JP2531058Y2 - 厚・薄カード兼用の磁気カードリーダ - Google Patents

厚・薄カード兼用の磁気カードリーダ

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JP2531058Y2
JP2531058Y2 JP4447491U JP4447491U JP2531058Y2 JP 2531058 Y2 JP2531058 Y2 JP 2531058Y2 JP 4447491 U JP4447491 U JP 4447491U JP 4447491 U JP4447491 U JP 4447491U JP 2531058 Y2 JP2531058 Y2 JP 2531058Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic head
card
support shaft
thick
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JP4447491U
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JPH04137506U (ja
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清司 松浦
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、2つの磁気ヘッドが
対向して配置され、厚さの異なる2種の磁気カードを挿
入可能で、該磁気カードに対する読み取り及び書き込み
を行なう厚・薄カード兼用の磁気カードリーダに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気カードには、キャッシュ
カード、クレジットカード等に用いられる塩化ビニール
製の厚カード(カード厚さ0.76mm)と、テレホン
カード、オレンジカード等の普及著しいポリエチレンテ
レフタレート(PET)の薄カード(カード厚さ0.2
2mm)とがある。これらの磁気カードには、カードリ
ーダに読ませるための情報を記憶させた磁気ストライプ
が設けられており、日本ではJIS規格によって、前記
薄カード(PETカード)には裏面(JISI型)に、
前記厚カード(塩化ビニールカード)は表、裏、両面
(JISII型)の何れかに設けるようになっている。そ
して、これら2種の磁気カード兼用の磁気カードリーダ
が市場より要求されるのに応じて種々の磁気カードリー
ダの提案がなされ、出願人は、既に実願平2−9701
0号(実開平4−55667号公報)等を提案してい
る。これは図3に示すように、磁気ヘッド25(21は
対向する磁気ヘッド)を支持するアーム22の端部に円
形孔22cを貫通する軸28を中心に矢印A方向に回動
する。又アーム22の中央部にはコイルスプリング30
が設けられていて矢印B方向に付勢されており、他方の
端部には長孔22bが設けられていて、ストッパー兼ガ
イド部材29が貫通され、且つアーム22を矢印A方向
に動かすためのピン23を支持する溝22aが設けられ
ている。この磁気カードリーダにおいて、厚カードの時
は、ピン23が少し上昇して磁気ヘッド25と21の対
向間隔cを変化させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の磁気カードリーダにおいては、図4に示すように、
磁気ヘッド25を使用するのは厚カード31挿入時のみ
であるから、カードの磁気面に対して磁気ヘッド25の
ヘッドギャップ25aが直交するように磁気ヘッド25
がアーム22に接着されているため、例えば、厚カード
の方が薄カードよりも使用頻度が多い場合は、図5に示
すように、磁気ヘッド25の摩耗形状32はヘッドギャ
ップ25aに対して垂直方向に形成されるので問題ない
が、薄カードの方が厚カードよりも使用頻度が多い場合
は、図6に示すように、磁気ヘッド25の摩耗形状32
はヘッドギャップ25aに対して垂直に摩耗せず、偏摩
耗となる。したがって、この状態で厚カードを挿入する
と、図7に示すように、厚カードの磁気面にヘッドギャ
ップ25aが接触しにくく、空間dができてしまうた
め、読み取り及び書き込みエラーが発生する可能性があ
るという可能性があるという問題点があった。
【0004】また、磁気ヘッドを支持する方法として、
実公昭63−12436号公報(通帳等の磁気ストライ
プ上を磁気ヘッドが走行する)、実開昭60−9816
8号公報、実開昭63−195673号公報等がある
が、何れもカード、通帳の変形に対する追従性を出すこ
とを狙ったもので、厚さの異なるカード兼用タイプでは
なく、又磁気ヘッド対向型の磁気カードリーダで上記問
題点を解決した公知例はない。そこで、この考案は上述
した従来の問題点を解消して、磁気ヘッド対向型の磁気
カードリーダにおいて、厚カードと薄カードの使用頻度
の違いによって読み取り又は書き込みエラーが発生する
のを防止することのできる磁気カードリーダを提供する
ことを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の要旨とすると
ころは、本体側に固定された第1磁気ヘッドと、この第
1磁気ヘッドに対向し、第1磁気ヘッド方向に移動自在
に付勢された第2磁気ヘッドとを有し、厚・薄両方の磁
気カードを挿入可能で、該磁気カードの情報の記録ある
