JPH0727991U - 自転車の衣類巻込み防止カバー - Google Patents

自転車の衣類巻込み防止カバー

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JPH0727991U
JPH0727991U JP1061394U JP1061394U JPH0727991U JP H0727991 U JPH0727991 U JP H0727991U JP 1061394 U JP1061394 U JP 1061394U JP 1061394 U JP1061394 U JP 1061394U JP H0727991 U JPH0727991 U JP H0727991U
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rear wheel
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JP1061394U
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章市 久賀
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オージーケー技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車の後車輪の大小に対応するカバーを提
供する。 【構成】 自転車1の後車輪2の左右側面を覆う左右一
対のカバー体8,8に、前記後車輪2の外周を覆う泥除
け6の円弧状側縁6Aを係脱自在に挟持する挟持部12
が一体的に形成されている自転車の衣類巻込み防止カバ
ー7であって、前記挟持部12は前後方向に2個所でし
かも後車輪2の各サイズに対応する泥除け6の円弧状側
縁6Aの各円弧が交叉する2つの共通点P1,P2又は
その近傍に位置せしめる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の後車輪にスカート等の衣類が巻込まれるのを防止するため に取付けられる自転車の衣類巻込み防止カバー(以下単にカバーという)に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スカート、オーバー、コート等を着用して自転車に乗った場合、スカ ート等の裾の部分が風に煽られて後車輪に巻込まれ、汚損したり破損することが しばしばある。 従来、このように、衣類が巻込まれるのを防止するために、合成樹脂製のカバ ーを後車輪の左右両側に取付けている。
【0003】 このカバーとして、後車輪の円周と略同一円弧状の円弧縁を有して後車輪の左 右側面を覆う左右一対のカバー体に、その前後方向中途部でリヤホークに嵌脱自 在に係合する嵌合部と、この嵌合部の前方で左右カバー体の前部を連結し且つ後 車輪の泥除けに跨がって配置される前連結部と、泥除けの円弧状側縁を係脱自在 に挟持する複数個の挟持部とを一体形成したものがある。また、前記左右カバー 体の一方には嵌合部の後方に被係合片が一体成形され、他方には嵌合部の後方に 後車輪の泥除けに跨がって、前記被係合片と係合位置調整自在に係合可能な係合 片が一体成形されている。そして、前記左右カバー体は、その円弧縁をリヤホー クより内側で後車輪の泥除けに近接するために嵌合部を円弧縁よりも外側に形成 してある。
【0004】 したがって、カバーの取付けは、前連結部が泥除けに当接するように跨がらせ 、嵌合部をリヤホークに外側から嵌合すると共に係合片を泥除けに跨がらせ被係 合片と係合し、且つ挟持部で泥除けの側縁を挟持して行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記後車輪の径が異なると、それに対応して泥除けの径も異なる。そして、カ バーも、前記各サイズの異なる泥除けに対応した挟持部を有するものが夫々別個 に制作されており、コスト高になっている。 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、自転車の後車輪の大小に対応するカバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案が、上記目的を達成するために講じた技術的手段は、自転車1の後車輪 2の左右側面を覆う左右一対のカバー体8,8に、前記後車輪2の外周を覆う泥 除け6の円弧状側縁6Aを係脱自在に挟持する挟持部12が一体的に形成されて いる自転車の衣類巻込み防止カバー7であって、前記挟持部12は前後方向に2 個所でしかも後車輪2の各サイズに対応する泥除け6の円弧状側縁6Aの各円弧 が交叉する2つの共通点P1,P2又はその近傍に位置せしめられている点にあ る。また、前記構成に加えて、前記カバー体8,8に一体的に形成されていて、 自転車1のリヤホーク4に着脱自在に係合する係合部10がリヤホーク4の中間 部よりも後車輪2の車軸5中心寄りに配設されるのが好ましい。
