JPH07240813A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07240813A
JPH07240813A JP6030182A JP3018294A JPH07240813A JP H07240813 A JPH07240813 A JP H07240813A JP 6030182 A JP6030182 A JP 6030182A JP 3018294 A JP3018294 A JP 3018294A JP H07240813 A JPH07240813 A JP H07240813A
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Toshio Uehara
敏生 上原
Yoshiyuki Kimura
祥之 木村
Yuichi Jibiki
優一 地引
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信原稿の印刷画像を読取って外部に送信す
ると共に外部から受信した画像データを受信用紙に印刷
出力するファクシミリ装置において、送信完了後には保
存が不要な送信原稿の破棄による資源の無駄な消費を防
止すると共に受信用紙の不足も軽減する。 【構成】 順次搬送されて画像読取手段6の位置を通過
した送信原稿2からトナーを除去する画像消去手段9を
設け、このトナーが除去された送信原稿2を受信用紙と
して用紙保持機構26に供給する用紙供給機構を設け、
画像送信の完了後に送信原稿2を受信用紙に再生して印
刷出力に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信原稿の画像データ
を読取って送信すると共に受信した画像データを印刷出
力するファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、画像データを離反した位置で送受
信する装置としてファクシミリ装置が普及している。こ
のようなファクシミリ装置は、例えば、画像が形成され
た送信原稿が配置される原稿保持機構が、本体ハウジン
グの外面に突出した原稿台等で形成されており、このよ
うな原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する
原稿搬送機構が、分離給紙装置やフィードローラなどで
形成されている。さらに、このような原稿搬送機構で順
次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取って電気的
な画像データに変換する画像読取手段が、CCD(Charg
e Coupled Device)ラインセンサなどで形成されてお
り、このような画像読取手段で変換した画像データを外
部に送信するデータ送信手段が、NCU(Network Contr
ol Unit)等で形成されている。
【0003】さらに、このようなファクシミリ装置は、
例えば、受信用紙が収納される用紙保持機構が、本体ハ
ウジングの内部に配置された給紙カセット等で形成され
ており、このような用紙保持機構に収納された受信用紙
を順次搬送する用紙搬送機構が、分離給紙装置やフィー
ドローラなどで形成されている。さらに、外部から画像
データを受信するデータ受信手段が、NCU等で形成さ
れており、このデータ受信手段が受信した画像データを
用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印刷出力する
画像印刷手段が、電子写真装置などで形成されている。
【0004】そこで、このようなファクシミリ装置は、
送信原稿の印刷画像を画像データに変換してPSTN(P
ublic Switched Telephone Network)やISDN(Integ
rated Services Digital Network)で他のファクシミリ
装置に送信することや、他のファクシミリ装置からPS
TNやISDNで受信した画像データを受信用紙に印刷
出力することができる。
【0005】なお、多機能化された現在のファクシミリ
装置では、データ受信手段が受信した画像データを一時
記憶するデータ記憶手段をRAM(Random Access Memor
y)等で形成し、このようなデータ記憶手段が一時記憶し
た画像データを画像印刷手段で受信用紙に印刷出力する
機種もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなファクシ
ミリ装置は、送信原稿の印刷画像を外部に送信すること
や、外部から受信した画像データを受信用紙に印刷出力
することができる。
【0007】ここで、画像送信を完了した送信原稿は不
要な場合が一般的であり、このような場合には送信原稿
はシュレッダで裁断するなどしてから破棄しているが、
これでは資源を無駄に消費していることになって好まし
くない。
【0008】さらに、このようなファクシミリ装置で
は、外部から受信した画像データを受信用紙に印刷出力
した場合、この受信原稿は内容を確認できれば保存は不
要な場合が一般的であり、このような場合には画像デー
タを印刷出力した受信原稿もシュレッダで裁断するなど
してから破棄しているので、これも資源を無駄に消費し
ていることになって好ましくない。
【0009】また、上述のようなファクシミリ装置は、
外部から受信した画像データを印刷出力する受信用紙を
用紙保持機構に多量に収納しておく必要があるので、こ
の用紙保持機構が大型化して全体の小型軽量化が阻害さ
れている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーで画像が形成された送信原稿が配置される原稿保
持機構を設け、この原稿保持機構に配置された送信原稿
を順次搬送する原稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構
で順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取って電
気的な画像データに変換する画像読取手段を設け、この
画像読取手段で変換した画像データを外部に送信するデ
ータ送信手段を設け、受信用紙が収納される用紙保持機
構を設け、この用紙保持機構に収納された受信用紙を順
次搬送する用紙搬送機構を設け、外部から画像データを
受信するデータ受信手段を設け、このデータ受信手段が
受信した画像データを前記用紙搬送機構で順次搬送され
る受信用紙に印刷出力する画像印刷手段を設け、前記原
稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取手段の位置を
通過した送信原稿からトナーを除去する画像消去手段を
設け、この画像消去手段でトナーが消去された送信原稿
を受信用紙として前記用紙保持機構に供給する用紙供給
機構を設けた。
【0011】請求項2記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、受信用紙が収納される用紙保持機構を設け、この用
紙保持機構に収納された受信用紙を順次搬送する用紙搬
送機構を設け、外部から画像データを受信するデータ受
信手段を設け、このデータ受信手段が受信した画像デー
タを前記用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印刷
出力する画像印刷手段を設け、前記原稿搬送機構で順次
搬送されて前記画像読取手段の位置を通過した一組の複
数枚の送信原稿の一枚目を保持する原稿保存機構を設
け、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取手
段の位置を通過した一組の複数枚の送信原稿の二枚目か
ら以後はトナーを除去する画像消去手段を設けた。
【0012】請求項3記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、通常の受信用紙が収納される第一の用紙保持機構を
設け、画像消去手段でトナーが消去された送信原稿など
からなる受信用紙が収納される第二の用紙保持機構を設
け、これら第一・第二の用紙保持機構に収納された受信
用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、外部から画像
データを受信するデータ受信手段を設け、このデータ受
信手段が受信した画像データを前記用紙保持機構で順次
搬送される受信用紙に印刷出力する画像印刷手段を設
け、この画像印刷手段が一組の複数枚の画像データを印
刷出力する場合に一枚目は前記第二の用紙保持機構に収
納された受信用紙として二枚目から以後は前記第一の用
紙保持機構に収納された受信用紙とする用紙選択手段を
設けた。
【0013】請求項4記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、通常の受信用紙が収納される第一の用紙保持機構を
