JPH07198945A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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Publication number
JPH07198945A
JPH07198945A JP5353973A JP35397393A JPH07198945A JP H07198945 A JPH07198945 A JP H07198945A JP 5353973 A JP5353973 A JP 5353973A JP 35397393 A JP35397393 A JP 35397393A JP H07198945 A JPH07198945 A JP H07198945A
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JP
Japan
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pva
film
polarizing
polarizing plate
adhesive
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Application number
JP5353973A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kitamura
村 秀 一 北
Kuniyasu Kato
藤 邦 泰 加
Hiroyuki Nakajima
島 寛 幸 中
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、偏光フィルムと酢酸セルロース系
保護フィルムとの接着性に優れるため、耐久性が向上
し、耐湿熱性に優れた偏光板を提供する。 【構成】 アセトアセチル基含有ポリビニルアルコール
系樹脂と架橋剤を含む樹脂溶液を接着剤として用いて、
偏光フィルムと酢酸セルロース系保護フィルムを接着し
てなる偏光板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏光フィルムと保護フィ
ルムとの接着性及び耐湿熱性に優れた偏光板に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、卓上電子計算機、電子時計、ワー
プロ、自動車や機械類の計器類等に液晶表示装置が用い
られ、これらに伴い偏光板の需要も増大している。偏光
板は一般に偏光能を有する偏光フィルムの両面あるいは
片面に、接着剤層を介して保護フィルムを形成させたも
のである。現在、知られている代表的なポリビニルアル
コール(以下、PVAと略記する)系偏光フィルムとし
てはPVA系フィルムにヨウ素を染色させたものと二色
性染料を染色させたものがあり、これらはPVAの水溶
液を製膜し、これを一軸延伸させて染色するか、染色し
た後一軸延伸してから、好ましくはホウ素化合物で耐久
性処理を行ったものが用いられ、保護フィルムとして
は、酢酸セルロース系フィルムが表面保護フィルムとし
て光学的透明性、無配向性等に優れているため汎用され
ている。
【0003】PVA系フィルムも酢酸セルロース系フィ
ルムも親水性であるため、親水性の接着剤を用いて貼合
しているのが一般的である。しかし、これでは得られる
偏光板は長時間高湿雰囲気下においては吸水率が大き
く、吸水するにつれて接着力が低下し、偏光物性の低下
が起こって、いわゆる耐湿性や寸法安定性に問題が生じ
たり、又、高温下に置かれると偏光度も低下して耐熱性
が損なわれたりする場合がある。
【0004】これらの問題を解決するため、例えば、特
開昭56−50301号公報では、保護フィルムの酢酸
セルロース系フィルム表面をケン化処理して、接着剤と
酢酸セルロースとの接着力を強固にし、耐湿性、耐熱性
及び寸法安定性を改善することが提案されている。
【0005】又、特開昭61−245107号公報で
は、偏光フィルムの表面をPVA、カルボキシメチルセ
ルロース、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系等の親
水性高分子の水溶液又は接着剤で一度処理した後、再度
接着剤を介して保護フィルムを接着することによって、
接着強度の改善された偏光板を提供することが提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
