JP7110704B2 - ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物 - Google Patents

ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP7110704B2
JP7110704B2 JP2018085244A JP2018085244A JP7110704B2 JP 7110704 B2 JP7110704 B2 JP 7110704B2 JP 2018085244 A JP2018085244 A JP 2018085244A JP 2018085244 A JP2018085244 A JP 2018085244A JP 7110704 B2 JP7110704 B2 JP 7110704B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyisocyanate
polyurethane resin
polyol
group
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018085244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019189768A (ja
Inventor
直也 菊田
隆明 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP2018085244A priority Critical patent/JP7110704B2/ja
Publication of JP2019189768A publication Critical patent/JP2019189768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7110704B2 publication Critical patent/JP7110704B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

本発明は、ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、各種基材に対する密着性ならびに耐水摩擦性に優れ、良好な生体適合性を発現するポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物に関する。
近年のバイオテクノロジーの急速な発展により、医療・ヘルスケアデバイスと生体成分が接触する界面において、優れた生体適合性を発現する両性樹脂が活発に検討されている。特許文献1では、2-メタクリロイルオキシエチルホスホコリンを共重合して得られるホスホベタイン基含有両性樹脂が開示されている。また、特許文献2では、カルボキシベタイン基含有両性樹脂、特許文献3ではスルホベタイン基含有両性樹脂が開示されている。しかしながら、これらは生体適合性に優れる一方、アクリル樹脂系であるため、他のエチレン性不飽和単量体と共重合しても基材によっては密着性に劣る欠点を有しており、耐久性に課題を有する。アクリル樹脂以外の樹脂系として、特許文献4ではホスホリルコリン基含有ジオール化合物とそれらを付加縮合させてなる両性のウレタン樹脂が開示されている。しかしながら、この樹脂についても構造が強直で一部の基材への密着性、追従性が悪い。またジオールの合成工程が煩雑であり、溶剤への溶解性にも劣るため、ハンドリングやコスト面で課題を抱えている。
特開平09-003132号公報 特開平09-095474号公報 特開平10-287687号公報 特開2011-162522号公報
本発明の目的は、各種基材への密着性ならびに耐擦性に優れ、良好な生体適合性を発現するウレタン樹脂を提供する事である。
すなわち、本発明は、ポリオール(A)由来の構成単位とポリイソシアネート(B)由来の構成単位とを含むポリウレタン樹脂であって、ポリオール(A)由来の構成単位が下記一般式(1)で表される構造を含み、ポリイソシアネート(B)が脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシアネート(b-2)を含むことを特徴とするポリウレタン樹脂に関する。
一般式(1)
Figure 0007110704000001

(R1は炭素数8~18の直鎖アルキル基、R2は炭素数1~4の直鎖又は分岐アルキレン基、R3はCOO又はSO3 を示す。n、mはそれぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28である。)
また本発明は、ポリウレタン樹脂中に一般式(1)で表される構造を0.4~2.2mmol/g含有することを特徴とする前記ポリウレタン樹脂に関する。
また本発明は、ポリイソシアネート(B)中に脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)を50~100モル%含有することを特徴とする前記ポリウレタン樹脂に関する。
また本発明は、重量平均分子量が2000~250000である前記ポリウレタン樹脂に関する。
また本発明は、前記ポリウレタン樹脂を含有してなるコーティング用組成物に関する。
また本発明は、生体適合性用である、前記コーティング用組成物に関する。
