JP5199825B2 - 積層光学フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
面内位相差(Re)は、23℃、特に明記しなければ波長590nmにおける層(フィルム)の面内位相差値をいう。Reは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Re=(nx−ny)×dによって求められる。なお、本明細書において、Re(550)と示したときは、波長550nmにおける層(フィルム)の面内位相差をいう。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
厚み方向の位相差(Rth)は、23℃、特に明記しなければ波長590nmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差値をいう。Rthは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Rth=(nx−nz)×dによって求められる。なお、本明細書において、Rth(550)と示したときは、波長550nmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差をいう。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。
(5)λ/4板
「λ/4板」とは、光ビームの偏光面を回転させる役目をする電子光学的な複屈折板であり、互いに直角な方向に振動する直線偏光間に1/4波長の光路差を生じさせる機能を有するものをいう。すなわち、常光線成分と異常光線成分との間の位相が4分の1サイクルずれるように作用し、円偏光を平面偏光に(または、平面偏光を円偏光に)変換するものをいう。
(6)λ/2板
「λ/2板」とは、光ビームの偏光面を回転させる役目をする電子光学的な複屈折板であり、互いに直角な方向に振動する直線偏光間に1/2波長の光路差を生じさせる機能を有するものをいう。すなわち、常光線成分と異常光線成分との間の位相が2分の1サイクルずれるように作用するものをいう。
図1は、本発明の好ましい実施形態による積層光学フィルムの概略断面図である。積層光学フィルム10は、偏光子11と光学補償フィルム12と光学補償層13とをこの順で備える。また、積層光学フィルム10は、偏光子11と光学補償フィルム12との間に接着剤層14を備え、偏光子11の光学補償フィルム12とは反対側に保護フィルム15を備える。図示しないが、積層光学フィルム10は、光学補償フィルム12と光学補償層13との間に接着剤層を備える。積層光学フィルム10は、長尺状とされている。本明細書において、「長尺状」とは、幅(幅方向)に対して長さ(長手方向)が10倍以上であるものをいう。このように、長尺状の光学補償フィルムを用いることにより、透過率・偏光度に優れる積層光学フィルムが得られ得る。好ましくは、本発明の積層光学フィルムはロール状とされている。
上記偏光子11としては、目的に応じて任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。これらのなかでも、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素などの二色性物質を吸着させて一軸延伸した偏光子が、偏光二色比が高く特に好ましい。これら偏光子の厚さは特に制限されないが、一般的に、1〜80μm程度である。
1つの実施形態においては、上記光学補償フィルム12は、nx>ny≧nzの屈折率楕円体を有する。ここで、「ny=nz」は、nyとnzが厳密に等しい場合のみならず、nyとnzが実質的に等しい場合も包含する。具体的には、Nz係数(Rth/Re)は、0.9〜1.1であり得る。光学補償フィルムの面内位相差Reは、好ましくは80〜300nmである。上述のように、光学補償フィルムがλ/4板として機能し得る場合、さらに好ましくは80〜190nmである。光学補償フィルムがλ/2板として機能し得る場合、さらに好ましくは200〜300nmである。Nz係数(Rth/Re)は、好ましくは0.9〜2.0であり、さらに好ましくは1.2〜2.0であり、特に好ましくは1.4〜1.8である。
上記光学補償層13は、nx=ny>nzの屈折率楕円体を有する。ここで、「nx=ny」は、nxとnyが厳密に等しい場合のみならず、nxとnyが実質的に等しい場合も包含する。具体的には、Reが10nm未満であることをいう。このような光学特性を有する光学補償層を設けることにより、得られる液晶表示装置のコントラストが向上し得る。光学補償層13の厚み方向の位相差Rthは、任意の適切な値に設定され得る。好ましくは25〜300nm、さらに好ましくは50〜270nm、特に好ましくは75〜250nmである。
