JP2531267Y2 - 磁気ヘッド支持装置 - Google Patents

磁気ヘッド支持装置

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JP2531267Y2
JP2531267Y2 JP3488892U JP3488892U JP2531267Y2 JP 2531267 Y2 JP2531267 Y2 JP 2531267Y2 JP 3488892 U JP3488892 U JP 3488892U JP 3488892 U JP3488892 U JP 3488892U JP 2531267 Y2 JP2531267 Y2 JP 2531267Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic head
card
head
frame
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JP3488892U
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JPH0590611U (ja
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淳司 大和
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、磁気カードリーダに
おける磁気ヘッド支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードリーダにおいて、磁気ヘッド
は、磁気カード通路を構成するフレームの窓からその一
部を通路に突出させて設けられていて、走行する磁気カ
ードの情報を読み取ったりカードに情報を記録する。磁
気ヘッド支持装置の一例を図6に基づいて説明する。磁
気カード通路Oには、フレーム61,62に形成された
窓61a,62aから磁気ヘッド63,64がそれぞれ
突出されている。図6に示すカードリーダは、両面対向
磁気ヘッド型であって、磁気ヘッド63,64のヘッド
面が磁気カードCの厚さ以下の微小間隙をおいて対向さ
せられている。
【0003】ヘッド間の微小間隙は、対向する磁気ヘッ
ドのヘッド面を保護するためのものであって、間隙を保
持する手段が講じられている。この手段の一例を、磁気
ヘッド63を代表させて説明する。磁気ヘッド63は、
図7(a)に示すような構造の度当り部材65に保持さ
れている。度当り部材65は、窓孔65aの対向側縁を
折り曲げて保持部65b,65bを形成し、窓孔65a
に挿通した磁気ヘッド63の両側面63aを接着して支
持している。磁気ヘッド63を支持している度当り部材
65は、図6に示すように、そのフランジ部65cをフ
レーム61の窓61aの周縁に突き当てることによって
磁気ヘッド63のヘッド面がカード通路Oに過剰に突出
するのを規制する。
【0004】磁気ヘッド64も上記と同様の構造の度当
り部材で支持されている。両磁気ヘッド63,64は、
それぞれの後端63b,64bを図示されない付勢手段
で押圧されることによって、ヘッド面がカード通路に突
出して位置するように付勢されている。そして、磁気カ
ードCが走行すると、対向している磁気ヘッド63,6
4は、カードに押されてそれぞれの付勢手段に抗してカ
ード通路Oから後退する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
ような支持構造の場合、磁気カードCが平面性を維持し
ている場合には、カードの磁気ストライプとヘッド面
は、互いに密着するので、読み出しや記録動作の障害は
発生しない。しかし、カードが湾曲したり折れ曲がって
いる場合には、走行方向のカード幅方向において、磁気
ヘッドのヘッド面と磁気ストライプとが密着せず、読み
書き異常が発生する。換言すると、支持ヘッドがカード
面に倣うようなヘッド支持構造を採用すれば良いことに
なる。磁気ヘッドを揺動自在に支持する手段としては、
図7(b)に示すように、フランジ部65cが当接する
突部61bを窓61aの対向縁部に形成する。磁気ヘッ
ド63は、突部61bを支点として揺動可能である。か
かる支持手段であると、湾曲したカードが送り込まれた
とき、磁気ヘッド63は、カード面に倣って揺動し、そ
のヘッド面を磁気ストライプに密着させることができ
る。しかし、図7(b)に示すように、比較的厚く且つ
大きな部材であるフレームに支点部(61b)を形成す
るということは、煩わしい加工工程と品質管理を要求さ
れることになる、という問題が残っている。かかる問題
は、両面対向型磁気ヘッドでなくても生じることであ
る。
【0006】そこで、本考案の目的は、フレームを加工
することなく、磁気ヘッドを揺動自在に支持すると共に
突出規制する機能を一つの部材に持たせた磁気ヘッド支
持装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の磁気ヘッド支持
装置は、フレームに設けた窓から磁気カード通路に磁気
ヘッドを突出させて支持した磁気カードリーダにおい
て、上記磁気ヘッド側部に、この磁気ヘッドの上記磁気
カード通路に対する突出量を規制する度当りとなる度当
り部材を固定し、この度当り部材には上記磁気ヘッドの
カード進行方向前後に上記磁気カード通路側へ突出した
支点部を設け、上記磁気ヘッドの後端を付勢ばねで上記
磁気カード通路側に付勢し、上記支点部を上記フレーム
当接して上記磁気ヘッドを揺動自在に支持したことを特
徴とする。
【0008】
【作用】磁気ヘッドは、度当り部材の支点部をフレーム
側に当てて揺動自在に支持されている。その面が湾曲し
た磁気カードが送られてくると、磁気ヘッドは、カード
の面に倣って支点部を中心として揺動する。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
【0010】図1乃至図4において、磁気カードCの磁
気ストライプCaを読み取る磁気ヘッド1は、その側部
