JPS5927337Y2 - 自転車用巻込み防止カバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自転車の後車輪にスカート等の衣類が巻込ま
れるのを防止する巻込み防止カバーの改良に関する。

従来、この種の巻込み防止カバーとして、左右のカバ一
体を一体に連結したものがあり、この防止カバーは泥除
は部材に跨がって装着され、バツクボーンにバンド部材
によりネジ締結する構成とされていた。

しかしながら、バンド部材による締結作業が面倒であり
、手間がかかる欠点があった。

そこで、バツクボーンに対する取付は作業を容易化する
目的で、カバ一体のバツクボーンと対応する位置にバツ
クボーンに外側より嵌脱自在に嵌着する嵌合部を形成し
たものが考案されたが、自転車の車種によってバツクボ
ーンの折曲形状が相違するため、嵌合部が各種形状のも
のを製作する必要があり、コスト高となる欠点があった
。

そこで、本考案は上記問題点に鑑み、バツクボーンの折
曲形状の異なるものに兼用でき、かつその取付は作業の
容易化企図ったものであり、その特徴とするところは、
自転車の後車輪の左右両側を覆う左右一対のカバ一体か
らなシ、該カバ一体は泥除は部材に取付けられる泥除は
取付部と、バツクボーンに取付けられるホーク取付部と
を備え、両取付部を介して後車輪とバツクホーク間に装
着される巻込み防止カバーに）いて、前記ホーク取付部
がカバ一体に設けられた係止孔と、バツクボーンを外側
より抱持して係止孔に挿通され、かつその挿通端部に設
けられた係止部が係止孔周縁に抜止め係止される略Ｕ字
状の固定部材とからなシ、前記係止孔がカバ一体の平縁
部前後方向に選択自在に複数設けられた点にある。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第
１図に釦いて、１は自転車で、そのフレーム２０前後に
夫々、前車輪３及び後車輪４が支持されて１す、前車輪
３及び後車輪４の上部外周は夫々、前泥除は部材５・後
泥除は部材６で被覆され、これら前泥除は部材５・後泥
除は部材６は夫々前泥除はステー７・後泥除はステー８
及び各泥除は取付金具（図示省略）を介してフレーム２
側に支持されている。

９はフレーム２の一部ヲ形成するバツクボーンで、サド
ル１０の近傍から後車輪軸１１近傍間に設けられている
。

１２はキャリヤで、キャリヤステー１３によって後車輪
４上方に位置して支持されている。

１４はチェーンカッく、１５はスタンドである。

１６は巻込み防止カバーで、第２図に示される如く、略
対称形状の左右一対のカバ一体１７．１８からなり、各
カバ一体１７，１８は可撓性余有する合成樹脂で一体形
成されている。

前記各カバ一体１７．１８は後車輪４の上半部前側を覆
うべく、後車輪４と略同径の扇形状に形成されて釦り、
第２図及び第３図に示される如く、各カバ一体１７゜１
８の円弧状外周縁１９には、その周方向に適宜離隔した
対応位置に連結係合片２０及び被連結係合片２１が夫々
複数（実施例では３個所）設けられている。

そして、被連結係合片２１は棒状でその両側縁に鋸歯部
２２が形成されて釦り、連結係合片２０には被連結保合
片２１を挿通可能な挿通孔２３を有する一対の挿通部２
４と、両挿通部２４．２４間に形成され、かつ挿通部２
４に挿通された被連結係合片２１の鋸歯部２２と係合し
て抜止めを行なう係止部２５とが形成されている。

尚、この係止部２５は鋸歯部２２から離れる方向に変形
可能に構成されている。

そして、これら連結係合片２０及び被連結保合片２１は
左右のカバ一体１７，１１断接自在に連結する連結部を
構成している。

また各カバ一体１７．１８の下縁部２６の後部には前後
方向に選択自在な係止孔２７が複数（実施例では２個所
）設けられており、各係止孔２７には夫々２個所の挿通
孔２８が備えられている。

第４図に示される如く、２９は固定部材であり、可撓性
全有する合成樹脂で、略Ｕ字状に一体形成されて釦す、
その両端部には外方向に突状とされた係止部３０が夫々
設けられている。

そして、バツクボーン９を外側よシ抱持して係止孔２７
の各挿通孔２８に挿脱自在に両端部が挿通され、挿通さ
れた各係止部３０が係止孔２７周縁に係脱自在に抜止め
係止されるよう構成されている。

そして、これら係止孔２７と固定部材２９によりホーク
取付部を構成している。

さらに、各カバ一体１７．１８の外周縁１９の両端部内
側には、第５図に示される如く、後泥除は部材６の両側
縁に沿って設けられた膨出部３１を嵌合状に抱持して抜
止め係止される抱持部３２が形成されて釦り、各抱持部
３２と膨出部３１とは、後泥除は部材６の周方向に相対
移動自在とされている。