本発明のポリウレタン樹脂は、良好な生体適合性を発現すると同時に、各種基材への密着性、耐水摩擦性に優れる点から、耐久性が求められる医療ならびにヘルスケアデバイスへの展開が期待できる。また、表面のベタイン基を活用した保湿機能、防曇機能、帯電防止機能等、幅広い分野にも活用する事ができる。
まず本発明のウレタン樹脂について説明する。
本発明の重合体は下記一般式(1)で示される構造を有する。
一般式(1):
Figure 0007110704000002

(R1は炭素数8~18の直鎖アルキル基、R2は炭素数1~4の直鎖又は分岐アルキレン基、R3はCOO又はSO3 を示す。n、mはそれぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28である。)
本発明のウレタン樹脂は、一般式(2)で表されるベタイン基含有ジオール(a-1)を含むポリオール(A)とポリイソシアネート(B)を反応させることによって得る事ができる。ウレタン樹脂の製造法としては、3級アミノ基を有するポリウレタン樹脂を予め合成した後に、ハロゲン化アルキルカルボン酸塩やハロゲン化アルキルスルホン酸塩等でベタイン化する方法も挙げられるが、樹脂中の未反応部位や未反応原料が多い点から、一般式(3)で示されるベタイン基含有ジオールを重付加させてウレタン樹脂を得る方がより好ましい。
一般式(2):
Figure 0007110704000003


(R1は炭素数8~18の直鎖アルキル基、R2は炭素数1~4の直鎖又は分岐アルキレン基、R3はCOO又はSO3 を示す。n、mはそれぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28である。)
ベタイン基含有ジオール(a-1)は、一般式(3)で表される3級アミノ基含有ジオールに、ハロゲン化アルキルカルボン酸塩やハロゲン化アルキルスルホン酸塩等のベタイン化剤を反応させて得る事ができる。
一般式(3)
Figure 0007110704000004


(R1は炭素数8~18の直鎖アルキル基、n、mはそれぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28である。)
3級アミノ基含有ジオールは、ポリオキシエチレンアルキルアミンにエチレンオキサイドを付加させて合成しても構わないし、市販品を使用しても構わない。
市販品としては、例えば、
日油社製ナイミーンL-202、L-207、F-202、F-215、T2-202、T2-210、T2-230、S-202、S-210、S-215、S-220、O-205、
青木油脂社製ブラウノンL-202、L-205、L-207、L-210、L-230、S-205T、S-207T、S-208T、S-210T、S-215T、S-220T,S-230T、S-240T
花王社製アミ―ト102、105、105A、302、320
等が挙げられる。
ベタイン化反応の際に用いるベタイン化剤としては、例えば、
クロロ酢酸カリウム、クロロ酢酸ナトリウム、ブロモ酢酸カリウム、ブロモ酢酸ナトリウム、2-クロロプロピオン酸カリウム、2-クロロプロピオン酸ナトリウム、2-ブロモプロピオン酸カリウム、2-ブロモプロピオン酸ナトリウム、3-クロロプロピオン酸カリウム、3-クロロプロピオン酸ナトリウム、3-ブロモプロピオン酸カリウム、3-ブロモプロピオン酸ナトリウム、2-クロロ酪酸カリウム、2-クロロ酪酸ナトリウム、2-ブロモ酪酸カリウム、2-ブロモ酪酸ナトリウム、2-クロロ酪酸カリウム、2-クロロ酪酸ナトリウム、2-ブロモ酪酸カリウム、2-ブロモ酪酸ナトリウム、3-クロロ酪酸カリウム、3-クロロ酪酸ナトリウム、3-ブロモ酪酸カリウム、3-ブロモ酪酸ナトリウム、4-クロロ酪酸カリウム、4-クロロ酪酸ナトリウム、4-ブロモ酪酸カリウム、4-ブロモ酪酸ナトリウム、2-クロロペンタン酸カリウム、2-クロロペンタン酸ナトリウム、2-ブロモペンタン酸カリウム、2-ブロモペンタン酸ナトリウム、5-クロロペンタン酸カリウム、5-クロロペンタン酸ナトリウム、5-ブロモペンタン酸カリウム、5-ブロモペンタン酸ナトリウム等のハロゲン化アルキルカルボン酸塩類、
2-クロロエタンスルホン酸カリウム、2-クロロエタンスルホン酸ナトリウム、2-ブロモエタンスルホン酸カリウム、2-ブロモエタンスルホン酸ナトリウム、3-クロロプロパン-1-スルホン酸カリウム、3-クロロプロパン-1-スルホン酸ナトリウム、3-ブロモプロパン-1-スルホン酸カリウム、3-ブロモ-1-プロパンスルホン酸ナトリウム、4-クロロ-1-ブタンスルホン酸カリウム、4-クロロ-1-ブタンスルホン酸ナトリウム、4-ブロモブタン-1-スルホン酸カリウム、4―ブロモ-1-ブタンスルホン酸ナトリウム、等のハロゲン化アルキルスルホン酸塩類、
等が挙げられる。
ベタイン化の際に用いる溶媒は、反応を阻害しないのであれば任意のものを使用する事ができる。中でも原料、目的物、副生成物の溶解性を鑑み、アルコール溶剤を使用する事が好ましい。
使用できるアルコール溶剤としては、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール等が挙げられる。
ベタイン化は収率の観点から60~90℃で8時間以上反応させることが好ましい。反応の終点は、原料ならびに目的物の薄層クロマトグラフィーや原料由来のアミン価の測定などにより判断できる。
ベタイン基含有ジオール(a-1)は、再沈や再結晶の工程により純度を上げる事ができる。
再沈殿や再結晶の際に使用できる使用できる有機溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル系溶剤;ジエチルエーテル等のエーテル系溶剤;ヘキサン等の炭化水素系溶剤等が挙げられるが挙げられる。
