JP2002365432A - 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置

Info

Publication number
JP2002365432A
JP2002365432A JP2001172939A JP2001172939A JP2002365432A JP 2002365432 A JP2002365432 A JP 2002365432A JP 2001172939 A JP2001172939 A JP 2001172939A JP 2001172939 A JP2001172939 A JP 2001172939A JP 2002365432 A JP2002365432 A JP 2002365432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarizing plate
film
polarizing
adhesive
protective film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001172939A
Other languages
English (en)
Inventor
英二 ▲濱▼本
Eiji Hamamoto
Hisafumi Mihara
尚史 三原
Atsushi Kitagawa
篤 北川
Yuji Saiki
雄二 済木
Seiichi Kusumoto
誠一 楠本
Yoichiro Sugino
洋一郎 杉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2001172939A priority Critical patent/JP2002365432A/ja
Publication of JP2002365432A publication Critical patent/JP2002365432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 凸凹の少ない偏光板の製造方法、及び該方法
で製造された偏光板を用いた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 偏光フィルムの両側に保護フィルムを配
置し、前記偏光フィルムと保護フィルムとを一対のロー
ル間を通過させることによって、前記偏光フィルムと保
護フィルムの層間に配置された接着剤液を介して、偏光
子の両面に保護フィルムを貼り合わせて偏光板を製造す
る偏光板の製造方法であって、前記接着剤液の粘度を3
〜20mPa・s(25℃)、かつ前記偏光フィルム及
び保護フィルムのロール間通過速度を6〜25m/mi
nとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の表示装置、
特に液晶表示装置(以下、「LCD」と略称することが
ある。)に使用される偏光板の製造方法、及び当該方法
で製造された偏光板を用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDは、パソコン等に使用されてお
り、近年、急激にその需要が増加している。LCDに使
用する偏光板は、例えば、ポリビニルアルコール(以
下、「PVA」と略称することがある。)フィルムを、
二色性を有するヨウ素又は二色性染料で染色する染色工
程、ホウ酸やホウ砂等で架橋する架橋工程、及び一軸延
伸する延伸工程の後に乾燥し、こうして得られた偏光機
能を有する偏光フィルム(偏光子)を、接着剤を用いて
トリアセチルセルロース(以下、「TAC」と略称する
ことがある。)フィルム等の保護フィルム(保護層)と
貼り合わせて製造されている。なお、染色、架橋、延伸
の各工程は、別々に行う必要はなく同時に行ってもよ
く、また、各工程の順番も任意でよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、偏光フ
ィルムの重要な光学特性である偏光機能を上げるために
は、PVAの延伸倍率をある程度高くする必要がある
が、延伸倍率を高くすると、偏光フィルムと保護フィル
ムを貼合せた後に、偏光板の延伸方向と垂直方向に凹凸
が発生し、偏光板を反射の状態で見た場合に延伸軸と平
行にスジが見えるため、外観上好ましくないという問題
が生じる。従って、偏光板上に生じる凹凸を小さくし、
延伸軸に平行のスジが見えないものが望まれている。
【0004】本発明は、前記課題解決を可能とするた
め、凸凹の少ない偏光板の製造方法、及び該方法で製造
された偏光板を用いた液晶表示装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の偏光板の製造方法は、偏光フィルムの両側
に保護フィルムを配置し、前記偏光フィルムと保護フィ
ルムとを一対のロール間を通過させることによって、前
記偏光フィルムと保護フィルムの層間に配置された接着
剤液を介して、偏光子の両面に保護フィルムを貼り合わ
せて偏光板を製造する偏光板の製造方法であって、前記
接着剤液の粘度が3〜20mPa・s(25℃)であ
り、かつ前記偏光フィルム及び保護フィルムのロール間
通過速度が6〜25m/minであることを特徴とす
る。これにより、偏光板の延伸軸と垂直方向に生じる凹
凸が少ないため、延伸軸に平行のスジが見えない偏光板
を製造することができる。
【0006】前記製造方法においては、前記ロールの表
面温度が35〜60℃であることが好ましい。
【0007】また、本発明の偏光板の製造方法において
は、前記保護フィルムが、前記偏光フィルムとの貼り合
わせ面に下塗り剤が塗布されていることが好ましい。こ
れにより、偏光フィルムと保護フィルムの接着力が向上
する。また、接着剤層の厚みを、厚くしたり薄くしたり
用途に応じて適宜調整したい場合に、予め下塗りしてい
ない場合は、均一に接着剤層の厚みを調整するのは非常
