JP2003307623A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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JP2003307623A
JP2003307623A JP2002116501A JP2002116501A JP2003307623A JP 2003307623 A JP2003307623 A JP 2003307623A JP 2002116501 A JP2002116501 A JP 2002116501A JP 2002116501 A JP2002116501 A JP 2002116501A JP 2003307623 A JP2003307623 A JP 2003307623A
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孝徳 磯▲ざき▼
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哲史 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリビニルアルコール系偏光フィルムと酢酸
セルロース系保護フィルムの中間に耐水性の優れた接着
層を設けることで、高温・高湿度下においても偏光性能
の著しい低下が起こることがなく、耐湿熱性に優れた偏
光板を提供する。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系偏光フィルムの
少なくとも片面に、ビニルアルコール系重合体および無
機層状化合物を含有する樹脂組成物からなる接着層を介
して酢酸セルロース系保護フィルムを設けてなる偏光
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐湿熱性に優れた偏
光板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光の透過および遮断機能を有する偏光板
は、光のスイッチング機能を有する液晶とともに、液晶
ディスプレイ(LCD)の基本的な構成要素である。こ
のLCDの適用分野も、開発初期の頃の電卓および腕時
計などの小型機器から、近年では、ノート型パソコン、
ワープロ、液晶カラープロジェクタ、車載用ナビゲーシ
ョンシステム、液晶テレビ等の広範囲での使用が増えて
きたことから、従来品以上に耐久性、特に高温・高湿度
下での耐湿熱性に優れた偏光板が求められるようになっ
てきている。
【0003】偏光板は、一般に、ポリビニルアルコール
フィルム(以下、これを「PVAフィルム」と略記し、
これの原料であるポリビニルアルコールを「PVA」と
略記することがある)を一軸延伸させ、ヨウ素や二色性
染料を用いて染色するか、または染色して一軸延伸させ
た後、ホウ素化合物で固定処理を行うことにより(染色
と固定処理が同時の場合もある)得られた偏光フィルム
に、三酢酸セルロース(TAC)フィルムや酢酸・酪酸
セルロース(CAB)フィルムなどの保護フィルムを貼
り合わせることにより製造される。
【0004】これらのうち、ヨウ素を用いて染色した偏
光フィルムは、製造後の初期における偏光性能には優れ
るものの、熱に対する耐久性や水に対する耐久性が劣る
ため、高温・高湿の状態では偏光性能が低下するという
問題がある。偏光フィルムの耐久性を向上させるため
に、PVAを変性したり、偏光フィルムの製造時にホウ
素化合物で固定処理するなどして架橋させたり、熱処理
を施したり、あるいは偏光フィルムに透湿度の低い高分
子化合物からなるフィルムを貼り合わせるなどの方法が
試みられているが、いずれの方法も十分であるとは言い
がたい。
【0005】また、二色性染料を用いて染色した偏光フ
ィルムは、ヨウ素系偏光フィルムと比べて熱及び水に対
する耐久性に優れるものの、高温・高湿度下ではPVA
分子の配向緩和が起こり、徐々に偏光性能が低下すると
言った問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術における欠点を解消して、高温・高湿度下でも
偏光性能の著しい低下が起こらない、耐湿熱性に優れた
偏光板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、偏光板を構成するポリビニルアル
コール系偏光フィルムと保護フィルムの接着層に着目し
て検討を重ねた結果、ビニルアルコール系重合体および
無機層状化合物を含有する樹脂組成物を接着層として用
いることにより、高温・高湿度下でも偏光性能の著しい
低下が起こらない、耐湿熱性に優れた偏光板が得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、
本発明は、ポリビニルアルコール系偏光フィルムの少な
くとも片面に、ビニルアルコール系重合体(以下、これ
を「PVA系重合体」と略記することがある)および無
機層状化合物を含有する樹脂組成物からなる接着層を介