次にベタイン基含有ジオール(a-1)の製造方法について説明する。まず、反応溶媒としてエタノール、3級アミノ基を有するジオール、ハロゲン化アルキルカルボン酸塩をフラスコに仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら80℃まで昇温する。加熱撹拌下において、ハロゲン化アルキルカルボン酸塩は徐々にエタノールに溶解しながら3級アミノ基を有するポリオールと反応してベタイン基含有ポリオールが生成する。その際、副生成物として反応溶媒に不溶なハロゲン化物塩も同時に生成する。80℃で10時間程度反応させ、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒はクロロホルム・メタノール混合溶媒。重量比でクロロホルム:メタノール=3:1)により終点を確認して反応を完了する。反応溶液を濾過処理してハロゲン化物塩を除去した後、加熱条件下でアセトンを加えて冷却する事により、目的のベタイン基含有ポリオールの析出物を得る事ができる。この析出物を濾別し、アルコール溶剤に溶解させ、更に不溶性の溶媒を加えて冷却する再沈殿(結晶性がある場合は再結晶)工程を繰り返す事により、より純度の高いベタイン基含有ジオールを得る事ができる。
ベタイン基含有ジオール(a-1)中の直鎖アルキル基(R)は炭素数8~18の範囲である。炭素数8以上であると、ポリオール(A)とポリイソシアネート(B)の相溶が良好になり、乾燥後に耐水摩擦性に優れる強靭な塗膜を得る事ができる。また非極性基材に対する密着性も良化する。一方で炭素数が18以下であると、極性基材に対する優れた密着性、生体適合性を発現する。
更にベタイン基含有ジオール(a-1)中のエチレンオキサイドの付加モル数nおよびmは、それぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28の範囲である。合計値が28以下であると、非極性基材への密着性や耐水摩擦性低下が抑制される。この範囲においては、ポリオール(A)とポリイソシアネート(B)との相溶が良好になるため、乾燥塗膜が十分な耐水性と生体適合性を発現する。
ベタイン基含有ジオール(a-1)は、各種有機溶剤やその他のポリオール(a-2)、ポリイソシアネート(B)との相溶に優れるため、均質に造膜し,反応が進行し、諸物性が良好な乾燥塗膜を得る事ができる。
ポリオール(A)は、ベタイン基含有ジオール(a-1)以外に、分子量やレオロジー等、樹脂の諸物性を調節する目的で任意のポリオールを併用する事ができる。併用できるその他のポリオール(a-2)としては、代表的なものとして、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、アクリル系ポリオール、ひまし油ポリオール等が挙げられる。これらのポリオールは、1種だけを用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、酸化メチレン、酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランなどの重合体または共重合体、具体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ(エチレン/プロピレン)グリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。また、ヘキサンジオール、メチルヘキサンジオール、ヘプタンジオール、オクタンジオールあるいはこれらの混合物の縮合によるポリエーテルポリオール類等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、ポリオール成分と二塩基酸成分とが縮合反応したポリエステルポリオールがある。ポリオールのうちジオールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、1,6-ヘキサンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、3,3’-ジメチロールヘプタン、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、オクタンジオール、ブチルエチルペンタンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、ビスフェノールA等が挙げられ、3個以上の水酸基を有するポリオールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられ、二塩基酸成分としてテレフタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸、無水フタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸等の脂肪族あるいは芳香族二塩基酸、およびそれらの無水物が挙げられる。また、ε-カプロラクトン、ポリ(β-メチル-γ-バレロラクトン)、ポリバレロラクトン等のラクトン類等の環状エステル化合物の開環重合により得られるポリエステルポリオールが挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ポリオールとジアルキルカーボネート、アルキレンカーボネート、ジアリールカーボネートなどのカーボネート化合物との反応により得られるものを挙げることができる。ポリカーボネートポリオールを構成するポリオールとしては、ポリエステルポリオールの構成成分として先に例示したポリオールを用いることができる。また、ジアルキルカーボネートとしてはジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどを、アルキレンカーボネートとしてはエチレンカーボネートなどを、ジアリールカーボネートとしてはジフェニルカーボネートなどを挙げることができる。