設け、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取
手段の位置を通過した送信原稿からトナーを除去する画
像消去手段を設け、この画像消去手段でトナーが消去さ
れた送信原稿が受信用紙として収納される第二の用紙保
持機構を設け、これら第一・第二の用紙保持機構に収納
された受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、外
部から画像データを受信するデータ受信手段を設け、こ
のデータ受信手段が受信した画像データを前記用紙保持
機構で順次搬送される受信用紙に印刷出力する画像印刷
手段を設け、この画像印刷手段が一組の複数枚の画像デ
ータを印刷出力する場合に一枚目は前記第二の用紙保持
機構に収納された受信用紙として二枚目から以後は前記
第一の用紙保持機構に収納された受信用紙とする用紙選
択手段を設けた。
【0014】請求項5記載の発明は、画像が形成された
送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、この原稿保
持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原稿搬送機
構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される送信原稿
の画像を光学的に読取って電気的な画像データに変換す
る画像読取手段を設け、この画像読取手段で変換した画
像データを外部に送信するデータ送信手段を設け、トナ
ーで画像が形成された不要原稿が配置される不要保持機
構を設け、外部から画像データを受信するデータ受信手
段を設け、このデータ受信手段が受信した画像データを
一時記憶するデータ記憶手段を設け、このデータ記憶手
段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算す
る枚数積算手段を設け、この枚数積算手段で積算された
枚数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次
搬送する原稿給送機構を設け、この原稿給送機構で順次
搬送される不要原稿からトナーを除去する画像消去手段
を設け、この画像消去手段でトナーが消去されて前記原
稿給送機構で順次給送される不要原稿が受信用紙として
収納される用紙保持機構を設け、この用紙保持機構に収
納された受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、
この用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に前記デー
タ記憶手段が一時記憶した画像データを印刷出力する画
像印刷手段を設けた。
【0015】請求項6記載の発明は、画像が形成された
送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、この原稿保
持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原稿搬送機
構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される送信原稿
の画像を光学的に読取って電気的な画像データに変換す
る画像読取手段を設け、この画像読取手段で変換した画
像データを外部に送信するデータ送信手段を設け、トナ
ーで画像が形成された不要原稿が配置される不要保持機
構を設け、外部から画像データを受信するデータ受信手
段を設け、このデータ受信手段が受信した画像データを
一時記憶するデータ記憶手段を設け、このデータ記憶手
段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算す
る枚数積算手段を設け、この枚数積算手段で積算された
枚数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次
搬送する原稿給送機構を設け、この原稿給送機構で順次
搬送される不要原稿からトナーを除去する画像消去手段
を設け、この画像消去手段でトナーが消去されて前記原
稿給送機構で順次給送される不要原稿からなる受信用紙
に前記データ記憶手段が一時記憶した画像データを印刷
出力する画像印刷手段を設けた。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明は、原稿保持機構に配置さ
れた送信原稿の画像データを外部に送信する場合に、原
稿搬送機構で順次搬送されて画像読取手段の位置を通過
した送信原稿のトナーを画像消去手段で除去し、このト
ナーが除去された送信原稿を受信用紙として用紙供給機
構で用紙保持機構に供給することにより、画像送信の完
了後には保存不要な送信原稿を受信用紙に再生して受信
画像の印刷出力に利用する。
【0017】請求項2記載の発明は、原稿保持機構に配
置された一組の複数枚の送信原稿の画像データを外部に
順次送信する場合に、原稿搬送機構で順次搬送されて画
像読取手段の位置を通過した一枚目の送信原稿は原稿保
存機構で保持し、二枚目から以後の送信原稿はトナーを
除去して受信用紙に再生することにより、一組の複数枚
の送信原稿の表紙などとなる一枚目の送信原稿だけは保
存して保存が不要な二枚目から以後の送信原稿のみを受
信用紙に再生する。
【0018】請求項3記載の発明は、外部から受信した
一組の複数の画像データを画像印刷手段が受信用紙に印
刷出力する場合に、用紙選択手段が一枚目は第二の用紙
保持機構に収納された受信用紙として二枚目から以後は
第一の用紙保持機構に収納された受信用紙とすることに
より、例えば、新品の受信用紙を第一の用紙保持機構に
収納して再生した受信用紙を第二の用紙保持機構に収納
しておくことで、一般的に全体の表紙で画像品質は必要
でない一組の受信データの一枚目は再生した受信用紙に
印刷出力し、画像品質が必要な一組の受信データの二枚
目から以後は新品の受信用紙に印刷出力する。
【0019】請求項4記載の発明は、原稿保持機構に配
置された送信原稿の画像データを外部に送信する場合
に、送信原稿のトナーを画像消去手段で除去して第二の
用紙保持機構に受信用紙として用紙供給機構で供給して
おき、予め新品の受信用紙を第一の用紙保持部に収納し
ておき、外部から受信した一組の複数の画像データを画
像印刷手段が受信用紙に印刷出力する場合に、用紙選択
手段が一枚目は第二の用紙保持機構に収納された受信用
紙として二枚目から以後は第一の用紙保持機構に収納さ
れた受信用紙とすることにより、画像送信の完了後には
保存不要な送信原稿を受信用紙に再生して受信画像の印
刷出力に利用し、一般的に全体の表紙で画像品質は必要
でない一組の受信データの一枚目は再生した受信用紙に
印刷出力し、画像品質が必要な一組の受信データの二枚
目から以後は新品の受信用紙に印刷出力する。
【0020】請求項5記載の発明は、外部から受信した
一組の複数の画像データを画像印刷手段が受信用紙に印
刷出力する場合に、受信した画像データをデータ記憶手
段で一時記憶して印刷枚数を枚数積算手段で積算し、こ
の積算枚数だけ不要保持機構に配置された不要原稿を原
稿給送機構で順次搬送して画像消去手段でトナーを除去
し、このトナー除去で再生された受信用紙を用紙保持機
構に収納してから順次搬送して画像印刷手段の印刷出力
に利用することにより、所望により不要保持機構に予め
配置した不要原稿を受信データの印刷出力に適宜利用す
る。
【0021】請求項6記載の発明は、外部から受信した
一組の複数の画像データを画像印刷手段が受信用紙に印
刷出力する場合に、受信した画像データをデータ記憶手
段で一時記憶して印刷枚数を枚数積算手段で積算し、こ
の積算枚数だけ不要保持機構に配置された不要原稿を原
稿給送機構で順次搬送して画像消去手段でトナーを除去
し、このトナー除去で再生された受信用紙を順次搬送し
て画像印刷手段の印刷出力にリアルタイムで利用するこ
とにより、所望により不要保持機構に予め配置した不要
原稿を受信データの印刷出力に適宜利用する。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。まず、このファクシミリ装置1は、図1及び図
2に例示するように、熱溶融性のトナーで画像が形成さ
れた送信原稿2が配置される原稿保持機構である原稿台
3が、本体ハウジング4の後面上方に突設されており、
このような原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬
送する原稿搬送機構(図示せず)が、分離給紙装置やフ
ィードローラなどで形成されている。さらに、このよう
な原稿搬送機構で順次搬送される送信原稿の画像を光学
的に読取って電気的な画像データに変換する画像読取手
段が、原稿搬送路5に配置されたCCDラインセンサ等
のスキャナ6で形成されており、このスキャナ6の位置
より下流の原稿搬送路5は、未消去トレー7に連通する
