JPH0720265Y2 - 手摺支柱の立設構造 - Google Patents

手摺支柱の立設構造

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JPH0720265Y2
JPH0720265Y2 JP1991094119U JP9411991U JPH0720265Y2 JP H0720265 Y2 JPH0720265 Y2 JP H0720265Y2 JP 1991094119 U JP1991094119 U JP 1991094119U JP 9411991 U JP9411991 U JP 9411991U JP H0720265 Y2 JPH0720265 Y2 JP H0720265Y2
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薫 西村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベランダの外周縁部等
に設置する新規手摺支柱の立設構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベランダの外周部に形成され
たパラペット上に設置する手摺の設置部構造は種々のも
のがあるが、一般に図7に示すものが使用され、立設施
工されている。パラペット50上端に埋設したアンカー
ボルト81に緊締してなるベースプレート82に、支柱
83の下端から挿入する足元金具84を溶接等によって
固着立設した部材を支持構造とすると共に、該足元金具
84が挿通する透孔85を穿設したトップカバー86を
上記パラペット50に被設するようになるもので、支柱
83の下端に螺着したタッピングビス87を足元金具8
4の側面に螺合して固着し、該部外周を化粧キャップ8
8によって被っている。また、ベースプレート82とト
ップカバー86の間には、足元金具84を囲繞し、一端
をパラペット50の内側に切欠した水受89が設けら
れ、トップカバー86の透孔85と支柱83の間隙から
侵入した水を排出するための排水樋を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、上記構成によれ
ば支柱83を樹立固設するための足元金具84がパラペ
ット50に固設されるため、トップカバー86に支柱8
3を挿通する透孔85が穿設される。その結果、該透孔
85と支柱83の間隙から侵入した水を排出するための
水受89を設けなければならなくなり、部品点数が増大
するばかりでなく、トップカバー86に対する透孔85
の位置決め穿孔等の工数が多くなる等の問題を有してお
り、現場施工に熟練を要するものであった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、支柱をトップカバーの上面に固設して樹立するこ
とができる構成及び施工が簡単で、且つ部品点数を減少
した手摺支柱の立設構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手摺支柱の
立設構造は、躯体の縁部等に被設したトップカバー上に
手摺支柱を立設する構造において、躯体縁部上端に固設
すると共に、両対向縁に係合縁を形成してなる固定金具
固定アンカーと、底面に前記固定金具固定アンカーの両
係合縁と対向する係合溝を構成し、該部から躯体縁部の
外側と内側に延びる弾性係着縁を屈折成形すると共に、
底面略中央に固定金具固定アンカーから挿通した螺子と
螺合する螺子ポート用長溝を形成してなる笠木固定金具
と、逆溝型断面を呈し、前記笠木固定金具の取付面板部
に上板部を密接すると共に、両側板部の縁部内面に該笠
木固定金具の弾性係着縁と上方向からの押し込みによっ
て係止する弾性係着手段を形成してなるトップカバー
と、支柱台部を支柱の下端に固着すると共に、該支柱台
部から延びる取付縁から挿通した螺子をトップカバーを
介して笠木固定金具と締結して支柱を樹立する支柱固定
金具とから構成したことを要旨とするものである。
【0006】また上記支柱固定金具の底面側に、高さレ
ベルが前記笠木固定金具の取付面板部の傾斜角度と対応
するようにした、それぞれ高さの異なる複数の支持突条
を条設し、底面側に出退する傾倒調節螺子を螺合貫通す
ることが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成では、躯体縁部(パラペット)上端に
配設した笠木固定金具に対して、該笠木固定金具の上面
に係着したトップカバーを介して、支柱の下端に固設し
た支柱固定金具をタッピングビス等による螺子手段によ
