JPH10293510A - 像保持体 - Google Patents
像保持体Info
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- JPH10293510A JPH10293510A JP9118887A JP11888797A JPH10293510A JP H10293510 A JPH10293510 A JP H10293510A JP 9118887 A JP9118887 A JP 9118887A JP 11888797 A JP11888797 A JP 11888797A JP H10293510 A JPH10293510 A JP H10293510A
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Abstract
に不適な一般の像保持体に混在させて積み重ねた場合で
も、該一般の像保持体と区別して容易に分別することが
できる、画像形成に繰り返し使用可能なコピー用紙等の
像保持体を提供する。 【解決手段】 画像形成に繰り返し使用可能な像保持体
1であって、画像形成に再使用するための再生処理がで
きない又は該再生処理に不適な像保持体と区別するため
の識別表示を、側端面に有することを特徴とするもので
ある。上記識別表示は、例えば可視領域の有彩色材を用
いて分光反射の最大吸収波長における吸光度が0.3以
上の濃度に着色した着色部1aで形成することができ
る。上記画像形成に繰り返し使用可能な像保持体1は、
上記一般の像保持体と異なる外形サイズを有するように
構成したり、側端縁部の一部を切り欠いてもよい。
Description
し使用可能なシート状の像保持体に係り、詳しくは電子
写真法、熱転写法、顔料インク、ホットメルト・インク
を用いるインクジェット法、印刷法等の画像形成法によ
り表面に形成された皮膜状の画像を除去する再生処理が
可能なシート状の像保持体、顔料インクサインぺンなど
の皮膜状の画像が形成される筆記用具で描画するための
像保持体、熱や光を与えることにより発色と消色を繰り
返す像保持体等に関するものである。
ば特開平2−55195号公報に、シリコンシール剤を
PETフィルムに張り付けて表面を離型処理した像保持
体が開示されている。また、特開平4−67043号公
報には、普通紙上にテープを貼り付けたり、コート紙上
にシリコーンシール剤を塗布することにより離型処理し
た像保持体が開示されている。さらに、この特開平4−
67043号公報には、穴を開けたり、マジック、鉛筆
でマークすることにより、再生処理ができない又は該再
生処理に不適な像保持体である一般の紙と区別すること
ができる離型処理した像保持体も開示されている。
示されている離型処理した特殊な像保持体は、一般に像
保持体として使用されている上質紙、中質紙とは剛性、
光沢、厚みなどの点で明らかに差がある。このため、上
記離型処理された再生処理で再使用可能になる像保持体
と一般の像保持体とを区別して、仕分けることは比較的
容易である。また、上記特開平4−67043号公報に
開示されている像保持体の穴やマジック、鉛筆などによ
るマークは、再生処理で再使用可能になる像保持体と一
般の像保持体との区別を確認できる程度のものでもよか
った。
号公報において、電子写真法、熱転写法、顔料インク、
ホットメルト・インクを用いるインクジェット法、印刷
法などの画像形成法によって表面に皮膜状の画像が形成
された像保持体を、画像形成に再使用可能な状態に再生
する再生方法として、少なくとも一部がセルロース繊維
を主成分とした紙質層で構成された像保持体を用い、こ
の像保持体に水を含む液体を含浸させ、紙質層と画像形
成物質との接着力を弱めた状態で、像保持体と剥離部材
とを圧接させて紙質層から熱可撓性の画像形成物質を剥
離する方法を提案した。この再生方法は、一般に用いら
れている像保持体としての紙の上に形成された画像を剥
離して該紙を再使用可能な状態に再生できる点、および
安全性に問題がないなどの点で優れた方法である。ま
た、本出頭人は、特開平7−36331号公報、特開平
7−36332号公報等において、上記特開平7−13
383号公報で提案した再生方法を具現化するための装
置構成を提案した。
8号公報において、耐水化剤、水溶性高分子化合物など
によりセルロース繊維の結合部を保護することにより、
水で湿潤したときにも伸びが小さい像保持体(紙)の処
方を開示した。この像保持体を用いることにより、上記
特開平7−13383号公報の再生方法で再生して再使
用することができる回数を向上させ、再生装置又は画像
形成装置における像保持体の搬送性の信頼性を高くし、
再生処理における画像残りを少なくすることができる。
3号公報において、セルロース繊維を主成分とする一般
の像保持体ばかりではなく、プラスチック・フィルム、
プラスチック・フィルムと紙とを積層したシート部材、
発泡させた高分子材料フィルム、プラスチック・フィル
ムの表面に顔料とバインダーとの混合物を塗布したシー
ト部材、等の基材の表面近傍に、画像除去促進液で膨潤
する層を設けた像保持体を開示した。この像保持体も、
上記特開平7−13383号に開示された像保持体の再
生方法に用いることができ、水を吸収しにくい部材を基
材としているため、像保持体を再生して再使用できる回
数は、上記特開平8−100388号公報で開示した像
保持体よりも更に多くなる。また、再生装置及び画像形
成装置における像保持体の搬送性の向上効果も大きい。
2号において、特定の界面活性剤、サイズ剤、ワックス
を塗布した紙を像保持体として用い、像保持体上の画像
形成物質を加熱しながら剥離部材と圧接、分離すること
により、像保持体に付与する画像除去促進液の量を極め
て少なくした状態あるいは画像除去促進液を全く付与し
ない状態で、像保持体上の画像形成物質を剥離部材に転
写させて、剥離部材上の画像形成物質を除去できる像保
持体の再生方法及び装置を開示した。この方法及び装置
は、再生に必要なエネルギーを小さくできる点、繰り返
し使用できる回数が向上する点および像保持体の搬送に
おける信頼性が向上する点で好ましいものである。
舗、家庭等においては、種々の画像形成装置や像保持体
が使用されている。従って、画像を除去する再生処理を
行うことができる像保持体や熱などで画像を消去する再
生処理を行うことができる像保持体と、かかる再生処理
ができない又は再生処理に不適な一般の像保持体とが混
合されてしまう場合がある。このような場合、再生処理
可能な像保持体と上記一般の像保持体とを分別せずに再