第一の原稿搬送路8と、送信原稿2からトナーを除去す
る画像消去手段の主要部であるトナー消去部9に連通す
る第二の原稿搬送路10とに分離している。
【0023】そこで、これら第一・第二の原稿搬送路
8,10を選択的に切替えるセレクタ機構11が、ソレ
ノイドが連結された揺動レバー(共に図示せず)などで
形成されており、セレクタ機構11には、制御回路等か
らなるFAX/消去セレクタ12と処理/未処理セレク
タ13とが接続されている。さらに、これらのセレクタ
12,13には、各種のデータ処理を実行するCPU(C
entral Processing Unit)14と、各種データが入力操
作される操作パネル15とが接続されており、この操作
パネル15は前記本体ハウジング4の外面に配置されて
いる。
【0024】また、前記スキャナ6は、画像処理部16
とCODEC(Coder and Decoder)17とを順次介して
画像データを外部に送信するデータ送信手段である通信
制御部18に接続されており、この通信制御部18はP
STNやISDN等の通信回線19に接続されている。
【0025】また、このファクシミリ装置1では、トナ
ーで画像が形成された不要原稿20が配置される不要保
持機構である不要原稿トレー21が本体ハウジング4の
前面上方に突設されて第二の原稿搬送路10で前記トナ
ー消去部9に連通しており、前記不要原稿トレー21に
配置された不要原稿20を前記第二の原稿搬送路10で
前記トナー消去部9に順次搬送する原稿搬送機構(図示
せず)には、その動作タイミングを制御するタイミング
制御部22が接続されている。
【0026】さらに、このファクシミリ装置1では、通
常の受信用紙23が収納される第一の用紙保持機構であ
る第一の給紙カセット24と、再生した受信用紙25が
収納される第二の用紙保持機構である第二の給紙カセッ
ト26とが、前記本体ハウジング4の内部に着脱自在に
装着されており、この第二の給紙カセット26には前記
トナー消去部9に連通した前記第二の原稿搬送路10が
連通している。
【0027】そして、このファクシミリ装置1では、前
記第一・第二の給紙カセット24,26に収納された受
信用紙23,25を順次搬送する用紙搬送機構(図示せ
ず)が、分離給紙装置やフィードローラなどで形成され
ており、この用紙搬送機構が順次搬送する二種類の受信
用紙23,25を一方に切替える用紙選択手段である給
紙セレクタ27が、制御回路などで形成されている。そ
こで、この給紙セレクタ27で選択されて前記用紙搬送
機構で順次搬送される受信用紙23,25に画像データ
を熱溶融性のトナーで印刷出力する画像印刷手段が、電
子写真方式の画像記録部28で形成されており、この画
像記録部28で受信用紙23,25に画像データを印刷
出力した受信原稿29を保持する排紙トレー30が、前
記本体ハウジング4の前面下方に突設されている。
【0028】そこで、このファクシミリ装置1では、外
部から画像データを受信するデータ受信手段である前記
通信制御部18が、画像データを一時記憶するデータ記
憶手段である受信画像メモリ31に接続されており、こ
の受信画像メモリ31が記録制御部32を介して前記画
像記録部28に接続されている。さらに、前記受信画像
メモリ31が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数
を積算する枚数積算手段が、前記CPU14で形成され
ており、このCPU14はタイミング制御部22に接続
されている。
【0029】そして、このファクシミリ装置1では、請
求項1記載の発明の実施例として、前記原稿搬送機構で
順次搬送されて前記スキャナ6の位置を通過した送信原
稿2からトナーを除去する画像消去手段が、前記トナー
消去部9や前記セレクタ12,13や前記CPU14等
で形成されており、この画像消去手段でトナーが除去さ
れた送信原稿2を受信用紙25として前記第二の給紙カ
セット26に供給する用紙供給機構が、フィードローラ
や前記CPU14等で形成されている。そこで、このフ
ァクシミリ装置1は、請求項1記載の発明の実施例とし
ては、前記不要原稿トレー21、前記タイミング制御部
22、前記第一の給紙カセット24、前記給紙セレクタ
27、前記画像記録部28、前記受信画像メモリ31等
は必須要件ではないので省略することも実施可能であ
る。
【0030】また、このファクシミリ装置1では、請求
項2記載の発明の実施例として、前記原稿搬送機構で順
次搬送されて前記スキャナ6の位置を通過した一組の複
数枚の送信原稿2の一枚目を保持する原稿保存機構が、
前記未処理トレー7や前記セレクタ機構11や前記処理
/未処理セレクタ13や前記CPU14等で形成されて
おり、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前記スキャナ
6の位置を通過した一組の複数枚の送信原稿2の二枚目
から以後はトナーを除去する画像消去手段が、前記トナ
ー消去部9や前記セレクタ機構11や前記処理/未処理
セレクタ13や前記CPU14等で形成されている。そ
こで、このファクシミリ装置1は、請求項2記載の発明
の実施例としては、前記タイミング制御部22、前記第
一の給紙カセット24、前記第二の給紙カセット26、
前記給紙セレクタ27、前記画像記録部28、前記受信
画像メモリ31等は必須要件ではないので省略すること
も実施可能である。
【0031】さらに、このファクシミリ装置1では、請
求項3記載の発明の実施例として、前記画像記録部28
が一組の複数枚の画像データを印刷出力する場合に一枚
目は前記第二の給紙カセット26に収納された受信用紙
25として二枚目から以後は前記第一の給紙カセット2
4に収納された受信用紙23とする用紙選択手段が、前
記給紙セレクタ27や前記CPU14等で形成されてい
る。
【0032】また、このファクシミリ装置1では、請求
項4記載の発明の実施例として、前記トナー消去部9等
からなる画像消去手段でトナーが除去された送信原稿2
を受信用紙25として用紙供給機構が前記第二の給紙カ
セット26に供給するようになっており、前記画像記録
部28が一組の複数枚の画像データを印刷出力する場合
に一枚目は前記第二の給紙カセット26に収納された受
信用紙25として二枚目から以後は前記第一の給紙カセ
ット24に収納された受信用紙23とする用紙選択手段
が、前記給紙セレクタ27や前記CPU14等で形成さ
れている。
【0033】つまり、このファクシミリ装置1は、請求
項4記載の発明の実施例としては、前記第二の給紙カセ
ット26に収納する受信用紙25は、前記トナー消去部
9等からなる画像消去手段でトナーが除去された送信原
稿2を利用するようになっているが、請求項3記載の発
明の実施例としては、前記トナー消去部9等からなる画
像消去手段でトナーが除去された送信原稿2の他、同様
にトナーが除去された不要原稿20や、他のトナー消去
装置(図示せず)でトナーが除去された不要原稿(図示
せず)なども利用可能となっている。
【0034】そこで、このファクシミリ装置1は、請求
項3記載の発明の実施例としては、前記トナー消去部
9、前記セレクタ機構11、前記FAX/消去セレクタ
12、前記処理/未処理セレクタ13、前記不要原稿ト
レー21、前記タイミング制御部22、前記受信画像メ
モリ31等は必須要件ではないので省略することも実施
可能である。そして、請求項4記載の発明の実施例とし
ては、前記タイミング制御部22、前記受信画像メモリ
31等は必須要件ではないので省略することも実施可能
である。
【0035】また、このファクシミリ装置1では、請求
項5記載の発明の実施例として、外部から受信して受信
画像メモリ31が一時記憶した一組の画像データの印刷
枚数を積算する枚数積算手段が前記CPU14等で形成
されており、この積算枚数だけ前記不要原稿トレー21
から不要原稿20をトナー消去部9に順次搬送する原稿
給送機構が分離給紙装置や前記CPU14や前記タイミ
ング制御部22等で形成されている。さらに、前記トナ
ー消去部9でトナーが除去されて前記第二の給紙カセッ
ト26に収納された不要原稿20からなる受信用紙25
を前記画像記録部28に順次搬送する用紙搬送機構が分
離給紙装置や前記CPU14や前記給紙セレクタ27等
で形成されており、この順次搬送される受信用紙25に
前記受信画像メモリ31が一時記憶した画像データを印
刷出力する画像印刷手段が前記CPU14や前記画像記
録部28や前記記録制御部32等で形成されている。
【0036】さらに、このファクシミリ装置1では、請
求項6記載の発明の実施例として、外部から受信して受
信画像メモリ31が一時記憶した一組の画像データの印
刷枚数を積算する枚数積算手段が前記CPU14等で形
成されており、この積算枚数だけ前記不要原稿トレー2
1から不要原稿20をトナー消去部9に順次搬送する原
稿給送機構が分離給紙装置や前記CPU14や前記タイ
ミング制御部22等で形成されている。さらに、前記ト