そして、これら各抱持部３２は後泥除は部材６に取付け
られる泥除は取付部を構成している。

また扇状に形成された各カバ一体１７．１８は上下方向
複数の横桟３３と、前後方向複数の縦桟３４とを備えて
かり、所謂格子状に構成されている。

３５は表示部である。

本考案の実施例は以上のように構成されてかり、この防
止カバー１６金自転車１に装着する場合は、各カバ一体
１７，１８の各抱持部３２を後泥除は部材６の膨出部３
１に係合させ、相対移動金片して、バツクボーン９と後
車輪４間の所定位置まで移動させ、各連結係合片２０と
被連結保合片２１とを後泥除は部材６の上側で、第３図
に示される如く、保合状態として連結する。

そして最後に第４図に示される如く、適宜選択された係
止孔２γに、固定部材２９によるバックボーン９抱持全
介して、挿通させれば、係止部３０と係止孔２７周縁と
が係止した状態が得られ、第１図に示される如く、安定
した取付は状態が得られる。

以上のように、バツクボーン９と各カバ一体１７．１８
との固定に際し、固定部材２９でバックボーン９會抱持
して係止孔２７に挿通させるだけでよく、バツクボーン
９に対する取付は作業が簡単、容易である。

また、第２図仮想線で示される如く、バツクボーン９の
折曲形状が異なる車種によっても、複数設けられた係止
孔２７を適宜選択することによって、容易に対応でき、
兼用できるため、汎用性が犬であり、量産に適し、コス
ト低減が図れる。

また後泥除は部材６と各カバ一体１７．１８との取付け
に釦いて、外周縁１９０両端部に設けられた抱持部３２
と後泥除は部材６の膨出部３１との２点支持であシ、両
力バ一体１７，１８の連結係合片２０と被連結係合片２
１との連結が長さ調節自在に係合する構成であるため、
第２図仮想線で示される如く、車輪４径の違いによる異
径及び異幅の後泥除は部材６にも容易に対応でき、良好
な装着状態が常に得られ、このように同様に兼用できる
ことからも、汎用性が犬であり、前述同様コスト低減が
図れる。

尚、上記実施例にかいて、固定部材２９を各カバ一体１
７．１８と別体として構成したものを示しているが、第
２図仮想線で示される如く、各カバ一体１７．１８に夫
々、一体に設ける構成としてもよい。

また第２図の如く、両様止孔２７の中間に固定部材２９
を設け、両様止孔２７に兼用できるものを示しているが
、各係止孔２７に対応して、夫々固定部材２９を設ける
構成であってもよい。

また係止孔２７に２個所の挿通孔２８を設けたものを示
しているが、挿通孔２８を単一に構成してもよい。

また各カバ一体１７，１８のデザインも適宜決定すれば
よく、実施例のものに限定されない。

以上のように、本考案はカバ一体に係止孔を設け、略Ｕ
字状の固定部材でバックホークを抱持して係止孔に挿通
し、その挿通端部に設けられた係止部が係止孔周縁に抜
止め係止させる構成としているので、バツクホークに対
する取付は作業が簡単、容易である。

また係止孔が複数設けられているので、車種によってバ
ツクホークの折曲形状が異なっていても、係止孔を適宜
選択することによって、容易に対応でき、兼用できるた
め、汎用性が犬であり、コスト低減が図れるという利点
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を装着した自転車の側面図、第
２図は本考案の実施例の展開図、第３図は連結部の斜視
図、第４図はホーク取付部の断面図、第５図は泥除は取
付部の断面図である。 １・・・自転車、４・・・後車輪、６・・・後泥除は部
材、９・・・バツクホーク、１６・・・巻込み防止カバ
ー、１７．１８・・・カバ一体、２０・・・連結係合片
、２１・・・被連結保合片、２６・・・下縁部、２７・
・・係止孔、２９・・・固定部材、３０・・・係止部、
３２・・・抱持部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自転車Ｉの後車輪４の左右両側を覆う左右一対のカバ一
   体１７，１Ｂからなり、該カバ一体１７゜１８は泥除は
   部材６に取付けられる泥除は取付部と、バツクボーン９
   に取付けられるホーク取付部とを備え、両取付部を介し
   て後車輪４とバックボーク９間に装着される巻込み防止
   カバー１６に釦いて、前記ホーク取付部がカバ一体１７
   ．１８に設けられた係止孔２７と、バツクボーン９を外
   側より抱持して係止孔２７に挿通され、かつその挿通端
   部に設けられた係止部３０が係止孔２７周縁に抜止め係
   止される略Ｕ字状の固定部材２９とからなり、前記係止
   孔２７がカバ一体１７，１８の下縁部２６前後方向に選
   択自在に複数設けられたこと金特徴とする自転車用巻込
   み防止カバー。