JPH06150520A - 両面ヘッド用磁気カードリーダ - Google Patents
両面ヘッド用磁気カードリーダInfo
- Publication number
- JPH06150520A JPH06150520A JP29949292A JP29949292A JPH06150520A JP H06150520 A JPH06150520 A JP H06150520A JP 29949292 A JP29949292 A JP 29949292A JP 29949292 A JP29949292 A JP 29949292A JP H06150520 A JPH06150520 A JP H06150520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- card
- magnetic card
- magnetic head
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 JISII,ISO(JISI)規格に準拠し
た磁気カードを読み取り可能な両面ヘッド用磁気カード
リーダにおいて、磁気カードを安定して走行させること
により記録再生の信頼性を向上させることを目的とす
る。 【構成】 JISII,ISO(JISI)規格に準拠し
た磁気カード12を記録再生可能な、カード走行案内溝
に対して相対する磁気ヘッドを配設した両面磁気ヘッド
用カードリーダにおいて、本体ケースのカード走行案内
溝に直交する磁気ヘッド嵌入窓部14の形状の少なくと
も一辺に傾斜をつけて台形形状とすることにより、磁気
ヘッド嵌入窓部端面に磁気カードが当たって停止するこ
とがなくなり、読み取りエラーの発生を防止することが
できる。
た磁気カードを読み取り可能な両面ヘッド用磁気カード
リーダにおいて、磁気カードを安定して走行させること
により記録再生の信頼性を向上させることを目的とす
る。 【構成】 JISII,ISO(JISI)規格に準拠し
た磁気カード12を記録再生可能な、カード走行案内溝
に対して相対する磁気ヘッドを配設した両面磁気ヘッド
用カードリーダにおいて、本体ケースのカード走行案内
溝に直交する磁気ヘッド嵌入窓部14の形状の少なくと
も一辺に傾斜をつけて台形形状とすることにより、磁気
ヘッド嵌入窓部端面に磁気カードが当たって停止するこ
とがなくなり、読み取りエラーの発生を防止することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードに情報を記
録再生する両面ヘッド磁気カードリーダに関するもので
ある。
録再生する両面ヘッド磁気カードリーダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、JISII,ISO(JISI)規
格に準拠した磁気カードを記録再生する両面ヘッド磁気
カードリーダが銀行のキャッシュカードやクレジットカ
ード等に対して広く用いられるようになってきている。
格に準拠した磁気カードを記録再生する両面ヘッド磁気
カードリーダが銀行のキャッシュカードやクレジットカ
ード等に対して広く用いられるようになってきている。
【0003】以下に従来の両面ヘッド用磁気カードリー
ダについて説明する。図3は両面ヘッド用磁気カードリ
ーダの要部を示す拡大断面図である。
ダについて説明する。図3は両面ヘッド用磁気カードリ
ーダの要部を示す拡大断面図である。
【0004】図3において、ヘッド機構部1,2は、ヘ
ッドホルダー3,4に棒状バネ5,6と磁気ヘッド7,
8を取り付けた構成であり、取付枠9,10により本体
ケース11に固定されている。そして、磁気カード12
のデータを記録再生する磁気ヘッド7,8の先端の中心
位置は磁気ヘッド同士が干渉するのを防止するため磁気
ヘッドのほぼ1/2幅に対応する距離Lだけずらせてあ
り、図4(a)に示すようにカード走行案内溝13に直
行する両側スライド面からの磁気ヘッド7,8の突出量
も棒状バネ5,6のバネ力により規制している。また磁
気カード進入方向側の磁気ヘッド7に設けられた棒状バ
ネ5のバネ力FAを対面側磁気ヘッド8に設けられた棒
状バネ6のバネ力FBより強くして、カード走行案内溝
13を通る磁気カード12の先端が磁気ヘッド嵌入窓部
14の端面Pに当たらないよう配設している。その磁気
ヘッド嵌入窓部14の形状は図4(b)に示すように正
方形または長方形になっている。
ッドホルダー3,4に棒状バネ5,6と磁気ヘッド7,
8を取り付けた構成であり、取付枠9,10により本体
ケース11に固定されている。そして、磁気カード12
のデータを記録再生する磁気ヘッド7,8の先端の中心
位置は磁気ヘッド同士が干渉するのを防止するため磁気
ヘッドのほぼ1/2幅に対応する距離Lだけずらせてあ
り、図4(a)に示すようにカード走行案内溝13に直
行する両側スライド面からの磁気ヘッド7,8の突出量
も棒状バネ5,6のバネ力により規制している。また磁
気カード進入方向側の磁気ヘッド7に設けられた棒状バ
ネ5のバネ力FAを対面側磁気ヘッド8に設けられた棒
状バネ6のバネ力FBより強くして、カード走行案内溝
13を通る磁気カード12の先端が磁気ヘッド嵌入窓部
14の端面Pに当たらないよう配設している。その磁気
ヘッド嵌入窓部14の形状は図4(b)に示すように正
方形または長方形になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、棒状バネのバネ力のばらつきで対向する両
磁気ヘッドの磁気カード押し付け力の差が少なかった
り、図4(c)に示すように磁気カードに規格以上の反
りがある場合に、磁気カード先端端面が磁気ヘッド嵌入
窓部の端面Pに当り、特に低速で磁気カードを走行させ
