JP3061313B2 - 記録紙再生方法 - Google Patents

記録紙再生方法

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JP3061313B2
JP3061313B2 JP3341087A JP34108791A JP3061313B2 JP 3061313 B2 JP3061313 B2 JP 3061313B2 JP 3341087 A JP3341087 A JP 3341087A JP 34108791 A JP34108791 A JP 34108791A JP 3061313 B2 JP3061313 B2 JP 3061313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は記録紙再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近来、森林資源保護の観点から紙の再生
が注目されている。紙の再生方法としては従来、回収し
た既使用の古紙を繊維状態にまで離解し、再び紙として
再生することが行なわれているが、回収から再生に到る
までの工程数が多いため低コストでの紙再生が難しく、
大がかりな設備も必要である。また古紙放出側に機密漏
洩の不安があるため古紙回収率を高めるのが難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、事務処理に伴い多量
に発生する「トナー画像を有する既使用の記録紙」を簡
易に再生できる、記録紙再生方法の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明において「記録
紙の再生」とは、トナー画像を有する既使用の記録紙か
ら、記録紙を破壊することなくトナー画像を除去して、
再度記録像を形成できる状態にすることを意味する。請
求項1〜3の方法は、粉体のトナーによるトナー画像が
定着された既使用記録紙の再生方法であり、請求項4の
方法は湿式トナーによるトナー像を形成された既使用記
録紙の再生方法である。
【0005】粉体のトナーによるトナー画像を定着され
た既使用の記録紙を加熱すると、トナー画像を構成する
トナーの結合樹脂が熱により分解される。この分解はト
ナー画像の記録紙への固着力を減じ、分解トナーが記録
紙に「付着した状態」(この明細書において、固着状態
に対する語として用いられ、分解されたトナーが記録紙
に緩く付いている状態を指す)となり、記録紙上から除
去可能になる。
【0006】請求項1記載の方法では、粉体のトナーに
よるトナー画像を定着された既使用の記録紙は、少なく
とも一方は加熱ローラーである1対のローラー間に通紙
され、全体が加熱される。この通紙の前もしくは後に、
加熱ヘッドにより、記録紙の所望の部分が加熱される。
そして、上記加熱ヘッドと1対のローラーとにより加熱
された部分のみにおいてトナーの結合樹脂を熱により分
解させ、トナー画像の記録紙への固着力を減じて、分解
トナーが記録紙に付着した状態とし、付着状態の分解ト
ナーを記録紙上から除去する。
【0007】請求項2の方法では、粉体のトナーによる
トナー画像を定着された既使用の記録紙は1対のローラ
ー間に通紙される。この1対のローラーの少なくとも一
方は加熱ローラーであり、且つトナー画像に接する側の
ローラーの表面は「粉体トナーの結合樹脂よりも高い臨
界表面エネルギー」を持つ。
【0008】粉体のトナーによるトナー画像を定着され
た既使用の記録紙は、先ずその所望の部分を加熱ヘッド
により予備加熱され、その後、上記の「少なくとも一方
は加熱ローラーであり、且つ上記トナー画像に接する側
のローラーの表面が粉体トナーの結合樹脂よりも高い臨
界表面エネルギーを持つ1対のローラー」間に通紙さ
れ、記録紙全体が加熱される。加熱ヘッドによる加熱と
ローラー対による加熱を調整し「加熱ヘッドにより予備
加熱した部分のみ」においてトナーを液状化し、液状化
したトナーをトナー画像に接する側のローラーの表面に
転着させて記録紙上から除去する。
【0009】請求項3の方法では、粉体のトナーによる
トナー画像を定着された既使用の記録紙の所望の部分を
加熱して、この部分のトナー画像を液状化する。そし
て、液状化した部分に軟質のプラスチックフィルムがラ
ミネートされ、その後、上記プラスチックフィルムをト
ナー画像もろとも記録紙から剥離することによりトナー
画像を記録紙上から除去する。
