JP4911604B2 - 液晶パネルおよび液晶表示装置 - Google Patents
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Description
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
面内位相差(Re)は、23℃、特に明記しなければ波長590nmにおける層(フィルム)の面内位相差値をいう。Reは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Re=(nx−ny)×dによって求められる。なお、本明細書において、Re(550)と示したときは、波長550nmにおける層(フィルム)の面内位相差をいう。また、本明細書に記載される用語や記号に付される添え字の「1」は第1の光学補償層を表し、添え字の「2」は第2の光学補償層を表し、添え字の「3」は第3の光学補償層を表す。例えば、第1の光学補償層の面内位相差をRe1と示す。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
厚み方向の位相差(Rth)は、23℃、特に明記しなければ波長590nmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差値をいう。Rthは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Rth=(nx−nz)×dによって求められる。なお、本明細書において、Rth(550)と示したときは、波長550nmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差をいう。また、本明細書においては、例えば、第1の光学補償層の厚み方向の位相差をRth1と示す。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。
(5)λ/2板
λ/2板とは、光ビームの偏光面を回転させる役目をする電子光学的な複屈折板であり、互いに直角な方向に振動する直線偏光間に1/2波長の光路差を生じさせる機能を有するものをいう。すなわち、常光線成分と異常光線成分との間の位相が2分の1サイクルずれるように作用するものをいう。
(6)λ/4板
λ/4板とは、光ビームの偏光面を回転させる役目をする電子光学的な複屈折板であり、互いに直角な方向に振動する直線偏光間に1/4波長の光路差を生じさせる機能を有するものをいう。すなわち、常光線成分と異常光線成分との間の位相が4分の1サイクルずれるように作用し、円偏光を平面偏光に(または、平面偏光を円偏光に)変換するものをいう。
図1は、本発明の好ましい実施形態による液晶パネルの概略断面図である。図示されるとおり、液晶パネル100は、液晶セル20と、該液晶セル20の一方の側(図1では視認側)に配置された第1の偏光子11と、該液晶セル20と該第1の偏光子11との間に該第1の偏光子11側から順に配置された、第1の光学補償層12、第2の光学補償層13、および、第3の光学補償層14と、該液晶セル20の他方の側(図1ではバックライト側)に配置された第2の偏光子11’と、該液晶セル20と該第2の偏光子11’との間に該第2の偏光子11’側から順に配置された、第4の光学補償層15、第5の光学補償層16、および、第6の光学補償層17とを備える。図示しないが、必要に応じて、第1の偏光子11と第1の光学補償層12との間に第1の保護層が設けられ、第1の偏光子11の第1の光学補償層12の反対側に第2の保護層が設けられる。第1の保護層を設けない場合、第1の光学補償層12は、第1の偏光子11の保護層としても機能し得る。第1の光学補償層12が保護層として機能することで、液晶パネルの薄型化に寄与し得る。また、図示しないが、必要に応じて、第2の偏光子11’と第4の光学補償層15との間に第3の保護層が設けられ、第2の偏光子11’の第4の光学補償層15の反対側に第4の保護層が設けられる。図示例とは異なり、第1の偏光子11が液晶セル20のバックライト側に配置され、第2の偏光子11’が視認側に配置されてもよい。なお、便宜上、第1の偏光子11と第1の光学補償層12と第2の光学補償層13と第3の光学補償層14とをまとめて、第1の積層光学フィルム10と称し、第2の偏光子11’と第4の光学補償層15と第5の光学補償層16と第6の光学補償層17とをまとめて、第2の積層光学フィルム30と称することがある。
液晶セル20は、一対の基板21、21’と、基板21、21’間に挟持された表示媒体としての液晶層22とを有する。一方の基板(カラーフィルター基板)21には、カラーフィルターおよびブラックマトリクス(いずれも図示せず)が設けられている。他方の基板(アクティブマトリクス基板)21’には、液晶の電気光学特性を制御するスイッチング素子(代表的にはTFT)(図示せず)と、このスイッチング素子にゲート信号を与える走査線(図示せず)およびソース信号を与える信号線(図示せず)と、画素電極(図示せず)とが設けられている。なお、カラーフィルターは、アクティブマトリクス基板21’側に設けてもよい。上記基板21、21’の間隔(セルギャップ)は、スペーサー(図示せず)によって制御されている。上記基板21、21’の液晶層22と接する側には、例えば、ポリイミドからなる配向膜(図示せず)が設けられている。