ナー消去部9でトナーが除去された不要原稿20からな
る受信用紙25を前記第二の給紙カセット26を介して
前記画像記録部28にリアルタイムで順次搬送する用紙
搬送機構が分離給紙装置や前記CPU14や前記給紙セ
レクタ27等で形成されており、この順次搬送される受
信用紙25に前記受信画像メモリ31が一時記憶した画
像データを印刷出力する画像印刷手段が前記CPU14
や前記画像記録部28や前記記録制御部32等で形成さ
れている。
【0037】つまり、このファクシミリ装置1は、請求
項5記載の発明の実施例としては、画像データの積算枚
数だけ不要原稿20からトナー除去で再生した受信用紙
25を前記第二の給紙カセット26に収納してから所定
タイミングで画像印刷に利用するようになっているが、
請求項6記載の発明の実施例としては、画像データの積
算枚数だけ不要原稿20からトナー除去で再生した受信
用紙25を前記第二の給紙カセット26に収納すること
なく通過させて画像印刷に利用するようになっている。
【0038】そこで、このファクシミリ装置1は、請求
項5記載の発明の実施例としては、前記セレクタ機構1
1、前記FAX/消去セレクタ12、前記処理/未処理
セレクタ13、前記第一の給紙カセット24、前記給紙
セレクタ27等は必須要件ではないので省略することも
実施可能である。また、請求項6記載の発明の実施例と
しては、前記セレクタ機構11、前記FAX/消去セレ
クタ12、前記処理/未処理セレクタ13、前記第一の
給紙カセット24、前記第二の給紙カセット26、前記
給紙セレクタ27等は必須要件ではないので省略するこ
とも実施可能である。
【0039】ここで、このファクシミリ装置1の前記ト
ナー消去部9の一具体例を図3に基づいて以下に説明す
る。まず、このトナー消去部9は、給送される各種原稿
2,20にトナーを不安定状態とする不安定化剤である
処理液33を供給する液付与ユニット34と、液が供給
された各種原稿2,20から剥離ローラ35によってト
ナーを除去するトナー剥離ユニット36と、トナーが除
去された各種原稿2,20を乾燥ローラ37で乾燥させ
る乾燥ユニット38とで構成されている。
【0040】ここで、前記処理液33としては、水、水
溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、
及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液からな
る群から選択された少なくとも一種の水又は水溶液を用
いることができる。また、これらの水又は水溶液には、
所定の有機溶剤を含有させてもよい。さらには、処理液
33として有機溶剤のみを用いるようにしてもよい。
【0041】ここに、前記水溶性ポリマーとしては、例
えば、デンプン質(かんしょデンプン、馬鈴薯デンプ
ン、タピオカデンプン、小麦デンプン、コーンスターチ
等)、マンナン(こんにゃく等)、海藻類(ふのり、寒
天、アルギン酸ナトリウム等)、植物粘質物(トロロア
オイ、トラガントゴム、アラビアゴム等)、微生物によ
る粘質物(デキストラン、レバン等)、タンパク質(に
かわ、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等)の天然ポリ
マーや、セルロース系(ビスコース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース等)、デンプン系(可溶性
デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデ
ンプン等)の半合成ポリマーや、合成ポリマー等を挙げ
得るが、これらに限定されるものではない。
【0042】また、前記界面活性剤としては、例えば、
陰イオン系(カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステ
ル塩、リン酸エステル塩、ホスホン酸塩等)、陽イオン
系(アミン塩、第4級アンモニウム塩、ベンザルコニウ
ム塩、塩化ベンゼトニウム塩、ピリビニウム塩、イミダ
ゾリニウム塩、スルホニウム塩、ポリエチレンポリアミ
ン等)、両性系(アミノ酸、カルボシベタイン、スルホ
ベタイン、アミノ硫酸エスタル、アミノカルボン酸塩、
イミダゾリン誘導体等)、非イオン系(エーテル型、エ
ーテルエステル型、エステル型、含窒素型、多価アルコ
ール、アミノアルコール、ポリエチレングリコール等)
の通常の界面活性剤や弗素系界面活性剤等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0043】さらに、水又は水溶液に含有させる前記有
機溶剤としては、例えば、ターベンチン、ジベンテン、
ブチルアセテート、4塩化炭素、セロソルブアセテー
ト、キシレン、トルエン、エチルアセテート、ジアセト
ンアルコール、メチルセロソルブアセテート、ベンゼ
ン、メチルエチケトン、メチルアセテート、メチレンク
ロリド、エチレンジクロリド、シクロヘキサン、セロソ
ルブ、ジオキサン、アセトン、メチルセロソルブ、シク
ロヘキサノール、ブタノール等を挙げ得るが、これらに
限定されるものではない。
【0044】一方、単独で用い得る前記有機溶剤として
は、炭素水素系溶剤であるヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ノナン、スピィリット、ナフサNo1〜6(シェル
石油社の商品名)、アイソパーE,L,K,V(エクソ
ン社の商品名)、アイピーソルベント(出光石油社の商
品名)、シェルーゾル70,71、ソルベッソ100,
150(シェルオイル社の商品名)、アスコムOMS,
460(スピリッツ社の商品名)、ベガゾール103
0,2130,3040(モービル石油社の商品名)等
が挙げられる。さらに、弗素系溶剤であるフロリナート
FC40,43,70,77(住友3M社の商品名)、
アフルードE10,16,18等や、シリコーン系溶剤
である信越シリコーンKF96(商品名)、東レシリコ
ーンSH200,344(商品名)、東芝シリコーンT
SF431(商品名)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。
【0045】そして、前記液付与ユニット34は、処理
液33を所定量満たした液容器39、各種原稿2,20
を上面に接触しながら前記液容器39の処理液33中に
搬送する液中搬送ローラ40、各種原稿2,20の下面
を前記液容器39の処理液33中に案内する液中ガイド
板41、一対の絞りローラ42、及び、下側の絞りロー
ラ42に食い込み配置させた絞り棒43等で構成されて
いる。この液付与ユニット34において、給送された各
種原稿2,20は、液中搬送ローラ40と液中ガイド板
41とによって、液容器39の処理液33中に案内さ
れ、処理液33に浸漬された後、絞りローラ42によっ
て余分な処理液33が除去され、トナー剥離ユニット3
6へと搬送される。
【0046】トナー剥離ユニットは、各々トナーの軟化
手段として機能する加熱ランプ44を内蔵して圧接状態
で配置された一対の前記剥離ローラ35、転写紙排出側
の圧接部近傍の剥離ローラ35の表面に接触するように
配設された分離爪45、前記剥離ローラ35の表面をク
リーニングするクリーニング装置46等で構成されてい
る。なお、前記剥離ローラ35の表面は少なくとも軟化
しているトナーに対して、各種原稿2,20とトナーと
の付着力より大きい付着力を有するものを用いて構成す
る。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー成
分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、ま
た、アルミニウム系、銅系ニッケル系等の金属材料を用
いることもできるが、これらに限定されるものではな
い。また、これらの樹脂は、水溶性/非水溶性を問わな
い。
【0047】ここに、前記トナー成分樹脂としては、ポ
リスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチ
レン−ブチルアクリル共重合体、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0048】また、前記接着剤の成分樹脂としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン等のタンパク質
系接着剤、デンプン系、セルロース系、複合多糖類系
(アラビアゴム、トラガントゴム等)等の炭水化物系接
着剤、酢酸ビニルの重合体及び共重合体、アクリル系、
エチレン系共集合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ウレタン等の熱可塑性接着剤、ポリクロロプレン系、ニ
トリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤、ゴム系、アクリル系等の感圧接着剤、酸
