JP2010271555A - 消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法 - Google Patents

消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印字と消色を同時でも個別にでも行うことが可能な消色機能付画像形成装置を提供する。
【解決手段】カセット14には最低でも1枚の白紙状の用紙13が収容されている。印字の際は用紙13をカセット14から取り出し、給紙搬送路15及び画像形成搬送路12で搬送し、二次転写部10で画像を転写し、定着部16で定着し、排紙トレー19に排紙する。次からはセンサ25で用紙13の有無を調べ、有ればそのまま、無ければオペレータに補充させた用紙を、給紙搬送路15で搬送し、センサ26で画像の有無を調べ、無ければそのまま、有れば消色部21で画像を消色して、二次転写部10、定着部16、排紙トレー19の順で印字処理を継続する。印字工程が終了したら、カセット14に用紙13が有ればその用紙を、無ければオペレータに補充させた用紙を、給紙搬送路15で搬送しながら画像の有無をしらべ、無ければそのまま、有れば消色して、消色搬送路28を介してカセット14に収容して処理を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、消去性トナーを用い電子写真方式により画像形成を行う機能に加えて形成した画像を消色する機能を備えた消色機能付画像形成装置及び消色した記録媒体を効率よく貯留する消色用紙制御方法に関する。
地球環境保護の一環として、昨今では紙資源の節減が叫ばれている。画像形成装置等の紙資源の節減と再利用では、片面印刷の用紙裏面の有効活用などは既に社会一般になされている。また、使用済み用紙を回収し用紙の原料とし、再生紙として再度用いることも一般に行われている。
しかし片面印刷の用紙の再利用では、再使用の回数が通常1回に限られてしまう。また、原料として再利用する再には回収自体にエネルギーとコストがかかり、原料として加工する際にもエネルギーが掛かってしまう。
そこで、オフィス内において用紙を複数回使用できるようにする取組みが種々なされている。トナー像により一度画像が形成された用紙を紙資源として再利用するには、トナーにより形成された用紙上の画像を物理的に除去または光で消色して再利用可能な用紙とすることが考えられている。
画像を物理的に除去して用紙を再利用するためには、用紙の画像形成面にトナーを除去する処理液を塗布し、加熱してトナーを溶解させて画像を除去する方法や、用紙の画像形成面を研摩してトナー画像を削り落とす方法なでがあるが、これらの方法は、手数がかかること共に、再利用する用紙に損傷が発生し易いため問題がある。
光を用いる消色方法としては、最初に用紙に画像を形成するに際し、予め光消色性のトナーにより用紙に画像を記録し、この画像を特殊な光源による光照射によって消色する方法が主なものとなっている。
このような光照射によってトナー画像を消色するものとしては、例えば、消色専用装置において、事前に画像の濃淡を検知し、淡い色の印刷画像は消色し、濃い色の画像は消色せずにそのまま機外に排出して、高速に消色を行う装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような専用の消色装置を用いた場合、プリンタなどの印刷装置の他に消色装置をオフィス内に設置することになるから、電力もプリンタとは別に必要になり、消色装置の設置床面積もプリンタとは別に必要となってしまう。したがって、ユーザにとっては必ずしも便利なものとはいえないという問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、画像形成装置内において画像形成時の定着装置と消色時の消色装置を共通にする装置が提案されている。この装置は、トナー画像の消色には事前にトナー像を加熱しておいてから消色光を照射すると消色作用が有効に働くという一般に行われている技術に基づいている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、印刷装置と消色装置とが一体となり、消色後直ちに一連の流れにおいて印刷をする場合に、印刷画像の品質を保つためには、消色が完了しているかどうかの判別が重要となる。
そこで電子写真複写機に画像消去装置を組み込んで、消色後、別光源とセンサによって消去が完全か否かを判断し、画像が完全に消去されなかったと判断された場合には画像の消去を繰り返す消去装置付き電子写真複写機が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平08−305228号公報 特開平07−049634号公報 特開平05−289575号公報
ところで、特許文献2の従来技術は、電子写真式画像形成装置内に画像記録部と消色部を組み込んだ点では、使用上便利になったといえるが、消色した用紙は一旦排紙トレー上に排紙されるので、消色済み用紙に新たな画像を形成する場合には、使用者は排紙トレー上の消色済み用紙を給紙トレー上に再配置しなければならないという不便があるという課題がある。
また、特許文献3の従来技術は、消色済み用紙と消色不可用紙とを2つの用紙収容部材に仕分けして収容するのは便利であるとはいえ、電子写真複写機に画像消去装置を組み込んだものとしては用紙搬送路が入り組んでいて構成が複雑過ぎ、制御と保守に難がある。また、消色と画像形成の場合と、消色のみの場合の判断が不明で使い勝手がよくないという課題がある。
