JP2569706Y2 - 回転検出用ピックアップセンサ - Google Patents

回転検出用ピックアップセンサ

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JP2569706Y2
JP2569706Y2 JP1992034116U JP3411692U JP2569706Y2 JP 2569706 Y2 JP2569706 Y2 JP 2569706Y2 JP 1992034116 U JP1992034116 U JP 1992034116U JP 3411692 U JP3411692 U JP 3411692U JP 2569706 Y2 JP2569706 Y2 JP 2569706Y2
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康弘 杉森
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばエンジンの出
力軸等の回転数を検出するための回転検出用ピックアッ
プセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転検出用ピックアップ
センサとしては、例えばエンジン(測定対象物)の回転
数を検出するものとして、図6に示すように、ボビン1
に設けたコイル2に、ボビン1内の鉄心3の磁力を変化
させることによって起電力を生じさせ、これにより回転
数を検知するものが知られている。すなわち、ボビン1
は、先端側に、コイル2を巻く円筒状の巻胴部4を有し
ており、この巻胴部4の先端側及び基端側の両端にはそ
れぞれ先端側フランジ5及び基端側フランジ6が形成さ
れている。さらに、このボビン1には、基端側フランジ
6に隣接して筒状の端子取付部7が設けられているとと
もに、端子取付部7の基端側に外部コード導入部8が設
けられている。
【0003】端子取付部7には、図7に示すように、コ
イル2を形成する導線2aの端部を接続する導線用端子
9が設けられているとともに、外部コード(図6参照)
10を接続する外部コード用端子11が設けられてい
る。これらの導線用端子9及び外部コード用端子11
は、一体の板状部材で形成されたものであり、導線用端
子9は、導線2aを接続してコイル2を形成した後に外
部コード用端子11側に折り曲げられるようになってい
る。外部コード導入部8は、円筒状に形成されたもので
あり、外部コード10を保持部12とともに収納固定す
るようになっている。
【0004】また、上記基端側フランジ6には、導線用
端子9に対応する位置に、導線2aを巻胴部4に導き入
れるための挿入溝6aが形成されている。この挿入溝6
aは、図8に示すように、基端側フランジ6の外周縁か
ら巻胴部4の外周面にぼぼ垂直に延びるように直線状に
形成されている。さらに、端子取付部7内には、図6に
示すように、磁石13が鉄心3に密着するように設けら
れており、ボビン1の回りには、樹脂で固められたハウ
ジング14が設けられている。このハウジング14の外
周には、端子取付部7に対応する位置に、Oリング溝1
4aが形成されており、このOリング溝14aにはOリ
ング15が設けられている。
【0005】上記のように構成された回転検出用ピック
アップセンサにおいては、鉄心3の先端が、歯車状に形
成されたロータ(被測定物)(図示せず)の外周面に近
接するように設置する。このように設置すると、ロータ
の回転に伴いロータの各歯が鉄心3の先端近傍を横切る
ことになり、そのたびに、磁石13で磁化された鉄心3
の磁力が変化し、コイル2に起電力が発生する。したが
って、コイル2の起電力の変化を計測することによっ
て、ロータの回転数を検知することができる。
【0006】また、導線2aをコイル2の状態にするに
は、まず導線2aの一方の端部を導線用端子9に半田付
けしてから、この導線2aを基端側フランジ6の挿入溝
6aに通し、それから自動巻付機(図示せず)により導
線2aを巻胴部4に巻き付ける。コイル状に巻き付けた
後、導線2aの他方の端部を他の導線用端子9に半田付
けし、各導線用端子9を外部コード用端子11側に折り
曲げる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
回転検出用ピックアップセンサにおいては、導線2aを
挿入溝6aに通すまで、手作業で行なわなければなら
ず、作業が面倒であるという問題があった。しかも、図
9に示すように導線用端子9を外部コード用端子11側
に折り曲げる際に導線が引っ張られて断線の原因になる
ため、導線をあらかじめある程度緩めた状態にして巻き
始める必要があり、この点からも作業が面倒であるとい
う問題があった。
【0008】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、導線を導線用端子に半田
