JP2550837Y2 - 紙葉状媒体の識別センサ - Google Patents

紙葉状媒体の識別センサ

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JP2550837Y2
JP2550837Y2 JP1991043793U JP4379391U JP2550837Y2 JP 2550837 Y2 JP2550837 Y2 JP 2550837Y2 JP 1991043793 U JP1991043793 U JP 1991043793U JP 4379391 U JP4379391 U JP 4379391U JP 2550837 Y2 JP2550837 Y2 JP 2550837Y2
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JP
Japan
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metal cover
case
medium
sheet
identification sensor
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JP1991043793U
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JPH04127584U (ja
Inventor
耕二 新村
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、紙幣、キャッシュカー
ド等の紙葉状媒体を識別する紙葉状媒体の識別センサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙幣やキャッシュカード等の紙葉状媒体
には磁性インク等を用いて数字、文字、記号等の情報が
書かれており、例えば、銀行の現金出入装置等における
紙葉状媒体の通過経路上に磁気センサ等の識別センサを
設けておき、通過経路を通って搬送されて来る紙葉状媒
体の前記情報をセンサにより読み込んで、紙葉状媒体の
識別が行われている。
【0003】図3にはこの種の識別センサの従来例が示
されている。同図において、識別センサはケース1とメ
タルカバー2を有して構成されている。ケース1の検出
面3は平坦な面となっており、この検出面3の両側はテ
ーパ面4となっており、このテーパ面4に連接して側壁
面5が底壁に対して垂直に立設されている。
【0004】ケース1の検出面3の中央部には磁気抵抗
素子6が設けられており、さらに、ケース1の内部には
磁気抵抗素子6にバイアス磁界を加えるマグネット(図
示せず)が収容されている。そして、前記側壁面5には
係合凹部7が形成されている。
【0005】メタルカバー2は耐摩耗性に優れたタング
ステン、モリブデン、あるいはステンレス等の金属材料
を使用して形成されており、このメタルカバー2は前記
ケース1の検出面3からテーパ面4を経て側壁面5に至
る多角形の外周面に合うように多角形状に曲げ加工され
ている。そして、メタルカバー2の側面8の下端側には
内側に折曲した係合片10が形成されており、この係合片
10をケース1側の係合凹部7に係合することにより、ケ
ース1の検出面3から係合凹部7にかけての全外周面が
メタルカバー2により覆われている。また、係合凹部7
と係合片10の係合部には接着剤が塗布され、ケース1と
メタルカバー2の固定が図られている。
【0006】通常、この種の識別センサは図2に示すよ
うに、紙葉状媒体11の通過経路に検出面3を対向させて
配置し、搬送されて来る紙葉状媒体11を押圧ロール12に
よって識別センサの検出面側に付勢し、紙葉状媒体11を
メタルカバー2の検出面3′に接触させて通過させると
きに、紙葉状媒体11に記載されている記号等の情報を読
み取るようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
識別センサは、ケース1の検出面3側の外周面の全面が
硬いメタルカバー2により覆われる構成となっているた
め、紙葉状媒体11が押圧ロール12により押圧されてメタ
ルカバーの検出面3′側に接触して通過するとき、メタ
ルカバー2の外端の検出面3′とテーパ面4′の角部9
および稜線部が紙葉状媒体11にくいこみ、紙葉状媒体11
に傷がつくという問題があった。
【0008】本考案は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、紙葉状媒体を識別セ
ンサの検出面に接触させて通過するとき、識別センサの
外端の角部および稜線部によって紙葉状媒体に傷がつく
ということのない識別センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
考案は、ケースに磁気抵抗素子が収容され、この磁気抵
抗素子を覆うメタルカバーがケースに被せられている紙
葉状媒体の識別センサにおいて、磁気抵抗素子が配置さ
れている平坦な検出面から角部を介して側面に至るケー
ス外周面の中央部にはメタルカバーの厚みと同じ深さの
凹部が前記検出面から角部を介して側面に至る領域に連
続して形成され、この凹部にメタルカバーが嵌め込まれ
てメタルカバーの外周面とこれに連なるケースの端縁側
の外周面の面高さが一致されており、ケースの外端縁の
検出面両隣りの稜線の少なくとも角部には丸味が付けら
れていることを特徴として構成されている。
【0010】
【作用】上記構成の本考案において、紙葉状媒体を識別
センサの検出面に接触させて通過させるとき、メタルカ
バーの両側は面高さが等しいケースの外端縁と連なって
おり、紙葉状媒体はメタルカバーとその外側のケースの
外端縁に接触して通過する。この紙葉状媒体の通過に際
し、ケースの外端縁の稜線の少なくとも角部には丸味が
つけられているので、この丸味が紙葉状媒体にくいこむ
ことがなく、紙葉状媒体は傷のつかない状態で識別セン
サを通過する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一の
名称部分には同一符号を付し、その詳細な重複説明は省
略する。図1には本考案に係る識別センサの一実施例の
斜視構成が示されている。本実施例の識別センサは、従
来例と同様にケース1とメタルカバー2を有しており、
ケース1の検出面3からテーパ面4を経て側壁面5に至
