JPH05302932A - 回転センサおよびその製造方法 - Google Patents
回転センサおよびその製造方法Info
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- JPH05302932A JPH05302932A JP4107446A JP10744692A JPH05302932A JP H05302932 A JPH05302932 A JP H05302932A JP 4107446 A JP4107446 A JP 4107446A JP 10744692 A JP10744692 A JP 10744692A JP H05302932 A JPH05302932 A JP H05302932A
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Abstract
かつコネクタターミナルの接触信頼性が向上する回転セ
ンサを得る。 【構成】 先頭に磁電変換素子17を有して所定の位置
に表面実装用の電子部品20を備えるコネクタ用のター
ミナルをインサート成形にて保持して、ターミナル19
とベース18とによりコネクタを形成し、このベースの
磁電変換素子17の近接位置に永久磁石21を固定し、
ベース18のコネクタ部を除く部分をケース16で包
み、このケース16とベース18の嵌合部にOリング2
3を装着したものである。 【効果】 歯車状磁性回転体の低速回転を検出でき、端
子嵌合部の信頼性が向上する。
Description
回転を検出する回転センサおよびその製造方法に関する
ものである。
公報に示された従来の回転センサを示す断面図である。
この図4において、1はケース、2はボビン3に巻装さ
れたコイル、4はケース1の軸心に挿入された磁気鉄
心、5は磁気鉄心1の一端を近接させたバイアス用磁
石、6は磁束増加用のスペーサ、7はグロメット、8は
ターミナル、9はカバー、10はターミナル8に接続さ
れたリードワイヤ、11はOリングである。
ある。この図5において、12は回転センサ、13はフ
ィルタ回路、14は比較器とスイッチング素子より構成
されるシュミットトリガ回路、15はコンピュータ・ユ
ニットである。
ンサ12は、バイアス用磁石5の両端面に磁気鉄心4と
スペーサ6が近接され、前記磁気鉄心4の周りにコイル
2が巻回されているため、磁気鉄心4の先端に近接され
る歯車状磁性回転体の回転に伴って前記コイル2に励起
される交流電圧を出力する。
ノイズが減衰され、シュミットトリガ回路14でパルス
波に変換される。前記コンピュータ・ユニット15は、
前記パルス波を周期計測することにより、歯車状磁性回
転体の回転数を算出する。
びそのシステムは以上のように構成されているので、検
出対象である歯車状磁性回転体の低速回転検出が困難に
なる問題点があった。
転センサ12の出力が比例するために発生する問題で、
低速回転時には、回転センサ出力とノイズのSN比が小
さくなり、回転検出精度が低下する。また、回転センサ
の出力電流が1mA以下になるため、端子嵌合部の接触抵
抗が増大する影響を受け易い問題がある。
消するためになされたもので、出力電圧レベルが、検出
対象である歯車状磁性回転体の回転速度に依存すること
なく、所定のハイレベルとローレベルに設定されるた
め、低速回転の検出ができるとともに、端子嵌合部の信
頼性が向上する回転センサを得ることを目的とする。
で安価に製造できる回転センサの製造方法を得ることを
目的とする。
転センサは、ベースにインサート成形され、コネクタ用
端子として使用されるターミナル上に磁電変換素子と電
子部品と、ベース上の磁電変換素子と近接する位置に固
定された永久磁石とを設けたものである。
法は、フープ材から所定の形状にターミナルをプレス加
工してベースにインサート成形するとともに、不要なつ
なぎ部分を切断する工程と、ターミナル先端に設けたラ
ンドへ磁電変換素子を挿入して半田付けするとともにタ
ーミナルの所定位置に表面実装用電子部品を半田付けす
る工程と、ベースのOリング溝にOリングを装着してベ
ースの所定位置に永久磁石を接着剤で固定する工程と、
前記ベースをケース先端まで挿入してケース端部に熱か
しめを施して、この熱かしめ部分を樹脂で被覆する工程
とを導入したものである。
の変化により所定のヒステリシスに基づき、ハイ,ロー
の両状態間のスイッチング作動し、検出対象である歯車
状磁性回転体の回転速度に出力が依存しない。このため
検出対象の低速回転検出が可能であり、コネクタ端子嵌
合部の信頼性も向上する。
加工したターミナルをベースインサートし、不要なつな
ぎ部分の切断後、ターミナル先端のランドへ電磁変換素
子を挿入して、半田付けし、ターミナルの所定位置に表
面実装用電子部品をベースに設けた抜き穴を利用してリ
