JPH07165759A - 結晶性カルバペネム誘導体 - Google Patents
結晶性カルバペネム誘導体Info
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- JPH07165759A JPH07165759A JP5285444A JP28544493A JPH07165759A JP H07165759 A JPH07165759 A JP H07165759A JP 5285444 A JP5285444 A JP 5285444A JP 28544493 A JP28544493 A JP 28544493A JP H07165759 A JPH07165759 A JP H07165759A
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- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D477/00—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring
- C07D477/10—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2
- C07D477/12—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6
- C07D477/16—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 4, and with a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 2 with hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, attached in position 6 with hetero atoms or carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. an ester or nitrile radical, directly attached in position 3
- C07D477/20—Sulfur atoms
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- A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は式
【化1】
を有する結晶性の(1R,5S,6S) −2−〔(4R)−2−オ
キソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1R) −1−ヒ
ドロキシエチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル
である。 【効果】 本結晶性化合物は安定であり実用的な抗菌剤
として有用である。
キソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1R) −1−ヒ
ドロキシエチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル
である。 【効果】 本結晶性化合物は安定であり実用的な抗菌剤
として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬用抗菌化合物として
有用なカルバペネム化合物の結晶およびそれを含有する
抗菌剤に関する。
有用なカルバペネム化合物の結晶およびそれを含有する
抗菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】発明者等は先に特開平2-49783 において
式
式
【0003】
【化2】
【0004】を有する1−メチルカルバペネム誘導体を
開示した。このものは経口投与によりグラム陰性菌のみ
ならずグラム陽性菌にも優れた抗菌活性を有する経口カ
ルバペネム化合物であり、その実用化が検討されてい
る。このものを実用的医薬品とするためには、通常の条
件下で取り扱いやすく、安定であることが必要であっ
た。そこで本発明者等は、種々検討を行い、本発明の化
合物が安定な結晶として得られることを見出し、本発明
を完成した。
開示した。このものは経口投与によりグラム陰性菌のみ
ならずグラム陽性菌にも優れた抗菌活性を有する経口カ
ルバペネム化合物であり、その実用化が検討されてい
る。このものを実用的医薬品とするためには、通常の条
件下で取り扱いやすく、安定であることが必要であっ
た。そこで本発明者等は、種々検討を行い、本発明の化
合物が安定な結晶として得られることを見出し、本発明
を完成した。
【0005】
【0006】
【化3】
【0007】本発明は上記式を有する結晶性(1R,5S,6
S)−2−〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチ
オ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メ
チル−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ピバ
ロイルオキシメチルエステルであり、この結晶はλ=1.
54Åの波長の銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折
において、面間隔18.41, 9.21, 6.24, 5.28, 5.04, 4.7
2 Åに主ピークを示す。本発明の結晶性化合物は、(1
R,5S,6S) −2−〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジ
ニルチオ〕−6−〔(1R) −1−ヒドロキシエチル〕−
1−メチル−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン
酸のナトリウム塩(特開平2-49783)とピバロイルオキシ
メチルアイオダイドとを反応させ、反応液を酢酸エチル
で希釈し、水洗後、濃縮しその残渣に良溶媒としてジク
ロロメタンに溶解し、貧溶媒としてエタノールを加える
か若しくはジクロロメタン−エタノールの混合溶媒に溶
解し、そのまま放置するか若しくは、減圧下に少し溶媒
を留去し放置することにより結晶を得ることが出来る。
ジクロロメタンとエタノールの比率は晶出させるのに十
分な量であれば良いが好適には1:1〜1:4程度でよ
い。得られた結晶は常法により洗浄、乾燥、単離する。
かくして得られた本発明の結晶は約189 ℃の融点を有
し、粉末X線回折により、面間隔18.41, 9.21, 6.24,
5.28, 5.04, 4.72Åの主ピークを有する回折パターンを
示すものである。
S)−2−〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチ
オ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メ
チル−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ピバ
ロイルオキシメチルエステルであり、この結晶はλ=1.
