JP3296654B2 - 像保持体再生装置 - Google Patents
像保持体再生装置Info
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- JP3296654B2 JP3296654B2 JP03017694A JP3017694A JP3296654B2 JP 3296654 B2 JP3296654 B2 JP 3296654B2 JP 03017694 A JP03017694 A JP 03017694A JP 3017694 A JP3017694 A JP 3017694A JP 3296654 B2 JP3296654 B2 JP 3296654B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ等の画像形成装置によって像形成物質(例
えば、黒色トナー)を安定に付着記録させた像保持体
(例えば、転写紙)と像形成物質との付着状態を不安定
化状態にして、記録済みの像保持体から像形成物質を取
り除き、再生紙として再利用可能にするようにした像保
持体再生装置に関する。
リ、プリンタ等の画像形成装置によって像形成物質(例
えば、黒色トナー)を安定に付着記録させた像保持体
(例えば、転写紙)と像形成物質との付着状態を不安定
化状態にして、記録済みの像保持体から像形成物質を取
り除き、再生紙として再利用可能にするようにした像保
持体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写や印刷等に用いられる用紙
は、その表面にトナー等の像形成物質を付着させること
で可視画像を担持して像保持体としての機能を発揮する
ものである。このような用紙は、通常、パルプを原料と
して作製されるが、近年では、資源保護の観点から不要
となった用紙に処理を施して再生紙として再利用するこ
とが叫ばれ、オフィス等で使用可能な再生方法ないしは
装置が種々提案されるに至っている。その一例として、
例えば、脱墨可能なトナーを主要部とする現像剤を用い
る電子写真法で記録がなされて不要となった用紙(書
類)に関して、そのトナーを除去して再生紙とするオフ
ィス向けのトナー除去装置がある。より具体的には、ト
ナーで記録済み像保持体に不安定化剤としての水、界面
活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及
び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水溶液からなる
群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を保持
させるとともに、剥離部材を介在させ、前記像保持体上
のトナーをこの剥離部材に加熱接着又は加圧接着して、
前記像保持体から剥離するようにしたトナー除去装置
が、本出願人により提案されている(例えば、特願平4
−255916号参照)。この方式によれば、像保持体
の紙質を比較的損なうことなく、トナーのみを除去する
ことができる。
は、その表面にトナー等の像形成物質を付着させること
で可視画像を担持して像保持体としての機能を発揮する
ものである。このような用紙は、通常、パルプを原料と
して作製されるが、近年では、資源保護の観点から不要
となった用紙に処理を施して再生紙として再利用するこ
とが叫ばれ、オフィス等で使用可能な再生方法ないしは
装置が種々提案されるに至っている。その一例として、
例えば、脱墨可能なトナーを主要部とする現像剤を用い
る電子写真法で記録がなされて不要となった用紙(書
類)に関して、そのトナーを除去して再生紙とするオフ
ィス向けのトナー除去装置がある。より具体的には、ト
ナーで記録済み像保持体に不安定化剤としての水、界面
活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及
び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水溶液からなる
群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を保持
させるとともに、剥離部材を介在させ、前記像保持体上
のトナーをこの剥離部材に加熱接着又は加圧接着して、
前記像保持体から剥離するようにしたトナー除去装置
が、本出願人により提案されている(例えば、特願平4
−255916号参照)。この方式によれば、像保持体
の紙質を比較的損なうことなく、トナーのみを除去する
ことができる。
【0003】このようなトナー除去装置でトナーが除去
された用紙は、再生紙として、画像形成装置の給紙部に
セットされて、再度、複写や印刷等に供される。
された用紙は、再生紙として、画像形成装置の給紙部に
セットされて、再度、複写や印刷等に供される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のト
ナー除去装置によるトナー除去処理に供され得る書類を
考えた場合、種々雑多であり、適切なる対応が必要とな
る。例えば、コピーによりトナー像が形成された書類と
いっても、その後の利用過程で、適宜、印鑑・スタンプ
等による押印、インク等によるサイン書込み、ペン・鉛
筆等によるメモ書き、色塗り等の施されたものも多々あ
り、このような書類にトナー除去処理を施してもこれら
の画像を除去できず、全白とならないので再生紙として
不適なものとなってしまう。特に、証明書等における印
鑑押印画像やサイン画像については、トナー除去装置で
は除去し得ないことから、逆に、これらの印鑑押印画像
やサイン画像のみが残る状態にトナー除去処理を行うこ
とにより、印鑑やサインを悪用し得る状態の用紙が得ら
れてしまう可能性があるので、このような書類に関して
は悪用防止策が必要となる。また、書類によっては、そ
の文書内容が消去されては困るものも多々あるので、ト
ナー画像といえども、無闇に消去してしまわない対処が
必要である。特に、秘密文書等については、その消去対
策を確保することが必要といえる。
ナー除去装置によるトナー除去処理に供され得る書類を
考えた場合、種々雑多であり、適切なる対応が必要とな
る。例えば、コピーによりトナー像が形成された書類と
いっても、その後の利用過程で、適宜、印鑑・スタンプ
等による押印、インク等によるサイン書込み、ペン・鉛
筆等によるメモ書き、色塗り等の施されたものも多々あ
り、このような書類にトナー除去処理を施してもこれら
の画像を除去できず、全白とならないので再生紙として
不適なものとなってしまう。特に、証明書等における印
鑑押印画像やサイン画像については、トナー除去装置で
は除去し得ないことから、逆に、これらの印鑑押印画像
やサイン画像のみが残る状態にトナー除去処理を行うこ
とにより、印鑑やサインを悪用し得る状態の用紙が得ら
れてしまう可能性があるので、このような書類に関して
は悪用防止策が必要となる。また、書類によっては、そ
の文書内容が消去されては困るものも多々あるので、ト
ナー画像といえども、無闇に消去してしまわない対処が
必要である。特に、秘密文書等については、その消去対
策を確保することが必要といえる。
【0005】この点、例えば、処理対象となった書類に
トナー除去処理を施した後で、未除去画像の有無を検知
することにより、消去漏れ画像や印鑑押印画像やサイン
画像等が残り再生紙として不適なものを検知し、かつ、
印鑑押印部にはパンチ穴をあけるとか上塗りを施して再
使用を防止するようにしたものが本出願人により提案さ
れている。この場合、印鑑押印画像有りのものは分別し
てストックさせるようにする工夫もなされている。ま
た、インク手書き等により残った画像を有するものに
は、条件を変えて再生紙とするための再処理を施すこと
も提案されている。
トナー除去処理を施した後で、未除去画像の有無を検知
することにより、消去漏れ画像や印鑑押印画像やサイン
画像等が残り再生紙として不適なものを検知し、かつ、
印鑑押印部にはパンチ穴をあけるとか上塗りを施して再
使用を防止するようにしたものが本出願人により提案さ
れている。この場合、印鑑押印画像有りのものは分別し
てストックさせるようにする工夫もなされている。ま
た、インク手書き等により残った画像を有するものに
は、条件を変えて再生紙とするための再処理を施すこと
も提案されている。
【0006】しかし、このような提案例による場合、一
旦、書類をトナー除去処理部を通してトナー除去処理を
施した後の除去結果に基づき適宜処理を行うものであ
り、コスト面、時間面等において効率の悪いものであ
る。また、消去してしまっては都合の悪い画像を有する
書類に関しては、一旦、トナー除去処理部を通してしま
うので、不用意に消去してしまう可能性がある。
旦、書類をトナー除去処理部を通してトナー除去処理を
施した後の除去結果に基づき適宜処理を行うものであ
り、コスト面、時間面等において効率の悪いものであ
る。また、消去してしまっては都合の悪い画像を有する
書類に関しては、一旦、トナー除去処理部を通してしま
うので、不用意に消去してしまう可能性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の像保持体
再生装置は、像形成物質を安定に付着させた記録済み像
保持体に対してこの像保持体と前記像形成物質との付着
状態を不安定状態にする除去処理を施して像保持体を再
生する像形成物質除去処理部を備えた像保持体再生装置
において、前記像形成物質除去処理部に搬送される像保
持体上の除去不適画像又は付着物の有無を検知する画像