フロー半田付けし、ベースのOリング溝にOリングを付
着し、かつベースの所定位置に永久磁石を接着剤で固定
した状態でベースをケースの先端まで挿入し、ケース端
部に熱かしめを行って、熱かしめ部分を樹脂で被覆す
る。
する。図1はこの発明の一実施例の構成を示す断面図で
あり、この図1において、16はケース、17は磁電変
換素子、18はベース、19はベースにインサート成形
されたターミナル、20は表面実装用電子部品、21は
永久磁石、22は永久磁石21をベースに固定する接着
剤、23はOリング、24は樹脂である。
を内蔵したオール素子または磁気抵抗素子が使用され、
ケース16内において、上記永久磁石21の端面に近接
して配設され、この永久磁石21の端面から歯車状磁性
回転体(図示せず)に向かう磁束の変化を検出するもの
である。
らも明らかなように、「L」字形に形成されており、そ
の先端(図1の右端)に磁電変換素子17が配設され、
さらに所定位置に表面実装用の電子部品20が配設され
ている。このターミナル19とベース18とにより、上
記コネクタを形成しており、ベース18に永久磁石21
が接着剤22で接着することにより、固定されている。
ケース16で包囲している。すなわち、ケース16内
に、磁電変換素子17,永久磁石21,電子部品20が
収納されており、このケース17の左端とベース18が
嵌合により連結されている。この嵌合部分には、内部の
気密性を保持するために、Oリング23がベース18の
Oリング溝内に装着されている。また、ケース16の端
部に熱かしめを施してから、樹脂24で被覆されてい
る。
素子17は歯車状の磁性回転体に向かう磁束の変化によ
り、所定のヒステリシスに基づいて、ハイ,ローの両状
態間のスイッチング動作をすることにより、検出対象で
ある歯車状磁性回転体の磁束の変化を検出する。したが
って、磁電変換素子17の出力はこの歯車状磁性回転体
の回転速度に依存しなくなり、検出対象の歯車状磁性回
転体の低速回転検出が可能となる。
製造方法について図2,図3を参照して説明する。この
図2,図3はそれぞれその製造工程中の要部の平面図で
ある。この図2,図3に示すように、まず、第1にフー
プ材から所定の形状にターミナル19をプレス加工す
る。
インサート成形し、不要なつなぎ部分を切断し、ターミ
ナル19の先端に設けられたランドへ磁電変換素子17
を挿入して、半田付けする。次に、ターミナル19の所
定位置に、表面実装用の電子部品20を半田付けする。
この半田付けに際し、各ターミナル19間のつなぎ部分
を成形後切断し、その部分に電子部品20を実装するこ
とにより、ベース18に設けられた抜き穴を利用して、
リフロー半田付けをする。
23(図2,図3では図示せず)を装着し、ベース18
の所定の位置に永久磁石21を接着剤22により固定す
る。次いで、ベース18をケース16の先端まで挿入
し、ケース18の端部に熱かしめを施し、この熱かしめ
部分を樹脂24を被覆して覆うようにする。
ば、基板を廃し、コネクタ用のターミナルとベースを一
体成形し、このターミナル上に磁電変換素子と表面実装
用の電子回路部品を具備するように構成したので、低速
回転の検出が可能になる。また、ターミナル嵌合部の接
触信頼性が向上する効果がある。さらに、従来の回転セ
ンサが必要としていたフィルタ回路やシュミットトリガ
回路を必要としないため、適用システムが安価になる。
ルをベースにインサート成形する上で必要となる各ター
ミナル間のつなぎ部分を成形後切断し、その部分に表面
実装用の電子部品を実装するようにしたので、ベースに
設けられた抜き穴を利用して、リフロー半田付けが可能
となり、また製造工程も簡略で、コストダウンができる
とともに、検出対象の低速回転検出が可能となる。
示す断面図である。
方法を説明するための製造過程中の部材の平面図であ
る。
を示す平面図である。
の変化により所定のヒステリシスに基づき、ハイ,ロー
の両状態間のスイッチング作動し、検出対象である歯車
状磁性回転体の回転速度に依存することなく一定の出力
が得られる。このため検出対象の低速回転検出が可能で
あり、コネクタ端子嵌合部の信頼性も向上する。
加工したターミナルをベースへインサート成形し、不要
なつなぎ部分の切断後、ターミナル先端のランドへ電磁
変換素子を挿入して、半田付けし、ターミナルの所定位
置に表面実装用電子部品をベースに設けた抜き穴を利用
してリフロー半田付けし、ベースのOリング溝にOリン
グを付着し、かつベースの所定位置に永久磁石を接着剤
で固定した状態でベースをケースの先端まで挿入し、ケ
ース端部に熱かしめを行って、熱かしめ部分を樹脂で被
覆する。
を内蔵したホール素子または磁気抵抗素子が使用され、
ケース16内において、上記永久磁石21の端面に近接
して配設され、この永久磁石21の端面から歯車状磁性
