JPH07175381A - 像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去装置

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JPH07175381A
JPH07175381A JP34359093A JP34359093A JPH07175381A JP H07175381 A JPH07175381 A JP H07175381A JP 34359093 A JP34359093 A JP 34359093A JP 34359093 A JP34359093 A JP 34359093A JP H07175381 A JPH07175381 A JP H07175381A
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image forming
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JP34359093A
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Yasuhiro Takahashi
靖弘 高橋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置に一度通すだけで両面に像形成物質が付
着した像保持体から両面の像形成物質を除去する。 【構成】 両面にトナー像が形成された転写紙(以下、
両面転写紙という)102は、給紙ユニット1からトナ
ー除去処理ユニット2に搬送されて一方の面についてト
ナー除去処理を受ける。そして、一方の面についてトナ
ー除去処理を受けた両面転写紙(以下、片面除去転写紙
という)102は、トナー除去処理ユニット2から帰還
搬送路へ搬送されてスイッチバック経路49へ至り、こ
こで表裏反転されて再給紙ローラ491により再給紙さ
れる。再給紙された片面除去転写紙102は、トナー除
去処理ユニット2に搬送されて他方の面についてのトナ
ー除去処理を受けた後、紙受けユニット3に搬送されて
排紙トレイ301上に排紙される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質を安定に付着させた像保持体から該像形成物質を
取り除く像形成物質除去処理部を有する像保持体からの
像形成物質除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持シートとしての用
紙からトナーなどの像形成物質を除去する像形成物質除
去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−10
1576号公報には、トナーが付着された用紙をトナー
樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加し、
溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成物質
除去方法が開示されている。また、特開平4−3003
95号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴霧あ
るいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解し、
溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、機械
剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像形成
物質除去方法が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−255195号公報には、支持体上に離型
剤を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式
で載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体に
インキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通
し、冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該イ
ンキ剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方
法が開示されている。また特開平4−64472号公報
には、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンド
レスシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷
却ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペ
ーパ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつけ
る押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部から
なるイレーザが開示されている。また特開平4−829
83号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を
通過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本の
ローラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接
箇所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、