56−50301号公報では、保護フィルムと接着剤層
との接着力は改善されるものの、偏光フィルムと接着剤
層との接着力に関しては従来のままで何ら考慮されてお
らず、これでは高温、高湿状態において充分な耐久性が
得られたとは言い難い。即ち、偏光フィルムの表面は内
部よりも吸着せしめたヨウ素等が多いことや、更に高
温、高湿状態ではヨウ素等が偏光フィルムの表面に一部
移行してしまうこと等が原因になって接着性を悪くす
る。これらを防止するためには接着剤層を厚くすること
が考えられるが、接着剤層を厚くすると、工業的に均一
塗布が困難となり、光学特性についても不利となるため
に望ましい方法ではない。
【0007】特開昭61−245107号公報について
は、偏光フィルムと接着剤層、及び接着剤層と保護フィ
ルムの接着性の改善を目指しているもので、いくらか実
用性の高い製品が得られるものの耐湿熱性等については
まだ充分とはいえず、更に偏光フィルムを接着剤で処理
した後、再度接着剤を使用する必要があり、作業工程が
繁雑となり、又、ウレタン系やエポキシ系の接着剤の使
用に際しては、混合撹拌した二液硬化型の接着剤を塗布
するため、該接着剤の可使時間の影響を免れることはで
きず工程管理は繁雑となり、まだまだ問題が残されると
ころである。
【0008】又、ウレタン系接着剤等の溶剤系の接着剤
においては、環境問題の点からあまり好ましいものでは
なく、これらの問題を考慮すると水系の接着剤が望まれ
る。本出願人も特開平2−135402号公報におい
て、耐湿熱性及び寸法安定性を向上させるため、PVA
系偏光フィルムと酢酸セルロース系保護フィルムの接着
剤にホウ素化合物の水溶液を使用することを提案してい
るが、該方法においては、接着性の点で改善された偏光
板が得られているが、該偏光板ではまだまだ満足すると
いうものではなく、従来の偏光板を更に上回る耐湿熱性
を持った偏光板の出現が望まれているのが実情である。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者等は
かかる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アセト
アセチル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(以下、A
A化PVAと略記する)と架橋剤を含む樹脂溶液を接着
剤として用いて、偏光フィルムと酢酸セルロース系保護
フィルムを接着してなる偏光板が非常に強固に接着した
偏光板となり、耐湿熱性が向上した高偏光度の偏光板で
あることを見出し、本発明を完成した。更に、本発明の
接着剤については無溶剤系であるため、前述した如き環
境面での問題も解決することができる。本発明において
は、AA化PVAも架橋剤もいずれも公知のものである
が、両者を組み合わせ偏光板の接着剤に用いることが特
徴であり、これにより非常に優れた接着性が得られ、耐
湿熱性の良好な光学特性に優れた偏光板が得られるとい
うものである。以下、本発明について具体的に説明す
る。
【0010】本発明の偏光フィルムは、PVA系フィル
ムの一軸延伸フィルムである。PVAは通常、酢酸ビニ
ルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化して製造される
が、本発明では必ずしもこれに限定されるものではな
く、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、
ニトリル等を含む)、オレフィン類、ビニルエーテル
類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共重合可能な
成分を含有していても良い。PVAにおける平均ケン化
度は85〜100モル%、好ましくは98〜100モル
%が実用的である。又、本発明のPVAの平均重合度と
しては任意のものが使用可能であるが、1500以上、
好ましくは2600以上、より好ましくは3500〜5
000が有利である。
【0011】本発明の偏光フィルムの製造法としては、
PVAを水又は有機溶媒に溶解した原液を流延製膜し
て、該フィルムを延伸してヨウ素あるいは二色性染料の
水溶液に浸漬し染色するか、延伸と染色を同時に行う
か、ヨウ素あるいは二色性染料により染色して延伸する
かした後、ホウ素化合物処理する方法が挙げられる。
又、染色した後ホウ素化合物の溶液中で延伸する方法等
もあり、適宜選択して用いることができる。原液調製に
際して使用される溶媒としては、例えば水はもちろん、
ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチルピロリ
ドン、グリセリン、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロ
パン等の多価アルコール、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン等のアミン類及びこれらの混合物が用いら
れる。
【0012】上記有機溶媒中には少量、例えば5〜30
重量%の水を含有させても差し支えない。原液中のPV
Aの濃度は5〜20重量%が実用的である。該溶剤を用
いて得られたPVA製膜原液は、キャスト法、押出法等
任意の方法で製膜される。製膜方法としては乾・湿式製
膜法にて、即ち、該溶液を口金スリットから一旦空気
中、又は窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性雰囲気中
に吐出し、次いで凝固浴中に導いて未延伸フィルムを形
成せしめる。又は口金から吐出された製膜溶液は一旦ロ
ーラー、あるいはベルトコンベアー等の上で溶剤を一部
乾燥した後で凝固浴中に導入しても差し支えない。
【0013】又、凝固浴に用いる溶媒には前記PVAの
溶剤と混和性を有するもので、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、
アセトン、ベンゼン、トルエン等が挙げられる。PVA
系フィルムを得る方法としては、その他PVAの溶液を
凝固浴中に導入してフィルム化するいわゆるゲル製膜法
等も実施可能である。
【0014】原反フィルムとしてはその膜厚は30〜1
00μm、好ましくは50〜90μmが必要である。3
0μm以下では延伸不能となり、100μm以上では膜
厚精度が低下し不適当である。前記の如くして得られる
PVA未延伸フィルムは次に延伸及び染色、ホウ素化合
物処理が施される。延伸と染色更にホウ素化合物処理は
別々に行っても同時に行っても良いが、本発明では染色
工程、ホウ素化合物処理工程の少なくとも一方の工程中
に一軸延伸を実施することが望ましい。
【0015】延伸は一軸方向に3.5〜10倍、好まし
くは4.5〜7倍延伸することが望ましい。この際、前
記と直角方向にも若干の延伸(幅方向の収縮を防止する
程度あるいはそれ以上の延伸)を行っても差し支えな
い。延伸時の温度条件は40〜130℃から選ぶのが望
ましい。更に、かかる延伸倍率は最終的に上記の範囲に
設定されれば良く、延伸操作は一段階のみならず、製造
工程の任意の範囲の段階に実施すれば良い。
【0016】フィルムへの染色つまり偏光素子の吸着は
フィルムに偏光素子を含有する液体を接触させることに
よって行われる。通常はヨウ素−ヨウ化カリの水溶液が
用いられ、ヨウ素の濃度は0.1〜2g/l、ヨウ化カ
リの濃度は10〜50g/l、ヨウ素/ヨウ化カリの重
量比は20〜100が適当である。染色時間は30〜5
00秒程度が実用的である。処理浴の温度は30〜80
℃が好ましい。水溶媒以外に水と相溶性のある有機溶媒
を少量含有させても差し支えない。接触手段としては浸
漬、塗布、噴霧等の任意の手段が適用できる。
【0017】染色処理されたフィルムは次いでホウ素化
合物によって処理される。ホウ素化合物としてはホウ
酸、ホウ砂が実用的である。ホウ素化合物は水溶液又は
水−有機溶媒混合液の形で濃度0.5〜2モル/l程度
で用いられ、液中には少量のヨウ化カリを共存させるの
が実用上望ましい。処理法は浸漬法が望ましいが勿論塗
布法、噴霧法も実施可能である。処理時の温度は50〜
70℃程度、処理時間は5〜20分程度が好ましく、又
必要に応じて処理中に延伸操作を行っても良い。
【0018】このようにして得られたPVAの偏光フィ
ルムにはその両面あるいは片面に光学的透明度と機械的
強度に優れた酢酸セルロース系保護フィルムが貼り合わ
される。該酢酸セルロース系保護フィルムとしては二酢
酸セルロース、三酢酸セルロース等のフィルムがある。
又、該保護フィルムの表面をアルカリでケン化処理した
り、プラズマ処理、グロー放電処理、コロナ放電処理、
高周波処理、電子線処理等を行うと、更に効果的であ
る。
【0019】本発明では、上記の如く得られたPVA系
偏光フィルムと酢酸セルロース系保護フィルムとの接着
に際して、接着剤として本発明のAA化PVAと架橋剤
を含む樹脂溶液が用いられる。
【0020】かかるAA化PVAとは、PVAとジケテ
ンとを公知の方法で反応して得られる。例えばPVAを
酢酸溶媒中に分散させておき、これにジケテンを添加す
