JP2006078714A - 偏光板およびその製造方法、ならびに偏光板を用いた画像表示装置 - Google Patents

偏光板およびその製造方法、ならびに偏光板を用いた画像表示装置 Download PDF

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Hiroaki Mizushima
洋明 水嶋
Tetsuro Ikeda
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Abstract

【課題】 きわめて優れた耐久性を有する偏光板およびその簡便安価な製造方法を提供すること。
【解決手段】 本発明の偏光板は、偏光子と、該偏光子に接着剤層を介して貼り合わされた保護フィルムとを有し、この保護フィルムが、ケン化処理と酸またはアルカリ処理とを施したフィルムである。本発明の偏光板の製造方法は、保護フィルムをケン化する工程と;ケン化された保護フィルムを酸またはアルカリ処理する工程と;酸またはアルカリ処理された保護フィルムと偏光子とを貼り合わせる工程とを含む。
【選択図】 なし

Description

本発明は、偏光板およびその製造方法に関する。より詳細には、本発明は、きわめて優れた耐久性を有する偏光板およびその簡便安価な製造方法に関する。さらに、本発明は、そのような偏光板を用いた画像表示装置に関する。
液晶表示装置(LCD)やエレクトロルミネッセンス表示装置(ELD)などのフラットパネルディスプレーに用いられる偏光板は、明るく、色の再現性に優れた画像を提供するために、高い透過率と高い偏光度を兼ね備えることが要求されている。このような偏光板は、一般に、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルムをヨウ素や二色性染料などの二色性物質で染色および延伸して偏光子とした後、当該偏光子の両面にPVA系接着剤を用いてトリアセチルセルロース(TAC)などのポリマーフィルムを貼り合わせて製造されている。PVA系フィルムの厚みは、代表的には70μm以上である。PVA系フィルムは、代表的には、偏光子との接着性を高めるためにケン化処理が施される。
画像表示装置(例えば、LCD)の高精細化および高機能化に伴い、画面の均一性および品位の向上が求められている。また、LCDの使用環境の多様化により、優れた耐熱性、耐湿性および耐水性が求められている。さらに、近年、LCDに携帯機能が求められるようになっていることに伴い、薄型化および軽量化が求められている。LCDにこのような特性が要求されることに伴って、LCD用偏光板も同様に、偏光子としての均一性および表示品位、優れた耐熱性、耐湿性および耐水性、薄型化および軽量化、ならびに耐久性が求められている。
上記のような要求特性を満足させるべく、種々の試みがなされている。例えば、特許文献1には、アセトアセチル基含有ポリビニルアルコール系樹脂と架橋剤とを含む樹脂溶液を接着剤として用いて、偏光子と保護フィルムとを接着することにより、偏光子と保護フィルムとの接着性、耐湿熱性および耐水性に優れた偏光板が得られる旨が記載されている。さらに、特許文献2には、保護フィルムと偏光子の貼り合わせ方法として、以下の方法が記載されている。1つの方法は、偏光子の片面に接着剤液を塗布した後、保護フィルムを貼り合わせて、偏光子の片面に保護フィルムを貼着する。ここで、接着剤液は、保護フィルムのみに塗布してもよく、偏光子および保護フィルムの双方に塗布してもよい。次いで、偏光子の他方の面に接着剤を塗布した後、保護フィルムを貼り合わせて、偏光子の当該他方の面に保護フィルムを貼着する。これにより、偏光子の両面に接着剤液を介して保護フィルムがそれぞれ貼着された偏光板が作製される。別の方法としては、偏光子の両面にそれぞれ保護フィルムを配置して、偏光子と保護フィルムとの間に接着剤液を供給しながら、一対のロールの間を通過させ、ロール圧力により偏光子と保護フィルムとを貼着させる方法が記載されている。このような製造方法によれば、均一な厚みを有する偏光板をきわめて効率よく製造できる旨が記載されている。
特開平7−198945号公報 特開平11−179871号公報