上記第1および第2の偏光子としては、目的に応じて任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。これらのなかでも、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素などの二色性物質を吸着させて一軸延伸した偏光子が、偏光二色比が高く特に好ましい。これら偏光子の厚さは特に制限されないが、一般的に、1〜80μm程度である。
第1の光学補償層は、屈折率楕円体がnx>ny>nzの関係を示す。第1の光学補償層の面内位相差Re1は、80〜300nmである。1つの好ましい実施形態において、第1の光学補償層はλ/4板として機能し得る。この場合、面内位相差Re1は、好ましくは90〜200nm、より好ましくは100〜160nm、さらに好ましくは110〜150nmである。別の好ましい実施形態において、第1の光学補償層はλ/2板として機能し得る。この場合、面内位相差Re1は、好ましくは200〜300nm、より好ましくは230〜290nm、さらに好ましくは260〜280nmである。Nz係数は、好ましくは1<Nz<2の関係を示し、より好ましくは1<Nz<1.8である。このような光学特性を有する第1の光学補償層を用いることにより、偏光子の光軸を補償し得、斜め方向から視認した際の液晶パネルの画面コントラストを向上させ、かつ、カラーシフトを低減し得る。上述のように、第1の光学補償層を、その遅相軸を上記偏光子の吸収軸に対して直交するように配置することで、さらにコントラストが向上し得る。
第2および第5の光学補償層はそれぞれ、nx>ny=nzの屈折率楕円体を有する。第2および第5の光学補償層は、いわゆるλ/4板として機能し得る。第2および第5の光学補償層は、λ/4板として、例えばある特定の波長の直線偏光を円偏光に(または円偏光を直線偏光に)変換し得る。これらの光学補償層の面内位相差Re2(5)は、80〜200nmであり、好ましくは90〜160nmであり、より好ましくは110〜155nm、さらに好ましくは130〜150nmである。ここで、「ny=nz」は、nyとnzが厳密に等しい場合のみならず、nyとnzが実質的に等しい場合も包含する。すなわち、Nz係数(Rth2(5)/Re2(5))が、0.9を超え1.1未満であることをいう。第2の光学補償層の光学特性と第5の光学補償層の光学特性とは、異なっていてもよく、同じであってもよい。
第3および第6の光学補償層はそれぞれ、屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を示す。ここで、「nx=ny」は、nxとnyが厳密に等しい場合のみならず、nxとnyが実質的に等しい場合も包含する。すなわち、Re3(6)が10nm未満であることをいう。上記第3および第6の光学補償層の厚み方向の位相差Rth3(6)はそれぞれ、適用される液晶パネルの構成に応じて、任意の適切な値に設定され得る。厚み方向の位相差Rth3(6)は、好ましくは25〜300nm、より好ましくは50〜270nm、さらに好ましくは75〜250nmである。第3の光学補償層の光学特性と第6の光学補償層の光学特性とは、異なっていてもよく、同じであってもよい。
第4の光学補償層は、屈折率楕円体がnz>nx=nyの関係を示す。この場合、厚み方向の位相差Rth4は、好ましくは−50〜−300nm、より好ましくは−70〜−250nm、さらに好ましくは−90〜−200nm、特に好ましくは−100〜−180nmである。ここで、「nx=ny」は、nxとnyが厳密に等しい場合のみならず、nxとnyが実質的に等しい場合も包含する。すなわち、Re4が10nm未満であることをいう。
上記第1〜第4の保護層は、偏光板の保護フィルムとして使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂等が挙げられる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、(メタ)アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。この他にも、例えば、シロキサン系ポリマー等のガラス質系ポリマーも挙げられる。また、特開2001−343529号公報(WO01/37007)に記載のポリマーフィルムも使用できる。このフィルムの材料としては、例えば、側鎖に置換または非置換のイミド基を有する熱可塑性樹脂と、側鎖に置換または非置換のフェニル基ならびにニトリル基を有する熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物が使用でき、例えば、イソブテンとN−メチルマレイミドからなる交互共重合体と、アクリロニトリル・スチレン共重合体とを有する樹脂組成物が挙げられる。当該ポリマーフィルムは、例えば、上記樹脂組成物の押出成形物であり得る。
上記液晶パネルは、例えば、液晶セルに上記の構成要素(第1〜第6の光学補償層、第1および第2の偏光子等)を順次積層することにより作製され得る。また、例えば、第1の偏光子と第1〜第3の光学補償層とが順次積層された第1の積層光学フィルム(図1では符号10により示される)と、第2の偏光子と第4〜第6の光学補償層とが順次積層された第2の積層光学フィルム(図1では符号30により示される)とを作製し、次いで、当該第1および第2の積層光学フィルムを液晶セルに貼り合せることにより作製されてもよい。