して酢酸セルロース系保護フィルムを設けてなることを
特徴とする偏光板を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明についてさらに詳し
く説明する。本発明において偏光フィルムの原料として
用いられるPVAは、例えばビニルエステルを重合して
得られたポリビニルエステルをけん化することにより製
造される。またPVAの主鎖に不飽和カルボン酸または
その誘導体、不飽和スルホン酸またはその誘導体、炭素
数2〜30のα−オレフィンなどを15モル%未満の割
合でグラフト共重合した変性PVAや、ビニルエステル
と不飽和カルボン酸またはその誘導体、不飽和スルホン
酸またはその誘導体、炭素数2〜30のα−オレフィン
などを15モル%未満の割合で共重合した変性ポリビニ
ルエステルをけん化することにより製造される変性PV
Aや、未変性または変性PVAをホルマリン、ブチルア
ルデヒド、ベンツアルデヒドなどのアルデヒド類で水酸
基の一部を架橋したいわゆるポリビニルアセタール樹脂
などを挙げることができる。
【0009】前記のビニルエステルとしては、酢酸ビニ
ル、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピ
バリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル、ラウリン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニルなどが例
示される。
【0010】変性PVAに使用されるモノマーは、主と
して変性を目的に共重合されるもので、本発明の趣旨を
損なわない範囲で使用される。このようなモノマーとし
て、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブ
テンなどのオレフィン類;アクリル酸およびその塩;ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プ
ロピル、アクリル酸i−プロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸2−エチルへキシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸オクタデシルなどのアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸およびその塩;メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸i−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸i−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸
2−エチルへキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリ
ル酸オクタデシルなどのメタクリル酸エステル類;アク
リルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−エチルア
クリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、アクリルアミドプロパンスルホ
ン酸およびその塩、アクリルアミドプロピルジメチルア
ミンおよびその塩、N−メチロールアクリルアミドおよ
びその誘導体などのアクリルアミド誘導体;メタクリル
アミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタ
クリルアミド、メタクリルアミドプロパンスルホン酸お
よびその塩、メタクリルアミドプロピルジメチルアミン
およびその塩、N−メチロールアクリルアミドおよびそ
の誘導体などのメタクリルアミド誘導体;N−ビニルホ
ルムアミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロ
リドンなどのN−ビニルアミド類;メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテ
ル、i−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエ
ーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニル
エーテル、ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニル
エーテルなどのビニルエーテル類;アクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどのニトリル類;塩化ビニル、塩
化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどの
ハロゲン化ビニル類;酢酸アリル、塩化アリルなどのア
リル化合物;マレイン酸およびその塩またはそのエステ
ル;イタコン酸およびその塩またはそのエステル;ビニ
