JPH0716164U - 回転速度検出用ピックアップセンサ - Google Patents

回転速度検出用ピックアップセンサ

Info

Publication number
JPH0716164U
JPH0716164U JP4695393U JP4695393U JPH0716164U JP H0716164 U JPH0716164 U JP H0716164U JP 4695393 U JP4695393 U JP 4695393U JP 4695393 U JP4695393 U JP 4695393U JP H0716164 U JPH0716164 U JP H0716164U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
cable
rotation speed
body case
pickup sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4695393U
Other languages
English (en)
Inventor
康弘 杉森
清三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP4695393U priority Critical patent/JPH0716164U/ja
Publication of JPH0716164U publication Critical patent/JPH0716164U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転速度検出用ピックアップセンサにおい
て、本体ケースへのケーブル組み付け作業が簡単で、か
つ組付け時、部品同士が干渉しないケーブル固定構造を
提供する。 【構成】 ピックアップセンサ10は、回転体Rに対向
する本体ケース1、ボビン2、ボビン2に収納されるポ
ール4及びマグネット5、ボビン2周囲に巻回されるコ
イル3、及び信号取出用ケーブル7とを備える。ボビン
2から外方には、ケーブル7を固定するためのアーム部
25とケーブルクランプ部26が突出し、アーム部25
にはアーム部折曲のためのスリット27が形成され、ボ
ビン2に対するケーブル7のクランプ角度を自在にして
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転速度検出用ピックアップセンサに関し、特に透磁性材料からな る回転体の回転速度を磁束の変化によって検出するピックアップセンサに関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関やモータ等の回転装置の回転速度を検出するものとして、回転 軸に透磁性材料(例えば、鉄)からなる歯車を装着し、その歯先の近傍にマグネ ットを配置し、歯先の通過による磁束の変化を磁気センサを用いて検出すること により歯車の回転速度を検出するピックアップセンサが実用化されている。
【0003】 図5は、磁束の変化によって回転体の回転速度を検出することができる従来の 電磁式ピックアップセンサの断面図である。本図において、1はピックアップセ ンサ10の本体ケースであり、この本体ケース1は、例えば図示しない歯車の歯 先に対向する位置に設けられる。
【0004】 本体ケース1の内部には、軸線Aの方向に沿って貫通穴21を備える変形円筒 型のボビン2が収納される。ボビン2は、軸線A方向のほぼ中間を境として、こ れより下方部分が小径化されており、その周囲にはコイル3が幾重にも巻回され ている。また、ボビン2の貫通穴21には、コイル3より内側の位置に柱状のポ ール4が挿入され、更にその上には、このポール4と磁気結合するマグネット5 が連続して収納されている。ポール4はボビン2を貫通し、その先端部を本体ケ ース1の外部に露出させる。
【0005】 本体ケース1の内部には、コイル3で発生した起電力を外部機器(図示せず) に出力するための信号取出用ケーブル7も部分的に収納される。このため、本体 ケース1内部にはボビン2の上部近傍に肩部14が設けられ、ここにケーブル7 先端を保持するためのクランプ部材6が載置される。クランプ部材6は、その外 観斜視を図6に示すように、本体ケース1に固定される平坦部6aをベースとす るスタンド状部材として形成され、平坦部6aより斜め上方に延びるアーム部6 bの先端には、スナップ嵌合などによりケーブル7の外周を支持する略円筒状の ケーブルクランプ部6cが形成されている。また、アーム部6bにはケーブル7 の重みに耐え得るように補強リブ6dが形成されている。
【0006】 ボビン2のアセンブリ及びクランプ部材6の本体ケース1への組付けにあたっ ては、まずクランプ部材6をケース肩部14に固定した後、クランプ部材6にケ ーブル7を嵌め込み、同時に本体ケース1にボビン2を組み込み、この状態でケ ーブル7のリード線71とコイル3より延びる端子31を半田付けする。そして 最終的には、本体ケース1内部の余剰空間にモールド剤が充填され、センサの防 水処理と、ボビン2やクランプ部材6のケース内固定処理がなされる。
【0007】 尚、以上のように構成された従来のピックアップセンサ10の作動原理に関し て説明すると、まず、歯車が回転し歯先の山部が、マグネット4と磁気結合関係 にあるポール4の直下に来ると、ポール4内部の磁束が増え、コイル3を貫く磁 束量が増える。逆に、歯先の谷部がポール4の直下に来ると、コイル3を貫く磁 束量が減ることから、コイル3に発生する起電力の時間に対する大きさはサイン カーブのように変化する。従って、このコイル3に対する起電力の大きさの変化 を取り出し、その周波数を検出することにより、回転体の回転速度を検出するこ とができるのである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このピックアップセンサ10は、本体ケース1の内部にボビン 2とは別部品であるクランプ部材6を配置する構造であるために、センサ組み立 てにあたっては、前述したようにボビン2のアセンブリを本体ケース1内に配置 するのに先立って、クランプ部材6を本体ケース1の肩部14に固定しなければ ならず、その分、組み付け作業は幾工程にも亙ってしまい、作業自体が複雑化す る傾向にある。加えて、クランプ部材6は、ケーブル7とコイル3との接続を果 たすという観点から、ボビン6のアセンブリに出来るだけ近接して配置されるこ とが好ましく、この結果、クランプ部材6の取り付け位置によっては、その後組 み込まれるボビン2との間で干渉する恐れがあり、その固定作業には熟練を要し 、また高い部品精度を要求するものであった。
【0009】 本考案はかかる問題に鑑み、組み付け作業が簡単でかつボビンと干渉する恐れ のないケーブル固定構造を持つピックアップセンサを提供することを目的とする 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案によるピックアップセンサは、回転体に対向し て配置される本体ケースと、この本体ケース内部に収納されその軸方向に中空部 を有するボビンと、このボビンの前記中空部に連続して収納されるマグネット及 びこのマグネットに磁気結合する柱状ポールと、前記ボビンの外周に巻回される コイルと、このコイルの両端に接続される信号取出用ケーブルとを備え、前記ボ ビンは、本体ケースの内部において前記信号取出用ケーブルを固定するクランプ 手段を一体的に備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】
ボビン自体が、本体ケースの内部において信号取出用ケーブルを固定するクラ ンプ手段を一体的に備えるため、本体ケースにクランプ部材を取り付ける必要が なくなり、従って、組み付け作業が簡単となり、またボビンのアセンブリと干渉 する恐れもない。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は、本考案の一実施例 である回転速度検出用ピックアップセンサ(以下、ピックアップセンサと呼ぶ) の縦断面図であり、図2はその上視図である。尚、これらの図に示す実施例にお いて、図5で説明した従来ピックアップセンサの構成要素と同一または相当部分 には同一参照番号を付してある。