前記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去
する剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示され
ている。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持シートから像形成物質を除去する
のに使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶
融性樹脂を主成分とする像形成物質を像保持シートに融
着させるなどして、像形成物質が像保持シート表面の繊
維に強固に固着されているので、像形成物質除去の際に
像形成物質と共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷
してしまう。特に像形成物質の除去性を高めるために、
上記インキ剥離体、エンドレスシートあるいはローラ上
に熱や圧力を加える場合、種々の条件によっては、逆に
像形成物質と像保持シートとの間の定着性を高めてしま
って除去を困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
シートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水
溶液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と
水溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持シートから剥離する
像形成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−2
55916号参照)。これによれば、像保持シートの紙
質を比較的損傷することなく、像形成物質のみを除去す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、一
度の像形成物質除去処理においては像保持体のどちらか
一方の面の像形成物質しか除去できない像形成物質除去
処理部を有する像形成物質除去装置において、両面に像
形成物質が付着した像保持体から両面の像形成物質を除
去するには、一方の面についての像形成物質除去処理が
終了して機外に排出された像保持体を再度装置にセット
して他方の面についての像形成物質除去処理を行う必要
があるという問題点があった。また、従来の像形成物質
除去処理においては、一般に、像形成物質を除去しよう
とする像保持体を、像形成物質付着面が像形成物質除去
処理部に対して所定の向きになるように、装置にセット
する必要があるという問題点があった。また、従来の像
形成物質除去処理においては、例えば白紙等のように像
形成物質除去処理が不要な像保持体、あるいは悪用(変
造・偽造)される恐れがあるために像形成物質除去処理
が禁止された像保持体を、例えば誤って装置にセットし
てしまった場合でも、像形成物質除去処理すべき像保持
体と区別することなく像形成物質除去処理を行ってしま
う不具合があるという問題点があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、第1の目的は、装置に一度通すだけで両面に像
形成物質が付着した像保持体から両面の像形成物質を除
去できる像保持体からの像形成物質除去装置を提供する
ことである。第2の目的は、一方の面にのみ像形成物質
が付着した像保持体が、その像形成物質付着面が像形成
物質除去処理部に対する所定の向きと逆向きになるよう
に、装置にセットされても、像保持体から像形成物質を
除去できる像保持体からの像形成物質除去装置を提供す
ることである。第3の目的は、像形成物質除去処理が不
要な、あるいは禁止された像保持体が装置にセットされ
た場合には、像形成物質除去処理を行うことなく該像保
持体を機外に排出できる像保持体からの像形成物質除去
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、表面に像形成物質が安定
に付着している像保持体から、該像形成物質を取り除く
像形成物質除去処理部を有する像保持体からの像形成物
質除去装置において、該像形成物質除去処理部により一
方の面の像形成物質が取り除かれた像保持体を表裏反転
させて上記像形成物質除去処理部に導く帰還搬送路を設
けたことを特徴とするものである。請求項2の発明は、
請求項1の像保持体からの像形成物質除去装置におい
て、上記像保持体が一方の面にのみ上記像形成物質を有
する片面画像保持体であるか、あるいは両面に該像形成
物質を有する両面画像保持体であるかを検出する像保持
体検出手段と、該像保持体検出手段により、該像保持体
が該片面画像保持体であり、かつ該像形成物質を有する
面が上記像形成物質除去処理部における像形成物質除去
処理上所定の向きであると検出された場合には、該像保
持体を該像形成物質除去処理部に案内し、該像保持体が
該両面画像保持体であると検出された場合には、該像保
持体を該像形成物質除去処理部に案内した後、上記帰還
搬送路に案内するように搬送路を切り替える搬送路切り
替え手段とを設けたことを特徴とするものである。請求
項3の発明は、請求項1又は2の像保持体からの像形成
物質除去装置において、上記一方の面の像形成物質が取
り除かれ、上記帰還搬送路を搬送される前の像保持体を
一旦集積する中間集積部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4の発明は、表面に像形成物質が安定に付着して
いる像保持体から、該像形成物質を取り除く像形成物質
除去処理部を有する像保持体からの像形成物質除去装置
において、該像保持体の表裏の像形成物質の有無を検出
する像形成物質検出手段と、上記像保持体を表裏反転さ