生装置で一括処理してしまうと、再生処理内でトラブル
が発生するおそれがあった。例えば、再生装置内でジャ
ムを生じたり、皺が発生したりするなど種々のトラブル
が発生おそれがあった。従って、かかるトラブルを回避
するためには、画像形成に繰り返し使用可能な像保持体
を上記一般の像保持体と分別し、再生処理を行うことが
必要となる。例えば、上記特願平8−205392号で
開示されている像保持体と再生方法及び装置とは、良好
な再生処理ができるような好適な組み合わせになってい
るため、該再生方法及び装置に好適な像保持体以外の一
般の像保持体を用いると、像保持体と剥離部材との分離
がうまく行われず、例えば再生装置においてジャム等の
トラブルが発生するおそれがあった。このようなトラブ
ルを避けるためには、該再生方法及び装置に適するよう
に処理されている像保持体を、一般の像保持体と分別
し、該再生方法及び装置で再生処理する必要があった。
返し使用可能な像保持体の中には、上記一般の像保持体
と人の感覚で感じることのできる性質が同等であって区
別しにくいものがあり、分別作業が煩雑となる場合があ
った。
報に開示されている像保持体(紙)の水で湿潤していな
いときの物性は、一般の像保持体(紙)と差がほとんど
ないために、両像保持体を識別して分別することは困難
であった。また、上記特開平7−311523号公報に
開示されている像保持体も、一般の像保持体との識別が
困難な場合も多かった。また、上記特願平8−2053
92号で開示されている像保持体も、一般の像保持体と
外観上の差がほとんどないために、両者を識別して分別
することは困難であった。
像保持体を、画像形成に再使用するための再生処理がで
きない又は該再生処理に不適な一般の像保持体と区別す
るために、上記特開平4−67043号公報に開示され
ているように穴を開けたり、マジックや鉛筆でマークし
たりしたとしても、上記一般の像保持体と混合して積み
重ねられてしまうと、上記穴やマークが見えなくなって
しまい、両像保持体を識別して分別する作業は煩雑なも
のとなる。
であり、その目的とするところは、画像形成に繰り返し
使用可能なシート状の像保持体であって、繰り返し使用
ができない又は該繰り返し使用に不適な一般の像保持体
に混在させて積み重ねた場合でも、該一般の像保持体と
区別して容易に分別することができる像保持体を提供す
ることである。
に、請求項1の発明は、画像形成に繰り返し使用可能な
シート状の像保持体であって、画像形成に再使用するた
めの再生処理ができない又は該再生処理に不適な像保持
体と区別するための識別表示を、側端面に有することを
特徴とするものである。
使用するための再生処理ができない又は該再生処理に不
適な一般的な像保持体と区別するための識別表示を、外
部から観察可能な側端面に有しているので、該一般の像
保持体と混在させて積み重ねた場合でも、その側端面に
現れた識別表示を視認し、該一般の像保持体と容易に分
別することができる。
の画像形成物質を付着させることにより画像を形成する
像保持体だけではなく、熱や特定波長の光で発色と消色
を繰り返す画像形成に繰り返し使用可能な像保持体も含
まれるものである。例えば、ロイコ染料と発色剤との可
逆反応を利用して発色と消色を繰り返す感熱記録用像保
持体や、長鎖アルキル基を有するカルボン酸、長鎖アル
キル燐酸エステル化合物等の熱履歴による結晶性の変化
を利用して、画像形成・消去を繰り返す感熱記録用像保
持体などのいわゆるリライタブル記録用の像保持体も含
まれる。また、特定波長の光を照射することにより消色
させることができる像保持体も含まれる。また、顔料イ
ンクサインぺンなどの皮膜状の画像が形成される筆記用
具で描画するための像保持体も含まれる。
端面だけでなく、該像保持体の表面及び裏面の全面にわ
たって上記識別表示を有するように構成してもよい。例
えば、該像保持体の全体を有彩色で着色してもよい。こ
のように全体を着色した場合は、該像保持体の表裏両面
から、画像形成に繰り返し使用することができる像保持
体であることを容易に視認することができ、上記一般の
白色をした像保持体と容易に分別することができる。ま
た、上記像保持体の画像が形成される平面が有彩色で着
色されているので、該平面に形成される黒画像の視認性
を保つことができる。更に、像保持体の製造時に着色す
ることができるため、像保持体の製造後に像保持体を部
分的に着色する方法に比較して、着色した像保持体を安
価に製造することができる。
おいて、上記識別表示を、可視領域の有彩色材を用いて
分光反射の最大吸収波長における吸光度が0.3以上の
濃度に着色したもので形成したことを特徴とするもので
ある。
を、分光反射の最大吸収波長における吸光度が0.3以
上である可視領域の有彩色材を用いて形成しているの
で、上記一般の白色をした像保持体とより容易に分別す
ることができる。
用可能なシート状の像保持体であって、画像形成に再使
用するための再生処理ができない又は該再生処理に不適
な像保持体と異なる外形サイズを有することを特徴とす
るものである。
使用するための再生処理ができない又は該再生処理に不
適な一般の像保持体と異なる外形サイズを有しているの
で、該一般の像保持体と混在させて積み重ねた場合で
も、その側端面を観察するだけでなく触診することによ
り、該一般の像保持体と容易に分別することができる。
おいて、画像形成に再使用するための再生処理ができな
い又は該再生処理に不適な像保持体との外形サイズの寸
法差を0.5〜3mmに設定したことを特徴とするもの
である。
使用するための再生処理ができない又は該再生処理に不
適な一般の像保持体との外形サイズの寸法差が0.5〜
3mmに設定されているので、触診により該一般の像保
持体と容易に分別することができるともに、画像形成装
置にセットしたりバインダーにファイルしたりする場合
にも問題が生じない。
用可能なシート状の像保持体であって、その側端縁部の
一部を切り欠いたことを特徴とするものである。
の一部を切り欠いているので、画像形成に再使用するた
めの再生処理ができない又は該再生処理に不適な一般の
像保持体と混在させて積み重ねた場合でも、その側端面
を観察するだけでなく触診することにより、該一般の像
保持体と容易に分別することができる。
又は5の像保持体の表面に、該像保持体と画像形成に用
いる画像形成物質との接着力を低下させる接着力低下処
理を行ったことを特徴とするものである。
画像形成に用いる画像形成物質との接着力を低下させる
接着力低下処理が行われているので、該像保持体上の画
像形成物質を除去することにより画像形成に再使用する