【0010】上記請求項1〜3の方法において、既使用
の記録紙の「所望の部分」とは、記録紙の全面もしくは
一部で、記録紙再生を行なうものが任意に指定できる領
域を意味する。
【0011】請求項4の方法では、既使用の記録紙は
「湿式トナーによるトナー画像」(電子写真プロセスに
於いて湿式現像剤で現像された画像)を有する。既使用
の記録紙は、湿式現像剤の分散液(湿式現像剤において
湿式トナーを分散させている液、所謂母液)に浸漬され
る。この浸漬により湿式トナーを記録紙から遊離させて
記録紙から除去する。
【0012】
【作用】粉体のトナーは一般に、着色剤(顔料もしくは
染料)に結合樹脂(熱可塑性高分子ポリマー)を加えて
混錬して粉状に摺りつぶしたものである。従ってこれに
熱を加えると結合樹脂が液状化するので、液状化状態を
利用して記録紙への定着が行なわれる。
【0013】従って、既使用の記録紙に形成された粉体
のトナーによるトナー画像を加熱するとトナー画像は再
び液状化する。このように液状化した状態のトナー画像
に、臨界表面エネルギーが上記結合樹脂の臨界表面エネ
ルギー(25〜35dyn/cm)より大きい物質を接
触させると、液状化したトナー画像は表面エネルギーの
差により上記物質表面を濡らし上記物質表面へ転着す
る。請求項2記載の方法では、このことを利用してトナ
ー画像を記録紙上から除去する。また請求項3の方法で
は、液状化したトナー画像をラミネートされたプラスチ
ックフィルム中に取り込み、プラスチックフィルムごと
記録紙から剥離させてトナー画像の除去を行なう。
【0014】粉体のトナーによるトナー画像に加える熱
をさらに増加させると、トナー画像中の結合樹脂は熱に
より分解される。結合樹脂が分解されるとトナー画像は
「分解トナー」の集合体となり、記録紙への固着力を失
い、記録紙に付着した状態となり、摺擦等の物理力によ
り簡単に記録紙表面から除去できる。請求項1記載の方
法では、このことを利用してトナー画像を記録紙上から
除去する。
【0015】湿式現像剤は「湿式トナー」を分散媒(ア
イソパー等)に分散させたものであり、記録紙上に形成
された湿式トナーによるトナー画像を上記分散媒に浸漬
すると、トナー画像を構成している湿式トナーは分散媒
中に再分散する。請求項4の方法では、このことを利用
してトナー画像を記録紙から除去する。
【0016】上記のように、この発明では再生する記録
紙として「トナー画像の形成された既使用の記録紙」を
対象としているが、一般のOA機器による既使用の記録
紙には上記以外の記録像を有するものがある。
【0017】以下、これら他の記録像を持つ記録紙の再
生に付いて簡単に触れておく。最初の例は、記録像が特
殊なトナーによるトナー画像の場合である。トナー粒子
中の着色剤として例えばシアニン系の色素を用い、対イ
オンとして有機ホウ酸系化合物を用いたトナーでは、こ
れにハロゲンランプ等により近赤外線光(波長:820
nm)を照射すると上記色素は消色する。従って、この
ような特殊なトナーによるトナー画像の形成された記録
紙では、トナー画像に上記近赤外光を照射して消色させ
るだけで、トナー画像を除去することなく記録紙を再生
することができる。
【0018】記録紙上に形成された記録像がインクジェ
ット方式で記録されたインク画像である場合が次の例で
ある。インク画像は、水溶性のインクに定着用の樹脂を
混入したもので形成されているので、例えばアルコール
等の可溶性溶剤で上記樹脂を溶かしたのち、ブロッター
等で記録紙表面を拭うことで記録紙上から除去すること
ができる。
【0019】次の例として熱転写により記録された記録
像の除去を説明する。熱転写は、ドナーシート上に形成
されたインク層(昇華性染料、もしくは染料を含む樹
脂)を熱で昇華もしくは液状化させて記録紙上に転写し
て形成される。この記録像を記録紙上から除去するに
は、記録像を加熱して記録像を記録紙上から昇華させる
か、もしくは液状化させた状態でポーラスな表面を持つ
ブロッターローラー等で吸収すれば良い。ブロッターロ
ーラーをアルミ等で形成すれば、吸収したインクを再度
記録に利用することも可能である。
【0020】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。図1
(a)は、記録紙再生方法を実施する1装置例を要部の
み略示している。粉体トナーによるトナー画像ITを定
着されて有する既使用の記録紙Sは、1対のローラー1
