JPWO2005107049A1 - ブラシレスモータ - Google Patents

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高広 寺内
周史 須貝
周史 須貝
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武志 山崎
藤井 秀明
秀明 藤井
根岸 覚
覚 根岸
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Abstract

このブラシレスモータは、ハウジングと;前記ハウジングの開口部を覆うブラケットと;前記ブラケットに取り付けられ、レゾルバのレゾルバステータを収容するレゾルバケースと;前記レゾルバケースに設けられ、ロータの軸線方向に略平行に延びる調整用爪が設けられた爪部と;前記レゾルバケースに設けられ、前記レゾルバステータから信号を取り出すレゾルバ端子と;を備え、前記ブラケットには、前記爪部を挿通される貫通孔が形成されている。

Description

本発明は、ブラシレスモータに関する。
本願は、2004年4月30日に出願された特願2004−135780号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
回転電機としては、電磁コイルを備えるステータに通電し、磁石を備えたロータを回転させるブラシレスモータがある。ブラシレスモータにおいては、ロータの回転角度をレゾルバで検出し、この検出結果に基づいて通電制御が行われている。
ここで、レゾルバは、レゾルバロータとレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスがレゾルバロータの回転角度と共に正弦波状に変化することを利用して、レゾルバロータの回転角度を検出するが、その検出結果は、寸法精度や、取り付け精度等に大きく影響を受けることが知られている。このため、従来から様々なレゾルバの取付構造が開発されている。
例えば、ブラシレスモータのケースにバネ部を設け、このバネ部によってレゾルバステータをケースに押圧支持させたものがある(例えば、特許文献1参照)。このブラシレスモータでは、バネ部のバネ作用によってレゾルバステータに過大な応力が作用することが防止される。
また、レゾルバステータに突起部を設け、この突起部をブラケットに回転自在に設けられた調整ネジに係合させ、調整ネジの回転量を制御することでレゾルバステータの角度調整を行うようにしたブラシレスモータもある(例えば、特許文献2参照)。
なお、いずれの場合であっても、レゾルバステータは、ハウジングの開口部を覆うブラケットの内側(ハウジング側)に固定されている。この際に、レゾルバステータから信号を取り出す信号線(リード線)は、ブラケットの外側に引き出された後に、ブラケット側に設けられたターミナルに接続されている。このターミナルは、他の制御装置などに接続されるカプラの端子に接続されている。
特開2003‐23761号公報 特開2003−32989号公報
しかしながら、この種のブラシレスモータでは、レゾルバステータと、ブラケットとの間に信号線を引き回す必要があるので、信号線の取り回しが煩雑になる。また、このように信号線を引き回すためには、信号線の強度を高くしなければならなかった。この際に、信号線が太くなると、レイアウトが困難になる。
さらに、レゾルバの角度検出の精度を確保するために、レゾルバステータを組み付け後に、レゾルバステータを周方向に移動させつつ角度調整を行う必要があるが、レゾルバステータとブラケットとの間に信号線が引き回されていると、信号線の反発力などによってレゾルバステータの角度調整が困難になる。
この発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レゾルバステータの組み付け作業を容易にし、信頼性の高いブラシレスモータを提供することである。
本発明は、ハウジングと;前記ハウジングの開口部を覆うブラケットと;前記ブラケットに取り付けられ、レゾルバのレゾルバステータを収容するレゾルバケースと;前記レゾルバケースに設けられ、ロータの軸線方向に略平行に延びる調整用爪が設けられた爪部と;前記レゾルバケースに設けられ、前記レゾルバステータから信号を取り出すレゾルバ端子と;を備え、前記ブラケットには、前記爪部を挿通される貫通孔が形成されているブラシレスモータを提供する。