王子計測製KOBRA−WPRを用いて自動計測した。測定波長は590nmもしくは550nm、測定温度は23℃であった。
(2)コントラストの測定1
実際に作製して測定した各光学補償層の光学特性パラメーターを用いて、各実施例および比較例の液晶パネルについてコンピューターシミュレーションを行った。シミュレーションには、シンテック社製、液晶表示器用シミュレーター「LCD MASTER」を用いた。
(3)コントラストの測定2
液晶表示装置に白画像および黒画像を表示させ、ELDIM社製 商品名
「EZ Contrast160D」により測定した。
(偏光板)
ポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素を含む水溶液中で染色した後、ホウ酸を含む水溶液中で速比の異なるロール間にて6倍に一軸延伸して偏光子を得た。この偏光子の両面それぞれに、保護層としてトリアセチルセルロースフィルム(厚み40μm、コニカミノルタ社製、商品名:KC4UYW)を、ポリビニルアルコール系接着剤(厚み0.1μm)を介して貼り付けた。保護層の面内位相差Re(550)は0.9nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)は、1.2nmであった。このようにして偏光板を作製した。なお、Re(550)は、23℃における波長550nmの光で測定したときの値を示す。
長尺のノルボルネン系樹脂フィルム(日本ゼオン社製、商品名Zeonor、厚み60μm、光弾性係数3.1×10−12m2/N)を150℃で1.7倍に固定端二軸延伸することによって、長尺状のフィルムを作製した。得られたフィルムの面内位相差Re1は120nm、厚み方向の位相差Rth1は156nm、Nz係数(Rth1/Re1)は1.3であった。得られたフィルムを後述の液晶セルに対応するサイズに打ち抜いて第1の光学補償層とした。
長尺のノルボルネン系樹脂フィルム(日本ゼオン社製、商品名Zeonor、厚み40μm、光弾性係数3.10×10−12m2/N)を140℃で1.52倍に一軸延伸することによって、長尺のフィルムを作製した。得られたフィルムの厚みは35μm、面内位相差Re2は140nm、厚み方向の位相差Rth2は140nmであった。得られたフィルムを後述の液晶セルに対応するサイズに打ち抜いて第2の光学補償層とした。
下記化学式(1)に示されるネマチック液晶性化合物90重量部、下記化学式(2)に示されるカイラル剤10重量部、光重合開始剤(イルガキュア907:チバスペシャリティーケミカルズ社製)5重量部、およびメチルエチルケトン300重量部を均一となるように混合し、液晶塗工液を調製した。次に、この液晶塗工液を基板(二軸延伸PETフィルム)上にコーティングし、80℃で3分間熱処理し、次いで紫外線を照射して重合処理し、基板上に第3の光学補償層となるコレステリック配向固化層を形成した。当該コレステリック配向固化層の厚みは3μm、厚み方向の位相差Rth3は120nmであり、面内位相差Re3は実質的にゼロであった。
下記化学式(3)(式中の数字65および35はモノマーユニットのモル%を示し、便宜的にブロックポリマー体で表している:重量平均分子量5000)で示される側鎖型液晶ポリマー20重量部、ネマチック液晶相を示す重合性液晶(BASF社製:商品名PaliocolorLC242)80重量部および光重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製:商品名イルガキュア907)5重量部をシクロペンタノン200重量部に溶解して液晶塗工液を調製した。そして、基材フィルム(ノルボルネン系樹脂フィルム:日本ゼオン社製、商品名Zeonor)に当該塗工液をバーコーターにより塗工した後、80℃で4分間加熱乾燥することによって液晶を配向させた。この液晶層に紫外線を照射し、液晶層を硬化させることにより、基材上に第4の光学補償層となる液晶固化層を形成した。この層の面内位相差は実質的にゼロであり、厚み方向の位相差Rth4は−140nmであった。
上記第2の光学補償層と同様にして得たフィルムを第5の光学補償層(Re5:140nm、Rth5:140nm)とした。
上記第3の光学補償層と同様にして得たコレステリック配向固化層を第6の光学補償層(Re6:実質的にゼロ、Rth6:120nm)とした。
上記で得られた第2の光学補償層に、第3の光学補償層となるコレステリック配向固化層をイソシアネート系接着剤(厚み5μm)で接着し、上記基板(二軸延伸PETフィルム)を除去して、第2の光学補償層にコレステリック配向固化層が転写された積層体1を得た。
前記積層体1の第2の光学補償層側に、第1の光学補償層および偏光板をこの順で、アクリル系粘着剤(厚み12μm)を介して積層した。このとき、第1の光学補償層の遅相軸が偏光板の偏光子の吸収軸に対して直交するように積層し、第2の光学補償層の遅相軸が偏光板の偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように積層した。このようにして積層フィルムAを作製した。