ための再生処理を行う場合に、該画像形成物質の接着力
を低下させて該画像形成物質を容易に除去できる。
の基材としては、セルロース繊維からなる紙を用いても
よい。この基材を用いた像保持体は、プラスチック材等
の他の材料を基材とする像保持体に比較して安価であ
り、しかも一般に像保持体として使用されている紙との
物性値の差が少なく、使用に際して違和感がない。
おいて、上記接着力低下処理として、上記像保持体の表
面に、フッ素系界面活性剤又は長鎖アルキル基を含む界
面活性剤を付与したことを特徴とするものである。
下処理として、像保持体の表面に、フッ素系界面活性剤
又は長鎖アルキル基を含む界面活性剤が付与されている
ので、画像形成時において該像保持体上に形成された画
像の定着性を実用可能な水準に保つことができるととも
に、画像形成物質の接着力を低下させて該画像形成物質
を容易に除去できる。
おいて、上記接着力低下処理として、上記像保持体の表
面に、水により膨潤する材料を付与したことを特徴とす
るものである。
下処理として、像保持体の表面に、水により膨潤する材
料が付与されているので、画像形成時において該像保持
体上に形成された画像の定着性を実用可能な水準に保つ
ことができるとともに、再生処理時において水を含む画
像除去促進液を該像保持体に付与することにより該画像
形成物質の接着力を低下させ、該画像形成物質を容易に
除去できる。
おいて、上記像保持体の基材として、水に24時間浸漬
したときの水の吸収量が自重の1%以下のものを用いた
ことを特徴とするものである。
の基材として、水に24時間浸漬したときの水の吸収量
が自重の1%以下のものを用いているので、再生処理時
において水を含む画像除去促進液を該像保持体に付与し
た場合でも、該像保持体の強度が低下したり、サイズが
変化したりすることがなくなり、再生処理を行う装置内
でのジャムや皺の発生などの像保持体の搬送上の問題を
著しく低減させることができる。
ては、非透水性材料で吸水防止可能を施した紙を用いて
もよい。また、水に24時間浸漬したときの水の吸収量
が自重の1%以下となるような上記基材としては、比較
的耐熱性に優れ且つ比較的安価に入手可能なポリエチレ
ンテレフタレートを用いることができる。この材料を上
記基材に用いた像保持体は、特に画像形成物質を軟化温
度以上に加熱して該画像形成物質を除去する再生処理に
好適である。
性のものが好ましい。非透光性の像保持体の場合は、透
光性のものに比較して画像の視認性に優れている。
り返し使用可能なシート状の像保持体であって、画像形
成に再使用するための再生処理ができない又は該再生処
理に不適な一般の像保持体と混合して積み重ねた場合で
も、側端面側から観察または触診することにより、重ね
られた像保持体を一枚づつめくることなく、画像形成に
繰り返し使用可能な特定の像保持体であることを識別
し、他の一般の像保持体と容易に分別することができる
ようにしたものである。
り、画像形成に繰り返し使用可能な特定の像保持体であ
ることを識別し、他の一般の像保持体と分別できるよう
にするためには、他の一般の像保持体と区別するための
識別表示を側端面に有するように、像保持体を構成す
る。例えば、像保持体の少なくとも側端面の一部に可視
領域の色材を付着させて識別表示とする。従来は、画像
形成に繰り返し使用可能な特定の像保持体であることを
示すため、図5(a)のように像保持体の画像形成面ま
たはその裏側の面に薄い色で適当な文字やマークを印刷
するなどの方法がとられていた。
側から観察することにより画像形成に繰り返し使用可能
な特定の像保持体が視認できるように、図1(a)のよ
うに像保持体1の側端面の少なくとも一部に色材を付着
させた着色部1aを設ける。図1(b)の着色部1aの
ように、像担持体の側端面全体に色材を付着させてもよ
い。色材を付着させる方法としては、例えば、裁断後の
シートを重ねた状態で、側面からステンシル印刷、スク
リーン印刷、タコ印刷、押印、インクジェット法、手書
き、スプレーなどにより付着させる方法がある。また、
像保持体の側端面に近い表面あるいは裏面に色材を付着
しても同様な効果が得られる。
く、図1(a)のように複数の側端面に色材を付着させ
てもよい。この場合は、観察する側面がどの方向であろ
うとも判別することが可能になり、一般の像保持体との
分別がより容易になる。
の定着性を下げる材料が塗布されていたり、発色・消色
層が塗布されていたりする場合のように、像保持体の表
裏を区別することが必要な場合には、色材による識別表
示としてのマーキングを側端面の辺の中央に関して非対
称に行なうことが好ましい。このように非対称にマーキ
ングを行うことにより、側端面におけるマーキングの位
置により、像保持体の表裏も区別することができる。
もよい。この場合には、側端面ばかりではなく、像保持
体の表面や裏面からも、画像形成に繰り返し使用可能な
特定の像保持体を視認できる。また、有彩色で着色する
ことにより、像保持体の表面に形成した画像の視認性を
減ずることもない。有彩色の中でも黄色、シアン、マゼ
ンタに近い色相の色に着色することは、比較的高濃度に
着色した場合においても画像の視認性を減ずることがな
いので、特に好ましい。
吸収波長(λmax)において吸光度が0.3以上の濃度
に着色することが好ましい。これより低い濃度では、特
に側端面から観察した場合に、一般の白色の像保持体と
の区別がし難い場合が生じる。
像保持体の基材の製造時に色材を混入させる方法、再生
処理に適するように像保持体に塗布層を形成する処理を
行うときに該塗布層に色材を混入させる方法等がある。
像保持体の基材が紙の場合には、抄紙時に染料で染色す
ることができる。また、基材がプラスチックスの場合に
は、フィルム成形時に顔料を添加することにより着色す
ることができる。この像保持体の全体を着色する方法
は、像保持体の製造時に着色することができるため、像
保持体の製造後に像保持体を部分的に着色する方法に比
較して、着色した像保持体を安価に製造できる。 (以下、余白)
態について説明する。像保持体の側端面側から観察また
は触診することにより、画像形成に繰り返し使用可能な
特定の像保持体であることを識別し、他の一般の像保持
体と分別できるようにするためには、上記一般の像保持
体と異なる外形サイズを有するように、像保持体を構成
してもよい。例えば、像保持体が長方形である場合、長
さ及び幅の少なくとも一方を、上記一般の像保持体の規
格サイズよりも大きくするかまたは小さくする。印刷、
複写等の画像形成用の像保持体のサイズは、世界のそれ
ぞれの国における工業規格で定められる。これらの規格
