処理のプロセス条件を変更しているが、該処理
状況マークを、転写紙10の再利用時、即ち再利用転写
紙への画像形成時のプロセス条件の変更に利用してもよ
い。例えば、電子写真方式の画像形成装置により、トナ
ーを除去した再利用転写紙に画像を形成する場合、転写
紙10が帯電しくくなっているため、感光体から該転写
紙へのトナーの転写時に転写不良が生じてしまうおそれ
がある。そこで、該転写紙上の処理状況マークが表示す
る再利用回数を転写紙状態センサで検知し、その検知デ
ータが表示する再利用回数に応じて転写時の帯電能力を
アップするように、画像形成時のプロセス条件を変更し
てもよい。
【0098】また、上記各実施例では、本発明を転写型
の電子写真複写機によって画像が形成される転写紙10
に適用しているが、ファクシミリ、プリンター、印刷機
等の他の画像形成装置で用いる記録紙等の像保持体にも
適用できる。また、本発明は、繊維質の構造をした像保
持体に限定されることなく、画像を形成することができ
る像保持体に適用できる。また、本発明が適用できる像
保持体は、例えば、プラスチック層等のベースシートの
表面層が紙等の材料層である積層物等であってもよい。
【0099】なお、本発明のトナー除去装置は、転写紙
10の有効利用を図る目的として、転写紙10が何回再
生されたかを判別し、再生可能な転写紙10についてト
ナー除去をした後、次の再生の目安となるマークを付与
するものであるが、これに代え、例えば文書偽造の防止
を目的として、転写紙10にマークを付与することによ
り、転写紙10が再生されたものであるか否かをユーザ
が容易に判別できるようにしてもよい。この場合は、マ
ークを付与するだけでよく、マークの検出は必ずしも必
要としない。
【0100】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、上記像
形成物質除去の処理工程における処理状況を表示する処
理状況マークを該像保持体に形成することにより、該処
理状況マークから該像保持体の過去の履歴の情報を得る
ことができるようになる。したがって、該像保持体の履
歴を把握して、該情報を該像保持体の次の像形成物質除
去処理におけるプロセス条件の変更等の制御に使用する
ことができ、更には該次の像形成物質除去処理における
プロセス条件の適正化を図ることができるようになると
いう効果がある。
【0101】また、請求項3の発明によれば、上記処理
状況マークが、上記像形成物質除去の処理工程で除去可
能であることにより、各像形成物質除去の処理工程で、
既存の処理状況マークを消去し、新しい処理状況マーク
を形成することができるようになる。したがって、処理
状況マークを形成する領域を、像保持体の特定の狭い領
域に設定することができ、該像保持体の再利用の際に画
像を形成する領域が広くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【図2】同トナー除去装置の電装部のブロック図。
【図3】(a)は同トナー除去装置に用いる穿孔ユニッ
トの正面図。(b)は同穿孔ユニットの斜視図。
【図4】同トナー除去装置に用いる印字ユニットの斜視
図。
【図5】変形例に係る印字ユニットの斜視図。
【図6】同トナー除去装置に用いるプリンタユニットの
概略構成図。
【図7】バーコードが形成された転写紙の斜視図。
【図8】同トナー除去装置の制御例のフローチャート。
【図9】同フローチャートのトナー除去処理モードを示
すサブフローチャート。
【図10】同サブフローチャートのトナー剥離処理を示
すサブフローチャート。
【図11】同トナー除去装置の他の制御例のフローチャ
ート。
【図12】本発明の他の実施例に係るトナー除去装置の
概略構成を示す正面図。
【図13】同トナー除去装置における転写紙の搬送方向
とマーク形成状態を示す説明図。
【図14】同トナー除去装置のマーク形成ユニットによ
って形成されるマーク例を示す説明図。
【図15】複写機等への転写紙搬送方法の説明図。
【符号の説明】
1 給紙ユニット 4 乾燥ユニット 5 紙受けユニット 6 液付与ユニット兼トナー剥離ユニット 9 制御部 10 転写紙 20 処理液 21 浸透促進液 30 処理状況マーク形成ユニット 40 分別ユニット 105 転写紙状態センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉本 信一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 浅場 陽一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 谷川 清 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 貞夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木村 祥之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 安藤 和弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 斉藤 忠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体と該像形成物質との付着状態を不安定状態にする
    不安定化剤を該像保持体に付与する工程と、該不安定化
    剤が付与された像保持体上の像形成物質に剥離部材を密
    接させて、該像保持体から該像形成物質を剥離して取り
    除く工程とを有する像保持体からの像形成物質除去方法
    において、 該像形成物質除去の処理状況を表示する処理状況マーク
    を該像保持体に形成する工程を有することを特徴とする
    像保持体からの像形成物質除去方法。
  2. 【請求項2】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体と該像形成物質との付着状態を不安定状態にする
    不安定化剤を該像保持体に付与する不安定化剤付与手段
    と、該不安定化剤が付与された像保持体上の像形成物質
    に剥離部材を密接させて、該像保持体から該像形成物質
    を剥離して取り除く剥離手段とを備えた像保持体からの
    像形成物質除去装置において、 該像形成物質除去の処理状況を表示する処理状況マーク
    を該像保持体に形成する処理状況マーク形成手段を設け
    たことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装
    置。
  3. 【請求項3】上記処理状況マークが、上記像形成物質除
    去処理で除去可能であることを特徴とする請求項2の像
    保持体からの像形成物質除去装置。
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