特性判別手段と、この画像特性判別手段による判別結果
に応じて前記像保持体に対する前記像形成物質除去処理
部による除去処理の実行・不実行を制御する動作制御手
段とを設け、前記画像特性判別手段の検知対象とする除
去不適画像又は付着物を、通常画像用のトナーと特性を
異ならせた特殊トナー画像又は付着物とした。
再生装置は、像形成物質を安定に付着させた記録済み像
保持体に対してこの像保持体と前記像形成物質との付着
状態を不安定状態にする除去処理を施して像保持体を再
生する像形成物質除去処理部を備えた像保持体再生装置
において、前記像形成物質除去処理部に搬送される像保
持体上の除去不適画像又は付着物の有無を検知する画像
特性判別手段と、この画像特性判別手段による判別結果
に応じて前記像保持体に対する前記像形成物質除去処理
部による除去処理の実行・不実行を制御する動作制御手
段とを設け、前記画像特性判別手段の検知対象とする除
去不適画像又は付着物を、通常画像用のトナーと特性を
異ならせた特殊トナー画像又は付着物とした。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】請求項2記載の像保持体再生装置は、請求
項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、像形成物
質除去処理部により除去処理が実行される像保持体と除
去処理が実行されない像保持体とを仕分け排紙する排紙
手段を設けたものである。
項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、像形成物
質除去処理部により除去処理が実行される像保持体と除
去処理が実行されない像保持体とを仕分け排紙する排紙
手段を設けたものである。
【0013】請求項3記載の像保持体再生装置は、請求
項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、像形成物
質除去処理部による除去処理が実行されない像保持体を
保管する保管手段と、この保管手段からの前記像保持体
の取出しを規制する規制手段と、この規制手段による取
出し規制を解除する解除手段とを設けたものである。
項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、像形成物
質除去処理部による除去処理が実行されない像保持体を
保管する保管手段と、この保管手段からの前記像保持体
の取出しを規制する規制手段と、この規制手段による取
出し規制を解除する解除手段とを設けたものである。
【0014】請求項1記載の像保持体再生装置において
は、像形成物質除去部による処理に先立ち、画像特性判
別手段により像保持体が除去不適画像又は付着物を有す
るか否かを検知して判別し、動作制御手段によって像形
成物質除去処理部による除去処理を実行するか否かを制
御するので、像形成物質除去処理部を一旦通す前に除去
不適なものを排除でき、除去漏れが生じてしまう余分な
除去処理を行う必要がなく、除去に適したもののみに除
去処理を施すことになり効率のよい再生紙作製となる。
また、除去不適画像又は付着物を通常画像用のトナーと
特性を異ならせた特殊トナー画像又は付着物としたの
で、秘密文書等については特殊トナー画像にて形成して
おくことにより、像形成物質除去処理部で画像が消去さ
れてしまうトラブル、秘密文書の悪用を防止できる。
は、像形成物質除去部による処理に先立ち、画像特性判
別手段により像保持体が除去不適画像又は付着物を有す
るか否かを検知して判別し、動作制御手段によって像形
成物質除去処理部による除去処理を実行するか否かを制
御するので、像形成物質除去処理部を一旦通す前に除去
不適なものを排除でき、除去漏れが生じてしまう余分な
除去処理を行う必要がなく、除去に適したもののみに除
去処理を施すことになり効率のよい再生紙作製となる。
また、除去不適画像又は付着物を通常画像用のトナーと
特性を異ならせた特殊トナー画像又は付着物としたの
で、秘密文書等については特殊トナー画像にて形成して
おくことにより、像形成物質除去処理部で画像が消去さ
れてしまうトラブル、秘密文書の悪用を防止できる。
【0015】請求項2記載の像保持体再生装置において
は、像形成物質除去処理部を通した像保持体と通さない
像保持体とを排紙手段で仕分け排紙させるので、像形成
物質が除去されて再生紙として再利用される像保持体
と、除去不適画像又は付着物を有して再生処理を受けて
いない像保持体とを明確に区別し得るとともに、オペレ
ータの手作業による仕分けを要しないものとなる。
は、像形成物質除去処理部を通した像保持体と通さない
像保持体とを排紙手段で仕分け排紙させるので、像形成
物質が除去されて再生紙として再利用される像保持体
と、除去不適画像又は付着物を有して再生処理を受けて
いない像保持体とを明確に区別し得るとともに、オペレ
ータの手作業による仕分けを要しないものとなる。
【0016】また、請求項3記載の像保持体再生装置に
おいては、除去不適画像又は付着物を有して像形成物質
除去処理部による除去処理が実行されない像保持体は保
管手段に保管し、解除手段により規制手段の取出し規制
を解除しないと取出せないので、印鑑押印画像を有する
とか秘密性を要する像保持体に関して、特定の人以外の
悪用、不正利用をより確実に防止できる。
おいては、除去不適画像又は付着物を有して像形成物質
除去処理部による除去処理が実行されない像保持体は保
管手段に保管し、解除手段により規制手段の取出し規制
を解除しないと取出せないので、印鑑押印画像を有する
とか秘密性を要する像保持体に関して、特定の人以外の
悪用、不正利用をより確実に防止できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例は、例えば転写型の電子写真複写機やレー
ザプリンタ等によって画像が形成された像保持体として
の転写紙1から、像形成物質としての熱溶融性トナー
(以下、単にトナーという)を取り除くようにしたトナ
ー除去装置(像保持体再生装置)2に適用したものであ
る。
る。本実施例は、例えば転写型の電子写真複写機やレー
ザプリンタ等によって画像が形成された像保持体として
の転写紙1から、像形成物質としての熱溶融性トナー
(以下、単にトナーという)を取り除くようにしたトナ
ー除去装置(像保持体再生装置)2に適用したものであ
る。
【0018】まず、本発明が適用される一例となる既提
案方式のトナー除去装置2の基本構成の概略を図2によ
り説明する。このトナー除去装置2は、大別すると、不
要になって再生紙作製の対象となるトナー像を有する転
写紙1を給紙する給紙部3と、この転写紙1に対して実
際にトナー除去処理を実行するトナー除去処理部(像形
成物質除去処理部)4と、トナーが除去されて再生紙と
なった転写紙1の排紙を受ける排紙部(排紙手段)5と
により構成されている。前記給紙部3は積載状態で収容
しているトナー像が形成された転写紙1を1枚ずつトナ
ー除去処理部4側に向けて分離給紙するものである。ま
た、トナー除去処理部4は給紙部3から給紙された転写
紙1に液を供給する液付与ユニット6と、液が供給され
た転写紙1からトナーを除去するトナー剥離ユニット7
と、トナーが除去された転写紙1を乾燥させる乾燥ユニ
ット8とにより構成されている。
案方式のトナー除去装置2の基本構成の概略を図2によ
り説明する。このトナー除去装置2は、大別すると、不
要になって再生紙作製の対象となるトナー像を有する転
写紙1を給紙する給紙部3と、この転写紙1に対して実
際にトナー除去処理を実行するトナー除去処理部(像形
成物質除去処理部)4と、トナーが除去されて再生紙と
なった転写紙1の排紙を受ける排紙部(排紙手段)5と
により構成されている。前記給紙部3は積載状態で収容
しているトナー像が形成された転写紙1を1枚ずつトナ
ー除去処理部4側に向けて分離給紙するものである。ま
た、トナー除去処理部4は給紙部3から給紙された転写
紙1に液を供給する液付与ユニット6と、液が供給され
た転写紙1からトナーを除去するトナー剥離ユニット7
と、トナーが除去された転写紙1を乾燥させる乾燥ユニ
ット8とにより構成されている。
【0019】これにより、概略的には、給紙部3から搬
送された転写紙1は液付与ユニット6で転写紙1とトナ
ーとの付着状態を不安定状態にする不安定化剤(以下、
「処理液」という)9が付与され、この処理液9を少な
くとも転写紙1とトナーとの界面部に浸透させる。そし
て、トナー剥離ユニット7の剥離ローラ10によって、
処理液9を浸透させた界面部においてトナーを転写紙1
から剥離した後、転写紙1は乾燥ユニット8の乾燥ロー
ラ11で乾燥され、排紙部5に排紙される。
送された転写紙1は液付与ユニット6で転写紙1とトナ
ーとの付着状態を不安定状態にする不安定化剤(以下、
「処理液」という)9が付与され、この処理液9を少な
くとも転写紙1とトナーとの界面部に浸透させる。そし
て、トナー剥離ユニット7の剥離ローラ10によって、
処理液9を浸透させた界面部においてトナーを転写紙1
から剥離した後、転写紙1は乾燥ユニット8の乾燥ロー
ラ11で乾燥され、排紙部5に排紙される。
【0020】ここで、前記処理液9としては、水、水溶
性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及
び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液からなる
群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を用い