化チタンを分散させたポリエチレンテレフタレート(P
ET)等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0049】また、これらの樹脂を用いる場合には、テ
ンションや熱による伸び防止、耐久性等の観点から、支
持体と表層の少なくとも二層以上の多層構造にすること
が望ましい、即ち、図示したように、ローラ形状の剥離
部材とする場合には、支持体としての基体ローラ上にこ
れらの樹脂などからなる表層を形成して剥離部材を構成
することが望ましい。このような樹脂を支持する支持体
としては、例えば、ゴムローラ、シート、セロハンテー
プ、クラフト紙粘着テープ、ポリ塩化ビニルテープ、ア
セトンテープ、フィラメント補強テープ等のテープ等を
用い得るが、これらに限定されるものではない。
【0050】また、上下の剥離ローラ35の加熱ランプ
44は、各種原稿2,20の表裏に密着して各種原稿
2,20に固着しているトナーを加熱して軟化させ、こ
れにより、トナーを各種原稿2,20の繊維から剥がれ
やすくするものである。この加熱は、圧接部において各
種原稿2,20上のトナーが溶融しない程度に行うこと
が望ましい。トナーが溶融してしまうと、各種原稿2,
20上のトナーを、紙側と剥離ローラ35側とに分断す
ることなく、剥離ローラ35側へ転写させるのが困難に
なるためである。また、加熱し過ぎると、一対の剥離ロ
ーラ35の圧接部を通過中に各種原稿2,20が乾燥し
過ぎて、トナーの各種原稿2,20に対する固着力が各
種原稿2,20が濡れている場合に比べて強まり、各種
原稿2,20を介して剥離ローラ35に貼り付いて分離
爪45で分離できなくなるおそれがある。従って、加熱
部通過後の各種原稿2,20に多少の湿り気が残ってト
ナーの再付着を防止できる程度に加熱することが望まし
い。
【0051】前記クリーニング装置46は、剥離ローラ
35の表面上のトナーを除去するクリーニングローラ4
7、このクリーニングローラ47上のトナーを掻き落と
すスクレーパブレード48、このスクレーパブレード4
8で掻き落とされたトナーを収容するトナー容器49等
を具備して構成されている。なお、前記剥離ローラ35
に代えて、これと同様の表面特性を有したベルトを用い
たり、クリーニング装置46のクリーニングローラ47
に代えて剥離ローラ35表面に直接当接させたクリーニ
ングブレードやスクレーパ等を用いるようにしてもよ
い。
【0052】前記乾燥ユニット38は各種原稿2,20
を乾燥させるためのものであり、加熱ランプ50を内蔵
して例えばアルミニウム等からなる前記乾燥ローラ37
と、この乾燥ローラ37に下方から圧接させた押圧ロー
ラ51等を具備して構成されている。この押圧ローラ5
1は給液性部材からなる表層を具備し、この表層の液を
絞り落とす絞りブレード52が当接している。このよう
な一対のローラ37,51に代えて、又は、加えて、ベ
ルト状の部材を用いたり、熱風ファンや赤外線ランプ等
を用いるようにしてもよい。
【0053】また、特に図示しないが、本実施例のトナ
ー消去部9には、液容器39中の液残量検出手段、液容
器39への液自動補給手段、各種原稿2,20のジャム
検出手段、各加熱ランプの点灯制御手段、トナー容器4
9の満杯検出手段等(何れも図示せず)が適宜設けられ
ている。
【0054】このような構成において、このファクシミ
リ装置1は、原稿台3に配置された送信原稿2を順次搬
送してスキャナ6で印刷画像を画像データに変換し、こ
の画像データをCODEC17でイメージからコードに
変換して通信制御部18から通信回線19で他のファク
シミリ装置(図示せず)に送信することができる。ま
た、このファクシミリ装置1は、他のファクシミリ装置
から通信回線19で通信制御部18が受信した画像デー
タをCODEC17でコードからイメージに再現して受
信画像メモリ31で一時記憶し、この画像データを第一
・第二の給紙カセット24,26の一方から給送する受
信用紙23,25に画像記録部28で印刷出力すること
もできる。
【0055】そして、このファクシミリ装置1は、請求
項1記載の発明の実施例として、原稿台3に配置された
送信原稿2の画像データをスキャナ6で読取走査して外
部に送信するような場合に、スキャナ6の位置を通過し
た送信原稿2をセレクタ機構11で第二の原稿搬送路1
0に誘導してトナー消去部9でトナーを除去し、このト
ナーが除去された送信原稿2を受信用紙25として第二
の給紙カセット26に供給することができる。
【0056】なお、上述のように送信原稿2を受信用紙
25に再生する場合、トナー消去部9は、給送された送
信原稿2のトナー像面に液付与ユニット34で処理液3
3を均一に供給することでトナーを不安定状態とし、ト
ナー剥離ユニット36で送信原稿2に固着しているトナ
ーを剥離ローラ35の加熱で軟化させて剥離ローラ35
表面に付着させ、トナーが除去された送信原稿2を乾燥
ユニット38で乾燥して排出するようになっている。
【0057】この時、このトナー消去部9では、トナー
が付着した送信原稿2に処理液33を供給して送信原稿
2のトナーとの界面部に処理液33を浸透させた状態で
トナーを剥離させるので、紙繊維を傷めることなくトナ
ーを除去できる。また、紙表面が処理液33で濡れた状
態で剥離ローラ35と接触させ、かつ、剥離ローラ35
から分離する時点でも紙が湿った状態を維持できる程度
に加熱するので、剥離ローラ35表面をトナー接着性を
有する材質で構成した場合にも、紙表面自体が剥離ロー
ラ35表面に接着して分離不良が生ずるのを防止でき、
また、分離した紙部分が剥離ローラ35と再接触するこ
とによるトナーの再転移を防止できる。
【0058】上述のようにすることで、このファクシミ
リ装置1では、送信原稿2が画像送信の完了後に保存不
要な場合、この送信原稿2を白紙の受信用紙25に再生
して受信画像の印刷出力に利用することができるので、
送信原稿2を破棄して資源を無駄に消費することを防止
でき、受信用紙25の不足も軽減することができる。な
お、ここでは送信原稿2をスキャナ6で画像読取してか
ら受信用紙25に再生して第二の給紙カセット26に供
給することを例示したが、請求項1記載の発明の実施例
としては、送信原稿2をスキャナ6で画像読取を実行す
ることなく受信用紙25に再生して第二の給紙カセット
26に供給することも実施可能である。
【0059】さらに、このファクシミリ装置1は、請求
項2記載の発明の実施例として、原稿台3に配置された
一組の複数枚の送信原稿2の画像データをスキャナ6で
読取走査して外部に順次送信するような場合に、スキャ
ナ6の位置を通過する一枚目の送信原稿2はセレクタ機
構11で未消去トレー7に誘導して保存し、二枚目から
以後の送信原稿2はセレクタ機構11で第二の原稿搬送
路10に誘導してトナー消去部9で受信用紙25に再生
することができる。
【0060】このようにすることで、このファクシミリ
装置1では、一組の複数枚の送信原稿2を二枚目から以
後は画像送信の完了後に白紙の受信用紙25に再生して
受信画像の印刷出力などの各種用途に利用することがで
きるので、送信原稿2を破棄して資源を無駄に消費する
ことを防止でき、受信用紙25の不足なども軽減するこ
とができる。
【0061】ここで、上述のように一組の複数枚の送信
原稿2の画像データを外部送信する場合には、その一枚
目を全体の表紙とすることが一般的であるが、このファ
クシミリ装置1では、一組の複数枚の送信原稿2の一枚
目だけを受信用紙25に再生することなく保存すること
ができるので、不要な送信原稿2を残存させることなく
送信内容を保存するようなことができる。なお、ここで
は一組の二枚目から以後の送信原稿2は受信用紙25に
再生して第二の給紙カセット26に供給するようになっ
ているが、請求項2記載の発明の実施例としては、この
ように再生した受信用紙25を第二の給紙カセット26
に供給することなく外部に排出して他の用途に供与する
ようなことも実施可能である。
【0062】さらに、このファクシミリ装置1では、請
求項3記載の発明の実施例として、外部受信した一組の
複数枚の画像データを画像記録部28で受信用紙23,
25に印刷出力する場合に、給紙セレクタ27で一枚目
は第二の給紙カセット26の受信用紙25とし、二枚目
から以後は第一の給紙カセット24の受信用紙23とす
ることもできる。
【0063】このようにすることで、このファクシミリ
装置1では、一組の受信データの一枚目は全体の表紙で
画像品質は良好である必要がないことが一般的であるの
で、この一枚目の受信データは再生した受信用紙25に
印刷出力し、一組の受信データの二枚目から以後は送信
内容で画像品質が良好である必要があることが一般的で
あるので、この二枚目から以後の受信データは新品の受
信用紙23に印刷出力するようになっている。
【0064】つまり、画像品質が必要な受信データは新
品の受信用紙23で印刷出力して画像品質が不要な受信
データのみ再生した受信用紙25で印刷出力することが