せて上記像形成物質除去処理部に導く反転搬送路と、該
像形成物質検出手段により、該像保持体が表裏どちらか
一方の面にのみ像形成物質を有し、かつ該像形成物質を
有する面が該像形成物質除去処理部における像形成物質
除去処理上所定の向きと逆向きであると検出された場合
には、該像保持体を該反転搬送路へ案内するように搬送
路を切り替える搬送路切り替え手段とを設けたことを特
徴とするものである。
【0010】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項5の発明は、表面に像形成物質が安定に付着して
いる像保持体から、該像形成物質を取り除く像形成物質
除去処理部を有する像保持体からの像形成物質除去装置
において、該像保持体上の画像情報を検出する画像情報
検出手段と、該像保持体を、該像形成物質除去処理部を
経由させないで機外に搬送するバイパス搬送路と、該画
像情報検出手段により、該像保持体が像形成物質除去処
理不要あるいは禁止と検出された場合には、該像保持体
を該バイパス搬送路へ案内するように搬送路を切り替え
る搬送路切り替え手段とを設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】請求項1の発明において、両面に像形成物質が
付着し、像形成物質除去処理部により一方の面の像形成
物質が取り除かれた像保持体は、帰還搬送路に案内さ
れ、該帰還搬送路で表裏反転されて再び像形成物質除去
処理部に搬送され、該像形成物質除去処理部で他方の面
の像形成物質が取り除かれる。
【0012】請求項2の発明において、像保持体は、像
保持体検出手段により片面画像保持体であるか、あるい
は両面画像保持体であるかが検出される。そして、片面
画像保持体であり、像形成物質付着面が上記像形成物質
除去処理部における像形成物質除去処理上所定の向きで
あると検出された像保持体は、搬送路切り替え手段によ
って切り替えられた搬送路を通って像形成物質除去処理
部に案内されて像形成物質が取り除かれる。また、両面
画像保持体であると検出された該像保持体は、搬送路切
り替え手段によって切り替えられた搬送路を通って像形
成物質除去処理部に案内されて一方の面の像形成物質が
取り除かれた後、上記帰還搬送路に案内され、該帰還搬
送路で表裏反転されて再び像形成物質除去処理部に搬送
され、該像形成物質除去処理部で他方の面の像形成物質
が取り除かれる。
【0013】請求項3の発明において、一方の面の像形
成物質が取り除かれ、上記帰還搬送路を搬送される前の
像保持体は、中間集積部に一旦集積された後、帰還搬送
路に案内され、該帰還搬送路で表裏反転されて再び像形
成物質除去処理部に搬送され、該像形成物質除去処理部
で他方の面の像形成物質が取り除かれる。
【0014】請求項4の発明において、像保持体は、像
形成物質検出手段により表裏の像形成物質の有無が検出
される。そして、表裏どちらか一方の面にのみ像形成物
質を有し、該像形成物質を有する面が像形成物質除去処
理部における像形成物質除去処理上所定の向きと逆向き
であると検出された像保持体は、搬送路切り替え手段に
よって切り替えられた搬送路を通って反転搬送路に案内
され、該反転搬送路で表裏反転されて像形成物質除去処
理部に搬送され、該像形成物質除去処理部で像形成物質
が取り除かれる。
【0015】請求項5の発明において、像保持体は、画
像情報検出手段により画像情報が検出される。そして、
像形成物質除去処理不要あるいは禁止と検出された像保
持体は、搬送路切り替え手段によって切り替えられた搬
送路を通ってバイパス搬送路に案内され、該バイパス搬
送路を搬送されることにより、像形成物質除去処理部を
経由しないで機外に排出される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を取り除く像保持体からの像形成物質除去装置(以
下、トナー除去装置という)に適用した一実施例につい
て説明する。
【0017】図1は本実施例に係るトナー除去装置の概
略構成を示す正面図である。先ず、全体の概略を説明す
ると、このトナー除去装置は、給紙トレイ101内に積
載状態で収容しているトナー像が形成された転写紙10
2を一枚づつ分離給送する給紙ユニット1、給紙ユニッ
ト1から送られてきた転写紙102に液を供給し、液が
供給された転写紙102からトナーを剥離して除去し、
トナーが除去された転写紙102を乾燥させるトナー除
去処理ユニット2、及び、排紙トレイ301を有する紙
受けユニット3を備えている。また、装置内には転写紙
102を表裏反転させて循環させる帰還搬送路も形成さ
れている。以下、各ユニットについて詳述する。
【0018】上記給紙ユニット1は、給紙トレイ101
内に積載された転写紙102を給紙ローラ103によっ
て最上部のものから給紙し、フィードローラ104及び
セパレートローラ105からなる分離ローラ対で重送紙
を分離して、一枚の転写紙102のみをタイミング調整
及びスキュー補正のための搬送ローラ対106で送り出
すものである。その具体的な構成及び動作は電子写真複
写機における給紙機構と同様であるので、詳細な説明は
省略する。なお、この給紙ユニット1においては、上記
給紙ローラ103と分離ローラ対との間に、転写紙10
2上のトナーの有無あるいは転写紙102上の画像情報
を検出する例えばラインセンサなどからなる一対の画像
検知センサ107,108が設けられている。
【0019】上記トナー除去処理ユニット2は、転写紙
102に液を供給する給液部20と、液が供給された転
写紙102からトナーを剥離して除去するトナー剥離部
21と、トナーが除去された転写紙102を乾燥させる
乾燥部22とから構成される。
【0020】給液部20は、回転可能に構成され、転写
紙102に、転写紙102表面に安定に付着しているト
ナーと該表面との付着状態を不安定状態にする不安定化