上記接着剤層14を形成する接着剤としては、任意の適切な接着剤組成物を採用し得る。好ましくは、接着剤層14は、ポリビニルアルコール系樹脂、架橋剤および平均粒子径が1〜100nmの金属化合物コロイドを含む接着剤組成物から形成される。
上記保護フィルム15は、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂等が挙げられる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、(メタ)アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。この他にも、例えば、シロキサン系ポリマー等のガラス質系ポリマーも挙げられる。また、特開2001−343529号公報(WO01/37007)に記載のポリマーフィルムも使用できる。このフィルムの材料としては、例えば、側鎖に置換または非置換のイミド基を有する熱可塑性樹脂と、側鎖に置換または非置換のフェニル基ならびにニトリル基を有する熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物が使用でき、例えば、イソブテンとN−メチルマレイミドからなる交互共重合体と、アクリロニトリル・スチレン共重合体とを有する樹脂組成物が挙げられる。当該ポリマーフィルムは、例えば、上記樹脂組成物の押出成形物であり得る。
上記光学補償フィルム12と上記光学補償層13との間に設けられる接着剤層を形成する接着剤としては、任意の適切な接着剤を採用し得る。好ましくは、硬化型接着剤が用いられる。硬化型接着剤の代表例としては、紫外線硬化型等の光硬化型接着剤、湿気硬化型接着剤、熱硬化型接着剤が挙げられる。熱硬化型接着剤の具体例としては、エポキシ樹脂、イソシアネート樹脂およびポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂系接着剤が挙げられる。湿気硬化型接着剤の具体例としては、イソシアネート樹脂系の湿気硬化型接着剤が挙げられる。これらの中でも、湿気硬化型接着剤(特に、イソシアネート樹脂系の湿気硬化型接着剤)が好ましい。湿気硬化型接着剤は、空気中の水分や被着体表面の吸着水、水酸基やカルボキシル基等の活性水素基等と反応して硬化するので、接着剤を塗工後、放置することによって自然に硬化させることができ、操作性に優れる。さらに、硬化のために加熱する必要がないので、光学補償層が積層時に加熱されない。その結果、加熱収縮の心配がないので、本発明のように光学補償層がきわめて薄い場合であっても、積層時の割れ等が顕著に防止され得る。加えて、硬化型接着剤は、硬化後に加熱されてもほとんど伸縮しない。なお、上記イソシアネート樹脂系接着剤とは、ポリイソシアネート系接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤の総称である。
本発明の積層光学フィルムの製造方法は、屈折率楕円体がnx>ny≧nzの関係を有する長尺状の光学補償フィルムと長尺状で長手方向に吸収軸を有する偏光子とをそれぞれ長手方向に搬送させながら、該光学補償フィルムの一方の側に、接着剤組成物を介して、該光学補償フィルムの長手方向と該偏光子の長手方向とを揃えるようにして該偏光子を積層する工程を有する。このように、偏光子と光学補償フィルムとを搬送させながら積層することにより、偏光子と光学補償フィルムとの間に異物が混入するのを防止し得、透過率・偏光度に優れ得る積層光学フィルムを提供し得る。長尺状の偏光子は、好ましくは、ロール状とされている。長尺状の光学補償フィルムは、好ましくは、ロール状とされている。
本発明の液晶表示装置は、上記積層光学フィルムを含む。本発明の好ましい実施形態による液晶表示装置は、液晶セルの両側に上記積層光学フィルムが配置される。本発明の液晶表示装置において、上記積層光学フィルムは光学補償層が液晶セルに接するように配置される。液晶セルの両側に配置された積層光学フィルムは、同じ原反から得られたものであることが好ましい。同じ原反から得られた積層光学フィルムを液晶セルの両側に配置することで、軸ズレを抑えることができる。
(位相差値の測定)
王子計測製KOBRA−WPRを用いて自動計測した。測定波長は590nm、測定温度は23℃であった。
(偏光子の作製)
長尺状のポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素を含む水溶液中で染色した後、ホウ酸を含む水溶液中で速比の異なるロール間にて6倍に一軸延伸し、長手方向に吸収軸を有する長尺状の偏光子を得た。この長尺状の偏光子は延伸後、巻き取って巻回体とした。