上記で得られた第5の光学補償層に、第4の光学補償層となる液晶固化層をイソシアネート系接着剤(厚み5μm)で接着し、上記基材(ノルボルネン系樹脂フィルム)を除去して、第5の光学補償層に第4の光学補償層が転写された積層体2を得た。この積層体2の第5の光学補償層側に、第6の光学補償層となるコレステリック配向固化層をイソシアネート系接着剤(厚み5μm)で接着し、上記基板(二軸延伸PETフィルム)を除去して、積層体2の第5の光学補償層側にコレステリック配向固化層が転写された積層体3を得た。
前記積層体3の第4の光学補償層側に偏光板をアクリル系粘着剤(厚み12μm)を介して積層した。このとき、第5の光学補償層の遅相軸が偏光板の偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように積層得た。このようにして積層フィルムBを作製した。
ソニー社製プレイステーションポータブル(VAモード液晶セル搭載)から液晶セルを取り外し、当該液晶セルのバックライト側に上記積層フィルムAを、アクリル系粘着剤(厚み20μm)を介して貼り付けた。このとき、第3の光学補償層が液晶セル側になるように貼り付けた。また、液晶セルの視認側には、上記積層フィルムBを、アクリル系粘着剤(厚み20μm)を介して貼り付けた。このとき、第6の光学補償層が液晶セル側になるように貼り付けた。また、積層フィルムAの偏光子の吸収軸と積層フィルムBの偏光子の吸収軸とが互いに実質的に直交するように積層した。具体的には、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第1の光学補償層の遅相軸が90°、第2の光学補償層の遅相軸が45°、第5の光学補償層の遅相軸が135°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層した。このようにして液晶パネルを作製した。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図3に示す。また、得られた液晶パネルを用いて作製した液晶表示装置のコントラストの視野角依存性を実測した。結果を図4に示す。
積層フィルムAを液晶セルの視認側に積層し、積層フィルムBを液晶セルのバックライト側に積層すること以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得る。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第5の光学補償層の遅相軸が45°、第2の光学補償層の遅相軸が135°、第1の光学補償層の遅相軸が0°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層する。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図5に示す。
(接着剤水溶液)
アセトアセチル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(平均重合度:1200、ケン化度:98.5モル%,アセトアセチル化度:5モル%)100重量部に対し、メチロールメラミン50重量部を30℃の温度条件下で純水に溶解し、固形分濃度3.7%に調整した水溶液を得た。この水溶液100重量部に対し、アルミナコロイド水溶液(平均粒子径15nm、固形分濃度10%、正電荷)18重量部を加えて接着剤水溶液を調製した。接着剤水溶液の粘度は9.6mPa・sであった。接着剤水溶液のpHは、4〜4.5であった。
ポリビニルアルコールフィルムを、ヨウ素を含む水溶液中で染色した後、ホウ酸を含む水溶液中で速比の異なるロール間にて6倍に一軸延伸して偏光子を得る。この偏光子の片面に、第2の保護層としてトリアセチルセルロースフィルム(厚み40μm、コニカミノルタ社製、商品名:KC4UYW)を、ポリビニルアルコール系接着剤(厚み0.1μm)を介して貼り付ける。次に、偏光子の他方の面に上記で得られた接着剤水溶液を厚み0.1μmで塗工して、第1の光学補償層を貼り付ける。このとき、第1の光学補償層の遅相軸が偏光子の吸収軸に対して直交するように積層する。このようにして積層体4を得る。
前記積層体4の第1の光学補償層側に、第2の光学補償層をアクリル系粘着剤(厚み12μm)を介して積層し、積層体5を得る。このとき、第2の光学補償層の遅相軸が偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように積層する。
この積層体5の第2の光学補償層側に、第3の光学補償層となるコレステリック配向固化層をイソシアネート系接着剤(厚み5μm)で接着し、上記基板(二軸延伸PETフィルム)を除去して、積層体5の第2の光学補償層側にコレステリック配向固化層を転写する。このようにして積層フィルムCを作製する。なお、積層フィルムCの作製に用いた第1〜3の光学補償層はそれぞれ、積層フィルムAの作製に用いた第1〜3の光学補償層と同じものである。
積層フィルムAのかわりに積層フィルムCを用いたこと以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得る。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第1の光学補償層の遅相軸が90°、第2の光学補償層の遅相軸が45°、第5の光学補償層の遅相軸が135°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層する。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図6に示す。