る外周面の中央部に特徴的な凹部13が形成されている。
そして、この凹部13の下端となる両側の周端面14には嵌
合孔15が形成されている。
【0012】一方、耐摩耗性を有する硬度の高いメタル
カバー2はケース1の形状に合わせて多角形状に曲げ加
工されており、そのメタルカバー2の幅方向の長さは凹
部13の幅方向の長さに等しくしてあり、さらに、メタル
カバー2の厚さはケース1の凹部13の深さと等しくして
あり、メタルカバー2の側面8の下端側をケース1の嵌
合孔15に嵌め込んで、メタルカバー2は凹部13にぴった
り嵌め込まれるようになっており、この嵌め込み状態
で、メタルカバー2の外周面の高さとケース1の端縁16
の外周面の高さが等しくなり、メタルカバー2とこれに
連なる端縁16の面が一致するようになっている。メタル
カバー2を前記凹部13に嵌め込んだ状態で、嵌合孔15内
には熱硬化性の樹脂が充填され、メタルカバー2とケー
ス1との固定が行われている。
【0013】前記ケース1はフェノール系やポリフェニ
レンサルファイド等の樹脂により形成されており、端縁
16の外側の稜線の角部には特徴的な丸味17がつけられて
いる。
【0014】本実施例の識別センサは従来例と同様に、
紙葉状媒体11の通過経路上に検出面側を対向させて配置
され、メタルカバー2およびケース1の端縁16に接触し
て通過する紙葉状媒体11の情報を磁気抵抗素子6により
読み取り、紙葉状媒体11の識別を行う。
【0015】この紙葉状媒体11の識別に際し、識別セン
サが紙葉状媒体11に強く当たるケース1の外端縁の稜線
の角部には丸味17が付けられており、しかも、ケース1
は樹脂により形成されているのでメタルカバー2よりも
柔らかく、したがって、紙葉状媒体11が接触して通過し
ても、紙葉状媒体11に傷がつくということがない。この
場合、紙葉状媒体11に傷がつくのをより完全に防止した
いときには、稜線の角部のみでなく、稜線自体にも紙葉
状媒体11と接触する全長にわたって丸味をつければよ
い。
【0016】また、本実施例では、メタルカバー2をケ
ース1側の嵌合孔15に嵌め込み、嵌合孔15に樹脂を充填
してケース1とメタルカバー2を固定するように構成し
ているので、その固定が確実に行われるとともに、メタ
ルカバー2の製造を容易化することができる。このメタ
ルカバー2はモリブデン、タングステン、ステンレス等
の硬質材料を使用して形成されるものであるため、従来
例のメタルカバーのように曲げ加工により係合片10をほ
ぼ直角に曲げて形成することは非常に困難となる。これ
に対し、本実施例のように、係合片10を形成する曲げ加
工を省略することにより、メタルカバー2の製造が非常
に容易となる。
【0017】なお、本考案は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得るものである。
【0018】
【考案の効果】本考案は、磁気抵抗素子を収容するケー
外周面の中央部に該ケースの平坦な検出面から角部を
介して側面に至る領域に連続させた凹部を形成し、この
凹部にメタルカバーを嵌め込んで磁気抵抗素子を覆うよ
うにし、メタルカバーとケース端縁の外周面との面高さ
を一致させ、さらに、ケースの外端縁の稜線の少なくと
も角部に丸味をつけたものであるから、紙葉状媒体をメ
タルカバーおよびケースの外端縁に接触させて通過させ
るとき、紙葉状媒体に強く当たるケースの外端縁が丸味
を帯びているので紙葉状媒体にくいこむことがなく、紙
葉状媒体を傷めることなく紙葉状媒体の情報を読み取る
ことが可能となる。また、本考案ではケース側に形成す
る凹部の深さをメタルカバーの深さと同じにしているの
で、ケースの凹部にメタルカバーを嵌合するだけの作業
で、メタルカバーとケース端縁の外周面との面高さを一
致させることができ、面高さを一致させる煩雑な作業を
要しないので、本考案センサの組み立て作業の効率化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紙葉状媒体の識別センサの一実施
例を示す斜視構成図である。
【図2】識別センサを用いた紙葉状媒体の情報読み取り
動作の説明図である。
【図3】従来の紙葉状媒体の識別センサを示す斜視説明
図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 メタルカバー 3,3′ 検出面 6 磁気抵抗素子 13 凹部 16 端縁 17 丸味

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに磁気抵抗素子が収容され、この
    磁気抵抗素子を覆うメタルカバーがケースに被せられて
    いる紙葉状媒体の識別センサにおいて、磁気抵抗素子が
    配置されている平坦な検出面から角部を介して側面に至
    るケース外周面の中央部にはメタルカバーの厚みと同じ
    深さの凹部が前記検出面から角部を介して側面に至る領
    域に連続して形成され、この凹部にメタルカバーが嵌め
    込まれてメタルカバーの外周面とこれに連なるケースの
    端縁側の外周面の面高さが一致されており、ケースの外
    端縁の検出面両隣りの稜線の少なくとも角部には丸味が
    付けられていることを特徴とする紙葉状媒体の識別セン
    サ。
JP1991043793U 1991-05-15 1991-05-15 紙葉状媒体の識別センサ Expired - Lifetime JP2550837Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106716163B (zh) * 2014-07-25 2019-08-16 三菱电机株式会社 磁性传感器装置及其制造方法
JP2020008341A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 Tdk株式会社 磁気センサ

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FR2290047A1 (fr) * 1974-10-31 1976-05-28 Accumulateurs Fixes Pile electrique comportant un indicateur visuel de son etat de charge

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