JP2535308Y2 - 手動走行式磁気カードリーダ - Google Patents

手動走行式磁気カードリーダ

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JP2535308Y2
JP2535308Y2 JP1992034657U JP3465792U JP2535308Y2 JP 2535308 Y2 JP2535308 Y2 JP 2535308Y2 JP 1992034657 U JP1992034657 U JP 1992034657U JP 3465792 U JP3465792 U JP 3465792U JP 2535308 Y2 JP2535308 Y2 JP 2535308Y2
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magnetic
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亨 嶋田
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、手動走行式磁気カー
ドリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気カードに記録された情報を読み出す
ための読み出し用磁気ヘッド及び情報を記録したり読み
出すことのできる記録用或いは読み出し用磁気ヘッドを
カード通路に設けておいて、磁気カードを手動で走行さ
せることによって、記録を読み書きする手動走行式磁気
カードリーダは既に実用化されている。かかる磁気カー
ドリーダの一例を図4で説明する。磁気カードCを案内
するカード通路Oには、カード走行方向に沿って、読み
出し用磁気ヘッド41と、記録用或いは読み出し用磁気
ヘッド42が配設されている。磁気ヘッド41,42の
相互の間隔Lは、磁気カードCの長さと同じか僅かに大
きくなるように設定されている。
【0003】そして、磁気カードCの読み出し又は記録
・読み出しに際しては、図3に示すように、手に持った
磁気カードCをカード通路Oに挿入して、その下側縁C
aをカード通路Oの案内面Oaに添わせながら、カード
走行方向aに走行させる。各磁気ヘッドを通過するとき
の磁気カードCは、適宜の手段を用いてヘッド面に押圧
させられるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】磁気カードCの磁気記
録を読み出し用磁気ヘッド41で読み取る場合のカード
のジッタと、記録用或いは読み出し用磁気ヘッド42で
磁気記録を行う場合のジッタとでは、後者の方がより厳
しい条件を課される。そこで、読み出し用磁気ヘッド4
1によるカード押圧力が、記録用或いは読み出し用磁気
ヘッド42を通過中の磁気カードCに及ばないように、
磁気ヘッド41,42の相互間隔Lは、カード長と等し
いかそれ以上に設定されているのである。磁気ヘッド4
1によるジッタの悪影響を避けるためには、カード走行
方向において、磁気ヘッド42を磁気ヘッド41よりも
手前側に設ければ良いのであるが、カード通路Oを長く
しなければならない、という問題がある。
【0005】すなわち、記録用或いは読み出し用磁気ヘ
ッドに対する磁気ストライプの相対位置、換言するとカ
ードの走行姿勢とその速度は略一定でなければならない
が、読取用磁気ヘッドに対するカードの姿勢や速度は、
記録用のそれに比べて比較的ラフで良い。そのために、
記録用或いは読み出し用磁気ヘッド42は、磁気カード
の走行姿勢が安定する領域であるところの読み出し用磁
気ヘッド41よりも後方に配設されるのである。もし、
記録用或いは読み出し用磁気ヘッドを、カード走行方向
aにおいて記録用磁気ヘッド41よりも手前側に配設す
ると、カードの走行姿勢と速度の安定に要するカード通
路長を確保しなければならず、カードリーダの全長が長
くなる、という問題がある。特に、機器に内蔵される型
式の手動式磁気カードリーダその全長は、機器本体内に
おける設置スペースの点で大きな意味を有している。
【0006】そこで、本考案の目的は、ジッタを悪化さ
せずにカード通路長を短くできる手動走行式磁気カード
リーダの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、磁気カードを