ポリオレフィン系ポリオールとしては、水酸基含有ポリブタジエン、水添した水酸基含有ポリブタジエン、水酸基含有ポリイソプレン、水添した水酸基含有ポリイソプレン、水酸基含有塩素化ポリプロピレン、水酸基含有塩素化ポリエチレン等が挙げられる。
アクリル系ポリオールは、水酸基含有のエチレン性不飽和単量体を含むエチレン性不飽和単量体をラジカル重合する事により得る事ができる。また連鎖移動剤や精密重合などにより、末端に水酸基が導入されたアクリル樹脂についてもアクリル系ポリオールとして使用できる。
ひまし油ポリオールは植物由来のひまし油を原料としたバイオポリオールである。
上記以外にも、ウレタン結合濃度の調節や各種官能基を導入する目的で低分子の多価アルコールを併用する事ができる。低分子の多価アルコールとしては分子量500以下の化合物であることが好ましく、例えば、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブチレンジオール、ジプロピレングリコール等のジオール類
N,N-ビス(2-ヒドロキシプロピル)アニリン、N-ラウリルジエタノールアミン等の
アミノ基含有ジオール類、
ジメチロール酢酸、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロールブタン酸、2,2-ジメチ
ロール酪酸、2,2-ジメチロールペンタン酸等のジメチロールアルカン酸や、ジヒドロ
キシコハク酸、ジヒドロキシプロピオン酸、ジヒドロキシ安息香酸等のカルボキシル基含有ジオール類、
グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,2,6-ブタントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の3官能以上の多価アルコール類等が挙げられる。
本発明に使用するポリイソシアネート(B)は、脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)を含む。脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)を含むことにより、ベタイン基含有ジオール(a-1)と均質に相溶し、造膜性に優れたポリウレタン樹脂を得る事ができる。したがって、良好な生体適合性を発現すると同時に、非極性基材に対する基材密着性ならびに耐水摩擦性に優れる塗膜が得られる。
ポリイソシアネート(B)全量中、脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)を50~100モル%含有することが好ましい。脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)が50モル%以上であると、ベタイン基含有ジオール(a-1)との相溶性が良くなることから、造膜性が向上し、基材密着性および耐水摩擦性が著しく良化する。
脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)は単独で用いても構わないし、複数種併用しても構わない。
脂肪族ポリイソシアネート(b-1)としては、例えば、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環族ポリイソシアネート(b-2)としては、例えば、イソホロンジイソシアネート、1,4-シクロヘキシレンジイソシアネート、4,4'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、水添MDI骨格含有ポリカルボジイミド等が挙げられる。
ポリイソシアネート(B)には、脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)以外に、諸物性に悪影響を及ぼさない範囲で、その他のポリイソシアネート(b-3)を併用する事ができる。
併用できるその他のポリイソシネート(b-3)としては、例えば、2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート、m-フェニレンジイソシアネート、p-フェニレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、3,3’-ジメチル-4,4’-ビフェニレンジイソシアネート、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ビフェニレンジイソシアネート、3,3’-ジクロロ-4,4’-ビフェニレンジイソシアネート、1,5-ナフタレンジイソシアネート、1,5-テトラヒドロナフタレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネートが挙げられる。