上記の課題を解決するために、先ず、第1の発明の消去機能付画像形成装置は、記録媒体を収容する記録媒体収容部と、消色性トナーによる画像を上記記録媒体に形成する二次転写部と、上記記録媒体収容部から上記二次転写部までの間に配置され上記消色性トナーによる画像を形成された上記記録媒体の上記画像を消色する消色部と、上記記録媒体収容部から上記消色部までの間に形成された給紙搬送路と、上記記録媒体収容部から上記給紙搬送路へ送出される上記記録媒体が画像を印刷された記録媒体か白紙状の記録媒体であるかを検知する画像有無検知部と、上記消色部から二次転写部と定着部を通り画像形成済み記録媒体を収容する排紙トレーまでの間に形成された画像形成搬送路と、上記消色部から画像消色済み記録媒体を貯留する貯留トレーまでの間に形成された消色搬送路と、上記画像有無検知部により上記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、上記記録媒体が画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは上記消色部により上記画像を消色させた後、上記画像形成搬送路を駆動し、上記記録媒体に上記二次転写部により新たな画像を形成し、該画像を上記定着部により定着し、画像定着済みの上記記録媒体を上記排紙トレーに排紙させるよう制御し、上記二次転写部による画像形成が終了した又は行われていないと判断したとき、上記画像形成搬送路、上記二次転写部、及び上記定着部の駆動を休止させ、上記給紙搬送路及び上記消色搬送路を駆動し、上記画像有無検知部により上記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、上記記録媒体が消色すべき画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは上記消色部により上記画像を消色させた後、当該記録媒体を上記貯留トレーに貯留するよう制御する制御部と、を有して構成される。
この消去機能付画像形成装置において、例えば、上記記録媒体収容部を複数備えられ、上記給紙搬送路は複数の上記記録媒体収容部に対応してそれぞれ備えられる、ように構成してもよい。
次に、第2の発明の消去機能付画像形成装置における消色用紙制御方法は、記録媒体を収容する記録媒体収容部と、消色性トナーによる画像を上記記録媒体に形成する二次転写部と、上記記録媒体収容部から上記二次転写部までの間に配置され上記消色性トナーによる画像を形成された上記記録媒体の上記画像を消色する消色部と、上記記録媒体収容部から上記消色部までの間に形成された給紙搬送路と、上記記録媒体収容部から上記給紙搬送路へ送出される上記記録媒体が画像を印刷された記録媒体か白紙状の記録媒体であるかを検知する画像有無検知部と、上記消色部から二次転写部と定着部を通り画像形成済み記録媒体を収容する排紙トレーまでの間に形成された画像形成搬送路と、上記消色部から画像消色済み記録媒体を貯留する貯留トレーまでの間に形成された消色搬送路と、を有する消色機能付画像形成装置における消色用紙制御方法であって、上記画像有無検知部により上記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、上記記録媒体が画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは上記消色部により上記画像を消色させた後、上記画像形成搬送路を駆動し、上記記録媒体に上記二次転写部により新たな画像を形成し、該画像を上記定着部により定着し、画像定着済みの上記記録媒体を上記排紙トレーに排紙させる手順と、上記二次転写部による画像形成が終了した又は行われていないと判断したとき、上記画像形成搬送路、上記二次転写部、及び上記定着部の駆動を休止させ、上記給紙搬送路及び上記消色搬送路を駆動し、上記画像有無検知部により上記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、上記記録媒体が消色すべき画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは上記消色部により上記画像を消色させた後、当該記録媒体を上記貯留トレーに貯留する手順と、を含んで構成される。
本発明の消去機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法によれば、二次転写部の記録媒体搬送方向上流側に画像有無の検知部と消色部とを配置するので、消色すべき画像を印刷された記録媒体と白紙状の記録媒体とが混在していても、白紙状のものはそのまま、消色すべき画像を印刷されたものは消色して、それらの記録媒体へ新たな画像形成を迅速に行うことができるという効果を奏する。
また、給紙搬送路と画像形成搬送路とは別に、消色部から貯留トレーまでの消色搬送路を備えるので、画像形成を行わないと判別されたときは、画像形成部全体の稼動を休止させて省エネ状態で消色のみを行い、その消色済み用紙を貯留トレーに貯留することができるので次回の画像形成を迅速に立ち上げることができるという効果を奏する。
本発明の実施例2に係る消色機能付画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施例2に係る消色機能付画像形成装置の制御装置を含む回路ブロック図である。 本発明の実施例2に係る消色機能付画像形成装置の制御部による消色用紙に対する制御を示す処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例3に係る消色機能付画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。 本発明の実施例3に係る消色機能付画像形成装置の制御部による消色用紙に対する制御を示す処理動作を説明するフローチャートである。 実施例3において空回転が入った場合の制御部の処理動作を示すフローチャートである。 実施例3において用紙補給のアラームが報知されカセットへの用紙の補給が行われて処理工程が中断した場合の制御部による処理動作を示すフローチャートである。 実施例3において通常の駆動速度よりも低速度で消色を行う場合の制御部による処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<消色性トナーの製法>