このブラシレスモータでは、ブラケットをハウジングに取り付けた後に、ブラケットに形成された貫通孔を貫通するレゾルバケースの調整用爪を用いてレゾルバステータの位置調整を行う。
本発明のブラシレスモーにおいては、前記爪部に、周方向に延びる係合爪が設けられ、前記ブラケットは、前記爪部が挿通される第1貫通孔と、前記第1貫通孔に挿通された前記爪部の前記係合爪が固定される台座部と、前記レゾルバ端子が挿通される第2貫通孔と、前記第2貫通孔に挿通された前記レゾルバ端子が接続されるターミナルとを有することが好ましい。
このブラシレスモータでは、レゾルバケースの爪部を第1貫通孔に挿通し、レゾルバ端子を第2貫通孔に挿通する。さらに、調整用爪を用いてレゾルバの位置調整を行った後に、係合爪を台座部に固定し、レゾルバ端子をブラケット側のターミナルに接続する。つまり、このブラシレスモータは、従来のブラシレスモータとは異なり、レゾルバステータとブラケットとの間にレゾルバからの信号を取り出すための信号線を引き回す必要がない。
本発明のブラシレスモータにおいては、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔が、前記ブラケットの周方向に延びる長孔であることが好ましい。
このブラシレスモータは、第1貫通孔及び第2貫通孔がいずれもブラケットの周方向に延びる長孔なので、係合爪及びレゾルバ端子をこれらに挿通した状態のまま、レゾルバステータ及びレゾルバケースを周方向に移動させることができる。
本発明のブラシレスモータにおいては、前記ターミナルの前記レゾルバ端子が接続される部分の周方向の幅が、前記レゾルバ端子の周方向の幅よりも大きく、前記第1貫通孔の周方向の長さよりも小さいことが好ましい。
このブラシレスモータでは、ターミナルにおいてレゾルバ端子と接触する部分の幅が十分大きく設定されており、角度調整のためにレゾルバステータを周方向に移動させても、ターミナルとレゾルバ端子との接触状態を確保することができる。
この発明によれば、レゾルバケースにブラケットを貫通する爪部を設けたので、この爪部を用いることでブラケットをハウジングに取り付けた後に、レゾルバの位置調整が行えるようになるので、調整作業が容易になり、レゾルバの検出精度も向上させることができる。さらに、レゾルバステータの出力端子であるレゾルバ端子をブラケットに設けたターミナルに接続するようにすると、レゾルバ端子とターミナルとを接続する信号線が不要になり、組み付け工数が削減され、コストダウンが図れる。また、信号線の強度やレイアウトを考慮する必要がなくなるので、信頼性が向上する。
図1は、本発明のブラシレスモータの実施の形態を示す断面図である。 図2は、図1中のAの矢印の方向からブラケットを見た図であって、レゾルバケースを取り付ける前のブラケットを示す図である。 図3は、プレートの一部示す斜視図である。 図4は、レゾルバステータ及びレゾルバケースの上面図である。 図5は、図4のV‐V線に沿う断面図である。 図6は、図1中のAの矢印の方向からブラケットを見た図である。 図7は、図6の一部を拡大した図であって、レゾルバケースをブラケットに仮止めした状態を示す図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ハウジング
2a 開口部
4 ブラケット
32 台座部
33 第1貫通孔
36 第2貫通孔
37 接続部(ターミナル)
38 ターミナル
42 レゾルバステータ
43 レゾルバケース
46 レゾルバ端子
51 レゾルバ爪部(爪部)
52 調整用爪
53 係合爪
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、有底筒状のヨークであるハウジング2内にロータ3が挿入されており、ハウジング2の開口部2aにはブラケット4が取り付けられている。
ロータ3は、回転軸6を有している。回転軸6の先端部には、他の機器の回転軸に連結されるジョイント7が圧入されている。回転軸6の他端側には、磁石8が固定されている。磁石8は、周方向に沿って磁極の異なる磁石が周期的に配置されている。回転軸6の磁石8よりも先端側には、回転位置検出用のレゾルバ9を構成するレゾルバロータ10が固定されている。また、回転軸6の他端部は、ベアリング11に回転自在に支持されている。
ベアリング11は、ハウジング2の底部12の中央に設けられた凹部13に圧入されている。ハウジング2の内周面には、鉄心などのコア15が収容されている。コア15には、導電性の巻線16が巻装され、電磁コイル14が形成されている。電磁コイル14は、通電する相(U相、V相、W相)ごとに、ハウジング2の内周に対向配置されている。なお、ハウジング2と、コア15を含む電磁コイル14とがブラシレスモータ1のステータとなる。
