JPH08190312A - トナー除去装置 - Google Patents

トナー除去装置

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JPH08190312A
JPH08190312A JP92495A JP92495A JPH08190312A JP H08190312 A JPH08190312 A JP H08190312A JP 92495 A JP92495 A JP 92495A JP 92495 A JP92495 A JP 92495A JP H08190312 A JPH08190312 A JP H08190312A
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JP92495A
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Mitsuki Sagane
光記 砂金
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー除去装置が多数の記録媒体を搬送して
各々からトナーを除去する場合に、インクなどにより画
像が形成された記録媒体を分別する。 【構成】 媒体加熱手段10により加熱された記録媒体
2の表面を表面検査手段11が検査してトナー17の有
無を判定すると、トナー17が無いと判定された記録媒
体2は媒体分別手段9により分別される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に転写された
トナーを剥離させて除去するトナー除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、トナーにより画像を形成した印刷
用紙を再度使用するため、印刷用紙からトナーを除去す
るトナー除去装置が提案されている。このトナー除去装
置は、トナーが表面に固着した印刷用紙を用紙搬送機構
により搬送し、この搬送される印刷用紙に不安定化剤を
供給することにより、印刷用紙に固着しているトナーを
軟化させて不安定状態とする。このような状態の印刷用
紙を用紙搬送機構により搬送し、剥離ローラと加圧ロー
ラとの間隙に挿通させ、加圧ローラにより印刷用紙のト
ナーが固着した表面を剥離ローラに圧接させる。
【0003】この剥離ローラは物性的に表面がトナーを
吸着する特性を有しているので、印刷用紙からトナーを
剥離させて吸着する。この時、剥離ローラと加圧ローラ
とはヒータを有して発熱するので、トナーの転写が促進
される。このようにトナーが剥離された印刷用紙が剥離
ローラから離脱して排出されるので、この印刷用紙は白
紙として再利用できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなトナー除
去装置は、印刷用紙からトナーを除去することができる
ので、印刷用紙を白紙に再生することができる。
【0005】しかし、トナー除去装置を使用するオフィ
スなどの環境では、画像が電子写真装置によりトナーで
形成された印刷用紙の他、画像が手書きにより鉛筆など
で形成された印刷用紙や、画像が凸版印刷によりインク
で形成された印刷用紙もある。トナー除去装置で消去で
きる画像は、電子写真法によりトナーで形成された画像
だけなので、上述のような印刷用紙が混在していると、
トナー除去装置は画像を消去した印刷用紙と画像が消去
されていない印刷用紙とを混在させて排出することにな
る。この場合、排出された印刷用紙の束を複写機やプリ
ンタで使用すると、画像が消去されていない印刷用紙に
画像が重複して印刷されることになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーが表面に固着した記録媒体を用紙搬送機構により
搬送する過程で、不安定化手段により記録媒体に不安定
化剤を供給して固着したトナーを不安定状態とし、循環
する吸着部材の外周面を記録媒体の表面に順次圧接さ
せ、前記吸着部材にトナーを吸着させて記録媒体から剥
離させるトナー除去装置において、前記不安定化手段ま
で搬送される以前に記録媒体を加熱する媒体加熱手段を
設け、加熱された記録媒体の表面を検査してトナーの有
無を判定する表面検査手段を設け、トナーが無いと判定
された記録媒体を前記剥離部材に搬送されない位置に分
別する媒体分別手段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、表面検査手段が記録媒体の表面の粘着度を
検査する粘着測定手段を有する。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、媒体加熱手段が記録
媒体を不安定化手段まで搬送される以前に加熱するの
で、この加熱された記録媒体の表面を表面検査手段が検
査してトナーの有無を判定する。トナーが無いと判定さ
れた記録媒体は媒体分別手段により剥離部材に搬送され
ない位置に分別されるので、トナーにより画像が形成さ
れた印刷用紙に、インクなどにより画像が形成された印
刷用紙が混在しても、これが自動的に分別される。
【0009】請求項2記載の発明では、表面検査手段が
粘着測定手段により記録媒体の表面の粘着度を検査する
ので、この粘着度によりトナーの有無が判定される。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、本実施例のトナー除去装置1は、図1に
示すように、記録媒体である印刷用紙2が収納される一
個の給紙カセット3と、印刷用紙2が各々排出される第
一・第二の排紙トレー4,5とを有しており、前記給紙
カセット3から前記第一・第二の排紙トレー4,5の一
方に印刷用紙2を順次搬送する用紙搬送機構6が設けら
れている。
【0011】より詳細には、前記給紙カセット3と対向
する位置には、印刷用紙2を分離給送する分離給紙機構
7が配置されており、この分離給紙機構7から前記第二
の排紙トレー5まで連通する位置に、表面検査部8と媒
体分別手段である用紙分別機構9とが順次設けられてい
る。
【0012】この表面検査部8は、図1及び図2に示す
ように、媒体加熱手段であるヒートローラ10と、表面
検査手段であるバネゲージ11とからなり、このバネゲ
ージ11と前記ヒートローラ10とは圧接されている。
前記ヒートローラ10は、金属製の中空のローラ体12