先ず、本発明において用いられる消色性トナーの製法について、実施例1として説明する。最初に、817nmに感度を持つ赤外線感光色素「IRT」(昭和電工製)を1.5質量部、有機ホウ素化合物消色剤「P3B」(昭和電工製)を4質量部、トナー用ポリエステル結着樹脂(花王製)を90.5量部、負電荷調整剤「LR−147」(日本カーリット製)を1.5質量部、カルナバWAX1号粉末(加藤洋行社輸入品)を2.5質量部をヘンシェルミキサー(三井鉱山製)に投入し、混合する。
続いて上記の混合物を、二軸混錬機で溶融混錬する。これで得られた混錬物をロートプレックス(ホソカワミクロン製)で粗砕して粗砕物を得る。得られた粗砕物を衝突式粉砕機にて、平均粒径が9μmになるように粉砕する。
この粉砕により得られた粉砕物100質量部に、外添剤としてシリカ「R972」(日本アエロジル製)を1質量部添加し、ヘンシェルミキサーで混合して消色性トナーを得ることができる。この消色性トナーは、ガラス転移点は50.3℃で、軟化点は106℃であるように製作されている。
<装置本体の構成と画像形成>
図1は本発明の実施例2に係る消色機能付画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。図1に示すように、消色機能付画像形成装置1は、本体装置筐体2の内部中央において、水平方向に延在する無端状の転写ベルト3を備えている。
転写ベルト3は、不図示の張設機構によって張設されながら、駆動ローラ4と従動ローラ5に掛け渡され、駆動ローラ4により駆動されて、図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動する。
転写ベルト3の上循環移動面に接して画像形成ユニット6の感光体ドラム7が配設されている。感光体ドラム7には、その周面を取り巻くように近接して、図示を省略したクリーナ、初期化帯電器、光書込ヘッド、現像ローラ等が配置されている。
上記の現像ローラは、トナー容器8の側部開口部に配置されており、トナー容器8の中に収容されている消色性トナーRの薄層を表面に担持して、光書込ヘッドによって感光体ドラム7の周面上に形成されている静電潜像に消色性トナーRの画像を現像する。
感光体ドラム7の下部には、転写ベルト3を介して一次転写ローラ9が圧接している。一次転写ローラ9は、不図示のバイアス電源から供給されるバイアス電圧を転写ベルト3に印加して、感光体ドラム7の周面上に現像されている消色性トナーRの画像を転写ベルト3に転写する。
転写ベルト3の図に示す左端部が掛け渡されている従動ローラ5には、転写ベルト3を介して二次転写ローラ11が圧接して、二次転写部10を形成している。二次転写ローラ11は、二次転写部10において、不図示のバイアス電源から供給されるバイアス電圧を転写ベルト3に印加して、転写ベルト3に一次転写されている消色性トナーRの画像を、画像形成搬送路12に沿って図の下方から搬送されてくる記録媒体13に転写する。
上記搬送されてくる記録媒体13は、給紙カセット等から成る記録媒体収容部14に積載されて収容されている。記録媒体13は、不図示の給紙ローラ等により記録媒体収容部14から最上部の一枚ごとに取り出されて給紙搬送路15に送出され、更に画像形成搬送路12を搬送されて、上記の二次転写部10を、消色性トナーRの画像を転写されながら通過する。
消色性トナーRの画像を転写されながら二次転写部10を通過した記録媒体13は、そのまま画像形成搬送路12に沿って、定着部16へと搬送される。定着部16の加熱ローラ17と押圧ローラ18は、記録媒体13を挟持して搬送を引き継ぐ。
加熱ローラ17と押圧ローラ18は、記録媒体13に、熱と圧力を加えながら搬送し、記録媒体13に二次転写されている消色性トナーRの画像を記録媒体13に定着させ、この消色性トナー像の定着された記録媒体13を、本体装置筐体2の上面に形成されている排紙トレー19に排紙する。
<装置本体の構成と消色機構>
ところで、上記の記録媒体収容部14から二次転写部10までの間には、消色性トナーRによる画像を形成された記録媒体13の画像を消色するための消色部21が配置されている。
消色部21は、消色すべき消色性トナーRの画像を画像形成面の裏面から加熱するための消色用ヒータローラ22と、この加熱された消色性トナーRの画像を効率よく消色するための消色用LEDヘッド23から成る。
前述したように、本例において用いられる消色性トナー(R)は、そのガラス転移点は50.3℃で、軟化点は106℃であるように製作されている。
そして、図1に示した消色部21の消色用ヒータローラ22には、ハロゲンランプが内蔵されている。ハロゲンランプの波長分布は広がりが広く、近赤外線の波長分布を広く含んでいるので、熱輻射の熱源として適している。
本例では、このハロゲンランプの熱輻射の温度を可変できるようにし、消色対象となる紙面への加熱温度を、50℃〜100℃の範囲に設定できるようにしている。この温度範囲は、消色用加熱温度を消色性トナーのガラス転移点以上で軟化点以下となる範囲に設定可能な範囲である。