54Åの波長の銅のKα線の照射で得られる粉末X線回折
において、面間隔18.41, 9.21, 6.24, 5.28, 5.04, 4.7
2 Åに主ピークを示す。本発明の結晶性化合物は、(1
R,5S,6S) −2−〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジ
ニルチオ〕−6−〔(1R) −1−ヒドロキシエチル〕−
1−メチル−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン
酸のナトリウム塩(特開平2-49783)とピバロイルオキシ
メチルアイオダイドとを反応させ、反応液を酢酸エチル
で希釈し、水洗後、濃縮しその残渣に良溶媒としてジク
ロロメタンに溶解し、貧溶媒としてエタノールを加える
か若しくはジクロロメタン−エタノールの混合溶媒に溶
解し、そのまま放置するか若しくは、減圧下に少し溶媒
を留去し放置することにより結晶を得ることが出来る。
ジクロロメタンとエタノールの比率は晶出させるのに十
分な量であれば良いが好適には1:1〜1:4程度でよ
い。得られた結晶は常法により洗浄、乾燥、単離する。
かくして得られた本発明の結晶は約189 ℃の融点を有
し、粉末X線回折により、面間隔18.41, 9.21, 6.24,
5.28, 5.04, 4.72Åの主ピークを有する回折パターンを
示すものである。
【0008】なお反応液から得られる残渣を結晶化する
場合に使用する溶媒は、良溶媒としてはジクロロメタン
のようなハロゲン化炭化水素、ジメチルスルホキシドの
ようなジアルキルスルホキシド類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類、メタノー
ルのようなアルコール類があげられ、貧溶媒としてエタ
ノール、水、アセトン、ジエチルエーテルのようなエー
テル類、酢酸エチルのようなエステル類、シクロヘキサ
ン、ベンゼンのような炭化水素類があげられる。
場合に使用する溶媒は、良溶媒としてはジクロロメタン
のようなハロゲン化炭化水素、ジメチルスルホキシドの
ようなジアルキルスルホキシド類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類、メタノー
ルのようなアルコール類があげられ、貧溶媒としてエタ
ノール、水、アセトン、ジエチルエーテルのようなエー
テル類、酢酸エチルのようなエステル類、シクロヘキサ
ン、ベンゼンのような炭化水素類があげられる。
【0009】
【発明の効果】本発明の結晶は、実用的に取り扱いやす
い安定な結晶であり、経口投与によりグラム陽性および
グラム陰性菌およびセファロスポリナーゼ生産菌に対し
ても幅広い抗菌スペクトルを示す抗生物質として有用で
ある。その抗菌作用については馬血清中、37℃で1時
間インキュベーションした後、その活性を寒天平板希釈
法により測定したところ、たとえば黄色ブドウ球菌、腸
球菌などのグラム陽性菌、大腸菌、赤痢菌、肺炎桿菌、
変形菌、セラチア、エンロバクター、緑膿菌などのグラ
ム陰性菌およびバクテロイデスフラジリスなどの嫌気性
菌を包含する広範囲な病原菌に対して強力な活性を示し
た。本発明の結晶はマウスに経口投与したところ、高い
尿中回収率を示し、さらに黄色ブドウ球菌や大腸菌によ
るマウスの全身感染において経口投与により、優れた治
療効果を示した。従って本発明の結晶はこれらの病原菌
による細菌感染症を治療する経口用抗菌剤として有用で
ある。
い安定な結晶であり、経口投与によりグラム陽性および
グラム陰性菌およびセファロスポリナーゼ生産菌に対し
ても幅広い抗菌スペクトルを示す抗生物質として有用で
ある。その抗菌作用については馬血清中、37℃で1時
間インキュベーションした後、その活性を寒天平板希釈
法により測定したところ、たとえば黄色ブドウ球菌、腸
球菌などのグラム陽性菌、大腸菌、赤痢菌、肺炎桿菌、
変形菌、セラチア、エンロバクター、緑膿菌などのグラ
ム陰性菌およびバクテロイデスフラジリスなどの嫌気性
菌を包含する広範囲な病原菌に対して強力な活性を示し
た。本発明の結晶はマウスに経口投与したところ、高い
尿中回収率を示し、さらに黄色ブドウ球菌や大腸菌によ
るマウスの全身感染において経口投与により、優れた治
療効果を示した。従って本発明の結晶はこれらの病原菌
による細菌感染症を治療する経口用抗菌剤として有用で
ある。
【0010】本発明の結晶を有効成分として製薬的常法
によって例えばデンプン、乳糖、白糖、炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、ポリエチレングリコール等の賦
形剤、例えばアラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、ポリビ
ニルピロリドンのような結合剤、例えばステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリエ
チレングリコールのような滑沢剤、例えばカルボキシメ
チルセルロースカルシウム、アルギン酸またはその塩等
の崩壊剤、着色剤、香料、甘味料等の各種添加剤等と混
合してカプセル剤、散剤、顆粒剤、錠剤等経口投与剤を
製造することが出来る。その投与量は、年令、体重、症
状等によっても異なるが、成人に対し1日約50mg〜2
gであり、2乃至4回に分けて与えることが出来る。
によって例えばデンプン、乳糖、白糖、炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、ポリエチレングリコール等の賦
形剤、例えばアラビアゴム、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、ポリビ
ニルピロリドンのような結合剤、例えばステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリエ
チレングリコールのような滑沢剤、例えばカルボキシメ
チルセルロースカルシウム、アルギン酸またはその塩等
の崩壊剤、着色剤、香料、甘味料等の各種添加剤等と混
合してカプセル剤、散剤、顆粒剤、錠剤等経口投与剤を
製造することが出来る。その投与量は、年令、体重、症
状等によっても異なるが、成人に対し1日約50mg〜2
gであり、2乃至4回に分けて与えることが出来る。
【0011】以下、実施例、試験例および参考例をあげ
て本発明をさらに詳しく説明する。尚、実施例および参
考例中の核磁気共鳴スペクトルについては特にことわり
のない限りテトラメチルシランを内部標準若しくは外部
標準に用いて測定した。
て本発明をさらに詳しく説明する。尚、実施例および参
考例中の核磁気共鳴スペクトルについては特にことわり
のない限りテトラメチルシランを内部標準若しくは外部
標準に用いて測定した。
【0012】
実施例1.(1R,5S,6S)−2−〔(4R)−2−オキソ−
4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル 特開平2-49783 に記載の化合物(1R,5S,6S)−2−
〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−
カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
(4.76g)を N,N−ジメチルアセタミド(35ml)に溶
かし、氷冷下でピバロイルオキシメチルアイオダイド
(3.60g)を加え30分間撹拌した。これを酢酸エチル
で希釈し、水、食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水
硫酸ナトリウムで脱水し減圧濃縮した。粉末状の残渣
(4.54g)をエタノール−ジクロロメタン(1:1)に
溶かし、減圧下にジクロロメタンを留去すると結晶が析
出した。これを濾取し乾燥することにより、目的化合物
(3.86g)を無色結晶として得た。 融点 189 ℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)νcm-1 : 3336, 1764, 175
1, 1717, 1691, 1542,1347, 1213, 1160, 1114, 995. 紫外線吸収スペクトル (CH3CN)λmax nm : 324 核磁気共鳴スペクトル (DMSO-d6, 400MHz, 内部標準テ
トラメチルシラン) δppm : 1.10-1.18(15H,m), 2.11(1H,dd,J=17.0 and 4.