ることができる。また、これらの水又は水溶液には、所
定の有機溶剤を含有させてもよい。さらには、処理液9
として有機溶剤のみを用いるようにしてもよい。
性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及
び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液からなる
群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を用い
ることができる。また、これらの水又は水溶液には、所
定の有機溶剤を含有させてもよい。さらには、処理液9
として有機溶剤のみを用いるようにしてもよい。
【0021】ここに、前記水溶性ポリマーとしては、例
えば、デンプン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプ
ン、タピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ
等)、マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒
天、アルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロア
オイ、トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物によ
る粘質物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(に
かわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリ
マーや、セルロース系(ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性
デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプン等)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ
得るが、これらに限定されるものではない。
えば、デンプン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプ
ン、タピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ
等)、マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒
天、アルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロア
オイ、トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物によ
る粘質物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(に
かわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリ
マーや、セルロース系(ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性
デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプン等)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ
得るが、これらに限定されるものではない。
【0022】また、前記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリビニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノ硫酸エスタル、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エ
ーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコ
ール、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)
の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリビニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノ硫酸エスタル、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エ
ーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコ
ール、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)
の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0023】さらに、水又は水溶液に含有させる前記有
機溶剤としては、例えば、ターベンチン、ジベンテン、
ブチルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテー
ト、キシレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセト
ンアルコール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼ
ン、メチルエチケトン、メチルアセテート、メチレンク
ロリド、エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソ
ルブ、ジオキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シク
ロヘキサノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに
限定されるものではない。
機溶剤としては、例えば、ターベンチン、ジベンテン、
ブチルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテー
ト、キシレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセト
ンアルコール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼ
ン、メチルエチケトン、メチルアセテート、メチレンク
ロリド、エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソ
ルブ、ジオキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シク
ロヘキサノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに
限定されるものではない。
【0024】一方、単独で用い得る前記有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。さらに、フッ素系溶剤であるフロリナー
トFC40,43,70,77(住友3M社の商品
名)、アフルードE10,16,18等や、シリコーン
系溶剤である信越シリコーンKF96(商品名)、東レ
シリコーンSH200,344(商品名)、東芝シリコ
ーンTSF431(商品名)等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。さらに、フッ素系溶剤であるフロリナー
トFC40,43,70,77(住友3M社の商品
名)、アフルードE10,16,18等や、シリコーン
系溶剤である信越シリコーンKF96(商品名)、東レ
シリコーンSH200,344(商品名)、東芝シリコ
ーンTSF431(商品名)等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0025】ついで、各部について、より詳細に説明す
る。まず、給紙部3は底板12上に積載された転写紙1
を最上位紙側から給紙ローラ13で給紙し、分離機構
(図示せず)で重送紙を分離して1枚のみを、タイミン
グ調整及びスキュー補正のためのレジストローラ対14
で送り出すものである。その具体的な構成及び動作は、
電子写真複写機等における給紙機構と同様であるので、
説明を省略する。
る。まず、給紙部3は底板12上に積載された転写紙1
を最上位紙側から給紙ローラ13で給紙し、分離機構
(図示せず)で重送紙を分離して1枚のみを、タイミン
グ調整及びスキュー補正のためのレジストローラ対14
で送り出すものである。その具体的な構成及び動作は、
電子写真複写機等における給紙機構と同様であるので、
説明を省略する。
【0026】液付与ユニット6は、処理液9を所定量満
たした液容器15、転写紙1の片面(ここでは、上面)
に接触しながら、前記液容器15の処理液9中に案内す
るように搬送する液中搬送ローラ16、この液中搬送ロ
ーラ16の駆動部(図示せず)、転写紙1の他面(ここ
では、下面)を前記液容器15の処理液9中に案内する
液中ガイド板17、挾持搬送手段としても機能する一対
の絞りローラ18、及び、下側の絞りローラ18に食い
込み配置させた絞り棒19等を備えて構成されている。
この液付与ユニット6において、給紙部3から給紙され
た転写紙1は、液中搬送ローラ16と液中ガイド板17
