JP4489902B2 - 自転車用巻き込み防止カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車用巻き込み防止カバー(ドレスガード)に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の巻き込み防止カバーとして、例えば、実公平2−7113号公報や実公平7−47274号公報に記載のものが公知である。
この従来の自転車用巻き込み防止カバーは、自転車の後車輪の左右側面を覆う左右一対のカバー体を備え、このカバー体が泥除け部材及びバックホークに取り付け自在とされ、後車輪に対応して扇状に形成されたものであった。そして、前記各カバー体は、バックホークの外面側から取り付けられ、バックホークを介して前後に分割された前部カバーと後部カバーとからなり、前後のカバーは、上下の連結部によって一体的に連結されていた。更に、左右一対のカバー体は、泥除け部材を越えて前後の連結体及び連結部により連結されていた。
【0003】
前記連結体は、左右一対のカバー体を一体的に結合し、連結部は、着脱自在に結合するものであった。着脱自在な連結部は、前記一方のカバー体に設けられた雌係合部と、他方のカバー体に設けられた雄係合部とを有し、雄係合部が雌係合部に係合したとき、雄係合部の先端部が外部に露出するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の巻き込み防止カバーにおいては、連結部の雄係合部の先端が、外部に露出するものであったので、この先端が不慮に引っ掛かって外れるというおそれがあった。
特に最近では、後部荷台を有しない自転車があり、このような自転車では、後部の泥除け部材の上方を何も覆うものがないので、前記連結部の雄係合部の先端が引っ掛かりやすくなっていた。
【0005】
そこで、本発明は、連結部の雄係合部の先端が不慮に引っ掛からないようにした自転車用巻き込み防止カバーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴とするところは、自転車の車輪の左右側面を覆う左右一対のカバー体を備え、該カバー体が自転車の泥除け部材の外面を通過する連結部によって、着脱自在に連結される自転車の巻き込み防止カバーにおいて、前記連結部は、前記一方のカバー体に設けられた雌係合部と、他方のカバー体に設けられた雄係合部とを有し、前記雌係合部は、当該雌係合部の上面側に於いて前記雄係合部を挿通する第1挿通部と、前記第1挿通部を挿通した雄係合部の先端部を上面側から裏面側へ挿通する第2挿通部とを有しており、前記連結部は、雄係合部が雌係合部に係合したとき、前記第2挿通部を通って雌係合部の上面側から内面側に突出した雄係合部の先端部が外部に露出しないように構成されている点にある。
【0007】
前記構成の本発明によれば、雄係合部の先端が、外部に露出していないので、不慮に引っ掛かるおそれがない。
前記雄係合部の先端部が、雌係合部の内面側に突出するよう構成するのが好ましい。
前記雌係合部には、前記雄係合部の先端を雌係合部の内面側に向くよう案内する案内部が形成されているのが好ましい。
【0008】
前記雄係合部は帯状に形成されその側面に鋸歯が設けられ、前記雌係合部には、前記鋸歯に係合する突起が設けられているのが好ましい。
前記連結部は、前記一対のカバー体の前後部の何れか一方に設けられ、他方には、一対のカバー体を一体的に連結する連結体が設けられているのが好ましい。
前記カバー体は、自転車の車輪の側面と、自転車のホークの内面との間に配置されるように平面状に形成され、前記カバー体の外面に、前記ホークに着脱自在に取り付く取付部が外方突出状に設けられ、該取付部に、前記ホークを着脱自在に嵌合するための開口部が形成されているのが好ましい。
【0009】
前記開口部は、前後方向の何れか一方に向かって、開口しているのが好ましい。
前記カバー体は、周縁部と該周縁部に囲まれた内部とを有し、前記周縁部は、同一平面上で連続したものとして形成されているのが好ましい。
前記カバー体の周縁部には、自転車の泥除け部材に着脱自在に係合する係合部を備えているのが好ましい。
前記巻き込み防止カバーは、後輪用であるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
自転車においては、その前輪や後輪に衣服等が巻き込まないように、巻き込み防止カバーが装着される。