に困難であるが、下塗りをすることにより、比較的容易
に接着剤層の厚みの調整が可能となり、しかも厚みの均
一性が向上する。
【0008】また、本発明の偏光板の製造方法において
は、前記接着剤がポリビニルアルコール系接着剤である
ことが好ましい。
【0009】また、本発明の偏光板の製造方法において
は、前記下塗り剤がポリビニルアルコール系樹脂である
ことが好ましい
【0010】また、本発明の偏光板の製造方法において
は、前記偏光板における吸収軸と垂直方向の表面粗さ
(Ra)が0.04μm以下であることを特徴とする。
表面粗さ(Ra)が0.04μmを越える場合は、偏光
板の延伸軸方向と垂直方向に発生した凹凸により、延伸
軸に平行のスジが肉眼でも確認できる程度に外観不良と
なる。
【0011】次に、本発明の液晶表示装置は、前記の方
法によって製造された偏光板を、液晶セルの少なくとも
片側に配置したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、偏光フィルムの両側に
保護フィルムを配置し、その層間には特定粘度の接着剤
液を配置し、前記偏光フィルムと保護フィルムとを、6
〜25m/minの速度でロール間を通過させることに
よって、前記接着剤を介して偏光子の両面に保護フィル
ムを貼り合わせて偏光板を製造するものである。本発明
の製造方法によって得られる偏光板の一例を図1に示
す。偏光フィルム1の両面にそれぞれ保護フィルム2’
が貼り合わされている。
【0013】前記偏光フィルムと保護フィルムの層間に
配置される接着剤液の粘度は3〜20mPa・s(25
℃)、好ましくは4〜15mPa・s(25℃)であ
る。接着剤液の粘度が3mPa・sより低い場合は、接
着剤層の厚さが薄くなるため接着剤層の厚みが不均一に
なり易く、接着力も低下する。一方、接着剤液の粘度が
20mPa・sより高い場合は、偏光板に延伸軸と垂直
方向に凹凸が発生し、また接着剤層の厚さが厚くなるた
め接着剤層の厚みの均一性は大幅に悪化し、外観上も好
ましくないからである。ここで、粘度は、BL型粘度計
のBLアダプターを使用して25℃で測定した粘度を指
す。従って、配置される接着剤液の25℃における粘度
が上記範囲内であればよく、偏光フィルムと保護フィル
ム貼り合わせ時の接着剤液の粘度が3〜20mPa・s
である必要はない。
【0014】接着剤としては、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ポリビニルアルコール系接着剤、ポリ
ウレタン系接着剤、イソシアネート系接着剤や、前記ポ
リビニルアルコール系接着剤とホウ酸、ホウ砂、グルタ
ルアルデヒド、メラミン及びシュウ酸などの水溶性架橋
剤からなる接着剤などが挙げられる。中でもポリビニル
アルコール系接着剤が好ましく、特に、偏光フィルムと
の接着性が最も良好であることから、ポリビニルアルコ
ール(PVA)が好ましい。PVAとしては、平均重合
度1,000〜5,000、好ましくは1,500〜
4,000、ケン化度90〜100モル%のものが好適
である。上記の接着剤液としては、一般に前記の接着剤
の水溶液等が用いられるが、その水溶液の調製に際して
は、必要に応じて、他の添加剤や、酸等の触媒も配合す
ることができる。
【0015】偏光フィルム(偏光子)としては、合成樹
脂フィルムを、必要に応じて染色前に水浴等で膨潤処理
し、常法により、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質に
よる染色処理や、延伸処理、架橋処理等の適宜な処理を
適宜な順序や方式で施してなるものであり、自然光を入
射させると直線偏光を透過する適宜なものを用いること
ができる。特に、光透過率や偏光度に優れるものが好ま
しい。偏光子の厚さは、特に限定されるものではない
が、好ましくは5〜40μmであり、特に10〜30μ
mが好ましい。厚さが5μm未満の場合は延伸時に切れ
易くなり、40μmを越える場合は膨潤ムラが発生して
均一に膨潤できなくなるからである。
【0016】また、合成樹脂フィルムを延伸する場合
は、総延伸倍率を3〜7倍の範囲に設定するのが好まし
く、特に4〜6倍の範囲に設定するのが好ましい。総延
伸倍率が3倍未満の場合は高偏光度の偏光板を得ること
が不可能となり、7倍を超える場合はフィルムが破断し
やすくなるからである。延伸方法や延伸回数等は、特に
制限されるものではなく、染色、架橋の各工程で行って
もよく、いずれか一工程でのみ行ってもよい。また、同
一工程で複数回行ってもよい。
【0017】合成樹脂フィルムとしては、例えばポリビ
ニルアルコールや部分ホルマール化ポリビニルアルコー
ルなどの親水性高分子フィルムが好ましく、特にヨウ素
による染色性が良好である点から、ポリビニルアルコー
ル系フィルムが好ましい。ポリビニルアルコール系フィ
ルムは、ポリビニルアルコール系樹脂を、水又は有機溶
媒に溶解した原液を流延成膜する流延法、キャスト法、
押出法等、任意の方法で成膜されたものを適宜使用する
ことができる。使用するポリビニルアルコール系樹脂の
重合度は、フィルムの水への溶解度の点から、平均重合
度としては、500〜1万が好ましく、より好ましくは
1000〜6000である。また、上記ポリビニルアル
コール系樹脂の平均ケン化度としては、75モル%以上
が好ましく、より好ましくは98モル%以上である。ポ
リビニルアルコール系フィルムの膜厚は、10〜200
μmが好ましく、特に30〜100μmが好ましい。2
00μmを越える場合は、成膜時に乾燥しにくく発泡な
どの不具合が生じやすくなり、一方、10μm未満の場
合は延伸が困難となるからである。
【0018】偏光フィルムの両側に設ける透明保護層と
なる保護フィルム素材としては、適宜な透明フィルムを
用いることができる。中でも、透明性や機械的強度、熱
安定性や水分遮蔽性等に優れるポリマーからなるフィル
ム等が好ましく用いられる。そのポリマーの例として
