JP3426410B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JP3426410B2 JP13838095A JP13838095A JP3426410B2 JP 3426410 B2 JP3426410 B2 JP 3426410B2 JP 13838095 A JP13838095 A JP 13838095A JP 13838095 A JP13838095 A JP 13838095A JP 3426410 B2 JP3426410 B2 JP 3426410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温下又は高温高湿下
においても凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた新規な粘着剤組成物に関する
ものであり、特に光学フィルムと基材との接着に適した
粘着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、従来より用いられている粘着剤組
成物あるいは粘着テープ、粘着シート等のその応用物品
は常温において指圧程度の圧力で種々の適用体面に接着
可能であるために、種々の用途に用いられている。しか
し、該組成物あるいはその応用物品は、被着体面に接着
後、高温又は高温高湿の条件下に曝されると、被着体面
から剥離するといった欠点が生じ、その用途にも制約を
受けているのが実状である。
【0003】そこでこれらを解決するために、高温、高
湿又は水中等の条件下でも使用可能な接着性を発揮する
粘着剤組成物として、例えば、アクリル系重合体にビニ
ルシラン、エポキシシラン、メタクリルシランから選ば
れた少なくとも1種が配合された感圧性接着剤組成物
(特公昭62−30233号公報)、エポキシ基と反応
可能な水酸基を有するアクリル系樹脂にエポキシ基含有
シラン化合物を配合した粘着剤組成物(特開昭61−7
369号公報)、イソシアネート基と反応可能なエチレ
ン性不飽和モノマーと共重合してなるアクリル系樹脂に
イソシアネート基含有有機ケイ素化合物を配合した粘着
剤組成物(特開平1−158087号公報)等が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−30233号公報開示の技術では、アクリル系重
合体とシラン系化合物との結合力が弱いために接着力の
向上は少なく、又、凝集力等の経時的変化の小さい粘着
剤組成物を得るという点ではまだまだ満足のいくもので
はない。又、特開昭61−7369号公報開示の技術に
おいては、グリシジル基と水酸基含有アクリル系樹脂と
の反応が遅く、常温では硬化し難いのが欠点であり、仮
に硬化を促進させるために塩基性触媒を使用すると耐水
性及び耐湿性が極端に低下してしまう。
【0005】更に、特開平1−158087号公報開示
技術においては、上記の常温硬化性が改善され、経時的
にも耐水性、耐湿性の低下しない粘着剤組成物が得られ
ているものの、より粘着力が要求される曲面の被着体、
例えば、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や光学
用途(光学フィルムとガラス基材の接着用途)における
フィルム型液晶あるいは曲面を有する液晶表示体等の曲
面部分への粘着性能については、上記公報も含めて、何
ら考慮されておらず、延いては該粘着剤組成物の使用用
途にも制約を受けることになる。この点について本発明
者が詳細に検討した結果、粘着剤用途の多様化を考える
と、上記技術では充分な粘着性は得られず、充分といえ
るほど満足した粘着剤組成物を得るにはまだまだ改良の
余地が残されている。
【0006】そこで上述の背景に基づき、高温下又は高
温高湿下においても凝集力及び接着力の経時変化が小さ
く、かつ、被着体として曲面が選ばれるラベル用途や曲
面を有するフィルム型液晶あるいは液晶表示体等の曲面
の被着体への粘着力(曲面接着力)にも優れた粘着剤組
成物の開発が望まれている。特に、偏光板、位相差板、
楕円偏光板等の光学用途においてはその適用頻度も高
く、かかる粘着剤組成物が大いに活用され得る状況にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、エポキシ
系化合物を含まない粘着剤組成物であって、かつ、カル
ボキシル基と反応する官能基を含有するアクリル系樹脂
(A)、カルボン酸無水物基を有するアルコキシシラン
化合物(B)及び架橋剤(C)を含有してなる粘着剤組
成物が、上記課題を解決することを見いだし本発明を完
成した。
【0008】本発明の最大の特徴は、カルボキシル基と
反応する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)とカル
ボン酸無水物基を有するアルコキシシラン化合物(B)
を採用した点にあり、これに架橋剤(C)を配合したと
き、高温又は高温高湿下でも経時変化の小さい非常に優
れた凝集力、接着力あるいは曲面接着力を示すものであ
る。又、本発明では上記粘着剤組成物に、更にアミン系
化合物(D)を含有させることにより本発明の効果をよ
り顕著に発揮することができる。
【0009】又、本発明では、カルボキシル基と反応す
る官能基を含有するアクリル系樹脂(A)、カルボン酸
無水物基を有するアルコキシシラン化合物(B)及び架
剤(C)の他に、更に架橋助剤(E)としてポリオー
ル系化合物、メラミン系化合物、ジビニルベンゼンから
選ばれる少なくとも一種の化合物をも併用し、配合した
とき、特に優れた本発明の効果を示す。本発明の粘着剤
組成物は、偏光フィルム、位相差フィルム等の光学用途
においてガラス基材との接着に用いることにより、耐久
性に優れ、光学特性変化の小さい光学積層体を提供する
ことができる
【0010】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明のカルボキシル基と反応する官能基を有するアク
リル系樹脂(A)とは、上記のカルボン酸無水物基を有
するアルコキシシラン化合物(B)のカルボン酸無水物
基に由来するカルボキシル基と反応する官能基を有する
アクリル系樹脂であればよく、ガラス転移温度の低く柔
らかいモノマー(主モノマー)成分やガラス転移温度の
高く硬いコモノマー成分、更にカルボキシル基と反応す
る官能基を有するモノマー成分の組み合わせから構成さ
れる。
【0011】前記の主モノマー成分としては、アクリル
酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル等
のアルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸アルキ
ルエステルやメタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸シ
クロヘキシル等のアルキル基の炭素数4〜12程度のメ
タクリル酸アルキルエステル等が挙げられ、前記のコモ
ノマー成分としては、アクリル酸メチルやメタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル等
のアルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエ
ステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、スチレン等が挙げられる。又、アルキル基が芳
香環基、複素環基、ハロゲン原子等で置換されているア
クリル酸アルキルエステルやメタクリル酸アルキルエス
テル等、一般にアクリル系樹脂の合成に用いられるモノ
マーを、本発明の粘着剤アクリル系樹脂の合成にも用い
ることもできる。
【0012】更にカルボキシル基と反応する官能基を有
するモノマー成分としては、例えばカルボキシル基含有
モノマー、ヒドロキシル基含有モノマー、アミノ基含有
モノマー、アミド基、N−置換アミド基含有モノマー等
が挙げられる。例えばカルボキシル基含有モノマーとし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のモノ
カルボン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、
グルタコン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸、及びこ
れらの無水物等があり、ヒドロキシル基含有モノマーと
しては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート等やN−メチロールア