本発明のウレタン樹脂はポリオール(A)由来の水酸基を、ポリオール(B)に対して過剰に仕込んで末端を水酸基にしても構わないし、比率を逆にしてイソシアネート基を末端にしても構わない。更に、ウレア結合やその他の官能基導入、分子量制御、イソシアネート基の保護等を目的として、ポリアミン等の鎖延長剤、単官能の末端停止剤、イソシアネートのブロック剤等を併用する事も可能である。これらは、一括で仕込んで反応させても構わないし、ポリオール(A)とポリオール(B)でNCO基末端のウレタンプレポリマーを合成した後に添加して反応させても構わない。
ポリアミン成分としては、例えば、エチレンジアミン、イソホロンジアミン、フェニレンジアミン、2,2,4-トリメチルヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミン、ヒドラジン、ピペラジン、ヘキサメチレンジアミン、プロピレンジアミン、ジシクロヘキシルメタン-4,4-ジアミン、2-ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2-ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシプロピルエチレンジアミン等のジアミンを挙げることができる。
単官能の末端停止剤としては、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、1-ヘキサノール、1-オクタノール等のアルコール類、
ヘキシルアミン、オクチルアミン、ジエチルアミン、ドデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、モノエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノールアミン等が挙げられる。
ブロック剤は、保存安定性向上を目的に、イソシアネート基が保護されたブロックイソシアネート基を導入する際に使用する。
使用できるブロック剤としては、例えば、フェノール類やカプロラクタム類、メチルエチルケトンオキシム等のオキシム類、3,5-ジメチルピラゾール等のアミン類などが挙げられる。
ウレタン化の反応に際し、必要に応じて各種触媒を用いることもできる。使用できる触媒としては、公知の金属系触媒、アミン系触媒が使用できる。金属系触媒としては、ジブチル錫ジラウレート、オクトエ酸錫、ジブチル錫ジ(2-エチルヘキソエート)、 2-エチルヘキソエート鉛、チタン酸2-エチルヘキシル、チタンエチルアセテート、2-エチルヘキソエート鉄、2-エチルヘキソエートコバルト、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、テトラ-n-ブチル錫等が挙げられる。アミン系触媒としてはテトラメチルブタンジアミン等の3級アミン等が挙げられる。これらの触媒はポリマーポリオールに対して0.001~1モル%の範囲で使用される。
本発明のウレタン樹脂は、無溶剤で合成しても構わないし、レオロジー制御や原料の溶解性を鑑みて、反応溶媒を使用して合成しても構わない。反応時にイソシアネート基と反応せず、原料や生成物を溶解するものであれば、任意の有機溶媒を併用する事ができる。乾燥性を鑑み、好ましい溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤;
エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のグリコールエステル系溶剤;等が挙げられる。
本発明のポリウレタン樹脂は、ポリウレタン樹脂成分に対して一般式(1)で表される構造単位を0.4~2.2mmol/g含有する事が好ましい。0.4~2.2mmol/gの範囲で含有する事により、良好な生体適合性を発現すると同時に、良好な造膜性により、基材密着性ならびに耐水摩擦性に優れる塗膜が得られる。一般式(1)で表される構造の割合は、ベタイン基含有ジオール(a-1)の仕込み量から算出できる。好ましくは0.5~1.8mmol/gである。
更に本発明のポリウレタン樹脂の重量平均分子量は2000~250000である事が好ましい。2000~250000の範囲である事により、良好な造膜性により、基材密着性ならびに耐水摩擦性に優れる塗膜が得られる。
ここで言う重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定ポリメチルメタクリレート換算値である。
本発明のウレタン樹脂は、生体適合性材料として好適に使用でき、生体適合性に悪影響を及ぼさない範囲で、他の樹脂や硬化剤などの添加剤、溶剤などが含まれていても構わない。本明細書において、生体適合性とはタンパク質の吸着を抑制できることを意味する。生体適合性材料は、例えば人工臓器、人口血管、人口股関節、縫合糸、カテーテル、ステント、歯科用複合材料等の医療用器具、医療用接着剤、細胞培養シート等の再生医療用器具、バイオチップならびにバイオセンサー等の用途に使用できる。
ウレタン樹脂の塗工方法は特に限定されず、溶液の状態から既存の有版印刷やスプレー塗装、インクジェット印刷等、任意の方法で塗工できる。
乾燥工程は、溶媒の組成や基材の耐久性を鑑み、40~150℃の温度で1~60分程度、加熱・乾燥処理する事が好ましい。硬化を促進するため、追加でエージング処理を施しても構わない。得られた乾燥塗膜は、各種基材への優れた密着性、耐水性、耐擦性を発現し、生体適合性にも優れる。