たとき磁気カードの走行が一瞬停止することにより読み
取りエラーが発生するという問題点があった。
の構成では、棒状バネのバネ力のばらつきで対向する両
磁気ヘッドの磁気カード押し付け力の差が少なかった
り、図4(c)に示すように磁気カードに規格以上の反
りがある場合に、磁気カード先端端面が磁気ヘッド嵌入
窓部の端面Pに当り、特に低速で磁気カードを走行させ
たとき磁気カードの走行が一瞬停止することにより読み
取りエラーが発生するという問題点があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、磁気ヘッド機構部のバネ力にばらつきがある場合
や、磁気カードに規格以上の反りがある場合でも、常に
安定したカード走行ができることにより高い読み取り性
能をもった両面ヘッド用磁気カードリーダを提供するこ
とを目的とする。
で、磁気ヘッド機構部のバネ力にばらつきがある場合
や、磁気カードに規格以上の反りがある場合でも、常に
安定したカード走行ができることにより高い読み取り性
能をもった両面ヘッド用磁気カードリーダを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の両面ヘッド用磁気カードリーダは、本体ケー
スの磁気ヘッド嵌入窓部の形状を少なくとも4角形の一
辺に傾斜をつけた台形形状とした構成を有している。
に本発明の両面ヘッド用磁気カードリーダは、本体ケー
スの磁気ヘッド嵌入窓部の形状を少なくとも4角形の一
辺に傾斜をつけた台形形状とした構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、カード走行案内溝を通る磁
気カード先端は傾斜をつけたヘッド嵌入窓部端面Pに当
たったとき、端面から離れる力の作用を受けると同時に
下向きの力を受けるため、磁気カード先端の磁気ヘッド
嵌入窓部先端への接触位置は段々と下にさがることによ
り、磁気カードが磁気ヘッド嵌入窓部端面に当たっても
スムーズに窓部を通過するので、カード走行が一瞬停止
して記録再生時エラーが発生する現象がなくなることと
なる。
気カード先端は傾斜をつけたヘッド嵌入窓部端面Pに当
たったとき、端面から離れる力の作用を受けると同時に
下向きの力を受けるため、磁気カード先端の磁気ヘッド
嵌入窓部先端への接触位置は段々と下にさがることによ
り、磁気カードが磁気ヘッド嵌入窓部端面に当たっても
スムーズに窓部を通過するので、カード走行が一瞬停止
して記録再生時エラーが発生する現象がなくなることと
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0010】本発明の両面ヘッド用磁気カードリーダの
構成は前述の図3と同様であり、ただ図3の構成と異な
る点は図1(b)に示すように、磁気ヘッド嵌入窓部1
4の形状を少なくとも4角形の一辺に傾斜をつけた台形
形状としている点である。
構成は前述の図3と同様であり、ただ図3の構成と異な
る点は図1(b)に示すように、磁気ヘッド嵌入窓部1
4の形状を少なくとも4角形の一辺に傾斜をつけた台形
形状としている点である。
【0011】この構成によれば、磁気カード12がFの
力でカード走行案内溝をスライドして、磁気ヘッド嵌入
窓部14の端面Pに当たったときに発生する力関係は、
対向する辺に対して傾斜をつけた一辺の端面Pに対する
力Fの反力をF3′とし、F3′の働く磁気ヘッド嵌入
窓部の端面Pと磁気カード12との接触点のA−A′断
面(図1(a))において、傾斜の付いた磁気ヘッド嵌
入窓部14と磁気カード12はθの角度で当たるため、
磁気カードには窓部壁面より離れようとする力Nが働
く。また、力Fの分力である傾斜をつけた一辺に沿うF
1の力により磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓部端面との
接触点は図2に示すように下方へ移動する。したがっ
て、磁気カードが磁気ヘッド嵌入窓部に当たっても、ス
ムーズに窓部を通過する。
力でカード走行案内溝をスライドして、磁気ヘッド嵌入
窓部14の端面Pに当たったときに発生する力関係は、
対向する辺に対して傾斜をつけた一辺の端面Pに対する
力Fの反力をF3′とし、F3′の働く磁気ヘッド嵌入
窓部の端面Pと磁気カード12との接触点のA−A′断
面(図1(a))において、傾斜の付いた磁気ヘッド嵌
入窓部14と磁気カード12はθの角度で当たるため、
磁気カードには窓部壁面より離れようとする力Nが働
く。また、力Fの分力である傾斜をつけた一辺に沿うF
1の力により磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓部端面との
接触点は図2に示すように下方へ移動する。したがっ
て、磁気カードが磁気ヘッド嵌入窓部に当たっても、ス
ムーズに窓部を通過する。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は本体ケースの磁気ヘッド嵌入窓部形状を従来の4角形
から少なくとも4角形の一辺を傾斜させた台形形状にす
るだけで、磁気ヘッド機構部のカード押圧用バネ力にば
らつきがある場合や、磁気カードに反りがある場合でも
磁気カードは安定してスライドできるので磁気カードの
記録再生に関して非常に信頼性の高い両面ヘッド用磁気
カードリーダが実現できる。
は本体ケースの磁気ヘッド嵌入窓部形状を従来の4角形
から少なくとも4角形の一辺を傾斜させた台形形状にす
るだけで、磁気ヘッド機構部のカード押圧用バネ力にば
らつきがある場合や、磁気カードに反りがある場合でも
磁気カードは安定してスライドできるので磁気カードの
記録再生に関して非常に信頼性の高い両面ヘッド用磁気