【0007】
【作用】
本考案によれば、まず、左右一対のカバー体8,8を、夫々リヤホーク4の前 後でしかも後車輪2の左右側面を覆うように配して、後車輪2の泥除け6に前後 連結部9,14,15を跨がらせ、挟持部12を泥除け6の円弧状側縁6Aに嵌 合挟持させ、係合部10をリヤホーク4に係合させることにより、カバー1は自 転車に確実に取付けられる。なお、自転車のリヤホーク4の形状が変っても、係 合部10が各種リヤホーク4の車軸5に近い殆んど変化のない共通部分に位置し ているため、各種形状のリヤホーク4に係合部10を確実に係合させることがで き、また、挟持部12は各サイズの泥除け6の円弧状側縁6Aの円弧が交叉する 2つの共通点P1,P2又はその近傍に位置せられているので、サイズの大小に かかわらず泥除け6の側縁6Aに確実に嵌入挟持させることが可能である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1において、自転車1の後車輪2は、フレーム3の一部を成すリヤホーク4 に車軸5を介して支持されており、後車輪2の上部外周は円弧状の泥除け6で覆 われている。
【0009】 カバー7は、前記後車輪2の左右側面のリヤホーク4前後を覆うように備えら れており、合成樹脂材により一体的に形成された左右一対の対称形状のカバー体 8,8から成っている。 図2は、カバー7の裏側から見た展開図で、左右一対のカバー体8,8は、夫 々前後のカバー本体8A,8Bからなり、前側カバー本体8Aの前端(前方下端 )は前連結部9により連結一体化されると共に、前後カバー本体8A,8Bは係 合部10を介して連結されている。
【0010】 各カバー体8を構成するカバー本体8A,8Bは、略台形状を呈し、外周に端 縁リブ11A,11B,11C,11Dが形成され、各リブ11A〜11D内が 網状とせられており、カバー本体8A,8Bの斜辺端縁リブ11Dが略U字形の 連結係合片10Aを有する上下2つの前記係合部10により連結一体化されてい る。(図3、図4参照)。そして、両カバー本体8A,8Bの他方の斜辺端縁リ ブ11Cは、後車輪2の泥除け6側縁6Aと略同径を有する円弧状端縁リブとせ られ、該円弧状端縁リブ11Cと上端縁リブ11Aとが交叉する角隅に、夫々挟 持部12が形成されると共に、円弧状端縁リブ11Cの外側に円弧状の補助リブ 13が同心円状に設けられている。
【0011】 また、左右の後側カバー本体8Bの円弧状端縁リブ11Cと下辺端縁リブ11 Bの交叉する角隅には、係合孔を有する被係合片14及び、泥除け6に跨がって 被係合片14と係合位置調整自在に係合可能な係合ベルト片15が一体的に形成 されて、後連結部16が構成されている。 前記係合部10は、図3及び図4に示すように、表側に突出しかつ略U字形を 呈する連結係合片10Aと、該係合片10Aの反対側即ち裏側に対向状に突設さ れた係合爪10Bとからなり、リヤホーク4が係合爪10Bを押し拡げて嵌入係 合しうるようになっている。該係合部10の配設位置は、リヤホーク4の上下方 向中間部よりも車軸5中心寄り即ち下方寄りであって、しかもリヤホーク4の各 種形状においても殆んど変化のない共通部分に選定されており、各種形状のリヤ ホーク4に嵌入係合しうるようになっている。
【0012】 前記挟持部12の配設位置は、図7に示しているように後車輪2の各サイズR 1,R2,R3,…に対応する各泥除け6の円弧状側縁6Aの円弧C1,C2, C3,…が交叉する2つの共通点P1,P2又はその近傍とせられており、1つ のカバー7を後車輪2のサイズの異なるものにもすべて装着することができる。 そして、該挟持部12は、図5及び図6に示しているように、カバー本体8A, 8Bの裏側に、円弧状端縁リブ11Cとの間で泥除け6の側縁6Aを係脱自在に 挟持すべくかつ円弧状端縁リブ11Cから若干突出するように一体的に形成され た可撓性を有する舌片12Aからなり、該舌片12Aの前記端縁リブ11C側に は係止爪12Bが突設され、泥除け側縁6Aを確実に挟持し、自然に脱落しない ようにせられている。
【0013】 上記実施例において、カバー7を自転車1の後車輪2の左右外側に装着する場 合は、まず、カバー体8,8をフレーム3と後車輪2の泥除け6との間に挿通し て前連結部9を泥除け6に当接させ、泥除け6の円弧状側縁6Aに前後の挟持部 12をその舌片12Aが泥除け6の下側に位置するように嵌合挟持させた後、係 合部10の係合爪10Bをリヤホーク4に当てがって強く押すことにより、係合 部10の連結係合片10A内にリヤホーク4が嵌入係合せられる。そこで、被係 合片14に係合ベルト15を挿入して締付け固定することにより、後連結部が泥 除け6に跨がるように係止され、カバー7は自転車に確実に装着される。