できるので、全体の印刷品質を低下させることなく再生
した受信用紙25を有効に利用することができる。な
お、ここではトナー消去部9で送信原稿2や不要原稿2
0から再生した受信用紙25を第二の給紙カセット26
に収納して上述のような画像印刷に利用することを想定
しているが、請求項3記載の発明の実施例としては、保
存が不要な受信原稿29を他のトナー消去装置で再生し
た受信用紙25などを第二の給紙カセット26に収納し
て上述のような画像印刷に利用することも実施可能であ
る。
【0065】また、このファクシミリ装置1では、請求
項4記載の発明の実施例として、送信原稿2の画像デー
タをスキャナ6で読取走査して外部に送信する場合に、
スキャナ6の位置を通過した送信原稿2をトナー消去部
9で受信用紙25に再生して第二の給紙カセット26に
供給しておき、外部受信した一組の複数枚の画像データ
を画像記録部28で受信用紙23,25に印刷出力する
場合に、一枚目は第二の給紙カセット26の受信用紙2
5として二枚目から以後は第一の給紙カセット24の受
信用紙23とすることもできる。
【0066】このようにすることで、このファクシミリ
装置1では、画像送信の完了後に保存不要な送信原稿2
を白紙の受信用紙25に再生して第二の給紙カセット2
6に収納しておくので、送信原稿2の無駄な消費を防止
すると共に受信用紙25の不足も軽減することができ、
この受信用紙25を一組の受信データの画像品質が不要
な一枚目の印刷出力に利用することで、全体の印刷品質
を低下させることなく再生した受信用紙25を有効に利
用することができる。
【0067】また、このファクシミリ装置1では、請求
項5記載の発明の実施例として、外部受信した一組の複
数枚の画像データを画像記録部28で受信用紙23,2
5に印刷出力する場合に、受信した画像データを受信画
像メモリ31で一時記憶して印刷枚数をCPU14等で
積算し、この積算枚数だけ不要原稿トレー21に予め配
置した不要原稿20をトナー消去部9で受信用紙25に
再生して第二の給紙カセット26に収納し、この第二の
給紙カセット26に収納された受信用紙25に受信画像
メモリ31が一時記憶した画像データを画像記録部28
で印刷出力することができる。
【0068】このようにすることで、このファクシミリ
装置1では、所望により不要原稿トレー21に予め配置
した不要原稿20が受信データの印刷出力に適宜利用さ
れるので、不要原稿20の無駄な消費を防止すると共に
受信用紙25の不足も軽減することができる。さらに、
本体ハウジング4の外部に突出した不要原稿トレー21
に配置されている不要原稿20を印刷出力に必要な枚数
だけ受信用紙25に再生して第二の給紙カセット26に
収納するので、本体ハウジング4の内部に配置する第二
の給紙カセット26を大型化する必要がなく、装置全体
の小型軽量化に寄与することができる。また、第二の給
紙カセット26は印刷出力で消費する枚数だけ受信用紙
25が補給されるので、第二の給紙カセット26を大型
化することなく受信用紙25の不足を防止することがで
きる。
【0069】さらに、このファクシミリ装置1では、請
求項6記載の発明の実施例として、外部受信した一組の
複数枚の画像データを画像記録部28で受信用紙23,
25に印刷出力する場合に、受信した画像データを受信
画像メモリ31で一時記憶して印刷枚数をCPU14等
で積算し、この積算枚数だけ不要原稿トレー21に予め
配置した不要原稿20をトナー消去部9で受信用紙25
に再生し、この受信用紙25を画像記録部28にリアル
タイムで搬送して画像印刷に利用することができる。
【0070】このようにすることで、不要原稿トレー2
1に予め配置した不要原稿20が受信データの印刷出力
に適宜利用されるので、不要原稿20の無駄な消費を防
止すると共に受信用紙25の不足も軽減することができ
る。さらに、本体ハウジング4の外部に突出した不要原
稿トレー21に配置されている不要原稿20を印刷出力
に必要な枚数だけ受信用紙25に再生してリアルタイム
で受信データの印刷出力に利用するので、例えば、本体
ハウジング4に内蔵した第二の給紙カセット26を省略
することも実施可能であり、極めて良好に装置全体を小
型軽量化することができる。
【0071】なお、本実施例で云う前後や上下などの方
向は、説明を簡略化するために便宜的に定義したもので
あり、これは実際の装置の設置や使用の方向を限定する
ものではない。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、トナーで画像が
形成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、
この原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する
原稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送され
る送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像デー
タに変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で
変換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を
設け、受信用紙が収納される用紙保持機構を設け、この
用紙保持機構に収納された受信用紙を順次搬送する用紙
搬送機構を設け、外部から画像データを受信するデータ
受信手段を設け、このデータ受信手段が受信した画像デ
ータを前記用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印
刷出力する画像印刷手段を設け、前記原稿搬送機構で順
次搬送されて前記画像読取手段の位置を通過した送信原
稿からトナーを除去する画像消去手段を設け、この画像
消去手段でトナーが除去された送信原稿を受信用紙とし
て前記用紙保持機構に供給する用紙供給機構を設けたこ
とにより、画像送信の完了後には保存不要な送信原稿を
受信用紙に再生して受信画像の印刷出力に利用すること
ができるので、送信原稿の破棄による資源の無駄な消費
を防止することができ、受信用紙の不足も軽減すること
ができる等の効果を有するものである。
【0073】請求項2記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、受信用紙が収納される用紙保持機構を設け、この用
紙保持機構に収納された受信用紙を順次搬送する用紙搬
送機構を設け、外部から画像データを受信するデータ受
信手段を設け、このデータ受信手段が受信した画像デー
タを前記用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印刷
出力する画像印刷手段を設け、前記原稿搬送機構で順次
搬送されて前記画像読取手段の位置を通過した一組の複
数枚の送信原稿の一枚目を保持する原稿保存機構を設
け、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取手
段の位置を通過した一組の複数枚の送信原稿の二枚目か
ら以後はトナーを除去する画像消去手段を設けたことに
より、一組の複数枚の送信原稿を二枚目から以後は受信
用紙に再生して受信画像の印刷出力などの各種用途に利
用することができるので、送信原稿の破棄による資源の
無駄な消費を防止することができ、しかも、一般的に一
組の複数枚の送信原稿の表紙などとなる一枚目の送信原
稿だけは受信用紙に再生することなく保存することがで
きるので、不要な送信原稿を残存させることなく送信内
容を保存するようなことができる等の効果を有するもの
である。
【0074】請求項3記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、通常の受信用紙が収納される第一の用紙保持機構を
設け、画像消去手段でトナーが除去された送信原稿など
からなる受信用紙が収納される第二の用紙保持機構を設
け、これら第一・第二の用紙保持機構に収納された受信
用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、外部から画像
データを受信するデータ受信手段を設け、このデータ受
信手段が受信した画像データを前記用紙保持機構で順次
搬送される受信用紙に印刷出力する画像印刷手段を設
け、この画像印刷手段が一組の複数枚の画像データを印
刷出力する場合に一枚目は前記第二の用紙保持機構に収
納された受信用紙として二枚目から以後は前記第一の用
紙保持機構に収納された受信用紙とする用紙選択手段を
設けたことにより、一般的に全体の表紙で画像品質は必
要でない一組の受信データの一枚目は再生した受信用紙
に印刷出力し、画像品質が必要な一組の受信データの二
枚目から以後は新品の受信用紙に印刷出力することがで
きるので、全体の印刷品質を低下させることなく再生し