3Hz), 2.78(1H,dd,J=17.0 and 7.7Hz), 3.09(1H,dd,J=1
0.9 and 3.9Hz), 3.25(1H,dd,J=6.2 and 2.5Hz),3.44-
3.48(1H,m), 3.71(1H,dd,J=10.9 and 7.6Hz), 3.94-4.0
0(1H,m), 4.04-4.09(1H,m), 4.23(1H,dd,J=9.5 and 2.5
Hz), 5.08(1H,d,J=5.1Hz), 5.73(1H,d,J=5.9Hz), 5.88
(1H,d,J=5.9Hz), 7.84(1H,s). 粉末X線回折パターン:回折パターンを図1に示す。
4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステル 特開平2-49783 に記載の化合物(1R,5S,6S)−2−
〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−
カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
(4.76g)を N,N−ジメチルアセタミド(35ml)に溶
かし、氷冷下でピバロイルオキシメチルアイオダイド
(3.60g)を加え30分間撹拌した。これを酢酸エチル
で希釈し、水、食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水
硫酸ナトリウムで脱水し減圧濃縮した。粉末状の残渣
(4.54g)をエタノール−ジクロロメタン(1:1)に
溶かし、減圧下にジクロロメタンを留去すると結晶が析
出した。これを濾取し乾燥することにより、目的化合物
(3.86g)を無色結晶として得た。 融点 189 ℃ 赤外線吸収スペクトル(KBr)νcm-1 : 3336, 1764, 175
1, 1717, 1691, 1542,1347, 1213, 1160, 1114, 995. 紫外線吸収スペクトル (CH3CN)λmax nm : 324 核磁気共鳴スペクトル (DMSO-d6, 400MHz, 内部標準テ
トラメチルシラン) δppm : 1.10-1.18(15H,m), 2.11(1H,dd,J=17.0 and 4.
3Hz), 2.78(1H,dd,J=17.0 and 7.7Hz), 3.09(1H,dd,J=1
0.9 and 3.9Hz), 3.25(1H,dd,J=6.2 and 2.5Hz),3.44-
3.48(1H,m), 3.71(1H,dd,J=10.9 and 7.6Hz), 3.94-4.0
0(1H,m), 4.04-4.09(1H,m), 4.23(1H,dd,J=9.5 and 2.5
Hz), 5.08(1H,d,J=5.1Hz), 5.73(1H,d,J=5.9Hz), 5.88
(1H,d,J=5.9Hz), 7.84(1H,s). 粉末X線回折パターン:回折パターンを図1に示す。
【0013】〔試験例〕本発明の方法で製造したエステ
ルの結晶形粉末および対照として特開平2-49783 号公報
に記載されている方法で得られる無晶形粉末を60℃−
シリカゲルデシケーター中で保存し、7日(1週)、2
8日(4週)後の残存率を測定した。
ルの結晶形粉末および対照として特開平2-49783 号公報
に記載されている方法で得られる無晶形粉末を60℃−
シリカゲルデシケーター中で保存し、7日(1週)、2
8日(4週)後の残存率を測定した。
【0014】残存率(%)の測定方法 エステル化合物の残存量を高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)を用いて測定した。
(HPLC)を用いて測定した。
【0015】カラム:Inertsil ODS-2(4.6mmφ×150mm) 移動相:20mM 3-(N-モルホリノ)プロパンスルホン酸
バッファー(pH 7) :CH3CN =70:30 検 出:UV,322nm
バッファー(pH 7) :CH3CN =70:30 検 出:UV,322nm
【0016】
【表1】
【0017】本発明で得られた(1R,5S,6S)−2−
〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−
カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ピバロイルオキ
シメチルエステルの結晶は表1に示す様に優れた保存安
定性を有しており、従ってこの結晶は経口用抗菌剤とし
て有用である。
〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−
カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ピバロイルオキ
シメチルエステルの結晶は表1に示す様に優れた保存安
定性を有しており、従ってこの結晶は経口用抗菌剤とし
て有用である。
【0018】参考例1 (4S)−2−オキソ−4−ヒ
ドロキシピロリジン (1)(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチル
(5.0g) 、ヨウ化ナトリウム(900mg ) 、アンモニア
(11.6g )−メタノ−ル(50ml)をステンレスのオ−ト
クレ−ブ中80℃で3時間加熱した。反応液を0〜5℃
に冷却した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール(5/1)で展開し、結晶状の標記化合物
(2.97g )を得た。 融点 158 〜161 ℃ 旋光度 〔α〕D 24 −55.24°(C=1.0 ,H2O ) 赤外線吸収スペクトルνmax KBr cm-1 :3247,3145,167
2,1483,1446,1416 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,D2O, 内部標準トリメチ
ルシリルプロピオン酸ナトリウム−d4) δppm :2.28(1
H,dd,J=17.72,1.64Hz),2.77(1H,dd,J=17.72,6.72Hz),3.
