JPH0719807U - 磁気ヘッド支持装置 - Google Patents

磁気ヘッド支持装置

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JPH0719807U
JPH0719807U JP4452293U JP4452293U JPH0719807U JP H0719807 U JPH0719807 U JP H0719807U JP 4452293 U JP4452293 U JP 4452293U JP 4452293 U JP4452293 U JP 4452293U JP H0719807 U JPH0719807 U JP H0719807U
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magnetic
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淳司 大和
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株式会社三協精機製作所
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に磁気ヘッドが揺動し、且つ、磁気ヘッ
ドに対する押圧力が常に一定である磁気ヘッド支持装置
の提供にある。 【構成】 フレーム4に設けた窓4aから磁気カード通
路Oに磁気ヘッド1を突出させた磁気カードリーダにお
いて、磁気ヘッド側部1aに度当り部材2を固定し、こ
の度当り部材2に磁気ヘッド1のカード進行方向前後
に、カード通路O側に突出した支点部2cを設け、支点
部2cの裏側を付勢バネ3でカード通路O側に押圧し、
支点部2cをフレーム4側に当てて揺動自在に支持した
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、磁気カードリーダにおける磁気ヘッド支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気カードリーダにおいて、磁気ヘッドは、磁気カード通路を構成するフレー ムの窓からその一部を通路に突出させて設けられていて、走行する磁気カードの 情報を読み取り、又は、カードに情報を記録する。磁気ヘッド支持装置の一例を 図7に基づいて説明する。磁気カード通路Oには、フレーム61,62に形成さ れた窓61a,62aから磁気ヘッド63,64がそれぞれ突出している。図7 に示すカードリーダは、両面対向磁気ヘッド型であり、磁気ヘッド63,64の ヘッド面が磁気カードCの厚さ以下の微小間隙をおいて対向させられている。
【0003】 ヘッド間の微小間隙は、対向する磁気ヘッドのカード摺接面を保護するための ものであって、間隙を保持する手段が講じられている。この手段の一例を、磁気 ヘッド63を代表させて説明する。
【0004】 磁気ヘッド63は、図7、図8に示すように、度当り部材65に保持されてい る。度当り部材65は、窓孔65aの対向側縁を折り曲げて保持部65b,65 bを形成し、窓孔65aに挿通した磁気ヘッド63の両側面63aを接着して支 持している。度当り部材65の磁気カードCの進行方向の前後には、カード通路 側に突出した略V型の支点部65cが形成されている。磁気ヘッド63は、その 後端63bを板バネから成る付勢バネ66によりカード通路O側に押圧付勢され ている。付勢バネ66は、フレーム61に固定されていて、磁気ヘッド63が嵌 入する窓穴66aと、磁気ヘッド63の後端63bに当接する接触部66cと、 接触部66cに対して磁気ヘッド63をカード通路O側に押圧するバネ部66d とからなる。磁気ヘッド63を支持している度当り部材65は、その支点部部6 5cを付勢バネ66の窓66aの周縁に突き当てることによって磁気ヘッド63 のヘッド面がカード通路Oに過剰に突出するのを規制すると同時に、磁気ヘッド 63は、支点部65cを揺動支点とし、磁気カードCの進行方向と平行な軸線を 中心として揺動自在に支持されている。