手動にてカード通路に引き通して情報の読み出し或いは
記録を行う手動式磁気カードリーダにおいて、読み出し
用の第1磁気ヘッドと、記録用或いは記録・読み出し用
の第2磁気ヘッドをそれぞれカード通路に臨ませ、上記
第1磁気ヘッドを上記第2磁気ヘッドよりもカード走行
方向手前側に配設すると共に上記第1磁気ヘッドと第2
磁気ヘッドの間隔を上記磁気カードの引き通し方向の長
さより短くし、かつ第1磁気ヘッドの磁気カードへの圧
接力を第2磁気ヘッドのそれよりも小さくしたことを特
徴とする。
【0008】
【作用】カード通路を走行させられる磁気カードは、第
1磁気ヘッドの圧接力が小さいので、第2磁気ヘッドを
通過するときのジッタが小さくなる。カード走行方向に
おいて、第1磁気ヘッドを第2磁気ヘッドの手前側に配
置したので、走行される磁気カードはその姿勢と速度が
安定した状態で第2磁気ヘッドに送り込まれる。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
【0010】図1において、符号1は手動走行式磁気カ
ードリーダを総体的に示していて、カードリーダ1に溝
状に形成されたカード通路Oには、カード走行方向aに
おいて、手前側から順に、読み出し用の第1磁気ヘッド
2と、記録用或いは読み出し用の第2磁気ヘッド3がそ
れぞれ臨ませられている。
【0011】第1磁気ヘッド2は、カード通路Oの一方
の側壁4に形成された窓孔4aからカード通路内に突出
させられている。第1磁気ヘッド2のヘッド面2aは、
カード通路に設けられたパッド部2cに対向させられて
いる。第1磁気ヘッド2は、板ばね材からなるヘッドホ
ルダ2bに接着して支持されている。ヘッドホルダ2b
は、側壁4に固定されていて、比較的小さい圧接力をも
ってヘッド面2aを磁気カードCに当接させる向きに第
1磁気ヘッド2を付勢している。
【0012】パッド部2cとヘッド面2aとの間は、磁
気カードCの厚さよりも小さくなるようにヘッドの突出
量が設定されていて、カードが走行するときには、磁気
ヘッド2はヘッドホルダ2bの弾力に抗して後退させら
れる。
【0013】第2磁気ヘッド3は、他方の側壁5に形成
された窓孔5aからそのヘッド面3aをカード通路Oに
突出させている。側壁4の窓孔4bからは、ヘッド面3
aに対向する回転自在のパッドローラ6が突出させられ
ている。パッドローラ6は支持軸6aに支持されてい
る。第2磁気ヘッド3は、ヘッドホルダ7の保持部7a
に接着されて支持されている。
【0014】ヘッドホルダ7は、基板8に固植されたガ
イドピン9a,9bに遊嵌されていて、カード通路Oに
対して進退自在である。ヘッドホルダ7の略中央部に遊
嵌されたピン10には、コイルばね11が巻装されてい
て、ヘッドホルダ7をカード通路Oに向けて付勢してい
る。コイルばね11による第2磁気ヘッド3の磁気カー
ドへの圧接力は、第1磁気ヘッド2のそれよりも大きく
設定されている。
【0015】図2(a)において、カード通路Oにおけ
る第1・第2磁気ヘッド2,3の配設位置をOB,OC
とする。第1磁気ヘッド2と第2磁気ヘッド3との相互
の距離L1は、磁気カードCの長さよりも短い。カード
挿入口OAから位置OBの間のカード通路OA−OB
は、手動で走行させる磁気カードCをカード通路の底部
Oaに添わせると共に添わせたカードの助走区間であ
り、第2磁気ヘッド3の位置OCから出口ODの間のカ
ード通路OC−ODは、第2磁気ヘッド3に対する磁気
カードCの姿勢を一定に保つための後送区間である。こ
の後送区間OC−ODの長さは、カード長と等しいか、
その半分以上の長さが望ましい。
【0016】以上のように構成された実施例の作用を図
2において説明する。なお、図2(b)は、カード通路
Oにおける磁気カードの走行速度の変化を示してある。
【0017】図2において、磁気カードCを指で掴み、
これをカード通路Oの助走区間OA−OBに挿入し、カ
ードの下側縁Caを底部Oaに当接させる。通常、この
時点でのカードの速度は零である。挿入した磁気カード
Cを通路に添ってカード走行方向aに移動させるとき、
助走区間OA−OBでその速度は次第に上昇する。この
磁気カードCが第1磁気ヘッド2とパッド部2cで挾持
されたとき、走行速度は一時的に少し鈍るが、第1磁気
ヘッド2のカードへの圧接力が小さいので、更に上昇し
ながら走行させられる。