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:100μm)を、テンター式延伸機にチャックして150℃に加熱した。フィルムを縦方向に搬送しながら、左右のテンターの速比(速度差)を50%としてフィルムの横方向に延伸すると同時に、フィルムの搬送方向にも延伸を行い、厚み40μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであり、Nz係数は1.05であった。
下記化学式(1)に示されるネマチック液晶性化合物90重量部、下記化学式(2)に示されるカイラル剤10重量部、光重合開始剤(イルガキュア907:チバスペシャリティーケミカルズ社製)5重量部、およびメチルエチルケトン300重量部を均一となるように混合し、液晶塗工液を調製した。次に、この液晶塗工液を長尺状の基板(二軸延伸PETフィルム)上にコーティングし、80℃で3分間熱処理し、次いで紫外線を照射して重合処理し、基板上に光学補償層となるコレステリック配向固化層を形成した。当該コレステリック配向固化層の厚みは3μm、厚み方向の位相差Rthは120nmであり、面内位相差Reは実質的にゼロであった。
保護フィルムとして、長尺状のトリアセチルセルロースフィルム(厚み40μm、コニカミノルタ社製、商品名:KC4UYW)を用いた。この保護フィルムは巻回体として用意した。なお、この保護フィルムの面内位相差Reは5nmであり、厚み方向の位相差Rthは45nmであった。
アセトアセチル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(平均重合度:1200、ケン化度:98.5モル%,アセトアセチル化度:5モル%)100重量部に対し、メチロールメラミン50重量部を30℃の温度条件下で純水に溶解し、固形分濃度3.7%の水溶液を得た。この水溶液100重量部に対し、アルミナコロイド水溶液(平均粒子径15nm、固形分濃度10%、正電荷)18重量部を加えて接着剤組成物を調製した。接着剤組成物の粘度は9.6mPa・sであった。接着剤組成物のpHは、4〜4.5であった。
上記接着剤組成物の調製から30分後に、上記光学補償フィルムおよび保護フィルムをそれぞれ巻回体から送り出しながら、それぞれの片面に接着剤組成物を乾燥後の厚みが80nmとなるように塗布して接着剤層を形成した。その後、巻回体から送り出された偏光子の片面に接着剤層が形成された光学補償フィルムを、他方の面に接着剤層が形成された保護フィルムを、各々走行させながらロール機で貼り合わせ、55℃雰囲気中に6分間通した後に巻き取って長尺状の積層体Aを作製した。なお、光学補償フィルムを、その遅相軸が偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように貼り合わせた。
下記の光学補償フィルムを用いたこと、および、光学補償フィルムを、その遅相軸が偏光子の吸収軸に対して時計回りに165°となるように貼り合わせたこと以外は実施例1と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:60μm)を、テンター式延伸機にチャックして120℃に加熱した。フィルムを縦方向に搬送しながら、左右のテンターの速比(速度差)を10%としてフィルムの横方向に延伸すると同時に、フィルムの搬送方向にも延伸を行い、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り165°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは270nmであり、Nz係数は1であった。
接着剤組成物を調製する際に、アルミナコロイド水溶液を加えなかったこと以外は実施例1と同様にして積層光学フィルムを作製した。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(偏光板ロール体の作製)
上記接着剤組成物の調製(実施例1参照)から30分後に、上記保護フィルム(実施例1参照)を巻回体から送り出しながら、その片面に接着剤組成物を乾燥後の厚みが80nmとなるように塗布して接着剤層を形成した。その後、巻回体から送り出された偏光子の両面それぞれに接着剤層が形成された保護フィルムを、各々走行させながらロール機で貼り合わせ、55℃雰囲気中に6分間通した後に巻き取って長尺状の積層フィルム(いわゆる、偏光板ロール体)を作製した。
次に、上記偏光板ロール体および上記光学補償フィルム(実施例1参照)を巻回体から送り出しながら、これらを、アクリル系接着剤(厚み12μm)を介して貼り合わせ、長尺状の積層体Bを作製した。なお、光学補償フィルムを、その遅相軸が偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように貼り合わせた。
(偏光板ロール体の作製)