【0014】 なお、前記挟持部12は、その舌片12Aの係止爪12Bが、泥除け6の補強 のために内側に折り返して形成されたやや厚みを有する折返し部6Bに係止され 、また、円弧状端縁リブ11Cも泥除け6の側縁6Aに好適に当接して、挟持部 12によるカバー体8,8の固定をより確実なものとしている。このように、カ バー体8,8の円弧状端縁リブ11Cは、泥除け6の円弧状側縁6Aに沿い、泥 除け6との間に間隙がなくなり、衣類等が嵌まり込むのを防止している。
【0015】 そして、後車輪2のサイズが異なった場合でも、補助リブ13が円弧状端縁リ ブ11Cに設けられているので、泥除け6の側縁6Aとカバー体8の円弧状端縁 リブ11Cとの間に衣類が巻込まれることはない。 上記実施例において、補助リブ13は、図8に示すように複数本略平行に並設 してもよく、後車輪2のサイズに適合させてこの補助リブ13のうち不要な部分 を切除することができ、さらに、図9に例示するように波形のリブ13Aとする ことができる。なお、この補助リブ13,13Aは、カバー本体8A,8Bの円 弧状端縁リブ11Cの円弧を、最大サイズの後車輪2に対応する泥除け6の円弧 状側縁6Aに適合させた場合には、これをなくすことができる。
【0016】 図10は本考案の他の実施例を示し、カバー本体8A,8Bの形状を、略扇形 となるように、上辺端縁リブ11Aにルーバ状に横桟17及び縦桟18を設けた もので、これによれば、リヤホーク4とカバー本体8A,8Bの上辺端縁リブ1 1Aとの間の間隙をなくすことができる。なお、この場合、各桟17,18を設 けることなく、略扇形状の周端縁リブを形成し、該周端縁リブ内に網目体を形成 してもよい。
【0017】 さらに、本考案におけるカバー体8は、前後のカバー本体8A,8Bに二分す ることなく、扇形状の一体形にすることができ、前連結部9を接離して後連結部 16のように被係合片14と係合ベルト15とし左右別体とすることができ、ま た、カバー体8の形状は上記並びに実施例に限定されるものではないこと勿論で ある。
【0018】 なお、前記係合部10及び挟持部12の構造並びに形状は、上記実施例に限定 されるものではない。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係る自転車の衣類巻込み防止カバーによれば、カバー体8に形成した ところの後車輪2の外周を覆う泥除け6を挟持する挟持部12は、前後方向に2 個所でしかも後車輪2の各サイズに対応する泥除け6の円弧状側縁6Aの各円弧 が交叉する2つの共通点又はその近傍に位置せられているので、後車輪2の各サ イズ毎にカバー7を制作することなく、1つのカバー7を多種多様の各サイズの ものに装着することができ、極めて汎用性の大なるもので、制作コストを大幅に 低減せしめることができ、保管管理が極めて容易である。また、前記構成に加え てカバー体8に設けられたリヤホーク4への係合部10を、リヤホーク4の中間 部よりも車軸中心寄りに位置せしめることにより、リヤホーク4の形状の如何を 問わず着脱自在に係合装着でき、したがって、リヤホーク4の形状に伴なって異 なるものを制作する必要がなく汎用性がある。
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の後車輪にスカート等の衣類が巻込まれるのを防止するため に取付けられる自転車の衣類巻込み防止カバー(以下単にカバーという)に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スカート、オーバー、コート等を着用して自転車に乗った場合、スカ ート等の裾の部分が風に煽られて後車輪に巻込まれ、汚損したり破損することが しばしばある。 従来、このように、衣類が巻込まれるのを防止するために、合成樹脂製のカバ ーを後車輪の左右両側に取付けており、このカバーとして、自転車の後車輪の左 右両側を覆う合成樹脂材よりなる左右一対のカバー体に、自転車のリヤホークに 係脱自在に嵌合する係合部が一体的に形成されたものがある。