ルトリメトキシシランなどのビニルシリル化合物;酢酸
イソプロペニルなどを挙げることができる。これらのな
かでもα−オレフィンが好ましく、特にエチレンが好ま
しい。
【0011】変性PVAの変性量は15モル%未満であ
るのが好ましい。
【0012】PVAのけん化度は、耐久性の点から90
モル%以上が好ましく、95モル%以上がより好まし
く、98モル%以上がさらに好ましく、特に99モル%
以上が最も好ましい。
【0013】前記けん化度とは、けん化によりビニルア
ルコール単位に変換されうる単位の中で、実際にビニル
アルコール単位にけん化されている単位の割合を示した
ものである。なお、PVAのけん化度は、JIS記載の
方法により測定を行った。
【0014】PVAの重合度は、偏光性能の点から50
0以上が好ましく、1000以上がより好ましく、15
00以上がさらに好ましく、特に2500以上が最も好
ましい。PVA重合度の上限は8000以下が好まし
く、6000以下がより好ましい。
【0015】なお、前記PVAの重合度は、JIS K
6726に準じて測定される。すなわち、PVAを再
けん化し、精製した後、30℃の水中で測定した極限粘
度から求められる。
【0016】前記PVAを使用してPVAフィルムを製
造する方法としては、例えばPVAを溶剤に溶解したP
VA溶液を使用して、流延製膜法、湿式製膜法(貧溶媒
中への吐出)、ゲル製膜法(PVA水溶液を一旦冷却ゲ
ル化した後、溶媒を抽出除去し、PVAフィルムを得る
方法)、およびこれらの組み合わせによる方法や、含水
PVA(有機溶剤などを含んでいても良い)を溶融して
行う溶融押出製膜法などを採用することができる。これ
らのなかでも流延製膜法および溶融押出製膜法が、良好
な偏光フィルムが得られることから好ましい。
【0017】PVAフィルムを製造する際に使用される
PVAを溶解する溶剤としては、例えば、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、グリセリン、水などを挙げることが
でき、これらのうち1種または2種以上を使用すること
ができる。これらのなかでも、ジメチルスルホキシド、
水、あるいはグリセリンと水の混合溶媒が好適に使用さ
れる。
【0018】PVAフィルムを製造する際に使用するP
VA溶液または含水PVAのPVA濃度は、10〜70
重量%が好適であり、10〜60重量%がより好適であ
り、13〜55重量%がさらに好適であり、特に15〜
50重量%が最も好適である。このPVA溶液または含
水PVAには、必要に応じて可塑剤、界面活性剤、二色
性染料などを含有させてもよい。
【0019】PVAフィルムを製造する際に可塑剤とし
て、多価アルコールを添加することが好ましい。多価ア
ルコールとしては、例えば、エチレングリコール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジグリセリン、トリエチレングリコール、テトラエ
チレングリコール、トリメチロールプロパンなどを挙げ
ることができ、これらのうち1種または2種以上を使用
することができる。これらの中でも延伸性向上効果から
ジグリセリンやエチレングリコールやグリセリンが好適
に使用される。
【0020】多価アルコールの添加量としては、PVA
100重量部に対して1〜30重量部が好ましく、3〜
25重量部がより好ましく、特に5〜20重量部が最も
好ましい。1重量部より少ないと、染色性や延伸性が低
下する場合があり、30重量部より多いと、PVAフィ
ルムが柔軟になりすぎて、取り扱い性が低下する場合が
ある。
【0021】PVAフィルムを製造する際には、界面活
性剤を添加することが好ましい。界面活性剤の種類とし
ては特に限定はないが、アニオン性あるいはノニオン性
の界面活性剤が好ましい。アニオン性界面活性剤として
は、たとえば、ラウリン酸カリウムなどのカルボン酸
型、オクチルサルフェートなどの硫酸エステル型、ドデ
シルベンゼンスルホネートなどのスルホン酸型のアニオ
ン性界面活性剤が好適である。ノニオン性界面活性剤と
しては、たとえば、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ルなどのアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンオク
チルフェニルエーテルなどのアルキルフェニルエーテル
型、ポリオキシエチレンラウレートなどのアルキルエス
テル型、ポリオキシエチレンラウリルアミノエーテルな
どのアルキルアミン型、ポリオキシエチレンラウリン酸
アミドなどのアルキルアミド型、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンエーテルなどのポリプロピレングリ
コールエーテル型、オレイン酸ジエタノールアミドなど
のアルカノールアミド型、ポリオキシアルキレンアリル
フェニルエーテルなどのアリルフェニルエーテル型など
のノニオン性界面活性剤が好適である。これらの界面活
性剤の1種あるいは2種以上の組み合わせで使用するこ