クリルアミド、アリルアルコール等がある。
【0013】又、アミノ基含有モノマーとしては、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等があり、アミド基、N−置
換アミド基含有モノマーとしては、(メタ)アクリルア
ミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル
(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−プロポキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−tert−ブチルアクリルアミド、N−オクチ
ルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等があ
る。
【0014】かかる官能基含有モノマー成分のうちで、
特にカルボキシル基含有モノマー、エポキシ基含有モノ
マー、ヒドロキシル基含有モノマー、アミノ基含有モノ
マーの使用が好ましい。かかる主モノマー成分の含有量
は、他に含有させるコモノマー成分や官能基含有モノマ
ー成分の種類や含有量により一概には規定できないが、
一般的には上記主モノマーを50重量%以上含有させる
ことが好ましい。又、カルボキシル基と反応する官能基
を含有するモノマー成分の含有量は0.001〜50重
量%、好ましくは0.001〜25重量%、更に好まし
くは0.01〜25重量%であることが望まれる。
【0015】本発明のカルボキシル基と反応する官能基
を含有するアクリル系樹脂は主モノマー、コモノマー、
更にカルボキシル基と反応する官能基を含有するモノマ
ーを有機溶剤中でラジカル共重合させる如き、当業者周
知の方法によって容易に製造される。
【0016】かかるラジカル共重合に用いられる有機溶
剤としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、n−プロ
ピルアルコール、iso−プロピルアルコール等の脂肪
族アルコール類、メチルエチルケトン、アセトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類等
が挙げられる。又、ラジカル共重合に使用する重合触媒
としては、通常のラジカル重合触媒であるアゾビスイソ
ブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−
ブチルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド
等が具体例として挙げられる。更に、重合条件について
は、当業者周知の条件で行われる。
【0017】本発明の粘着剤組成物においては、上述し
たように上記アクリル系樹脂(A)、カルボン酸無水物
を有するアルコキシシラン化合物(B)及び架橋剤
(C)が含有される。該カルボン酸無水物基を有するア
ルコキシシラン化合物(B)としては、例えば、下記化
1で示される3−トリエトキシシリルプロピルコハク酸
無水物(商品名:GF−20、Wacker−Chem
ie GmbH製)、3−トリメトキシシリルプロピル
コハク酸無水物、3−メチルジメトキシシリルプロピル
コハク酸無水物、3−メチルジエトキシシリルプロピル
コハク酸無水物、下記化で示される1−カルボキシ−
3−トリエトキシシリルプロピルコハク酸無水物等が挙
げられる。なかでも、特に、3−トリエトキシシリルプ
ロピルコハク酸無水物、1−カルボキシ−3−トリエト
キシシリルプロピルコハク酸無水物等が粘着特性の点か
ら好適に採用される。
【0018】
【化1】
【化2】
【0019】かかるカルボン酸無水物基を有するアルコ
キシシラン化合物(B)の含有量については、上記カル
ボキシル基と反応する官能基を含有するアクリル系樹脂
(A)100重量部に対して0.0001〜10重量
部、好ましくは0.0005〜7重量部、更に好ましく
は0.001〜5重量部である。かかる含有量が0.0
001重量部未満では添加の効果は得られず、10重量
部を越えると凝集力が低下し、本発明の優れた効果が得
られない。
【0020】更に、本発明では、必要に応じて上記アル
コキシシラン化合物(B)の他に、アクリル系シラン、
メルカプト系シラン、水酸基系シラン等の他のシラン系
化合物を併用することも可能である。該架橋剤(C)と
しては、特に制限されることはないがイソシアネート系
化合物、アルデヒド系化合物、アミン系化合物、金属
塩、金属アルコキシド、金属キレート化合物、アンモニ
ウム塩及びヒドラジン化合物等が例示される。
【0021】架橋剤(C)のうちイソシアネート系化合
物としては、トリレンジイソシアネート、水素化トリレ
ンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレ
ンジイソシアネートアダクト、トリメチロールプロパン
のキシリレンジイソシアネートアダクト、トリフェニル
メタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニ
ルメタン)トリイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート等、及びこれらのケトオキシムブロック物又はフ
ェノールブロック物あるいはイソシアヌレート等が挙げ
られる。
【0022】
【0023】アルデヒド系化合物としては、グリオキザ
ール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、マ
レインジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、ホルムア
ルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等が挙
げられる。アミン化合物としては、ヘキサメチレンジア
ミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイミン、ヘキ
サメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエ
チルテトラミン、イソフォロンジアミン、アミノ樹脂、
メラミン樹脂等が挙げられる。
【0024】金属塩としては、アルミニウム、鉄、銅、
亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシ
ウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の多価金属
の塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩、例
えば塩化第二銅、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化
第二スズ、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マグネシウ
ム、硫酸アルミニウム、酢酸銅、酢酸クロム等が挙げら
れる。金属アルコキシドとしては、テトラエチルチタネ
ート、テトラエチルジルコネート、アルミニウムイソプ
ロピオネート等が挙げられる。
【0025】金属キレート化合物としては、アルミニウ
ム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモ
ン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム
等の多価金属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル
配位化合物等が挙げられる。アンモニウム塩としては、
塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウ
ム、プロピオン酸アンモニウム等が挙げられる。ヒドラ
ジン化合物としては、ヒドラジン、ヒドラジンヒドラー
ト、及びそれらの塩基塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩
類、ギ酸、シュウ酸等の有機酸塩類が挙げられる。
【0026】本発明では、上記架橋剤(C)のなかで
も、イソシアネート系化合物が好ましく、特にそのなか
でも、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネ
ートアダクトが最も有効である。かかる架橋剤(C)の
含有量についてはカルボキシル基と反応する官能基を含
有するアクリル系樹脂(A)100重量部に対して0.
