JP2701225B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2701225B2 JP2701225B2 JP61246061A JP24606186A JP2701225B2 JP 2701225 B2 JP2701225 B2 JP 2701225B2 JP 61246061 A JP61246061 A JP 61246061A JP 24606186 A JP24606186 A JP 24606186A JP 2701225 B2 JP2701225 B2 JP 2701225B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- layer
- carrier
- toner carrier
- rubber
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（技術分野）
本発明は、画像形成装置に係り、特に、一成分現像剤
を使用する現像装置を備えた画像形成装置の改良に関す
る。 （従来技術） 一般に、電子写真複写機、プリンタあるいはファクシ
ミリ等の画像形成装置において、現像部の小型化等を図
るために、現像剤として一成分現像剤を使用するように
したものが種々開発されている。この一成分現像剤を使
用する現像装置においては、静電潜像が形成される潜像
担持体に対して、現像器のトナー担持体が接触あるいは
近接するように配置されている。そして、上記トナー担
持体上に、トナー蓄積部から撹拌されながら供給される
トナーを付着させ、前記潜像担持体上の静電潜像側にト
ナーを搬送し、所定の現像動作を行なって可視像を得る
ようにしている。また、前記トナー担持体上には、該ト
ナー担持体上に供給されるトナーを均一薄層化し、トナ
ー搬送量を規制するトナー規制部材が圧接するようにし
て設けられている。 前記トナー担持体は、潜像担持体を損傷しないように
保護し、かつ良好な現像動作を行なうために、その表面
部を弾性体から形成するようにしたものがある。ところ
が、このようないわゆるソフト現像において、上述のよ
うに、トナー規制部材を柔軟化されたトナー担持体側に
圧接させておくと、トナー規制部材の圧接力によりトナ
ー担持体の表面部に窪み状の変形もしくは歪みが不均一
な状態で生じることがしばしばある。この不均一な窪み
状の変形部もしくは歪み部における凹状部分では、トナ
ー規制部材の密着性が害され、圧接力が低下されること
となり、充分なトナー帯電量が得られずに、いわゆるカ
ブリ現像を生じ易い。一方、凸状部分でもトナー規制部
材の密着性が害され、充分なトナー付着量が得られず、
現像不良、スジ模様の発生等を誘起してしまうことがあ
る。このようなトナー規制部材の密着性を害する窪み状
の変形もしくは歪みは、そのまま永久的に残ってしまっ
たり、たとえ元に戻ったとしても完全に回復するまでに
は、長時間を要することが多く、問題となっている。 （目的） 本発明の目的は、一成分系現像剤を用いてソフト現像
を行なうようにした画像形成装置において、トナー規制
部材によるトナー担持体の変形もしくは歪みを極力なく
すとともに、トナー規制部材の均一な密着性を確保する
ことができるようにした画像形成装置を提供することに
ある。 （構成） 上記目的を達成するため、本発明におけるトナー担持
体は、該トナー担持体を柔軟化させるに十分な厚みを有
する、硬度25゜以下の発泡性弾性材からなる弾性体層
と、前記弾性体層よりも大きな剛性を有し、前記弾性体
層を取り囲む、無端円筒状のゴム層とを備え、前記弾性
体層と前記ゴム層とが互いに非接着であることを特徴と
している。 このような構成からなる画像形成装置においては、ト
ナー規制部材による圧接力がゴム層により受けられ、ト
ナー担持体を柔軟化せしめる弾性体層にはほとんど局部
的な負荷が加えられない。ゴム層では、トナー規制部材
による変形力が緩和され、トナー担持体の凹凸変形は緩
かなものとされるとともに、変形部分も速やかに元の状
態に回復されることとなる。さらに、本構成において
は、トナー規制部材とゴム層とが均一状態で良好に密着
し合い、トナー粒子が両者の間で均一に層規制されてい
くこととなる。 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 第２図に示すように、潜像担持体としての感光体ドラ
ム１は、矢印Ａ方向に回転駆動され、その周囲には、該
感光体ドラム１の全面を均一帯電せしめるコロナ帯電器
２、原稿の光像を感光体ドラム１上に結像して静電潜像
を形成せしめる露光光学系３、上記静電潜像にトナーを
供給して現像し、可視像を得る現像器４、得られた可視
像を記録材側に転写せしめる転写極５、記録材を感光体
ドラム１から剥離せしめる分離極６、転写後に感光体ド
ラム１上に残存するトナーを排除せしめる除電極７およ