アルミナコロイド水溶液を加えなかったこと以外は実施例1と同様にして接着剤組成物を調製した。当該接着剤組成物を用いたこと以外は実施例4と同様にして偏光板ロールを作製した。
長尺のノルボルネン系樹脂フィルム(日本ゼオン社製、商品名Zeonor、厚み40μm、光弾性係数3.10×10−12m2/N)を140℃で1.52倍に一軸延伸することによって、長尺のフィルムを作製した。このフィルムの厚みは35μm、面内位相差Reは140nm、Nz係数(Rth/Re)は1.05であった。
得られた偏光板ロール体および光学補償フィルムからそれぞれ、所定の大きさの積層片を切り出し、アクリル系粘着剤(厚み12μm)を介して積層し、積層体Cを得た。このとき、光学補償フィルムの遅相軸が偏光子の吸収軸に対して反時計回りに45°となるように積層した。
次に、積層体Cの光学補償フィルム側に、光学補償層となる長尺状のコレステリック配向固化層をイソシアネート系接着剤(厚み2μm)で接着した。その後、上記基板(二軸延伸PETフィルム)を除去して、積層体Cにコレステリック配向固化層が転写された積層体を得た。
得られた積層体を100mm×100mmの大きさに切り出して、積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは153μmであった。
下記の偏光板ロール体を用いたこと以外は比較例1と同様にして積層光学フィルムを作製した。なお、光学補償フィルムは偏光板ロール体の保護フィルムが設けられていない側に積層した。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは153μmであった。
(偏光板ロール体の作製)
上記接着剤組成物の調製(実施例1参照)から30分後に、上記保護フィルム(実施例1参照)を巻回体から送り出しながら、その片面に接着剤組成物を乾燥後の厚みが80nmとなるように塗布して接着剤層を形成した。その後、巻回体から送り出された偏光子の片面に接着剤層が形成された保護フィルムを、各々走行させながらロール機で貼り合わせ、55℃雰囲気中に6分間通した後に巻き取って偏光板ロール体を作製した。
1.剥がれ
得られた積層光学フィルムから、偏光子の吸収軸方向(長手方向)に50mm、吸収軸方向に対して面内で直交する透過軸方向に25mmの寸法で裁断してサンプル片を得た。このサンプル片を60℃の温水に5時間浸漬させた。浸漬後、サンプル片の端辺からの剥がれ幅(偏光子と隣接するフィルムとの界面)をノギスで測定した。
2.外観(クニック欠陥の有無)
得られた積層光学フィルムから、1000mm×1000mmの寸法のサンプル片を切り出した。このサンプル片を、蛍光灯下で、ブラックライト上に載置された他の偏光板(日東電工株式会社製、商品名:NPF−SEG1224DU)上に重ねた。このとき、サンプル片の偏光子の吸収軸と他の偏光板の吸収軸とが直交するように重ねた。この状態で、光抜けする箇所(クニック欠陥)の個数を数えた。
1.剥がれ
得られた積層光学フィルムから、1000mm×1000mmの寸法のサンプル片を切り出した(実施例1〜3のみ)。比較例1〜2で得られた積層光学フィルムはそのままサンプル片とした。
前記サンプル片を60℃の温水に5時間浸漬させた。浸漬後、サンプル片の端辺からの剥がれ幅(偏光子と隣接するフィルムとの界面)をノギスで測定した。
2.外観(異物の有無)
得られた積層光学フィルムから、1000mm×1000mmの寸法のサンプル片を10枚切り出した(実施例1〜3のみ)。比較例1〜2の積層光学フィルムをそれぞれ10枚作製し、サンプル片とした。
得られたサンプル片を、蛍光灯下で、目視観察し、偏光子または偏光板と隣接するフィルムとの間に混入した異物の個数を確認した。
3.光学特性
得られた積層光学フィルムから、30mm×45mmの寸法のサンプル片を切り出し、積分球式透過率測定機(株式会社村上色彩研究所製、DOT−3C)を用いて、単体透過率および偏光度を測定した。サンプル片の切り出は、サンプル片の長辺と偏光子の吸収軸とのなす角度が45°となるように行った。
単体透過率は、保護フィルムが測定機の光源側となるようにサンプル片を設置して測定した。
偏光度は、平行透過率および直交透過率を測定して得られた結果から算出した。平行透過率および直交透過率は、サンプル片を各2枚ずつ用意し、保護フィルム同士が重なるようにして2枚のサンプル片を設置し、測定した。ここで、一方のサンプル片の吸収軸と他方のサンプル片の吸収軸とが直交するように設置した。
下記の光学補償フィルムを用いたこと、および、光学補償層を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは103μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:60μm)を、テンター式延伸機にチャックして120℃に加熱した。フィルムを縦方向に搬送しながら、左右のテンターの速比(速度差)を5%としてフィルムの横方向に延伸すると同時に、フィルムの搬送方向にも延伸を行い、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであり、Nz係数は1.55であった。