液としての処理液201を塗布する塗布ローラ202
と、塗布ローラ202及び処理液201を収容する液容
器203と、塗布ローラ202と対向し、塗布ローラ2
02との対向部に進入した転写紙102を上方から押圧
する押圧ローラ204とで構成されている。上記塗布ロ
ーラ202は、給液性材料である例えばスポンジ材で構
成することができる。なお、上記処理液201とは別
に、処理液201の転写紙102への浸透を促進させる
浸透度促進剤としての浸透促進液を、上記塗布ローラ2
02とは別の塗布ローラで転写紙102に付与するよう
に構成することもできる。
【0021】ここで、上記処理液201としては、水、
水溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶
液、及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よ
りなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶
液を用いることができる。また、該水又は水溶液には、
所定の有機溶剤を含有させることもできる。また、上記
処理液として、有機溶剤のみを用いることができる。ま
た、上記浸透促進液21としては、水溶性ポリマーを含
む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及び水溶性ポリマ
ーと界面活性剤とを含む水溶液よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の水あるいは水溶液等を用いることがで
きる。
【0022】また上記水溶性ポリマーとしては、例え
ば、デンプン質(かんしょデンプン、ばれいしょデンプ
ン、タピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ
等)、マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒
天、アルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロア
オイ、トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物によ
る粘質物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(に
かわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリ
マーや、セルロース系(ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性
デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプン)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0023】また上記界面活性剤としては、例えば、陰
イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル
塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン系
(アミン塩、第四級アンモニウム塩、ベンザルコニウム
塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾ
リニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミン
等)、両性系(アミノ酸、カルボキシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノ硫酸エステル、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エ
ーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコ
ール、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)
の通常の界面活性剤やフッ素系界面活性剤等が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0024】また上記水又は水溶液に含有させる有機溶
剤としては、ターペンチン、ジペンテン、ブチルアセテ
ート、四塩化炭素、セロソルブアセテート、キシレン、
トルエン、エチルアセテート、ジアセトンアルコール、
メチルセロソルブアセテート、ベンゼン、メチルエチル
ケトン、メチルアセテート、メチレンクロリド、エチレ
ンジクロリド、シクロヘキサン、セロソルブ、ジオキサ
ン、アセトン、メチルセロソルブ、シクロヘキサノー
ル、ブタノール等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。
【0025】また上記単独で用いる有機溶剤としては、
炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、スピィリット、ナフサN01〜6(シェル石油
社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソン社
の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商品
名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,1
50(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,4
60(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール1030,