付けした後は自動巻付機によって簡単に巻き付けを行な
うことができる回転検出用ピックアップセンサを提供す
ることにある。
【0009】上記目的を達成するために、この考案は、
両端にフランジを有する巻胴部の基端部側フランジの軸
方向外側に位置する略円筒状の端子取付部に設けた導線
用端子から前記巻胴部に巻き付ける導線を導いて同巻胴
部にコイルを形成するボビンを備え、被測定物の回転数
に応じて前記コイルに発生する起電力により被測定物の
回転数を検出する回転検出用ピックアップセンサであっ
て、前記端子取付部はその外周面における軸対位置
である2箇所の位置の夫々軸方向に延びる第1の溝
およびこの第1の溝から前記基端部側フランジに沿って
周方向に延びる第2の溝を有しており、前記端子取付部
における第1の溝に、一方の端部を直角に折り曲げて
外部コード用端子を、また他方の端部を直角に折り曲げ
て導線用端子を夫々形成した端子部材を固定するように
設け、前記基端部側フランジには、前記導線が前記導線
用端子から巻胴部側に延びる方向に沿って、このフラン
ジの外周縁から巻胴部の接線に至る方向に延在した導線
挿通用の挿入溝が形成されており、前記導線用端子は、
前記導線が接続された後、前記挿入溝が形成された側に
前記導線が緩むように折り曲げられて、前記第2の溝内
に収容されるように構成したことを特徴としている。
【0010】
【0011】
【作用】上記のように構成された回転検出用ピックアッ
プセンサにおいては、導線の一端部を導線用端子に半田
等で接続した後、自動巻付機により巻き付けを開始す
る。そうすると、挿入溝が導線の延びる方向に沿って形
成されているので、導線が挿入溝内に自動的に入った
後、導線が巻胴部に自動的に巻き付けられる。したがっ
て、手作業で導線を挿入溝に入れる必要がなく、簡単に
導線を巻胴部に巻くことができる。
【0012】また、挿入溝、フランジの外周面から巻
胴部の接線に至る方向に延在するように形成されてお
、挿入溝が巻胴部の接線方向に向いているから、導線
が挿入溝内に自動的に入る。したがって、簡単に導線を
巻くことができる。
【0013】さらに、導線を半田付けなどで接続した
線用端子を、基端部側フランジに形成した挿入溝側に巻
胴部の周方向に沿うように折り曲げて、第2の溝内に収
容しており、この折り曲げによって、導線が緩むので、
導線を巻き始める際にあらかじめ導線に緩みを持たせて
おくなどの面倒な作業がなく、簡単に巻き付けを行なう
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図5を参
照して説明する。ただし、図6〜図9に示す構成要素と
共通する要素には同一の符号を付しその説明を簡略化す
る。図1〜図5に示す構成要素が図6〜図9に示す構成
要素と異なる点は、ボビン20において、端子取付部2
1、導線用端子22及び基端側フランジ23の挿入溝2
3aの形状が異なる点である。
【0015】すなわち、端子取付部21は、図1〜図5
に示すように、略円筒状に形成されたものであり、その
外周面の軸対称位置である2箇所の位置の夫々に、軸方
向に延びる第1の溝21a及びこの第1の溝21aから
基端側フランジ23に沿って周方向に延びる第2の溝2
1bが形成されている。そして、第1の溝21aには、
平板状の端子部材24が固定されている。端子部材24
は、一方の端部を直角に曲げて外部コード用端子11を
形成し、他方の端部を直角に折り曲げて導線用端子22
を形成したものである。
【0016】導線用端子22は、第2の溝21bに対応
する位置に設けられており、その平板状の面が、周方向
に向けられている。この導線用端子22は、第2の溝2
1b側に折り曲げられた際に、同第2の溝21内に収
まるようになっている。
【0017】挿入溝23aは、基端側フランジ23の外
周縁から巻胴部4の接線方向に延在するものであり、フ
ランジ23の外周縁における位置は、導線2aが導線用
端子22から巻胴部4に延びる線上にある。すなわち、
挿入溝23aは、導線2aが導線用端子22から巻胴部
4側に延びる方向に沿って形成されており、この挿入溝
23aが形成された基端側フランジ23に沿って上記第
2の溝21bが設けられている。また、挿入溝23a
は、図3に示すように、その対向する内面が、円弧状に
突出する曲面状に形成されており、導線2aの表面に傷
がつかないようになっている上記のように構成された回
転検出用ピックアップセンサにおいては、導線2aの一
方の端部を導線用端子22に半田で接続後、自動巻付機
(図示せず)に導線2aをセットして、巻胴部4への導
線2aの巻き付けを始める。そうすると、挿入溝23a
が導線2aの延びる方向に沿って形成されているから、
導線2aが挿入溝23a内に自動的に入り、巻胴部4へ
の導線2aの巻き付けが引き続いて順調に行なわれる。