とができる。
【0022】界面活性剤の添加量としてはPVA100
重量部に対して0.01〜1重量部が好ましく、0.0
2〜0.5重量部がより好ましく、特に0.05〜0.
3重量部が最も好ましい。0.01重量部より少ないと
延伸性向上や染色性向上の効果が現れにくく、1重量部
より多いと、PVAフィルムの表面に溶出してブロッキ
ングの原因になり、取り扱い性が低下する場合がある。
【0023】PVAフィルムの厚さは好ましくは5〜1
50μmであり、より好ましくは20〜100μmであ
り、さらに好ましくは30〜90μmであり、最も好ま
しくは35〜80μmである。
【0024】PVAフィルムから偏光フィルムを製造す
るには、例えば該PVAフィルムを染色、一軸延伸、固
定処理、乾燥処理、さらに必要に応じて熱処理を行えば
よく、染色、一軸延伸、固定処理の操作順に特に制限は
ない。また、一軸延伸を二回またはそれ以上行っても良
い。
【0025】染色は、一軸延伸前、一軸延伸時、一軸延
伸後のいずれでも可能である。染色に用いる染料として
は、ヨウ素−ヨウ化カリウム;ダイレクトブラック 1
7、19、154;ダイレクトブラウン 44、10
6、195、210、223;ダイレクトレッド 2、
23、28、31、37、39、79、81、240、
242、247;ダイレクトブルー 1、15、22、
78、90、98、151、168、202、236、
249、270;ダイレクトバイオレット 9、12、
51、98;ダイレクトグリーン 1、85;ダイレク
トイエロー 8、12、44、86、87;ダイレクト
オレンジ 26、39、106、107などの二色性染
料などが、1種または2種以上の混合物で使用できる。
通常染色は、PVAフィルムを上記染料を含有する溶液
中に浸漬させることにより行うことが一般的であるが、
PVAフィルムに混ぜて製膜するなど、その処理条件や
処理方法は特に制限されるものではない。
【0026】一軸延伸には、PVAフィルムを温水溶液
中(前記染料を含有する溶液中や後記固定処理浴中でも
よい)で延伸する湿式延伸法、または含水後のPVAフ
ィルムを空気中で延伸する乾熱延伸法を使用することが
できる。延伸温度は、特に限定されないが、PVAフィ
ルムを温水中で延伸(湿式延伸)する場合は30〜90
℃が、また乾熱延伸する場合は50〜180℃が好適で
ある。また一軸延伸の延伸倍率(多段の一軸延伸の場合
には合計の延伸倍率)は、偏光性能の点から4倍以上が
好ましく、特に5倍以上が最も好ましい。延伸倍率の上
限は特に制限はないが、8倍以下であると均一な延伸が
得られやすいので好ましい。延伸後のフィルムの厚み
は、3〜75μmが好ましく、5〜50μmがより好ま
しい。
【0027】PVAフィルムへの上記染料の吸着を強固
にすることを目的に、固定処理を行うことが多い。固定
処理に使用する処理浴には、通常、ホウ酸および/また
はホウ素化合物が添加される。また、必要に応じて処理
浴中にヨウ素化合物を添加してもよい。
【0028】延伸フィルムの乾燥処理(熱処理)は、3
0〜150℃で行うのが好ましく、50〜150℃で行
うのがより好ましい。
【0029】以上のようにして得られた偏光フィルムの
少なくとも片面に、接着層を介して酢酸セルロース系保
護フィルムを貼り合わせることにより偏光板を製造す
る。酢酸セルロース系保護フィルムとしては、三酢酸セ
ルロースフィルム、二酢酸セルロースフィルム、酢酸・
酪酸セルロースフィルムなどが用いられる。酢酸セルロ
ース系保護フィルムは、プラズマ処理、プラズマコーテ
ィング処理、グロー放電処理、コロナ放電処理、高周波
処理、電子線処理等の公知の物理的処理、あるいは酸ま
たはアルカリ溶液による化学的処理が施されていてもよ
い。酢酸セルロース系保護フィルムの厚みについて特に
制限はなく、通常25〜200μmの厚みのものが用い
られる。
【0030】本発明において接着層を構成する樹脂組成
物の成分として用いられるPVA系重合体は、ビニルエ
ステルを重合して得られたポリビニルエステルをけん化
することにより製造される。ビニルエステルとしては、
酢酸ビニル、ギ酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル、ラ
ウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、安息香酸ビニル
などが例示され、一般的には酢酸ビニルが用いられる。
【0031】また、ビニルエステルと炭素数2〜30の
α−オレフィンを共重合した変性ポリビニルエステルを
けん化することにより製造される変性PVA系重合体を
樹脂組成物の成分として用いることで、偏光板の高温・
高湿度下での耐湿熱性をより一層向上させることができ
る。このようなα−オレフィンとして、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、イソブテンなどを例示することが
でき、これらの中でもエチレンが好ましい。変性PVA
系重合体におけるα−オレフィンの含有量は1〜24モ
ル%であり、好ましくは2〜19モル%、さらに好まし