びクリーニング装置８等が配置されている。 上記現像器４のケーシング11内には、トナー担持体と
しての現像ローラ12が矢印Ｂ方向に回転駆動されるよう
に設けられているとともに、この現像ローラ12にトナー
を供給する供給ローラ13が矢印Ｃ方向に回転駆動される
ように設けられている。さらに、上記供給ローラ13の後
方側（第２図右方側）には、ケーシング11内に蓄えられ
たトナーを撹拌しながら上記供給ローラ13側にトナーを
搬送せしめるアジテータ14が設けられている。また、前
記現像ローラ12には、該現像ローラ12に付着されるトナ
ーを均一薄層化せしめるトナー規制部材としてのブレー
ド15が圧接状態で設置されている。 前記現像ローラ12は、第１図に示すように、回転駆動
軸121に対して円柱状に形成された弾性体層122が嵌着さ
れるとともに、この弾性体層122の外側に、ゴム層から
形成されているシリンダ123が装着され、さらに、この
シリンダ123の外側に円筒状の電極層124およびトナー担
持体層125が設置されている。 上記弾性体層122は、ウレタンフォームやスポンジゴ
ム等の、柔軟性を有し、かつ、シリンダ123に比して十
分な厚みをもった発泡性弾性材から形成されており、こ
の弾性体層122によって現像ローラ12の全体が柔軟化さ
れるようになっている。弾性体層122としては、ゴム硬
度25゜以下のものが採用される。 一方、前記シリンダ123は、弾性体層122より剛性の大
きい薄層状の弾性ゴム材から形成されている。ゴム材の
例としては、天然ゴム、ブタジエン−スチロールゴム、
ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリ
ルゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴムその
他を広く採用することができる。このシリンダ123の層
厚は、20μｍ〜20mmの広範囲で適宜選択することが可能
であるが、50μｍ〜5mmとすることが好ましい。 前記弾性体層122とシリンダ123とは、圧接状態にて装
着され、相互の圧接摩擦力によって両者が互いにずれる
ことなく固定されている。この場合、両者は接着されて
おらず、それぞれが互いに独立して変形されるようにな
されている。 前記電極層124は、前記シリンダ123上に真空蒸着によ
って形成された金属層や、ウレタン樹脂等の樹脂バイン
ダー中にカーボンブラック等の導電性微粒子を分散せし
めた材料等が採用されている。 さらに、トナー担持体層125としては、各種樹脂が採
用されているが、対摩耗性を備えるとともに、トナー搬
送用に適度な摩擦帯電性を有し、かつ、塗膜加工性を備
える等の性質を満足するような材料が選択されている。
この場合、樹脂中にカーボンブラック等の導電性粉末を
分散せしめ、トナー担持体層125の比抵抗をコントロー
ルしてやれば、ベタ画像再現性を高める上で好都合であ
る。また、潜像担持体として近年使用が拡大されている
有機感光体に対しては、含フッソ樹脂を採用することが
好ましい。含フッソ樹脂は、非粘着性に優れ、トナーが
熱的に付着して生ずるトナーフィルミングを防ぎ、画質
の安定化を図ることができる。 このような実施例においては、トナー規制部材として
のブレード15が、トナー担持体としての現像ローラ12上
に圧接され、これによって現像ローラ12上に付着しなが
ら搬送されるトナーの均一薄層化および摩擦帯電が行な
われる。この場合、上記ブレード15による圧接力は、直
接的にはゴム層としてのシリンダ123により受けられる
ため、現像ローラ12を柔軟化せしめる弾性体層122には
ほとんど負荷が加えられない。したがって、弾性体層12
2の外形には、ブレード15の先端縁による局部的な変形
が生じることはない。 一方、シリンダ123は、上記弾性体層122より剛性の大
きい薄層状の弾性ゴム材から形成されているため、ブレ
ード15の圧接力を直接受けてもその変形力は緩和され、
緩かな窪み状変形しか生じることがない。また、変形部
分も、ブレード15による圧接力が解放されると同時に速
やかに元の状態に回復されることとなる。しかも、ゴム
材としての性質から、ブレード15に対する密着性が非常
に良好となり、現像ローラ12の全長にわたって均一な接
触状態が得られる。そしてこの均一な接触状態によっ
て、極めて均一性の高いトナー薄層が形成されていく。 すなわち、現像ローラ12は、感光体ドラム１を損傷す
ることのないように、弾性体層122によって柔軟化され
るとと同時に、ブレード15による圧接状態が適正なもの
に維持されるように、シリンダ123によって緩かな変形
および良好な密着性が与えられ、かつ、速やかな回復が
得られる。したがって、ブレード15の圧接部において、
極端な変形および不均一な密着現像から生ずるトナー搬
送の不均一性や帯電不良等が防止され、良好なトナー搬
送が行なわれる。 また、上記シリンダ123内にカーボンブラック等の導
電性粉末を配合することによって、該シリンダ123と前