で規定されているサイズに比較して、長さ及び幅の少な
くとも一方を大きくするかまたは小さくする。このよう
に、上記一般の像保持体と異なる外形サイズを有するよ
うに像保持体を構成することにより、像保持体を側端面
側から観察するばかりではなく、触診することによって
も識別できるため、上記色材でマーキングする方法より
も更に容易に像保持体を分別することが可能となる。
画像形成に繰り返し使用可能な特定の像保持体を上記一
般の像保持体と分別する場合、長方形の像保持体の長さ
及び幅の少なくとも一方を規格サイズよりも平均値で
0.5〜3mm大きくするかあるいは小さくすることが
好ましい。これよりも大きな差を設けた場合には、分別
作業にかえって時間を要する場合が生じてくる。また、
規格サイズよりも大きすぎる場合には、画像形成装置と
しての複写機、プリンターなどの給紙カセットやファイ
ルに入り切れない場合があるし、規格サイズよりも小さ
すぎる場合には、画像の一部が像保持体に入りきれない
という問題が生じてしまうこともある。
長方形の像保持体のコーナーあるいは端面の少なくとも
一個所を切り欠くことによっても、画像形成に繰り返し
使用可能な特定の像保持体であることを識別し、他の一
般の像保持体と分別できるようになる。この場合にも、
色材によるマーキングと同様に、像担持体の1つの端面
やコーナーばかりでなく、複数の端面やコーナーに切り
欠き1aを設けることにより、観察する側端面がどの面
であろうとも判別することが可能になり、分別がより容
易になる。また、像担持体の表裏を区別するためには、
図2(d)のように、切り欠き1aを側端面の辺の中央
に関して非対称に設けるのが好ましい。このように切り
欠き1aを非対称に設けることにより、その切り欠きの
位置から、像保持体の表裏の区別もできるようになる。
いては、繰り返し使用のために、少なくとも表面近傍が
画像形成物質との接着力を弱めるための接着力低下処理
がなされていることが好ましい。この接着力低下処理
は、特定の界面活性剤、親水性の樹脂、サイズ剤、ワッ
クス、離型剤などの画像形成物質との接着性を低下させ
る材料を塗布、含浸、接着することにより行うことがで
きる。ここで、親水性化合物のより具体的な例として
は、ポリアクリルアミド、アルギン酸、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコールなどを挙げることができる。塗布又は
含浸する事のできるワックス類のより具体的な例として
は、カルナバ・ワックス、密猟、パラフィン・ワックス
等の合成ワックスを挙げることができる。上記サイズ剤
としては、アルキルケテンダイマーが好ましい。上記離
型剤としては、シリコン樹脂、フッ素樹脂などの低エネ
ルギー表面を形成する高分子化合物、シリコン・オイ
ル、菜種油、コーン油等の等のオイル類、金属石鹸など
を挙げることことができる。
フッ素系界面活性剤または長鎖アルキル基を含む界面活
性剤を塗布または含浸させる処理は、その像保持体への
含有量が少量でも画像形成物質との接着力を低下せしめ
る効果が大きく、安価に製造でき、見かけの特性は一般
の像保持体と変わらないものが得られる点で好ましい。
特に、セルロース繊維を主体とする紙を基材とした場
合、一般に像保持体として使用されている紙と見かけ上
区別が出来ない自然な感触で、折りたたんでも特性が劣
化することのない像保持体が得られる。また、セルロー
ス繊維を主体とする紙を基材とした場合、材料が比較的
安価で安全であり、これらの点においても優れた像保持
体を供給することができる。更に、セルロース繊維を主
体とする紙を基材とした場合、使用済みの像保持体は、
離解し、再抄紙する通常の再生紙製造工程により、再
度、セルロース繊維を再利用することができる。
ル基を含む界面活性剤のより具体的な例としては、パー
フルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキル
スルホン酸塩、パーフルオロアルケニルアリールスルホ
ン酸塩、N−パーフルオロオクタンスルホニルグルタミ
ン酸塩、パーフルオロアルキル−N−エチルスルホニル
グリシン塩、3−(ω−フルオロアルカノイル−N−エ
チルアミノ)−1−プロパンスルホン酸塩、パーフルオ
ロアルキルエチル燐酸工ステル塩等のフッ素系界面活性
剤、高級脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプ
チド、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、モノあるい
はジアルキルスルホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、モノアルキル燐酸塩、ジアルキル燐酸塩、ト
リアルキル燐酸塩、モノポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル燐酸塩、ビスポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル燐酸塩、トリスポリオキシエチレンアルキルエーテル
燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
燐酸塩等の長鎖アルキル基を有するアニオン型界面活性
剤、カルボン酸変性ポリジメチルシロキサン、スルホン
酸変性ポリジメチルシロキサン等のシリコン系界面活性
剤を挙げることができる。
は、A4サイズ当たり0.002〜0.5gが好まし
い。界面活性剤の付与量が0.002gよりも少ない
と、所望の逆転写防止の効果が得られないために、良好
な画像形成物質の除去が不可能となる。一方、界面活性
剤の量が0.5gよりも多いと、画像形成物質との接着
力が低下したり、摩擦係数が低下して、定着性、自動給
紙装置での搬送性が悪くなり、実用に耐えなくなるばか
りでなく、像保持体のコストも高いものとなってしま
う。
は、電子写真法、ホットメルト・インクジェット法、熱
転写法、印刷法等の画像形成法により形成された画像を
除去して再生するのに適し、画像形成物質をその軟化点
以上の温度に加熱して、像保持体上の画像形成物質を剥
離部材に転写して除去する再生方法に適している。特
に、画像形成物質の除去に際して、像保持体への画像除
去促進液の付与を行わない乾式で画像形成物質を除去す
る再生方法に適している。
は、少なくとも表面近傍が液体の付与により膨潤するも
のが、像保持体上の画像形成物質を完全に除去できる
点、画像の定着性を高い水準に維持できる点でより好ま