ハウジング2の開口部2a近傍の内部には、ターミナルユニット20が配設されている。ターミナルユニット20には、複数の導電体であるターミナル21が配列されている。ターミナル21は、絶縁層を介して軸線方向に積層配置されており、そのそれぞれに電磁コイル14の巻線16の巻き始め端及び巻き終わり端が接続されている。さらに、ターミナル21には、ターミナルユニット20から先端側に延びる端子22が固定されている。この端子22は、ブラケット4を貫通し、ブラケット4の外側で端子23に接続されている。端子23は、ブラケット4に固定されている。
図1及び図2に示すように、ブラケット4は、中央に開口25を有する略円盤状の基部26を有している。基部26の外周縁には、軸線方向の長さが基部26より長い側部27が設けられている。このブラケット4は、絶縁体からなる樹脂で成型されており、基部26の開口25の内周部には、金属製のプレート28がインサートされている。樹脂としては、熱可塑性の結晶性プラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いることが好ましい。しかしながら、これ以外の樹脂であっても良い。
プレート28は、略環状を有し、その内周側の端部が基部26の開口25に突出した後に、軸線に沿って屈曲させられ、ここにベアリング29が圧入されている。ベアリング29は、ロータ2の先端部を回転自在に支持する。
図2に示すように、基部26には、ブラケット4の内面4aから外面4bに貫通する長孔31が、回転軸6を中心に約120°位相をずらした位置に3つ設けられている。この長孔31を通じて、プレート28の外周縁部(台座部32)が露出している。図3に示すように、台座部32は、プレート28の外周縁部の一部が径方向外側に延びたものである。図2及び図3に示すように、台座部32には、周方向に延びる長孔である第1貫通孔33が形成されている。第1貫通孔33の一端部は、径方向外側に延長されている。この延長部34は、120°の位相差をもって各台座部32に設けられている。さらに、台座部32の長孔31から露出する部分には、凹部35が設けられている。この凹部35は、インサート成型の際にプレート28を金型に支持させるために用いられる。
また、図2に示すように、隣り合う2つの第1貫通孔331の間には、周方向に延びる長孔である第2貫通孔36が1つ形成されている。第2貫通孔36は、ブラケット4の内面4aと外面4bとを貫通している。第2貫通孔36からさらに外縁に向かう位置には、6つの接続部37が設けられている。各接続部37は、第2貫通孔36の一端から他端に至る扇形の領域内に、周方向に沿って等間隔に配置され、略弧状に配列されている。図1に示すように、接続部37は、導電体であるターミナル38の一端部を構成するもので、ターミナル38はブラケット4内を通り、側部27に設けられたカプラ40の端子41に接続されている。接続部37に設けられている凹部60は、インサート成形時に使用されるものである。
このようなブラケット4には、レゾルバ9のステータ(レゾルバステータ)42、及びこれを収容するレゾルバケース43が取り付けられる。
図4及び図5に示すように、レゾルバステータ42には、励磁コイル44が環状に配置されている。ブラケット4をハウジング2に取り付けた際には、励磁コイル44の内側にレゾルバロータ10(図1参照)が配置される。
励磁コイル44の巻線は、ステータターミナル45に接続されている。ステータターミナル45は、周方向に所定の間隔で6本設けられた導電体であり、各ステータターミナル45の外縁部にはピン状のレゾルバ端子46が立設されている。
このようなレゾルバステータ42は、レゾルバケース43に収容されている。レゾルバケース43は、プレス加工等による有段成型によって製造されている。レゾルバケース43の底部48は、中央に開口49を有しており、この開口49にロータ3が挿入される。底部48の周縁部は、略軸線方向に沿って延び、筒状の側部50を形成している。この側部50と底部48とによってレゾルバステータ42を収容する凹部が形成されている。また、図5における側部50の上縁部が、一部突出し、レゾルバ爪部51となっている。
図4に示すように、レゾルバ爪部51は、周方向に約120°の位相差で3つ設けられている。各レゾルバ爪部51の先端には、軸線方向に略平行に延びる調整用爪52と、径方向外側に延びる係合爪53とが設けられている。