とによって、液容器15の処理液9中に案内され、処理
液9に浸漬された後、絞りローラ18によって余分な処
理液9が除去され、トナー剥離ユニット7へと搬送され
る。
たした液容器15、転写紙1の片面(ここでは、上面)
に接触しながら、前記液容器15の処理液9中に案内す
るように搬送する液中搬送ローラ16、この液中搬送ロ
ーラ16の駆動部(図示せず)、転写紙1の他面(ここ
では、下面)を前記液容器15の処理液9中に案内する
液中ガイド板17、挾持搬送手段としても機能する一対
の絞りローラ18、及び、下側の絞りローラ18に食い
込み配置させた絞り棒19等を備えて構成されている。
この液付与ユニット6において、給紙部3から給紙され
た転写紙1は、液中搬送ローラ16と液中ガイド板17
とによって、液容器15の処理液9中に案内され、処理
液9に浸漬された後、絞りローラ18によって余分な処
理液9が除去され、トナー剥離ユニット7へと搬送され
る。
【0027】トナー剥離ユニットは、各々トナーの軟化
手段として機能する加熱ランプ20を内蔵し、互いに圧
接状態で配置された一対の剥離ローラ10、転写紙排出
側の圧接部近傍の剥離ローラ10の表面に接触するよう
に配設された分離爪21、前記剥離ローラ10の表面を
クリーニングするクリーニング装置22、駆動部(図示
せず)等を備えて構成されている。前記剥離ローラ10
の表面は少なくとも軟化しているトナーに対して、転写
紙1とトナーとの付着力より大きい付着力を有するもの
を用いて構成する。具体的には、上記トナーと同一又は
類似のトナー成分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いる
ことができ、また、アルミニウム系、銅系ニッケル系等
の金属材料を用いることもできるが、これらに限定され
るものではない。また、これらの樹脂は、水溶性/非水
溶性を問わない。
手段として機能する加熱ランプ20を内蔵し、互いに圧
接状態で配置された一対の剥離ローラ10、転写紙排出
側の圧接部近傍の剥離ローラ10の表面に接触するよう
に配設された分離爪21、前記剥離ローラ10の表面を
クリーニングするクリーニング装置22、駆動部(図示
せず)等を備えて構成されている。前記剥離ローラ10
の表面は少なくとも軟化しているトナーに対して、転写
紙1とトナーとの付着力より大きい付着力を有するもの
を用いて構成する。具体的には、上記トナーと同一又は
類似のトナー成分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いる
ことができ、また、アルミニウム系、銅系ニッケル系等
の金属材料を用いることもできるが、これらに限定され
るものではない。また、これらの樹脂は、水溶性/非水
溶性を問わない。
【0028】ここに、前記トナー成分樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0029】また、前記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン系共集合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ウレタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニ
トリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸
化チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(P
ET)等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン系共集合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ウレタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニ
トリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸
化チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(P
ET)等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0030】また、これらの樹脂を用いる場合には、テ
ンションや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支
持体と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすること
が望ましい、即ち、図2に示すようにローラ形状の剥離
部材とする場合には、支持体としての基体ローラ上にこ
れらの樹脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成
することが望ましい。このような樹脂を支持する支持体
としては、例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテー
プ、クラフト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、ア
セトンテープ、フィラメント補強テープ等のテープ等を
用い得るが、これらに限定されるものではない。
ンションや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支
持体と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすること
が望ましい、即ち、図2に示すようにローラ形状の剥離
部材とする場合には、支持体としての基体ローラ上にこ
れらの樹脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成
することが望ましい。このような樹脂を支持する支持体
としては、例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテー
プ、クラフト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、ア
セトンテープ、フィラメント補強テープ等のテープ等を
用い得るが、これらに限定されるものではない。
【0031】また、上下の剥離ローラ10の加熱ランプ
20は、転写紙1の表裏に密着して転写紙1に固着して
いるトナーを加熱して軟化させ、これにより、トナーを
転写紙1の繊維から剥がれやすくするものである。この
加熱は、圧接部において転写紙1上のトナーが溶融しな
い程度に行うことが望ましい。トナーが溶融してしまう
と、転写紙1上のトナーを、紙側と剥離ローラ10側と
に分断することなく、剥離ローラ10側へ転写させるの
が困難になるためである。また、加熱し過ぎると、一対
の剥離ローラ10の圧接部を通過中に転写紙1が乾燥し
過ぎて、トナーの転写紙1に対する固着力が転写紙1が
濡れている場合に比べて強まり、転写紙1を介して剥離
ローラ10に貼り付いて分離爪21で分離できなくなる
おそれがある。従って、加熱部通過後の転写紙1に多少
の湿り気が残ってトナーの再付着を防止できる程度に加
熱することが望ましい。
20は、転写紙1の表裏に密着して転写紙1に固着して
いるトナーを加熱して軟化させ、これにより、トナーを
転写紙1の繊維から剥がれやすくするものである。この
加熱は、圧接部において転写紙1上のトナーが溶融しな
い程度に行うことが望ましい。トナーが溶融してしまう
と、転写紙1上のトナーを、紙側と剥離ローラ10側と
に分断することなく、剥離ローラ10側へ転写させるの
が困難になるためである。また、加熱し過ぎると、一対
の剥離ローラ10の圧接部を通過中に転写紙1が乾燥し
過ぎて、トナーの転写紙1に対する固着力が転写紙1が
濡れている場合に比べて強まり、転写紙1を介して剥離
ローラ10に貼り付いて分離爪21で分離できなくなる
おそれがある。従って、加熱部通過後の転写紙1に多少
の湿り気が残ってトナーの再付着を防止できる程度に加
熱することが望ましい。
【0032】前記クリーニング装置22は、剥離ローラ
10の表面上のトナーを除去するクリーニングローラ2
3、このクリーニングローラ23上のトナーを掻き落と
すスクレーパブレード24、このスクレーパブレード2
4で掻き落とされたトナーを収容するトナー受け25等
を備えて構成されている。
10の表面上のトナーを除去するクリーニングローラ2
3、このクリーニングローラ23上のトナーを掻き落と
すスクレーパブレード24、このスクレーパブレード2
4で掻き落とされたトナーを収容するトナー受け25等
を備えて構成されている。
【0033】なお、前記剥離ローラ10に代えて、これ
と同様の表面特性を備えたベルトを用いたり、クリーニ
ング装置22のクリーニングローラ23に代えて剥離ロ
ーラ10表面に直接当接させたクリーニングブレードや
スクレーパ等を用いるようにしてもよい。
と同様の表面特性を備えたベルトを用いたり、クリーニ
ング装置22のクリーニングローラ23に代えて剥離ロ
ーラ10表面に直接当接させたクリーニングブレードや
スクレーパ等を用いるようにしてもよい。
【0034】前記乾燥ユニット8は転写紙1を乾燥させ
るためのものであり、加熱ランプ26を内蔵して例えば
アルミニウム等からなる乾燥ローラ11と、この乾燥ロ
ーラ11に下方から圧接させた乾燥ローラ27等を備え
て構成されている。この乾燥ローラ27は給液性部材か