しい。特に、像保持体の基材に水により膨潤する材料が
塗布または含浸されている像保持体は、水を主体とする
画像除去促進液で画像形成物質との接着力を低下させて
画像形成物質を除去できる点で特に好ましい。
を塗布または含浸する場合に、該基材として紙を使用す
ると、該基材にまで画像除去促進液が浸透して、サイズ
が変化してしまったり強度が低下してしまったりして、
再生装置での搬送が困難になったり、吸収した画像除去
促進液を乾燥するのに大きなエネルギーを必要としたり
する場合がある。そこで、水に24時間浸潰した時の水
の吸収量が自重の1%以下の材料を基材とするか、また
は非透水性材料で吸水防止加工を施した紙を基材とする
ことにより、これらの問題を解決することができる。特
に、ポリエチレンテレフタレートを基材とした像保持体
は、比較的耐熱性に優れ、画像形成物質の軟化温度以上
に加熱して画像形成物質を像保持体から剥離部材へ転写
する方法での再生処理に適するとともに、比較的安価に
入手が可能である点で好ましい。このポリエチレンテレ
フタレートなどのプラスチック・フィルムを基材とする
場合には、フィルムの成形時に、発泡、酸化チタン、酸
化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなど無機白色顔
料や、有機の白色顔料を混入して、非透光性にしておく
ことが好ましい。非透光性にした場合は、透光性のもの
に比較して画像の視認性に優れる。
例としては、紙の片面または両面に、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニリデン、ポリ塩化ビニルなどのフィルムをラミネー
トしたり、アクリル樹脂等のエマルジョンを塗布・乾燥
したりすることを挙げることができる。
形成された画像形成物質を除去して再び画像形成に使用
できる状態に再生するには、画像形成物質を機械的に掻
き落とす方法、粘着性の剥離部材と圧接させて画像形成
物質を剥離部材に転写する方法などがあるが、次のよう
な熱転写法が、像保持体上の画像形成物質の除去率が高
い点と、像保持体を優めることなく画像形成物質を除去
できる点で好ましい。この熱転写法では、像保持体上の
画像形成物質を軟化するまで加熱し、画像形成物質に接
着性を示す部材(剥離部材)と該像保持体とを圧接する
ことにより、像保持体上の画像形成物質と剥離部材とを
接着させる。その後、像保持体と剥離部材とを分離する
ことにより、像保持体上の画像形成物質を像保持体に転
写させて像保持体の画像形成物質を除去する。
る再生装置においては、画像形成物質との接着力が強い
一般の像保持体が混入した場合には、画像形成物質が像
保持体と剥離部材との両方に接着性を示すので、転写時
の像保持体と剥離部材との分離が困難になり、装置内で
ジャムを生じやすいという問題がある。従って、上記熱
転写法により画像形成物質を除去する再生装置で像保持
体を再生する場合には、特に、画像形成物質を良好に除
去できる再生処理に適した特定の像保持体と一般の像保
持体とを分別する必要がある。
り膨潤する像保持体上に形成された画像形成物質を除去
して再び画像形成に使用できる状態に再生するには、水
を含有する画像除去促進液を付与して像保持体と画像形
成物質との接着力を低下させ、像保持体上の画像形成物
質が軟化するまで加熱し、画像形成物質に接着性を示す
部材(剥離部材)と該像保持体とを圧接し、像保持体上
の画像形成物質と剥離部材とを接着させる。その後、像
保持体と剥離部材とを分離させることにより、像保持体
上の画像形成物質を像保持体に転写させ、像保持体の画
像形成物質を除去して再生する。このように水を主成分
とする画像除去促進液を使用する方法は、水が安全性、
経済性にすぐれている点で好ましい。また、画像除去促
進液を付与して像保持体と画像形成物質との接着力を低
下した後で像保持体から画像形成物質を除去する方法と
しては、前述のように機械的に掻き落とす方法や粘着性
の剥離部材と圧接させて画像形成物質を剥離部材に転写
する方法などもあるが、熱転写法が像保持体上の画像形
成物質の除去率が高いこと、像保持体を傷めることなく
画像形成物質を除去できる点で好ましい。
て比較例を交えながら説明する。 〔実施例1〕下記処方の混合液を調合した。 ジアルキルスルホ琥珀酸ソーダ 5wt% フッ素系界面活性剤 5wt% スルホン化フタロシアニン・ブルー(シアン色染料) 0.35wt% イオン交換水 残量
あたり約0.15g/A4(2.4g/m2、界面活性
剤量として0.015g/A4)となるように両面に塗
布し、110℃で乾燥した。上記混合液により着色さ
れ、界面活性剤が塗布された紙をA4サイズに裁断し、
複写機用の像保持体としてのコピー用紙を作製した。こ
のコピー用紙の着色濃度を分光光度計を用いて拡散反射
で測定したところ、最大吸収波長645nmにおける吸
光度が0.48であった。
00、リコー製)を用いて、上記着色及び界面活性剤の
塗布を施したコピー用紙の表裏両面に画像形成を行っ
た。連続して50枚の画像形成を行ったが、得られた画
像は界面活性剤を塗布していない一般の(生の)コピー
用紙に複写した画像と比較して明らかな差は観察され
ず、正常な画像であった。また、画像の視認性も一般の
白色のコピー用紙と大差のないものであった。
ていない一般の上質紙を、A4サイズに裁断し、上記複
写機で同様に50枚について画像形成を行った。この着
色及び界面活性剤液の塗布を施していない一般の画像形
成済みのコピー用紙と、上記着色及び界面活性剤液の塗
布を施した画像形成済みのコピー用紙を、50枚ずつラ
ンダムに積み重ねた。その後、白色のコピー用紙と再生
処理に適する着色されたコピー用紙との分別を行ったと
ころ、分別作業は75秒で終了した。
れたコピー用紙のすべてについて、再生装置を用いて再
生処理を行った。
構成図である。この再生装置は、コピー用紙1から画像
形成物質2を剥離して除去する剥離手段としての剥離ユ
ニット10、剥離ユニット10にコピー用紙1を供給す
る供給ユニット30、剥離ユニット10からコピー用紙
1を排出する排出ユニット40等を備えている。電子写
真方式などの画像形成装置により画像が形成され且つ不
要となったコピー用紙1は、供給ユニット30のトレー
31上に収納され、該トレー31から給紙コロ32によ
り、給紙ガイド33a、33bを介して剥離ユニット1
0に向けて搬送される。剥離ユニット10での剥離処理
が終了したコピー用紙1は、排出ユニット40のトレー
41に排出される。
エンドレス・ベルト状に加工された剥離部材11a、1