は、トリアセチルセルロースの如きアセテート系樹脂や
ポリエステル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド
系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリノルボルネン系樹
脂、アクリル系樹脂等があげられるが、これに限定され
るものではない。
【0019】偏光特性や耐久性などの点より、特に好ま
しく用いることができる透明保護フィルムは、表面をア
ルカリなどでケン化処理したトリアセチルセルロースフ
ィルムである。透明保護フィルムの厚さは、任意である
が、一般には偏光板の薄型化などを目的に200μm以
下、好ましくは30〜150μmとされる。なお、偏光
フィルムの両側に透明保護フィルムを設ける場合、その
表裏で異なるポリマー等からなる透明保護フィルムを用
いてもよい。
【0020】保護層に用いられる透明保護フィルムは、
本発明の目的を損なわない限り、ハードコート処理や反
射防止処理、スティッキングの防止や拡散ないしアンチ
グレア等を目的とした処理などを施したものであっても
よい。
【0021】ハードコート処理は、偏光板表面の傷付き
防止などを目的に施されるものであり、例えばシリコー
ン系などの適宜な紫外線硬化型樹脂による硬度や滑り性
等に優れる硬化被膜を透明保護フィルムの表面に付加す
る方式などにて形成することができる。反射防止処理は
偏光板表面での外光の反射防止を目的に施されるもので
あり、従来に準じた反射防止膜などの形成により達成す
ることができる。また、スティッキング防止は隣接層と
の密着防止を目的に、アンチグレア処理は偏光板の表面
で外光が反射して偏光板透過光の視認を阻害することの
防止などを目的に施されるものであり、例えばサンドブ
ラスト方式やエンボス加工方式等による粗面化方式や透
明微粒子の配合方式などの適宜な方式にて透明保護フィ
ルムの表面に微細凹凸構造を付与することにより形成す
ることができる。
【0022】偏光フィルムと保護フィルムを貼り合わせ
る際には、偏光フィルム及び/又は保護フィルムに、事
前に下塗り剤が塗布されていてもよい。下塗り剤は、偏
光フィルムと保護フィルムの接着力を向上させたり、接
着剤層の厚み制御を容易にし、かつ接着剤層の厚みを均
一にするため、貼り合わせ前のフィルムの貼り合わせ面
に、予め塗布しておくものである。下塗り層は、下塗り
剤水溶液の塗布乾燥層として形成されうるが、一般に
0.3〜3μmの厚みに形成される。特に、接着性の点
から、保護フィルムの貼り合わせ面に下塗り剤を塗布し
ておくことが好ましい。
【0023】ここで、下塗り剤としては、前述した接着
剤と同様のものが挙げられるが、偏光フィルムとの接着
性を高める観点からは、ポリビニルアルコール系樹脂が
好ましく、特にポリビニルアルコール(PVA)が好ま
しい。PVAの平均重合度及び平均ケン化度としては、
前述したものと同様のものが使用できる。なお、下塗り
剤液の粘度は、特に限定されない。
【0024】次に、本発明の偏光板の製造方法の一例
を、図を参照しながら説明する。図2は、本発明の偏光
板の製造方法の一例を示す模式図である。図2に示すよ
うに、偏光フィルム1、保護フィルム2,2'、一対の
ラミネートロール3、保護フィルム2,2'を一対のラ
ミネートロール3のロール間に案内するためのロール
4、及び接着剤液スプレーノズル5をそれぞれ準備し、
これらを図示したような所定の位置にセットする。次
に、偏光フィルム1の両面にそれぞれ保護フィルム2、
2'を配置した状態で、横方向に連続的に一対のラミネ
ートロール3のロール間に案内する。そして、案内され
る偏光フィルム1の各面とそれに対応する保護フィルム
2,2'の間に、接着剤液スプレーノズル5から所定の
接着剤液をスプレーした後、この接着剤液が供給された
偏光フィルム1と保護フィルム2、2'とを、ラミネー
トロール3のロール間を所定の速度で通過させ、通過の
際のラミネートロール3の圧力により保護フィルム2、
2'を偏光フィルム1の各面に貼り合わせる。このよう
にして、図1に示すような、偏光フィルム1の両面にそ
れぞれ保護フィルム2、2'が貼り合わされた偏光板を
製造することができる。
【0025】なお、上記偏光板の形成材料である偏光フ
ィルム1、保護フィルム2,2'及び接着剤液として
は、前述したものを用いることができる。
【0026】また、接着剤液は、上記のようにスプレー
塗布する方法には限定されず、ラミネートロール3で貼
り合わせる直前に塗工する方法等であってもよい。
【0027】上記のラミネートロール3としては、偏光
フィルム1及び保護フィルム2、2'がロール間を通過
する際のロール3の圧力により、保護フィルム2、2'
を偏光フィルム1の両面に貼り合わせることができるも
のであれば特に限定はないが、特にラミネートは外観に
影響するので、面精度の高いものが好ましい。ロール3
の材質も特に限定はなく、例えば、金属やゴム等が挙げ
られる。ロールは、貼り合わせ時における表面温度が3
5℃〜60℃の範囲、好ましくは40℃〜55℃の範囲
に設定される。前記温度が35度よりも低い場合は、初
期接着力が弱く貼合せ直後に偏光フィルムと保護フィル
ムが剥がれ易くなり、一方貼り合わせ温度が60℃より
も高い場合は、偏光板にトタン板のような大きなうねり
が発生し、外観上好ましくなくなるからである。
【0028】また、ロール3の大きさや回転速度は特に
限定はなく、偏光フィルム及び保護フィルムのロール3
の通過速度(貼り合わせ速度)が6〜25m/minの
範囲、好ましくは8〜20m/minの範囲となるよう
に、適宜最適な値に設定される。貼り合わせ速度が25
m/minよりも早い場合は、接着剤層の厚みが薄くな
るため偏光板の厚みが不均一になりやすく、一方貼り合
わせ速度が6m/minよりも遅い場合は、接着剤層の
厚みが厚くなるため偏光板の厚みが不均一になり、ムラ
になりやすいからである。