しかし、上記特許文献に記載の技術はいずれも、偏光板に対する要求特性の改善にそれなりに寄与しているが、耐久性の改善については十分な結果が得られていない。一方で、近年のLCD使用環境の多様化により、LCD用偏光板の耐久性に対する要求は高まるばかりである。したがって、耐久性に優れた偏光板およびそのような偏光板の簡便安価な製造方法が強く望まれている。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、きわめて優れた耐久性を有する偏光板およびその簡便安価な製造方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、そのような偏光板を用いた画像表示装置を提供することにある。
本発明者らは、偏光板の製造方法について鋭意検討した結果、保護フィルムをケン化した後、さらに酸またはアルカリで処理することにより、きわめて優れた耐久性を有する偏光板が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の偏光板は、偏光子と、該偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して貼り合わされた保護フィルムとを有し、該保護フィルムが、ケン化処理と酸またはアルカリ処理とを施したフィルムである。
好ましい実施形態においては、上記保護フィルム表面の水に対する接触角は40度以下である。
好ましい実施形態においては、上記接着剤層の厚みは30nm〜300nmである。
好ましい実施形態においては、上記接着剤層は、ポリビニルアルコール系樹脂と架橋剤とを含む接着剤から形成されている。
好ましい実施形態においては、上記保護フィルムは、トリアセチルセルロースを含む。
本発明の別の局面によれば、偏光板の製造方法が提供される。この製造方法は、保護フィルムをケン化する工程と;該ケン化された保護フィルムを酸またはアルカリ処理する工程と;該酸またはアルカリ処理された保護フィルムと偏光子とを貼り合わせる工程とを含む。
好ましい実施形態においては、上記酸またはアルカリ処理工程に用いられる酸またはアルカリは、2%以上の濃度を有する。
本発明のさらに別の局面によれば、画像表示装置が提供される。この画像表示装置は、上記偏光板を備える。1つの実施形態においては、画像表示装置は液晶表示装置である。この液晶表示装置は、一対のガラス基板と、該基板間に配された表示媒体としての液晶層とを有する液晶セルと;該液晶セルを挟んで配された位相差フィルムと;該位相差フィルムの外側に配された偏光板とを備える。
以上のように、本発明によれば、保護フィルムにケン化処理と酸またはアルカリ処理とを組み合わせて施すことにより、保護フィルムの接着性が顕著に改善され、結果として、優れた耐久性を有する偏光板が得られる。より詳細には、酸またはアルカリ処理を施すことにより、保護フィルムの表面が酸性またはアルカリ性状態となる。その結果、接着剤との反応性が顕著に改善されるので、保護フィルムの接着性もまた顕著に改善される。さらに好ましい実施形態においては、酸またはアルカリ処理された保護フィルムは、架橋剤を含む接着剤に対してきわめて優れた反応性を有する。その結果、保護フィルムの接着性がさらに改善され得る。したがって、さらに優れた耐久性を有する偏光板が得られる。加えて、このような偏光板は、接着剤層に気泡等が発生しにくいので、外観にも優れる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
本発明の偏光板は、偏光子と、該偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して貼り合わされた保護フィルムとを有する。偏光子としては、本発明の効果を損なわない範囲において任意の適切な偏光子が採用され得る。偏光子としては、通常、ポリマーフィルムを二色性物質(代表的には、ヨウ素、二色性染料)で染色して一軸延伸したものが用いられる。偏光子を形成するポリマーフィルムとしては、任意の適切なポリマーフィルムが使用され得る。ポリマーフィルムの代表例としては、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)系フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムが挙げられる。PVA系フィルムが好ましい。二色性物質による染色性に優れるからである。ポリマーフィルムを構成するポリマーの重合度は、好ましくは100〜5000、さらに好ましくは1400〜4000である。偏光子を構成するポリマーフィルムは、任意の適切な方法(例えば、樹脂を水または有機溶媒に溶解した溶液を流延成膜する流延法、キャスト法、押出法)で成形され得る。偏光子の厚みは、偏光板が用いられるLCDの目的や用途に応じて適宜設定され得るが、代表的には5〜80μmである。