34(1H,dd,J=11.75,1.03Hz),3.72(1H,dd,J=11.75,5.21H
z),4.60-4.64(1H,m) 。
ドロキシピロリジン (1)(S)−4−クロロ−3−ヒドロキシ酪酸エチル
(5.0g) 、ヨウ化ナトリウム(900mg ) 、アンモニア
(11.6g )−メタノ−ル(50ml)をステンレスのオ−ト
クレ−ブ中80℃で3時間加熱した。反応液を0〜5℃
に冷却した後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルを用
いたカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム−
メタノール(5/1)で展開し、結晶状の標記化合物
(2.97g )を得た。 融点 158 〜161 ℃ 旋光度 〔α〕D 24 −55.24°(C=1.0 ,H2O ) 赤外線吸収スペクトルνmax KBr cm-1 :3247,3145,167
2,1483,1446,1416 核磁気共鳴スペクトル(400MHz,D2O, 内部標準トリメチ
ルシリルプロピオン酸ナトリウム−d4) δppm :2.28(1
H,dd,J=17.72,1.64Hz),2.77(1H,dd,J=17.72,6.72Hz),3.
34(1H,dd,J=11.75,1.03Hz),3.72(1H,dd,J=11.75,5.21H
z),4.60-4.64(1H,m) 。
【0019】(2)(S)−4−クロロ−3−ヒドロキ
シ酪酸エチル(5.0g) 、アンモニア(11.6g )−メタノ
−ル(50ml)をステンレスのオ−トクレ−ブ中100 ℃で
2.5時間加熱した。反応液を(1)と同様に処理、精
製して結晶状の標記化合物(2.65g)を得た。このものは
融点、旋光度、核磁気共鳴スペクトルにおいて(1)で
得られたものと一致した。
シ酪酸エチル(5.0g) 、アンモニア(11.6g )−メタノ
−ル(50ml)をステンレスのオ−トクレ−ブ中100 ℃で
2.5時間加熱した。反応液を(1)と同様に処理、精
製して結晶状の標記化合物(2.65g)を得た。このものは
融点、旋光度、核磁気共鳴スペクトルにおいて(1)で
得られたものと一致した。
【0020】(3)(S)−4−クロロ−3−ヒドロキ
シブチロニトリル(2.5g)に29%アンモニア水を加え、ス
テンレスのオ−トクレーブ中120 ℃で8時間加熱した。
反応液を(1)と同様に処理、精製して結晶状の標記化
合物(1.2g) を得た。このものは融点、旋光度、核磁気
共鳴スペクトルにおいて(1)で得られたものと一致し
た。
シブチロニトリル(2.5g)に29%アンモニア水を加え、ス
テンレスのオ−トクレーブ中120 ℃で8時間加熱した。
反応液を(1)と同様に処理、精製して結晶状の標記化
合物(1.2g) を得た。このものは融点、旋光度、核磁気
共鳴スペクトルにおいて(1)で得られたものと一致し
た。
【0021】参考例2 (4S)−2−オキソ−4−メ
タンスルホニルオキシピロリジン (1)(4S)−2−オキソ−4−ヒドロキシピロリジ
ン(1.90g)をピリジン(100ml)に溶かし、氷冷、撹拌
下にメタンスルホニルクロリド(2.26g)を滴下した。
室温にて 1.5時間撹拌したのち、反応液を減圧下に濃縮
した。残渣に炭酸水素ナトリウム水(9ml)を加え、再
び濃縮乾固した。残渣に酢酸エチル−メタノール(1:
1)を加え、不溶部を濾過して除き、可溶部を濃縮し
た。可溶部より得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(メルク 9385 、150ml)に付し、酢酸エチル−
メタノール(9:1→4:1)にて展開した。目的画分
を合せて濃縮して得た結晶性残渣を、酢酸エチル−メタ
ノールを用いて再結晶させ、結晶状の(4S)−2−オ
キソ−4−メタンスルホニルオキシピロリジン(2.44
g)を得た。 融点 137.5 〜139 ℃ 旋光度 〔α〕D 24 −35.5°(C=1.09, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 1719, 1697,
1659, 1305, 1177, 1171, 1159, 963. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, DMSO-d6)δppm : 2.28
(1H,dd,J=17.6, 1.8Hz), 2.71(1H,dd,J=17.6, 6.3Hz),
3.24(3H,s), 3.37(1H,d,J=11.9Hz), 3.66(1H,dd,J=11.