【0029】上記ロール4は、保護フィルム2,2'を
一対のロール3のロール間に案内でき、所定の通過速度
で貼り合わせることができるものであれば特に限定され
ない。なお、図2においては、偏光フィルム1及び保護
フィルム2,2'を横方向に案内して偏光板を製造する
方法を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、偏光フィルムと保護フィルムを垂直方向に案内して
製造してもよい。
【0030】本発明の製造方法によって製造される偏光
板は、該偏光板における吸収軸と垂直方向の表面粗さ
(Ra)が0.04μm以下である。ここで、表面粗さ
(Ra)は、下記式(数1)で定義される。表面粗さ
は、東京精密社製の表面粗さ形状測定機等を用いて求め
ることができる。
【0031】
【数1】
【0032】また、本発明の製造方法によって製造され
る偏光板は、実用に際して他の光学層と積層した光学部
材として用いることができる。その光学層については特
に限定はなく、例えば反射板や半透過反射板、位相差板
(1/2波長板、1/4波長板などのλ板も含む)、視
覚補償フィルムや輝度向上フィルムなどの、液晶表示装
置等の形成に用いられることのある適宜な光学層の1層
または2層以上を用いることができ、特に、本発明の偏
光板に更に反射板又は半透過反射板が積層されてなる反
射型偏光板又は半透過反射板型偏光板、本発明の偏光板
に更に位相差板又はλ板が積層されてなる楕円偏光板又
は円偏光板、本発明の偏光板に更に視覚補償フィルムが
積層されている偏光板、あるいは、本発明の偏光板に更
に輝度向上フィルムが積層されている偏光板が好まし
い。
【0033】また、偏光板は、偏光板と2層又は3層以
上の光学層とを積層したものからなっていてもよい。従
って、上記の反射型偏光板や半透過型偏光板と位相差板
を組合せた反射型楕円偏光板や半透過型楕円偏光板など
であってもよい。2層又は3層以上の光学層を積層した
光学部材は、液晶表示装置等の製造過程で順次別個に積
層する方式にても形成することができるものであるが、
予め積層して光学部材としたものは、品質の安定性や組
立作業性等に優れて液晶表示装置などの製造効率を向上
させることができる利点がある。なお、積層には、粘着
剤等の適宜な接着手段を用いることができる。
【0034】前述した偏光板や光学部材には、液晶セル
等の他部材と接着するための粘着層を設けることもでき
る。その粘着層は、アクリル系等の従来に準じた適宜な
粘着剤にて形成することができる。特に、吸湿による発
泡現象や剥がれ現象の防止、熱膨張差等による光学特性
の低下や液晶セルの反り防止、ひいては高品質で耐久性
に優れる液晶表示装置の形成性などの点より、吸湿率が
低くて耐熱性に優れる粘着層であることが好ましい。ま
た、微粒子を含有して光拡散性を示す粘着層などとする
こともできる。粘着層は必要に応じて必要な面に設けれ
ばよく、例えば、偏光子と保護層からなる偏光板の保護
層について言及するならば、必要に応じて、保護層の片
面又は両面に粘着層を設ければよい。
【0035】偏光板や光学部材に設けた粘着層が表面に
露出する場合には、その粘着層を実用に供するまでの
間、汚染防止等を目的にセパレータにて仮着カバーする
ことが好ましい。セパレータは、上記の透明保護フィル
ム等に準じた適宜な薄葉体に、必要に応じシリコーン系
や長鎖アルキル系、フッ素系や硫化モリブデン等の適宜
な剥離剤による剥離コートを設ける方式などにより形成
することができる。
【0036】なお、上記の偏光板や光学部材を形成する
偏光フィルムや透明保護フィルム、光学層や粘着層など
の各層は、例えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾ
フェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシア
ノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫
外線吸収剤で処理する方式などの適宜な方式により紫外
線吸収能を持たせたものなどであってもよい。
【0037】本発明の製造方法によって製造される偏光
板は、液晶表示装置等の各種表示装置の形成などに好ま
しく用いることができ、例えば、偏光板を液晶セルの片
側又は両側に配置してなる反射型や半透過型、あるいは
透過・反射両用型等の液晶表示装置に用いることができ
る。液晶表示装置を形成する液晶セルは任意であり、例
えば薄膜トランジスタ型に代表されるアクティブマトリ
クス駆動型のもの、ツイストネマチック型やスーパーツ
イストネマチック型に代表される単純マトリクス駆動型
のものなどの適宜なタイプの液晶セルを用いたものであ
ってよい。
【0038】また、液晶セルの両側に偏光板や光学部材
を設ける場合、それらは同じものであってもよいし、異
なるものであってもよい。更に、液晶表示装置の形成に
際しては、例えばプリズムアレイシートやレンズアレイ
シート、光拡散板やバックライトなどの適宜な部品を適
宜な位置に1層又は2層以上配置することができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更
に具体的に説明する。
【0040】〔接着剤水溶液の調製〕平均重合度170
0(完全ケン化品)のPVAを、表1に示す濃度で水に
溶かし、所定粘度のPVA水溶液からなる接着剤1〜5
を調製した。なお、接着剤の25℃における粘度は、東
機産業(株)製のBL粘度計(BLアダプター)を用い
て測定した。
【0041】
【表1】
【0042】(実施例1)重合度2400、厚み75μ
mのPVAアルコールフィルムを、水で1分間洗浄した
後、ヨウ素を添加した41℃の染色浴に浸漬して、染色
させつつ4倍まで延伸処理を行った後、52℃のホウ酸
水溶液中で、ホウ酸架橋させつつ総延伸倍率が6倍とな
るように延伸処理を行った。水洗処理した後、55℃で