の内部に、ヒータとしてハロゲンランプ13を配置した
ものであり、印刷用紙2を搬送しながら加熱する。前記
バネゲージ11は、検出部材14をスプリング15によ
り支持して粘着測定手段である検出センサ16に連結し
たものであり、印刷用紙2の表面の粘着度を検査するこ
とによりトナー17の有無を判定する。
【0013】前記用紙分別機構9は、回転自在な分岐ロ
ーラ18と揺動自在な分岐爪19とからなり、トナー1
7が有ると判定された印刷用紙2は正規の用紙搬送路に
誘導し、トナー17が無いと判定された印刷用紙2は前
記第二の排紙トレー5に分別する。
【0014】そして、前記用紙分別機構9から前記第一
の排紙トレー4まで連通する正規の用紙搬送路には、不
安定化手段である液付与ユニット20とトナー剥離機構
21と乾燥ユニット22とが順次配置されている。
【0015】前記液付与ユニット20は、不安定化剤で
ある剥離溶液23が蓄積されており、この剥離溶液23
を印刷用紙2に塗布して供給する。前記トナー剥離機構
21は、剥離部材である剥離ローラ24と加圧ローラ2
5とからなり、これらのローラ24,25は回転自在に
各々軸支されて相互に圧接されている。前記剥離ローラ
24は、詳細には後述するように、トナー17を良好に
吸着する樹脂で外装されており、ヒータとしてハロゲン
ランプ26を内蔵している。前記加圧ローラ25も、ヒ
ータとしてハロゲンランプ26を内蔵しており、前記剥
離ローラ24に印刷用紙2を圧接しながら搬送する。前
記乾燥ユニット22は、回転自在に軸支されたヒートロ
ーラ27と、循環自在に張架されたエンドレスの加圧ベ
ルト28とからなり、この加圧ベルト28は前記ヒート
ローラ27に圧接されている。このヒートローラ27
は、ヒータとしてハロゲンランプ29を内蔵しており、
前記加圧ベルト28により圧接された印刷用紙2を搬送
しながら乾燥させる。
【0016】このような構成において、本実施例のトナ
ー除去装置1は、従来のトナー除去装置と同様に、印刷
用紙2に固着したトナー17を除去し、このトナー17
が除去された印刷用紙2を第一の排紙トレー4に排出す
る。しかし、鉛筆やインクなどにより画像が形成された
印刷用紙2に対しては、トナー17の除去作業を実行す
ることなく第二の排紙トレー5に排出する。
【0017】そこで、このようなトナー除去装置1の処
理動作を以下に順次詳述する。まず、トナー17を除去
する印刷用紙2がユーザにより給紙カセット3に収納さ
れるが、画像が電子写真法によりトナー17で形成され
た印刷用紙2に、画像が手書きにより鉛筆などで形成さ
れた印刷用紙2や、画像が凸版印刷によりインクで形成
された印刷用紙2が混在している場合がある。一般的に
トナー17はポリスチレンなどの樹脂からなるので、加
熱すると一定の温度で溶融する。
【0018】そして、このような印刷用紙2が給紙カセ
ット3に収納された状態で作業開始が入力されると、印
刷用紙2は分離給紙機構7により一枚ずつ表面検査部8
まで分離給送される。この表面検査部8では、ヒートロ
ーラ10により印刷用紙2を加熱するので、この印刷用
紙2にトナー17が固着している場合は、このトナー1
7が溶融して印刷用紙2の表面の粘着度が増大する。こ
の印刷用紙2の表面の粘着度がバネゲージ11により測
定されるので、この測定結果によりトナー17の有無が
判定される。
【0019】より詳細には、表面検査部8を印刷用紙2
が通過する時間を横軸、バネゲージ11のセンサ出力を
縦軸とすると、図3に示すように、印刷用紙2の表面の
粘着度はトナー17の濃度に従って増大する。そこで、
表面検査部8は、バネゲージ11のセンサ出力を予め適
正に設定されたスレッシホールド値と比較し、このスレ
ッシホールド値よりセンサ出力が大きい場合は印刷用紙
2にトナー17が固着していると判定し、スレッシホー
ルド値よりセンサ出力が小さい場合は印刷用紙2にトナ
ー17が固着していないと判定する。
【0020】そこで、印刷用紙2にトナー17が固着し
ていると判定された場合は、用紙分別機構9の分岐爪1
9が分岐ローラ18に密着し、印刷用紙2が液付与ユニ
ット20に給送される。この液付与ユニット20により
剥離溶液23が印刷用紙2に均一に供給されるので、ト
ナー17は印刷用紙2との界面に剥離溶液23が浸透し
て剥離しやすい不安定状態となる。
【0021】このような状態で印刷用紙2はトナー剥離
機構21まで搬送されるので、このトナー剥離機構21
によりトナー17が除去される。この場合、加圧ローラ
25により印刷用紙2が剥離ローラ24に順次圧接さ
れ、この状態でハロゲンランプ26の加熱によりトナー
17が軟化される。すると、印刷用紙2は浸透した剥離
溶液23によりトナー17が不安定状態となっているの
で、トナー17は剥離ローラ24に吸着されて印刷用紙
2から剥離される。
【0022】このようにトナー17が除去された印刷用
紙2は乾燥ユニット22に搬送され、ハロゲンランプ2
9により発熱するヒートローラ27に加圧ベルト29で
圧接されることにより乾燥する。この乾燥した印刷用紙
2は第一の排紙トレー4に排出されるので、この第一の
排紙トレー4にはトナー17が除去されて白紙に再生さ
れた印刷用紙2が堆積する。
【0023】一方、表面検査部8が、印刷用紙2にトナ
ー17が固着していないと判定した場合は、用紙分別機
構9の分岐爪19が分岐ローラ18から離反して用紙搬
送路に一致する。このため、印刷用紙2は分離爪19に
より第二の排紙トレー5に誘導されるので、この第二の
排紙トレー5には、インクなどで画像が形成された印刷
用紙2が堆積する。この時、印刷用紙2はトナー剥離機
構21や乾燥ユニット22には搬送されないので、これ
らの駆動は停止される。
【0024】つまり、本実施例のトナー除去装置1は、
トナー17により画像が形成された印刷用紙2と、イン
クなどにより画像が形成された印刷用紙2とが混在して
いても、トナー17が固着した印刷用紙2は白紙に再生
されて第一の排紙トレー4に排出され、インクなどによ
り画像が形成された印刷用紙2は処理されることなく第
二の排紙トレー5に排出される。このため、第二の排紙
トレー5には白紙に再生された印刷用紙2のみが堆積す
るので、この印刷用紙2を安心して利用することがで
き、インクなどにより画像が形成された印刷用紙2を誤
って使用することがない。さらに、トナー17が固着し
ていないとして印刷用紙2が第二の排紙トレー5に排出