01〜10重量部、好ましくは0.1〜7重量部、更に
好ましくは0.3〜5重量部である。かかる含有量が
0.01重量部未満では、硬化が充分になされず、高温
の条件下では不良となり、一方、10重量部を越えると
硬化が促進され過ぎて接着力が低下し好ましくない。
【0027】本発明においては、上記の他に更にアミン
系化合物(D)を含有させることが好ましく、本発明の
効果が顕著に発揮できる。該アミン系化合物(D)とし
ては特に制限されず、例えば、トリエチレンジアミン、
N,N,N′,N′−テトラメチルトリメチレンジアミ
ン、メチルイミノビスプロピルアミン、アミノエチルピ
ペラジン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレン
ジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、2,4,6−ト
リス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2−メチル
イミダゾール、ピリジン、1−シアノエチル−2−メチ
ルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−7−ウンデ
セン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミ
ン、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、トリブ
チルアミン、三ふっ化ホウ素−ジメチルアミン錯体等が
挙げられ、なかでもトリエチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルトリメチレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、2−
メチルイミダゾールが特に好ましい。
【0028】上記アミン系化合物(D)の含有量につい
ては、カルボキシル基と反応する官能基を含有するアク
リル系樹脂(A)100重量部に対して0.0001〜
10重量部、好ましくは0.001〜10重量部、更に
好ましくは0.001〜5重量部であることが望まれ
る。かかる含有量が0.0001重量部未満では、添加
の効果が得られず、又、10重量部を越えると凝集力が
低下することになり、本発明の効果を顕著に示さない。
【0029】又、本発明では、カルボン酸無水物基を有
するアルコキシシラン化合物(B)や架橋剤(C)の他
に、更に架橋助剤(E)としてポリオール系化合物やメ
ラミン系化合物、ジビニルベンゼンを一種又は二種以上
配合させることが好ましい。かかる含有量については、
カルボキシル基と反応する官能基を含有するアクリル系
樹脂(A)100重量部に対して、ポリオール系化合物
の場合で0.001〜50重量部、好ましくは0.01
〜3重量部、メラミン系化合物の場合で0.001〜1
0重量部、好ましくは0.001〜0.5重量部、ジビ
ニルベンゼンの場合で0.001〜10重量部、好まし
くは0.001〜5重量部であることが好ましく、本発
明の効果が顕著に発揮できる。
【0030】該ポリオール系化合物としては、特に制限
されることはなくポリエーテルポリオール、ポリエステ
ルポリオール、水酸基含有ポリブタジエンポリオール、
アクリルポリオール、ヒマシ油の誘導体、トール油誘導
体等の窒素を含有しないポリオールが挙げられ、その中
でも好適には、トリメチロールプロパン、1,4−ブタ
ンジオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、3−メチ
ルペンタン−1,3,5−トリオール等が挙げられる
が、好ましくは下記の化及び化に示されるような窒
素を含有したポリオール系化合物が挙げられ、具体的に
は、化としてトリエタノールアミン、メチルジエタノ
ールアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミン、ポ
リオキシエチレンラウリルアミン、好ましくはメチルジ
エタノールアミン、ポリオキシエチレンステアリルアミ
ンが挙げられ、化としてはN,N,N′,N′−テト
ラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、
アデカクオドロール(旭電化工業(株))が挙げられ
る。
【0031】
【化3】 ここで、R、R′はアルキル基で、Rは水素、アルキ
ル基、アシル基、フェニル基、あるいは下記の化のい
ずれかで、m、n、k、lは0以上の整数(但し、mと
n、kとlとはいずれも同時に0にはならない。)であ
る。
【化4】
【0032】
【化5】 ここで、R、R′はアルキル基で、Xはアルキレン基又
はフェニレン基で、a、b、m、n、k、l、x、yは
0以上の整数(但し、aとb、mとn、kとl、xとy
とはいずれも同時に0にはならない。)で、pは1以上
の整数である。
【0033】又、該メラミン系化合物としては特に制限
されないが下記の化で示される化合物が好ましく、具
体的にはRが水素(9重量%)、−CHOH(31
重量%)、−CHOBu(60重量%)からなるスー
パーベッカミンJ−820−60(大日本インキ化学工
業)が挙げられる。
【0034】
【化6】 ここで、Rは水素又は−CH−O−R′(但し、
′は水素、アルキル基)で、RはR又は縮合に
より生成する結合で、rは1以上の整数である。
【0035】又、ジビニルベンゼンを用いた場合は、得
られる粘着剤組成物を基材に塗工し、フィルム等に貼合
した後、必要に応じて電子線照射することが好ましい。
電子線照射については、0.1Mrad〜10Mrad
の照射量を照射することが好ましい。本発明では、上記
アミン系化合物(D)と上記架橋助剤(E)を併用した
とき、最も優れた粘着物性を示す。
【0036】本発明においては、前記カルボキシル基と
反応する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)、カル
ボン酸無水物基を有するアルコキシシラン化合物
(B)、架橋剤(C)、更にはアミン系化合物(D)や
架橋助剤(E)等が含有されていればよく、それらの配
合方法については、特に制限はなく一括仕込みや、上記
アクリル系樹脂(A)、アルコキシシラン化合物
(B)、架橋剤(C)、アミン系化合物(D)、架橋助
剤(E)を予め任意に複数を混合して、残る成分を後か
ら混合してもよく、更には、カルボン酸無水物基を有す
るアルコキシシラン化合物(B)をカルボキシル基と反