乾燥させ、加熱処理を行って、厚さ23μmの偏光フィ
ルムを得た。この偏光フィルムと、接着面を苛性ソーダ
水溶液でケン化処理した厚さ80μmのトリアセチルセ
ルロース(TAC)フィルムとを、上記の接着剤1をス
プレーしながら、貼り合わせ速度8m/min、ラミネ
ートロール温度40℃にて貼りあわせ、70℃で10分
間加熱して偏光板を作製した。
【0043】(実施例2〜3)接着剤1の替わりに接着
剤2または接着剤3を使用した以外は、実施例1と同様
にして偏光板を作製した。
【0044】(比較例1〜2)接着剤1の替わりに接着
剤4または接着剤5を使用した以外は、実施例1と同様
にして偏光板を作製した。
【0045】(実施例4〜6)実施例1と同様にして、
偏光フィルムとトリアセチルセルロース(TAC)フィ
ルムを作製した。なお、TACフィルムの接着面には、
それぞれ接着剤1〜3を、事前に下塗り剤として塗布し
ておいた。この偏光フィルムとTACフィルムとを、そ
れぞれ上記の接着剤1〜3を用いて、貼り合わせ速度9
m/min、ラミネートロール温度45℃にて貼りあわ
せ、70℃で10分間加熱して偏光板を作製した
【0046】(比較例3)接着剤1の替わりに接着剤4
を使用し、貼り合わせ速度を5m/minにした以外
は、比較例1と同様にして偏光板を作製した。
【0047】(比較例4)接着剤1〜3の替わりに接着
剤5を使用し、ラミネートロール温度を30℃にした以
外は、比較例1と同様にして偏光板を作製した。
【0048】(偏光板の評価)偏光板の偏光軸方向(延
伸軸方向に垂直方向)の表面形状を、東京精密社製の表
面粗さ形状測定機を用いて、中心線平均粗さ(Ra)お
よび凹凸の平均間隔(Sm)を測定した。また、目視観
察によって、延伸軸に平行なスジの有無を確認した。そ
の結果を表2に示す。
【0049】
【表2】 接着剤粘度 TACへ 表面凹凸 スジの有無 (mPa・s) の下塗り Ra(μm) Sm(mm) 実施例1 4.2 なし 0.01以下 測定不能 なし 実施例2 6.4 なし 0.01以下 測定不能 なし 実施例3 12.8 なし 0.01以下 測定不能 なし 実施例4 4.2 有り 0.01以下 測定不能 なし 実施例5 6.4 有り 0.01以下 測定不能 なし 実施例6 12.8 有り 0.01以下 測定不能 なし 比較例1 22.3 なし 0.08 0.77 スジ大 比較例2 32.2 なし 0.09 0.81 スジ大 比較例3 22.3 有り 0.09 0.67 スジ大比較例4 32.2 有り 0.08 0.74 スジ大
【0050】表2から明らかなように、本発明の製造方
法で製造された偏光板は、表面凹凸が殆んどなく、目視
観察によっても延伸軸に平行なスジは認められなかっ
た。これに対して、接着剤の粘度が20mPa・sを越
える場合(比較例1〜4)は、いずれも偏光板の表面に
凹凸が発生し、目視観察により延伸軸に平行なスジがは
っきりと確認された。
【0051】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の偏光板の
製造方法は、偏光フィルムの両側に保護フィルムを配置
し、粘度が3〜20mPa・s(25℃)の粘着剤液を
介して、前記偏光フィルムと保護フィルムとを、一対の
ロール間を6〜25m/min通過させることによっ
て、前記偏光フィルムの両面に保護フィルムを貼り合わ
せているため、偏光板の延伸軸と垂直方向に生じる凹凸
が少なくなり、延伸軸に平行のスジが見えない偏光板を
製造できる。また、保護フィルムの貼り合わせ面に下塗
り剤を塗布しておくことにより、偏光フィルムと保護フ
ィルムの接着力が向上し、接着剤層の厚みを厚くしたり
薄くしたり用途に応じて制御することが容易となり、接
着剤層の厚みの均一性も向上する。このため、本発明の
製造方法で得られる偏光板を、液晶パネルに実装した際
にも、見やすくかつ表示品位に優れた液晶表示装置を提
供できる。よって、その工業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光板の製造方法によって得られる偏
光板の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の偏光板の製造方法の一例を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 偏光フィルム 2,2' 保護フィルム 3 ラミネートロール 4 ロール 5 スプレーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 11:00 G02B 1/10 Z (72)発明者 北川 篤 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 済木 雄二 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 楠本 誠一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 杉野 洋一郎 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA26 BA27 BB33 BB43 BB51 BC01 BC14 BC22 2H091 FA08X FA08Z FB02 GA13 HA07 HA10 KA10 LA12 LA16 2K009 AA02 AA15 BB28 DD15 4F211 AA01 AA19 AD08 AG01 AG03 AR06 AR08 AR09 TA03 TC02 TD11 TH02 TH06 TH22 TN09 TN10 TN43 TN52

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光フィルムの両側に保護フィルムを配
    置し、前記偏光フィルムと保護フィルムとを一対のロー