らなる表層を備え、この表層の液を絞り落とす絞りブレ
ード28が当接している。このような一対の乾燥ローラ
11,27に代えて、又は、加えて、ベルト状の部材を
用いたり、熱風ファンや赤外線ランプ等を用いるように
してもよい。
るためのものであり、加熱ランプ26を内蔵して例えば
アルミニウム等からなる乾燥ローラ11と、この乾燥ロ
ーラ11に下方から圧接させた乾燥ローラ27等を備え
て構成されている。この乾燥ローラ27は給液性部材か
らなる表層を備え、この表層の液を絞り落とす絞りブレ
ード28が当接している。このような一対の乾燥ローラ
11,27に代えて、又は、加えて、ベルト状の部材を
用いたり、熱風ファンや赤外線ランプ等を用いるように
してもよい。
【0035】排紙部5は乾燥ユニット8から排出される
処理済みの転写紙1を受けるための排紙トレイ29を備
えている。
処理済みの転写紙1を受けるための排紙トレイ29を備
えている。
【0036】また、特に図示しないが、本実施例のトナ
ー装置2には、給紙部3に転写紙1があるか否かを検出
する検出手段、給紙部3による転写紙1の重送検出手
段、液容器15中の液残量検出手段、液容器15への液
自動補給手段、転写紙1の装置内ジャム検出手段、各加
熱ランプの点灯制御手段、トナー受け25内満杯検出手
段等が適宜設けられている。
ー装置2には、給紙部3に転写紙1があるか否かを検出
する検出手段、給紙部3による転写紙1の重送検出手
段、液容器15中の液残量検出手段、液容器15への液
自動補給手段、転写紙1の装置内ジャム検出手段、各加
熱ランプの点灯制御手段、トナー受け25内満杯検出手
段等が適宜設けられている。
【0037】このような構成において、給紙部3から送
られた転写紙1は、液付与ユニット6でそのトナー像面
に処理液9が均一に供給され、トナー剥離ユニット7に
送られる。このトナー剥離ユニット7で転写紙1に固着
しているトナーが剥離ローラ10からの加熱で軟化し、
剥離ローラ10表面に付着する。トナーが除去された転
写紙1は乾燥ユニット8で乾燥され、排紙部5に排出さ
れる。
られた転写紙1は、液付与ユニット6でそのトナー像面
に処理液9が均一に供給され、トナー剥離ユニット7に
送られる。このトナー剥離ユニット7で転写紙1に固着
しているトナーが剥離ローラ10からの加熱で軟化し、
剥離ローラ10表面に付着する。トナーが除去された転
写紙1は乾燥ユニット8で乾燥され、排紙部5に排出さ
れる。
【0038】このような基本構成を持つトナー除去装置
2によれば、トナーが付着した転写紙1に処理液9を供
給して転写紙1のトナーとの界面部に処理液9を浸透さ
せた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維を傷めるこ
となくトナーを除去できる。また、紙表面が処理液9で
濡れた状態で剥離ローラ10と接触させ、かつ、剥離ロ
ーラ10から分離する時点でも紙が湿った状態を維持で
きる程度に加熱するので、剥離ローラ10表面をトナー
接着性を有する材質で構成した場合にも、紙表面自体が
剥離ローラ10表面に接着して分離不良が生ずるのを防
止でき、また、分離した紙部分が剥離ローラ10と再接
触することによるトナーの再転移を防止できる。
2によれば、トナーが付着した転写紙1に処理液9を供
給して転写紙1のトナーとの界面部に処理液9を浸透さ
せた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維を傷めるこ
となくトナーを除去できる。また、紙表面が処理液9で
濡れた状態で剥離ローラ10と接触させ、かつ、剥離ロ
ーラ10から分離する時点でも紙が湿った状態を維持で
きる程度に加熱するので、剥離ローラ10表面をトナー
接着性を有する材質で構成した場合にも、紙表面自体が
剥離ローラ10表面に接着して分離不良が生ずるのを防
止でき、また、分離した紙部分が剥離ローラ10と再接
触することによるトナーの再転移を防止できる。
【0039】次いで、このようなトナー除去装置2を動
作させるための電気的制御系の構成を図3に示すブロッ
ク図により説明する。商用電源31から交流電源の供給
を受け、メインスイッチ32を投入すると直流電源(P
SU)33からDC電源電圧が各制御ICに供給され
る。電源が供給されたCPU34はプログラムカウンタ
等のリセットを行い、ROM35に書込まれたプログラ
ム内容に基づいて制御を開始する。CLK発振器36は
CPU動作に必要な基準クロックCLKを供給する。
作させるための電気的制御系の構成を図3に示すブロッ
ク図により説明する。商用電源31から交流電源の供給
を受け、メインスイッチ32を投入すると直流電源(P
SU)33からDC電源電圧が各制御ICに供給され
る。電源が供給されたCPU34はプログラムカウンタ
等のリセットを行い、ROM35に書込まれたプログラ
ム内容に基づいて制御を開始する。CLK発振器36は
CPU動作に必要な基準クロックCLKを供給する。
【0040】まず、アドレスデータバス37を通してパ
ラレルインターフェース38にリレー39をオンするデ
ータが送られる。パラレルインターフェース38の出力
ポートには、各負荷を駆動するドライバ40が接続され
ており、さらに、その一部にリレーの接点駆動コイルが
接続され、リレーの接点41が閉じるように構成されて
いる。
ラレルインターフェース38にリレー39をオンするデ
ータが送られる。パラレルインターフェース38の出力
ポートには、各負荷を駆動するドライバ40が接続され
ており、さらに、その一部にリレーの接点駆動コイルが
接続され、リレーの接点41が閉じるように構成されて
いる。
【0041】さらに、SSR1 41、SSR2 42
が各々オンすべくデータが上記の場合と同様ドライバ4
0へ送られる。SSR1 41の先には剥離ローラ10
を加熱する加熱ランプ20に対応する抵抗体43a,4
3bが2本ないし1本接続され、剥離ローラ10の加熱
を開始する。一方、SSR2 42の先には乾燥ローラ
11を加熱する加熱ランプ26に対応する抵抗体44が
本接続され、同様に乾燥ローラ11の加熱を開始する。
各ローラ10,11の温度は、各々サーミスタ45,4
6で検知され、A/Dコンバータ47へ入力され、アナ
ログデータからデジタルデータに変換される。一方、R
AM48には各ローラ10,11の制御温度が書込まれ
ており、その値と比較して温度制御される。このデータ
は操作表示部49からシリアルインターフェース50を
介してRAM48に書込むことも可能である。
が各々オンすべくデータが上記の場合と同様ドライバ4
0へ送られる。SSR1 41の先には剥離ローラ10
を加熱する加熱ランプ20に対応する抵抗体43a,4
3bが2本ないし1本接続され、剥離ローラ10の加熱
を開始する。一方、SSR2 42の先には乾燥ローラ
11を加熱する加熱ランプ26に対応する抵抗体44が
本接続され、同様に乾燥ローラ11の加熱を開始する。
各ローラ10,11の温度は、各々サーミスタ45,4
6で検知され、A/Dコンバータ47へ入力され、アナ
ログデータからデジタルデータに変換される。一方、R
AM48には各ローラ10,11の制御温度が書込まれ
ており、その値と比較して温度制御される。このデータ
は操作表示部49からシリアルインターフェース50を
介してRAM48に書込むことも可能である。
【0042】各ローラ10,11の温度が剥離又は乾燥
するのに十分な温度(RAM48の設定値)になった
ら、操作表示部49に動作可能を示す表示(例えば、L
ED点灯等)がなされる。この操作表示部49より動作
指令データが送信されたら、CPU34はメイン駆動モ
ータ51を動作させ、同モータ51の負荷が一定速度で
駆動できたら、給紙モータ52を駆動して給紙を開始す
る。ここで、レジストモータ53はスキュー防止のため
給紙モータ52とのタイミングを図りながら回転し、転
写紙1を送り出す。後は、前述したような処理液含浸、
剥離、乾燥の工程になる。なお、給紙ローラ13及びレ
ジストローラ14以外の負荷は、全てメイン駆動モータ
51にて同期駆動される。
するのに十分な温度(RAM48の設定値)になった
ら、操作表示部49に動作可能を示す表示(例えば、L
ED点灯等)がなされる。この操作表示部49より動作
指令データが送信されたら、CPU34はメイン駆動モ
ータ51を動作させ、同モータ51の負荷が一定速度で
駆動できたら、給紙モータ52を駆動して給紙を開始す
る。ここで、レジストモータ53はスキュー防止のため
給紙モータ52とのタイミングを図りながら回転し、転
写紙1を送り出す。後は、前述したような処理液含浸、
剥離、乾燥の工程になる。なお、給紙ローラ13及びレ
ジストローラ14以外の負荷は、全てメイン駆動モータ
51にて同期駆動される。
【0043】しかして、本実施例ではトナー除去処理部
4を備えたこのようなトナー除去装置2において、前記
トナー除去処理部4で処理しては不都合を生ずる転写紙
1を未然に判別するために、給紙部3からこのトナー除
去処理部4に至るまでの給紙搬送路に臨ませて読取部
(画像特性判別手段)61を設けたものである。この読
取部61は給紙される転写紙1の画像面側に位置するも
ので、例えば、照明光源と密着型構造の3ラインCC
D、フィルタ付きラインCCD等の読取り光学系により
構成され、転写紙幅以上の長さを有して転写紙幅内の画
像読取り能力を有するものとされている。このような読
取部61の読取機能は、要求される検知対象に応じて適
宜選択される。
4を備えたこのようなトナー除去装置2において、前記