本発明のコーティング組成物は金属やガラス等の極性基材は勿論の事、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等の非極性フィルム基材等、幅広い基材に展開できる。基材の形状は平滑であっても凹凸があっても構わず、繊維状の基材についても適用可能である。
適用できる基材としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリウレタン、ポリウレア、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸誘導体、ポリアクリロニトリル、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリ(メタ)アクリルアミド誘導体、ポリスルホン、ポリカーボネート、セルロース、セルロース誘導体、ポリシリコーン、ガラス、セラミック、金属などが挙げられる。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するものではない。なお、実施例における「部」は「重量部」、「%」は「重量%」を表す。
<ベタイン構造含有ジオール(a-1)の製造>
[製造例1]
還流器および撹拌機を備えた反応容器にN-ラウリルジエタノールアミン100.0部、クロロ酢酸ナトリウム42.6部、エタノール62.0部を仕込み、窒素雰囲気下で撹拌しながら78℃まで昇温した。更に78℃に保ち、撹拌しながら10時間反応させた。薄層クロマトグラフィー(展開溶媒はクロロホルム・メタノール混合溶媒。重量比でクロロホルム:メタノール=3:1)を用い、原料のジヒドロキシエチルラウリルアミンがほぼ消失している事を確認した後、反応を完了した。室温まで冷却した反応溶液を濾過処理して副生成物の塩化ナトリウムを除去した。更にエバポレータ-で反応溶液を濃縮した後、アセトンを加えて生成したベタインジオールの固体を析出させた。得られた固体をエタノールに溶解させ、アセトンで再沈する工程を2回繰り返した後、乾燥させて目的の一般式(4)で表されるベタイン基含有ジオールの固体を得た。
一般式(4)
Figure 0007110704000005

=ラウリル基
[製造例2~7]
製造例1と同様に、表1に示す配合処方でベタイン構造含有ジオールの合成を行い、ベタイン構造含有ジオールの固体を得た。尚、ベタイン化反応の終点は原料のアミン価の測定により判断した。
Figure 0007110704000006
Figure 0007110704000007
<ポリウレタン樹脂の合成>
[実施例1]
還流器および撹拌機を備えた反応容器に、製造例1で合成したベタイン構造含有ジオール90部、イソホロンジイソシアネート45部、メチルエチルケトン200部を撹拌しながら溶解させ、79℃まで昇温した。昇温後、チタンジイソプロポキシビス(エチルアセテート)を0.01部添加して、還流条件下で6時間反応させた。反応後、エタノールを添加し、ポリウレタン樹脂溶液の最終固形分を25.0%に調整した。得られたウレタン樹脂の重量平均分子量は2800であった。また、一般式(1)で表される構造量を下記式より算出した結果、2.01mmol/gとなった。
一般式(1)で表される構造の含有量 (mmol/g)=
ベタイン基含有ジオール(a-1)の仕込み量÷ベタイン基含有ジオール(a-1)の分子量÷[ポリオール(A)+ポリイソシアネート(B)の総和]×1000
<GPCの測定条件>
試料は0.5重量%臭化リチウムを含むクロロホルム/メタノール(6/4(体積比))混合溶媒に溶解し、0.5重量%の重合体溶液を調製した。試料溶液の使用量は20μLである。
GPC分析は、カラムとして、PLgel 5μm MIXEDC-C(Polymer Laboratories Ltd.製)を2本直列で、カラム温度は40℃で用いた。溶出溶媒は、0.5重量%臭化リチウムを含むクロロホルム/メタノール(6/4(体積比))混合溶媒、流速は1.0mL/分で溶出した。検出は、示差屈折計、標準物質としては、ポリメチルメタクリレート(Polymer Laboratories Ltd.製)を用い、東ソー社製のインテグレーター内蔵分子量計算プログラム(SC-8020用GPCプログラム)にて算出した。
[実施例2~15、比較例1~5]
実施例1と同様に、表2、表3に示す配合処方でウレタン樹脂を合成した。ウレタン樹脂溶液の最終固形分を25.0%に調整した。
尚、実施例8では,ポリオール(A)とポリイソシアネート(B)を先に反応させてNCO末端のウレタンプレポリマーを合成した後に、40℃でイソホロンジアミンを添加して3時間鎖延長反応をおこなった。
また、実施例8および13においては、反応終了後の希釈について、エタノールの代わりにメチルエチルケトンで希釈した。
Figure 0007110704000008
Figure 0007110704000009
表2、表3に記載の略称を下記に示す。
<ポリオール>
・P-510;クラレ社製3-メチル-1,5-ペンタンジオール/アジピン酸系ポリエステルポリオール(官能基数2、OH価224、分子量500)
・C-590;クラレ社製3-メチル-1,5-ペンタンジオール/1,6-ヘキサンジオール系ポリカーボネートポリオール(官能基数2、OH価224、分子量500)
・PTG-650SN;保土谷化学社製ポリエーテルポリオール(官能基数2、OH価173、分子量650)
・GI-1000;日本曹達社製水素化ポリブタジエンポリオール(官能基数2、OH価67.5、分子量1500)
<ポリイソシアネート>
・HDI;ヘキサメチレンジイソシアネート
・TMDI;トリメチルヘキサメチレンジイソシアナート