された場合は、トナー剥離機構21や乾燥ユニット22
などが無用に駆動されないので、消費電力が低減される
と共に機械損耗も軽減される。
【0025】なお、本実施例のトナー除去装置1では、
表面検査部8がバネゲージ11により印刷用紙2の粘着
力を測定するので、単純な構造でトナー17の有無を良
好に判定することができる。しかし、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、例えば、印刷用紙2の表
面の摩擦抵抗を測定することなどでも、トナー17の有
無を判定することができる。
【0026】なお、本実施例のトナー除去装置1は、ト
ナー17の有無を粘着力により判断するので、例えば、
印刷用紙2にトナー17とインクとの両方で画像が形成
されている場合、この印刷用紙2はトナー17により画
像が形成されていると判定され、トナー17のみ除去さ
れてインクの画像が残存した状態で第一の排紙トレー4
に排出される。
【0027】このことが問題となる場合には、図4に示
すトナー除去装置30のように、乾燥ユニット22から
第一の排紙トレー4まで連通する位置にラインセンサ3
1と用紙分別機構32とを設け、ラインセンサ31によ
り画像が検出された印刷用紙2は第三の排紙トレー33
に排出することが好ましい。
【0028】なお、トナー17を吸着する剥離ローラ2
4は、例えば、トナー17と同一又は類似の成分の樹
脂、接着剤の成分樹脂等の樹脂材料や、アルミニウム
系、銅系ニッケル系等の金属材料などにより形成するこ
とができ、樹脂としては、水溶性/非水溶性を問わな
い。
【0029】トナー17と同一成分の樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0030】さらに、接着剤と同一成分の樹脂として
は、にかわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタン
パク質系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖
類系(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物
系接着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル
系、エチレン系共集合体、ポリアミド、ポリエステル、
ポリウレタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン
系、ニトリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム
系等のゴム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着
剤、酸化チタンを分散させたポリエチレンテレフタレー
ト(PET)等が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
【0031】また、剥離ローラ24を樹脂により形成す
る場合には、テンション、熱による伸び防止、耐久性等
の観点から、剥離ローラ24を支持体と表層の少なくと
も二層以上の多層構造にすることが望ましい、本実施例
のように剥離部材をローラ形状の剥離ローラ24とする
場合には、支持体として高剛性の基体ローラを形成し、
この表面に上記した樹脂からなる表層を外装することが
望ましい。このような樹脂を支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ等を用い得る
が、これらに限定されるものではない。
【0032】さらに、剥離溶液23としては、水、水溶
性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及
び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液からなる
群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を用い
ることができる。また、これらの水又は水溶液には、所
定の有機溶剤を含有させてもよい。さらには、剥離溶液
23として有機溶剤のみを用いるようにしてもよい。
【0033】水溶性ポリマーとしては、例えば、デンプ
ン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプン、タピオカデ
ンプン、小麦デンプン、コーンスターチ等)、マンナン
(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒天、アルギン酸
ナトリウム等)、植物粘質物(トロロアオイ、トラガン
トゴム、アラビアゴム等)、微生物による粘質物(デキ
ストラン、レバン等)、タンパク質(にかわ、ゼラチ
ン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリマーや、セル
ロース系(ビスコース、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース等)、デンプン系(可溶性デンプン、カル
ボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等)の半
合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ得るが、これら
に限定されるものではない。
【0034】また、界面活性剤としては、例えば、陰イ
オン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン系
(アミン塩、第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリビニウム塩、イミダゾ
リニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミン
等)、両性系(アミノ酸、カルボシベタイン、スルホベ
タイン、アミノ硫酸エスタル、アミノカルボン酸塩、イ
ミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エー
テルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコー
ル、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)の
通常の界面活性剤、弗素系界面活性剤等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0035】さらに、水又は水溶液に含有させる有機溶
剤としては、例えば、ターベンチン、ジベンテン、ブチ
ルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテート、キ
シレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアル
コール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチ
ルエチケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、
エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジ
オキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサ
ノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに限定され
るものではない。
【0036】一方、単独で用い得る有機溶剤としては、
炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル石油
社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソン社
の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商品
名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,1
50(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,4
60(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール1029,
2129,2940(モービル石油社の商品名)等が挙
げられる。さらに、弗素系溶剤であるフロリナートFC
40,43,70,77(住友3M社の商品名)、アフ
ルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤であ
る信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコーン
SH200,344(商品名)、東芝シリコーンTSF
431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、不安定化手段ま
で搬送される以前に記録媒体を加熱する媒体加熱手段を
設け、加熱された記録媒体の表面を検査してトナーの有
無を判定する表面検査手段を設け、トナーが無いと判定
された記録媒体を剥離部材に搬送されない位置に分別す
る媒体分別手段を設けたことにより、トナーにより画像
が形成された記録媒体と、インクなどにより画像が形成
された記録媒体とが混在していても、トナーが表面に固
着した記録媒体は白紙に再生されて通常の位置に排出さ
れるが、インクなどにより画像が形成された記録媒体は
不安定化手段まで搬送されないので、白紙に再生された
記録媒体のみを有効に利用することができ、インクなど
により画像が形成された記録媒体を誤って使用すること
がない。
【0038】請求項2記載の発明は、表面検査手段が記
録媒体の表面の粘着度を検査する粘着測定手段を有する
ことにより、単純な構造でトナーの有無を良好に判定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のトナー除去装置を示す縦断
側面図である。
【図2】表面検査部を示す側面図である。
【図3】トナーの粘着度を示す特性図である。
【図4】一変形例のトナー除去装置を示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1,30 トナー除去装置 2 記録媒体 6 用紙搬送機構 9 媒体分別手段 10 媒体加熱手段 11 表面検査手段 16 粘着測定手段 17 トナー 20 不安定化手段 23 不安定化剤 24 剥離部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーが表面に固着した記録媒体を用紙
    搬送機構により搬送する過程で、不安定化手段により記
    録媒体に不安定化剤を供給して固着したトナーを不安定
    状態とし、循環する吸着部材の外周面を記録媒体の表面
    に順次圧接させ、前記吸着部材にトナーを吸着させて記
    録媒体から剥離させるトナー除去装置において、前記不
    安定化手段まで搬送される以前に記録媒体を加熱する媒
    体加熱手段を設け、加熱された記録媒体の表面を検査し
    てトナーの有無を判定する表面検査手段を設け、トナー
    が無いと判定された記録媒体を前記剥離部材に搬送され
    ない位置に分別する媒体分別手段を設けたことを特徴と
    するトナー除去装置。
  2. 【請求項2】 表面検査手段が記録媒体の表面の粘着度
    を検査する粘着測定手段を有することを特徴とする請求
    項1記載のトナー除去装置。
JP92495A 1995-01-09 1995-01-09 トナー除去装置 Pending JPH08190312A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134608A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2015108851A (ja) * 2015-03-11 2015-06-11 株式会社東芝 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134608A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toshiba Corp 画像形成装置
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