上記接着剤層は、当該接着剤層を介して上記偏光子と上記保護フィルムとを貼り合わせる。接着剤層を構成する接着剤としては、偏光子および保護フィルムに対して良好な接着性を有する任意の適切な接着剤が採用され得る。例えば、偏光子がPVA系フィルムである場合には、PVA系樹脂を含む接着剤が好ましい。偏光子との接着性に特に優れるからである。PVA系樹脂としては、任意の適切なPVA系樹脂が採用され得る。代表例としては、無置換のPVA、反応性の高い官能基を有するPVAが挙げられる。反応性の高い官能基を有するPVAが特に好ましい。偏光板の耐久性がさらに顕著に向上し得るからである。反応性の高い官能基を有するPVAの具体例としては、アセトアセチル基変性したPVA樹脂が挙げられる。接着剤のバインダー樹脂(例えば、PVA樹脂)の重合度は、好ましくは100〜3000である。このような範囲の重合度を有することにより、偏光子および保護フィルムとの接着性が特に良好になり得る。接着剤層の厚みは、偏光板が用いられるLCDの目的や用途に応じて適宜設定され得るが、好ましくは30〜300nm、さらに好ましくは50〜150nmである。
好ましくは、上記接着剤層を構成する接着剤は、架橋剤をさらに含む。樹脂と架橋剤とを組み合わせて用いることにより、接着性および耐水性が顕著に改善され得る。本発明に用いられる架橋剤の具体例としては、グリオキザール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、マレインジアルデヒド、フタルジアルデヒド等のジアルデヒド類、なかでもグリオキザールが好ましく;エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等のアルキレン基とアミノ基を2個有するアルキレンジアミン類、なかでもヘキサメチレンジアミンが好ましく;トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン−トリレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニルメタントリイソシアネート)、イソホロンジイソシアネート、およびこれらのケトオキシムブロック物またはフェノールブロック物等のイソシアネート類;エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジまたはトリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン等のエポキシ類;ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド等のモノアルデヒド類;アルキル化メチロール尿素、アルキル化メチロールメラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミンとホルムアルデヒドとの縮合物等のアミノ−ホルムアルデヒド樹脂、なかでもアルキル化メチロールメラミンが好ましく;さらにナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、鉄、ニッケル等の二価金属、または三価金属の塩およびその酸化物が挙げられる。架橋剤は、バインダー樹脂100重量部に対して、好ましくは0.1〜30重量部の割合で用いられる。0.1重量部未満では、耐水性が十分に改善されない場合がある。30重量部を超えると、可使時間が短くなり、優れた接着性が得られない場合がある。
上記保護フィルムとしては、偏光子を適切に保護する限りにおいて任意の適切な保護フィルムが採用され得る。偏光子保護の観点から、透明性、機械的強度、熱安定性、等方性等に優れるフィルムが好ましい。保護フィルムを形成する材料の代表例としては、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系ポリマー、ジアセチルセルロースやトリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマー、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系ポリマー、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のスチレン系ポリマー、ポリカーボネート系ポリマーが挙げられる。セルロース系ポリマーが好ましく、トリアセチルセルロース(TAC)が特に好ましい。本発明による耐久性の改善に特に顕著な効果が見られるからである。保護フィルムの厚みは、偏光板が用いられるLCDの目的や用途に応じて適宜設定され得るが、代表的には1〜300μmである。