【0013】 従来同様、ピックアップセンサ10は回転体R(例えば、歯車の歯先)に対向 して配置される本体ケース1を備える。本体ケース1の内部には、例えば樹脂材 料からなるボビン2が収納される。ボビン2は、その一端を本体ケース1の底部 11を突き当てるようにして配置され、図示するように軸線Aの方向に沿って貫 通穴21が形成される。また、ボビン2は軸線A方向のほぼ中間を境として、こ れより下方部分が小径化されており、この小径部分22の外周にはコイル3が巻 回される。
【0014】 ボビン2の貫通穴21には、コイル3の巻回し位置に対応して円柱状のポール 4が挿入され、更にその上には、ポール4と磁気結合するマグネット5が収納さ れる。ポール4は透磁性材料からなり、その先端はボビン2を貫通し、本体ケー ス1の底部11に形成された開口部12より回転体Rに向かって突出する。
【0015】 本体ケース1には、上述したボビン2の他、回転体Rの回転によってコイル3 に発生した起電力を外部機器(図示せず)に出力する信号取出用ケーブル(以下 、ケーブルと略す)7が装着されるが、本実施例によれば、ボビン2の大径部分 23には、ケーブル7を固定するためのクランプ機構24(クランプ手段)が一 体に形成される。
【0016】 図3は、このクランプ機構24を持つボビン2単体の、ケーブル7を装着しな い状態での側方図であり、図4はその外観斜視図である。これらの図3、4に示 すように、ボビン2のクランプ機構24は、ボビン2外周より外方に突出するア ーム部25と、アーム部25の先端に設けられると共にケーブル7を支持する略 円筒状のケーブルクランプ部26とによって構成される。このケーブルクランプ 部26は、図示するように、その外周が部分的に切り欠かれており、筒部分はボ ビン2と同一材料であることから容易に弾性変形できる。この結果、ケーブルク ランプ部分26は切り欠き部分を介してケーブル7をスナップ嵌合することがで き、ケーブル7の外周を堅固に把持することができる(図1、2参照)。
【0017】 アーム部25にはそのほぼ中間位置にスリット27が形成される。このスリッ ト27は、この部分を折曲点として、ケーブルクランプ部26を備えたアーム部 25(部分)の折れ曲がりを容易にするものであり、これによりボビン2に対す るケーブル7の取り付け角度を、本体ケース1の内部形状に応じて自由に変える ことが可能となる。尚、本実施例では、図1に示すように、アーム部25の先端 部分は本体ケース1の斜面部分13に適合するようにスリット27が広がる方向 に変形され、ケーブル7の安定した支持を提供している。
【0018】 このように、本実施例によれば、ボビン2自体にケーブル7固定のためのクラ ンプ機構24を一体的に形成し、更にそのアーム部25にスリット27を設けた ことで、上述した効果に加え、ケーブル7先端より延びるリード線71とコイル 3の端子31の接続にあたり、予めボビン2のクランプ機構24にケーブル7を 嵌め込んだ状態で両者を接合(例えば、半田付け)することができ、従って接合 作業が従来よりも格段に容易となり、接合自体の信頼性も向上することができる 。
【0019】 更に、本体ケース1への組付けにあたっても、予め一体化したケーブル7とボ ビン2をそのまま本体ケース1内部に圧入すればよいため、この組付け作業工程 自体が従来よりも簡略化され、場合によっては自動化も可能となる。尚、ボビン 2を本体ケース1内部に設置した後は、従来同様、本体ケース1内部の余剰空間 に対し、防水とボビン2を固定する目的を以てモールド剤(図示せず)が充填さ れることになる。
【0020】 以上、本考案をケーブル7をクランプするための手段としてボビン一体型のク ランプ機構24を備えるピックアップセンサ10に例をとり説明してきたが、本 考案によるクランプ手段はこの実施例に限定されるものではない。例えば、図示 したクランプ機構24に相当するものをボビン2とは別の部材で形成し、ケーブ ル7装着に先立って双方の部品を接続するようにしても良い。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ボビンは信号取出用ケーブルを固定す るためのクランプ手段を一体的に備えるため、本体ケースに別部品としてのクラ ンプ部材を取り付ける必要がなくなり、これら部品の取り扱いを含めてピックア ップセンサ組み付け作業が簡単となり、低コスト化も可能になる。更に、クラン プ手段及びボビンとの一体化により、従来見られたような組付け時のボビンアセ ンブリとクランプ部材との干渉もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるピックアップセンサの
縦断面図である。
【図2】図1の上視図である。
【図3】本実施例によるクランプ機構を備えたボビン単
体の側方図である。
【図4】図3に示すボビンの外観斜視図である。
【図5】従来のピックアップセンサの縦断面図である。
【図6】図5に示すクランプ部材の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 ボビン 3 コイル 4 ポール 5 マグネット 7 ケーブル 10 ピックアップセンサ 24 クランプ機構(クランプ手段) 25 アーム部 26 ケーブルクランプ部 27 スリット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転速度を検出する回転速度検
    出用ピックアップセンサであって、 前記回転体に対向して配置される本体ケースと、該本体
    ケース内部に収納されその軸方向に貫通穴を有するボビ
    ンと、該ボビンの前記貫通穴に連続して収納されるマグ
    ネット及び該マグネットに磁気結合する柱状ポールと、
    前記ボビン外周に巻回されるコイルと、該コイルの両端
    に電気的接続される信号取出用ケーブルとを備え、 前記ボビンは、前記信号取出用ケーブルを固定するため
    のクランプ手段を一体で備えることを特徴とする回転速
    度検出用ピックアップセンサ。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段は、ボビン外周より外
    方に突出するアーム部と、該アーム部の先端に設けられ
    ケーブル外周を支持するケーブルクランプ部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転速度検出用ピッ
    クアップセンサ。
  3. 【請求項3】 前記クランプ手段のアーム部には、ボビ
    ンに対する信号取出用ケーブルの取付け角度を可変とす
    るスリットが形成されることを特徴とする請求項2に記
    載の回転速度検出用ピックアップセンサ。
JP4695393U 1993-08-30 1993-08-30 回転速度検出用ピックアップセンサ Pending JPH0716164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4695393U JPH0716164U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 回転速度検出用ピックアップセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4695393U JPH0716164U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 回転速度検出用ピックアップセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716164U true JPH0716164U (ja) 1995-03-17