また、本例における消色用LEDヘッド23は、LEDアレイで構成されている。LEDは非常に狭い波長分布を有しているので、LEDの選択のしようによっては、消色に不必要な波長の光の生成が非常に少ない、つまり消色効率の良い波長分布の光を照射するLEDを選び出すことができる。
本例の消色性トナーには、817nmに感度を持つ近赤外線感光色素が用いられているので、この消色に対応するために、消色用LEDヘッド23のLEDライトとしては、一般に色素の吸収波長である820nm付近に近い中心波長を持つものの方が優位であるが、実際の消色特性としては、中心波長が850nmであっても半値幅を考慮すると、十分な発光強度が得られれば消色特性として問題はない。
つまり、LEDライトとしては、半値幅50nm以下の波長分布を有するものを選択すれば、その中心波長810nm〜850nmのものが消色に適合すると見ることができる。特に中心波長が850nmのLEDランプは、近赤外線の領域において一般に最も流通しているLEDランプのひとつであり、エネルギー効率、コストの面から装置設計上優位である。
前述した給紙搬送路15は、記録媒体収容部14から消色部21までの間に形成されている。その記録媒体収容部14から給紙搬送路15へ送出される記録媒体13の経路上に画像有無検知部24が配置されている。
画像有無検知部24は、先ず、記録媒体収容部14に記録媒体13が収容されているか否かを検知する媒体有無検知センサ25と、記録媒体収容部14に収容されていた記録媒体13が給紙搬送路15へ送出される際に、その記録媒体13の有無を検知する画像有無検知センサ26から成る。
媒体有無検知センサ25は、例えば簡単な構成の光反射型検知センサであり、画像有無検知センサ26は、例えばCCD(Charge Coupled Device)アレイをライン状に搭載したライン型センサである。
画像有無検知センサ26は、記録媒体13が記録媒体収容部14から給紙搬送路15へ送出される際に、その記録媒体13が画像を印刷された記録媒体か白紙状の記録媒体であるかを検知する。
上記の消色部21からは、搬送路が分岐しており、一方は給紙搬送路15から鉛直方向に分岐して延びる上述した画像形成搬送路12であり、他方は案内板27に案内されて給紙搬送路15から横左方に分岐する消色搬送路28である。
この消色搬送路28は、上記の案内板27に加えて、案内板27の配置位置から左方水平に延在して配置された搬送ベルト29、及び搬送ベルト29の左端部に配置された他の案内板31により構成されている。
搬送ベルト29は、不図示の張設機構によって張設されながら、駆動ローラ32と従動ローラ33に掛け渡され、駆動ローラ32により駆動されて、図の矢印bで示す反時計回り方向に循環移動する。
また、案内板31の下方終端部には、記録媒体収容部14の後端部が位置している。すなわち記録媒体収容部14は、消色部21で消色されて消色搬送路28を経由して搬送されてくる画像消色済みの記録媒体13を貯留する貯留トレーの役目を兼ねている。
<制御装置>
図2は、上記の消色機能付画像形成装置1の制御装置を含む回路ブロック図である。図2に示すように回路ブロックは、CPU(central processing unit)35を中心にして、このCPU35に、それぞれデータバスを介してインターフェイスコントローラ(I/F_CONT)36及びプリンタコントローラ(PR_CONT)37が接続されている。このPR_CONT37にはプリンタ印字部38が接続されている。
また、CPU35には、ROM(read only memory)39、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)41、本体操作部の操作パネル42、及び各部に配置されたセンサからの出力が入力されるセンサ部43が接続されている。ROM39には、システムプログラムが記憶され、CPU35は、このシステムプログラムに従って各部を制御して処理を行う。
すなわち、各部において、先ず、I/F_CONT36は、例えばパーソナルコンピュータ等のホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ44に展開する。フレームメモリ44には、消色性トナー(R)に対応する記憶エリアが設定されており、この記憶エリアに消色性トナー画像のデータが展開される。
フレームメモリ44に展開されたデータはPR_CONT37に出力され、PR_CONT37からプリンタ印字部38に出力される。
プリンタ印字部38は、エンジン部であり、PR_CONT37からの制御の下で、図1に示した感光体ドラム7、一次転写ローラ9等を含む回転駆動系、図1には図示を省略した初期化帯電器、光書込ヘッド等の被駆動部を有する画像形成ユニット6の印加電圧などのプロセス負荷への駆動出力を制御する。
更にプリンタ印字部38は、転写ベルト3の不図示のベルト位置制御機構の上下移動の駆動制御などを行うベルト駆動部45、消色搬送路28の搬送ベルト29の制御を行う搬送ベルト駆動部46、消色部21の制御を行う消色駆動部47への駆動出力を制御する。
そして、PR_CONT37から出力された消色性トナー(R)の画像データは、プリンタ印字部38から図1に示した画像形成ユニット6の図示を省略した光書込ヘッドに供給される。
<動作>
図3は、上記構成の消色機能付画像形成装置1の制御部による消色用紙に対する制御を示す処理動作を説明するフローチャートである。図3において、先ず、消色機能付画像形成装置1に電源が投入され、印字モードや印字枚数等の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると、制御部は印字(印刷)を開始する(ステップS1)。