0A,10Bにより矢印方向へ搬送される。ローラー1
0Aは内部に加熱源を持つ加熱ローラーで、例えば電子
複写プロセスにおいてトナー像を定着する定着装置の加
熱ローラーと同様の構造となっている。
【0021】ローラー10Bは、ローラー10Aととも
に記録紙Sを挾持搬送する。これらローラー10A,1
0B間を通る間に、記録紙S上のトナー画像ITはロー
ラー10Aにより加熱される。加熱温度はトナー画像を
定着するよりも高温度に設定され、加熱によりトナー画
像ITにおける結合樹脂を分解する。この結果、トナー
画像を構成していたトナーが分解されて「ボロボロの状
態」となり、分解トナーによる画像DTは記録紙Sへの
固着力を減じて記録紙表面に緩く付着した状態となる。
【0022】そこで、この分解トナーを除去装置20に
より物理的に記録紙Sの表面から除去する。除去装置2
0は、回転ブラシ21とブレード23とケーシング25
とにより構成されている。回転ブラシ21は回転して、
分解トナーの付着した記録紙面を摺擦し、分解トナーを
捉えることにより記録紙表面を清掃する。回転ブラシ2
1に付着した分解トナーは、ブレード23の作用により
回転ブラシ21から弾き出されて、ケーシング25の底
部に回収される。
【0023】分解トナーを除去されて再生された記録紙
Sは搬送ローラー対50により、図示されない再生記録
紙回収トレイ上に排出される。分解トナーの回収は、こ
の例に限らず、例えば負圧による吸引によって行なって
も良い。
【0024】図1(b)は、請求項1の記録紙再生方法
を実施する装置の1例を要部のみ略示している。繁雑を
避けるため、混同の虞れがないと思われるものに就いて
は、図1(a)におけると同一の符号を付した。
【0025】この例では、トナー画像ITを有する既使
用の記録紙Sは矢印方向へ搬送されつつ1対のローラー
10A,10Bにより均一に加熱されるに先だって、加
熱ヘッド30により、トナー画像ITを除去しようとす
る所望の部分を余熱される。加熱ヘッド30は、従来か
ら感熱記録に関連して「サーマルヘッド」として知られ
ているものと同様の構造で、図1(b)の図面に直交す
る方向において、微小な発熱素子を配列したものであ
り、記録紙Sを矢印方向へ搬送しつつ、発熱する発熱素
子の組合せを調整することにより、記録紙Sの所望の部
分を加熱することができる。
【0026】加熱ヘッド30による加熱は、トナー画像
が液状化する寸前の温度まで行なわれる。この加熱によ
り加熱されたトナー画像部分HTは高い温度状態にな
る。続いて、ローラー10A,10Bにより記録紙Sの
全面を加熱する。この加熱は、先に加熱ヘッド30によ
り加熱されたトナー画像部分HTでは結合樹脂が分解さ
れるが、ローラー10A,10Bのみにより加熱された
部分ではトナー画像の液状化が生じないように行なわれ
る。
【0027】かくして、記録紙S上のトナー画像のう
ち、加熱ヘッド30により選択的に加熱された部分のト
ナー画像は分解トナーによる画像DTとなるので、この
分解トナーによる画像を、図1(a)の例と同様にして
記録紙から除去することにより記録紙を再生できる。図
1(a)の例では、記録紙は全面が再生されるが、図1
(b)では、記録紙の所望の部分のみを再生することが
できる。
【0028】なお、図1(b)の例において、加熱ヘッ
ド30の位置とローラー10A,10Bの位置とを入れ
替えて、ローラー10A,10Bによる均一加熱と加熱
ヘッドによる選択的加熱の順序を逆にしても良い。
【0029】図2は記録紙再生に、トナーの液状化を利
用する方法を実施するための装置の1例を要部のみ略示
している。トナー画像ITを定着されて有する既使用の
記録紙Sはローラー10A,10B間に通紙されつつ矢
印方向へ搬送される。ローラー10Aは、図1における
と同様の加熱ローラーで、記録紙Sを背面側から加熱
し、トナー画像ITを液状化させる。トナー画像ITに
接触する側のローラー10Cの周面部は、トナーの結合
樹脂よりも臨界表面エネルギーの大きい材料(所謂トナ
ーのホットオフセットを起こしやすい材料)で形成さ
れ、液状化したトナー画像はローラー10Cに転着し、
ブレード41によりケーシング43内に掻き落されて回
収され、記録紙は全面が再生される。
【0030】図2の装置の前段(記録紙の搬送方向の上
流側)に図2(b)の加熱ヘッド30と同様のものを配
備して、所望の再生部分を予備加熱し、この予備加熱と
ローラー10Aによる加熱とにより、初めてトナー画像