また、レゾルバケース43において、レゾルバステータ42のステータターミナル45の形状に合わせて湾曲している部分には、つば部47が形成されている。
図6に示すように、レゾルバケース43をブラケット4に取り付けたときには、台座部32の第1貫通孔33をレゾルバ爪部51が貫通し、係合爪53が台座部32に固定されている。また、第2貫通孔36を各レゾルバ端子46が貫通し、接続部37に向かって折り曲げられ、固定されている。固定方法としては、アーク溶接が挙げられるが、その他の方法を用いても良い。また、このとき、つば部47は、ブラケット4の内面4aに当接する。
ここで、レゾルバケース43は、その組み付け角度を調整する際に、第1貫通孔33の長さだけ周方向に回転移動させることができる。このため、レゾルバケース43と共に移動するレゾルバ端子46も第1貫通孔33の長さだけ周方向に回転移動することがある。
このため、レゾルバ端子46が回転移動した場合に、接続部37との接触が確保されるように、接続部37の周方向の幅は、レゾルバ端子46の径よりも十分に大きく、第1貫通孔33の周方向の長さよりは小さい。この実施の形態では、レゾルバケース43は、第1貫通孔33の長さよりも少ない移動量で調整が可能であるので、接続部37の幅は、第1貫通孔33の長さよりは小さい。これは、レゾルバステータ42の励磁コイル44の配置間隔が小さいので、第1貫通孔33の長さよりも少ない移動量で適切な信号が得られるようになるからである。具体的には、接続部37の幅は、ブラケット4の中心角に対して5°の円弧に相当する大きさ、つまりレゾルバステータ42が約5°回転しても電気的な接続を確保できる大きさである。なお、接続部37の周方向の幅は、レゾルバ9の機械的な形状や特性によって設定されるものであり、必ずしも5°でなくても良い。
また、図1に示すように、ブラケット4の側部27には、前記したターミナルユニット20に接続される端子23が挿通し、この端子23は側部27に設けられたカプラ56の端子57に接続されている。カプラ56には、電源ケーブルが接続され、3相電源からの電力が供給される。
次に、このブラシレスモータ1の組み付け作業について説明する。
まず、図1に示すように、ハウジング2の凹部13にベアリング11を圧入し、巻線16を巻装した電磁コイル14を配設する。そして、コア15に当接するようにターミナルユニット20を装着し、各電磁コイル14の巻線16の端末引き出し線を各ターミナル21に接続する。
さらに、電磁コイル14によってハウジング2内に区画される空間に、ロータ3を挿入し、回転軸6の他端部をベアリング11に支持させる。
その一方で、ブラケット4にレゾルバステータ42を取り付ける。すなわち、最初に、レゾルバケース43にレゾルバステータ42を収容した後に、レゾルバケース43をブラケット4に仮止めする。仮止めに際しては、図7に示すように、ステータターミナル45から延びるレゾルバ端子46を第2貫通孔36に挿入し、貫通させる。これと同時に、レゾルバ爪部51を第1貫通孔33に挿入し、貫通させる。このとき、係合爪53は、第1貫通孔33の一端部側の延長部34を通って台座部32の外側に抜き出される。
さらに、調整用爪52を周方向に押して、レゾルバケース43を図7において反時計回りに回転させると、係合爪53が第1貫通孔33の延長部34から開口されていない台座部32上に移動し、その結果、係合爪53と台座部32とが軸線方向に係合し、これによってレゾルバケース43が仮止めされる。
仮止めが終了したら、図1に示すように、ハウジング2の開口部2aを覆うようにブラケット4を挿入し、ボルトで固定する。このとき、ロータ3の回転軸6が、レゾルバケース43の開口39、及びレゾルバステータ42の中心、並びにブラケット4の開口25を貫通し、その先端部が外側に突出する。
次に、不図示の自動機械でレゾルバステータ42を周方向に移動させつつ角度調整をし、レゾルバ端子46を接続部37に溶接し、係合爪53を台座部32に溶接する。
具体的には、自動機械は、レゾルバ端子46からレゾルバステータ42の出力を取得する。さらに、レゾルバケース43の軸方向に延びる調整用爪52を引っ掛けて、レゾルバステータ42の出力が所定値になるように、レゾルバステータ42をレゾルバケース43ごと周方向に回転させる。レゾルバステータ42の角度調整が終了したら、その位置で、係合爪53を台座部32に溶接する。さらに、レゾルバ端子46の先端を周方向外側に向けて曲げて、ブラケット4側の接続部37と接触させ、接続部37とレゾルバ端子46とを溶接する。これにより、レゾルバケース43がブラケット4に固定されると共に、レゾルバステータ42の出力が、レゾルバ端子46、ターミナル38を介して、カプラ40から取り出せるようになる。