印字(印刷)が開始されると、図1で説明したように、記録媒体(以下、用紙という)13は、記録媒体収容部(以下、カセットという)14から取り出されて給紙搬送路15及び画像形成搬送路12を搬送されて二次転写部10で消色性トナーRの画像を転写され、その画像を定着部16で定着され、引き続き画像形成搬送路12を搬送されて排紙トレー19に排紙される。
本例においては、印字開始前の印字立ち上がり待機状態において、カセット14には、最初から白紙、又は消色トナー(R)の画像を消色されて白紙状になった最低1枚の用紙13が収容されている。
これにより、印字モードの指示が入力されると、制御部は直ちにカセット14から1枚の用紙13を給紙させて、上記のように印字(印刷)を直ちに開始する。この場合、制御部は、消色部21及び消色搬送路28の駆動を停止させている。
上記一枚の用紙13に対する画像の転写から定着、排紙トレー19への排紙までの一連の印字処理が終了すると、制御部は、要求された印字工程が終了したか否かを判別する(ステップS2)。
そして、要求された印字工程が終了していないときは(S2がno)、次に、制御部は、媒体有無検知センサ25の出力を参照して、カセット14に用紙13があるか否かを判別する(ステップS3)。
上記の判別で、媒体有無検知センサ25の出力が用紙有りを示していれば(S3がyes)、続いて、制御部は、画像有無検知センサ26の出力を参照して、いまカセット14にある用紙13に画像がある(形成されている)か否かを判別する(ステップS4)。
なお、上記ステップS3の判別で、媒体有無検知センサ25の出力が用紙無しを示しているときは(S3がno)、用紙補給の警報をブザーや表示パネルで報知する(ステップS5)。そしてオペレータによるカセット14への用紙13の補給を確認して(ステップS6)、ステップS4の処理に移行する。
上記ステップS4の判別で、画像有無検知センサ26の出力が用紙13に画像が有ることを示しているときは(S4がyes)、制御部は、まず消色部21の消色用LEDヘッド23を点灯し、更に消色用ヒータローラ22のヒータを点灯し、カセット14から用紙13を給紙搬送路15に送出し、消色部21で用紙13の画像の消色を行う(ステップS7)。
そして、制御部は、画像の消色を行った用紙13を画像形成搬送路12に沿って搬送しながら、二次転写部10で新たな消色性トナーRの画像を転写し、その転写画像を定着部16で定着し、画像を定着された用紙13を排紙トレー19に排紙する、という印字処理を行う(ステップS8)。
なお、上記ステップS4の判別で、画像有無検知センサ26の出力が用紙13に画像が無いことを示しているときは(S4がno)、制御部は、ただちにステップS1に戻ってステップS1で説明した印字を開始する。
このように、制御部は、印字の際は、画像有無検知部24により用紙13が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、用紙13が画像を印刷された用紙であることが検知されたときは消色部21により画像を消色させた後、画像形成搬送路12を駆動し、用紙13に二次転写部10により新たな画像を形成し、該画像を定着部16により定着し、画像定着済みの用紙13を排紙トレー19に排紙させるよう制御する。
そして、上記の印字が終了し、ステップS2の判別で印字工程が終了したと判別されたときは(S2がyes)、次に、制御部は、ステップS9〜S13の処理に移る。このステップS9〜S13の処理は、上述したステップS3〜S7の処理と同一である。
そして、この場合は、ステップS13の消色の後、制御部は、画像形成搬送路12、二次転写部10、及び定着部16の駆動を休止させ(この休止は消色の前でもよい)、消色搬送路28を駆動して、消色後の用紙13を搬送する(ステップS14)。
そして、その用紙13を、貯留トレーの役目を兼ねているカセット14に収容して、次回の印字の立ち上がりを待機する(ステップS15)。
このように、制御部は、印字工程が終了した、つまり、二次転写部10による画像形成が終了した又は行われていないと判断したときは、画像形成搬送路12、二次転写部10、及び定着部16の駆動を休止させ、給紙搬送路15及び消色搬送路28を駆動し、画像有無検知部24により用紙13が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、用紙13が消色すべき画像を印刷された用紙であることが検知されたときは消色部21により画像を消色させた後、当該用紙13を貯留トレー(カセット14)に貯留するように制御する。
図4は本発明の実施例3に係る消色機能付画像形成装置の内部構成を模式的に示す断面図である。なお、図4には図1と同一構成部分には、説明に必要な部分にのみ図1と同一の番号を付与して示している。また図1と同様の機能を有して構成がやや異なる部分には、図1と同様の機能を有する部分の番号に、a又はbの添え記号を付与して示している。
この実施例3に係る消色機能付画像形成装置50において、図1に示した実施例1に係る消色機能付画像形成装置1と本質的に異なる点は、図1のカセット14(14a)の下方に、新たにカセット14bが増設されている点である。
このカセット14bの増設に伴って、カセット14bの用紙取り出し口に、新たに媒体有無検知センサ25bが配設されている。この媒体有無検知センサ25bは、上方のカセット14(14a)の媒体有無検知センサ25(25a)と同一の機能を有するセンサである。
また、この増設に伴って、本実施例3では、上方のカセット14aは給紙専用カセットとなり、下方のカセット14bは貯留専用のカセットとして設定されている。また、この設定に伴い、消色搬送路28の左端に配置される他の案内板31bは、図1に示した他の案内板31よりも案内路が上方のカセット14aの後端を回り込んで下方のカセット14bの後端部まで搬送方向に延長されている。