くは3〜15モル%である。α−オレフィンの含有量が
1モル%未満の場合には、α−オレフィンを含有させた
ことによる効果が十分発現しないことがあり、また、α
−オレフィンの含有量が多くなり過ぎると、変性PVA
系重合体の水溶性が低下してPVAが本来有する特長が
損なわれやすくなり、α−オレフィンの含有量が24モ
ル%を超えると、この傾向は著しくなる。
【0032】ビニルエステルとα−オレフィンを共重合
させる際には、必要に応じて、共重合可能な不飽和単量
体を本発明の効果を損なわない範囲で使用することがで
きる。このような不飽和単量体として、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、フタル酸、無水フタル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸およびそのナトリウム
塩、ビニルスルホン酸ナトリウム、アリルスルホン酸ナ
トリウム、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエ
ーテル、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、塩化
ビニリデン、フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレ
ンなどを挙げることができる。変性PVA系重合体にお
ける不飽和単量体の含有量は10モル%未満であること
が好ましく、5モル%未満であることがより好ましく、
2モル%未満であることが特に好ましい。
【0033】PVA系重合体の重合度は、好ましくは1
00〜3000であり、より好ましくは200〜200
0であり、特に好ましくは300〜1500である。P
VA系重合体の重合度が100未満の場合には、PVA
系重合体および無機層状化合物を含有する樹脂組成物か
ら形成される接着層の接着力および強度が不足する傾向
がある。また、PVA系重合体の重合度が3000を超
える場合には、PVA系重合体および無機層状化合物を
含有する樹脂組成物から調製される接着剤溶液の粘度が
高くなり過ぎるために、接着剤溶液を塗布する際の作業
性が低下して偏光板の生産性が低下する傾向がある。
【0034】なお、前記PVA系重合体の重合度は、J
IS K 6726に準じて測定される。すなわち、P
VA系重合体を再けん化し、精製した後、30℃の水中
で測定した極限粘度から求められる。
【0035】PVA系重合体のけん化度は、PVA系重
合体および無機層状化合物を含有する樹脂組成物から形
成される接着層の耐久性の点から90モル%以上が好ま
しく、95モル%以上がより好ましく、99モル%以上
が特に好ましい。
【0036】前記けん化度とは、けん化によりビニルア
ルコール単位に変換されうる単位の中で、実際にビニル
アルコール単位にけん化されている単位の割合を示した
ものである。なお、PVA系重合体のけん化度は、JI
S記載の方法により測定を行った。
【0037】本発明において用いられる無機層状化合物
とは、原子が共有結合等によって強く結合して密に配列
したシートが、ファンデルワールス力、静電気力などの
弱い力によってほぼ平行に積み重なった構造を持つ無機
化合物を言う。無機層状化合物は、目的とする偏光板の
耐水性の点から、シート同士の間隔(X線回折法により
求めることができる)で、粒子の平均粒径(粒子が板状
の場合には、平面方向の平均粒子径)を除した値が10
0〜10000の範囲にあることが好ましく,500〜
9000の範囲にあることがより好ましく,1000〜
8000の範囲にあることが特に好ましい。無機層状化
合物は粒子の平均粒径が異なるものをブレンドして使用
した方が好ましい。
【0038】本発明において使用可能な層状無機化合物
としては、例えば、雲母類、タルク、モンモリロナイ
ト、カオリナイト、バーミキュライトなどが挙げられ
る。
【0039】上記した層状無機化合物の中でも、有機溶
剤又は無機溶剤に浸漬することで膨潤しまたは劈開する
性質を有する層状無機化合物(本明細書中では、このよ
うな層状無機化合物を一括して「膨潤性無機化合物」と
称する)が、PVA系重合体と組み合わせて樹脂組成物
としたときに特に優れた耐水性を発現することから、好
ましく用いられる。ここで、層状無機化合物が膨潤する
とは、層状無機化合物を大過剰の有機溶剤又は無機溶剤
に浸漬した際に、X線回折法で見た層相互の間隔が広が
る現象を言い、層状無機化合物が劈開するとは、同様の
操作を加えたときに、層相互の間隔を示すピークが小さ
くなるか又は消滅するような挙動を示す現象をいう。な
お、膨潤性無機化合物のうちでも、水によって膨潤しま
たは劈開するものが、耐湿熱性に優れた偏光板を得る観
点から最も優れており、好ましい。
【0040】膨潤性無機化合物としては、バーミキュラ
イト、モンモリロナイト、層間にリチウム、ナトリウム
等がインターカレートされた合成膨潤性フッ素雲母等が
挙げられる。なかでも水溶媒で劈開性を有するモンモリ
ロナイト、膨潤性フッ素雲母が好ましく、劈開性に特に