が液状化するようにすることができる。このようにすれ
ば記録紙の所望の部分を再生できる。即ち、請求項2記
載の記録紙再生方法は、このようにして実施される。
【0031】上記の説明において、記録紙の所望の部分
を選択的に加熱するのに加熱ヘッドを用いているが、レ
ーザーによる光走査装置による光走査を記録紙の表面側
もしくは裏面側から行なうことによっても、記録紙の所
望の部分を加熱できることを付記しておく。
【0032】図3は、請求項3の方法の実施例を説明す
るための図である。既使用の記録紙上の所望の部分が、
例えば図2に即して説明した方法で加熱され、所望のト
ナー画像部分が液状化される。この状態において、液状
化したトナー画像部分を覆うように軟質のプラスチック
フィルムFをラミネートする。図3(a)は、このよう
にしてプラスチックフィルムFをラミネートした状態を
示している。プラスチックフィルムFのラミネートには
公知の適宜のラミネート装置を利用できる。続いて、図
3(b)に示すようにラミネートしたプラスチックフィ
ルムFをトナー画像ITもろともに記録紙Fから剥離す
ることにより、記録紙を再生できる。
【0033】場合によっては、記録紙からトナー画像を
除去したのち、新たに軟質プラスチックフィルムを記録
紙表面にラミネートし、再生記録紙における下引き層と
し、新たなトナー画像が、この下引き層上に形成される
ようにしてもよい。このようにすると、新たに使用され
た記録紙を再度再生する場合に、プラスチックフィルム
をトナー画像上からラミネートし、下引き層と共に記録
紙本体から剥離させることで、極めて良好に記録紙再生
を行なうことができる。
【0034】図4は、請求項4の請求項の方法を実施す
るための装置の1例を要部のみ略示している。符号50
で示す容器中には、湿式現像剤において湿式トナーを分
散させる母液と同じ分散媒(例えばアイソパー)52が
蓄えられ、この分散媒52中を通るようにガイド54が
設けられ、上側のガイドの一部が取り除かれた部分に、
回転スポンジローラー56が設けられている。
【0035】湿式トナーによるトナー画像ITを有する
既使用の記録紙Sは、搬送ローラー58Aによりガイド
54に沿って分散媒52中に浸漬される。湿式トナーは
分散媒52に触れて、記録紙Sの表面から遊離し、分散
媒52中に再分散する。この状態で、記録紙Sの表面を
回転スポンジローラー56により軽く摺擦することによ
り、湿式トナーを記録紙表面から除去することができ
る。湿式トナーを除去されて再生された記録紙Sは搬送
ローラー58Bにより分散媒を搾られつつ、再生記録紙
用のトレイ(図示されず)上に排出される。
【0036】分散媒52中に再分散したトナーは、これ
を湿式現像剤中に戻して再利用することも可能である。
【0037】図5は、図2に即して説明した例の変形例
を示す。この例は、トナー画像の定着装置と、既使用記
録紙の再生装置を兼ねた装置である。加熱ローラー10
Aを真中にして、その両側に加圧ローラー10C,10
Dが圧接される。加圧ローラー10Aと加圧ローラー1
0Dとは定着装置を構成する。即ち、未定着のトナー画
像TIを有する記録紙Sは、加熱ローラー10Aと加圧
ローラー10Dの間を通紙される間に加熱ローラー10
Aにより加熱され、トナー画像TIを液状化して記録紙
S上に定着する。加圧ローラー10Dの周面はシリコン
ゴム等、ホットオフセットを起こしにくい材料で形成さ
れる。
【0038】既使用の記録紙を再生するときには、加熱
ローラー10Aと加圧ローラー10Cの間に矢印方向へ
通紙し、トナー画像を加熱ローラー10Aによる加熱に
より液状化させ、加圧ローラー10Cの周面へ転着させ
て記録紙上から除去する。このとき、加熱ローラーの加
熱温度を定着時よりも高く設定するか、あるいは記録紙
搬送速度を定着時より遅くして、定着トナー画像の液状
化を良好に行なう。加圧ローラー10Cの周面はトナー
のホットオフセットが生じ易いように、トナー結合樹脂
の臨界表面エネルギー(25〜35dyn/cm)より
大きい臨界表面エネルギーを持った材料で形成する。
【0039】加圧ローラー10Cの表面に転着したトナ
ーはブレード41でケーシング45の底部に掻き落して
回収する。
【0040】以下、図6を参照して、この発明の記録紙
再生方法を適用した記録装置の1例を説明する。この装
置は記録紙再生機能をもったデジタルの複写装置であ
る。先ず、基本的な複写プロセスを説明する。この複写
プロセスは、原稿読み取り工程と潜像形成工程、現像工