応する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)の製造
時、即ち上記の各モノマー成分の重合時に共存させた
り、カルボキシル基と反応する官能基を含有するアクリ
ル系樹脂(A)とカルボン酸無水物基を有するアルコキ
シシラン化合物(B)を10〜50℃で1〜50時間後
反応(必要に応じて反応触媒を使用)させたり、更には
カルボキシル基と反応する官能基を含有するモノマーと
カルボン酸無水物基を有するアルコキシシラン化合物
(B)を予め10〜50℃で1〜50時間反応させて
(必要に応じて反応触媒を使用)、シラン系化合物を付
加し、これを他のアクリル系モノマー成分と共重合させ
たりしてもよい。
【0037】かくして本発明の粘着剤組成物は、高温下
又は高温高湿下においても凝集力及び接着力の経時変化
が小さく、かつ、本発明特有の曲面接着力にも優れた効
果を示す粘着剤組成物である。かかる粘着剤組成物の使
用については、トルエン、酢酸エチル、メチルエチルケ
トン、アセトン等の有機溶剤に溶解したものを基材又は
剥離フィルム等のフィルムに塗布した後、30〜170
℃、好ましくは40〜150℃の乾燥温度で乾燥して硬
化され、その粘着特性が得られる。そして、該粘着剤組
成物は、粘着テープ、粘着シート等の各種粘着用途とし
て有効に用いられ、更に各種基材に貼り合わされる。基
材は特に限定されないが、ステンレス板、アルミニウム
板、鋼板、銅板等をはじめとするあらゆる材質の金属
板、ポリエチレン板、ポリプロピレン板、メラミン板、
フェノール板等の合成樹脂化粧板、合板、単板、ガラス
板等のいわゆる板状物の他、棒状物、陶器や各種成形物
の表面に貼り合わすことができる。必要に応じて、貼合
後、上述の如く電子線照射を行うこともある。
【0038】又、本発明の粘着剤組成物は、基材、特に
ガラス基材と光学フィルムとの接着において非常に優れ
た効果を示す。即ち、該粘着剤組成物を用いることによ
り、高温又は高温高湿環境下での使用において、粘着剤
層の発泡や剥離等の外観欠点が発生せず、耐熱性、耐湿
熱性に優れ、更に光学特性についても優れた光学積層体
を得ることができる。
【0039】本発明に用いる光学フィルムとしては、光
学特性を有するフィルムであれば特に限定されないが、
偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光フィルム等の
使用が好ましく、これらの光学フィルムとガラス基板の
接着に本発明の粘着剤組成物を用いることにより、耐熱
性、耐湿熱性及び光学特性に優れた光学フィルム/ガラ
ス基板の光学積層体が得られるのである。尚、本発明で
は、主として偏光フィルム、位相差フィルム、楕円偏光
フィルム等の光学フィルムには保護層を設けるが、特に
断りのない限り、ここでは保護層の有無にかかわらず光
学フィルムと称する。
【0040】以下、光学積層体について詳述する。本発
明では、例えば、主としてポリビニルアルコール系偏光
フィルムを基材とし、これに必要に応じ保護層を設けた
偏光板、あるいはポリビニルアルコール系やポリカーボ
ネート系の位相差フィルムを基材とし、これに必要に応
じ保護層を設けた位相差板、更には偏光フィルムと位相
差フィルムを組み合わせた楕円偏光板等に、粘着剤層及
び剥離フィルムを付加するのである。粘着剤層及び剥離
フィルムを付加する方法としては、剥離フィルムの上に
粘着剤層を設け、その上に光学フィルムを貼り合わせる
方法、あるいは逆に光学フィルムの上に粘着剤層を設
け、その上に剥離フィルムを貼り合わせる方法が通常取
られる。
【0041】このようにして得られた粘着剤層を有する
光学フィルムは使用時に適当に切断され、剥離フィルム
を剥がし、相手基材であるガラスあるいは他の基材と貼
り合わせ、液晶表示素子、防眩用あるいはサングラスと
して用いられる。又、前記粘着剤層を有する光学フィル
ムは、更に反射板及び/又は半透明層を設けることによ
り、反射型あるいは半透過型の液晶表示板に使用され
る。この反射板としては通常アルミニウム、銀等の箔、
板が使用される。又、半透明層としては反射型及び透過
型の両方に使用可能となるべく反射率と透過率が選ば
れ、適宜材料は選択される。
【0042】位相差フィルムには、特に制限されること
なくポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、ポリアリレート、ポリイミド、ポリオレフィ
ン、ポリスチレン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリビニリデンフルオライド/ポリメチルメタアク
リレート、液晶ポリマー、トリアセチルセルロース系樹
脂、環状ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物、ポリ塩化ビニル等が採用されるが、主とし
てポリカーボネート、ポリビニルアルコール系樹脂フィ
ルムが用いられる。ポリビニルアルコール系樹脂として
は通常酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルをケン化し
て製造されるが、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステ
ル、アミド、ニトリル等を含む)、オレフィン類、ビニ
ルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと共
重合可能な成分を含有していても良い。又、ポリビニル
アルコールを酸の存在下でアルデヒド類と反応させた、
例えばポリブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂
等のいわゆるポリビニルアセタール樹脂及びポリビニル
アルコール誘導体が挙げられる。平均重合度は500〜
10000、ケン化度は80〜100モル%のもので、
1.01〜4倍程度に一軸延伸されたものであることが
望ましい。
【0043】一方、偏光フィルムには平均重合度が15
00〜10000、ケン化度が85〜100モル%の上
記ポリビニルアルコール系樹脂を原反フィルムとして、
ヨウ素−ヨウ化カリの水溶液あるいは二色性染料により
染色された一軸延伸フィルム(2〜10倍、好ましくは
3〜7倍程度の延伸倍率)が用いられる。
【0044】保護層としては従来から知られているセル
ロースアセテート系フィルム、アクリル系フィルム、ポ
リエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルエー
テルケトン系フィルム、ポリスルホン系フィルム等が挙
げられるが、好適には三酢酸セルロースフィルム等のセ
ルロースアセテート系フィルムが用いられる。更に、必
要に応じて、上記樹脂フィルムにサリチル酸エステル系
化合物、ベンゾフェノール系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯
塩系化合物等の紫外線吸収剤を配合させることも可能で
ある。
【0045】本発明の光学積層体としては、特に制限さ
れることなく種々の層構成が挙げられる。例えば、保護
層/偏光フィルム/保護層/本発明の粘着剤層/ガラス
(又は離型用フィルム)、機能層/保護層/偏光フィル
ム/保護層/本発明の粘着剤層/ガラス(又は離型フィ
ルム)、位相差フィルム/本発明の粘着剤層/ガラス
(又は離型フィルム)、保護層/位相差フィルム/保護
層/本発明の粘着剤層/ガラス(又は離型フィルム)、
(保護層/)偏光フィルム(/保護層)/アクリル系粘
着剤層/(保護層/)位相差フィルム(/保護層)/本
発明の粘着剤層/ガラス(又は離型フィルム)、機能層
/保護層/偏光フィルム(/保護層)/アクリル系粘着
剤層/(保護層/)位相差フィルム(/保護層)/本発
明の粘着剤層/ガラス(又は離型フィルム)、マスキン
グ層/偏光フィルム(/保護層)/アクリル系粘着剤層
/(保護層/)位相差フィルム(/保護層)/本発明の
粘着剤層/ガラス(又は離型フィルム)、(保護層/)
位相差フィルム(/保護層)/アクリル系粘着剤層/
(保護層/)偏光フィルム(/保護層)/本発明の粘着
剤層/ガラス(又は離型フィルム)、マスキング層/位
相差フィルム(/保護層)/アクリル系粘着剤層/(保
護層/)偏光フィルム(/保護層)/本発明の粘着剤層
/ガラス(又は離型フィルム)、(ガラス又は離型フィ
ルム/)本発明の粘着剤層/(保護層/)位相差フィル
ム(/保護層)/アクリル系粘着剤層/(保護層/)偏
光フィルム(/保護層)/本発明の粘着剤層/ガラス
(又は離型フィルム)等がある。
【0046】上記機能層としては、ハードコート層、反
射防止層、アンチグレア層等がある。又、マスキング層
としては、厚みが10〜100μ程度のポリエチレンフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の合成
樹脂系フィルムが用いられ、離型フィルムとしては、紙
の表面に離型性シリコーン、ワックス、パラフィン類、
塩化クロムステアレート又は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂等の合成樹脂による剥離層を設けた剥離紙や、ポリエ
ステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム等を基材とする合成樹脂系の
ものが用いられる。更に、保護層と偏光フィルム又は位
相差フィルムの積層に関しては、天然あるいは合成ゴ
ム、アクリル系樹脂、ブチラール系樹脂、エポキシ系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリビニ
ルアルコール系樹脂等を主成分とする接着剤ないし粘着
剤等を用いて、風乾法、化学硬化法、熱硬化法、熱溶融
法等により接着せしめることができる。
【0047】
【作 用】本発明の粘着剤組成物は、エポキシ系化合物
を含まない粘着剤組成物であって、かつ、カルボキシル
基と反応する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)、
カルボン酸無水物基を有するアルコキシシラン化合物
(B)、架橋剤(C)、特にイソシアネート系化合物、
好ましくは更にアミン系化合物(D)や架橋助剤(E)
としてのポリオール系化合物、メラミン系化合物、ジビ
ニルベンゼンを含有してなるために、高温下又は高温高
湿下でも凝集力及び接着力の経時変化が小さく、かつ、
曲面接着力にも優れた効果を示し、又、光学フィルムと
基材との接着に用いた場合、粘着剤の発泡や剥離を起こ
さないといった耐久性に優れるばかりでなく、高温、高
湿環境下で長時間放置してもその光学特性が低下しない
といった効果も発揮する。かかる特性を利用して液晶表
示体の用途に用いられ、特に車両用途、各種工業計器
類、家庭用電化製品の表示等に有用である。
【0048】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 アクリル酸n−ブチル:アクリル酸=95:5(重量
比)の配合物100部を重合開始剤としてのベンゾイル
パーオキサイドを0.1部添加してトルエン中で重合
し、アクリル系共重合物溶液を得た。該共重合物溶液
に、該共重合物溶液の固形分100部に対して、3−ト
リエトキシシリルプロピルコハク酸無水物(商品名:G
F−20、Wacker−Chemie GmbH製)
1.0部、架橋剤としてイソシアネート系化合物のコロ
ネートL(日本ポリウレタン社製)1.0部を添加し、
充分混合して粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成
物について、接着力、凝集力及び曲面接着力の評価を行
った。尚、接着力、凝集力及び曲面接着力の評価方法は
下記に示す通りである。
【0049】(接着力)上記粘着剤組成物をトルエンに
溶解した後、ポリエチレンテレフタレートフィルムに塗
工し、100℃で2分間乾燥(乾燥後の塗布厚25μ
m)し、これをJIS Z 0237に準じた手動ロー
ラで3往復してガラス板(サイズ:幅25mm、長さ1
80mm)に圧着した。該サンプルをオートクレーブ処
理(50℃、15分、5kg/cm2)し、60℃で1
2時間熱処理し、20℃65%RHの条件下で1時間放
置した後、JIS B 7721に準じた装置により、
JIS Z 0237に準じた90度引きはなし法で接
着力(kg/25mm)を測定した。引き上げる速度は
200mm/minであった。
【0050】(凝集力)上記と同様に粘着剤組成物を塗
工したポリエチレンテレフタレートフィルム(サイズ:
幅25mm、長さ150mm)をガラス板(サイズ:幅
40mm、長さ80mm)にJIS Z 0237に準
じた手動ローラで3往復して圧着した。該サンプルをオ
ートクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2
し、20℃、65%RHの条件下で1時間放置した後、
端部に1kgの荷重をかけ、JIS Z 0237に準