VAモード液晶セル搭載の液晶表示装置(ソニー社製プレイステーションポータブル)から液晶セルを取り外した。次に、得られた液晶セルの視認側、バックライト側のそれぞれに得られた積層光学フィルムを、アクリル系粘着剤(厚み20μm)を介して貼り付けた。このとき、光学補償層(光学補償フィルム)が液晶セル側になるように貼り付けた。また、液晶セルの両側それぞれに配置された積層光学フィルムの偏光子の吸収軸が互いに実質的に直交するように積層した。このようにして液晶パネルを作製した。得られた液晶パネルに元の液晶表示装置のバックライトユニットを取り付け、液晶表示装置とした。なお、得られた液晶パネルの構成を、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準としたときの視認側の偏光子の吸収軸および光学補償フィルムの遅相軸の軸角度とともに表3に示す。
液晶表示装置に白画像および黒画像を表示させ、ELDIM社製 商品名「EZ Contrast160D」により測定した。
下記の光学補償フィルムと光学補償層を用いたこと以外は実施例1と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:120μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.60となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
上記化学式(1)に示されるネマチック液晶性化合物90重量部、上記化学式(2)に示されるカイラル剤10重量部、光重合開始剤(イルガキュア907:チバスペシャリティーケミカルズ社製)5重量部、およびメチルエチルケトン300重量部を均一となるように混合し、液晶塗工液を調製した。次に、この液晶塗工液を長尺状の基板(二軸延伸PETフィルム)上にコーティングし、80℃で3分間熱処理し、次いで紫外線を照射して重合処理し、基板上に光学補償層となるコレステリック配向固化層を形成した。当該コレステリック配向固化層の厚みは1μm、厚み方向の位相差Rthは40nmであり、面内位相差Reは実質的にゼロであった。
実施例5の光学補償層と実施例4の偏光板ロール体、および下記の光学補償フィルムを用いた以外は比較例1と同様にして参考例2の積層光学フィルムを得た。すなわち、切り出した各層(フィルム)を貼り付けて積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは155μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂フィルム(JSR製、商品名:アートン(Arton)、厚み120μm)をNz係数が1.60となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、nx>ny>nzの屈折率分布を有する、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルムを得た。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
実施例5の積層光学フィルムから、100mm×100mmの寸法のサンプル片を50枚切り出した。参考例2の積層光学フィルムを50枚作製し、サンプル片とした。
前記サンプル片の光軸の角度を王子計測機器(株)製 商品名「KOBRA−WPR」を用いて測定し、光軸ズレを算出した。
実施例5および参考例2の積層光学フィルムの光軸ズレの平均値と50枚のサンプル片の標準偏差を表4にまとめる。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が0.90となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御して、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.20となるように延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.40となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.50となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.70となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.75となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が1.80となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が2.0となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が0.70となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