本発明においては、上記保護フィルムは、その表面にケン化処理と酸またはアルカリ処理とが施されている。ケン化処理と酸またはアルカリ処理とを組み合わせて施したことが、本発明の特徴の1つである。このようにケン化処理と酸またはアルカリ処理を組み合わせることにより、保護フィルムと接着剤層との反応性および接着性が顕著に向上し、結果として、非常に優れた耐久性を有する偏光板が得られ得る。特に、接着剤層を形成する接着剤が架橋剤を含有する場合に、その効果はきわめて優れたものとなる。酸またはアルカリ処理を行うことにより、保護フィルムの表面が酸性状態またはアルカリ性状態となるので、接着剤(特に、架橋剤)との反応性が顕著に向上し、結果として、接着性および耐久性にきわめて優れた偏光板が得られる。酸処理を行うかアルカリ処理を行うかは、接着剤に含まれる架橋剤の種類に応じて適宜選択され得る。例えば、架橋剤がジアルデヒド系架橋剤(代表的には、グリオキザール系架橋剤)である場合には、酸処理が行われる。また例えば、架橋剤がアミノ−ホルムアルデヒド系架橋剤(代表的には、メチロールメラミン系架橋剤)である場合には、アルカリ処理が行われる。さらに、このような保護フィルムは、その表面が水に対して好ましくは40度以下、さらに好ましくは30度以下の接触角を有する。このような範囲の接触角を有することにより、保護フィルムの濡れ性が非常に良好となるので、結果として、保護フィルムと接着剤層との接着性が顕著に改善され得る。
以下、本発明の偏光板の製造方法の好ましい一例について説明する。
まず、偏光子を作製する。偏光子の製造方法としては、目的、使用材料および条件等に応じて任意の適切な方法が採用され得る。代表的には、上記ポリマーフィルム(例えば、PVA系フィルム)を、膨潤、染色、架橋、延伸、水洗、および乾燥工程からなる一連の製造工程に供する方法が採用される。乾燥工程を除く各処理工程においては、それぞれの工程に用いられる溶液を含む浴中にポリマーフィルムを浸漬することにより処理を行う。膨潤、染色、架橋、延伸、水洗、および乾燥の各処理の順番、回数および実施の有無は、目的、使用材料および条件等に応じて適宜設定され得る。例えば、いくつかの処理を1つの工程で同時に行ってもよく、特定の処理を省略してもよい。より詳細には、例えば延伸処理は、染色処理の後に行ってもよく、染色処理の前に行ってもよく、膨潤処理、染色処理および架橋処理と同時に行ってもよい。また例えば、架橋処理を延伸処理の前後に行うことが、好適に採用され得る。また例えば、水洗処理は、すべての処理の後に行ってもよく、特定の処理の後のみに行ってもよい。
膨潤工程は、代表的には、上記ポリマーフィルムを水で満たした処理浴(膨潤浴)中に浸漬することにより行われる。この処理により、ポリマーフィルム表面の汚れやブロッキング防止剤を洗浄するとともに、ポリマーフィルムを膨潤させることで染色ムラ等の不均一性を防止し得る。膨潤浴には、グリセリンやヨウ化カリウム等が適宜添加され得る。膨潤浴の温度は、代表的には20〜60℃程度であり、膨潤浴への浸漬時間は、代表的には0.1〜10分程度である。
染色工程は、代表的には、上記ポリマーフィルムを、ヨウ素等の二色性物質を含む処理浴(染色浴)中に浸漬することにより行われる。染色浴の溶液に用いられる溶媒は、水が一般的に使用されるが、水と相溶性を有する有機溶媒が適量添加されていてもよい。二色性物質は、溶媒100重量部に対して、代表的には0.1〜1.0重量部の割合で用いられる。二色性物質としてヨウ素を用いる場合には、染色浴の溶液は、ヨウ化物等の助剤をさらに含有することが好ましい。染色効率が改善されるからである。助剤は、溶媒100重量部に対して、好ましくは0.02〜20重量部、さらに好ましくは2〜10重量部の割合で用いられる。ヨウ化物の具体例としては、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アルミニウム、ヨウ化鉛、ヨウ化銅、ヨウ化バリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化錫、ヨウ化チタンが挙げられる。染色浴の温度は、代表的には20〜70℃程度であり、染色浴への浸漬時間は、代表的には1〜20分程度である。