2130,3040(モービル石油社の商品名)等が挙
げられる。更に、フッ素系溶剤であるフロリナートFC
40,43,70,77(住友3M社の商品名)、アフ
ルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤であ
る信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコーン
SH200,344(商品名)、東芝シリコーンTSF
431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。
【0026】なお、上記給液部20の、転写紙102の
搬送方向上流側には、一対の搬送ローラ対205が設け
られている。
【0027】トナー剥離部21は、加熱ランプ210を
内蔵した剥離ローラ211と、加熱ランプ212を内蔵
して該剥離ローラ211に圧接する押圧ローラ213
と、剥離ローラ211の表面をクリーニングするクリー
ニング装置214を備えている。
【0028】剥離ローラ211は、上記処理液201が
供給された転写紙102からトナーを剥離して除去する
ためのものであり、その表面が、少なくとも軟化してい
るトナーに対して、転写紙102と該トナーとの付着力
より大きい付着力を有するものを用いて構成されてい
る。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー成
分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、ま
たアルミ系、銅系、ニッケル系、鉄系等の金属材料を用
いることもできるが、これらに限定されるものではな
い。また上記樹脂は、水溶性のものであっても、あるい
は非水溶性のものであってもよい。
【0029】ここで、上記トナー成分樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。 (以下、余白)
【0030】また上記接着剤の成分樹脂としては、にか
わ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質系
接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系(ア
ラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接着
剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、エ
チレン共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレ
タン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニトリ
ルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴム
系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸化チ
タンを分散させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)、等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0031】このような樹脂を用いる場合には、テンシ
ョンや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支持体
と表層の少なくとも2層以上の多層構造にすることが望
ましい。即ち、図示の例のようにローラ形状の剥離部材
とする場合には、支持体としての基体ローラ上に上記樹
脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成すること
が望ましい。上記樹脂などを支持する支持体としては、
例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテープ、クラフ
ト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、アセトンテー
プ、フィラメント補強テープ等のテープ、等も用いるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。な
お、図示の例のようなローラ形状の剥離部材に代えベル
ト形状の剥離部材を用いても良い。この場合には、支持
体としての例えば基体シート上に上記樹脂などからなる
表層を形成して剥離部材を構成することができる。
【0032】また、剥離ローラ211の加熱ランプ21
0及び押圧ローラ213の加熱ランプ212は、転写紙
102の表裏に密着して転写紙102に固着しているト
ナーを軟化させ、これにより、トナーを転写紙102の
繊維から剥がれやすくするものである。この加熱は圧接
部において転写紙102上のトナーが溶融しない程度に
行うことが望ましい。トナーが溶融してしまうと転写紙
102上のトナーを、紙側と剥離ローラ211側とに分
断することなく、剥離ローラ211側へ転写させるの
が、困難になるためである。また加熱し過ぎると剥離ロ
ーラ211と押圧ローラ213との圧接部を通過中に転
写紙102が乾燥し過ぎて、トナーの転写紙102に対
する固着力が転写紙102が濡れている場合に比して強
まり、転写紙102がトナーを介して該ローラ211に
貼り付いて分離できなくなる恐れがある。従って、加熱
部通過後の転写紙102に多少の湿り気が残って上記ト
ナーの再付着を防止できる程度に加熱することが望まし
い。
【0033】上記クリーニング装置214は、剥離ロー
ラ211の表面上のトナーを除去するクリーニングブラ
シ215、クリーニングブラシ215に付着したトナー