る方法、PVAをジメチルホルムアミド、又はジオキサ
ン等の溶媒にあらかじめ溶解しておき、これにジケテン
を添加する方法等である。又、PVAにジケテンガス又
は液状ジケテンを直接接触させてAA化PVAを得る方
法も採り得る。
【0021】上記AA化PVAに用いるPVAはポリ酢
酸ビニルをケン化して得られたPVA、その誘導体、更
に酢酸ビニルと共重合性を有する単量体との共重合体ケ
ン化物やPVAをアセタール化、ウレタン化、エーテル
化、グラフト化、リン酸エステル化等した後変性PVA
であり、該単量体としては、(無水)マレイン酸、フマ
ール酸、クロトン酸、イタコン酸、(メタ)アクリル酸
等の不飽和カルボン酸及びそのエステル類、エチレン、
プロピレン等のα−オレフィン、(メタ)アリルスルホ
ン酸(ソーダ)、スルホン酸ソーダ(モノアルキルマレ
ート)、ジスルホン酸ソーダアルキルマレート、N−メ
チロールアクリルアミド、アクリルアミドアルキルスル
ホン酸アルカリ塩、N−ビニルピロリドン、N−ビニル
ピロリドン誘導体等が挙げられ、これら一種又は二種以
上併用される。
【0022】AA化PVAを得る際に用いられるPVA
は特に限定されないが、本発明の接着性を発揮するため
には平均重合度100〜3000、好ましくは500〜
3000、平均ケン化度85〜100モル%、好ましく
は90〜100モル%の範囲が望ましい。又、AA化P
VAのアセトアセチル基含有量(以下、AA化度と略記
する)については0.1モル%以上であれば特に制限は
なく、0.1モル%未満では接着剤層の耐水性が不充分
であり不適当である。本発明において特に好ましいのは
0.1〜40モル%の範囲である。AA化度が40モル
%を越えると架橋剤を用いても耐水性が上がらず、本発
明の顕著な効果が得られない。
【0023】本発明における架橋剤としては、エチレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンジア
ミン等のアルキレン基とアミノ基を2個有するアルキレ
ンジアミン類、なかでもヘキサメチレンジアミンが好ま
しく;トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイ
ソシアネート、トリメチロールプロパン−トリレンジイ
ソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソシ
アネート、メチレンビス(4−フェニルメタントリイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、及びこれら
のケトオキシムブロック物又はフェノールブロック物等
のイソシアネート類;エチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、グリセリンジ又はトリグリシジルエーテル、1,6
−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロ
ールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルア
ニリン、ジグリシジルアミン等のエポキシ類;ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
ブチルアルデヒド等のモノアルデヒド類;グリオキザー
ル、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、グル
タルジアルデヒド、マレインジアルデヒド、フタルジア
ルデヒド等のジアルデヒド類、なかでもグリオキザール
が好ましく;アルキル化メチロール尿素、アルキル化メ
チロールメラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミ
ンとホルムアルデヒドとの縮合物等のアミノ−ホルムア
ルデヒド樹脂、なかでもアルキル化メチロールメラミン
が好ましく;更にナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、アルミニウム、鉄、ニッケル等の二価
金属、又は三価金属の塩及びその酸化物が挙げられる
が。
【0024】これらの架橋剤の配合量はAA化PVAの
AA化度との対応によって定まり、AA化度を基準とし
て適宜適当量用いられるが、接着性や耐水性等の点か
ら、AA化PVA100重量部に対して架橋剤の配合量
が0.1〜30重量部、好ましくは1〜20重量部の範
囲であることが望ましい。架橋剤の配合量が0.1重量