積層フィルムCを液晶セルの視認側に積層し、積層フィルムBを液晶セルのバックライト側に積層すること以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得る。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第5の光学補償層の遅相軸が45°、第2の光学補償層の遅相軸が135°、第1の光学補償層の遅相軸が0°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層する。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図7に示す。
(積層フィルムD)
第1の光学補償層の遅相軸と偏光板の偏光子の吸収軸とが平行となるように積層すること以外は積層フィルムAと同様にして、積層フィルムDを作製する。
積層フィルムAのかわりに積層フィルムDを用いること以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得る。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第1の光学補償層の遅相軸が0°、第2の光学補償層の遅相軸が45°、第5の光学補償層の遅相軸が135°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層する。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図8に示す。
積層フィルムDを液晶セルの視認側に積層し、積層フィルムBを液晶セルのバックライト側に積層すること以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得る。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りに第5の光学補償層の遅相軸が45°、第2の光学補償層の遅相軸が135°、第1の光学補償層の遅相軸が90°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層する。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図9に示す。
(積層フィルムE)
上記積層体1の第2の光学補償層側に偏光板をアクリル系粘着剤(厚み12μm)を介して積層した。このとき、第2の光学補償層の遅相軸が偏光板の偏光子の吸収軸に対して時計回りに45°となるように積層した。このようにして積層フィルムEを作製した。
積層フィルムAのかわりに積層フィルムEを用いること、積層フィルムBのかわりに積層フィルムEを用いること以外は実施例1と同様にして液晶パネルを得た。なお、バックライト側の偏光子の吸収軸を基準(0°)にして、反時計回りにバックライト側の第2の光学補償層の遅相軸が45°、視認側の第2の光学補償層の遅相軸が135°、視認側の偏光子の吸収軸が90°となるように積層した。
このような液晶パネルを用いた液晶表示装置のコントラストの視野角依存性についてコンピューターシミュレーションを行った。結果を図10に示す。また、得られた液晶パネルを用いて作製した液晶表示装置のコントラストの視野角依存性を実測した。結果を図11に示す。
30 第2の積層光学フィルム
11 第1の偏光子
11’ 第2の偏光子
12 第1の光学補償層
13 第2の光学補償層
14 第3の光学補償層
15 第4の光学補償層
16 第5の光学補償層
17 第6の光学補償層
20 液晶セル
100 液晶パネル
Claims (5)
- VAモードの液晶セルと、
該液晶セルの一方の側に配置された第1の偏光子と、
該液晶セルと該第1の偏光子との間に該第1の偏光子側から順に配置された、屈折率楕円体がnx>ny>nzの関係を示し、面内位相差Re1が80〜300nmである第1の光学補償層、屈折率楕円体がnx>ny=nzの関係を示し、面内位相差Re2が80〜200nmである第2の光学補償層、および、屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を示す第3の光学補償層と、
該液晶セルの他方の側に配置された第2の偏光子と、
該液晶セルと該第2の偏光子との間に該第2の偏光子側から順に配置された、屈折率楕円体がnz>nx=nyの関係を示す第4の光学補償層、屈折率楕円体がnx>ny=nzの関係を示し、面内位相差Re5が80〜200nmである第5の光学補償層、および、屈折率楕円体がnx=ny>nzの関係を示す第6の光学補償層と、
を備える液晶パネル。 - 前記第1の偏光子が視認側に配置されている、請求項1に記載の液晶パネル。
- 前記第1の偏光子がバックライト側に配置されている、請求項1に記載の液晶パネル。
- 前記第1の偏光子の吸収軸と前記第1の光学補償層の遅相軸とが、直交に配置されている、請求項1〜3いずれかに記載の液晶パネル。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の液晶パネルを含む、液晶表示装置。
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