図1に示すものは、自転車1の後輪2への巻き込み防止カバー3であり、自転車1のバックホーク4と泥除け部材5とに着脱自在に取り付けられている。バックホーク4には、盗難防止用の鍵6が取り付けられている。
【0011】
図2、3に示すように、前記巻き込み防止カバー3は、後車輪2の側面と、バックホーク4の内面との間に配置されるものである。
図4、5に、前記巻き込み防止カバー3の全体形状が示されており、該カバー3は、バックホーク4の内側に於いて後車輪2の両側部を覆うべく、左右一対のカバー体7,7を有する。この左右一対のカバー体7は、合成樹脂製で一体成形され、周縁部8と該周縁部8に囲まれた内部9とを有し、前記周縁部8は厚肉で、同一平面上で連続したものとして形成され、前記内部9は周縁部8よりも薄肉で、六角形の網目状に形成されている。なお網目状とは、六角形状に限らず、格子状やその他の形状であって良い。
【0012】
前記カバー体7の周縁部8は、泥除け部材5に沿うべく円弧状に形成された上縁部10と、該上縁部10の下方に位置する下縁部11とを有する。
前記上縁部10には、前記バックホーク4に取り付けられた鍵6に干渉しないための逃がし部12が形成されている。この逃がし部12の前後の上縁部10に、泥除け部材5に係脱自在に係合する係合部13が一体成形されている。この係合部13は、図6に示すように、泥除け部材5の周縁に係合する。
【0013】
前記カバー体7の下縁部11の外面には、前記バックホーク4に着脱自在に取り付く取付部14が外方突出状に一体成形されている。
前記取付部14には、前記ホーク4を着脱自在に嵌合するための開口部15が形成され、該開口部15は、前方に向かって開口している。そして、この開口部15に対応する上縁部10の外面には抜け止め突部16が形成されている(図3参照)。
【0014】
前記左右一対のカバー体7,7の上縁部10の前部同志は、連結体17により一体的に連結されている。この連結体17は、泥除け部材5の外面に沿うように構成されている。左右一対のカバー体7,7の上縁部10の後部同志は、連結部18によって着脱自在に連結される構成とされている。
図7、8に示すように、前記連結部18は、一方のカバー体7に設けられた雌係合部19と、他方のカバー体7に設けられた雄係合部20とを有し、雄係合部20が雌係合部19に係合したとき、雄係合部20の先端部が外部に露出しないように構成されている。
【0015】
前記雄係合部20は、帯状に形成され、その左右両側縁に鋸歯21が形成されている。
前記雌係合部19は、その上面側に於いて前記雄係合部20を挿通する第1挿通部22と、上面側から裏面側へ前記雄係合部20を挿通する第2挿通部23を、長手方向に離間して有する。両挿通部22,23間には、前記雄係合部20の鋸歯21に係合する突起24が設けられている。第1挿通部22は、前記雄係合部20をその長手方向に挿通可能とすると共に、帯状雄係合部20をその厚み方向、上面側に抜き取り可能とする開口部25を有する。前記第2挿通部23は、雄係合部20がその長手方向に挿入されたとき、雄係合部20の先端を裏面側に案内する案内部26を有する。
【0016】
前記巻き込み防止カバー3を自転車に装着するには、図2に示すように、連結体17が泥除け部材5の外面に沿うように、且つ、左右一対のカバー体7,7が後車輪2の側面に沿うように、自転車1の後側からは、後車輪2の側面と、バックホーク4の内面との間に挿入する。
そして、取付部14の開口部15からバックホーク4を該取付部14に嵌め入れる。そして、係合部13を泥除け部材5に係合させる。次に連結部18の雄係合部20と雌係合部19とを係合させる。このとき、雄係合部20の先端は、第1挿通部22を通って、第2挿通部23に達したとき、その先端が案内部26に当接して、雌係合部19の裏面側に案内されるので、該先端は、雌係合部19と泥除け部材5との間に位置し、外部に露出することはない。
【0017】