部未満では耐水性が不充分となり、又、30重量部を越
えると可使時間が短くなり、本発明の優れた接着性は得
られない。
【0025】かくして上記AA化PVAと架橋剤を含む
樹脂溶液は偏光フィルムと保護フィルムとの接着剤とし
て塗布されるわけであるが、その際該樹脂溶液の水溶液
濃度は特に制限はないが、各フィルムへの塗工性や放置
安定性等を考慮すれば、0.1〜15重量%、好ましく
は0.5〜10重量%が望ましい。
【0026】通常、該接着剤は偏光フィルムあるいは保
護フィルム上に均一な膜を形成するように塗布されるの
が有利であり、塗布に際しては、乾燥後の厚みが0.0
1〜20μm、好ましくは0.01〜10μmとなるよ
うにするのが実用的である。0.01μm未満では接着
力が不充分であり、一方、20μmを越える場合は、使
用量の割には効果は増加せず、又外観が悪化し、実用的
ではない。塗布操作は必ずしもロール等を用いる塗布手
段に限定されるものではなく、噴霧法、浸漬法等の手段
も含む。又、かかる接着剤には、ポリビニルアルコール
等の水溶性高分子を併用しても差し支えない。
【0027】上記偏光フィルムの少なくとも一方の面に
上記樹脂溶液を塗布し、上記酢酸セルロース系保護フィ
ルムと貼り合わせ、5〜150℃、好ましくは30〜1
20℃で10秒間以上熱処理を行うことにより、偏光フ
ィルム面と保護フィルム面が強固に接着した偏光板が得
られる。又、酢酸セルロース系保護フィルムに上記樹脂
溶液を塗布し、偏光フィルムと貼り合わせても差し支え
ない。
【0028】更に、上記偏光板には必要に応じて透明な
感圧性接着層を通常知られている方法で設けることがで
きる。該感圧性接着層としてはアクリル酸エステル、例
えばアクリル酸ブチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
メチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等とα−モノオ
レフィンカルボン酸、例えばアクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸、メタクリル酸、クロトン酸等との共重合物
(アクリルニトリル、酢酸ビニル、スチロールの如きビ
ニル単量体を添加したものも含む。)を主体とするもの
が、偏光フィルムの偏光特性を阻害することがないので
特に好ましいが、これに限定されることなく、透明性を
有する感圧性接着剤であれば使用可能で、例えばポリビ
ニルエーテル系、ゴム系等でもよい。
【0029】かくして得られた偏光板は、偏光フィルム
と酢酸セルロース系保護フィルムとの接着性に優れるた
め、耐久性が向上し、高温、高湿状態で長期間放置して
もその偏光性が低下しないという特性を持ち、かかる特
性を利用して液晶表示体の用途に用いられ、特に車両用
途、各種工業計器類、家庭用電化製品の表示等に有用で
ある。
【0030】
【作用】本発明は、偏光フィルムに酢酸セルロース系保
護フィルムを接着する際、接着剤としてAA化PVAと
架橋剤を含む樹脂溶液を用いることにより、強固な接着
性が得られるものであり、延いては耐湿熱性に優れた偏
光板を得ることができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明について実施例を挙げて具体的
に説明する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特
に断りのない限り重量基準である。又、本発明でいう偏
光度は
【数1】 で示され、H11は2枚の偏光フィルムサンプルの重ね合
わせ時において、偏光フィルムの配向方向が同一方向に
なるように重ね合わせた状態で分光光度計を用いて測定
した透過率(%)、H1は2枚のサンプルの重ね合わせ
時において、偏光フィルムの配向方向が互いに直交する
方向になるように重ね合わせた状態で測定した透過率
(%)である。
【0032】実施例1 平均重合度3800、ケン化度99.5モル%、厚さ8
0μmのPVA系フィルムをヨウ素0.2g/l、ヨウ
化カリ60g/lよりなる水溶液中に30℃にて240
秒浸漬し、次いでホウ酸70g/l、ヨウ化カリ30g
/lの組成の水溶液に浸漬すると共に、同時に6倍に一
軸延伸しつつ5分間にわたってホウ酸処理を行い、30
℃で24時間乾燥して偏光フィルムを得た。アルカリで
表面処理した三酢酸セルロースフィルムに、AA化PV
A(重合度1700、ケン化度88モル%、AA化度6
モル%)100部、ヘキサメチレンジアミン10部を含