じて、70℃で48時間後のずれの大きさ(mm)を測
定し、下記の基準で評価した。 ◎・・・0〜0.5(mm)未満 ○・・・0.5〜5.0(mm)未満 △・・・5.0〜10.0(mm)未満 ×・・・10.0(mm)以上
【0051】(曲面接着力)30mmφのガラス製円筒
の曲面に幅25mm、長さ66mmの上記同様の試験片
を円筒の自重(200g)を利用して貼り付けて、オー
トクレーブ処理(50℃、15分、5kg/cm2
し、40℃、24時間放置して更に40℃、95%RH
の条件下24時間放置した後の剥がれの大きさ(mm)
を測定し、下記の基準により評価した。 ◎・・・0〜0.5(mm)未満 ○・・・0.5〜5.0(mm)未満 △・・・5.0〜10.0(mm)未満 ×・・・10.0(mm)以上
【0052】又、得られた粘着剤組成物を厚さ1.1m
mのガラス板上にアプリケーターを用いて乾燥後の厚み
が25μmとなるように塗布し、100℃2分間乾燥し
て粘着性板を得、一方、膜厚30μmのポリビニルアル
コール偏光フィルム(平均重合度1700、平均ケン化
度99モル%、4倍延伸)の両側を厚さ80μmの三酢
酸セルロースフィルムで積層した偏光板(ポリビニルア
ルコール偏光フィルムの延伸軸方向を45度傾けて15
0mm×200mmに切断)を作製し、この片面に上記
粘着性板を積層し、ローラーで押圧してガラス積層偏光
板を製造した。該偏光板について、下記の如くサイクル
試験及びショック試験を行い、試験後の剥離の大きさ
(mm)を測定し、以下の基準で評価した。
【0053】(サイクル試験)偏光板を40℃、95%
RHの条件下で60分間放置した後、30分後に105
℃の条件下に60分間放置した。その30分後に再び4
0℃、95%RHの条件下にさらし、同様の操作を計1
0回行った。 (ショック試験)偏光板を0℃の条件下で30分間放置
した後、直ちに100℃の条件下で30分間放置した。
その後、再び0℃の条件下にさらし、同様の操作を計1
0回行った。
【0054】評価基準は以下の通りである。 ◎・・・剥離0〜2(mm)未満 ○・・・剥離2〜5(mm)未満 △・・・剥離5〜10(mm)未満 ×・・・剥離10(mm)以上 又、偏光板のサイクル試験後及びショック試験後の光学
特性変化を評価した。
【0055】尚、偏光板の光学特性については単体透過
率τ(%)及び偏光度V(%)を測定した。ここで、本
発明でいう偏光度は [(H11−H1)/(H11+H1)]1/2×100(%) で示され、H11は2枚の偏光フィルムサンプルの重ね合
わせ時において、偏光フィルムの配向方向が同一方向に
なるように重ね合わせた状態で分光光度計を用いて測定
した透過率(%)、H1は2枚のサンプルの重ね合わせ
時において、偏光フィルムの配向方向が互いに直交する
方向になるように重ね合わせた状態で測定した透過率
(%)である。
【0056】同様に位相差フィルム(平均重合度170
0、平均ケン化度97モル%、1.1倍延伸のポリビニ
ルアルコールフィルム、膜厚50μm)についても、位
相差フィルムの両側に厚さ80μmの三酢酸セルロース
フィルムを積層した位相差板(ポリビニルアルコールフ
ィルムの延伸軸方向を45度傾けて150mm×200
mmに切断)を作製し、この片面に上記粘着性板を積層
し、ローラーで押圧してガラス積層位相差板を製造し
た。該位相差板についても、上記と同様にサイクル試験
及びショック試験を行い、試験後の剥離の大きさ(m
m)及び光学特性変化を評価した。
【0057】尚、位相差板の光学特性についてはレター
デーション値(RD)を測定した。位相差フィルムにお
けるレターデーション値(RD)とは、主延伸方向(M
D方向)及びこれに垂直な方向(TD方向)における屈
折率(IIMD−IITD)と位相差フィルムの厚さ(d)との
積で定義され、バビネ型コンペンサーター付の偏光顕微
鏡(ニコンPOH−1型)を用い補償法にて測定した
(光源は白色光)。
【0058】更に、三酢酸セルロースフィルム/偏光フ
ィルム/三酢酸セルロースフィルム/粘着剤層/三酢酸
セルロースフィルム/位相差フィルム/三酢酸セルロー
スフィルム/粘着剤層からなる構成をもった楕円偏光板
についても、サイクル試験、ショック試験を行い、剥離
の大きさ(mm)を評価した。
【0059】尚、光学特性変化については、偏光板では
試験前後の単体透過率τ(%)及び偏光度V(%)の差
により評価し、絶対値で5%以下であることが望まれ、
位相差板では試験前後のRD値の差により評価し、絶対
値で30nm以下であることが望まれる。
【0060】実施例2 実施例1において、アクリル系共重合物の組成をアクリ
ル酸n−ブチル:アクリル酸:メタクリル酸ヒドロキシ
エチル=95:3:2(重量比)に代え、3−トリエト
キシシリルプロピルコハク酸無水物(商品名:GF−2
0、Wacker−Chemie GmbH製)を3−
メチルジエトキシシリルプロピルコハク酸無水物に代え
た以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物について実
施例1と同様にして接着力、凝集力及び曲面接着力を評
価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に
して得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても
上記方法により剥離の大きさ(mm)及び光学特性変化
を評価した。
【0061】実施例3 実施例1において、更にトリエチレンジアミンを1.0
部添加した以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物に
ついて実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力
を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同
様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板につい
ても上記方法により剥離の大きさ(mm)及び光学特性
変化を評価した。
【0062】実施例4 アクリル酸n−ブチル:アクリル酸=95:5(重量
比)の配合物100部を3−トリエトキシシリルプロピ
ルコハク酸無水物(商品名:GF−20、Wacker
−Chemie GmbH製)1.0部の存在下で、重
合開始剤としてのベンゾイルパーオキサイドを0.1部
添加してトルエン中で重合し、共重合物溶液を得た。該
共重合物溶液に、該共重合物溶液の固形分100部に対