いは再生を行なう磁気カードリーダにおいて、前記第2
磁気ヘッドを、一方の端部で、前記磁気カード走行方向
の第1支持軸に回動自在に支持し、他方の端部の第1支
持軸に平行な第2支持軸で、本体側に回動自在に支持さ
れているアーム部材と、前記第2支持軸の回りに設けら
れ、前記第1磁気ヘッドの付勢のためのスプリングとを
備えたことにある。
【0006】
【作用】したがって、第2磁気ヘッドは、磁気カード走
行方向に平行な第2支持軸で本体に回動自在に取り付け
られたアーム部材に第2支持軸に平行な第1支持軸で取
り付けられているので、前記磁気カード走行方向(磁気
カード面)に垂直な方向に移動し、厚カードだけでな
く、薄カードを挿入した場合でも、第2磁気ヘッドは磁
気カード面に対して垂直に接触するため、第2磁気ヘッ
ドには偏摩耗が生じることはない。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図
において、二つの磁気ヘッドのうち、一つの磁気ヘッド
(第1磁気ヘッド)1は本体側に固定されており、もう
一つの磁気ヘッド(第2磁気ヘッド)2はホルダー3に
支持されている。ホルダー3はコの字型のアーム部材4
内に保持された形で、アーム部材4の先端部の軸(第1
支持軸)4aに回動自在に取り付けられている。そし
て、アーム部材4はその基部の軸(第2支持軸)4bに
より、本体フレーム7にネジ9等で固定されたアーム支
持部材5に回動自在に取り付けられ、該軸4bにはアー
ム部材4とアーム支持部材5に掛けたコイル状のスプリ
ング6が取り付けられることによりアーム部材4を矢印
D方向に付勢している。
【0008】なお、ホルダー3とアーム部材4は図示し
ないストッパーで、その回動を所定範囲に規制されてい
るものとする。
【0009】上記構成において、図2に示すように、厚
めの磁気カード31が挿入された場合は、アーム部材4
が矢印E方向に回動して、磁気ヘッド2を少し上昇させ
て上下磁気ヘッド1,2の対向間隔を大きくし、スプリ
ング6の付勢によって磁気カード31を下側磁気ヘッド
1に押し付ける。この時、磁気ヘッド2は磁気カード3
1に対して垂直に接触し、他の薄い磁気カードが挿入さ
れても常に磁気ヘッド2は磁気カードの走行方向に対し
て垂直方向に移動し、該磁気カードに対して垂直に接触
する。したがって、磁気ヘッド2の摩耗形状は、常にヘ
ッドギャップ2aに対して垂直方向(図5参照)に生
じ、図6に示すような偏摩耗が形成されることはない。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、対向する2つの磁気ヘッドのうち、対向する方向に
移動可能に付勢されている方の磁気ヘッドを磁気カード
走行方向の第1支持軸に支持し、且つ第1支持軸に平行
な第2支持軸で本体側に取り付けられたアーム部材を設
けたので、磁気ヘッドは磁気カード面に対して垂直方向
に移動し、厚カード、薄カードの何れが挿入されても、
磁気ヘッドの摩耗形状がヘッドギャップに対して垂直方
向に形成されて、偏摩耗が生じることがないため、この
偏摩耗による磁気カードの読み取り、又は書き込みエラ
ーを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(a),(b)及び(c)は、この考案の実
施例を示す磁気カードリーダの平面図、正面図及び側面
図である。
【図2】この考案の磁気カードリーダの動作を示す説明
図である。
【図3】従来の磁気カードリーダを示す正面図である。
【図4】厚カードを挿入した場合の磁気ヘッドの状態を
示す説明図である。
【図5】厚カードの使用頻度が多い場合の磁気ヘッドの
摩耗形状を示す説明図である。
【図6】薄カードの使用頻度が多い場合の磁気ヘッドの
摩耗形状を示す説明図である。
【図7】磁気ヘッドに偏摩耗が生じている場合に厚カー
ドを挿入した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1磁気ヘッド 2 第2磁気ヘッド 4 アーム部材 4a 第1支持軸 4b 第2支持軸 6 コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体側に固定された第1磁気ヘッドと、こ
    の第1磁気ヘッドに対向し、第1磁気ヘッド方向に移動
    自在に付勢された第2磁気ヘッドとを有し、厚・薄両方
    の磁気カードを挿入可能で、磁気カードの情報の記録あ
    るいは再生を行なう磁気カードリーダにおいて、前記第
    2磁気ヘッドを、一方の端部で、前記磁気カード走行方
    向の第1支持軸に回動自在に支持し、他方の端部の第1
    支持軸に平行な第2支持軸で、本体側に回動自在に支持
    されているアーム部材と、前記第2支持軸の回りに設け
    られ、前記第1磁気ヘッドの付勢のためのスプリングと
    を備えたことを特徴とする厚・薄カード兼用の磁気カー
    ドリーダ。
JP4447491U 1991-06-13 1991-06-13 厚・薄カード兼用の磁気カードリーダ Expired - Lifetime JP2531058Y2 (ja)

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JPH04137506U JPH04137506U (ja) 1992-12-22
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