JPH0627710A - 記録メディア及びその装置 - Google Patents

記録メディア及びその装置

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JPH0627710A
JPH0627710A JP18000792A JP18000792A JPH0627710A JP H0627710 A JPH0627710 A JP H0627710A JP 18000792 A JP18000792 A JP 18000792A JP 18000792 A JP18000792 A JP 18000792A JP H0627710 A JPH0627710 A JP H0627710A
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JP
Japan
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recording medium
recording
toner images
roller
toner image
Prior art date
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Pending
Application number
JP18000792A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Miyazawa
芳典 宮澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消去することで繰り返し用いることのできる
記録メディア装置を提供すること。 【構成】 基材2の表面に剥離層3を積層した構成を持
ち、繰り返し用いることのできる。また、同時に消去装
置を提供することで記録メディアの記録面のトナー像を
効率的に消去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録に用いら
れる再利用可能な記録メディア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータに入力された情報は、各種
ハードコピー手段によって最終的に記録紙上に出力さ
れ、直接、または複写して利用することが多い。このよ
うなハードコピー手段としては、近年電子写真方式の出
力装置(レーザービームプリンタや複写機)が一般的に
使用されているが、これらの装置では記録メディアであ
る紙が大量に消費されている。特に最近はユーザが極め
て高い印字品質を望むためレイアウト、字体等の校正作
業が必要とされ、最終出力を得るまでの試し刷りによっ
てさらに大量の紙が消費される。
【0003】しかし、最近の環境保護運動の高まりによ
って、天然資源を浪費する紙の大量使用は社会的な問題
として、全世界に於いて大きな問題となっている。
【0004】そこで上記要請に対する技術として、再生
紙が実用になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の再生紙
にも以下のような問題点が存在する。
【0006】(1)再生工程で繊維の劣化を生じ、せい
ぜい数回の再生しかできないため、一定の比率の新パル
プとともに用いられるため自然資源の保護の観点からは
改善を要する。
【0007】(2)記録された情報は再生工程まで消去
されないため、秘密保持上問題がある。秘密保持を重視
すると直ちに焼却や裁断処理を行なう必要があり、再生
されなかったり、あるいは再生紙品質に悪影響を与え
る。
【0008】本発明はこの様な問題を解決するためには
鑑みられたもので、その目的とするところは、記録面上
のトナー像を効率的に除去することが可能な記録メディ
アを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面を特殊コ
ートした記録メディアと、該記録メディア表面を擦過す
る記録メディア装置、更には該装置に記録部を一体化し
た記録メディア装置を特徴とする。
【0010】
【作用】特殊コートにより記録メディア上に形成された
トナー像は、擦過することで除去され再記録が可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳述す
る。
【0012】図1はトナー像を消去再生し、再使用を行
なう記録メディア1の構成を示す断面図である。基材2
の表面に剥離層3を積層した構成である。基材2は秤量
52.3Kg/m2の上質紙を使用し、この一方の面上
にシリコーン系樹脂(信越シリコーン(株)のKS−7
05)を塗工して剥離層3とし、記録メディア1を構成
する。
【0013】図2は記録メディア1の別の構成を示す断
面図である。基材2として白色加工したポリエチレンテ
レフタレートフィルム(例えば東レ(株)製、商品名ル
ミラーX−20タイプ)を用い、この両面上にシリコー
ン系樹脂(例えば信越シリコーン(株)のKS−70
5)を塗工して剥離層3とし、記録メディア1を構成す
る。これによって、両面印刷を行なうことができる。さ
らに、片面記録の場合でも、印刷手段へのセット時に剥
離層3を記録面にするように方向を揃える必要がない。
さらにプラスチックフィルムを基材に用いているため、
再使用中に折れや破損等を生ずることなく初期の状態を
保つて多数回の使用に耐える機械的な強度を得ることが
できる。
【0014】本発明の記録メディアは、電子写真記録手
段を用いて記録を行なうことができる。すなわち、電子
写真記録手段では記録メディアの剥離層3上にトナー像
を形成し、粉体状のトナーで形成される像を静電的に上
記の記録メディア1の剥離層2に転写し、熱圧力定着器
を通過させて定着してトナー像を得る。得られたトナー
像は、明瞭で濃度、印字品質とも良好であり、さらに、
使用者が手で触れたり、使用中に経験する他の書類や筆
記具との接触等でトナー像が剥離したり、欠落したりす
ることがなく、使用には十分耐えられる印字の堅牢性を
有している。
【0015】また、本発明の記録メディアは、布や金属
ブレード、プラスチックブレードで記録面上を擦過し、
機械的な外力を加えることによってトナー像を除去する
ことができる。
【0016】図3は本発明の記録メディアに形成された
トナー像を消去するための装置である。図示しない駆動
手段によって回転駆動されるローラ対からなる搬送ロー
ラ13(搬送手段)を有し、記録メディア1を矢印Aの
方向に搬送する。対向ローラ12は、清掃手段である金
属のブレード14がバネにより圧力を受けて押圧されて
おり、図示しない駆動手段によって回転駆動される。
【0017】次に動作について説明する。記録メディア
挿入部15から記録メディア1を送り込むと、対向ロー
ラ12の回転に連れて記録手段内に送られる。ブレード
14のエッジ部が記録メディア1に突き当てられ、記録
面上のトナー像が擦過除去される。さらに記録メディア
1は搬送ローラ13で記録手段外に搬出される。剥離除
去されたトナーは重力によって落下し、手段下部に堆積
する。剥離除去されたトナーは箔状であり、例えば粉体
状となって飛散したり浮遊したり、周囲を汚染したりす
ることなく手段内に捕集され収納される。
【0018】図4は、本発明の第2実施例を示す消去装