9, 5.3Hz), 5.31-5.34(1H,m), 7.85(1H,bs)。
タンスルホニルオキシピロリジン (1)(4S)−2−オキソ−4−ヒドロキシピロリジ
ン(1.90g)をピリジン(100ml)に溶かし、氷冷、撹拌
下にメタンスルホニルクロリド(2.26g)を滴下した。
室温にて 1.5時間撹拌したのち、反応液を減圧下に濃縮
した。残渣に炭酸水素ナトリウム水(9ml)を加え、再
び濃縮乾固した。残渣に酢酸エチル−メタノール(1:
1)を加え、不溶部を濾過して除き、可溶部を濃縮し
た。可溶部より得た残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(メルク 9385 、150ml)に付し、酢酸エチル−
メタノール(9:1→4:1)にて展開した。目的画分
を合せて濃縮して得た結晶性残渣を、酢酸エチル−メタ
ノールを用いて再結晶させ、結晶状の(4S)−2−オ
キソ−4−メタンスルホニルオキシピロリジン(2.44
g)を得た。 融点 137.5 〜139 ℃ 旋光度 〔α〕D 24 −35.5°(C=1.09, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 1719, 1697,
1659, 1305, 1177, 1171, 1159, 963. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, DMSO-d6)δppm : 2.28
(1H,dd,J=17.6, 1.8Hz), 2.71(1H,dd,J=17.6, 6.3Hz),
3.24(3H,s), 3.37(1H,d,J=11.9Hz), 3.66(1H,dd,J=11.
9, 5.3Hz), 5.31-5.34(1H,m), 7.85(1H,bs)。
【0022】(2)(S)−4−クロロ−3−ヒドロキ
シ酪酸エチル(5.0g)、ヨウ化ナトリウム(900mg) 、アン
モニア(11.6g )−メタノ−ル(50ml)をステンレスの
オ−トクレ−ブ中80℃で3時間同様に加熱した後、溶
媒を留去し得られる粗生成物にピリジン(300ml) を加
え、0−5℃でメタンスルホニルクロリド(2.26g) を滴
下し、同温度にて2時間攪拌した後、炭酸水素ナトリウ
ム(4.2g)−水(100ml) を加え、濃縮乾固した。残渣を
(1)と同様に処理、精製すると結晶状の標記化合物
(2.7g)を得た。このものは融点、旋光度、核磁気共鳴ス
ペクトルにおいて(1)で得られたものと一致した。
シ酪酸エチル(5.0g)、ヨウ化ナトリウム(900mg) 、アン
モニア(11.6g )−メタノ−ル(50ml)をステンレスの
オ−トクレ−ブ中80℃で3時間同様に加熱した後、溶
媒を留去し得られる粗生成物にピリジン(300ml) を加
え、0−5℃でメタンスルホニルクロリド(2.26g) を滴
下し、同温度にて2時間攪拌した後、炭酸水素ナトリウ
ム(4.2g)−水(100ml) を加え、濃縮乾固した。残渣を
(1)と同様に処理、精製すると結晶状の標記化合物
(2.7g)を得た。このものは融点、旋光度、核磁気共鳴ス
ペクトルにおいて(1)で得られたものと一致した。
【0023】参考例3 (4R)−4−アセチルチオ−
2−オキソピロリジン (1)(4S)−2−オキソ−4−メタンスルホニルオ
キシピロリジン(896mg)を無水アセトニトリル(90m
l)に溶かし、チオ酢酸カリウム(857mg)を加え、
85℃の油浴上2時間加熱還流した。反応液から不溶物
を濾去し、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、
不溶物を濾去したのち、可溶部をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィに付し、酢酸エチル−メタノール(1:0
→98:2→96:4→94:6)にて展開した。目的
画分を合せて濃縮し、結晶性残渣(593mg)を得た。
これを酢酸エチル−シクロヘキサンを用いて再結晶さ
せ、結晶状の標記化合物(455mg)を得た。 融点 59〜60℃ 旋光度 〔α〕D 25 +47.3°(C=1.33, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 1689, 1125. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, CDCl3)δppm : 2.30(1
H,dd,J=17.4, 6.0Hz),2.35(3H,s), 2.80(1H,dd,J=17.4,
9.1Hz), 3.31(1H,dd,J=10.2, 5.1Hz), 3.89(1H,dd,J=1
0.2, 7.2Hz), 4.15-4.23(1H,m), 7.27(1H,bs)。
2−オキソピロリジン (1)(4S)−2−オキソ−4−メタンスルホニルオ
キシピロリジン(896mg)を無水アセトニトリル(90m
l)に溶かし、チオ酢酸カリウム(857mg)を加え、
85℃の油浴上2時間加熱還流した。反応液から不溶物
を濾去し、濾液を濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、
不溶物を濾去したのち、可溶部をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィに付し、酢酸エチル−メタノール(1:0
→98:2→96:4→94:6)にて展開した。目的
画分を合せて濃縮し、結晶性残渣(593mg)を得た。
これを酢酸エチル−シクロヘキサンを用いて再結晶さ
せ、結晶状の標記化合物(455mg)を得た。 融点 59〜60℃ 旋光度 〔α〕D 25 +47.3°(C=1.33, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 1689, 1125. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, CDCl3)δppm : 2.30(1
H,dd,J=17.4, 6.0Hz),2.35(3H,s), 2.80(1H,dd,J=17.4,
9.1Hz), 3.31(1H,dd,J=10.2, 5.1Hz), 3.89(1H,dd,J=1
0.2, 7.2Hz), 4.15-4.23(1H,m), 7.27(1H,bs)。
【0024】(2)(4S)−2−オキソ−4−ヒドロ
キシピロリジン(380mg)を無水テトラヒドロフラン
(21ml)に懸濁させ、室温にてトリフェニルフォスフ
ィン(1.18g)を加え、−30℃にてジエチルアゾジカ
ルボキシレート(783mg)を滴下した。4℃まで徐々
に昇温させ、同温度で30分撹拌し、均一な反応液を得
た。反応液を再び−20℃まで冷却し、チオ酢酸(32