トナー除去処理部4で処理しては不都合を生ずる転写紙
1を未然に判別するために、給紙部3からこのトナー除
去処理部4に至るまでの給紙搬送路に臨ませて読取部
(画像特性判別手段)61を設けたものである。この読
取部61は給紙される転写紙1の画像面側に位置するも
ので、例えば、照明光源と密着型構造の3ラインCC
D、フィルタ付きラインCCD等の読取り光学系により
構成され、転写紙幅以上の長さを有して転写紙幅内の画
像読取り能力を有するものとされている。このような読
取部61の読取機能は、要求される検知対象に応じて適
宜選択される。
【0044】例えば、通常トナー除去処理に適したトナ
ー画像は黒トナー画像であるので、黒色以外の画像又は
付着物を除去不適画像又は付着物とする場合であれば、
読取部61に3ラインCCD等を用いて黒色以外の画像
等の有無を検知するようにすればよい。即ち、トナー除
去処理部4の除去処理では消去できないような画像等と
して、朱肉による印鑑押印画像を有するもの、青色又は
赤色等のインクによるサイン画像を有するもの、赤色、
青色その他の色のペン、鉛筆、その他の筆記具による書
込み画像を有するもの、インク、その他による汚れ等の
付着物を有するものを、黒色画像又は付着物のみを有す
るものから判別できる。
ー画像は黒トナー画像であるので、黒色以外の画像又は
付着物を除去不適画像又は付着物とする場合であれば、
読取部61に3ラインCCD等を用いて黒色以外の画像
等の有無を検知するようにすればよい。即ち、トナー除
去処理部4の除去処理では消去できないような画像等と
して、朱肉による印鑑押印画像を有するもの、青色又は
赤色等のインクによるサイン画像を有するもの、赤色、
青色その他の色のペン、鉛筆、その他の筆記具による書
込み画像を有するもの、インク、その他による汚れ等の
付着物を有するものを、黒色画像又は付着物のみを有す
るものから判別できる。
【0045】もっとも、この種の除去不適画像又は付着
物として、現実には、印鑑押印画像のような朱肉、赤ペ
ン、赤鉛筆のような赤書き等によるものが多いので、黒
色以外の画像又は付着物よりも範囲を狭め、赤色系の画
像又は付着物を除去不適画像又は付着物とする場合であ
れば、読取部61にフィルタ付きラインCCDを用い、
赤色系の画像等の有無のみを検知するようにすればよ
い。
物として、現実には、印鑑押印画像のような朱肉、赤ペ
ン、赤鉛筆のような赤書き等によるものが多いので、黒
色以外の画像又は付着物よりも範囲を狭め、赤色系の画
像又は付着物を除去不適画像又は付着物とする場合であ
れば、読取部61にフィルタ付きラインCCDを用い、
赤色系の画像等の有無のみを検知するようにすればよ
い。
【0046】何れにしても、これらの3ラインCCD、
フィルタ付きラインCCD等による画像読取・識別は、
通常のイメージスキャナ、ファクシミリ等で用いられて
いる技術により容易に実現できる。
フィルタ付きラインCCD等による画像読取・識別は、
通常のイメージスキャナ、ファクシミリ等で用いられて
いる技術により容易に実現できる。
【0047】このような読取部61からの読取結果を受
けて、転写紙1の搬送先を制御する動作制御手段(図示
せず)が設けられている。この動作制御手段は、前記読
取部61によりその検知領域を搬送される転写紙1(書
類)が黒色画像又は付着物のみを有するもの(或いは、
赤色系以外の画像又は付着物を有するもの)と判定され
た場合には、この転写紙1をそのままトナー除去処理部
4中に搬送させ、前述したようなトナー除去処理を施
す。一方、前記読取部61によりその検知領域を搬送さ
れる転写紙1(書類)が黒色以外の画像又は付着物を有
するもの(或いは、赤色系の画像又は付着物を有するも
の)と判定された場合には、切換え爪62を切換えて非
処理経路63を通すことにより、転写紙1のトナー除去
処理部4中への搬送を禁止させ、トナー除去処理を受け
ないように制御する。
けて、転写紙1の搬送先を制御する動作制御手段(図示
せず)が設けられている。この動作制御手段は、前記読
取部61によりその検知領域を搬送される転写紙1(書
類)が黒色画像又は付着物のみを有するもの(或いは、
赤色系以外の画像又は付着物を有するもの)と判定され
た場合には、この転写紙1をそのままトナー除去処理部
4中に搬送させ、前述したようなトナー除去処理を施
す。一方、前記読取部61によりその検知領域を搬送さ
れる転写紙1(書類)が黒色以外の画像又は付着物を有
するもの(或いは、赤色系の画像又は付着物を有するも
の)と判定された場合には、切換え爪62を切換えて非
処理経路63を通すことにより、転写紙1のトナー除去
処理部4中への搬送を禁止させ、トナー除去処理を受け
ないように制御する。
【0048】このように、トナー除去処理部4では除去
ないしは消去できない画像等を有する書類については、
トナー除去処理前にその存在を検知してトナー除去処理
部4を通さないように制御するので、インク画像等の消
去漏れ画像が残ってしまうような状態を生ずる無駄なト
ナー除去処理動作を回避できる。また、印鑑押印画像や
サイン画像等を有する書類の場合であれば、トナー除去
処理を受けないので、印鑑押印画像等の消去不可画像の
みが残ってしまう状態を防止でき、これによる証明書類
等の悪用も防止できる。
ないしは消去できない画像等を有する書類については、
トナー除去処理前にその存在を検知してトナー除去処理
部4を通さないように制御するので、インク画像等の消
去漏れ画像が残ってしまうような状態を生ずる無駄なト
ナー除去処理動作を回避できる。また、印鑑押印画像や
サイン画像等を有する書類の場合であれば、トナー除去
処理を受けないので、印鑑押印画像等の消去不可画像の
みが残ってしまう状態を防止でき、これによる証明書類
等の悪用も防止できる。
【0049】ところで、本実施例の排紙部5では、トナ
ー除去処理部4を経て排紙される転写紙1用の排紙トレ
イ29aと、トナー除去処理部4を経ずに非処理経路6
3を経て排紙される転写紙1用の排紙トレイ29bとが
別個に設けられ、これらの転写紙1をトナー除去処理の
有無に応じて仕分ける仕分け機能が確保されている。よ
って、排紙トレイ29aにはトナー除去処理が行われ再
生紙として再利用可能な転写紙1のみが排紙される一
方、排紙トレイ29bには非処理の転写紙1(書類)の
みが排紙されることになり、両者を明確に区別し得るの
で、仕分け作業等の後処理を軽減することができる。
ー除去処理部4を経て排紙される転写紙1用の排紙トレ
イ29aと、トナー除去処理部4を経ずに非処理経路6
3を経て排紙される転写紙1用の排紙トレイ29bとが
別個に設けられ、これらの転写紙1をトナー除去処理の
有無に応じて仕分ける仕分け機能が確保されている。よ
って、排紙トレイ29aにはトナー除去処理が行われ再
生紙として再利用可能な転写紙1のみが排紙される一
方、排紙トレイ29bには非処理の転写紙1(書類)の
みが排紙されることになり、両者を明確に区別し得るの
で、仕分け作業等の後処理を軽減することができる。
【0050】なお、仕分け機能を持つ排紙手段として
は、図4に示すように、1つの排紙トレイ64のみを持
つシフトトレイ65により構成し、トナー除去処理部4
から排紙される場合と非処理経路63を経て排紙される
場合とで、排紙トレイ64の位置を左右に変位させるこ
とにより、トナー除去処理を経たものと経ないものとの
排紙位置を相対的に異ならせることにより、仕分けるよ
うにしてもよい。
は、図4に示すように、1つの排紙トレイ64のみを持
つシフトトレイ65により構成し、トナー除去処理部4
から排紙される場合と非処理経路63を経て排紙される
場合とで、排紙トレイ64の位置を左右に変位させるこ
とにより、トナー除去処理を経たものと経ないものとの
排紙位置を相対的に異ならせることにより、仕分けるよ
うにしてもよい。
【0051】さらには、トナー除去処理を受けずに非処
理経路63を搬送される転写紙1については、これを機
外に排紙させずに、図5に示すようにトナー除去装置2
内部において、鍵付き容器(規制手段を備えた保管手
段)66中に排紙させ、管理責任者等の特定の人が保有
する鍵(解除手段)(図示せず)で開けなければ、鍵付
き容器66内から取出せないように構成してもよい。こ
れによれば、例えば、印鑑押印画像、或いは、後述する
秘密情報等を有してトナー除去処理されては悪用等の心
配のある書類に関して、トナー除去処理を禁止した上
に、最終的には、鍵付き容器66内に排紙処理するの
で、悪用・不正使用が意図されたような場合であっても
手元に戻すことができず、その後の書類の取扱いを特定
の人だけに規制できるので、悪用ないしは不正使用を確
実に防止できるものとなる。
理経路63を搬送される転写紙1については、これを機
外に排紙させずに、図5に示すようにトナー除去装置2
内部において、鍵付き容器(規制手段を備えた保管手
段)66中に排紙させ、管理責任者等の特定の人が保有
する鍵(解除手段)(図示せず)で開けなければ、鍵付
き容器66内から取出せないように構成してもよい。こ
れによれば、例えば、印鑑押印画像、或いは、後述する
秘密情報等を有してトナー除去処理されては悪用等の心
配のある書類に関して、トナー除去処理を禁止した上
に、最終的には、鍵付き容器66内に排紙処理するの
で、悪用・不正使用が意図されたような場合であっても
手元に戻すことができず、その後の書類の取扱いを特定
の人だけに規制できるので、悪用ないしは不正使用を確
実に防止できるものとなる。
【0052】なお、規制手段を備えた保管手段として
は、用紙の入り口のみ開口し他は密閉された容器等であ