た受信用紙を有効に利用することができる等の効果を有
するものである。
【0075】請求項4記載の発明は、トナーで画像が形
成された送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、こ
の原稿保持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原
稿搬送機構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される
送信原稿の画像を光学的に読取って電気的な画像データ
に変換する画像読取手段を設け、この画像読取手段で変
換した画像データを外部に送信するデータ送信手段を設
け、通常の受信用紙が収納される第一の用紙保持機構を
設け、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取
手段の位置を通過した送信原稿からトナーを除去する画
像消去手段を設け、この画像消去手段でトナーが除去さ
れた送信原稿が受信用紙として収納される第二の用紙保
持機構を設け、これら第一・第二の用紙保持機構に収納
された受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、外
部から画像データを受信するデータ受信手段を設け、こ
のデータ受信手段が受信した画像データを前記用紙保持
機構で順次搬送される受信用紙に印刷出力する画像印刷
手段を設け、この画像印刷手段が一組の複数枚の画像デ
ータを印刷出力する場合に一枚目は前記第二の用紙保持
機構に収納された受信用紙として二枚目から以後は前記
第一の用紙保持機構に収納された受信用紙とする用紙選
択手段を設けたことにより、画像送信の完了後に保存不
要な送信原稿を白紙の受信用紙に再生することで、送信
原稿の破棄による資源の無駄な消費を防止することがで
き、この再生した受信用紙を一組の受信データの画像品
質が不要な一枚目の印刷出力に利用することで、全体の
印刷品質を低下させることなく再生した受信用紙を有効
に利用することができる等の効果を有するものである。
【0076】請求項5記載の発明は、画像が形成された
送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、この原稿保
持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原稿搬送機
構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される送信原稿
の画像を光学的に読取って電気的な画像データに変換す
る画像読取手段を設け、この画像読取手段で変換した画
像データを外部に送信するデータ送信手段を設け、トナ
ーで画像が形成された不要原稿が配置される不要保持機
構を設け、外部から画像データを受信するデータ受信手
段を設け、このデータ受信手段が受信した画像データを
一時記憶するデータ記憶手段を設け、このデータ記憶手
段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算す
る枚数積算手段を設け、この枚数積算手段で積算された
枚数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次
搬送する原稿給送機構を設け、この原稿給送機構で順次
搬送される不要原稿からトナーを除去する画像消去手段
を設け、この画像消去手段でトナーが除去されて前記原
稿給送機構で順次給送される不要原稿が受信用紙として
収納される用紙保持機構を設け、この用紙保持機構に収
納された受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構を設け、
この用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に前記デー
タ記憶手段が一時記憶した画像データを印刷出力する画
像印刷手段を設けたことにより、所望により不要保持機
構に予め配置した不要原稿が受信データの印刷出力に適
宜利用されるので、不要原稿の無駄な消費を防止すると
共に受信用紙の不足も軽減することができ、不要原稿を
印刷出力に必要な枚数だけ受信用紙に順次再生して用紙
保持部に収納してから印刷出力に適宜利用することがで
きるので、例えば、装置本体に内蔵する用紙保持部の大
型化を防止して装置全体の小型軽量化に寄与するような
こともでき、このような用紙保持部は印刷出力で消費す
る枚数だけ受信用紙が補給されるので、用紙保持部を大
型化することなく受信用紙の不足を防止することができ
る等の効果を有するものである。
【0077】請求項6記載の発明は、画像が形成された
送信原稿が配置される原稿保持機構を設け、この原稿保
持機構に配置された送信原稿を順次搬送する原稿搬送機
構を設け、この原稿搬送機構で順次搬送される送信原稿
の画像を光学的に読取って電気的な画像データに変換す
る画像読取手段を設け、この画像読取手段で変換した画
像データを外部に送信するデータ送信手段を設け、トナ
ーで画像が形成された不要原稿が配置される不要保持機
構を設け、外部から画像データを受信するデータ受信手
段を設け、このデータ受信手段が受信した画像データを
一時記憶するデータ記憶手段を設け、このデータ記憶手
段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算す
る枚数積算手段を設け、この枚数積算手段で積算された
枚数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次
搬送する原稿給送機構を設け、この原稿給送機構で順次
搬送される不要原稿からトナーを除去する画像消去手段
を設け、この画像消去手段でトナーが除去されて前記原
稿給送機構で順次給送される不要原稿からなる受信用紙
に前記データ記憶手段が一時記憶した画像データを印刷
出力する画像印刷手段を設けたことにより、所望により
不要保持機構に予め配置した不要原稿が受信データの印
刷出力に適宜利用されるので、不要原稿の無駄な消費を
防止すると共に受信用紙の不足も軽減することができ、
不要原稿を印刷出力に必要な枚数だけ受信用紙に順次再
生して印刷出力にリアルタイムで利用することができる
ので、例えば、受信用紙を収納する用紙保持部を装置本
体に内蔵するような必要がなく、装置全体の小型軽量化
に寄与するようなこともできる等の効果を有するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のファクシミリ装置をブロッ
ク的に例示する模式図である。
【図2】ファクシミリ装置の内部構造を概略的に例示す
る縦断側面図である。
【図3】画像消去手段であるトナー消去部の内部構造を
例示する縦断側面図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 送信原稿 3 原稿保持機構 6 画像読取手段 7,11〜14 原稿保存機構 9,12〜14 画像消去手段 14 枚数積算手段 14,27 用紙選択手段 14,28,32 画像印刷手段 18 データ送信手段、データ受信手段 20 不要原稿 21 不要保持機構 23,25 受信用紙 31 データ記憶手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーで画像が形成された送信原稿が配
    置される原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置され
    た送信原稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬
    送機構で順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取
    って電気的な画像データに変換する画像読取手段と、こ
    の画像読取手段で変換した画像データを外部に送信する
    データ送信手段と、受信用紙が収納される用紙保持機構
    と、この用紙保持機構に収納された受信用紙を順次搬送
    する用紙搬送機構と、外部から画像データを受信するデ
    ータ受信手段と、このデータ受信手段が受信した画像デ
    ータを前記用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印
    刷出力する画像印刷手段と、前記原稿搬送機構で順次搬
    送されて前記画像読取手段の位置を通過した送信原稿か
    らトナーを除去する画像消去手段と、この画像消去手段
    でトナーが消去された送信原稿を受信用紙として前記用
    紙保持機構に供給する用紙供給機構とよりなることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 トナーで画像が形成された送信原稿が配