置の断面図、図5はこの装置を構成する搬送手段、清掃
手段が一体化されたユニットの斜視図である。清掃手段
である回転するブラシローラ21と、これとは逆方向に
回転可能に支承されている搬送ローラ13が同軸上に組
み込まれている。さらに搬送ローラ13に当接して駆動
ローラ23が設けられる。ブラシローラ21は、図6に
示す様に多数の繊維60がローラの周囲に半径方向に向
けて植え込まれたものである。一対のブラシローラ21
が対向し、当接しながら回転し、当接部を通過する記録
メディア1を擦過する構成である。(なお、図6ではブ
ラシローラ21の繊維に付着した剥離トナーを除去する
ように金属板62を当接させた構成を示している。他の
図では簡単のために金属板62は図示していない。)ブ
ラシローラ21はブラシローラ駆動軸20と一体化さ
れ、図示しない駆動手段によりブラシローラ駆動軸20
を回転駆動することにより回転駆動される。搬送ローラ
駆動軸22は図示しない駆動手段により駆動され、これ
と一体化された搬送ローラ駆動ローラ23を回転させ
る。搬送ローラ駆動ローラ23は摩擦によりこれと当接
する搬送ローラ13を回転させる。搬送ローラ13とブ
ラシローラ21は逆方向に回転する。各部材の回転方向
は図5中に矢印で示している。
【0019】本装置は図5に示した搬送ローラ13、ブ
ラシローラ21を一体化したユニット24を2個備え
る。搬送ローラ13のローラ対の当接部に送り込まれた
記録メディア1が搬送ローラ13の回転に従って、矢印
Aの方向に搬送される。ブラシローラ21は搬送ローラ
13とは逆方向に回転しているため、記録メディア1の
表裏両面はブラシローラ21で擦過され、トナー像が剥
離され除去される。なお、搬送ローラ13の位置では記
録メディア1はブラシローラ21での清掃が行なわれな
いため、ユニット24を2個、それぞれの搬送ローラ1
3の位置が異なるように設けることによって、消去残り
の生じないようにしている。本装置では、清掃手段であ
るブラシローラ21が記録メディア1の両面を擦過する
構成であるため、両面印刷タイプの記録メディアの両面
のトナー像記録を同時に消去できる。また片面記録を行
なった記録メディアを装置内に表裏を考慮せずに送り込
めるという利点も有する。
【0020】なお、上記消去装置を記録装置と一体化さ
せて単一の装置とし、消去手段を通過して再生された記
録メディアが、自動的に記録手段に送り込まれるような
装置構成することでさらに多用な可能性が考えられる。
【0021】
【発明の効果】本発明の記録メディアにより記録メディ
ア上のトナー像を効率的に除去することができるため、
記録メディアの再生が行え、経済的に資源のリサイクル
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録メディアの断面図である。
【図2】本発明の記録メディアの別の例の断面図であ
る。
【図3】本発明上に形成されたトナー像を消去するため
の消去装置の断面図である。
【図4】本発明上に形成されたトナー像を消去するため
の別の消去装置の断面図である。
【図5】本発明上に形成されたトナー像を消去するため
の別の消去装置のユニット図である。
【図6】消去装置に用いられるブラシローラの清掃状態
を示す図である。
【符号の説明】
1 :記録メディア 2 :基材 3 :剥離層 12 :対向ローラ 13 :搬送ローラ(搬送手段) 14 :ブレード(清掃手段) 21 :ブラシローラ(清掃手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を特殊コートすることで擦過除去が
    可能な特徴を有することを特徴とする記録メディア。
  2. 【請求項2】 特殊コート材としてシリコーン系樹脂を
    用いたことを特徴とする請求項1記載の記録メディア。
  3. 【請求項3】 特殊コート材としてポリエチレンテレフ
    タレートフィルムを用いたことを特徴とする請求項1記
    載の記録メディア。
  4. 【請求項4】 請求項1の記録メディアに形成されたト
    ナー像を擦過除去して前記記録メディアを再利用可能と
    することを特徴とする記録メディア装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の記録メディア装置に、更に、
    トナー像を形成する記録部を一体化させたことを特徴と
    する記録メディア装置。
JP18000792A 1992-07-07 1992-07-07 記録メディア及びその装置 Pending JPH0627710A (ja)

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JP18000792A JPH0627710A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 記録メディア及びその装置

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JP18000792A JPH0627710A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 記録メディア及びその装置

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JP18000792A Pending JPH0627710A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 記録メディア及びその装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574538A (en) * 1994-09-26 1996-11-12 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member forming processing situation mark
JPH11174717A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Union Chemicar Kk 再使用可能記録体
JP2004109474A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Brother Ind Ltd 記録媒体

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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USRE37645E1 (en) 1994-09-26 2002-04-09 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member forming processing situation mark
JPH11174717A (ja) * 1997-12-10 1999-07-02 Union Chemicar Kk 再使用可能記録体
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