【0003】 上記係合部は、通常、リヤホークの反後車輪側に套嵌するよう湾曲されかつ後 車輪側が開口された連結アームと、このアームに套嵌されたリヤホークの後車輪 側に当接して同ホークを連結アーム内に位置決めする相対向一対の係合爪とから 構成されていて、その一対の係合爪間にリヤホークを強制的に押し込んで連結ア ーム内に収納することにより、当該カバーをリヤホークに固定するようにしてい る(例えば、実公昭59−1010号公報、実開昭61−200790号公報参 照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のカバーでは、一対の係合爪は連結アームと不離一体のものと考えら れており、係合爪がリヤホークの長手方向において連結アームの開口部と同じ位 置に形成されている。このため、一対の係合爪間を開かせる際に生じるモーメン トがもろに連結アームにも作用するので、その一対の係合爪間にリヤホークを押 し込む際に係合爪だけでなく連結アームもかなり大きく弾性変形させる必要があ る。
【0005】 従って、従来では相当大きな力で係合爪をリヤホークに押し付けないとカバー を同ホークに取り付けることができず、これによって当該カバーの取付作業に手 間取ることがあった。 一方、かかる不都合を解消するには、連結アームを細くして可及的に弾性変形 しやすくしたり、係合爪間の間隔を大きくしてリヤホークを入りやすくすること が考えられる。
【0006】 しかし、あまり連結アームを細くすると当該係合部やカバー全体の強度低下を 招くことになり、また、係合爪間の間隔を大きく取りすぎると係合部がその取付 後に自転車の振動等によってリヤホークから簡単に離脱するおそれがある。 本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、係合部の強度が低下したり、係合部が取付後にリヤホークから離脱するのを 有効に防止しつつ、リヤホークへの取付作業が容易にできる 自転車の衣類巻込み 防止カバーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案が、上記目的を達成するために講じた技術的手段は、自転車1の後車輪 2の左右両側を覆う合成樹脂材よりなる左右一対のカバー体8,8に、前記自転 車1のリヤホーク4に係脱自在に嵌合する係合部10が一体的に形成され、この 係合部10が、前記リヤホーク4の反後車輪2側に套嵌するよう湾曲されかつ後 車輪2側が開口された連結アーム10Aと、このアーム10Aに套嵌された前記 リヤホーク4の後車輪2側に当接して同ホーク4を前記連結アーム10A内に位 置決めする相対向一対の係合爪10Bとから構成されている自転車の衣類巻込み 防止カバーにおいて、前記連結アーム10Aと前記係合爪10Bとが前記リヤホ ーク4の長手方向において互いにずれた位置に形成され ている点にある。
【0008】
【作用】
本考案では、係合爪10Bはリヤホーク4の長手方向において連結アーム10 Aとずれた位置に形成されているので、一対の係合爪10B,10B間を開かせ る際に生じるモーメントがもろに連結アーム10Aに作用することがなく、この ため、連結アーム10Aをさほど大きく弾性変形しなくても一対の係合爪10B ,10B間にリヤホーク4を押し込むことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1において、自転車1の後車輪2は、フレーム3の一部を成すリヤホーク4 に車軸5を介して支持されており、後車輪2の上部外周は円弧状の泥除け6で覆 われている。
【0010】 カバー7は、前記後車輪2の左右両側のリヤホーク4前後を覆うように備えら れており、合成樹脂材により一体的に形成された左右一対の対称形状のカバー体 8,8から成っている。 図2は、カバー7の裏側から見た展開図で、左右一対のカバー体8,8は、夫 々前後のカバー本体8A,8Bからなり、前側カバー本体8Aの前端(前方下端 )は前連結部9により連結一体化されると共に、前後カバー本体8A,8Bは係 合部10を介して連結されている。
【0011】 各カバー体8を構成するカバー本体8A,8Bは、略台形状を呈し、外周に端 縁リブ11A,11B,11C,11Dが形成され、各リブ11A〜11D内が 網状とせられており、カバー本体8A,8Bの斜辺端縁リブ11Dが略U字形の 連結係合片10Aを有する上下2つの前記係合部10により連結一体化されてい る( 図3、図4参照)。
【0012】 そして、両カバー本体8A,8Bの他方の斜辺端縁リブ11Cは、後車輪2の 泥除け6側縁6Aと略同径を有する円弧状端縁リブとせられ、該円弧状端縁リブ 11Cと上端縁リブ11Aとが交叉する角隅に、夫々挟持部12が形成されると 共に、円弧状端縁リブ11Cの外側に円弧状の補助リブ13が同心円状に設けら れている。
【0013】 また、左右の後側カバー本体8Bの円弧状端縁リブ11Cと下辺端縁リブ11 Bの交叉する角隅には、係合孔を有する被係合片14及び、泥除け6に跨がって 被係合片14と係合位置調整自在に係合可能な係合ベルト片15が一体的に形成 されて、後連結部16が構成されている。 前記係合部10は、図3及び図4に示すように、表側(反後車輪2側)に突出 しかつ略U字形を呈する連結係合片(連結アーム)10Aと、該係合片10Aの 反対側即ち裏側に対向状に突設された係合爪10Bとからなり、リヤホーク4が 係合爪10Bを押し拡げて嵌入係合しうるようになっている。