記電極層124とを一体的に形成することも可能である。 （効果） 以上述べたように、本発明による画像形成装置におけ
るトナー担持体は、該トナー担持体を柔軟化させるに十
分な厚みを有する、硬度25゜以下の発泡性弾性材からな
る弾性体層がトナー規制部材により直接的に変形される
ことがなく、しかもトナー規制部材に対して良好な密着
性を得ることができるように、弾性体層の上に大きな剛
性を有するゴム層を設置し、弾性体層とゴム層とを互い
に非接着としたので、弾性体層とゴム層とが独立して変
形することにより、トナー規制部材の圧接部において、
局部的な変形および不均一な密着状態から生ずるトナー
搬送の不均一性や帯電不良等が防止され、スジ模様の発
生等の現像不良をなくし、常に安定した欠陥のない画像
を得ることができる。
を使用する現像装置を備えた画像形成装置の改良に関す
る。 （従来技術） 一般に、電子写真複写機、プリンタあるいはファクシ
ミリ等の画像形成装置において、現像部の小型化等を図
るために、現像剤として一成分現像剤を使用するように
したものが種々開発されている。この一成分現像剤を使
用する現像装置においては、静電潜像が形成される潜像
担持体に対して、現像器のトナー担持体が接触あるいは
近接するように配置されている。そして、上記トナー担
持体上に、トナー蓄積部から撹拌されながら供給される
トナーを付着させ、前記潜像担持体上の静電潜像側にト
ナーを搬送し、所定の現像動作を行なって可視像を得る
ようにしている。また、前記トナー担持体上には、該ト
ナー担持体上に供給されるトナーを均一薄層化し、トナ
ー搬送量を規制するトナー規制部材が圧接するようにし
て設けられている。 前記トナー担持体は、潜像担持体を損傷しないように
保護し、かつ良好な現像動作を行なうために、その表面
部を弾性体から形成するようにしたものがある。ところ
が、このようないわゆるソフト現像において、上述のよ
うに、トナー規制部材を柔軟化されたトナー担持体側に
圧接させておくと、トナー規制部材の圧接力によりトナ
ー担持体の表面部に窪み状の変形もしくは歪みが不均一
な状態で生じることがしばしばある。この不均一な窪み
状の変形部もしくは歪み部における凹状部分では、トナ
ー規制部材の密着性が害され、圧接力が低下されること
となり、充分なトナー帯電量が得られずに、いわゆるカ
ブリ現像を生じ易い。一方、凸状部分でもトナー規制部
材の密着性が害され、充分なトナー付着量が得られず、
現像不良、スジ模様の発生等を誘起してしまうことがあ
る。このようなトナー規制部材の密着性を害する窪み状
の変形もしくは歪みは、そのまま永久的に残ってしまっ
たり、たとえ元に戻ったとしても完全に回復するまでに
は、長時間を要することが多く、問題となっている。 （目的） 本発明の目的は、一成分系現像剤を用いてソフト現像
を行なうようにした画像形成装置において、トナー規制
部材によるトナー担持体の変形もしくは歪みを極力なく
すとともに、トナー規制部材の均一な密着性を確保する
ことができるようにした画像形成装置を提供することに
ある。 （構成） 上記目的を達成するため、本発明におけるトナー担持
体は、該トナー担持体を柔軟化させるに十分な厚みを有
する、硬度25゜以下の発泡性弾性材からなる弾性体層
と、前記弾性体層よりも大きな剛性を有し、前記弾性体
層を取り囲む、無端円筒状のゴム層とを備え、前記弾性
体層と前記ゴム層とが互いに非接着であることを特徴と
している。 このような構成からなる画像形成装置においては、ト
ナー規制部材による圧接力がゴム層により受けられ、ト
ナー担持体を柔軟化せしめる弾性体層にはほとんど局部
的な負荷が加えられない。ゴム層では、トナー規制部材
による変形力が緩和され、トナー担持体の凹凸変形は緩
かなものとされるとともに、変形部分も速やかに元の状
態に回復されることとなる。さらに、本構成において
は、トナー規制部材とゴム層とが均一状態で良好に密着
し合い、トナー粒子が両者の間で均一に層規制されてい
くこととなる。 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 第２図に示すように、潜像担持体としての感光体ドラ
ム１は、矢印Ａ方向に回転駆動され、その周囲には、該
感光体ドラム１の全面を均一帯電せしめるコロナ帯電器
２、原稿の光像を感光体ドラム１上に結像して静電潜像
を形成せしめる露光光学系３、上記静電潜像にトナーを
供給して現像し、可視像を得る現像器４、得られた可視
像を記録材側に転写せしめる転写極５、記録材を感光体
ドラム１から剥離せしめる分離極６、転写後に感光体ド
ラム１上に残存するトナーを排除せしめる除電極７およ
びクリーニング装置８等が配置されている。 上記現像器４のケーシング11内には、トナー担持体と
しての現像ローラ12が矢印Ｂ方向に回転駆動されるよう
に設けられているとともに、この現像ローラ12にトナー
を供給する供給ローラ13が矢印Ｃ方向に回転駆動される