0μl )を滴下した。氷冷温度まで徐々に昇温させ、同
条件で 1.5時間撹拌した。反応液を濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(メルク 9385, 60ml)に付
し、ベンゼン−アセトニトリル(2:1→1:1)にて
展開した。目的画分を濃縮し、結晶性残渣(69mg)を
得た。酢酸エチル−シクロヘキサンを用いて再結晶し、
結晶状の標記化合物(54mg)を得た。
キシピロリジン(380mg)を無水テトラヒドロフラン
(21ml)に懸濁させ、室温にてトリフェニルフォスフ
ィン(1.18g)を加え、−30℃にてジエチルアゾジカ
ルボキシレート(783mg)を滴下した。4℃まで徐々
に昇温させ、同温度で30分撹拌し、均一な反応液を得
た。反応液を再び−20℃まで冷却し、チオ酢酸(32
0μl )を滴下した。氷冷温度まで徐々に昇温させ、同
条件で 1.5時間撹拌した。反応液を濃縮し、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(メルク 9385, 60ml)に付
し、ベンゼン−アセトニトリル(2:1→1:1)にて
展開した。目的画分を濃縮し、結晶性残渣(69mg)を
得た。酢酸エチル−シクロヘキサンを用いて再結晶し、
結晶状の標記化合物(54mg)を得た。
【0025】本化合物は、融点、旋光度、赤外線吸収ス
ペクトル及び核磁気共鳴スペクトルにおいて、参考例3
−(1)で得た化合物と完全に一致した。
ペクトル及び核磁気共鳴スペクトルにおいて、参考例3
−(1)で得た化合物と完全に一致した。
【0026】(3)2−オキソ−4−ヒドロキシピロリ
ジン(1011mg)をピリジン(50ml)に溶かし、(1
S)−10−カンファスルホン酸クロリド(2.63mg)を
氷冷下に加え、同条件下に10分、室温にて30分撹拌
した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶かし、食
塩水で洗浄した。酢酸エチル層を濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(メルク 9385, 100ml)に付
し、酢酸エチル−メタノール(1:0→95:5→9:
1)にて展開した。目的画分を濃縮し、50mlの酢酸エ
チルに溶かして静置した。析出した結晶を濾取、乾燥
し、(4S)−2−オキソ−4−〔(1S)−10−カ
ンファスルフォニルオキシ〕ピロリジン(262mg)を
得た。 融点 114 〜116 ℃ 核磁気共鳴スペクトル (270MHz, CDCl3)δppm : 0.89(3
H,s), 1.10(3H,s), 1.47(1H,ddd,J=12.5, 9.2, 3.3Hz),
1.70(1H,ddd,J=13.8, 9.2, 4.6Hz), 1.97(1H,d,J=17.5
Hz) , 2.02-2.17(2H,m), 2.35-2.49(2H,m), 2.63(1H,d
d,J=17.8, 2.6Hz), 2.79(1H,dd,J=17.8, 6.6Hz), 3.05
(1H,d,J=15.0Hz), 3.61(1H,d,J=15.0Hz),3.66(1H,d,J=1
1.9Hz), 3.82(1H,dd,J=11.9, 6.0Hz), 5.43-5.48(1H,
m), 6.01(1H,bs) 本化合物(160mg)を乾燥アセトニトリル(16ml)
に溶かし、チオ酢酸カリウム(90mg)を加え、90℃
の油浴上5時間加熱還流した。反応液を参考例3−
(1)と同様に処理し、結晶状の標記化合物(61mg)
を得た。本化合物は、融点、旋光度、赤外線吸収スペク
トル、核磁気共鳴スペクトルにおいて、参考例3−
(1)で得た化合物と完全に一致した。
ジン(1011mg)をピリジン(50ml)に溶かし、(1
S)−10−カンファスルホン酸クロリド(2.63mg)を
氷冷下に加え、同条件下に10分、室温にて30分撹拌
した。反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶かし、食
塩水で洗浄した。酢酸エチル層を濃縮し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(メルク 9385, 100ml)に付
し、酢酸エチル−メタノール(1:0→95:5→9:
1)にて展開した。目的画分を濃縮し、50mlの酢酸エ
チルに溶かして静置した。析出した結晶を濾取、乾燥
し、(4S)−2−オキソ−4−〔(1S)−10−カ
ンファスルフォニルオキシ〕ピロリジン(262mg)を
得た。 融点 114 〜116 ℃ 核磁気共鳴スペクトル (270MHz, CDCl3)δppm : 0.89(3
H,s), 1.10(3H,s), 1.47(1H,ddd,J=12.5, 9.2, 3.3Hz),
1.70(1H,ddd,J=13.8, 9.2, 4.6Hz), 1.97(1H,d,J=17.5
Hz) , 2.02-2.17(2H,m), 2.35-2.49(2H,m), 2.63(1H,d
d,J=17.8, 2.6Hz), 2.79(1H,dd,J=17.8, 6.6Hz), 3.05
(1H,d,J=15.0Hz), 3.61(1H,d,J=15.0Hz),3.66(1H,d,J=1
1.9Hz), 3.82(1H,dd,J=11.9, 6.0Hz), 5.43-5.48(1H,
m), 6.01(1H,bs) 本化合物(160mg)を乾燥アセトニトリル(16ml)
に溶かし、チオ酢酸カリウム(90mg)を加え、90℃
の油浴上5時間加熱還流した。反応液を参考例3−
(1)と同様に処理し、結晶状の標記化合物(61mg)
を得た。本化合物は、融点、旋光度、赤外線吸収スペク
トル、核磁気共鳴スペクトルにおいて、参考例3−
(1)で得た化合物と完全に一致した。
【0027】参考例4 (4R)−2−オキソ−4−メ
ルカプトピロリジン (4R)−2−オキソ−4−アセチルチオピロリジン
(375mg)をメタノール(5ml)に溶かし、氷冷下1
Nナトリウムメチラート−メタノール溶液(2.35ml)を
加えた。同条件下20分撹拌したのち、1N塩酸(2.35
ml)を加え、濃縮乾固した。酢酸エチル可溶部を濃縮
し、結晶状の標記化合物(275mg)を得た。 融点 69.5〜70℃ 旋光度 〔α〕D 24 +36.5°(C=1.18, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 2539, 1699,
1683. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, CDCl3)δppm : 1.96(1