【0018】第1磁気ヘッド2は、読み出し用のヘッド
であってジッタ限界は通常約40%まで許容される。従
って、カードの走行速度が上昇中であっても、ジッタが
限界内であれば記録の読み出しが可能となる。
【0019】そして、手動で走行させられる磁気カード
Cが更に走行して第2磁気ヘッド3とパッドローラ6で
挾持される位置OCに達したとき、該ヘッドのカードへ
の圧接力が大きいので、こののちは、第2磁気ヘッド3
による走行抵抗を受けながら略一定の速度を保って移動
させられる。
【0020】この場合の略一定の速度とは大きく変動し
ない速度を指している。磁気カードを手動で走行させる
場合、カード通路のはじめで助走走行させられたカード
は、ある程度の走行抵抗を受けるようになると、カード
長程度の距離では略一定の速度で移動させられる。
【0021】第2磁気ヘッド3による磁気記録は、ジッ
タが約10%以下であれば記録品質として許容されるの
が一般的である。第2磁気ヘッド3で記録動作を受けな
がら走行する磁気カードCには、走行方向手前側に配置
されている第1磁気ヘッド2による走行抵抗も作用して
いる。しかし、該ヘッド2のカードへの圧接力は第2磁
気ヘッド3のそれよりも小さいので、位置OCを通過す
るカードの走行抵抗としては、その速度を減じるほどに
は表われない。
【0022】若し、第1磁気ヘッド2のカードへの圧接
力が大きいと、カードが第2磁気ヘッド3の位置OCを
通過するとき、第1磁気ヘッド2による大きな走行抵抗
を受けて、図2(b)に破線で示すようにその走行速度
が大きく落ちこみ、記録時のジッタ許容量を超えてしま
う。その点、カードに対する第1磁気ヘッド2の圧接力
を第2磁ヘッド3のそれよりも小さく設定した本考案に
よれば、磁気ヘッド間の距離を短くしても第1磁気ヘッ
ドによる走行抵抗が小さいので、第2磁気ヘッド3で記
録するときのジッタが小さくなって、記録品質が向上す
る。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、情報記
録時のジッタの悪影響がないので、カード通路に配設さ
れる第1・第2磁気ヘッドの距離を短くしても、記録の
品質向上が可能となる。また、磁気ヘッド相互間を短く
できるということは、カードリーダの長さの短縮を実現
できることを意味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す手動走行式磁気カード
リーダの要部を断面した平面図である。
【図2】(a)はカード通路における磁気ヘッドの配設
位置を示す縦断面図、(b)は(a)のカード通路にお
けるカードの走行速度の変化を示す線図である。
【図3】手動走行式磁気カードリーダの外観を示す斜視
図である。
【図4】従来の手動走行式磁気カードリーダの一例を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・手動走行式磁気カードリーダ 2・・・第1磁気ヘッド 2b・・・ヘッドホルダ 3・・・第2磁気ヘッド 7・・・ヘッドホルダ 11・・・コイルばね C・・・磁気カード O・・・カード通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カードを手動にてカード通路に引き通
    して情報の読み出し或いは記録を行う手動式磁気カード
    リーダにおいて、 読み出し用の第1磁気ヘッドと、記録用或いは記録・読
    み出し用の第2磁気ヘッドとをそれぞれカード通路に臨
    ませ、上記第1磁気ヘッドを上記第2磁気ヘッドよりも
    カード走行方向手前側に配設すると共に、上記第1磁気
    ヘッドと第2磁気ヘッドの間隔を上記磁気カードの引き
    通し方向の長さより短くし、かつ第1磁気ヘッドの磁気
    カードへの圧接力を第2磁気ヘッドのそれよりも小さく
    したことを特徴とする手動式磁気カードリーダ。
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JPS57212656A (en) * 1981-06-25 1982-12-27 Fujitsu Ltd Manual magnetic card reader

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