前記構成の本発明の実施の形態によれば、連結部18の雄係合部20の先端が、外部に露出しないので、不慮に引っ掛かって外れるおそれがなくなる。また、カバー体7が、従来のように前後に分割されておらず、一枚物であるので、剛性を高めることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に示すものに限定されるものではなく、雄係合部の先端が外部に露出しないものであれば、如何なるものであっても良い。そして、露出しないとは、全部が露出しないことであり、その一部が露出するものは、露出しないものに含まれる。即ち、先端部が外部の障害物に引っ掛からないような状態は、露出しないものであり、本件発明に含まれる。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、連結部の雄係合部の先端が、外部に露出しないので、不慮に引っ掛かって外れるおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の巻き込み防止カバーを自転車に取り付けた状態を示す正面図である。
【図2】 図2は、本発明の巻き込み防止カバーを自転車に取り付ける状態を示した斜視図である。
【図3】 図3は、バックホークへの取り付け状態を示す断面図である。
【図4】 図4は、本発明の実施の形態を示す巻き込み防止カバーの平面図である。
【図5】 図5は、図4の裏面図である。
【図6】 図6は、係合部と泥よけ部材の取り付け状態を示す断面図である。
【図7】 図7は、後部結合部の平面図である。
【図8】 図8は、図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 自転車
2 後車輪
3 巻き込み防止カバー
4 バックホーク
5 泥除け部材
7 カバー体
8 周縁部
9 内部
13 係合部
14 取付部
15 開口部
17 連結体
18 連結部
19 雌係合部
20 雄係合部
21 鋸歯
24 突起

Claims (9)

  1. 自転車の車輪の左右側面を覆う左右一対のカバー体を備え、該カバー体が自転車の泥除け部材の外面を通過する連結部によって、着脱自在に連結される自転車の巻き込み防止カバーにおいて、
    前記連結部は、前記一方のカバー体に設けられた雌係合部と、他方のカバー体に設けられた雄係合部とを有し、
    前記雌係合部は、当該雌係合部の上面側に於いて前記雄係合部を挿通する第1挿通部と、前記第1挿通部を挿通した雄係合部の先端部を上面側から裏面側へ挿通する第2挿通部とを有しており、
    前記連結部は、雄係合部が雌係合部に係合したとき、前記第2挿通部を通って雌係合部の上面側から内面側に突出した雄係合部の先端部が外部に露出しないように構成されていることを特徴とする自転車用巻き込み防止カバー。
  2. 前記雌係合部には、前記雄係合部の先端を雌係合部の内面側に向くよう案内する案内部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  3. 前記雄係合部は帯状に形成されその側面に鋸歯が設けられ、前記雌係合部には、前記鋸歯に係合する突起が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  4. 前記連結部は、前記一対のカバー体の前後部の何れか一方に設けられ、他方には、一対のカバー体を一体的に連結する連結体が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  5. 前記カバー体は、自転車の車輪の側面と、自転車のホークの内面との間に配置されるように平面状に形成され、前記カバー体の外面に、前記ホークに着脱自在に取り付く取付部が外方突出状に設けられ、該取付部に、前記ホークを着脱自在に嵌合するための開口部が形成されていることを特徴と請求項1記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  6. 前記開口部は、前後方向の何れか一方に向かって、開口していることを特徴と請求項5記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  7. 前記カバー体は、周縁部と該周縁部に囲まれた内部とを有し、前記周縁部は、同一平面上で連続したものとして形成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  8. 前記カバー体の周縁部には、自転車の泥除け部材に着脱自在に係合する係合部を備えていることを特徴とする請求項7記載の自転車用巻き込み防止カバー。
  9. 前記巻き込み防止カバーは、後輪用であることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の自転車用巻き込み防止カバー。
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