1bが、内部に図示しないヒーターを有して加熱が可能
な加熱加圧ローラ12〜16、分離ローラ17a、17
b、入口ローラ18a、18b、支持ローラ19a、1
9b、20a、20b、21a、21bを介して張り巡
らされ、図示しない駆動手段により、矢印方向に回動さ
れる。駆動手段は、加熱加圧ローラ15〜16が、電動
機によりギアを介して駆動されるように配置されてい
る。加熱加圧ローラ12、13は、加熱加圧ローラ14
〜16が、剥離部材11a、11bを介して押しつけら
れることにより摩擦により回転する。加熱加圧ローラ1
2、13は、例えばアルミニウム、ステンレスなどの金
属からなるローラであり、加熱加圧ローラ14〜16
は、表面にシリコーン・ゴム等の弾性部材の被覆を設け
たローラである。加熱加圧ローラ12と加熱加圧ローラ
14、15との間、加熱加圧ローラ13と加熱加圧ロー
ラ15、16との間には、図示しないバネ、油圧などの
付勢手段により圧力が加えられ、それぞれの加熱加圧ロ
ーラ間には、ニップが形成される。
〜16として直径が30mmのローラを用いた。加熱加
圧ローラ12、13としては、内部に熱源としてハロゲ
ン・ランプを有するステンレス製のローラを用い、加熱
加圧ローラ14〜16としては、同様にハロゲン・ラン
プを有する厚みが3mmのシリコン・ゴム層を有するア
ルミニウム・ローラを用いた。これらの加熱加圧ローラ
12〜16で加熱する温度は95℃に設定した。上記剥
離部材11a、11bとしては、ボリエチレンナフチレ
ート樹脂よりなるフィルムを超音波接合によりエンドレ
ス・ベルトにしたものを用いた。
は、入口ローラ18a、18bの間から、上下の剥離部
材11a、11bの間に挿入され、加熱加圧ローラ12
〜16により、剥離部材11a、11bを介して加熱、
加圧される。
成されたコピー用紙1は、入口ローラ18a、18bの
間から、上下の剥離部材11a、11bの間に挿入され
る。この剥離部材11a、11bの間に挟持されたコピ
ー用紙1は複数の剥離部を搬送されるが、コピー用紙1
上の画像形成物質は、加熱加圧ローラ12〜26のニッ
プ間を通過する間に、所定の温度に達し、軟化する。軟
化した画像形成物質は、加熱加圧ローラ12〜26が形
成するニップ内で押圧され、画像形成物質は剥離部材1
1a、11bへ接着する。
適するとして分別されたすべてのコピー用紙の再生処理
を、搬送速度を20mm/sec設定して行ったとこ
ろ、処理されたすべてのコピー用紙の画像は、解読不能
の水準に除去され、コピー用紙は再使用が可能な状態に
再生された。また、この再生処理の間、再生装置内でジ
ャムの発生はなかった。
一般のコピー紙50枚にコピーをした。このコピーを実
施例1と同様に図3の再生装置のトレー31にセット
し、再生処理を行おうと試みた。その結果、1枚目の処
理から、コピー用紙と剥離部材11bとが張り付いてし
まい、分離ローラ17bで分離されず、コピー用紙がク
リーニング・ローラ22bに引っ掛かり、再生装置の中
でジャムを生じた。
から染料を除いた下記処方の溶液を作製した。 ジアルキルスルホ琥珀酸ソーダ 5wt% フッ素系界面活性剤 5wt% イオン交換水 残量
紙に塗布量が片面あたり約2.48/m2(界面活性剤
量として0.015g/A4)となるように両面に塗布
し、110℃で乾燥した。この界面活性剤が塗布された
コピー用紙をA4サイズに裁断し、このコピー用紙が再
生処理に適するものであることを示すために、図5
(a)のように用紙の片面に青色でマーキングを行っ
た。
枚のマーキングされていない面に、実施例1と同様に複
写機により画像を形成した。一方、界面活性剤液を塗布
していない一般の(生の)上質紙をA4サイズに裁断
し、上記同様に複写機で50枚のコピーを行った。この
裏面へのマーキングがなく、界面活性剤を塗布してもい
ない一般の50枚のコピー用紙と、上記マーキングを行
い、界面活性剤を塗布したコピー用紙50枚とをランダ
ムに積み重ねた。その後、マーキングのない一般の白色
のコピー用紙とマーキングを行った再生処理に適するコ
ピー用紙との分別を行ったが、分別作業には190秒を
要した。
すべてのコピー用紙を、図3の再生装置のトレー31上
にセットし、実施例1と同様に再生処理を行おうと試み
たところ、再生処理中に2回のジャムが発生した。ジャ
ムを生じたコピー用紙を観察した結果、コピーの裏面に
図5(a)のマーキングがされておらず、界面活性剤を
塗布していないコピー用紙が分別作業で混入したために
ジャムが発生したことが明らかになった。
から染料を除いた下記処方の溶液を作製した。 ジアルキルスルホ琥珀酸ソーダ 25wt% イオン交換水 残量
紙に塗布量が片面約4.8g/m2(界面活性剤量とし
て0.030g/A4)となるように両面に塗布し、1
10℃で乾燥した。この界面活性剤が塗布されたコピー
用紙をA4サイズに比較して幅方向のみ2mm大きくな
るように裁断機をセットして裁断した。更に、このコピ
ー用紙が再生処理に適するものであることを示すため
に、図5(a)のように用紙の片面に青色でマーキング
を行った。
枚のマーキングされていない面に、実施例1と同様に複
写機により画像を形成した。一方、界面活性剤液を塗布
していない一般の(生の)上質紙をA4サイズに裁断
し、上記同様に複写機で50枚のコピーを行った。この
裏面へのマーキングがなく、界面活性剤を塗布してもい
ない一般の50枚のコピー紙と、上記A4規格サイズよ
りも幅を2mm大きくし、上記マーキングを行った50
枚のコピー用紙とをランダムに積み重ねた。その後、A
4規格サイズよりも幅を2mm大きくし上記マーキング
を行った再生処理に適するコピー用紙の分別を行った
が、分別作業には60秒で終了した。
てのコピー用紙を、図3の再生装置のトレー31上にセ
ットし、実施例1と同様に再生処理を行ったところ、処
理されたすべてのコピー用紙の画像は、解読不能の水準
に除去され、コピー用紙は再使用が可能な状態に再生さ
れた。この再生処理の間、再生装置内でジヤムの発生は
なかった。 (以下、余白)
気流中で加熱して、重合物の溶液を得た。この溶液に対
して0.8重量%のエポキシ架橋剤を室温で添加して混
合した。 アクリル酸 5wt% メタクリル酸 5wt% ヒドロキシエチルアクリレート 5wt% 重合開始剤 0.2wt% 溶媒 残量
み約10μmのポリエチレン・テレフタレート樹脂フィ
ルムをラミネートしたものを基材とし、接着性を向上す
るためにカップリング剤で処理して下引き層を設けた
後、上記作製した樹脂液をフィルムの両面に塗布して、
120℃で加熱、乾燥して、片面の厚みが0.7μmの