む樹脂溶液(濃度を5%に調製した水溶液)を乾燥後の
厚みが0.5μmとなるように塗布し、上記偏光フィル
ムの両面に貼り合わせ、50℃、5分間、熱風乾燥機中
で熱処理を行い偏光板を得た。
【0033】これより得られた偏光板を70℃、90%
RHの条件下に500時間放置した後、該偏光板の偏光
度変化(%)を測定した。又、偏光フィルムと三酢酸セ
ルロースとの接着性については、水中剥離試験、即ち、
偏光フィルムと保護フィルムの積層サンプルを幅25m
m、長さ90mmに切断し、一端を剥離させて、片方の
フィルム端部に荷重(100g)を吊り下げ、フィルム
の他方の端部をもって、70℃の温水に浸漬した時点か
ら、接着面が完全に剥離するまでの時間(秒)を測定す
ることにより、接着力を評価した。当然のことながら剥
離時間が長いほど良好である。尚、評価基準は次の通り
である。 ○ 剥離時間が900秒以上 △ 剥離時間が700〜900秒 × 剥離時間が700秒以下
【0034】実施例2 平均重合度1700、ケン化度99.9モル%、厚さ8
0μmのPVA系フィルムを用い、更にAA化PVA
(重合度2600、ケン化度97モル%、AA化度6モ
ル%)100部、ヘキサメチレンジアミンの代わりにグ
リオキザールを5部含む樹脂溶液(濃度5%水溶液)を
用いた以外は実施例1と同様に行い、偏光板を得た。こ
れより得られた偏光板を実施例1と同様に測定した。
【0035】実施例3 平均重合度4500、ケン化度99.3モル%、厚さ8
0μmのPVA系フィルムを用い、更にAA化PVA
(重合度1700、ケン化度88モル%、AA化度6モ
ル%)100部、ヘキサメチレンジアミンの代わりに三
塩化鉄・6水和物を5部含む樹脂溶液(濃度5%水溶
液)を用いた以外は実施例1と同様に行い、偏光板を得
た。これより得られた偏光板を実施例1と同様に測定し
た。
【0036】比較例1 実施例1において、PVA(重合度1700、ケン化度
98モル%)のみの樹脂溶液(濃度5%水溶液)を用い
た以外は同様に行い、偏光板を得た。これより得られた
偏光板を実施例1と同様に測定した。
【0037】比較例2 実施例1において、AA化PVA(重合度1700、ケ
ン化度88モル%、AA化度6モル%)のみの樹脂溶液
(濃度5%水溶液)を用いた以外は同様に行い、偏光板
を得た。これより得られた偏光板を実施例1と同様に測
定した。
【0038】比較例3 実施例1で得られた偏光フィルムの両面にエマルジョン
型ウレタン系接着剤を塗布(膜厚1μm)し充分乾燥
後、アルカリで処理した三酢酸セルロースフィルムに同
一のウレタン系接着剤を塗布し、該偏光フィルムの両面
に貼り合わせ、偏光板を得た。 これより得られた偏光
板を実施例1と同様に測定した。
【0039】比較例4 実施例1において、AA化PVAと架橋剤を含む樹脂溶
液の代わりに、4%ホウ酸水溶液を用いた以外は同様に
行い、偏光板を得た。これより得られた偏光板を実施例
1と同様に測定した。実施例、比較例の結果をまとめて
表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の偏光板は、偏光フィルムと酢酸
セルロース系保護フィルムとの接着性に優れるため、耐
久性が向上し、高温、高湿状態で長期間放置してもその
偏光性が低下しないという効果を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセトアセチル基含有ポリビニルアルコ
    ール系樹脂と架橋剤を含む樹脂溶液を接着剤として用い
    て、偏光フィルムと酢酸セルロース系保護フィルムを接
    着してなることを特徴とする偏光板。
  2. 【請求項2】 アセトアセチル基含有ポリビニルアルコ
    ール系樹脂100重量部に対して架橋剤の配合量が0.
    1〜30重量部の範囲である樹脂溶液を用いることを特
    徴とする請求項1記載の偏光板。
JP5353973A 1993-12-27 1993-12-27 偏光板 Pending JPH07198945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5353973A JPH07198945A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 偏光板

Applications Claiming Priority (1)

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