巻き付け完了後は、導線2aの他端部を他の導線用端子
22に半田付けし、各導線用端子22を各挿入溝23a
の側に折り曲げる。これにより、各導線用端子22が各
第2の溝21b内に収納されるとともに、導線2aの両
端部が緩んで、この部分での断線が防止される。
【0018】上記のように構成された回転検出用ピック
アップセンサによれば、導線2aを自動巻付機により挿
入溝23a内に自動的に入れることができるので、手作
業によって導線2aを挿入溝23aに入れる必要がな
く、簡単に導線2aを巻くことができる。また、導線用
端子22の折り曲げによって導線2aの両端部に緩みが
生じるので、導線2aを巻き始める際にあらかじめ導線
2aに緩みを持たせるといった面倒がなく、この点から
も導線2aを簡単に巻き付けることができるという効果
を奏する。
【0019】なお、上記実施例においては、挿入溝23
aを直線状に形成したが、導線2aが自動巻付機によっ
て引っ張られる軌跡に沿うように曲線状に形成してもよ
いことはいうまでもない。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、自動巻付機により導
線を挿入溝内に自動的に挿入することができるので、手
作業によって導線を挿入溝に挿入する必要がなく、簡単
にコイルを形成することができる。
【0021】また、挿入溝を、フランジの外周面から巻
胴部の接線方向に延在するように形成しているので、挿
入溝を直線状に形成するだけですむから、挿入溝の形成
のためのコストの低減を図ることができる。
【0022】さらに、導線を半田付けなどで接続した
線用端子を、基端部側フランジに形成した挿入溝側に
胴部の周方向に沿うように折り曲げて、第2の溝内に収
容しており、この折り曲げによって、導線に緩みが生じ
ため、導線を巻き始める際にあらかじめ導線に緩みを
持たせるなどの面倒な手間が不要となり、簡単に導線の
巻き付けを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例として示した回転検出用ピ
ックアップセンサの断面図。
【図2】同回転検出用ピックアップセンサのボビンを示
す平面図。
【図3】同回転検出用ピックアップセンサのボビンの要
部を示す平面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV −V 線に沿う断面図。
【図6】従来例として示した回転検出用ピックアップセ
ンサの面図。
【図7】同回転検出用ピックアップセンサの平面図。
【図8】7図のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】同回転検出用ピックアップセンサの問題点を示
す説明図。
【符号の説明】
1 ボビン 2 コイル 2a 導線 4 巻胴部 5 フランジ(先端側フランジ) 22 導線用端子 23 フランジ(基端側フランジ) 23a 挿入溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にフランジを有する巻胴部の基端部
    側フランジの軸方向外側に位置する略円筒状の端子取付
    部に設けた導線用端子から前記巻胴部に巻き付ける導線
    を導いて同巻胴部にコイルを形成するボビンを備え、被
    測定物の回転数に応じて前記コイルに発生する起電力に
    より被測定物の回転数を検出する回転検出用ピックアッ
    プセンサであって、 前記端子取付部はその外周面における軸対位置であ
    る2箇所の位置の夫々軸方向に延びる第1の溝およ
    びこの第1の溝から前記基端部側フランジに沿って周方
    向に延びる第2の溝を有しており、 前記端子取付部における第1の溝に、一方の端部を直
    角に折り曲げて外部コード用端子を、また他方の端部を
    直角に折り曲げて導線用端子を夫々形成した端子部材を
    固定するように設け、 前記基端部側フランジには、前記導線が前記導線用端子
    から巻胴部側に延びる方向に沿って、このフランジの外
    周縁から巻胴部の接線に至る方向に延在した導線挿通用
    の挿入溝が形成されており、 前記導線用端子は、前記導線が接続された後、前記挿入
    溝が形成された側に前記導線が緩むように折り曲げられ
    て、前記第2の溝内に収容されるように構成したことを
    特徴とする回転検出用ピックアップセンサ。
JP1992034116U 1992-05-22 1992-05-22 回転検出用ピックアップセンサ Expired - Fee Related JP2569706Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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