優れ、かつ合成物であることによる品質の均一性、高純
度などの特性を有することから層間にリチウム、ナトリ
ウム等がインターカレートされた膨潤性フッ素雲母が最
適である。
【0041】PVA系重合体および無機層状化合物を用
いて樹脂組成物を製造するに当たって、PVA系重合体
と無機層状化合物の配合比について特に制限はないが、
樹脂組成物から形成される接着層にバリアー性を付与す
るという観点から、PVA系重合体と無機層状化合物の
両者に対する無機層状化合物の重量比率(無機層状化合
物/(PVA系重合体+無機層状化合物))で1重量%
以上であることが好ましく、3重量%以上がより好まし
く、5重量%以上が特に好ましく、8重量%が最も好ま
しい。また、PVA系重合体と無機層状化合物の両者に
対する無機層状化合物の重量比率は70重量%以下であ
ることが好ましい。無機層状化合物の重量比率が70重
量%を超える場合には、接着剤溶液の粘度が高くなり過
ぎて、接着剤溶液を塗布する際の作業性が低下する傾向
がある。無機層状化合物の重量比率は、接着層の透明性
の点から50重量%以下であることがより好ましく、接
着剤溶液の粘度の上昇を抑えて、その均一な塗布を実現
するという観点から30重量%以下が最も好ましい。
【0042】本発明においては、樹脂組成物の成分とし
て、PVA系重合体および層状無機化合物にさらにPV
A系重合体の架橋剤を添加することができ、これにより
接着層の耐水性を向上させることができる。この目的に
使用できる架橋剤としては特に制限なく、公知のいずれ
の架橋剤も好ましく使用することができる。架橋剤の例
としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、
ポリアミドポリ尿素、ジメチロール尿素、ジメチロール
メラミン、多価エポキシ化合物、ジアルデヒド化合物、
多価イソシアネート樹脂、アジリジン化合物、ポリアミ
ドアミンエピクロルヒドリン化合物、活性化ビニル化合
物、ジカーボネート化合物、コロイダルシリカ、ジルコ
ニウム塩、多価金属塩、ホウ酸、リン酸、ポリアクリル
酸、ジカルボン酸、アジピン酸無水物、コハク酸無水
物、テトライソプロピルチタネート、ジイソプロポキシ
ビス(アセチルアセトン)チタネートなどのチタン化合
物等を挙げることができ、このほか、3−グリシドプロ
ピルメトキシシラン等のカップリング剤、パーオキサイ
ド等のラジカル発生剤等の使用も可能である。
【0043】上記した架橋剤の中でも、活性化ビニル化
合物、ジカーボネート化合物、コロイダルシリカ、ジル
コニウム塩、多価金属塩、ホウ酸、リン酸、ポリアクリ
ル酸、ジカルボン酸、アジピン酸無水物、コハク酸無水
物、テトライソプロピルチタネート、ジイソプロポキシ
ビス(アセチルアセトン)チタネートなどのチタン化合
物は粘度と接着強度などのバランスに優れており、最適
である。
【0044】架橋剤の添加量は、(架橋剤/(PVA系
重合体+架橋剤))で0.5重量%以上であることが好
ましく、1重量%以上がより好ましく、2重量%以上が
特に好ましい。PVA系重合体と架橋剤の両者に対する
架橋剤の重量比率が0.5重量%未満の場合には、架橋
剤を添加したことにより効果が発現しない。また、PV
A系重合体と架橋剤の両者に対する架橋剤の重量比率は
50重量%以下であることが好ましく、40重量%以下
がより好ましく、30重量%以下が特に好ましい。架橋
剤の重量比率が50重量%を越えると、樹脂組成物から
形成される接着層の透明性および耐水性などが低下する
傾向がある。
【0045】PVA系重合体および無機層状化合物を含
有する樹脂組成物から接着剤溶液を製造する方法として
は特に制限はなく、例えば、(1)あらかじめ層状無機
化合物を水に分散させた中にPVA系重合体を加えた
後、加熱し溶解する方法、(2)層状無機化合物の分散
液とPVA系重合体溶液をそれぞれ別個に調製し、これ
らをブレンドする方法、(3)水、PVA系重合体およ
び層状無機化合物を一度に容器に投入し、溶解する方法
などが挙げられる。架橋剤をさらに添加する場合には、
上記した方法にしたがって接着剤溶液を製造する際に任
意の段階で架橋剤を投入するか、あるいは上記した方法
にしたがって製造した接着剤溶液を塗布する際に、接着
剤溶液にあらかじめ別個に調製しておいた架橋剤の溶液
を混合しながら塗布する方法などが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0046】接着剤溶液の塗布量は、乾燥した状態で測
定した厚み(接着層の厚み)が0.5〜20μmである
ことが好ましく、1〜5μmであることがより好まし
い。接着層の厚みが0.5μm未満では、十分な耐水性
が発現しないことがあり、一方20μmを超えると接着
剤溶液の乾燥時の負荷が大きくなる傾向があり、偏光板
を製造する上で問題である。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではな
い。なお、以下の実施例および比較例において「%」お
よび「部」は、特に断らないかぎり重量基準である。ま