って固着する構造になる。従って、トップカバーに支柱
挿通用の透孔を穿設加工する必要がなくなり、現場加工
を省略することができる。また、該透孔が廃止されるた
め、この構造に伴う支柱との隙間からトップカバー内に
侵入する雨水などがないため、水受等の従来の構造を省
略することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る手摺支柱の立設構造の一
実施例を図1乃至図6に従って説明する。
【0009】符号1は、パラペット50上端に固設した
矩形板状体の固定金具固定アンカーであり、両対向縁に
後述する笠木固定金具2と係合するための係合縁11,
11を形成すると共に、両端部近傍にパラペット50の
上端にボルト71等により固設するための長孔12,1
2を穿設し、且つ中央に笠木固定金具2と固着するため
の取付螺子挿通孔13を穿設してなる。
【0010】符号2は、アルミ材料を引物加工した比較
的短幅の笠木固定金具であり、該部材の中央部に位置す
る取付面板部21はパラペット50の内側に向かって僅
かに傾斜するように成形してなり、該取付面板部21の
中央に製造時の引方向に延びる螺子ポート用長溝22を
形成すると共に、該螺子ポート用長溝22と平行に、前
記固定金具固定アンカー1の両係合縁11,11と対向
する係合溝23,23を構成し、該部からパラペット5
0の外側と内側に延びる弾性係着縁24,24を屈折成
形してなる。
【0011】符号3はアルミ材料を引物加工したトップ
カバー(笠木)であり、内側に向かって僅かに傾斜した
上板部31の前後に屈折して側板部32,33を形成し
た逆溝型断面を呈する構成になり、上記笠木固定金具2
の取付面板部21に上板部31を密接すると共に、両側
板部32,33の縁部内面に構成した係合縁34,34
を笠木固定金具の弾性係着縁24,24と上方向からの
押し込みによって弾性的に係着してなる。
【0012】符号4は、後述する支柱5の下端に固着し
た後、上記トップカバー3の上板部31を介して笠木固
定金具2の取付面板部21の上面に固設して支柱4を立
設する支柱固定金具であり、アルミ材料を引物加工して
成形してなる。該支柱固定金具4は、支柱5の略端面形
状をなす支柱台部41の前後端に取付用螺子挿通孔4
3,43…を穿設した取付縁42,42を形成すると共
に、該各取付縁42,42の中央に傾倒調節螺子44,
44を螺合貫通してなる。また、該部材の底面側には、
高さレベルLが前記笠木固定金具2の取付面板部21の
傾斜角度と対応するようにした、それぞれ高さの異なる
複数の支持突条45,45…が条設されると共に、上記
支柱台部41に支柱5に形成した螺子ポート51,51
…と対応する位置に支柱固設螺子挿通孔46,46…を
穿設してなる。
【0013】上記支柱5は、アルミ材料を引物加工した
柱状体(実施例では角物である。)であり、該内腔部に
は前記支柱固定金具4の支柱固定螺子挿通孔46,46
…と対応する位置に螺子ポート51,51…を加工成形
してなる。
【0014】尚、符号6は支柱5の脚部に外挿し、支柱
固定金具4を被うようにトップカバー3の上面に載設し
た化粧キャップであり、該化粧キャップは、二分割した
雌雄嵌合構造を有する分割部材61,62からなり、支
柱5の立設手摺取付後に所定位置に取り付けることがで
きる。
【0015】次に、上記構成部材による手摺支柱の立設
方法を説明する。 (1)固定金具固定アンカー1の係合縁11,11に対
して、横方向から笠木固定金具2の係合溝23,23を
滑り込ませると共に、取付螺子挿通孔13から挿通した
固定螺子72を螺子ポート用長溝22に螺合し、一体化
する。このとき螺子ポート用長溝22に対する固定螺子
72の螺合位置を調節することにより、パラペット50
の長手方向位置を調節することができる。 (2)パラペット50上端に固定金具固定アンカー1を
固設する。例えば、長孔12,12から挿通したボルト
71,71をパラペット50を形成する骨材部に螺合締
結するもので、長孔12,12に対する挿通位置を調節
することにより、パラペット50の幅方向位置を調節
し、支柱5の立設位置に配置してなる。 (3)トップカバー3を笠木取付金具2に被せ、上板部
31を笠木固定金具2の取付面板部21に密接するよう
に押え込む。これによって両側板部32,33の縁部内
面に構成した係合縁34,34が笠木固定金具の弾性係
着縁24,24と弾性的に係着し、外れなくなる。 (4)支柱5の下端に支柱固定金具4を固着する。支柱
5の螺子ポート51,51…に支柱固定金具4の支柱固
定螺子挿通孔46,46…から挿通した支柱固定ビス7