H,d,J=7.2Hz), 2.32(1H,dd,J=17.2, 6.8Hz), 2.80(1H,d
d,J=17.2, 8.2Hz), 3.32(1H,dd,J=10.2, 5.6Hz), 3.62-
3.70(1H,m), 3.81(1H,dd,J=10.2, 7.3Hz), 7.27(1H,b
s)。
ルカプトピロリジン (4R)−2−オキソ−4−アセチルチオピロリジン
(375mg)をメタノール(5ml)に溶かし、氷冷下1
Nナトリウムメチラート−メタノール溶液(2.35ml)を
加えた。同条件下20分撹拌したのち、1N塩酸(2.35
ml)を加え、濃縮乾固した。酢酸エチル可溶部を濃縮
し、結晶状の標記化合物(275mg)を得た。 融点 69.5〜70℃ 旋光度 〔α〕D 24 +36.5°(C=1.18, MeOH) 赤外線吸収スペクトル νmax KBr cm-1 : 2539, 1699,
1683. 核磁気共鳴スペクトル (400MHz, CDCl3)δppm : 1.96(1
H,d,J=7.2Hz), 2.32(1H,dd,J=17.2, 6.8Hz), 2.80(1H,d
d,J=17.2, 8.2Hz), 3.32(1H,dd,J=10.2, 5.6Hz), 3.62-
3.70(1H,m), 3.81(1H,dd,J=10.2, 7.3Hz), 7.27(1H,b
s)。
【0028】参考例5 (1R,5S,6S)−2−〔(4R)
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロベンジ
ルエステル (1R,5S,6S)−2−ジフェニルフォスフォニルオキシ−
6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル
−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸4−ニト
ロベンジルエステル(1000mg)をアセトニトリル(10
ml)に溶かし、氷冷下(4R)−2−オキソ−4−メル
カプトピロリジン(200mg)のアセトニトリル(3m
l)溶液とジイソプロピルエチルアミン(296μl)を
加えた。同条件下1時間撹拌したのち、4℃にて一夜静
置した。反応液から析出した結晶状化合物を濾取、乾燥
し、標記化合物(672mg)を得た。
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロベンジ
ルエステル (1R,5S,6S)−2−ジフェニルフォスフォニルオキシ−
6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル
−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸4−ニト
ロベンジルエステル(1000mg)をアセトニトリル(10
ml)に溶かし、氷冷下(4R)−2−オキソ−4−メル
カプトピロリジン(200mg)のアセトニトリル(3m
l)溶液とジイソプロピルエチルアミン(296μl)を
加えた。同条件下1時間撹拌したのち、4℃にて一夜静
置した。反応液から析出した結晶状化合物を濾取、乾燥
し、標記化合物(672mg)を得た。
【0029】この化合物の融点およびNMRスペクトル
は特開平2-49783 の実施例15に記載されてる化合物の
それらと一致した。
は特開平2-49783 の実施例15に記載されてる化合物の
それらと一致した。
【0030】参考例6 (1R,5S,6S)−2−〔(4R)
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム 参考例5で得た化合物(390mg)をテトラヒドロフラ
ン(19ml)と0.1Mリン酸緩衝液(18ml)の混合液に
溶かし、10%パラジウム炭素触媒(300mg)を加
え、水素ガス中 2.5時間激しく撹拌した。反応液より触
媒を濾別し、濾液をエーテルで2回洗浄した。水層を減
圧下に濃縮し、MCI GEL CHP-20P (MITSUBISHI KASEI VO
RPORATION 、75〜150 μm 、50ml)に付し、水で展開し
た。目的画分を濃縮し、凍結乾燥し、無色粉末状の標記
化合物(225mg)を得た。この化合物のNMRスペク
トルは特開平2-49783 号記載の実施例15の化合物のそ
れと一致した。
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム 参考例5で得た化合物(390mg)をテトラヒドロフラ
ン(19ml)と0.1Mリン酸緩衝液(18ml)の混合液に
溶かし、10%パラジウム炭素触媒(300mg)を加
え、水素ガス中 2.5時間激しく撹拌した。反応液より触
媒を濾別し、濾液をエーテルで2回洗浄した。水層を減
圧下に濃縮し、MCI GEL CHP-20P (MITSUBISHI KASEI VO
RPORATION 、75〜150 μm 、50ml)に付し、水で展開し
た。目的画分を濃縮し、凍結乾燥し、無色粉末状の標記
化合物(225mg)を得た。この化合物のNMRスペク
トルは特開平2-49783 号記載の実施例15の化合物のそ
れと一致した。
【図1】(1R,5S,6S)−2−〔(4R)−2−オキソ−4−
ピロリジニルオキシ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキシ
エチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステルの粉末X
線回折パターンである。なおたて軸は回折強度をcps 単
位で示し、横軸は回折角度2θの値である。
ピロリジニルオキシ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキシ
エチル〕−1−メチル−1−カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステルの粉末X
線回折パターンである。なおたて軸は回折強度をcps 単
位で示し、横軸は回折角度2θの値である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】〔試験例〕本発明の方法で製造したエステ
ルの結晶形粉末および対照として特開平2-49783 号公報
に記載されている方法で得られる非晶形粉末を60℃−
シリカゲルデシケーター中で保存し、7日(1週)、2
8日(4週)後の残存率を測定した。
ルの結晶形粉末および対照として特開平2-49783 号公報
に記載されている方法で得られる非晶形粉末を60℃−
シリカゲルデシケーター中で保存し、7日(1週)、2
8日(4週)後の残存率を測定した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】参考例5 (1R,5S,6S)−2−〔(4R)