程、転写工程、定着工程および排出工程で構成される。
【0041】複写すべき原稿0はトレイ100上に画像
面を下に向けて載置される。複写動作の開始にともない
原稿0はローラー101により送られて、コンタクトガ
ラス102上を等速で通過し、トレイ103上に排出さ
れる。
【0042】原稿0は、コンタクトガラス102上を通
過する際、ランプ104により照明される。被照明部か
らの反射光はミラー105により反射され、レンズ10
6により撮像素子107により画素情報として読み取ら
れ、図示されないメモリーに格納される。この格納内容
に対して必要に応じて画像処理が実行される。以上が原
稿読み取り工程である。
【0043】続いて、ドラム状の感光体200が矢印方
向へ回転し、チャージャー201により均一帯電され
る。均一帯電された感光体200の周面に対し、光走査
装置202が上記メモリーの記憶内容を書き込み、感光
体200に、原稿画像に対応する静電潜像を形成する。
即ち潜像形成工程である。
【0044】続く現像工程で、静電潜像が現像装置20
3A,203B(異なる色のトナーが用いられている)
の一方により現像される。感光体200上に形成される
トナー画像の大きさに応じた記録紙が、カセット300
A,300B,300Cから選択されて給紙され、レジ
ストローラー303により転写部へ送りこまれる。転写
部へ送りこまれた記録紙には転写器305によりトナー
画像が転写され、続いて分離チャージャー307により
感光体200から分離する(転写工程)。トナー画像転
写後の感光体表面はクリーナー204によりクリーニン
グされる。
【0045】トナー画像を転写された記録紙は、その
後、搬送ベルト400により定着装置410へ送られ同
装置でトナー画像を定着され(定着工程)、矢印415
に沿って搬送され、トレイ420上に排出される(排出
工程)。
【0046】ここで、図6の装置の制御関係に就き簡単
に説明すると、この記録装置は制御装置120を有し、
この制御装置の作用により装置のルーチン的なプロセス
を制御するようになっている。この制御装置120はイ
ンターフェイス125を介してコンピューター(ホスト
コンピューター)127と接続されており。コンピュー
ター127により制御装置120を介して記録装置を制
御することもできるようになっている。
【0047】さらにインターフェイス125はキーボー
ド123に接続されており、キーボード123はディス
プレイ129に接続されている。また、図示されていな
いがインターフェイス125は、装置内部側においては
前述した原稿読み取りデータを格納するメモリーと接続
され、装置外部側においてはファクシミリ装置と接続さ
れ、読み取った原稿のデータをファクシミリ装置により
伝送することもできるようになっている。
【0048】以下に、既使用記録紙の再生プロセスを説
明する。先ず、再生可能な記録紙と再生不能な記録紙と
の選別を説明する。処理したい既使用の記録紙を重ねて
トレイ100上に載置する。これら記録紙は一度に複数
枚づつ搬送され、図示されない金属検出手段(例えば電
気抵抗の変化により搬送される記録紙塊が金属部分を含
むか否かを検出する)によりステープル(ステープラー
の針)の有無を検出する。
【0049】ステープルが無い場合は、記録紙塊は矢印
500A,500B,500Cのように搬送されて保管
部510内にストックされる。また、ステープルが検出
された場合には、その記録紙塊は矢印500Dのように
搬送されてトレイ515上に排出される。装置に内蔵さ
れたメモリー(図示されず)には音声信号にて「ステー
プルが着いています。ステープルを取り除いて下さ
い。」という情報が記憶されており、ステープルが検出
されたときには、その検出信号によりこの情報をスピー
カー517により音声化する。
【0050】この音声情報により、操作者は、トレイ5
15上の記録紙のステープルを取り除き、再びトレイ1
00上に戻す。このようなプロセスが行なわれると、最
後には全ての記録紙が保管部510にストックされるこ
とになる。
【0051】保管部510にストックされた記録紙は、
ストックされる際の搬送路を逆に搬送されて再びトレイ
100上に戻される。このとき複数の記録紙が互いに接
着されている場合には、接着解除手段519により接着
解除が行なわれる。従って、トレイ100上に戻された
記録紙は1枚づつ互いに独立している。
【0052】次に、記録紙を再生して再度記録に供する