して、架橋剤としてイソシアネート系化合物のコロネー
トL(日本ポリウレタン社製)1.0部及び1,8−ジ
アザビシクロ−7−ウンデセン1.0部を添加し、充分
混合して粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物に
ついて実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力
を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同
様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板につい
ても上記方法により剥離の大きさ(mm)及び光学特性
変化を評価した。
【0063】実施例5 実施例1において、更にN−ステアリルジエタノールア
ミンを1.0部添加した以外は同様に行い、得られた粘
着剤組成物について実施例1と同様に接着力、凝集力及
び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて
実施例1と同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円
偏光板についても上記方法により剥離の大きさ(mm)
及び光学特性変化を評価した。
【0064】実施例6 実施例1において、更にトリエチレンジアミンを1.0
部及びN−ステアリルジエタノールアミンを1.0部添
加した以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物につい
て実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評
価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様に
して得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても
上記方法により剥離の大きさ(mm)及び光学特性変化
を評価した。
【0065】比較例1 実施例1において、3−トリエトキシシリルプロピルコ
ハク酸無水物(商品名:GF−20、Wacker−C
hemie GmbH製)を添加しなかった以外は同様
に行い、得られた粘着剤組成物について実施例1と同様
に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘
着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏光
板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法により剥
離の大きさ(mm)及び光学特性変化を評価した。
【0066】比較例2 実施例1において、架橋剤としてのコロネートL(日本
ポリウレタン社製)を添加しなかった以外は同様に行
い、得られた粘着剤組成物について実施例1と同様に接
着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤
組成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏光板、
位相差板、楕円偏光板についても上記方法により剥離の
大きさ(mm)及び光学特性変化を評価した。
【0067】比較例3 実施例1において、3−トリエトキシシリルコハク酸無
水物(商品名:GF−20、Wacker−Chemi
e GmbH製)をγ−クロロプロピルトリエトキシシ
ランに代えた以外は同様に行い、得られた粘着剤組成物
について実施例1と同様に接着力、凝集力及び曲面接着
力を評価した。又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と
同様にして得られる偏光板、位相差板、楕円偏光板につ
いても上記方法により剥離の大きさ(mm)及び光学特
性変化を評価した。
【0068】比較例4 実施例1において、3−トリエトキシシリルコハク酸無
水物を添加しない代わりに、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシランを1.0部添加した以外は同様に行
い、得られた粘着剤組成物について実施例1と同様に接
着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。又、該粘着剤
組成物を用いて実施例1と同様にして得られる偏光板、
位相差板、楕円偏光板についても上記方法により剥離の
大きさ(mm)及び光学特性変化を評価した。
【0069】比較例5 実施例1のアクリル系共重合物100部にトリメトキシ
シランプロピルイソシアネート1.0部を添加して粘着
剤組成物を得、得られた粘着剤組成物について実施例1
と同様に接着力、凝集力及び曲面接着力を評価した。
又、該粘着剤組成物を用いて実施例1と同様にして得ら
れる偏光板、位相差板、楕円偏光板についても上記方法
により剥離の大きさ(mm)及び光学特性変化を評価し
た。実施例、比較例のそれぞれの評価結果は表1〜4に
まとめて示す。
【0070】
【表1】 粘着物性 接着力 凝集力 曲面接着力 (kg/25mm) 実施例1 2.0 ○ ◎ 〃 2 1.8 ○ ◎ 〃 3 1.8 ○ ◎ 〃 4 1.9 ○ ◎ 〃 5 2.0 ◎ ◎ 〃 6 2.0 ◎ ◎ 比較例1 0.5 × × 〃 2 0.6 × × 〃 3 0.5 × × 〃 4 1.2 △ △ 〃 5 1.0 × ×
【0071】
【表2】 (剥離の大きさ) 偏光板 位相差板 楕円偏光板 サイクル ショック サイクル ショック サイクル ショック 試験後 試験後 試験後 試験後 試験後 試験後 実施例1 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 2 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 〃 5 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 〃 6 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 比較例1 × × × × × × 〃 2 × × × × × × 〃 3 × × × × × × 〃 4 × × × × × × 〃 5 × × × × × ×
【0072】