【0005】 磁気ヘッド64も上記磁気ヘッド63と同様の構造の度当り部材で支持されて いる。両磁気ヘッド63,64は、それぞれの後端63b,64bを付勢バネ6 6で押圧されることによって、ヘッド面がカード通路に突出して位置するように 付勢されている。そして、磁気カードCが走行すると、対向している磁気ヘッド 63,64は、カードに押されてそれぞれの付勢手段に抗してカード通路Oから 後退する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、図7、図8に示すような磁気ヘッド63の支持構造において、磁気 カードCが平面性を維持している場合には、カードの磁気ストライプとヘッド面 とは、互いに密着する。また、磁気カードCが湾曲している場合には、磁気カー ドCの走行方向のカード幅方向において、磁気ヘッドのヘッド面と磁気ストライ プとを密着させるために、図9に示すように、磁気ヘッド63は、付勢バネ66 の付勢力に抗してカード面に倣って揺動する。この磁気ヘッド63が揺動する時 に、磁気ヘッド63の後端63bと付勢バネ66の接触部66cとの当接点が、 磁気カードCが平面性を維持している場合に比べて図9において、上下方向へ幅 X、左右方向へ幅Yそれぞれ変位する。磁気ヘッド63が上下方向へ幅X変位す ることにより、付勢バネ66の磁気ヘッド63への押圧力が変化し、磁気ヘッド 63のヘッド面と磁気カードの磁気ストライプとの間の接触圧が変化するという 問題がある。更に、磁気ヘッド63が左右方向へ幅Y変位することにより、磁気 ヘッド63の中心と押圧点がずれて、モーメントが発生し、磁気ヘッド63の回 動が阻害され、磁気ヘッド63のヘッド面と磁気ストライプとが確実に密着され ず、読み書き異常が発生するという問題がある。
【0007】 そこで、本考案の目的は、確実に磁気ヘッドが揺動し、且つ、磁気ヘッドに対 する押圧力が常に一定である磁気ヘッド支持装置の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の磁気ヘッド支持装置は、フレームに設けた窓から磁気カード通路に磁 気ヘッドを突出させた磁気カードリーダにおいて、磁気ヘッド側部に度当り部材 を固定し、この度当り部材に磁気ヘッドのカード進行方向前後に、カード通路側 に突出した支点部を設け、支点部の裏側を付勢バネでカード通路側に押し、支点 部をフレーム側に当てて揺動自在に支持した構成である。
【0009】
【作用】
磁気ヘッドは、度当り部材の支点部をフレーム側に当てて揺動自在に支持され 、支点部の裏側を付勢バネで押圧されている。湾曲した磁気カードが送られてく ると、磁気ヘッドは、カードの面に倣って支点部を中心として揺動する。
【0010】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図1乃至図5において、磁気カードCの磁気ストライプCaを読み取る磁気ヘ ッド1は、その側部1a,1aを度当り部材2の対向枠部2a,2aに接着など の適宜の手段で固定されている。図1において符号1Aはヘッドの接着部位を示 している。度当り部材2は、磁気ヘッド1を嵌合させる窓孔2dを形成する対向 枠部2a,2aと、これらを連結する枠部2b,2bとからなる窓枠形状に形成 されている。
【0011】 枠部2b,2bの中央部には、磁気ヘッド1のヘッド面1b側に突出した支点 部2c,2cがそれぞれ形成されている。度当り部材2の各支点部2c、2cは 、板ばねからなる付勢バネ3によって、カード通路O側に押圧付勢されている。 従って、磁気ヘッド1は、カード通路O側に押圧付勢されている。支点部2c, 2cは、カード進行方向aにおいてヘッドの前後に形成されている。度当り部材 2の対向枠部2a,2aは、ヘッド側面1a,1aに沿うように折り曲げて、そ れぞれの対向面をヘッドに接着するので、ヘッド周りにおける度当り部材2の占 有空間が小さくて済む。
【0012】 付勢バネ3は、磁気カード通路Oの一方の案内板を形成するフレーム4にその 本体3aを固定されていて、磁気ヘッド1が嵌入する窓孔3bと、度当り部材2 の各支点部2c、2cに当接する押動部3c、3cと、これら押動部3c、3c に対して度当り部材2を介して磁気ヘッド1をカード通路O側に押圧するばね部 3d,3dとからなっている。各押動部3c、3cの先端部は、度当り部材2の 各支点部2c、2cに対して線当接するように、その断面形状を半球状に形成さ れている。尚、押動部3cは、バネ板で構成されるので、断面を半球状とせず矩 形断面のままでもよい。