架橋された膨潤層を形成した。この膨潤層を形成したも
のをA4サイズ裁断した後、図2(d)のようにプレス
で切り欠きを設け、再生処理に適することを表示したコ
ピー用紙を得た。
ー用紙50枚に連続して画像形成を行ったところ、得ら
れた画像は、膨潤層を形成していないフィルムに複写し
た画像と比較して明らかな差は観察されず、正常な画像
であった。
からなるコピー用紙(商品名:紙源S、リコー製)に、
上記同様に複写機で50枚の画像形成を行った。この一
般のコピー用紙50枚と、上記膨潤層を形成し切り欠き
を設けたコピー用紙50枚とをランダムに積み重ねた。
その後、これらの一般のコピー用紙と再生処理に適する
コピー用紙との分別を行ったが、分別作業は70秒で終
了した。
れたコピー用紙のすべてについて、再生装置を用いて再
生処理を行った。
構成図である。図4において、電子写真法などにより画
像が形成され、かつ、不要となったコピー用紙1は、給
紙カセット102に収納され、給紙コロ103により、
給液部へ導入される。給液部は、内部に画像除去促進液
111を保持するための液容器113、液付与ローラ1
12、スクイズローラ115、押さえローラ114等に
より構成されている。液付与ローラ112は、その表面
に多数の孔を有するグラビア・ローラである。この液付
与ローラ112の一部は図4に示したように液容器11
3内の液に浸漬するように配置され、図示していない駆
動系により給紙コロ103の線速と等しくなるようにコ
ピー用紙1の搬送と同方向に回転される。液付与ローラ
112に付着する過剰な液は、液付与ローラ112に連
れ回りするスクイズローラ115により取り除かれる。
液付与ローラ112はコピー用紙1と接触することによ
り画像除去促進液111をコピー用紙1に付与する。
されたコピー用紙は次の剥離・転写部に搬送される。こ
の剥離・転写部は、内部にハロゲン・ランプなどのヒー
ター122が設置され、加熱が可能になっている金属製
加熱ドラム121、表面にシリコン・ゴム等の弾性部材
の被夜を設けた金属製加圧ローラ127、入口ローラ1
23、分離ローラ124、テンションローラ125、バ
ックアップローラ126、これらのローラ123〜12
6を内接するように設けられたエンドレス・ベルト状の
剥離部材128等により構成されている。加熱ドラム1
21は、図示されていない駆動手段により、矢印方向に
回動される。加圧ローラ127と加熱ドラム121との
間には、図示されていないバネ、油圧などの付勢手段に
より、圧力が加えられ、ローラ−ドラム間にニップが形
成される。また、テンションローラ125は、図示され
ていないバネ、油圧などの付勢手段により、剥離部材1
28に所定のテンションを印加するように構成されてい
る。剥離部材128は、画像形成物質をコピー用紙から
転写・剥離するための部材であり、本実施例では、厚み
が50μmのポリイミドフィルムからなるベルトを用い
た。
り画像形成面に画像除去促進液111が付与されたコピ
ー用紙は、入口ローラ123近傍において、加熱ドラム
121と剥離部材128との間に挿入され、コピー用紙
の画像保持面と剥離部材128とが重ね合わされ、加熱
ドラム121により加熱される。この加熱により、皮膜
状に形成された画像形成物質の下層に位置する膨潤層に
まで画像除去促進液111が吸収され、画像形成物質と
コピー用紙との接着力が低下する。
形成された画像形成物質は、加熱ドラム121により加
熱され、加圧ローラ127に達する前までに、軟化点以
上の温度に達するように加熱ドラム121のヒーターの
オン・オフが制御される。本実施例においては、加熱ド
ラム121の温度が115℃になるように調整した。加
圧ローラ127により画像形成物質と剥離部材128と
を加圧することにより、画像形成物質と剥離部材128
との間に接着力を生じさせる。剥離部材128とコピー
用紙1とは、分離ローラ124近傍で分離される。
材128には、コピー用紙1の画像形成物質が転写され
るが、剥離部材128上の像形成物質はクリーニング部
材131により除去され、剥離部材128は繰り返し使
用される。このクリーニングより剥離部材128より除
去された画像形成物質2は容器132に蓄積され、適宜
処分される。
像保持体1は、分離爪145a、145bで剥離部材1
28から分離された後、排出ローラ142、143によ
りガイド板144上を搬送され、トレー146へ排出さ
れ、ストックされる。
のコピー用紙1を、図4に示す再生装置のトレー102
上にセットし、搬送速度を15mm/secに設定して
再生処理を行ったところ、処理されたすべてのコピー用
紙の画像はすべて除去され、コピー用紙は再使用が可能
な状態に再生された。この再生処理の間、再生装置内で
ジャムの発生はなかった。
層及び、膨潤層を塗布していないコピー用紙に画像を形
成した。このコピー用紙を上記実施例3と同様に図4の
再生装置のトレー102から供給して再生処理を行おう
と試みた。その結果、コピー用紙1と剥離部材128と
が張り付いてしまい、分離ローラ124の位置で分離さ
れず、コピー用紙がクリーニングーローラ131に引っ
掛かり、再生装置の中でジャムを生じた。
(d)のようにプレスで切り欠きを設けたが、この切り
欠きに代えて、本比較例では図5(b)のように押印に
より再生処理に適することを表示するためのマーキング
を行った。
グを施したコピー用紙50枚のマーキング面に、上記実
施例3と同様に複写機により画像を形成した。一方、一
般に用いられる上質紙からなるコピー用紙(商品名:紙
源S、リコー製)50枚に、上記同様に複写機で画像形
成を行った。この一般のコピー用紙50枚と膨潤層を形
成しマーキングを施したコピー用紙50枚とをランダム
に積み重ねた。その後、これらの再生処理に適する像保
持体と一般の複写機用上質紙との分別を行ったが、分別
作業は253秒を要した。
すべてのコピー用紙を、図4の再生装置のトレー102
上にセットし、上記実施例3と同様に再生処理を行おう
と試みたところ、再生処理中に3回のジャムが発生し
た。ジャムを生じたコピー用紙を観察した結果、押印に
よるマーキングがなく一般に用いられるコピー用紙が分
別作業で混入したためにジャムが発生したことが明らか
になった。
層を形成しA4サイズ裁断したコピー用紙を重ね、ステ
ンシル印刷により図1(a)のように赤色インクでシー
トの側端面にマーキングを行った。このマーキングを行
ったコピー用紙50枚について連続して画像形成を行っ
た。また、上記実施例3と同様に、一般に用いられるコ
ピー用紙50枚についても画像形成を行った。この一般