た、実施例および比較例中の二色性比は以下の方法によ
り評価した。
【0048】二色性比:得られた偏光フィルムの偏光性
能を評価する指標として二色性比を使用した。この二色
性比は、日本電子機械工業会規格(EIAJ)LD−2
01−1983に準拠し、分光光度計を用いて、C光
源、2度視野にて測定・計算して得た透過率Ts(%)
と偏光度P(%)を使用して下記の式から求めた。 二色性比=log(Ts/100−(Ts/100)×
P/100)/log(Ts/100+(Ts/10
0)×P/100)
【0049】実施例1 1)接着剤溶液の調製 ビニルアルコール系重合体として、重合度500、 け
ん化度99.0モル%、 エチレン含量8モル%のエチ
レン変性ポリビニルアルコールを熱水に溶解し、20%
の溶液(樹脂溶液A)を調製した。無機層状化合物とし
て、膨潤性フッ素雲母(コープケミカル社製 ME−1
00)を6%の濃度になるように水に分散し、これを家
庭用ミキサーを用いて15分間攪拌して分散液(フィラ
ー分散液B)を調製した。樹脂溶液Aとフィラー分散液
Bを全固形分に対するフッ素雲母の比率が20%になる
ように混合し、これにさらに架橋剤としてテトライソプ
ロピルチタネートを全固形分に対して2重量%の割合で
混合し、接着剤溶液を調製した。 2)偏光板の作製 ポリビニルアルコール系偏光フィルムに、上記1)にお
いて調製した接着剤溶液をグラビアコートし、これに表
面をけん化処理した三酢酸セルロースフィルムを貼り合
わせた。この三酢酸セルロースフィルムの貼り合わせを
片面ずつ2回繰り返し、偏光フィルムの両面に三酢酸セ
ルロースフィルムを貼り合わせた後、50℃で乾燥して
接着させ、偏光膜の両面に三酢酸セルロースフィルムが
貼り合わされた偏光板を得た。偏光板の断面を観察した
ところ、接着剤層の厚みは3μmであり、接着剤溶液の
塗工斑は認められなかった。得られた偏光板の透過率は
42.57%、偏光度は99.98%であり、それらの
値から計算により求めた二色性比は58.22であっ
た。この偏光板を80℃90%RHの恒温恒湿機に入れ
て1000時間の耐久性試験を行った。1000時間後
の偏光性能は43.64%、偏光度99.85%、二色
性比53.51であった。
【0050】実施例2〜5 接着剤溶液に用いるビニルアルコール系重合体、無機層
状化合物および架橋剤の種類および添加量を表1に示す
ように変化させた以外は実施例1と同様の操作を行い偏
光板を作製した。得られた偏光板について、透過率、偏
光度および二色性比を求めた結果を表2に示した。さら
に実施例1と同様にして耐久性試験を行い、得られた結
果を表2に示した。
【0051】比較例1および2 接着剤溶液に用いるビニルアルコール系重合体、無機層
状化合物および架橋剤の種類および添加量を表1に示す
ように変化させた以外は実施例1と同様の操作を行い偏
光板を作製した。得られた偏光板について、透過率、偏
光度および二色性比を求めた結果を表2に示した。さら
に実施例1と同様にして耐久性試験を行い、得られた結
果を表2に示した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明の偏光板は、ポリビニルアルコー
ル系偏光フィルムと酢酸セルロース系保護フィルムの中
間に設けたビニルアルコール系重合体および無機層状化
合物を含有する樹脂組成物からなる接着層が耐水性に優
れており、そのため高温・高湿度下においても偏光性能
の著しい低下が起こることがなく、耐湿熱性に優れてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA27 BB33 BB43 BB51 BB62 BC03 BC10 BC14 BC22 2H091 FA08 FB02 FB13 FC05 FC25 FC29 FC30 FD07 FD14 GA16 GA17 LA03 LA04 LA11 LA16 4F100 AJ06 AK21 BA02 CB02 GB41 JD05 JJ03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール系偏光フィルムの
    少なくとも片面に、ビニルアルコール系重合体および無
    機層状化合物を含有する樹脂組成物からなる接着層を介
    して酢酸セルロース系保護フィルムを設けてなる偏光
    板。
  2. 【請求項2】 ビニルアルコール系重合体がα−オレフ
    ィン単位を1〜24モル%含有する変性ビニルアルコー
    ル系重合体である請求項1記載の偏光板。
  3. 【請求項3】 無機層状化合物が膨潤性を有する無機層
    状化合物である請求項1または2記載の偏光板。
  4. 【請求項4】 樹脂組成物がビニルアルコール系重合体
    および無機層状化合物の他に更に架橋剤を含有する請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の偏光板。
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