Family

ID=12761661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4695393U Pending JPH0716164U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 回転速度検出用ピックアップセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716164U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208247A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Aisin Seiki Co Ltd 回転検出センサ
JP2020026957A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 多摩川精機株式会社 2相型無電源センサ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208247A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Aisin Seiki Co Ltd 回転検出センサ
JP4661236B2 (ja) * 2005-01-28 2011-03-30 アイシン精機株式会社 回転検出センサ
JP2020026957A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 多摩川精機株式会社 2相型無電源センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6357738B2 (ja) 回転角検出装置の組立方法
JP4071484B2 (ja) モータ装置
JP5044637B2 (ja) ブラシレスモータ
JPH0716164U (ja) 回転速度検出用ピックアップセンサ
CN1374737A (zh) 外转子型无电刷马达的构造
JPH0275961A (ja) 回転センサ
JP2022027542A (ja) 電気モータ用のガイドエレメント
JPH02218980A (ja) ホール効果型センサ装置
JPH05302932A (ja) 回転センサおよびその製造方法
JPH057579Y2 (ja)
JP2525436Y2 (ja) ホール効果型センサの磁気回路装置
JP2542371Y2 (ja) 電磁ピックアップセンサ
JPH0736290Y2 (ja) 磁気ピックアップセンサ
JPH0622972Y2 (ja) モ−ルドコイル
JP2549421Y2 (ja) 回転センサ
JP2934789B2 (ja) 電磁誘導式回転検出器
JP2569706Y2 (ja) 回転検出用ピックアップセンサ
JP2559193Y2 (ja) リード線保持具
JP2525437Y2 (ja) ホール効果型センサ装置
JP6269394B2 (ja) 検出装置及びその製造方法
JPH0618971U (ja) 回転検出用ピックアップセンサ
JPH082614Y2 (ja) 回転速度検出装置
JPH0594769U (ja) 電磁式回転センサ
JP2622626B2 (ja) 電磁式回転センサ
JPH0512487Y2 (ja)