のコピー用紙50枚と、膨潤層を形成したコピー用紙5
0枚とをランダムに積み重ねた。その後、一般のコピー
用紙と再生処理に適するコピー用紙との分別を行った
が、分別作業は85秒で終了した。
のコピー用紙を図4の再生装置のトレー102上にセッ
トし、再生処理を、搬送速度を15mm/secに設定
して行ったところ、再生処理されたすべてのコピー用紙
の画像はすべて除去され、像保持体は再使用が可能な状
態に再生された。この再生処理の間、再生装置内でジャ
ムの発生はなかった。
使用するための再生処理ができない又は該再生処理に不
適な一般的な像保持体と混在させて積み重ねた場合で
も、その側端面に現れた識別表示を視認し、該一般の像
保持体と容易に分別することができるという効果があ
る。
用するための再生処理ができない又は該再生処理に不適
な一般の白色系の色の像保持体と混在させて積み重ねた
場合でも、該一般の像保持体と容易に分別することがで
きるという効果がある。
用するための再生処理ができない又は該再生処理に不適
な一般の像保持体と混在させて積み重ねた場合でも、そ
の側端面を観察するだけでなく触診することにより、該
一般の像保持体と容易に分別することができるという効
果がある。
用するための再生処理ができない又は該再生処理に不適
な一般の像保持体と容易に分別することができるとも
に、画像形成装置にセットしたりバインダーにファイル
したりする場合にも問題が生じないという効果がある。
用するための再生処理ができない又は該再生処理に不適
な一般の像保持体と混在させて積み重ねた場合でも、そ
の側端面を観察するだけでなく触診することにより、該
一般の像保持体と容易に分別することができるという効
果がある。
の発明の効果に加えて、像保持体上の画像形成物質を除
去することにより画像形成に再使用するための再生処理
を行う場合に、該画像形成物質の接着力を低下させて該
画像形成物質を容易に除去できるという効果がある。
の効果に加えて、画像形成時において該像保持体上に形
成された画像の定着性を実用可能な水準に保つことがで
きるとともに、画像形成物質の接着力を低下させて該画
像形成物質を容易に除去できるという効果がある。
の効果に加えて、画像形成時において像保持体上に形成
された画像の定着性を実用可能な水準に保つことができ
るとともに、再生処理時において水を含む画像除去促進
液を該像保持体に付与することにより該画像形成物質の
接着力を低下させ、該画像形成物質を容易に除去できる
という効果がある。
の効果に加えて、再生処理時において水を含む画像除去
促進液を像保持体に付与した場合でも、該像保持体の強
度が低下したり、サイズが変化したりすることがなくな
り、再生処理を行う装置内でのジャムや皺の発生などの
像保持体の搬送上の問題を著しく低減させることができ
るという効果がある。
斜視図。
の平面図。
再生装置の概略構成図
他の再生装置の概略構成図
が施された像保持体の平面図。
Claims (9)
- 【請求項1】画像形成に繰り返し使用可能なシート状の
像保持体であって、 画像形成に再使用するための再生処理ができない又は該
再生処理に不適な像保持体と区別するための識別表示
を、側端面に有することを特徴とする像保持体。 - 【請求項2】請求項1の像保持体において、 上記識別表示を、可視領域の有彩色材を用いて分光反射
の最大吸収波長における吸光度が0.3以上の濃度に着
色したもので形成したことを特徴とする像保持体。 - 【請求項3】画像形成に繰り返し使用可能なシート状の
像保持体であって、 画像形成に再使用するための再生処理ができない又は該
再生処理に不適な像保持体と異なる外形サイズを有する
ことを特徴とする像保持体。 - 【請求項4】請求項3の像保持体において、 画像形成に再使用するための再生処理ができない又は該
再生処理に不適な像保持体との外形サイズの寸法差を
0.5〜3mmに設定したことを特徴とする像保持体。 - 【請求項5】画像形成に繰り返し使用可能なシート状の
像保持体であって、 その側端縁部の一部を切り欠いたことを特徴とする像保
持体。 - 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5の像保持体の
表面に、該像保持体と画像形成に用いる画像形成物質と
の接着力を低下させる接着力低下処理を行ったことを特
徴とする像保持体。 - 【請求項7】請求項6の像保持体において、 上記接着力低下処理として、上記像保持体の表面に、フ
ッ素系界面活性剤又は長鎖アルキル基を含む界面活性剤
を付与したことを特徴とする像保持体。 - 【請求項8】請求項6の像保持体において、 上記接着力低下処理として、上記像保持体の表面に、水
により膨潤する材料を付与したことを特徴とする像保持
体。 - 【請求項9】請求項8の像保持体において、 上記像保持体の基材として、水に24時間浸漬したとき
の水の吸収量が自重の1%以下のものを用いたことを特
徴とする像保持体。
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JP9118887A JPH10293510A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 像保持体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9118887A JPH10293510A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 像保持体 |
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JPH10293510A true JPH10293510A (ja) | 1998-11-04 |
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Family Applications (1)
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JP9118887A Pending JPH10293510A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 像保持体 |
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JP (1) | JPH10293510A (ja) |
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