をたたき落とすブレード216、ブレード216でたた
き落としたトナーを収容するトナー受け(トナー容器)
217を備えている。
【0034】乾燥部22は、転写紙102を乾燥させる
ものであり、加熱ランプ221内蔵の例えばアルミや鉄
などからなる剛体の加熱ドラム222と、複数の支持ロ
ーラ223に掛け渡され、該加熱ドラム222の周面に
一定角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト
224とから構成されている。
【0035】また上記紙押圧用ベルト224の材質とし
ては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。できるだけ伸びにくい材質を用いることが望まし
い。そして、加熱ドラム周面への巻き付き領域で乾燥が
進む間に転写紙102が全く自由な形で収縮してしわを
生じないように、また、転写紙102のカールや波打ち
を生じにくいように、加熱ドラム周面とベルト内面とで
ある程度の力で転写紙102を挾持できるようにする。
【0036】この乾燥部22においては、片面のみから
のトナー除去の場合、トナーが除去された面をベルト2
24に密着させ、該ベルト224とドラム222周面と
で挾持しながら乾燥搬送させる。これにより、トナー除
去によって多少紙の繊維が立った場合にも、ベルト22
4とドラム222周面とで挾持することで、立った紙繊
維を元に戻すことができる。
【0037】上記紙受けユニット3は、排紙トレイ30
1と排紙ローラ対302とを備えている。
【0038】上記帰還搬送路は、正逆回転可能な複数の
正逆搬送ローラ40〜43及び変位可能な複数の切換爪
44〜48によって構成され、かつ、この帰還搬送路の
一部に、転写紙102を表裏反転させるためのスイッチ
バック経路49が形成されている。このスイッチバック
経路49には、転写紙102を一旦集積する中間トレイ
490と、上下方向への移動及び所定方向への回転が可
能に構成された再給紙ローラ491とが設けられてい
る。この帰還搬送路は、両面にトナー像が形成された転
写紙102について、自動的にその両面からトナーを除
去できるようにするために、上記トナー除去処理ユニッ
ト2によって一方の面についてトナー除去処理が施され
た転写紙102を、表裏反転させて再び上記トナー除去
処理ユニット2に送り込んだり、トナー像形成面がトナ
ー除去処理上の所定の向きと逆向きの転写紙102につ
いて、自動的にそのトナー像形成面からトナーを除去で
きるようにするために、転写紙102を表裏反転させて
上記トナー除去処理ユニット2に送り込んだり、例えば
未使用の転写紙などのようにトナー除去処理を必要とし
ない転写紙102について、上記トナー除去処理ユニッ
ト2を経由させないで機外に排出したりするためのもの
である。
【0039】以上の構成に係るトナー除去装置におい
て、片面にトナー像が形成された転写紙(以下、片面転
写紙という)102は、そのトナー像形成面が上を向く
ように給紙トレイ101に積載される。そして、この片
面転写紙102は、切換爪46,47が図中実線で示す
位置に変位することによって、給紙ユニット1からトナ
ー除去処理ユニット2に搬送され、トナー除去処理を受
けた後、切換爪44が図中二点鎖線で示す位置に変位す
ることによってトナー除去処理ユニット2から紙受けユ
ニット3に搬送されて排紙トレイ301上に排紙され
る。
【0040】また、両面にトナー像が形成された転写紙
(以下、両面転写紙という)102は、上記片面転写紙
102と同様に給紙ユニット1からトナー除去処理ユニ
ット2に搬送されて一方の面についてトナー除去処理を
受ける。そして、一方の面についてトナー除去処理を受
けた両面転写紙(以下、片面除去転写紙という)102
は、切換爪44,45が図中実線で示す位置に変位する
ことによってトナー除去処理ユニット2から帰還搬送路
へ搬送される。帰還搬送路中を搬送される片面除去転写
紙102は、切換爪46,48が図中二点鎖線で示す位
置に変位することによってスイッチバック経路49へ至
り、ここで表裏反転されて再給紙ローラ491により再
給紙される。再給紙された片面除去転写紙102は、切
換爪48が図中二点鎖線で示す位置に、また切換爪46
が図中実線で示す位置に変位することによって、トナー
除去処理ユニット2に搬送されて他方の面についてのト
ナー除去処理を受けた後、切換爪44が図中二点鎖線で
示す位置に変位することによって、紙受けユニット3に
搬送されて排紙トレイ301上に排紙される。
【0041】なお、上記両面転写紙102のトナー除去
処理を行う場合、上記片面除去転写紙102を、所定枚
数上記中間トレイ490に集積させ、その後再給紙ロー
ラ491により再給紙するようにしてもよい。このよう
にすれば、一枚毎に両面についてのトナー除去処理を行
う方式に比して、処理制御が簡単になり、またスイッチ
バック反転を中間トレイ490収容時に行えるので、ト
ータルの処理時間を短縮できる。また、帰還搬送路上に
複数枚の上記片面除去転写紙102を滞留させ、逐次ト
ナー除去処理ユニット2に搬送して他方の面についての
トナー除去処理を行うようにしてもよい。このようにし
ても、上記同様一枚毎に両面についてのトナー除去処理
を行う方式に比して、処理制御が簡単になる。
【0042】また、本実施例に係るトナー除去装置にお
いては、両面転写紙と片面転写紙とが混在して給紙トレ
イ101に積載されている場合、あるいは片面転写紙が
トナー像形成面を下に向けて給紙トレイ101に積載さ
れている場合であっても適切にトナー除去処理を行い得
るように構成されている。すなわち、給紙トレイ101
に積載された転写紙102は、給紙ローラ103により
給紙される際に上記一対の画像検知センサ107,10
8によって、両面転写紙であるか片面転写紙であるかが
判別され、また、片面転写紙である場合にはトナー像形