・IPDI;イソホロンジイソシアネート
・水添MDI;ジシクロヘキシルメタン4,4ジイソシアネート
・TDI:トルエンジイソシアネート
・MDI:ジフェニルメタンジイソシアネート
・V-01MI;日清紡社製水添MDI骨格由来ポリカルボジイミド(官能基数2、NCO重量比9.8%、MIBK溶解品NV50%))
<評価用塗工物の調製>
アルミ板 とPET、OPP、PE基材のコロナ処理面のそれぞれについて、実施例1~14ならびに比較例1~5のウレタン樹脂溶液をバーコータ―(No.09)を用いて塗工した。塗工物をオーブンで100℃・3分乾燥し、更に40℃で24時間エージングして評価用塗工物を得た。表4、表5にその結果を示す。
<基材密着性>
評価用塗工物の塗工面に、セロハンテープ(ニチバン社製18mm幅)を貼り付け、垂直方向に剥離試験をおこなった。剥がれた面積の割合から基材密着性を評価した。
評価基準は以下の通りである。(実用可能レベルは○以上)
◎;塗膜の剥がれがない
○;塗膜の剥がれがややある(10%未満)
△;塗膜の剥がれがある(10%以上、50%未満)
×;塗膜の剥がれがかなりある(50%以上)
<耐水摩擦性>
評価用塗工物を室温で24時間水に浸漬した。浸漬後、塗工面を綿棒で50往復ラビングしたときの状態を目視判定で評価した。(実用可能レベルは○以上)
◎;傷・剥がれ無し
○;傷はあるが剥離はしていない
△;一部剥離している
×;完全に剥離している
<生体適合性(タンパク質吸着抑制)の評価>
24ウェルプレートに前述の評価用塗工物の試験片(直径14mm)を入れて底面に固定した。次にリン酸緩衝生理食塩水(以下PBS溶液と呼ぶ)を2ml加え、24時間静置した。続いて1%タンパク質溶液(フィブリノーゲンのPBS希釈溶液)を0.7ml添加し37℃のインキュベータで24時間静置した。その後、ウェルのタンパク質溶液を除去し、PBS溶液で10回洗浄した。さらにウェルを入れ替えてPBS溶液で5回洗浄した。PBS溶液を除去後、1%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液を1ml加えて1時間静置し、吸着しているタンパク質を溶出させ、BCA法(ビスコンシン酸試薬を用いたタンパク定量)で定量した。評価基準は以下の通りである。(実用可能レベルは○)
○:吸着量が0.5μg/cm2未満である。
×:吸着量が0.5μg/cm2以上である。
Figure 0007110704000010
Figure 0007110704000011
表4、表5に示す結果から、実施例1~15のウレタン樹脂を用いた塗工物は、各種基材への密着性、耐水摩擦性が良好であり、優れた生体適合性(タンパク質吸着抑制能)を発現した。一方で、比較例1~5については、基材密着性、耐水摩擦性、生体適合性の少なくともいずれかが劣り、実用レベルを下回る結果となった。以上のことから、本発明のウレタン樹脂の有用性が確認された。

Claims (5)

  1. ポリオール(A)由来の構成単位とポリイソシアネート(B)由来の構成単位とを含むポリウレタン樹脂であって、ポリオール(A)由来の構成単位が下記一般式(1)で表される構造を含み、ポリイソシアネート(B)が脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシアネート(b-2)を含み、ポリウレタン樹脂中に一般式(1)で表される構造を0.4~2.2mmol/g含有し、ポリイソシアネート(B)中に脂肪族ポリイソシアネート(b-1)又は脂環族ポリイソシネート(b-2)を50~100モル%含有することを特徴とするポリウレタン樹脂。
    一般式(1)
    Figure 0007110704000012


    (R1は炭素数8~18の直鎖アルキル基、R2は炭素数1~4の直鎖又は分岐アルキレン基、R3はCOO又はSO3 を示す。n、mはそれぞれ独立に0~14の整数を示し、その合計値は0~28である。)
  2. 重量平均分子量が2000~250000である請求項記載のポリウレタン樹脂。
  3. 請求項1または2記載のポリウレタン樹脂を含有してなるコーティング用組成物。
  4. 生体適合性用である、請求項に記載のコーティング用組成物。
  5. 請求項3または4記載のコーティング用組成物から形成された塗膜。
JP2018085244A 2018-04-26 2018-04-26 ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物 Active JP7110704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018085244A JP7110704B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018085244A JP7110704B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019189768A JP2019189768A (ja) 2019-10-31
JP7110704B2 true JP7110704B2 (ja) 2022-08-02

Family