架橋工程は、代表的には、上記染色処理されたポリマーフィルムを、架橋剤を含む処理浴(架橋浴)中に浸漬することにより行われる。架橋剤としては、任意の適切な架橋剤が採用され得る。架橋剤の具体例としては、ホウ酸、ホウ砂等のホウ素化合物、グリオキザール、グルタルアルデヒド等が挙げられる。これらは、単独で、または組み合わせて使用され得る。架橋浴の溶液に用いられる溶媒は、水が一般的に使用されるが、水と相溶性を有する有機溶媒が適量添加されていてもよい。架橋剤は、溶媒100重量部に対して、代表的には1〜10重量部の割合で用いられる。架橋剤の濃度が1重量部未満の場合には、十分な光学特性を得ることができない場合が多い。架橋剤の濃度が10重量部を超える場合には、延伸時にフィルムに発生する延伸力が大きくなり、得られる偏光板が収縮してしまう場合がある。架橋浴の溶液は、ヨウ化物等の助剤をさらに含有することが好ましい。面内に均一な特性が得られやすいからである。助剤の濃度は、好ましくは0.05〜15重量%、さらに好ましくは0.5〜8重量%である。ヨウ化物の具体例は、染色工程の場合と同様である。架橋浴の温度は、代表的には20〜70℃程度、好ましくは40〜60℃である。架橋浴への浸漬時間は、代表的には1秒〜15分程度、好ましくは5秒〜10分である。
延伸工程は、上記のように、いずれの段階で行ってもよい。具体的には、染色処理の後に行ってもよく、染色処理の前に行ってもよく、膨潤処理、染色処理および架橋処理と同時に行ってもよく、架橋処理の後に行ってもよい。ポリマーフィルムの累積延伸倍率は、5倍以上にすることが必要であり、好ましくは5〜7倍、さらに好ましくは5〜6.5倍である。累積延伸倍率が5倍未満である場合には、高偏光度の偏光板を得ることが困難となる場合がある。累積延伸倍率が7倍を超える場合には、ポリマーフィルム(偏光子)が破断しやすくなる場合がある。延伸の具体的な方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。例えば、湿式延伸法を採用した場合には、ポリマーフィルムを、処理浴(延伸浴)中で所定の倍率に延伸する。延伸浴の溶液としては、水または有機溶媒(例えば、エタノール)などの溶媒中に、各種金属塩、ヨウ素、ホウ素または亜鉛の化合物を添加した溶液が好適に用いられる。
水洗工程は、代表的には、上記各種処理を施されたポリマーフィルムを、処理浴(水洗浴)中に浸漬することにより行われる。水洗工程により、ポリマーフィルムの不要残存物を洗い流すことができる。水洗浴は、純水であってもよく、ヨウ化物(例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウム)の水溶液であってもよい。ヨウ化物水溶液の濃度は、好ましくは0.1〜10質量%である。ヨウ化物水溶液には、硫酸亜鉛、塩化亜鉛などの助剤を添加してもよい。水洗浴の温度は、好ましくは10〜60℃、さらに好ましくは30〜40℃である。浸漬時間は、代表的には1秒〜1分である。水洗工程は1回だけ行ってもよく、必要に応じて複数回行ってもよい。複数回実施する場合、各処理に用いられる水洗浴に含まれる添加剤の種類や濃度は適宜調整され得る。例えば、水洗工程は、ポリマーフィルムをヨウ化カリウム水溶液(0.1〜10質量%、10〜60℃)に1秒〜1分浸漬する工程と、純水ですすぐ工程とを含む。
乾燥工程としては、任意の適切な乾燥方法(例えば、自然乾燥、送風乾燥、加熱乾燥)が採用され得る。例えば、加熱乾燥の場合には、乾燥温度は代表的には20〜80℃であり、乾燥時間は代表的には1〜10分である。以上のようにして、偏光子が得られる。
一方、保護フィルム(例えば、TACフィルム)にケン化処理を行う。ケン化処理の具体的方法や条件は、目的に応じて任意の適切な方法や条件が採用され得る。例えば、ケン化処理は、保護フィルムを50〜70℃の水酸化ナトリウム水溶液(濃度:5〜15%)に30〜90秒浸漬することにより行われる。ケン化処理の後、保護フィルムは通常水洗される。水洗時間は、代表的には30〜90秒である。