3,73…を螺合し、締結して固着一体化する。 (5)支柱5を建て込む。トップカバー3の上板部31
を介して笠木固定金具2の取付面板部21位置に支柱固
定金具4を配置し、取付縁42,42の取付用螺子挿通
孔43,43…から挿通したタッピングビス74,74
をトップカバー3を介して笠木取付金具2の取付面板部
21に螺合締結する。 (6)上記タッピングビス74,74…締結の際、支柱
固定金具4の取付縁42,42に螺合した傾倒調節螺子
44,44を回動することによって、該傾倒調節螺子4
4,44の突出量が可変し、支柱5の樹立角度を微調整
することができる。(7)樹立した支柱5,5間に笠
木,下枠及び立て子等の手摺構造を組み付けた後、化粧
キャップ6の分割部材61,62を支柱5の脚部の両側
から嵌合して外挿し、支柱固定金具4を被うようにトッ
プカバー3の上面に載設して作業の全工程を終了する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る手摺支
柱の立設構造によれば、パラペット上端に配設した笠木
固定金具に対して、該笠木固定金具の上面に係着したト
ップカバー(笠木)を介して、支柱の下端に固設した支
柱固定金具をタッピングビス等による螺子手段によって
固着する構造になるため、トップカバーに支柱挿通用の
透孔を穿設加工する必要がないだけでなく、該透孔の構
造に伴う水受等の従来の構造を省略することができ、構
成部品を省略し且つ作業性を改善する特徴を有するもの
であり、本発明実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手摺支柱の立設構造を示す組立状
体の縦断面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】固定金具固定アンカーの平面図(a)と断面図
(b)である。
【図5】笠木固定金具の平面図(a)と端面図(b)で
ある。
【図6】支柱固定金具の平面図(a)と端面図(b)で
ある。
【図7】従来の手摺支柱の立設構造を示す分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
50 パラペット 1 固定金具固定アンカー 11 係合縁 2 笠木固定金具 22 螺子ポート用長溝 23 係合溝 24 弾性係着縁 3 トップカバー 34 係合縁 4 支柱固定金具 42 取付縁 43 取付用螺子挿通孔 44 傾倒調節螺子 45 支持突条 5 支柱 6 化粧キャップ 71 ボルト 72 固定螺子 73 ビス 74 タッピングビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の縁部等に被設したトップカバー上
    に手摺支柱を立設する構造において、躯体縁部上端に固
    設すると共に、両対向縁に係合縁を形成してなる固定金
    具固定アンカーと、底面に前記固定金具固定アンカーの
    両係合縁と対向する係合溝を構成し、該部から躯体縁部
    の外側と内側に延びる弾性係着縁を屈折成形すると共
    に、底面略中央に固定金具固定アンカーから挿通した螺
    子と螺合する螺子ポート用長溝を形成してなる笠木固定
    金具と、逆溝型断面を呈し、前記笠木固定金具の取付面
    板部に上板部を密接すると共に、両側板部の縁部内面に
    該笠木固定金具の弾性係着縁と上方向からの押し込みに
    よって係止する弾性係着手段を形成してなるトップカバ
    ーと、底面側に、高さレベルが前記笠木固定金具の取付
    面板部の傾斜角度と対応するようにした、それぞれ高さ
    の異なる複数の支持突条を条設してなり、支柱台部を支
    柱の下端に固着すると共に、該支柱台部から延びる取付
    縁に底面側に出退する傾倒調節螺子を螺合貫通し、該取
    付縁から挿通した螺子をトップカバーを介して笠木固定
    金具と締結して支柱を樹立する支柱固定金具、とから構
    成したことを特徴とする手摺支柱の立設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60174735U (ja) * 1984-04-26 1985-11-19 赤坂 通夫 笠木上への手摺柱取付用下金具
JPS61286449A (ja) * 1985-06-13 1986-12-17 理研軽金属工業株式会社 手摺笠木
JPH0412914Y2 (ja) * 1986-03-12 1992-03-26

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