この実施の形態によれば、レゾルバステータ42をブラケット4に固定するにあたり、レゾルバ端子46がブラケット4側のターミナル38の接続部37に溶接されるので、従来のような信号線が不要になり、組み付けが容易になる。また、使用時の耐久性を向上させることができる。また、信号線がないことで、ノイズに対しても強いブラシレスモータが得られる。
ここにおいて、組み付け時には、レゾルバステータ42の角度調整に伴って、レゾルバ端子46の位置を周方向に移動させることがあるが、ターミナル38の接続部37の周方向の幅が、レゾルバ端子46に比べて十分大きいので、このような移動を許容しつつ、電気的な接続を確保することができる。
また、レゾルバケース43の係合爪53が、ベアリング支持用の金属製のプレート28に係合されるので、レゾルバケース43の支持強度が高くなる。しかも、プレート28の第1貫通孔33が長孔であるので、レゾルバケース43の周方向への移動が許容され、レゾルバステータ42の角度調整が容易になる。さらに、調整用爪52が軸線方向に略平行に設けられているので、この調整用爪52を用いて、レゾルバケース43を周方向に容易に移動させることができる。したがって、ブラケット4をハウジング2に固定した後に、角度調整ができるようになるので、調整作業の作業性が向上し、信頼性も高まる。
さらに、係合爪53を台座部32に溶接することによってレゾルバケース43が固定されるので、従来のネジ留めの場合に比べて固定箇所を多くすることができ、安定性が向上する。このため、ブラシレスモータ1の対振動性が向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
例えば、第1貫通孔33又は第2貫通孔36の形状は、長孔に限定されない。また、レゾルバケース43に調整用爪52を設けず、係合爪53を用いてレゾルバケース43の角度調整を行うようにしても良い。
本発明は、ハウジングと;前記ハウジングの開口部を覆うブラケットと;前記ブラケットに取り付けられ、レゾルバのレゾルバステータを収容するレゾルバケースと;前記レゾルバケースに設けられ、ロータの軸線方向に略平行に延びる調整用爪が設けられた爪部と;前記レゾルバケースに設けられ、前記レゾルバステータから信号を取り出すレゾルバ端子と;を備え、前記ブラケットには、前記爪部を挿通される貫通孔が形成されているブラシレスモータに関する。本発明のブラシレスモータによれば、レゾルバの位置調整作業が容易になり、レゾルバの検出精度も向上させることができる。さらに、組み付け工数が削減され、コストダウンが図れる。また、信頼性が向上する。

Claims (4)

  1. ハウジングと;
    前記ハウジングの開口部を覆うブラケットと;
    前記ブラケットに取り付けられ、レゾルバのレゾルバステータを収容するレゾルバケースと;
    前記レゾルバケースに設けられ、ロータの軸線方向に略平行に延びる調整用爪が設けられた爪部と;
    前記レゾルバケースに設けられ、前記レゾルバステータから信号を取り出すレゾルバ端子と;を備え、
    前記ブラケットには、前記爪部を挿通される貫通孔が形成されているブラシレスモータ。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータであって、
    前記爪部に、周方向に延びる係合爪が設けられ、
    前記ブラケットは、前記爪部が挿通される第1貫通孔と、前記第1貫通孔に挿通された前記爪部の前記係合爪が固定される台座部と、前記レゾルバ端子が挿通される第2貫通孔と、前記第2貫通孔に挿通された前記レゾルバ端子が接続されるターミナルとを有する。
  3. 請求項2に記載のブラシレスモータであって、
    前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、前記ブラケットの周方向に延びる長孔である。
  4. 請求項3に記載のブラシレスモータであって、
    前記ターミナルの前記レゾルバ端子が接続される部分の周方向の幅は、前記レゾルバ端子の周方向の幅よりも大きく、前記第1貫通孔の周方向の長さよりも小さい。
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