【0014】 すなわち、この係合部10は、リヤホーク4の反後車輪2側に套嵌するよう湾 曲されかつ後車輪2側が開口された連結係合片10Aと、この係合片10Aに套 嵌されたリヤホーク4の後車輪2側に当接して同ホーク4を連結係合片10A内 に位置決めする相対向一対の係合爪10Bとから構成されていて、図3に示すよ うに、その連結係合片10Aと係合爪10Bとはリヤホーク4の長手方向におい て互いにずれた位置に形成されている。
【0015】 上記 係合部10の配設位置は、リヤホーク4の上下方向中間部よりも車軸5中 心寄り即ち下方寄りであって、しかもリヤホーク4の各種形状においても殆んど 変化のない共通部分に選定されており、各種形状のリヤホーク4に嵌入係合しう るようになっている。 前記挟持部12の配設位置は、図7に示しているように後車輪2の各サイズR 1,R2,R3,…に対応する各泥除け6の円弧状側縁6Aの円弧C1,C2, C3,…が交叉する2つの共通点P1,P2又はその近傍とせられており、1つ のカバー7を後車輪2のサイズの異なるものにもすべて装着することができる。 そして、該挟持部12は、図5及び図6に示しているように、カバー本体8A, 8Bの裏側に、円弧状端縁リブ11Cとの間で泥除け6の側縁6Aを係脱自在に 挟持すべくかつ円弧状端縁リブ11Cから若干突出するように一体的に形成され た可撓性を有する舌片12Aからなり、該舌片12Aの前記端縁リブ11C側に は係止爪12Bが突設され、泥除け側縁6Aを確実に挟持し、自然に脱落しない ようにせられている。
【0016】 上記実施例において、カバー7を自転車1の後車輪2の左右外側に装着する場 合は、まず、カバー体8,8をフレーム3と後車輪2の泥除け6との間に挿通し て前連結部9を泥除け6に当接させ、泥除け6の円弧状側縁6Aに前後の挟持部 12をその舌片12Aが泥除け6の下側に位置するように嵌合挟持させた後、係 合部10の係合爪10Bをリヤホーク4に当てがって強く押すことにより、係合 部10の連結係合片10A内にリヤホーク4が嵌入係合せられる。そこで、被係 合片14に係合ベルト15を挿入して締付け固定することにより、後連結部が泥 除け6に跨がるように係止され、カバー7は自転車に確実に装着される。
【0017】 なお、前記挟持部12は、その舌片12Aの係止爪12Bが、泥除け6の補強 のために内側に折り返して形成されたやや厚みを有する折返し部6Bに係止され 、また、円弧状端縁リブ11Cも泥除け6の側縁6Aに好適に当接して、挟持部 12によるカバー体8,8の固定をより確実なものとしている。このように、カ バー体8,8の円弧状端縁リブ11Cは、泥除け6の円弧状側縁6Aに沿い、泥 除け6との間に間隙がなくなり、衣類等が嵌まり込むのを防止している。
【0018】 そして、後車輪2のサイズが異なった場合でも、補助リブ13が円弧状端縁リ ブ11Cに設けられているので、泥除け6の側縁6Aとカバー体8の円弧状端縁 リブ11Cとの間に衣類が巻込まれることはない。 上記実施例において、補助リブ13は、図8に示すように複数本略平行に並設 してもよく、後車輪2のサイズに適合させてこの補助リブ13のうち不要な部分 を切除することができ、さらに、図9に例示するように波形のリブ13Aとする ことができる。なお、この補助リブ13,13Aは、カバー本体8A,8Bの円 弧状端縁リブ11Cの円弧を、最大サイズの後車輪2に対応する泥除け6の円弧 状側縁6Aに適合させた場合には、これをなくすことができる。
【0019】 図10は本考案の他の実施例を示し、カバー本体8A,8Bの形状を、略扇形 となるように、上辺端縁リブ11Aにルーバ状に横桟17及び縦桟18を設けた もので、これによれば、リヤホーク4とカバー本体8A,8Bの上辺端縁リブ1 1Aとの間の間隙をなくすことができる。なお、この場合、各桟17,18を設 けることなく、略扇形状の周端縁リブを形成し、該周端縁リブ内に網目体を形成 してもよい。
【0020】 さらに、本考案におけるカバー体8は、前後のカバー本体8A,8Bに二分す ることなく、扇形状の一体形にすることができ、前連結部9を接離して後連結部 16のように被係合片14と係合ベルト15とし左右別体とすることができ、ま た、カバー体8の形状は上記並びに実施例に限定されるものではないこと勿論で ある。