また、給紙搬送路は、図1に示したと同様の上方のカセット14aの用紙取り出し口を始点とする給紙搬送路15aと、増設された下方のカセット14bの用紙取り出し口を始点とする給紙搬送路15bの2つの搬送路で構成され、これら2つの搬送路は消色部21の直前で合流している。
図5は、上記構成の消色機能付画像形成装置50の制御部による消色用紙に対する制御を示す処理動作を説明するフローチャートである。なお、消色機能付画像形成装置50の制御装置を含む回路ブロック図は、図2の場合と同様である。
図5において、先ず、消色機能付画像形成装置50に電源が投入され、印字モードや印字枚数等の指定がキー入力あるいは接続するホスト機器からの信号として入力されると、制御部は印字(印刷)を開始する(ステップS101)。
この処理では、用紙13は、カセット14bから取り出されて給紙搬送路15b及び画像形成搬送路12を搬送されて二次転写部10で消色性トナーRの画像を転写され、その画像を定着部16で定着され、引き続き画像形成搬送路12を搬送されて排紙トレー19に排紙される。
続いて、制御部は、要求された印字工程が終了したか否かを判別する(ステップS102)。そして、要求された印字工程が終了していないときは(S102がno)、次に、制御部は、媒体有無検知センサ25bの出力を参照して、カセット14b内に用紙13があるか否かを判別する(ステップS103)。
上記の判別で、媒体有無検知センサ25bの出力が用紙有りを示していれば(S103がyes)、制御部は、用紙13を給紙搬送路15bに送出する(ステップS104)。
この処理では、カセット14bには元から白紙の用紙又は消色した用紙のみが収容されていて消色の必要がないので、制御部は、消色用LEDヘッド23と消色用ヒータ22のヒータを消灯して消色部21を休止させ、この消色部21に対して用紙13を素通りさせる。
続いて、制御部は、上記の用紙13を画像形成搬送路12に沿って搬送しながら、二次転写部10で新たな消色性トナーRの画像を転写し、その転写画像を定着部16で定着し、画像を定着された用紙13を排紙トレー19に排紙する、という印字処理を行う(ステップS105)。そして、ステップS102の処理に戻る。
なお、上記ステップS103の判別で、媒体有無検知センサ25bの出力がカセット14bに用紙13が無いことを示していれば(S103がno)、続いて、制御部は媒体有無検知センサ25aの出力を参照しカセット14aに用紙13が有るか否かを判別する(ステップS106)。
そして、媒体有無検知センサ25aの出力がカセット14aに用紙13が有ることを示していれば(S106がyes)、カセット14aから用紙13を給紙搬送路15aに送り出す(ステップS107)。
なお、上記ステップS106の判別で、媒体有無検知センサ25aの出力が用紙無しを示しているときは(S106がno)、用紙補給の警報をブザーや表示パネルで報知する(ステップS108)。そしてオペレータによるカセット14aへの用紙13の補給を確認して(ステップS109)、ステップS107の処理に移行する。
制御部は、上記のようにカセット14aから用紙13を給紙搬送路15aに送り出しながら、画像有無検知センサ26の出力を参照して、いま給紙搬送路15aに送出しつつある用紙13に画像が形成されているか否かを判別する(ステップS110)。
そして、画像有無検知センサ26の出力が用紙13に画像が形成されていることを示していれば(S110がyes)、制御部は、消色用LEDヘッド23を点灯すると共に消色用ヒータ22のヒータを点灯して消色部21を通過する用紙13の画像を消色する(ステップS111)。
そして上述したステップS105の印字処理を行う。また、ステップS110の判別で画像有無検知センサ26の出力が用紙13に画像が無いことを示していれば(S110がno)、ただちにステップS105の印字処理を行う。
このように、要求された印字工程が終了するまでは、カセット14bの用紙13を優先的に使用し、カセット14bの用紙13が消費されて無くなったときは、カセット14aの用紙を使用し、画像があれば消色して、両方のカセットに用紙が無くなったときはオペレータに用紙を補充させて、印字処理が続行される。
そして、ステップS102の判別で、要求された印字工程が終了したことが判別されると(S102がyes)、続いて制御部は消色専門の処理に移る。
消色専門の処理では、先ず、カセット14aに用紙13が有るか否か判別する(ステップS112)。なお、このステップS112に続くステップS116までの処理は、上述したステップS106からステップSS110までの処理と同一である。
上記ステップS116の判別で、用紙13に画像がある場合は(S116がyes)、制御部は、消色用LEDヘッド23を点灯すると共に消色用ヒータ22のヒータを点灯し、用紙13を消色部21を通過させて用紙13の画像を消色する(ステップS117)。
続いて、消色した用紙13を消色搬送路28を通してカセット14bに収容する(ステップS118)。他方、上記ステップS116の判別で、用紙13に画像が無い場合は(S116がno)、ただちにステップS118の処理を行う。
そして、制御部は、媒体有無検知センサ25bの出力を参照して、カセット14bに用紙13が十分あるか(貯留されている)否かを判別する(ステップS119)。この処理では、用紙13が所定の高さまで十分に貯留(積載)されていれば、最上部の用紙面からの反射光の輝度が予め設定されている反射光輝度以上であれば、用紙13の貯留量が十分であると判断される。