1a,1aを度当り部材2の対向枠部2a,2aに接着
などの適宜の手段で固定されている。図1において符号
1Aはヘッドの接着部位を示している。度当り部材2
は、磁気ヘッド1を嵌合させる窓孔2dを形成する対向
枠部2a,2aと、これらを連結する枠部2b,2bと
からなる窓枠形状に形成されている。
【0011】枠部2b,2bは、磁気ヘッドのヘッド面
1b側に突出する支点部2c,2cを形成されている。
磁気ヘッド1は、板ばねからなる付勢ばね3によってカ
ード通路O側に押圧付勢されている。支点部2c,2c
は、カード進行方向aにおいてヘッドの前後に形成され
ている。度当り部材2の対向枠部2a,2aは、ヘッド
側面1a,1aに沿うように折り曲げて、それぞれの対
向面をヘッドに接着するので、ヘッド周りにおける度当
り部材2の占有空間が小さくて済む。
【0012】付勢ばね3は、磁気カード通路Oの一方の
案内板を形成するフレーム4にその本体3aを固定され
ていて、磁気ヘッド1が嵌入する窓孔3bと、磁気ヘッ
ド1の後端1cに当接する押動部3cと、この押動部3
cに対して磁気ヘッド1をカード通路O側に押圧するば
ね部3d,3dとからなっている。押動部3cは、ヘッ
ド後端に対してカード進行方向aと平行に線接触するよ
うにその断面形状がV字状に折り曲げられている。
【0013】フレーム4には、磁気ヘッド1を磁気カー
ド通路O内に突出させる窓4aが形成されている。そし
て、付勢ばね3で付勢されている磁気ヘッド1は、支点
部2c,2cを付勢ばね3の窓孔3bの側縁上面3b
a,3baに当接させることにより、磁気カード通路O
に対する突出量を規制されている。また、磁気ヘッド1
は、支点部2c,2cを揺動支点として、磁気カードC
の進行方向aと平行な軸線を中心として矢印b方向(図
2参照)に揺動(ローリング)自在に支持されているこ
とになる。
【0014】図示の例は、カード通路Oに磁気ヘッド1
のみを突出させて設けたものであるが、図6に示すよう
に、二つの磁気ヘッドを対向して配置する両面対向型磁
気ヘッドの支持装置としても適用できること勿論であ
る。
【0015】以上のように構成された実施例の作用を説
明する。図2及び図3において、付勢ばね3で付勢され
ている磁気ヘッド1は、そのヘッド面1bをカード通路
Oに突出させている。このときのヘッド面1bは、支点
部2cがフレーム側(3ba)に当接していることによ
り、カード通路Oへの突出量を制限されている。
【0016】カード通路Oを磁気カードCがカード進行
方向a(図2においては図面に対して垂直方向)に進行
して来ると、磁気ヘッド1は、カードの磁気ストライプ
Ca(図1参照)に当接してその情報を読み取る。
【0017】このとき、磁気カードCがその幅方向にお
いて曲がって(カール)いると、ヘッド1は、支点部2
cを中心として矢印b方向に揺動する。すなわち、磁気
ヘッド1は、磁気カードCの面に倣ってローリングする
ことになり、そのヘッド面1aを磁気ストライプCaに
確実に密着させる。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、フレー
ム側に突部を設けることなく磁気ヘッドをローリングさ
せることができるので、低コストの構成でありながら、
曲がりカードに対する磁気ヘッドの追従性が向上する。
また、度当り部材に揺動支点部を設けて、一つの部材に
度当りと支点部の二つの機能を持たせたことにより、部
品点数が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す磁気ヘッド支持装置の
分解斜視図である。
【図2】同上の正断面図である。
【図3】同上の側断面図である。
【図4】磁気ヘッドと度当り部材を示す平面図である。
【図5】(a)は付勢ばねの一例を示す平面図、(b)
は同正面図である。
【図6】従来の磁気ヘッド支持装置の一例を示す側断面
図である。
【図7】(a)は従来の度当り部材の一例を示す斜視
図、(b)はフレームに設けられた揺動支点部を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1・・・磁気ヘッド 1a・・・側部 1b・・・ヘッド面 1c・・・後端 2・・・度当り部材 2c・・・支点部 3・・・付勢ばね 3c・・・押圧部 4・・・フレーム 4a・・・窓 O・・・磁気カード通路 C・・・磁気カード a・・・カード進行方向 b・・・ヘッド揺動方向

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに設けた窓から磁気カード通路に
    磁気ヘッドを突出させて支持した磁気カードリーダにお
    いて、上記磁気ヘッド側部に、この磁気ヘッドの上記磁
    気カード通路に対する突出量を規制する度当りとなる度
    当り部材を固定し、この度当り部材には上記磁気ヘッド
    のカード進行方向前後に上記磁気カード通路側へ突出し
    た支点部を設け、上記磁気ヘッドの後端を付勢ばねで上
    記磁気カード通路側に付勢し、上記支点部を上記フレー
    ムに当接して上記磁気ヘッドを揺動自在に支持したこと
    を特徴とする磁気ヘッド支持装置。
JP3488892U 1992-05-26 1992-05-26 磁気ヘッド支持装置 Expired - Lifetime JP2531267Y2 (ja)

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JP3488892U JP2531267Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 磁気ヘッド支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0590611U JPH0590611U (ja) 1993-12-10
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