【0021】 なお、前記係合部10及び挟持部12の構造並びに形状は、上記実施例に限定 されるものではない。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る自転車の衣類巻込み防止カバーによれば、一対の係合爪10B, 10B間を開かせるときのモーメントが連結アーム10Aに直接には作用しない ので、連結アーム10Aを大きく弾性変形しなくても一対の係合爪10B,10 B間にリヤホーク4を押し込める。
【0023】 このため、連結アーム10Aを細くしたり係合爪10B,10B間の間隔を大 きくしなくても当該係合部10をリヤホーク4へ容易に取り付けられるので、当 該係合部10の強度が低下や、係合部10が取付後にリヤホーク4から離脱する のを回避しつつ、リヤホーク4への取付作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車に本考案のカバーを装着した使用状態の
側面図である。
【図2】カバーを裏側から見た展開図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図2のC部拡大図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】挟持部配設位置説明図である。
【図8】補助リブの他の例を示す部分拡大裏面図であ
る。
【図9】補助リブのさらに他の例を示す部分拡大裏面図
である。
【図10】本考案の他の実施例を示すカバー体の裏面図
である。
【符号の説明】
1 自転車 2 後車輪 4 リヤホーク 5 車軸 6 泥除け 6A 円弧状側縁 7 カバー 8 カバー体 9 前連結部 10 係合部 12 挟持部 16 後連結部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 自転車の衣類巻込み防止カバー
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車に本考案のカバーを装着した使用状態の
側面図である。
【図2】カバーを裏側から見た展開図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図2のC部拡大図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】挟持部配設位置説明図である。
【図8】補助リブの他の例を示す部分拡大裏面図であ
る。
【図9】補助リブのさらに他の例を示す部分拡大裏面図
である。
【図10】本考案の他の実施例を示すカバー体の裏面図
である。
【符号の説明】 1 自転車 2 後車輪 4 リヤホーク 7 カバー 8 カバー体10 係合部 10A 連結アーム(連結係合片) 10B 係合爪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車(1)の後車輪(2)の左右側面
    を覆う左右一対のカバー本体(8)(8)に、前記後車
    輪(2)の外周を覆う泥除け(6)の円弧状側縁(6
    A)を係脱自在に挟持する挟持部(12)が一体的に形
    成されている自転車の衣類巻込み防止カバー(7)であ
    って、前記挟持部(12)は前後方向に2個所でしかも
    後車輪(2)の各サイズに対応する泥除け(6)の円弧
    状側縁(6A)の各円弧が交叉する2つの共通点(P
    1)(P2)又はその近傍に位置せしめられていること
    を特徴とする自転車の衣類巻込み防止カバー。
  2. 【請求項2】 前記カバー体(8)(8)に一体的に形
    成されていて、自転車(1)のリヤホーク(4)に着脱
    自在に係合する係合部(10)がリヤホーク(4)の中
    間部よりも後車輪(2)の車軸(5)中心寄りに配設さ
    れている請求項1記載の自転車の衣類巻込み防止カバ
    ー。
JP1061394U 1994-08-26 1994-08-26 自転車の衣類巻込み防止カバー Pending JPH0727991U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217562A (ja) * 1985-07-16 1987-01-26 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機の送・受信装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6217562A (ja) * 1985-07-16 1987-01-26 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機の送・受信装置

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