ってもよい。また、解除手段としては、暗証番号等によ
るものであってもよい。
は、用紙の入り口のみ開口し他は密閉された容器等であ
ってもよい。また、解除手段としては、暗証番号等によ
るものであってもよい。
【0053】ところで、前述した説明では、読取部61
による検知対象を、黒色以外の画像又は付着物、或い
は、赤色系の画像又は付着物を、除去不適画像又は付着
物として、トナー除去処理を施した場合に除去できずに
残ってしまう弊害を回避できるようにしたが、書類によ
っては、本来的に、トナー除去可能な画像であるが、ト
ナー除去処理を行って画像を消去してしまっては困る重
要書類の場合もある。このような書類なる転写紙1の場
合には、予め消去不可(除去不可)を示す所定の識別画
像、例えば、バーコードを転写紙1の隅部等の一部に印
刷、或いは、シール形態として貼付する等の手法により
付与しておき、このような識別画像を認識し得る読取部
61、即ち、パターン認識手段等により構成すればよ
い。そして、このような識別画像が認識されたら、トナ
ー除去処理部4を通さないように動作制御手段で制御す
る。識別画像としては、バーコードに限らず、「複写厳
禁」「マル秘」等の文字(スタンプ)等であってもよい
が、バーコードによる場合が認識が比較的容易かつ確実
であるので、好ましい。これによれば、画像を消去して
しまっては困るような重要書類等がトナー除去装置2に
供給された場合でも、自動的に、トナー除去処理を受け
るのを回避できるものとなり、画像の消滅を避けること
ができる。
による検知対象を、黒色以外の画像又は付着物、或い
は、赤色系の画像又は付着物を、除去不適画像又は付着
物として、トナー除去処理を施した場合に除去できずに
残ってしまう弊害を回避できるようにしたが、書類によ
っては、本来的に、トナー除去可能な画像であるが、ト
ナー除去処理を行って画像を消去してしまっては困る重
要書類の場合もある。このような書類なる転写紙1の場
合には、予め消去不可(除去不可)を示す所定の識別画
像、例えば、バーコードを転写紙1の隅部等の一部に印
刷、或いは、シール形態として貼付する等の手法により
付与しておき、このような識別画像を認識し得る読取部
61、即ち、パターン認識手段等により構成すればよ
い。そして、このような識別画像が認識されたら、トナ
ー除去処理部4を通さないように動作制御手段で制御す
る。識別画像としては、バーコードに限らず、「複写厳
禁」「マル秘」等の文字(スタンプ)等であってもよい
が、バーコードによる場合が認識が比較的容易かつ確実
であるので、好ましい。これによれば、画像を消去して
しまっては困るような重要書類等がトナー除去装置2に
供給された場合でも、自動的に、トナー除去処理を受け
るのを回避できるものとなり、画像の消滅を避けること
ができる。
【0054】さらには、秘密性の高い重要書類、押印を
要する証明書類等に関しては、トナー像による画像作成
自体を工夫し、通常画像用のトナーと異ならせた特殊ト
ナー画像として形成しておき、これを除去不適な特殊ト
ナー画像として、トナー除去処理部4に搬送される前の
段階で、画像特性認識手段(図示せず)で認識し、トナ
ー除去処理を行うか否かを決定するようにしてもよい。
即ち、トナー画像が消去されては困る書類(特に、重要
性の高い秘密書類等)、押印を要する複写書類等に関し
てはそのような書類を複写機等で作成する段階におい
て、そのトナーとして、蛍光塗料(紫外線で発色するも
の、或いは、発光するもの)を混ぜた特殊トナー(トナ
ー樹脂に蛍光塗料を溶け込ませたもの)を用いるように
する。このような特殊トナー画像の存在を検知するため
の画像特性認識手段としては、例えば、給紙部3から給
紙される転写紙1の画像面に紫外線を照射し、発色又は
発光した光の存在を、紫外線領域の感度の高いラインC
CD等により検知するようにすればよい。より具体的に
は、トナー除去処理部4に至る前の搬送路の一部を覆う
遮蔽物を設け、この遮蔽物による暗室状態内に、転写紙
1に対して紫外線を照射する光源と、転写紙1からの反
射光を受光検知するラインCCD等の読取部を含む検出
部とを配設させて、検知動作を行うように構成すればよ
い。つまり、通常画像用のトナーの場合であれば、紫外
線を照射しても発色しないため、センサでは画像が検知
されないのに対し、蛍光塗料を含む特殊トナー画像の場
合であれば紫外線照射により画像部が発色又は発光しラ
インCCD等のセンサにより検知可能となる。このよう
な特殊トナー画像が検知された転写紙1に関しては、ト
ナー除去処理部4への搬送を禁止させることにより、ト
ナー除去処理を受けるのを回避できる。これにより、秘
密書類等に関して不用意な画像消去防止、悪用防止を図
ることができる。この場合も、前述したように、鍵付き
容器66等に排紙させるようにすれば、より安全かつ確
実な悪用ないしは不正利用を防止できる。
要する証明書類等に関しては、トナー像による画像作成
自体を工夫し、通常画像用のトナーと異ならせた特殊ト
ナー画像として形成しておき、これを除去不適な特殊ト
ナー画像として、トナー除去処理部4に搬送される前の
段階で、画像特性認識手段(図示せず)で認識し、トナ
ー除去処理を行うか否かを決定するようにしてもよい。
即ち、トナー画像が消去されては困る書類(特に、重要
性の高い秘密書類等)、押印を要する複写書類等に関し
てはそのような書類を複写機等で作成する段階におい
て、そのトナーとして、蛍光塗料(紫外線で発色するも
の、或いは、発光するもの)を混ぜた特殊トナー(トナ
ー樹脂に蛍光塗料を溶け込ませたもの)を用いるように
する。このような特殊トナー画像の存在を検知するため
の画像特性認識手段としては、例えば、給紙部3から給
紙される転写紙1の画像面に紫外線を照射し、発色又は
発光した光の存在を、紫外線領域の感度の高いラインC
CD等により検知するようにすればよい。より具体的に
は、トナー除去処理部4に至る前の搬送路の一部を覆う
遮蔽物を設け、この遮蔽物による暗室状態内に、転写紙
1に対して紫外線を照射する光源と、転写紙1からの反
射光を受光検知するラインCCD等の読取部を含む検出
部とを配設させて、検知動作を行うように構成すればよ
い。つまり、通常画像用のトナーの場合であれば、紫外
線を照射しても発色しないため、センサでは画像が検知
されないのに対し、蛍光塗料を含む特殊トナー画像の場
合であれば紫外線照射により画像部が発色又は発光しラ
インCCD等のセンサにより検知可能となる。このよう
な特殊トナー画像が検知された転写紙1に関しては、ト
ナー除去処理部4への搬送を禁止させることにより、ト
ナー除去処理を受けるのを回避できる。これにより、秘
密書類等に関して不用意な画像消去防止、悪用防止を図
ることができる。この場合も、前述したように、鍵付き
容器66等に排紙させるようにすれば、より安全かつ確
実な悪用ないしは不正利用を防止できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の像保持体再生装置によれ
ば、像形成物質を安定に付着させた記録済み像保持体に
対してこの像保持体と前記像形成物質との付着状態を不
安定状態にする除去処理を施して像保持体を再生する像
形成物質除去処理部を備えた像保持体再生装置におい
て、前記像形成物質除去処理部に搬送される像保持体上
の除去不適画像又は付着物の有無を検知する画像特性判
別手段と、この画像特性判別手段による判別結果に応じ
て前記像保持体に対する前記像形成物質除去処理部によ
る除去処理の実行・不実行を制御する動作制御手段とを
設けることにより、像形成物質除去部による処理に先立
ち、画像特性判別手段により像保持体が除去不適画像又
は付着物を有するか否かを検知して判別し、動作制御手
段によって像形成物質除去処理部による除去処理を実行
するか否かを制御するようにしたので、像形成物質除去
処理部に一旦通す前に除去不適なものを排除でき、除去
漏れが生じてしまうような余分な除去処理を行う必要が
なく、除去に適したもののみに除去処理を施すことにな
り効率のよい再生紙作製を行うことができる。また、除
去不適画像又は付着物を通常画像用のトナーと特性を異
ならせた特殊トナー画像又は付着物としたので、秘密文
書等については特殊トナー画像にて形成しておくことに
より、像形成物質除去処理部で画像が消去されてしまう
トラブル、秘密文書の悪用を防止できる。
ば、像形成物質を安定に付着させた記録済み像保持体に
対してこの像保持体と前記像形成物質との付着状態を不
安定状態にする除去処理を施して像保持体を再生する像
形成物質除去処理部を備えた像保持体再生装置におい
て、前記像形成物質除去処理部に搬送される像保持体上
の除去不適画像又は付着物の有無を検知する画像特性判
別手段と、この画像特性判別手段による判別結果に応じ
て前記像保持体に対する前記像形成物質除去処理部によ
る除去処理の実行・不実行を制御する動作制御手段とを
設けることにより、像形成物質除去部による処理に先立
ち、画像特性判別手段により像保持体が除去不適画像又
は付着物を有するか否かを検知して判別し、動作制御手
段によって像形成物質除去処理部による除去処理を実行
するか否かを制御するようにしたので、像形成物質除去
処理部に一旦通す前に除去不適なものを排除でき、除去
漏れが生じてしまうような余分な除去処理を行う必要が
なく、除去に適したもののみに除去処理を施すことにな
り効率のよい再生紙作製を行うことができる。また、除
去不適画像又は付着物を通常画像用のトナーと特性を異
ならせた特殊トナー画像又は付着物としたので、秘密文
書等については特殊トナー画像にて形成しておくことに