    置される原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置され
    た送信原稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬
    送機構で順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取
    って電気的な画像データに変換する画像読取手段と、こ
    の画像読取手段で変換した画像データを外部に送信する
    データ送信手段と、受信用紙が収納される用紙保持機構
    と、この用紙保持機構に収納された受信用紙を順次搬送
    する用紙搬送機構と、外部から画像データを受信するデ
    ータ受信手段と、このデータ受信手段が受信した画像デ
    ータを前記用紙搬送機構で順次搬送される受信用紙に印
    刷出力する画像印刷手段と、前記原稿搬送機構で順次搬
    送されて前記画像読取手段の位置を通過した一組の複数
    枚の送信原稿の一枚目を保持する原稿保存機構と、前記
    原稿搬送機構で順次搬送されて前記画像読取手段の位置
    を通過した一組の複数枚の送信原稿の二枚目から以後は
    トナーを除去する画像消去手段とよりなることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 トナーで画像が形成された送信原稿が配
    置される原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置され
    た送信原稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬
    送機構で順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取
    って電気的な画像データに変換する画像読取手段と、こ
    の画像読取手段で変換した画像データを外部に送信する
    データ送信手段と、通常の受信用紙が収納される第一の
    用紙保持機構と、画像消去手段でトナーが消去された送
    信原稿などからなる受信用紙が収納される第二の用紙保
    持機構と、これら第一・第二の用紙保持機構に収納され
    た受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構と、外部から画
    像データを受信するデータ受信手段と、このデータ受信
    手段が受信した画像データを前記用紙保持機構で順次搬
    送される受信用紙に印刷出力する画像印刷手段と、この
    画像印刷手段が一組の複数枚の画像データを印刷出力す
    る場合に一枚目は前記第二の用紙保持機構に収納された
    受信用紙として二枚目から以後は前記第一の用紙保持機
    構に収納された受信用紙とする用紙選択手段とよりなる
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 トナーで画像が形成された送信原稿が配
    置される原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置され
    た送信原稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬
    送機構で順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取
    って電気的な画像データに変換する画像読取手段と、こ
    の画像読取手段で変換した画像データを外部に送信する
    データ送信手段と、通常の受信用紙が収納される第一の
    用紙保持機構と、前記原稿搬送機構で順次搬送されて前
    記画像読取手段の位置を通過した送信原稿からトナーを
    除去する画像消去手段と、この画像消去手段でトナーが
    消去された送信原稿が受信用紙として収納される第二の
    用紙保持機構と、これら第一・第二の用紙保持機構に収
    納された受信用紙を順次搬送する用紙搬送機構と、外部
    から画像データを受信するデータ受信手段と、このデー
    タ受信手段が受信した画像データを前記用紙保持機構で
    順次搬送される受信用紙に印刷出力する画像印刷手段
    と、この画像印刷手段が一組の複数枚の画像データを印
    刷出力する場合に一枚目は前記第二の用紙保持機構に収
    納された受信用紙として二枚目から以後は前記第一の用
    紙保持機構に収納された受信用紙とする用紙選択手段と
    よりなることを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 画像が形成された送信原稿が配置される
    原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置された送信原
    稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構で
    順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取って電気
    的な画像データに変換する画像読取手段と、この画像読
    取手段で変換した画像データを外部に送信するデータ送
    信手段と、トナーで画像が形成された不要原稿が配置さ
    れる不要保持機構と、外部から画像データを受信するデ
    ータ受信手段と、このデータ受信手段が受信した画像デ
    ータを一時記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
    手段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算
    する枚数積算手段と、この枚数積算手段で積算された枚
    数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次搬
    送する原稿給送機構と、この原稿給送機構で順次搬送さ
    れる不要原稿からトナーを除去する画像消去手段と、こ
    の画像消去手段でトナーが消去されて前記原稿給送機構
    で順次給送される不要原稿が受信用紙として収納される
    用紙保持機構と、この用紙保持機構に収納された受信用
    紙を順次搬送する用紙搬送機構と、この用紙搬送機構で
    順次搬送される受信用紙に前記データ記憶手段が一時記
    憶した画像データを印刷出力する画像印刷手段とよりな
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 画像が形成された送信原稿が配置される
    原稿保持機構と、この原稿保持機構に配置された送信原
    稿を順次搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構で
    順次搬送される送信原稿の画像を光学的に読取って電気
    的な画像データに変換する画像読取手段と、この画像読
    取手段で変換した画像データを外部に送信するデータ送
    信手段と、トナーで画像が形成された不要原稿が配置さ
    れる不要保持機構と、外部から画像データを受信するデ
    ータ受信手段と、このデータ受信手段が受信した画像デ
    ータを一時記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
    手段が一時記憶した一組の画像データの印刷枚数を積算
    する枚数積算手段と、この枚数積算手段で積算された枚
    数だけ前記不要保持機構に配置された不要原稿を順次搬
    送する原稿給送機構と、この原稿給送機構で順次搬送さ
    れる不要原稿からトナーを除去する画像消去手段と、こ
    の画像消去手段でトナーが消去されて前記原稿給送機構
    で順次給送される不要原稿からなる受信用紙に前記デー
    タ記憶手段が一時記憶した画像データを印刷出力する画
    像印刷手段とよりなることを特徴とするファクシミリ装
    置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04234056A (ja) * 1990-12-28 1992-08-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 複写装置
JPH04349486A (ja) * 1991-05-27 1992-12-03 Kyocera Corp ペーパーイレースマシン
JPH04356086A (ja) * 1991-01-31 1992-12-09 Ricoh Co Ltd 画像形成システム
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