回転体(図示せず)に向かう磁束の変化を検出するもの
である。
て、ケース16で包囲されている。すなわち、ケース1
6内に、磁電変換素子17,永久磁石21,電子部品2
0が収納されており、このケース17の左端とベース1
8が嵌合により連結されている。この嵌合部分には、内
部の気密性を保持するために、Oリング23がベース1
8のOリング溝内に装着されている。また、ケース16
の端部に熱かしめを施してから、樹脂24で被覆されて
いる。
素子17は歯車状の磁性回転体に向かう磁束の変化によ
り、所定のヒステリシスに基づいて、ハイ,ローの両状
態間のスイッチング動作をすることにより、検出対象で
ある歯車状磁性回転体の磁束の変化を検出する。したが
って、磁電変換素子17の出力の大きさはこの歯車状磁
性回転体の回転速度に依存しなくなり、検出対象の歯車
状磁性回転体の低速回転検出が可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 永久磁石の端面から磁性回転体に向かう
磁束の変化を検出する磁電変換素子と、先端に前記磁電
変換素子を具備し、所定の位置に表面実装用電子部品を
備えるコネクタのターミナルと、インサート成形された
前記ターミナルとともにコネクタを形成し、かつ永久磁
石が固定されるベースと、このベースの前記コネクタ部
を除く部分を包むケースと、このケースと前記ベースの
嵌合部に具備されるOリングとを備えた回転センサ。 - 【請求項2】 フープ材から所定の形状にターミナルを
プレス加工する工程と、このプレス加工されたターミナ
ルをベースにインサート形成しかつ不要なつなぎ部分を
切断する工程と、前記ターミナル先端に設けられたラン
ドへ磁電変換素子を挿入して半田付けを行う工程と、前
記ターミナルの所定位置に表面実装用電子部品を半田付
けする工程と、前記ベースのOリング溝にOリングを装
着するとともに前記ベースの所定の位置に永久磁石を接
着剤により固定する工程と、前記ベースをケース先端ま
で挿入してケース端部に熱かしめを施してこの熱かしめ
部分を樹脂で被覆する工程と、よりなる回転センサの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744692A JP2908115B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 回転センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744692A JP2908115B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 回転センサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05302932A true JPH05302932A (ja) | 1993-11-16 |
JP2908115B2 JP2908115B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=14459361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10744692A Expired - Fee Related JP2908115B2 (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 回転センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2908115B2 (ja) |
Cited By (6)
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WO2016204013A1 (ja) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 株式会社デンソー | センサ、および、センサの製造方法 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP10744692A patent/JP2908115B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017009578A (ja) * | 2015-06-19 | 2017-01-12 | 株式会社デンソー | センサ、および、センサの製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2908115B2 (ja) | 1999-06-21 |
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