次いで、ケン化処理された保護フィルムに酸またはアルカリ処理を行う。酸処理に用いられる酸の代表例としては、塩酸、硫酸、酢酸が挙げられる。酸の濃度は、好ましくは2%以上、さらに好ましくは3%〜7%である。アルカリ処理に用いられるアルカリの代表例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。アルカリの濃度は、好ましくは2%〜10%、さらに好ましくは3%〜7%である。酸またはアルカリ処理は、上記保護フィルムを酸またはアルカリの水溶液に浸漬することにより行われる。浸漬時間(処理時間)は、酸の場合もアルカリの場合も代表的には30〜90秒である。酸またはアルカリの水溶液の温度は、代表的には50〜70℃である。
最後に、偏光子と上記処理された保護フィルムとを接着剤(結果として、接着剤層)を介して少なくとも一方の面に貼り合わせることにより、偏光板が得られる。偏光子と保護フィルムとの貼り合わせ方法としては、任意の適切な方法が採用され得る。
次に、本発明の画像表示装置について説明する。ここでは一例として液晶表示装置について説明するが、本発明が偏光板を必要とするあらゆる表示装置に適用され得ることはいうまでもない。図1は、本発明の好ましい実施形態による液晶表示装置の概略断面図である。図示例では透過型液晶表示装置について説明するが、本発明が反射型液晶表示装置等にも適用されることはいうまでもない。
液晶表示装置100は、液晶セル10と、液晶セル10を挟んで配された位相差フィルム20、20’と、位相差フィルム20、20’の外側に配された偏光板30、30’と、導光板40と、光源50と、リフレクター60とを備える。偏光板30、30’は、その偏光軸が互いに直交するようにして配置されている。液晶セル10は、一対のガラス基板11、11’と、該基板間に配された表示媒体としての液晶層12とを有する。一方の基板11には、液晶の電気光学特性を制御するスイッチング素子(代表的にはTFT)と、このアクティブ素子にゲート信号を与える走査線およびソース信号を与える信号線とが設けられている(いずれも図示せず)。他方のガラス基板11’には、カラーフィルターを構成するカラー層と遮光層(ブラックマトリックス層)とが設けられている(いずれも図示せず)。基板11、11’の間隔(セルギャップ)は、スペーサー13によって制御されている。本発明の液晶表示装置においては、偏光板30、30’として、上述の偏光板が採用される。図2は、この偏光板の一例の概略断面図である。偏光板30、30’は、偏光子31と、偏光子31の両面に接着剤層32を介して貼り合わされた保護フィルム33とを有する。
例えば、TN方式の場合には、このような液晶表示装置100は、電圧無印加時には液晶層12の液晶分子が、偏光軸を90度ずらすような状態で配列している。そのような状態においては、偏光板によって一方向の光のみが透過した入射光は、液晶分子によって90度ねじられる。上記のように、偏光板はその偏光軸が互いに直交するようにして配置されているので、他方の偏光板に到達した光(偏光)は、当該偏光板を透過する。したがって、電圧無印加時には、液晶表示装置100は白表示を行う(ノーマリホワイト方式)。一方、このような液晶表示装置100に電圧を印加すると、液晶層12内の液晶分子の配列が変化する。その結果、他方の偏光板に到達した光(偏光)は、当該偏光板を透過できず、黒表示となる。このような表示の切り替えを、アクティブ素子を用いて画素ごとに行うことにより、画像が形成される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例には限定されない。なお、特に示さない限り、実施例中の部およびパーセントは重量基準である。
厚さ80μmのポリビニルアルコールフィルム((株)クラレ製)を5wt%のヨウ素化合物水溶液(ヨウ素(I)/ヨウ化カリウム(KI)の重量比=1/10)中で、偏光子が所定の単体透過率(ここでは、43%)となるように時間を調整して染色し、3wt%ホウ酸+2wt%KI水溶液中に10秒間浸漬し、4wt%ホウ酸+3wt%KI水溶液中で延伸倍率が5.5倍となるように延伸し、最後に5wt%KI水溶液に10秒間浸漬した。得られた延伸フィルムを40℃のオーブンで3分間乾燥し、厚さ30μmの偏光子を得た。