下記の光学補償フィルムを用いたこと以外は実施例5と同様にして積層光学フィルムを得た。このようにして得られた積層光学フィルムの厚みは115μmであった。
(光学補償フィルムの作製)
ノルボルネン系樹脂(平均分子量:35,000、Tg:140℃)を溶融押出成形することにより得られた未延伸フィルム(厚み:140μm)を、テンター式延伸機にチャックし、Nz係数が2.3となるように、延伸温度、延伸倍率、速比などを制御し、厚み35μmの長尺状の光学補償フィルム(延伸フィルム)を得た。
このようにして、長手方向に対して時計回り45°の方向に遅相軸を有する長尺状の光学補償フィルムを得た。この長尺状の光学補償フィルムは、巻き取って巻回体とした。なお、この光学補償フィルムの面内位相差Reは140nmであった。
11 偏光子
12 光学補償フィルム
13 光学補償層
14 接着剤層
15 保護フィルム
Claims (10)
- 長尺状で長手方向に吸収軸を有する偏光子と、
屈折率楕円体がnx>ny≧nzの関係を有する長尺状の光学補償フィルムと、
屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を有する光学補償層とをこの順で備え、
該光学補償フィルムの遅相軸と該偏光子の吸収軸とのなす角度が5〜85°である、長尺状の積層光学フィルムであって、
該偏光子と該光学補償フィルムとの間に接着剤層を備え、
該接着剤層がポリビニルアルコール系樹脂、架橋剤および平均粒子径が1〜100nmの金属化合物コロイドを含む接着剤組成物から形成される、長尺状の積層光学フィルム。 - 前記光学補償フィルムのNz係数が0.9〜2.0である、請求項1に記載の積層光学フィルム。
- 前記光学補償フィルムが斜め延伸して得られたフィルムである、請求項1または2に記載の積層光学フィルム。
- 前記光学補償層がコレステリック配向固化層である、請求項1から3のいずれかに記載の積層光学フィルム。
- ロール状とされている、請求項1から4のいずれかに記載の積層光学フィルム。
- 屈折率楕円体がnx>ny≧nzの関係を有する長尺状の光学補償フィルムと長尺状で長手方向に吸収軸を有する偏光子とをそれぞれ長手方向に搬送させながら、該光学補償フィルムの片側に、ポリビニルアルコール系樹脂、架橋剤および平均粒子径が1〜100nmの金属化合物コロイドを含む接着剤組成物を介して、該光学補償フィルムの長手方向と該偏光子の長手方向とを揃えるようにして該偏光子を積層し、積層体を作製する工程と、
該積層体の光学補償フィルム側に、屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を有する光学補償層を積層する工程とを有し、
該光学補償フィルムの遅相軸と該偏光子の吸収軸とのなす角度が5〜85°となるように積層する、積層光学フィルムの製造方法。 - 屈折率楕円体がnx>ny≧nzの関係を有する長尺状の光学補償フィルムの片側に、屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を有する光学補償層を積層して積層体を作製する工程と、
該積層体と長尺状で長手方向に吸収軸を有する偏光子とをそれぞれ長手方向に搬送させながら、該積層体の光学補償フィルム側に、ポリビニルアルコール系樹脂、架橋剤および平均粒子径が1〜100nmの金属化合物コロイドを含む接着剤組成物を介して、該光学補償フィルムの長手方向と該偏光子の長手方向とを揃えるようにして該偏光子を積層する工程とを有し、
該光学補償フィルムの遅相軸と該偏光子の吸収軸とのなす角度が5〜85°となるように積層する、積層光学フィルムの製造方法。 - 前記偏光子と前記光学補償フィルムと前記光学補償層とを積層した後に、この積層体を一括して裁断または打ち抜く工程をさらに有する、請求項6または7に記載の積層光学フィルムの製造方法。
- 請求項6から8のいずれかに記載の製造方法により製造された、積層光学フィルム。
- 請求項1から4および9のいずれかに記載の積層光学フィルムが液晶セルの両側に配置された液晶表示装置であって、
該積層光学フィルムが同じ原反から得られたものである液晶表示装置。
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