ように設けられている。さらに、上記供給ローラ13の後
方側（第２図右方側）には、ケーシング11内に蓄えられ
たトナーを撹拌しながら上記供給ローラ13側にトナーを
搬送せしめるアジテータ14が設けられている。また、前
記現像ローラ12には、該現像ローラ12に付着されるトナ
ーを均一薄層化せしめるトナー規制部材としてのブレー
ド15が圧接状態で設置されている。 前記現像ローラ12は、第１図に示すように、回転駆動
軸121に対して円柱状に形成された弾性体層122が嵌着さ
れるとともに、この弾性体層122の外側に、ゴム層から
形成されているシリンダ123が装着され、さらに、この
シリンダ123の外側に円筒状の電極層124およびトナー担
持体層125が設置されている。 上記弾性体層122は、ウレタンフォームやスポンジゴ
ム等の、柔軟性を有し、かつ、シリンダ123に比して十
分な厚みをもった発泡性弾性材から形成されており、こ
の弾性体層122によって現像ローラ12の全体が柔軟化さ
れるようになっている。弾性体層122としては、ゴム硬
度25゜以下のものが採用される。 一方、前記シリンダ123は、弾性体層122より剛性の大
きい薄層状の弾性ゴム材から形成されている。ゴム材の
例としては、天然ゴム、ブタジエン−スチロールゴム、
ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリ
ルゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴムその
他を広く採用することができる。このシリンダ123の層
厚は、20μｍ〜20mmの広範囲で適宜選択することが可能
であるが、50μｍ〜5mmとすることが好ましい。 前記弾性体層122とシリンダ123とは、圧接状態にて装
着され、相互の圧接摩擦力によって両者が互いにずれる
ことなく固定されている。この場合、両者は接着されて
おらず、それぞれが互いに独立して変形されるようにな
されている。 前記電極層124は、前記シリンダ123上に真空蒸着によ
って形成された金属層や、ウレタン樹脂等の樹脂バイン
ダー中にカーボンブラック等の導電性微粒子を分散せし
めた材料等が採用されている。 さらに、トナー担持体層125としては、各種樹脂が採
用されているが、対摩耗性を備えるとともに、トナー搬
送用に適度な摩擦帯電性を有し、かつ、塗膜加工性を備
える等の性質を満足するような材料が選択されている。
この場合、樹脂中にカーボンブラック等の導電性粉末を
分散せしめ、トナー担持体層125の比抵抗をコントロー
ルしてやれば、ベタ画像再現性を高める上で好都合であ
る。また、潜像担持体として近年使用が拡大されている
有機感光体に対しては、含フッソ樹脂を採用することが
好ましい。含フッソ樹脂は、非粘着性に優れ、トナーが
熱的に付着して生ずるトナーフィルミングを防ぎ、画質
の安定化を図ることができる。 このような実施例においては、トナー規制部材として
のブレード15が、トナー担持体としての現像ローラ12上
に圧接され、これによって現像ローラ12上に付着しなが
ら搬送されるトナーの均一薄層化および摩擦帯電が行な
われる。この場合、上記ブレード15による圧接力は、直
接的にはゴム層としてのシリンダ123により受けられる
ため、現像ローラ12を柔軟化せしめる弾性体層122には
ほとんど負荷が加えられない。したがって、弾性体層12
2の外形には、ブレード15の先端縁による局部的な変形
が生じることはない。 一方、シリンダ123は、上記弾性体層122より剛性の大
きい薄層状の弾性ゴム材から形成されているため、ブレ
ード15の圧接力を直接受けてもその変形力は緩和され、
緩かな窪み状変形しか生じることがない。また、変形部
分も、ブレード15による圧接力が解放されると同時に速
やかに元の状態に回復されることとなる。しかも、ゴム
材としての性質から、ブレード15に対する密着性が非常
に良好となり、現像ローラ12の全長にわたって均一な接
触状態が得られる。そしてこの均一な接触状態によっ
て、極めて均一性の高いトナー薄層が形成されていく。 すなわち、現像ローラ12は、感光体ドラム１を損傷す
ることのないように、弾性体層122によって柔軟化され
るとと同時に、ブレード15による圧接状態が適正なもの
に維持されるように、シリンダ123によって緩かな変形
および良好な密着性が与えられ、かつ、速やかな回復が
得られる。したがって、ブレード15の圧接部において、
極端な変形および不均一な密着現像から生ずるトナー搬
送の不均一性や帯電不良等が防止され、良好なトナー搬
送が行なわれる。 また、上記シリンダ123内にカーボンブラック等の導
電性粉末を配合することによって、該シリンダ123と前
記電極層124とを一体的に形成することも可能である。 （効果） 以上述べたように、本発明による画像形成装置におけ
るトナー担持体は、該トナー担持体を柔軟化させるに十