プロセスを説明する。このプロセスは以下の3通りの方
法の内から選択できるようになっている。
【0053】第1の方法は、既使用の記録紙の裏面に新
たな記録像を形成する方法である。この方法を選択する
と、トレイ100上の記録紙は1枚づつ搬送され、コン
タクトガラス102上を通過する際に、その画像が読み
取られる。この読み取りにより、記録紙の下面(コンタ
クトガラス102に接触する側の面)に既に情報が記録
されている場合は、再生前トレイ600A,600B,
600Cの何れかに、記録紙のサイズに応じて振り分け
てストックされる。また記録紙の上記下面に記録された
情報が無い場合には、上記再生前トレイを通過して、カ
セット300A,300B,300Cの何れかにストッ
クされる。因に、説明中の例では、A−4サイズの記録
紙はトレイ600Aもしくはカセット300Aに、B−
4サイズの記録紙はトレイ600Bもしくはカセット3
00Bに、またA−3サイズの記録紙はトレイ600C
もしくはカセット300Cに振り分けられる。
【0054】場合により、記録紙の下の面に記録画像が
なくても、既に再生を何度も繰り返して再生が適当でな
い場合や、上面の記録画像が濃すぎて裏面に記録画像を
形成しても見づらい記録しかできないような場合には、
再生不適と判断し、かかる記録紙は矢印500Eのよう
に搬送されて、シュレッダー700で細断される。
【0055】このようにして最後には、裏面をそのまま
記録面として使用できる記録紙はカセット300A,3
00B,300Cにストックされ、これらは直ちに記録
紙として使用することができる。またトレイ600A,
600B,600Cには、トナー画像を除去すべき記録
紙がストックされることになる。なお、読み取った画像
データは必要とあればメモリーに保存できる。即ち、読
み取った画像はディスプレイ129に表示し、必要と思
われる画像情報はこれを保存すべき旨をキーボード12
3から指定して保存を図る。
【0056】またコンタクトガラス102上を通過する
際の読み取りにより画像の有無、画像の色、文字の書
体、言語、文字の上下、記録紙のサイズ等が判断され
る。
【0057】第2の方法は、既使用の記録紙のトナー画
像の記録された面の空きスペースに新たなトナー画像を
記録する場合である。このような方法は、例えば、ワー
ドプロセッサーで文章を記録した既使用の記録紙の空き
スペースに、上記文章と組み合わせる図表等を記録する
場合である。
【0058】この場合は、既使用の記録紙を1葉づつ搬
送して、空きスペースの有無大小を判別し、十分な空き
スペースを持つものをカセット300A,300B,3
00Cの何れかに振り分けてストックし、後は、空きス
ペースに記録する画像を原稿から読み取り、空きスペー
スに合わせて、トナー画像位置や大きさを調整して、前
述の複写工程を実行すれば良い。この場合、最初に既使
用の記録紙の画像情報を読む際に、画像の色も識別し、
所望により上記画像とは別の色のトナーで記録を行なっ
ても良い。このような場合に備えて、図6の装置は互い
に色の異なる2種のトナーを用いる現像装置203A,
203Bを有し、これらを選択的に使用できるようにな
っているのである。
【0059】第3の方法は、この発明を実施する場合で
あって既使用の記録紙を再生し、さらに新たなトナー画
像を記録する場合である。既使用の記録紙はトレイ10
0から1枚づつ搬送され、コンタクトガラス102上を
通過する際に、記録画像が読み取られる。読み取った画
像は、必要に応じてディスプレイ129上に表示され
る。操作者はディスプレイの表示を見て、再生のために
除去すべき画像領域を設定する。この設定に2通りあ
る。
【0060】即ち第1の設定方法は、記録紙の片面(簡
単のためにコンタクトガラス102に接する側の面とす
る。以下同様)に形成された全トナー画像を除去する場
合、第2の設定方法は、上記トナー画像の一部を除去す
る場合である。
【0061】第1の設定方法を実施するには、搬送され
た記録紙を矢印500A,500Bに示すようにして、
保管部510の手前の位置まで送り、その後記録紙の後
端側から転写装置410に逆向きに、矢印500Fのよ
うに侵入させる。このとき加熱ヘッド413は作動させ
ず、ローラー411,412、搬送ベルト400は定着
時とは逆方向に回転する。この時、これらの回転速度は
定着時よりもゆっくりとしたものにする。ローラー41
1により記録紙を介してトナー画像を加熱して液状化さ