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロベンジ
ルエステル (1R,5R,6S)−2−ジフェニルホスホリルオキシ−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1
−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロ
ベンジルエステル(1000mg)をアセトニトリル(10m
l)に溶かし、氷冷下(4R)−2−オキソ−4−メル
カプトピロリジン(200mg)のアセトニトリル(3m
l)溶液とジイソプロピルエチルアミン(296μl)を
加えた。同条件下1時間撹拌したのち、4℃にて一夜静
置した。反応液から析出した結晶状化合物を濾取、乾燥
し、標記化合物(672mg)を得た。
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロベンジ
ルエステル (1R,5R,6S)−2−ジフェニルホスホリルオキシ−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1
−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 4−ニトロ
ベンジルエステル(1000mg)をアセトニトリル(10m
l)に溶かし、氷冷下(4R)−2−オキソ−4−メル
カプトピロリジン(200mg)のアセトニトリル(3m
l)溶液とジイソプロピルエチルアミン(296μl)を
加えた。同条件下1時間撹拌したのち、4℃にて一夜静
置した。反応液から析出した結晶状化合物を濾取、乾燥
し、標記化合物(672mg)を得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】参考例6 (1R,5S,6S)−2−〔(4R)
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム 参考例5で得た化合物(390mg)をテトラヒドロフラ
ン(19ml)と0.1Mリン酸緩衝液(18ml)の混合液に
溶かし、10%パラジウム炭素触媒(300mg)を加
え、水素ガス中 2.5時間激しく撹拌した。反応液より触
媒を濾別し、濾液をエーテルで2回洗浄した。水層を減
圧下に濃縮し、MCI GEL CHP-20P (MITSUBISHI KASEI CO
RPORATION 、75〜150 μm 、50ml)に付し、水で展開し
た。目的画分を濃縮し、凍結乾燥し、無色粉末状の標記
化合物(225mg)を得た。この化合物のNMRスペク
トルは特開平2-49783 号記載の実施例15の化合物のそ
れと一致した。
−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕−6−〔(1
R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル−1−カル
バペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム 参考例5で得た化合物(390mg)をテトラヒドロフラ
ン(19ml)と0.1Mリン酸緩衝液(18ml)の混合液に
溶かし、10%パラジウム炭素触媒(300mg)を加
え、水素ガス中 2.5時間激しく撹拌した。反応液より触
媒を濾別し、濾液をエーテルで2回洗浄した。水層を減
圧下に濃縮し、MCI GEL CHP-20P (MITSUBISHI KASEI CO
RPORATION 、75〜150 μm 、50ml)に付し、水で展開し
た。目的画分を濃縮し、凍結乾燥し、無色粉末状の標記
化合物(225mg)を得た。この化合物のNMRスペク
トルは特開平2-49783 号記載の実施例15の化合物のそ
れと一致した。
Claims (1)
- 【請求項1】 式 【化1】 を有し、粉末X線回折において面間隔18.41, 9.21, 6.2
4, 5.28, 5.04, 4.72 Åに主ピークを示す(1R,5S,6S)
−2−〔(4R)−2−オキソ−4−ピロリジニルチオ〕
−6−〔(1R) −1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル
−1−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ピバロイ
ルオキシメチルエステルの結晶性化合物
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JP4-306884 | 1992-11-17 | ||
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---|---|
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
WO2007116728A1 (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-18 | Kaneka Corporation | メロペネム中間体の製造方法 |
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US5242914A (en) * | 1988-04-01 | 1993-09-07 | Sankyo Company, Limited | 2-(heterocyclylthio) carbapenem derivatives, their preparation and their use as antibiotics |
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1993
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1998
- 1998-12-10 HK HK98113083A patent/HK1011977A1/xx not_active IP Right Cessation
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1999
- 1999-04-16 GR GR990401054T patent/GR3029975T3/el unknown
Patent Citations (1)
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NZ250201A (en) | 1995-04-27 |
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