【0013】 フレーム4には、磁気ヘッド1を磁気カード通路O内に突出させる窓4aが形 成されている。そして、付勢バネ3で付勢され、度当り部材2に支持されている 磁気ヘッド1は、度当り部材2の支点部2c,2cを付勢バネ3の窓孔3bの側 縁上面3ba,3baに当接させることにより、磁気カード通路Oに対する突出 量を規制されている。また、磁気ヘッド1は、支点部2c,2cを揺動支点とし て、磁気カードCの進行方向aと平行な軸線を中心として矢印b方向(図2参照 )に揺動(ローリング)自在に支持されていることになる。
【0014】 図示の例は、カード通路Oに磁気ヘッド1のみを突出させて設けたものである が、図7に示すように、二つの磁気ヘッドを対向して配置する両面対向型磁気ヘ ッドの支持装置としても適用できること勿論である。
【0015】 以上のように構成された実施例の作用を説明する。
【0016】 図2及び図3において、付勢バネ3で付勢されている磁気ヘッド1は、そのヘ ッド面1bをカード通路Oに突出させている。このときのヘッド面1bは、支点 部2cがフレーム4の上面に固定されている付勢バネ3の側縁上面3baに当接 していることにより、カード通路Oへの突出量を制限されている。
【0017】 カード通路Oを磁気カードCがカード進行方向a(図2においては図面に対し て垂直方向)に進行して来ると、磁気ヘッド1は、カードの磁気ストライプCa (図1参照)に当接してその情報を読み取る。
【0018】 このとき、磁気カードCがその幅方向において曲がって(カール)いると、ヘ ッド1は、支点部2cを中心として矢印b方向に揺動する。すなわち、磁気ヘッ ド1は、磁気カードCの曲面形状に倣ってローリングすることになり、そのヘッ ド面1aを磁気ストライプCaに確実に密着させる。
【0019】 図6に付勢バネの変形例を示す。図6に示す付勢バネ30は、図1乃至5に示 した実施例に示す付勢バネ3に対して、そのバネ部30d、30dが、度当り部 材2の対向枠部2a、2aの両側からそれぞれ支点部2cに当接するように配置 された点のみが相違している。よって、曲がった磁気カードにより磁気ヘッド1 が付勢バネ30の付勢力に抗して揺動しても、付勢バネ30が度当り部材2の両 側から各支点部2cを押圧しているので、磁気ヘッド1が確実に磁気ストライプ Caに密着される。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、度当り部材の支点部の裏側を付勢バネでカー ド通路側に押圧し、支点部をフレーム側に当てて揺動自在に支持したので、曲が ったカードに対しても、確実に磁気ヘッドが揺動し、しかも磁気ヘッドに対する 押圧力が常に一定になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す磁気ヘッド支持装置の
分解斜視図である。
【図2】同上の正断面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】磁気ヘッドと度当り部材を示す平面図である。
【図5】(a)は付勢バネの一例を示す平面図、(b)
は同正面図である。
【図6】本考案の別の実施例を示す磁気ヘッド支持装置
の要部の分解斜視図である。
【図7】従来の磁気ヘッド支持装置の一例を示す側断面
図である。
【図8】図7に示す従来の磁気ヘッド支持装置の正断面
図である。
【図9】図8に示す従来の磁気ヘッドが揺動された状態
を示す要部の正面図である。
【符号の説明】
1・・・磁気ヘッド 1a・・・側部 1b・・・ヘッド面 1c・・・後端 2・・・度当り部材 2c・・・支点部 3、30・・・付勢バネ 3c、30c・・・押圧部 4・・・フレーム 4a・・・窓 O・・・磁気カード通路 C・・・磁気カード a・・・カード進行方向 b・・・ヘッド揺動方向

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに設けた窓から磁気カード通路に
    磁気ヘッドを突出させた磁気カードリーダにおいて、 磁気ヘッド側部に度当り部材を固定し、この度当り部材
    に磁気ヘッドのカード進行方向前後に、カード通路側に
    突出した支点部を設け、 上記支点部の裏側を付勢バネでカード通路側に押圧し、
    上記支点部をフレーム側に当てて揺動自在に支持したこ
    とを特徴とする磁気ヘッド支持装置。
JP1993044522U 1993-08-16 1993-08-16 磁気ヘッド支持装置 Expired - Fee Related JP2592734Y2 (ja)

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