せ、液状化したトナー画像をローラー412の周面にホ
ットオフセットさせて記録紙表面から除去する。即ちこ
の場合の記録紙再生は、図2に即して説明した再生方法
である。ローラー412に転着させたトナー画像は図示
されないブレード等の除去手段によりローラー412の
周面から除去回収する。
【0062】次に第2の設定方法、即ち記録紙に形成さ
れたトナー画像の一部のみを除去する場合は、読み取ら
れてディスプレイ129に表示された画像に対し、トナ
ー画像を除去する領域をキーボード123により番地指
定する。
【0063】記録紙は、上記と同様にして一旦、保管部
510の近傍まで搬送されたのち、後端部側から定着部
に逆方向から侵入する。このとき加熱ヘッド413を作
動させて、トナー画像除去領域として指定された領域を
選択的に予備加熱し、ついでローラー411により全体
を加熱し、指定された領域のみのトナー画像をローラー
412に転着させて除去する。
【0064】上記除去領域の指定は上記キーボードによ
る番地指定の他、記録紙上の消去領域をマーカーで囲ん
だり、塗りつぶしたりする方法でも可能である。
【0065】第1,第2の方法の場合とも、所望部分の
トナー画像を除去したのちは、ローラー411,412
を定着時と同方向へ回転させ、矢印500Gのように搬
送し、トレイ600A,600B,600Cの何れか
を、サイズに応じて通過し、カセット300A,300
B,300Cのの何れかに、サイズに応じて振り分けら
れる。かくして所望の再生記録紙がカセット内に得ら
れ、これを用いて複写工程を行なうことができる。
【0066】指定された領域部分のみでトナー画像を除
去し、この部分に再度トナー画像を形成する方法は、具
体的には誤字脱字の訂正等に利用できる。この場合の新
たなトナー画像形成は、キーボード123からの入力に
より行なってもよい。
【0067】上の説明において、保管部510に一旦保
管された記録紙を再度トレイ100上に1枚づつ戻す際
に、複数の記録紙が接着されている場合には、接着解除
手段519により接着解除が行なわれると述べた。この
点を詳細に説明する。
【0068】ここで説明している記録紙同士の接着は、
記録紙の所定の端縁部の相互接着であり、接着剤はポリ
ビニルアルコールとボラテックスと水,NaOHからな
るゾルゲル物質である。この接着剤は、通常の状態では
消しゴム程度の固さを持った固体状態であるが、これに
通電すると水飴状になって接着機能がでる。また通電を
中止すると数秒後には通電前の固体状態を再得する。
【0069】そこで、保管部にストックされた記録紙複
数枚が互いにこのような接着剤で接着されている場合に
は、接着解除手段519(1対の電極である)により接
着部分に電流を通じて接着剤を流動化させ、1枚ずつず
らして接着状態を解除するのである。
【0070】勿論、複数の記録紙を再度接着したい場合
には、接着する記録紙を接着剤塗布部分を合わせて互い
に重ね、接着剤塗布部分に20〜30V程度の直流電圧
で1mA程度の電流を通電したのち上記部分に数秒間圧
力を加えればよい。
【0071】接着状態は、例えば記録紙塊の下面をエア
ーで吸引しつつ、上面を一方に押し動かすときの抵抗に
より検知できる。
【0072】上記ゾルゲル物質による接着剤のゾル・ゲ
ルの状態変化のためのエネルギーとしては、上に説明し
た電流エネルギーのほか、熱や光あるいはこれらの組合
せを利用できる。
【0073】以上、図6に示す記録装置例におけるこの
発明の適用を説明した。以下には、再生に適した記録紙
自体に就き説明する。この発明の記録再生方法では原則
的に、記録紙自体に特に制限はない。しかし記録紙が通
常の複写用紙のような場合には、記録紙自体の再生回数
は高々1〜2回である。この再生回数を大きくするに
は、請求項3の方法に即して説明したように、カレンダ
ーがけした紙の表面に軟質プラスチックを薄くラミネー
トして下引き層としたものを記録紙として用いるのが良
い。この場合には、トナー画像の上に更に軟質プラスチ
ックをラミネートしてトナー画像もろとも剥離するか、
あるいは下引きラミネートフィルムとトナー画像上から
ラミネートしたフィルムとを共に剥離することで、簡単
に記録紙再生ができ、再生後の記録紙の表面に再度軟質
プラスチックをラミネートすれば、何度でも再生が可能
である。あるいは、トナー画像の上からのラミネートを
行なわずに、トナー画像を下引きラミネートフィルムと
ともに剥離するのみでも再生が可能である。