ID=68387699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018085244A Active JP7110704B2 (ja) 2018-04-26 2018-04-26 ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7110704B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3097711B2 (ja) 1992-03-23 2000-10-10 セイコーエプソン株式会社 インパクトドットプリンタ
JP2009144051A (ja) 2007-12-14 2009-07-02 Japan Carlit Co Ltd:The イオン導電剤及び導電性ウレタン樹脂組成物

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03188119A (ja) * 1989-09-08 1991-08-16 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 高分子粉粒体の製造方法
JP2613480B2 (ja) * 1989-09-08 1997-05-28 第一工業製薬株式会社 高分子粉粒体の製造方法
US5041467A (en) * 1989-09-08 1991-08-20 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Method for production of particulate polymers
JPH06157694A (ja) * 1992-11-17 1994-06-07 Nippon Kayaku Co Ltd 放射線硬化性樹脂組成物およびその硬化物
JP3426410B2 (ja) * 1995-05-12 2003-07-14 日本合成化学工業株式会社 粘着剤組成物
JP3667518B2 (ja) * 1997-01-14 2005-07-06 三洋化成工業株式会社 毛髪処理剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3097711B2 (ja) 1992-03-23 2000-10-10 セイコーエプソン株式会社 インパクトドットプリンタ
JP2009144051A (ja) 2007-12-14 2009-07-02 Japan Carlit Co Ltd:The イオン導電剤及び導電性ウレタン樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019189768A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5698430B2 (ja) ポリイソシアネートに基づくuv硬化性分散体
JP5716662B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂分散体及びその製造方法
JP2006009019A (ja) 高酸官能性ポリエステルから調製されたポリウレタン分散体
JP2006009018A (ja) 高い酸含有量を有するポリウレタン分散体
TW201120079A (en) Tin-free aqueous polyurethane dispersions
JP3329771B2 (ja) 水系印刷インキ
CN103703038A (zh) 水性聚氨酯树脂分散体及其应用
WO2015033939A1 (ja) 水性ポリウレタン樹脂分散体及びその使用
JP3252890B2 (ja) 2液硬化型組成物
JP2000328035A (ja) 粘着剤組成物
JP4506797B2 (ja) 水性ウレタン樹脂及び水性印刷インキ組成物並びに該組成物を用いた包装材料
JP2011105886A (ja) ポリイソシアネート組成物、及び二液型ポリウレタン組成物
JP2013147614A (ja) ポリウレタン樹脂
JP7110704B2 (ja) ポリウレタン樹脂および生体適合性樹脂組成物
JP5132029B2 (ja) 塗料組成物
JP3629167B2 (ja) 二液型水性アクリル−ウレタン組成物、該組成物を含有してなる接着剤及び塗工剤
JP3598623B2 (ja) 水性ウレタン化合物の製造方法
JP7087552B2 (ja) コーティング用組成物および塗膜
JP3560108B2 (ja) 水性ポリウレタン−アクリルエマルジョン組成物及びこれを用いた水性エマルジョン塗料
JP4797239B2 (ja) 水性アクリル変性ウレタン樹脂及びその製造方法
JP2009057451A (ja) アクリル・ウレタンブロック共重合体水性エマルジョンおよびその製造方法ならびに水性コーティング材
JP3576041B2 (ja) ヒドロキシル基含有水性アクリル−ウレタン共重合体組成物、二液型水性アクリル−ウレタン組成物、該組成物を含有してなる接着剤及び塗工剤
JPH10265539A (ja) 水性ウレタン樹脂分散体
JP2006104315A (ja) 水性アクリル変性ウレタン樹脂およびその製造方法
JP4026306B2 (ja) 水性ウレタン樹脂及び水性印刷インキ組成物並びに該組成物を用いた包装材料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220704

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7110704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151