一方、保護フィルムとして厚さ40μmのトリアセチルセルロースフィルムを用いた。この保護フィルムを10%の水酸化ナトリウム水溶液(60℃)に30秒間浸漬してケン化し、60秒間水洗した。ケン化されたフィルムを5%の塩酸に30秒間浸漬して、酸処理を行った。酸処理後、30秒間水洗を行った。
偏光子と酸処理した保護フィルムとを、接着剤を供給しながら貼り合わせた。接着剤は、アセトアセチル基変性したポリビニルアルコール樹脂(アセチル化度13%)100部に対してグリオキザール20部を含む水溶液(濃度3%)を用いた。偏光子と保護フィルムとを貼り合わせた後、55℃で6分間乾燥し、偏光板を得た。
得られた偏光板を短冊状(吸収軸方向50mm×吸収軸に垂直方向25mm)に切り出し、実験試料とした。この試料を60℃の温水に3時間浸漬した後、試料端部の剥がれ量(長さ:mm)を測定した。この剥がれ量を耐久性(耐湿性)の指標とした。測定結果を、後述の実施例2〜6および比較例1の結果と併せて下記表1に示す。
Figure 2006078714
(実施例2〜5)
保護フィルムの酸処理時間および酸処理後の水洗時間を表1のように変化させたこと以外は実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板を実施例1と同様の評価に供した。結果を上記表1に示す。
(酸濃度および酸処理時間と剥がれ量との関係)
酸処理に用いた塩酸の濃度を0.5%、1%、3%と変化させたこと、ならびに、酸処理時間および水洗時間をいずれも60秒としたこと以外は実施例1と同様にして偏光板を得た。得られた偏光板から実施例1と同様にして試料を切り出した。浸漬時間を1、2、3および4時間と変化させて、浸漬後の剥がれ量を実施例1と同様にして測定した。酸処理を行わずに得られた偏光板についても同様の実験を行った。結果を下記表2に示す。
Figure 2006078714
表1から明らかなように、保護フィルムに酸処理を施した偏光板は、酸処理を施さない偏光板に比べて剥がれ量が半分以下に減少している。このことから、保護フィルムに酸処理を施すことにより、耐久性(耐湿性)が格段に改善されることがわかる。さらに、表2から明らかなように、耐久性がさらに顕著に改善される臨界的な酸濃度が、1%と3%の間に存在することがわかる。
本発明の偏光板は、液晶表示装置(LCD)やエレクトロルミネッセンス表示装置(ELD)などのフラットパネルディスプレーに好適に使用され得る。
本発明の好ましい実施形態による液晶表示装置の概略断面図である。 本発明の好ましい実施形態による偏光板の概略断面図である。
符号の説明
10 液晶セル
11、11’ ガラス基板
12 液晶層
13 スペーサー
20、20’ 位相差フィルム
30、30’ 偏光板
31 偏光子
32 接着剤層
33 保護フィルム
100 液晶表示装置

Claims (9)

  1. 偏光子と、該偏光子の少なくとも一方の面に接着剤層を介して貼り合わされた保護フィルムとを有し、
    該保護フィルムが、ケン化処理と酸またはアルカリ処理とを施したフィルムである、偏光板。
  2. 前記保護フィルム表面の水に対する接触角が40度以下である、請求項1に記載の偏光板。
  3. 前記接着剤層の厚みが30nm〜300nmである、請求項1または2に記載の偏光板。
  4. 前記接着剤層が、ポリビニルアルコール系樹脂と架橋剤とを含む接着剤から形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の偏光板。
  5. 前記保護フィルムが、トリアセチルセルロースを含む、請求項1から4のいずれかに記載の偏光板。
  6. 保護フィルムをケン化する工程と;
    該ケン化された保護フィルムを酸またはアルカリ処理する工程と;
    該酸またはアルカリ処理された保護フィルムと偏光子とを貼り合わせる工程と
    を含む、偏光板の製造方法。
  7. 前記酸またはアルカリ処理工程に用いられる酸またはアルカリが、2%以上の濃度を有する、請求項6に記載の製造方法。
  8. 一対のガラス基板と、該基板間に配された表示媒体としての液晶層とを有する液晶セルと;
    該液晶セルを挟んで配された位相差フィルムと;
    該位相差フィルムの外側に配された請求項1から5のいずれかに記載の偏光板と
    を備える、液晶表示装置。
  9. 請求項1から5のいずれかに記載の偏光板を備える、画像表示装置。


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