成面が上向きであるか下向きであるかが判別される。
【0043】上記画像検知センサ107,108によっ
て両面転写紙であると判別された場合、あるいは片面転
写紙でありトナー像形成面が上向きであると判別された
場合には、転写紙102はそれぞれ先に詳述したように
装置内を搬送されてトナー除去後に排出される。一方、
上記画像検知センサ107,108によって片面転写紙
でありトナー像形成面が下向きであると判別された場合
には、該片面転写紙102は、切換爪47が図中二点鎖
線で示す位置に、切換爪48が図中実線で示す位置にそ
れぞれ変位することによって、給紙ユニット1からスイ
ッチバック経路49に搬送され、ここで表裏反転されて
再給紙ローラ491により再給紙される。再給紙された
片面転写紙102は、切換爪48が図中二点鎖線で示す
位置に、また切換爪46が図中実線で示す位置に変位す
ることによって、トナー除去処理ユニット2に搬送され
てトナー像形成面についてのトナー除去処理を受けた
後、切換爪44が図中二点鎖線で示す位置に変位するこ
とによって、紙受けユニット3に搬送されて排紙トレイ
301上に排紙される。
【0044】また、本実施例に係るトナー除去装置にお
いて、上記画像検知センサ107,108で転写紙10
2上の所定の画像情報を検出することにより、トナー除
去処理を必要としない転写紙102を、トナー除去処理
ユニット2を通過させずに、機外に排出させることがで
きる。例えば、画像検知センサ107,108で転写紙
102上のトナー像の有無を検出するようにすれば、未
使用の転写紙(白紙等)などのようにトナー除去処理を
必要としないものを、トナー除去処理ユニット2を通過
させずに、機外に排出させることができる。そして、こ
の場合特に、画像検知センサ107,108で転写紙1
02の進行方向先端縁の黒ベタ画像の有無やその大きさ
を検出するように構成すれば、写真原稿などのようにベ
タ部分が多く、トナー除去処理時に剥離ローラ211に
付着するなどして該剥離ローラ211から良好に分離さ
れずジャムの原因になったり、トナー除去処理が不完全
となったりしてトナー除去処理上不都合なものを、トナ
ー除去処理ユニット2を通過させずに、機外に排出させ
ることができる。また、画像検知センサ107,108
で転写紙102上の朱印の有無を検出するように構成す
れば、朱印など消去できない画像の存在により悪用(変
造・偽造)される恐れがあるためにトナー除去処理を禁
じられているものを、トナー除去処理ユニット2を通過
させずに、機外に排出させることができる。すなわち、
上記画像検知センサ107,108によりトナー除去処
理が不要と判別された転写紙102は、切換爪47が図
中実線で示す位置に、切換爪46が図中二点鎖線で示す
位置に、切換爪45が図中二点鎖線で示す位置に変位す
ることによって、トナー除去処理ユニット2を通過せず
に紙受けユニット3に搬送されて排紙トレイ301上に
排紙される。
【0045】また、画像検知センサ107,108と切
換爪47あるいは切換爪46との間の距離を、転写紙1
02の最大長さよりも長くなるように設定すれば、転写
紙102上の画像情報を検出した後に該切換爪47,4
6を変位させるようにしても、確実に転写紙102を所
定の方向に搬送できる。ところが、上記距離をあまりに
長くとると、装置自体の大きさが大きくなってしまうた
め、適当な長さに設定する必要がある。そこで、例え
ば、画像検知センサ107,108と切換爪47との間
の距離をあまり長くとれないような場合には、転写紙1
02上の画像情報を検出した後に切換爪46を変位させ
て、トナー像形成面の向きが不良な転写紙102をトナ
ー除去処理ユニット2を通過させずに紙受けユニット3
に搬送して排紙トレイ301上に排紙するようにしても
よい。
【0046】以上、本実施例によれば、両面にトナー像
が形成された両面転写紙であっても、一度装置に通すだ
けで、両面のトナーを除去できる。また、両面転写紙と
片面転写紙とが混在して装置にセットされていても、そ
れぞれの転写紙について一度装置に通すだけでトナーを
除去できる。また、片面転写紙が、トナー像形成面が下
向きになるように装置にセットされていても、自動的に
トナー像形成面を上向きにしてトナーを除去できる。ま
た、例えば白紙等のトナー除去処理を必要としないも
の、トナー除去処理上不都合なもの、あるいは悪用(変
造・偽造)される恐れがあるためにトナー除去処理を禁
じられているものを、トナー除去処理ユニット2を通過
させずに、機外に排出させることができる。
【0047】なお、上記実施例に係るトナー除去装置に
おいて、給紙トレイ101及び排紙トレイ301はそれ
ぞれ一つづつ設けられているが、従来の複写機等で採用
されているように、それぞれのトレイを複数設け、転写
紙のサイズや方向毎に収容又は排出するように適宜制御
してもよい。また、上記スイッチバック経路49は、ト
ナー除去処理ユニット2出口から同ユニット入り口へ至
る転写紙102を帰還させる搬送路のどの部分に設けて
もよい。また、排紙ローラ対302を逆転可能に構成
し、排紙ローラ対302が逆転されて上記帰還搬送路に
送り込まれ、正逆搬送ローラ41通過した転写紙102
を、トナー除去処理ユニット2に搬送するようにするこ
とによっても、転写紙102の向きを変えることができ
る。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、両面に像形成
物質が付着した像保持体は、像形成物質除去処理部で一
方の面の像形成物質が取り除かれた後、帰還搬送路で表
裏反転されて再び像形成物質除去処理部に搬送されて像
形成物質除去処理を受けるので、一度装置に通すだけ
で、両面に像形成物質が付着した像保持体から該両面の
像形成物質を除去できる。
【0049】請求項2の発明によれば、片面画像保持体