上記の判別で用紙13が未だ十分ではない(貯留されていない)と判別されたときは(S119がno)、ステップS112に戻って、ステップS112〜S119を繰り返す。これにより、カセット14bには、初めから白紙であった用紙13、又は画像を消色されて白紙となった用紙13が順次蓄積されていく。
そして、やがて用紙13が十分ある(貯留されている)と判別されたときは(S119がyes)、消色処理を終了して、次回の印字の立ち上がりを待機する(ステップS120)。
上述した実施例2又は3において、印字中に定着器昇温やレジスト補正、濃度補正などによる何らかの空回転、または用紙13の継ぎ足しがあった場合には、消色部のみ稼動させ消色処理を行い、用紙13をストックしても良い。
図6は、実施例3において空回転が入った場合の制御部の処理動作を示すフローチャートである。図6において、空回転が発生すると(ステップS201)、ステップS202以降の消色処理を開始する。
図6のステップS202〜S209の処理は、図5に示したステップS112〜S119の処理と同一である。本例では、上記ステップS209の判別で、カセット14bに用紙13が十分あると判別された場合は(S209がyes)、続いて、空回転が終了しているか否か判別する(ステップS210)。
そして、空回転が終了していないときは(S210がno)、空回転が終了するまで監視を続け、空回転が終了したことを確認したときは(S210がyes)、空回転で中断した処理工程に復帰する(ステップS211)。
また、上記ステップS209の判別で、カセット14bの用紙13が十分ではないと判別された場合は(S209がno)、続いてこの場合も空回転が終了しているか否か判別する(ステップS212)。
そして、この場合は、空回転が終了していないときは(S212がno)、ステップS202に戻って、ステップS202〜S209の処理を繰り返す。また、空回転が終了しているときは、ただちに空回転で中断した処理工程に復帰する(ステップS211)。
図7は、実施例3において用紙補給のアラームが報知され、カセット14aへの用紙13の補給が行われて、処理工程が中断した場合の制御部による処理動作を示すフローチャートである。
図7において、オペレータによる用紙補給で印字の処理工程が中断すると(ステップS301)、制御部はステップS302以降の消色処理を開始する。図7のステップS302〜S305は、図6に示した処理のステップS206〜S209の処理と同一である。
図7のステップS305の判別で、カセット14bの用紙13が十分ではないと判別された場合は(S305がno)、ステップS302に戻って、ステップS302〜S305の処理を繰り返す。また、カセット14bの用紙13が十分であると判別されたときは(S305がyes)、ただちに用紙補給で中断した処理工程に復帰する(ステップS306)。
実施例2〜5において、消色工程のみを駆動させる場合には、通常の駆動速度よりも低速にて消色を行うようにしても良い。これを以下実施例6として説明する。
図8は、通常の駆動速度よりも低速度で消色を行う場合の制御部による処理動作を示すフローチャートである。
図8において、要求された印字工程が終了すると、制御部は、通常の駆動速度よりも低速駆動で消色処理を行う。図8において、ステップS402〜S406の処理は、駆動速度が低速であることを別にすれば、図6に示したステップS202〜S206の処理と同一である。
図8のステップS406の判別で、用紙13に画像があると判別されたときは(S406がyes)、制御部は、消色用LEDヘッド23を通常よりも低光量で点灯し、消色用ヒータローラ22のヒータを通常よりも低温度で点灯し、用紙13を通常よりも低速度で搬送しながら消色する(ステップS407)。
そして、用紙13を、通常よりも低速度で消色搬送路28で搬送して、カセット14bに収容する(ステップS408)。そして、制御部は、媒体有無検知センサ25bの出力を参照して、カセット14bに用紙13が十分あるか否かを判別する(ステップS409)。
この判別で用紙13が未だ十分ではないと判別されたときは(S409がno)、ステップS402に戻って、ステップS402〜S409を繰り返す。これにより、カセット14bには、初めから白紙であった用紙13、又は画像を消色されて白紙となった用紙13が順次蓄積されていく。
そして、やがて用紙13が十分あると判別されたときは(S409がyes)、消色処理を終了して、次回の印字の立ち上がりを待機する(ステップS410)。
このように、本発明の消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法によれば、印字装置と消色装置を一つの本体装置筐体に収めたので省電力化及び小型化に効果がある。また、消色後にカセットに戻す経路を印字用の経路とは別に設けたので、消色のための一括処理や、消色した用紙を手動でカセットに戻す手数が無くなり、使い勝手がよくなるという効果がある。
また、印字が終了した時点で次回の印字立ち上がりのときのための用紙を消色しておくので、印字立ち上がり時に消色部の立ち上げを待たずに済み、印字立ち上がり速度が向上するという効果がある。
また、印字が終了した時点で消色部の駆動を行うので、消色部の立ち上げが容易であると共に、消費電力の削減が可能になるという効果がある。また、消色部のみを駆動させる場合に通常よりも低速で駆動させるとことができるので、消色に必要な光照射と熱照射が相対的に増加し、これにより、消色に必要なエネルギーが削減できるという効果がある。
本発明は消色機能付画像形成装置及びその消色用紙制御方法に利用することができる。
1 消色機能付画像形成装置
2 本体装置筐体
3 転写ベルト
4 駆動ローラ
5 従動ローラ
6 画像形成ユニット