    ル間を通過させることによって、前記偏光フィルムと保
    護フィルムの層間に配置された接着剤液を介して、偏光
    子の両面に保護フィルムを貼り合わせて偏光板を製造す
    る偏光板の製造方法であって、 前記接着剤液の粘度が3〜20mPa・s(25℃)で
    あり、かつ前記偏光フィルム及び保護フィルムのロール
    間通過速度が6〜25m/minであることを特徴とす
    る偏光板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ロールの表面温度が、35〜60℃
    である請求項1に記載の偏光板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記保護フィルムが、前記偏光フィルム
    との貼り合わせ面に下塗り剤が塗布されている請求項1
    又は2に記載の偏光板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が、ポリビニルアルコール系
    接着剤である請求項1に記載の偏光板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記下塗り剤が、ポリビニルアルコール
    系樹脂である請求項3に記載の偏光板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記偏光板において、吸収軸と垂直方向
    の表面粗さ(Ra)が0.04μm以下である請求項1
    〜5のいずれかに記載の偏光板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の製造方
    法によって製造された偏光板を、液晶セルの少なくとも
    片側に配置したことを特徴とする液晶表示装置。
JP2001172939A 2001-06-07 2001-06-07 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置 Pending JP2002365432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172939A JP2002365432A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172939A JP2002365432A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002365432A true JP2002365432A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19014485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172939A Pending JP2002365432A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002365432A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000021387A (ja) * 1998-07-01 2000-01-21 Mitsubishi Cable Ind Ltd シート型電池
WO2005033754A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-14 Nitto Denko Corporation 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2006201436A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nitto Denko Corp 偏光板、偏光板の製造方法、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2006221158A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Nitto Denko Corp 偏光板、その製造方法、光学フィルムおよびそれを用いた画像表示装置
KR20090084700A (ko) * 2008-01-31 2009-08-05 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 편광판의 제조방법
JP2010117721A (ja) * 2009-12-25 2010-05-27 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法、それにより得られる偏光板、およびそれを用いた画像表示装置
US7749348B2 (en) 2003-09-30 2010-07-06 Nitto Denko Corporation Method for manufacturing polarizing plate, polarizing plate, optical film and image viewing display
JP2011090312A (ja) * 2010-11-09 2011-05-06 Nitto Denko Corp 画像表示装置の光学フィルム用粘着シート、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2011138032A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板の製造方法
CN102830538A (zh) * 2007-12-06 2012-12-19 日东电工株式会社 光学显示组件的制造方法、用于其的片制品、及辊卷料