カードリーダが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における両面ヘッド用磁気カ
ードリーダの磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓部端面との
力関係を説明する図
ードリーダの磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓部端面との
力関係を説明する図
【図2】図1のB−B′断面図
【図3】従来の両面ヘッド用磁気カードリーダの構成を
示す要部拡大図
示す要部拡大図
【図4】(a)は従来の両面磁気ヘッド用カードリーダ
に磁気カードをスライドさせたときの状態を示す断面図 (b)は従来の磁気ヘッド嵌入窓部の形状を示す平面図 (c)は従来の両面ヘッド用磁気カードリーダに反りの
ある磁気カードをスライドさせたときの状態を示す側面
図
に磁気カードをスライドさせたときの状態を示す断面図 (b)は従来の磁気ヘッド嵌入窓部の形状を示す平面図 (c)は従来の両面ヘッド用磁気カードリーダに反りの
ある磁気カードをスライドさせたときの状態を示す側面
図
1,2 磁気ヘッド機構部 3,4 ヘッドホルダー 5,6 棒状バネ 7,8 磁気ヘッド 9,10 取付枠 11 本体ケース 12 磁気カード 13 カード走行案内溝 14 磁気ヘッド嵌入窓部 L 磁気ヘッド7,8のセンター間距離 P 磁気ヘッド嵌入窓部の端面 FA 磁気ヘッド7のカード押圧力 FB 磁気ヘッド8のカード押圧力 F カードスライド力 F1 磁気ヘッド嵌入窓壁に垂直に働くFの分力 F3 磁気ヘッド嵌入窓壁に平行に働くFの分力 F3′ F3の反力 N 磁気カードを磁気ヘッド嵌入窓壁から離そうとす
る力 θ 磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓壁とのなす角度
る力 θ 磁気カードと磁気ヘッド嵌入窓壁とのなす角度
Claims (1)
- 【請求項1】 JISII,ISO(JISI)規格に準
拠した磁気カードを記録再生可能なカード走行案内溝に
対して相対する磁気ヘッドを配設した両面磁気ヘッド用
カードリーダにおいて、磁気カードをスライドさせる本
体ケースのカード走行案内溝に直交する磁気ヘッド嵌入
窓部の少なくとも一辺に傾斜をつけたことを特徴とする
両面ヘッド用磁気カードリーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29949292A JPH06150520A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 両面ヘッド用磁気カードリーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29949292A JPH06150520A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 両面ヘッド用磁気カードリーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06150520A true JPH06150520A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17873276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29949292A Pending JPH06150520A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 両面ヘッド用磁気カードリーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06150520A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6660954B2 (en) | 2002-01-09 | 2003-12-09 | Hitachi, Ltd. | Gas-blast circuit-breaker |
US9811694B2 (en) | 2016-02-26 | 2017-11-07 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Magnetic card reader and transaction terminal device having the same |
JP2020057045A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29949292A patent/JPH06150520A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6660954B2 (en) | 2002-01-09 | 2003-12-09 | Hitachi, Ltd. | Gas-blast circuit-breaker |
US9811694B2 (en) | 2016-02-26 | 2017-11-07 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Magnetic card reader and transaction terminal device having the same |
JP2020057045A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 日本電産サンキョー株式会社 | カードリーダ |
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