分な厚みを有する、硬度25゜以下の発泡性弾性材からな
る弾性体層がトナー規制部材により直接的に変形される
ことがなく、しかもトナー規制部材に対して良好な密着
性を得ることができるように、弾性体層の上に大きな剛
性を有するゴム層を設置し、弾性体層とゴム層とを互い
に非接着としたので、弾性体層とゴム層とが独立して変
形することにより、トナー規制部材の圧接部において、
局部的な変形および不均一な密着状態から生ずるトナー
搬送の不均一性や帯電不良等が防止され、スジ模様の発
生等の現像不良をなくし、常に安定した欠陥のない画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例におけるトナー規制部材の構
造を示した横断面構成説明図、第２図は画像形成装置の
全体を示す縦断面説明図である。 １……感光体ドラム、４……現像器、12……現像ロー
ラ、15……ブレード、122……弾性体層、123……シリン
ダ。
造を示した横断面構成説明図、第２図は画像形成装置の
全体を示す縦断面説明図である。 １……感光体ドラム、４……現像器、12……現像ロー
ラ、15……ブレード、122……弾性体層、123……シリン
ダ。
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−214176（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−173274（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−223469（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．潜像担持体上に形成される静電潜像側にトナーを供
給して現像せしめるトナー担持体と、このトナー担持体
上に付着されるトナーを均一薄層化するように該トナー
担持体上に圧接されるトナー規制部材とを備えてなる画
像形成装置において、前記トナー担持体は、該トナー担
持体を柔軟化させるに十分な厚みを有する、硬度25゜以
下の発泡性弾性材からなる弾性体層と、前記弾性体層よ
りも大きな剛性を有し、前記弾性体層を取り囲む、無端
円筒状のゴム層とを備え、前記弾性体層と前記ゴム層と
が互いに非接着であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61246061A JP2701225B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61246061A JP2701225B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6398679A JPS6398679A (ja) | 1988-04-30 |
| JP2701225B2 true JP2701225B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17142886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61246061A Expired - Lifetime JP2701225B2 (ja) | 1986-10-16 | 1986-10-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2701225B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5076201A (en) * | 1989-03-16 | 1991-12-31 | Fujitsu Limited | Developing device used in electrophotographic field and method of producing developing roller incorporated therein |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58214176A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-13 | Ricoh Co Ltd | 現像装置 |
| JPS61173274A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | Ricoh Co Ltd | 現像装置 |
-
1986
- 1986-10-16 JP JP61246061A patent/JP2701225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6398679A (ja) | 1988-04-30 |
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