KR20130056172A (ko) 2011-11-21 2013-05-29 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법
KR20140029415A (ko) 2011-03-29 2014-03-10 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 편광판 및 적층 광학 부재
KR20140053773A (ko) 2012-10-26 2014-05-08 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법
JP2014177014A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Nitto Denko Corp 多層積層フィルムの製造方法
CN106471399A (zh) * 2014-07-08 2017-03-01 夏普株式会社 反射镜板和镜面显示器
WO2017069106A1 (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 住友化学株式会社 積層光学フィルムの製造方法
KR20200143222A (ko) 2019-06-13 2020-12-23 닛토덴코 가부시키가이샤 편광 필름의 제조 방법 및 제조 장치

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000021387A (ja) * 1998-07-01 2000-01-21 Mitsubishi Cable Ind Ltd シート型電池
US7749348B2 (en) 2003-09-30 2010-07-06 Nitto Denko Corporation Method for manufacturing polarizing plate, polarizing plate, optical film and image viewing display
WO2005033754A1 (ja) * 2003-09-30 2005-04-14 Nitto Denko Corporation 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
CN100383570C (zh) * 2003-09-30 2008-04-23 日东电工株式会社 偏振片的制造方法、偏振片、光学薄膜以及图像显示装置
KR100882169B1 (ko) * 2003-09-30 2009-02-06 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법, 편광판, 광학 필름 및 화상 표시 장치
JP2006221158A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Nitto Denko Corp 偏光板、その製造方法、光学フィルムおよびそれを用いた画像表示装置
JP2006201436A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Nitto Denko Corp 偏光板、偏光板の製造方法、光学フィルムおよび画像表示装置
CN102830538A (zh) * 2007-12-06 2012-12-19 日东电工株式会社 光学显示组件的制造方法、用于其的片制品、及辊卷料
US9151882B2 (en) 2007-12-06 2015-10-06 Nitto Denko Corporation Optical display unit, and sheet material and roll for use therein
CN102830538B (zh) * 2007-12-06 2015-04-15 日东电工株式会社 光学显示组件的制造方法、用于其的片制品、及辊卷料
JP2009181046A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板の製造方法
TWI498608B (zh) * 2008-01-31 2015-09-01 Sumitomo Chemical Co 偏光板的製造方法
KR101598375B1 (ko) * 2008-01-31 2016-02-29 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 편광판의 제조방법
KR20090084700A (ko) * 2008-01-31 2009-08-05 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 편광판의 제조방법
JP2010117721A (ja) * 2009-12-25 2010-05-27 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法、それにより得られる偏光板、およびそれを用いた画像表示装置
JP2011138032A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Sumitomo Chemical Co Ltd 偏光板の製造方法
JP2011090312A (ja) * 2010-11-09 2011-05-06 Nitto Denko Corp 画像表示装置の光学フィルム用粘着シート、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
KR20140029415A (ko) 2011-03-29 2014-03-10 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 편광판 및 적층 광학 부재
KR20130056172A (ko) 2011-11-21 2013-05-29 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법