【表3】 (光学特性) サイクル サイクル ショック ショック 試験前 試験後 試験前 試験後 実施例1 偏光板 τ 42 41 42 42 V 99.0 99.0 99.0 99.0 位相差板 RD 400 395 400 390 〃 2 偏光板 τ 42 41 42 42 V 99.0 99.0 99.0 98.0 位相差板 RD 400 392 400 390 〃 3 偏光板 τ 42 42 42 41 V 99.0 99.0 99.0 98.0 位相差板 RD 400 390 400 398 〃 4 偏光板 τ 42 41 42 40 V 99.0 99.0 99.0 98.0 位相差板 RD 400 395 400 390 〃 5 偏光板 τ 42 40 42 41 V 99.0 99.0 99.0 99.0 位相差板 RD 400 395 400 393 〃 6 偏光板 τ 42 40 42 41 V 99.0 99.0 99.0 98.0 位相差板 RD 400 395 400 394 注)τ:単体透過率(%) V:偏光度(%) RD:レターデーション値(nm)
【0073】
【表4】 (光学特性) サイクル サイクル ショック ショック 試験前 試験後 試験前 試験後 比較例1 偏光板 τ − 測定不能 − 測定不能 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 2 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 3 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 4 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 〃 5 偏光板 τ − 〃 − 〃 V − 〃 − 〃 位相差板 RD − 〃 − 〃 注)τ:単体透過率(%) V:偏光度(%) RD:レターデーション値(nm) 尚、比較例1〜5については、試験後の剥離が大きいた
め光学特性を測定することはできなかったので、試験前
の測定値は敢えて記さなかった。
【0074】
【発明の効果】本発明の粘着剤組成物は、高温下又は高
温高湿下でも凝集力及び接着力の経時変化が小さく、か
つ、曲面接着力にも優れた効果を示し、又、各種光学フ
ィルムとガラス等の各種基材との接着においては、粘着
剤の発泡や剥離を起こさないといった耐久性に優れるば
かりでなく、高温、高湿環境下で長時間放置してもその
光学特性が低下しないといった効果も奏する。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ系化合物を含まない粘着剤組成
    物であって、かつ、カルボキシル基と反応する官能基を
    含有するアクリル系樹脂(A)、カルボン酸無水物基
    有するアルコキシシラン化合物(B)及び架橋剤(C)
    を含有してなることを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 【請求項2】 更に、アミン系化合物(D)を含有して
    なることを特徴とする請求項1記載の粘着剤組成物。
  3. 【請求項3】 アミン系化合物(D)がトリエチレンジ
    アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルトリメチレ
    ンジアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、アミノ
    エチルピペラジン、N,N,N′,N′−テトラメチル
    エチレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン、2,
    4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、
    2−メチルイミダゾール、ピリジン、1−シアノエチル
    −2−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−
    7−ウンデセン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノ
    ールアミン、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリ
    ド、トリブチルアミン、三ふっ化ホウ素−ジメチルアミ
    ン錯体から選ばれる少なくとも1種の化合物であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の粘着剤組成物。
  4. 【請求項4】 カルボン酸無水物基を有するアルコキシ
    シラン化合物(B)の含有量が、カルボキシル基と反応
    する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)100重量
    部に対して0.0001〜10重量部であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の粘着剤組成物。
  5. 【請求項5】 架橋剤(C)の含有量が、カルボキシル
    基と反応する官能基を含有するアクリル系樹脂(A)1
    00重量部に対して0.01〜10重量部であることを
    特徴とする請求項1〜4いずれか記載の粘着剤組成物。
  6. 【請求項6】 アミン系化合物(D)の含有量が、カル
    ボキシル基と反応する官能基を含有するアクリル系樹脂
    (A)100重量部に対して0.0001〜10重量部
    であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の粘
    着剤組成物。
  7. 【請求項7】 更に、架橋助剤(E)としてポリオール
    系化合物、メラミン系化合物、ジビニルベンゼンから選
    ばれる少なくとも一種の化合物を含有してなることを特
    徴とする請求項1〜6いずれか記載の粘着剤組成物。
  8. 【請求項8】 基材と光学フィルムの接着に用いること
    を特徴とする請求項1〜7いずれか記載の粘着剤組成
    物。
  9. 【請求項9】 光学フィルムが偏光フィルム、位相差フ
    ィルム、楕円偏光フィルムのいずれかであることを特徴
    とする請求項8記載の粘着剤組成物。
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