及び両面画像保持体は、それぞれ像保持体検出手段によ
る検出結果に基づいて装置内での搬送経路が決定されて
像形成物質が除去されるので、両面画像保持体が片面画
像保持体に混在して装置にセットされていても、一度装
置に通すだけで両面の像形成物質を除去できる。
【0050】請求項3の発明によれば、一方の面の像形
成物質が取り除かれ、上記帰還搬送路を搬送される前の
像保持体は、中間集積部に一旦集積された後、帰還搬送
路に案内され、該帰還搬送路で表裏反転されて再び像形
成物質除去処理部に搬送され、該像形成物質除去処理部
で他方の面の像形成物質が取り除かれるので、一枚毎に
両面についての像形成物質除去処理を行う方式に比し
て、処理制御を簡単にすることができる。またスイッチ
バック反転を中間集積部収容時に行えるので、トータル
の処理時間を短縮できる。
【0051】請求項4の発明によれば、表裏どちらか一
方の面にのみ像形成物質を有し、該像形成物質を有する
面が像形成物質除去処理部における像形成物質除去処理
上所定の向きと逆向きであると検出された像保持体は、
反転搬送路で表裏反転されて像形成物質除去処理部に搬
送され、該像形成物質除去処理部で像形成物質が取り除
かれるので、像形成物質付着面が所定の向きと逆向きに
なるように像保持体が装置にセットされても、像保持体
から像形成物質を除去できる。
【0052】請求項5の発明によれば、像形成物質除去
処理不要あるいは禁止と検出された像保持体は、バイパ
ス搬送路に案内され、該バイパス搬送路を搬送されるこ
とにより、像形成物質除去処理部を経由しないで機外に
排出されるので、上記のような像保持体が例えば誤って
装置セットされても、像形成物質除去処理を行うことな
く該像保持体を機外に排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【符号の説明】
1 給紙ユニット 2 トナー除去処理ユニット 3 紙受けユニット 40〜43 正逆搬送ローラ 44〜48 切換爪 49 スイッチバック経路 102 転写紙 490 中間トレイ 491 再給紙ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体から、該像形成物質を取り除く像形成物質除去処
    理部を有する像保持体からの像形成物質除去装置におい
    て、 該像形成物質除去処理部により一方の面の像形成物質が
    取り除かれた像保持体を表裏反転させて上記像形成物質
    除去処理部に導く帰還搬送路を設けたことを特徴とする
    像保持体からの像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】上記像保持体が一方の面にのみ上記像形成
    物質を有する片面画像保持体であるか、あるいは両面に
    該像形成物質を有する両面画像保持体であるかを検出す
    る像保持体検出手段と、該像保持体検出手段により、該
    像保持体が該片面画像保持体であり、かつ該像形成物質
    を有する面が上記像形成物質除去処理部における像形成
    物質除去処理上所定の向きであると検出された場合に
    は、該像保持体を該像形成物質除去処理部に案内し、該
    像保持体が該両面画像保持体であると検出された場合に
    は、該像保持体を該像形成物質除去処理部に案内した
    後、上記帰還搬送路に案内するように搬送路を切り替え
    る搬送路切り替え手段とを設けたことを特徴とする請求
    項1の像保持体からの像形成物質除去装置。
  3. 【請求項3】上記一方の面の像形成物質が取り除かれ、
    上記帰還搬送路を搬送される前の像保持体を一旦集積す
    る中間集積部を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    の像保持体からの像形成物質除去装置。
  4. 【請求項4】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体から、該像形成物質を取り除く像形成物質除去処
    理部を有する像保持体からの像形成物質除去装置におい
    て、 該像保持体の表裏の像形成物質の有無を検出する像形成
    物質検出手段と、上記像保持体を表裏反転させて上記像
    形成物質除去処理部に導く反転搬送路と、該像形成物質
    検出手段により、該像保持体が表裏どちらか一方の面に
    のみ像形成物質を有し、かつ該像形成物質を有する面が
    該像形成物質除去処理部における像形成物質除去処理上
    所定の向きと逆向きであると検出された場合には、該像
    保持体を該反転搬送路へ案内するように搬送路を切り替
    える搬送路切り替え手段とを設けたことを特徴とする像
    保持体からの像形成物質除去装置。
  5. 【請求項5】表面に像形成物質が安定に付着している像
    保持体から、該像形成物質を取り除く像形成物質除去処
    理部を有する像保持体からの像形成物質除去装置におい
    て、 該像保持体上の画像情報を検出する画像情報検出手段
    と、該像保持体を、該像形成物質除去処理部を経由させ
    ないで機外に搬送するバイパス搬送路と、該画像情報検
    出手段により、該像保持体が像形成物質除去処理不要あ
    るいは禁止と検出された場合には、該像保持体を該バイ
    パス搬送路へ案内するように搬送路を切り替える搬送路
    切り替え手段とを設けたことを特徴とする像保持体から
    の像形成物質除去装置。
JP34359093A 1993-12-16 1993-12-16 像保持体からの像形成物質除去装置 Withdrawn JPH07175381A (ja)

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