JP2014085631A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Nitto Denko Corp 偏光板の製造方法
TWI594872B (zh) * 2012-10-26 2017-08-11 Nitto Denko Corp Polarizing plate manufacturing method
KR20140053773A (ko) 2012-10-26 2014-05-08 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법
US9034138B2 (en) 2012-10-26 2015-05-19 Nitto Denko Corporation Method for manufacturing polarizing plate
KR102092974B1 (ko) 2012-10-26 2020-03-24 닛토덴코 가부시키가이샤 편광판의 제조 방법
JP2014177014A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Nitto Denko Corp 多層積層フィルムの製造方法
CN106471399A (zh) * 2014-07-08 2017-03-01 夏普株式会社 反射镜板和镜面显示器
US10054818B2 (en) 2014-07-08 2018-08-21 Sharp Kabushiki Kaisha Mirror plate and mirror display
CN106471399B (zh) * 2014-07-08 2019-06-11 夏普株式会社 反射镜板和镜面显示器
JP2017083483A (ja) * 2015-10-22 2017-05-18 住友化学株式会社 積層光学フィルムの製造方法
CN108349232A (zh) * 2015-10-22 2018-07-31 住友化学株式会社 层叠光学膜的制造方法
WO2017069106A1 (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 住友化学株式会社 積層光学フィルムの製造方法
CN108349232B (zh) * 2015-10-22 2020-09-25 住友化学株式会社 层叠光学膜的制造方法
KR20200143222A (ko) 2019-06-13 2020-12-23 닛토덴코 가부시키가이샤 편광 필름의 제조 방법 및 제조 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4928529B2 (ja) 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置
JP6231293B2 (ja) 液晶組成物、位相差板、円偏光板および画像表示装置
JP2002365432A (ja) 偏光板の製造方法及びそれを用いた表示装置
JPWO2019022156A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示装置
TW200941050A (en) Polarizer
US10481435B2 (en) Horizontal alignment-type liquid crystal display device
JP2011022202A (ja) 偏光板およびそれを用いた画像表示装置
JP4405075B2 (ja) 偏光フィルムとその製造方法及びこれを用いた偏光板
JP2011113018A (ja) 偏光板および偏光板の製造方法
JP2009163216A (ja) 偏光板のセット、ならびにこれを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置
TW201940324A (zh) 電致發光顯示裝置
JP2009169389A (ja) 偏光板のセット、ならびにこれを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置
JP2005238834A (ja) ポリビニルアルコール系フィルムの製造方法、及びポリビニルアルコール系フィルム、それを用いた偏光フィルム
JP2010217844A (ja) 偏光板のセット、ならびにこれを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置
JP2009157347A (ja) 偏光板のセット、ならびにこれを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置
JP5258016B2 (ja) 偏光板のセット、ならびにこれを用いた液晶パネルおよび液晶表示装置
KR102169534B1 (ko) 편광판 세트, 그리고 이것을 사용한 액정 패널 및 액정 표시 장치
JP5199825B2 (ja) 積層光学フィルムおよびその製造方法
JP2018060152A (ja) Ipsモード用の偏光板のセット及びそれを用いたipsモード液晶表示装置
KR20060110078A (ko) 위상차보상필름 일체형 편광필름 및 이를 이용한화상표시장치
JP7089093B2 (ja) 偏光板及び画像表示装置
JP2018060150A (ja) Ipsモード用の偏光板のセット及びそれを用いたipsモード液晶表示装置
JP2002122740A (ja) 偏光板及びこれを用いた液晶表示装置
JP2002174728A (ja) 偏光板及びそれを用いた液晶表示装置
JP2003075637A (ja) 位相差フィルム及びそれを用いた自発光型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071220