7 感光体ドラム
8 トナー容器
9 一次転写ローラ
R 消色性トナー
10 二次転写部
11 二次転写ローラ
12 画像形成搬送路
13 記録媒体
14 記録媒体収容部
15 給紙搬送路
16 定着部
17 加熱ローラ
18 押圧ローラ
19 排紙トレー
21 消色部
22 消色用ヒータローラ
23 消色用LEDヘッド
24 画像有無検知部
25 媒体有無検知センサ
26 画像有無検知センサ
27 案内板
28 消色搬送路
29 搬送ベルト
31 案内板
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
35 CPU(central processing unit)
36 インターフェイスコントローラ(I/F_CONT)
37 プリンタコントローラ(PR_CONT)
38 プリンタ印字部
39 ROM(read only memory)
41 EEPROM(electrically erasable programmable ROM)
42 操作パネル
43 センサ部
44 フレームメモリ
45 ベルト駆動部
46 搬送ベルト駆動部
47 消色駆動部
50 消色機能付画像形成装置

Claims (3)

  1. 記録媒体を収容する記録媒体収容部と、
    消色性トナーによる画像を前記記録媒体に形成する二次転写部と、
    前記記録媒体収容部から前記二次転写部までの間に配置され前記消色性トナーによる画像を形成された前記記録媒体の前記画像を消色する消色部と、
    前記記録媒体収容部から前記消色部までの間に形成された給紙搬送路と、
    前記記録媒体収容部から前記給紙搬送路へ送出される前記記録媒体が画像を印刷された記録媒体か白紙状の記録媒体であるかを検知する画像有無検知部と、
    前記消色部から二次転写部と定着部を通り画像形成済み記録媒体を収容する排紙トレーまでの間に形成された画像形成搬送路と、
    前記消色部から画像消色済み記録媒体を貯留する貯留トレーまでの間に形成された消色搬送路と、
    前記画像有無検知部により前記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、前記記録媒体が画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは前記消色部により前記画像を消色させた後、前記画像形成搬送路を駆動し、前記記録媒体に前記二次転写部により新たな画像を形成し、該画像を前記定着部により定着し、画像定着済みの前記記録媒体を前記排紙トレーに排紙させるよう制御し、
    前記二次転写部による画像形成が終了した又は行われていないと判断したとき、前記画像形成搬送路、前記二次転写部、及び前記定着部の駆動を休止させ、前記給紙搬送路及び前記消色搬送路を駆動し、前記画像有無検知部により前記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、前記記録媒体が消色すべき画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは前記消色部により前記画像を消色させた後、当該記録媒体を前記貯留トレーに貯留するよう制御する制御部と、
    を有することを特徴とする消色機能付画像形成装置。
  2. 前記記録媒体収容部は複数備えられ、前記給紙搬送路は複数の前記記録媒体収容部に対応してそれぞれ備えられる、
    ことを特徴とする請求項1記載の消色機能付画像形成装置。
  3. 記録媒体を収容する記録媒体収容部と、
    消色性トナーによる画像を前記記録媒体に形成する二次転写部と、
    前記記録媒体収容部から前記二次転写部までの間に配置され前記消色性トナーによる画像を形成された前記記録媒体の前記画像を消色する消色部と、
    前記記録媒体収容部から前記消色部までの間に形成された給紙搬送路と、
    前記記録媒体収容部から前記給紙搬送路へ送出される前記記録媒体が画像を印刷された記録媒体か白紙状の記録媒体であるかを検知する画像有無検知部と、
    前記消色部から二次転写部と定着部を通り画像形成済み記録媒体を収容する排紙トレーまでの間に形成された画像形成搬送路と、
    前記消色部から画像消色済み記録媒体を貯留する貯留トレーまでの間に形成された消色搬送路と、
    を有する消色機能付画像形成装置における消色用紙制御方法であって、
    前記画像有無検知部により前記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、前記記録媒体が画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは前記消色部により前記画像を消色させた後、前記画像形成搬送路を駆動し、前記記録媒体に前記二次転写部により新たな画像を形成し、該画像を前記定着部により定着し、画像定着済みの前記記録媒体を前記排紙トレーに排紙させる手順と、
    前記二次転写部による画像形成が終了した又は行われていないと判断したとき、前記画像形成搬送路、前記二次転写部、及び前記定着部の駆動を休止させ、前記給紙搬送路及び前記消色搬送路を駆動し、前記画像有無検知部により前記記録媒体が白紙状であることが検知されたときはそのままの状態で、前記記録媒体が消色すべき画像を印刷された記録媒体であることが検知されたときは前記消色部により前記画像を消色させた後、当該記録媒体を前記貯留トレーに貯留する手順と、
    を含むことを特徴とする消色機能付画像形成装置における消色用紙制御方法。
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