JP2876080B2 - 自動2輪車のエンジンカバー装置 - Google Patents

自動2輪車のエンジンカバー装置

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JP2876080B2
JP2876080B2 JP1240432A JP24043289A JP2876080B2 JP 2876080 B2 JP2876080 B2 JP 2876080B2 JP 1240432 A JP1240432 A JP 1240432A JP 24043289 A JP24043289 A JP 24043289A JP 2876080 B2 JP2876080 B2 JP 2876080B2
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kick
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道郎 中村
俊彦 奥之園
恒男 梶川
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動2輪車のエンジンを覆うカバー装置
に関する。
[従来の技術] 自動2輪車のエンジン下部側を保護するため、スキッ
ドプレートを設けることは公知である。また、エンジン
の側部へ突出させたキック軸にキックペダルを着脱自在
とすることにより、スタート形式をキック式、セル式又
は併用式等適宜変更することも知られている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、スキッドプレートによりエンジン下部をそ
の側部まで覆うと、キックペダルを着脱自在に取付けら
れるキック軸の上まで覆うことになる。このためスター
ト形式を変更するべくキックペダルを着脱する場合、そ
の都度スキッドプレートを着脱しなければならず、作業
が面倒になる。そこで本発明は、エンジン側面下部まで
深く覆うことができると同時に、キックペダルの着脱操
作を容易にできる自動2輪車のエンジンカバー装置の提
供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明に係る自動2輪車の
エンジンカバー装置は、車体フレーム下部にエンジンを
支持し、このエンジンの側方へ突出するキック軸へキッ
クペダルを着脱自在にした自動2輪車において、 車体フレームとエンジンを車体カバーで一体的に覆い、 かつこの車体カバーの一部にキックペダルを着脱するた
めキック軸を突出させる開口部を設けるとともに、 キックペダルを取り外したとき前記開口部を覆うキック
軸カバーを車体カバーと別体にかつ着脱自在に設け、 このキック軸カバーを取り付けることにより、キック軸
外方を車体カバーと連続的に覆うようにしたことを特徴
とする。
[発明の作用] 車体カバーは車体フレームとエンジンの側面下部まで
を一体的に覆うことができる。同時に車体カバーのキッ
ク軸と重なる位置に開口部が形成されているため、この
開口部を通して、車体カバーを着脱することなく外方よ
りキックペダルを着脱可能になる。
そのうえ、キックペダルを取付けないときは、キック
軸カバーを車体カバーへへ着脱自在に取付けることによ
り開口部を覆うので、キック軸カバーがキック軸の外方
を車体カバーと連続的に覆う。このため、キック軸が露
出することがなく、かつ草等がからまることもなくなる
ので取扱性及び外観性が向上し、しかも開口部から泥水
等が侵入しないので耐久性が向上する。
[実施例] 第1図はスタート形式をキック式及びセル式を併用す
るとともに車体をフルカバーされた自動2輪車の外観側
面形状を、第2図はその平面形状をそれぞれ示し、図中
の符号1は前輪、2はフロントフォーク、3はハンド
ル、4はシート、5は着脱自在な緊急用のキックペダ
ル、6はステップ、7はリヤフォーク、8は後輪であ
る。
車体カバーは分割式であって、フロントカバー10、フ
ロントバンパ11、センターカバー12、アッパーサイドカ
バー13、ロアサイドカバー14、グリップカバー15、スキ
ッドプレート16からなる。なお、図では見えないが、フ
ロントカバー10の底部もアンダーカウルで覆われてい
る。スキッドプレート16は本発明におけるエンジンの保
護部材に相当し、ロアサイドカバー14の下部に沿って配
設されており、その側部で後述するキック軸の外方部分
にキック軸カバー17aが取付けられている。
第3図及び第4図はスキッドプレート16の側面形状並
びに平面形状をそれぞれ詳細に示す図であり、第3図で
はキック軸カバー17aを取り外した状態を示す。スキッ
ドプレート16の左右に上下方向へ起立して設けられた側
壁部18と前方が斜め上りの底部19とからなり、比較的深
い空間を形成し、側壁部18の後部と底部19の前部にそれ
ぞれ取付部20、21が設けられている。側壁部18は後述す
るエンジンの外側方を覆いかつここに突出されているキ
ック軸の位置よりも高い位置まで延びている。なお、第
3図中の符号17は緊急時にキックペダル5を取付けるた
めの開口部であり、通常時はキック軸カバー17aが閉じ
られるようになっている。17bはネジ穴、17cはネジ、18
aはキック軸カバー17aが重なる段部、18bはネジ穴であ
る。
第5図は車体内部を透視した図であり、メインフレー
ム22にはシート4を回動可能又は着脱可能に支持するた
めのシートレール23とこれを補強するためリヤフレーム
24とがそれぞれ左右一対に設けられ、両者の後部は互い
に連結されている。リヤフレーム24の基部にはブラケッ
ト25が設けられ、ここにスキッドプレート16の後部が取
付部20でボルト止めされている。また、メインフレーム
22の後端部に設けられたピボットフレーム26にはリヤフ
ォーク7の前端部が枢着されている。
さらに、メインフレーム22の下方にはエンジン27が支
持されている。エンジン27の下部は前方の排気管28を含
めてスキッドプレート16の底部19で覆われ、かつエンジ
ン27の下部側方も側壁部18で覆われるようになってい
る。また、エンジン27の後部側方には、キック軸29が開
口部17へ臨むように突出している。このキック軸29の外
周にはセレーション溝が形成されている。一方、キック