より、像形成物質除去処理部で画像が消去されてしまう
トラブル、秘密文書の悪用を防止できる。
【0056】また、請求項2記載の像保持体再生装置に
よれば、請求項1記載の像保持体再生装置の構成に加え
て、像形成物質除去処理部により除去処理が実行される
像保持体と除去処理が実行されない像保持体とを仕分け
排紙する排紙手段を設けることにより、像形成物質除去
処理部を通した像保持体と通さない像保持体とを排紙手
段で仕分け排紙させるようにしたので、オペレータの手
作業による仕分けを要せずに、像形成物質が除去されて
再生紙として再利用される像保持体と、除去不適画像又
は付着物を有して再生処理を受けていない像保持体とを
明確に区別することができる。
よれば、請求項1記載の像保持体再生装置の構成に加え
て、像形成物質除去処理部により除去処理が実行される
像保持体と除去処理が実行されない像保持体とを仕分け
排紙する排紙手段を設けることにより、像形成物質除去
処理部を通した像保持体と通さない像保持体とを排紙手
段で仕分け排紙させるようにしたので、オペレータの手
作業による仕分けを要せずに、像形成物質が除去されて
再生紙として再利用される像保持体と、除去不適画像又
は付着物を有して再生処理を受けていない像保持体とを
明確に区別することができる。
【0057】請求項3記載の像保持体再生装置によれ
ば、請求項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、
像形成物質除去処理部による除去処理が実行されない像
保持体を保管する保管手段と、この保管手段からの前記
像保持体の取出しを規制する規制手段と、この規制手段
による取出し規制を解除する解除手段とを設けること
で、除去不適画像又は付着物を有して像形成物質除去処
理部による除去処理が実行されない像保持体は保管手段
に保管し、解除手段により規制手段の取出し規制を解除
しないと取出せないようにしたので、印鑑押印画像を有
するとか秘密性を要する像保持体に関して、特定の人以
外の悪用、不正利用をより確実に防止することができ
る。
ば、請求項1記載の像保持体再生装置の構成に加えて、
像形成物質除去処理部による除去処理が実行されない像
保持体を保管する保管手段と、この保管手段からの前記
像保持体の取出しを規制する規制手段と、この規制手段
による取出し規制を解除する解除手段とを設けること
で、除去不適画像又は付着物を有して像形成物質除去処
理部による除去処理が実行されない像保持体は保管手段
に保管し、解除手段により規制手段の取出し規制を解除
しないと取出せないようにしたので、印鑑押印画像を有
するとか秘密性を要する像保持体に関して、特定の人以
外の悪用、不正利用をより確実に防止することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を略図的に示す正面図であ
る。
る。
【図2】トナー除去装置の原理的構成を示す正面図であ
る。
る。
【図3】電気的制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】排紙手段の変形例を示す概略側面図である。
【図5】鍵付き容器を備えた変形例を略図的に示す正面
図である。
図である。
1 像保持体 4 像形成物質除去処理部 5 排紙手段 61 画像特性判別手段 65 排紙手段 66 保管手段、規制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 宏之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 増山 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 上原 敏生 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平7−199752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00
Claims (3)
- 【請求項1】 像形成物質を安定に付着させた記録済み
像保持体に対してこの像保持体と前記像形成物質との付
着状態を不安定状態にする除去処理を施して像保持体を
再生する像形成物質除去処理部を備えた像保持体再生装
置において、前記像形成物質除去処理部に搬送される像
保持体上の除去不適画像又は付着物の有無を検知する画
像特性判別手段と、この画像特性判別手段による判別結
果に応じて前記像保持体に対する前記像形成物質除去処
理部による除去処理の実行・不実行を制御する動作制御
手段とを設け、前記画像特性判別手段の検知対象とする
除去不適画像又は付着物を、通常画像用のトナーと特性
を異ならせた特殊トナー画像又は付着物としたことを特
徴とする像保持体再生装置。 - 【請求項2】 像形成物質除去処理部により除去処理が
実行される像保持体と除去処理が実行されない像保持体
とを仕分け排紙する排紙手段を有することを特徴とする
請求項1記載の像保持体再生装置。 - 【請求項3】 像形成物質除去処理部による除去処理が
実行されない像保持体を保管する保管手段と、この保管
手段からの前記像保持体の取出しを規制する規制手段
と、この規制手段による取出し規制を解除する解除手段
とを有することを特徴とする請求項1記載の像保持体再
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03017694A JP3296654B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 像保持体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03017694A JP3296654B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 像保持体再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07239641A JPH07239641A (ja) | 1995-09-12 |
JP3296654B2 true JP3296654B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=12296452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03017694A Expired - Fee Related JP3296654B2 (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 像保持体再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3296654B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2247091B1 (en) * | 2009-04-27 | 2019-04-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus, image forming method, and computer-readable recording medium having image forming program recorded therein |
US8717618B2 (en) * | 2010-03-09 | 2014-05-06 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Decoloring device, method of determining decoloring success or failure and computer-readable recording medium recording decoloring success or failure determining program |
JP5832174B2 (ja) | 2011-07-11 | 2015-12-16 | 株式会社東芝 | 文書管理システム、消色装置及び文書管理方法 |
JP5635949B2 (ja) * | 2011-07-11 | 2014-12-03 | 株式会社東芝 | 文書管理システム及び文書管理方法 |
JP5715166B2 (ja) * | 2013-01-08 | 2015-05-07 | 株式会社東芝 | 消去装置、消去装置の消去方法及び画像形成装置 |
US9262701B2 (en) * | 2013-10-07 | 2016-02-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image processing apparatus and method for operating the same |
JP2017072853A (ja) * | 2016-12-21 | 2017-04-13 | 株式会社東芝 | 文書管理システム |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP03017694A patent/JP3296654B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07239641A (ja) | 1995-09-12 |
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