【0074】また、記録紙が再生に適さないような場合
に、記録情報の機密保持の観点から記録紙の廃棄処理と
してシュレッダーによる方法を説明した。再生に適さな
い場合とは、原理的には再生可能だが、再生コストが高
くつくような場合(トナー画像面積が30%以上もある
場合等)をも含んでいる。このような場合に記録紙の廃
棄の仕方として、記録紙表面の全面を黒トナーにより塗
りつぶすことも可能である。このように黒トナーで塗り
つぶした記録紙は、これを再生紙として白トナーで記録
を行なうこともできる。逆に、記録紙全面を白トナーで
塗りつぶしたものを再生記録紙として黒トナーによる画
像記録を行なうことも考えられる。
【0075】また図6の装置のように2つの現像装置を
用い、色の異なる2種のトナー(例えば赤トナーと黒ト
ナー)を用いる場合、これらのトナーの結合樹脂の液状
化の臨界温度を互いに異ならせておけば、上記臨界温度
の低いトナーによるトナー画像のみを選択的に除去する
こともできる。これは例えば、フォーマットを高い臨界
温度を持つトナー画像で形成しておき、加入的事項を臨
界温度の低いトナーの画像で記録する場合に、加入事項
のみを消去するような場合に有効である。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば従来に
ない新規な記録紙再生方法を提供できる。この方法は上
記の如く構成されているので、既使用の記録紙を再生し
て再度記録に供することができ、既使用記録紙を有効利
用でき、紙資源の消費を軽減させて森林資源保護に資す
る所が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の方法の実施例を説明するための
図である。
【図2】請求項2の方法を説明するための図である。
【図3】請求項3の方法を説明するための図である。
【図4】請求項4の方法の実施例を説明するための図で
ある。
【図5】変形例を説明するための図である。
【図6】この発明を適用した記録装置の1例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
S 既使用の記録紙 IT トナー画像 10A 加熱ローラー 10B 加圧ローラー DT 分解トナーによる像 20 分解トナー除去装置 30 加熱ヘッド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体のトナーによるトナー画像を定着され
    た既使用の記録紙を、少なくとも一方は加熱ローラーで
    ある1対のローラー間に通紙して記録紙全体を加熱し、 この通紙の前もしくは後に、加熱ヘッドにより、上記記
    録紙の所望の部分を加熱し、 上記加熱ヘッドと1対のローラーとにより加熱された部
    分のみにおいて、トナーの結合樹脂を熱により分解さ
    せ、トナー画像の記録紙への固着力を減じて、分解トナ
    ーが記録紙に付着した状態とし、 上記付着状態の分解トナーを記録紙上から除去すること
    を特徴とする、記録紙再生方法。
  2. 【請求項2】粉体のトナーによるトナー画像を定着され
    た既使用の記録紙の、所望の部分を加熱ヘッドにより予
    備加熱した後、 少なくとも一方は加熱ローラーであり、且つ上記トナー
    画像に接する側のローラーの表面が粉体トナーの結合樹
    脂よりも高い臨界表面エネルギーを持つ、1対のローラ
    ー間に通紙して記録紙全体を加熱し、上記加熱ヘッドに
    より予備加熱した部分のみにおいてトナーを液状化し、 液状化したトナーをトナー画像に接する側のローラーの
    表面に転着させて記録紙上から除去することを特徴とす
    る、記録紙再生方法。
  3. 【請求項3】粉体のトナーによるトナー画像を定着され
    た既使用の記録紙の、所望の部分を加熱してトナー画像
    を液状化させ、液状化した部分に軟質のプラスチックフ
    ィルムをラミネートした後、上記プラスチックフィルム
    をトナー画像もろとも記録紙から剥離することを特徴と
    する、記録紙再生方法。
  4. 【請求項4】湿式トナーによるトナー画像を有する既使
    用の記録紙を、湿式現像剤の分散液に浸漬して、湿式ト
    ナーを記録紙から遊離させて記録紙から除去することを
    特徴とする、記録紙再生方法。
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