ペダル5の基端部には、キック軸29と係合するセレーシ
ョン溝を内周に形成した取付穴と、この取付穴から半径
方向へ端部まで延びて一端が開放された割り溝とからな
る割締部5aが形成され、ここをボルト5bで締結すること
により、キックペダル5がキック軸29へ取付けられる用
になっている。また、キックペダル5の長さはシート4
の横幅より若干短い程度のものになっている。
第6図は第1図のA−A線に沿ってキック軸カバー17
a等の断面を示す図であり、第7図はキック軸カバー17a
を外して代わりにキックペダル5を取付けた状態を示す
図である。第6図に示すように、キック軸カバー17aは
キック軸29の頭部を避けるために中央部が外側方向へ膨
らんでおり、その周囲は段部18aに重なっている。段部1
8aの内側でネジ穴18b部分には、ナット18cが設けられ、
これにネジ17cが係脱自在になっている。また、ナット1
8c近傍の段部18a外側面には溝18dが形成され、これにキ
ック軸カバー17aの前端部が嵌合している。キック軸カ
バー17aの後部には一度内方へ屈曲し再び屈曲し直して
さらに後方へ延びる係合部17eが形成され、これが開口
部17後方側の段部18aの屈曲部に形成された穴18eに係合
している。
次に、本実施例の作用を説明する。まず、第6図に示
す通常状態ではセル式スタートを行うためのキックペダ
ル5が外されており、開口部17はネジ17cによりスキッ
ドプレート16側へ取付けられたキック軸カバー17aで覆
われている。このときスキッドプレート16は、エンジン
27の下部から側方まで深く覆うとともに、開口部17に臨
むよう側方へ突出するキック軸29も、キック軸カバー17
aの膨らみ部分で覆われている。
このため、キックペダル5を取付けないときは、キッ
ク軸カバー17aを開口部17へ着脱自在に取付けることに
より、キック軸カバー17aがキック軸29の突出端部であ
る頭部外方をスキッドプレート16と連続一体的に覆うの
で、キック軸29が露出することがなく、外観性が向上す
るとともに、露出したキック軸29の先端が草などにから
まるようなおそれもないので取扱性が向上する。しかも
開口部17から泥水等が侵入しないので耐久性が向上す
る。
一方、不要になったキックペダル5は、例えば第2図
に示すようにシート4の裏側へ収納する。このとき、予
めシート4を回動等することによりその裏側に左右のシ
ートレール23で囲まれた空間が形成されるので、この空
間内を利用することによりキックペダル5を横置又は縦
置等任意に収容可能である。但し、予めこの空間内、キ
ックペダル5を収納するための専用スペースと固定具を
設けておくことが好ましい。また、キックペダル5をシ
ート4以外の適当な場所、例えばフロントカバー10に形
成されているトランクルーム内等へ収納することも任意
に可能である。
次に、エンジン27をキック式でスタートする必要が生
じた場合は、まず、ネジ17cを外し、さらに係合部17eを
穴18eから脱出させることにより、キック軸カバー17aを
取り外すと、第7図に示す用に開口部17が開放される。
そこでキックペダル5の基端部側を開口部17内へ入れて
割締部5aをキック軸29に嵌め、ボルト5bを締め付ける
と、キックペダル5がキック軸29と連結されてキック式
スタートが可能になる(第7図)。ゆえに、スキッドプ
レート16がエンジン27の下部を側方まで深く覆っている
にもかかわらず、スキッドプレート16を取り外すことな
しに、キックペダル5の着脱が可能になる。
[発明の効果] 本発明に係る自動2輪車のエンジンカバー装置によれ
ば、車体カバーで車体フレームと一体的にエンジンの側
方下部まで覆うことができる。しかも、キック軸と重な
る位置に開口部を形成したので、エンジン側面下部まで
エンジンをより幅広く覆うことができるにもかかわら
ず、この開口部を利用することにより、車体カバーを外
さずにキックペダルの着脱を行えるので、その着脱作業
が容易になった。
そのうえさらに、キックペダルを取付けないときは、
キック軸カバーを開口部へ着脱自在に取付けることによ
り、キック軸カバーがキック軸の外方を車体カバーと連
続一体的に覆うので、キック軸が露出することがなく外
観性が向上するとともに、草等がからまることもなくな
るので取扱性が向上する。しかも開口部から泥水等が侵
入しないので耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は実施例を示し、第1図は自動2輪車
の側面図、第2図はその平面図、第3図は一部を分解し
て示す保護部材の側面図、第4図はその平面図、第5図
は車体要部の側面図、第6図は第1図のA−A線に沿う
拡大断面図、第7図はキック軸カバーを取り外してキッ
クペダルを取付けた状態における第6図相当部位の断面
図である。 (符号の説明) 4……シート、5……キックペダル、16……スキッドプ
レート(保護部材)、17……開口部、17a……キック軸
カバー、18……側壁部、27……エンジン、29……キック
軸。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−92970(JP,A) 実開 昭62−46287(JP,U) 特公 昭63−15191(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 23/00 - 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレーム下部にエンジンを支持し、こ
    のエンジンの側方へ突出するキック軸へキックペダルを
    着脱自在にした自動2輪車において、 車体フレームとエンジンを車体カバーで一体的に覆い、 かつこの車体カバーの一部にキックペダルを着脱するた
    めキック軸を突出させる開口部を設けるとともに、 キックペダルを取り外したとき前記開口部を覆うキック
    軸カバーを車体カバーと別体にかつ着脱自在に設け、 このキック軸カバーを取り付けることにより、キック軸
    外方を車体カバーと連続的に覆うようにしたことを特徴
    とする自動2輪車のエンジンカバー装置。
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