JP5044637B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Description

この発明は、ブラシレスモータに関する。また、本願は、2007年3月7日に日本に出願された特願2007−56968号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
一般に、ブラシレスモータにおいては、ロータの回転角度を検出するためにレゾルバが用いられることが多い。このレゾルバは、ロータの回転軸に固定されるレゾルバロータと、レゾルバロータの外周を取り囲むように設けられたレゾルバステータとで構成されている。レゾルバステータは、放射状に配置された複数のティース部(突極)を備えており、これらのティース部にコイルが巻装されている。このコイルの巻線は、リード線を介して外部機器(例えば、制御回路)と電気的に接続されている。このように構成することで、レゾルバからの出力信号を外部機器に入力し、ロータの回転制御を行うようことができる。
このモータには、レゾルバステータにオスコネクタを設け、このオスコネクタにコイルの巻線端を接続すると共に、リード線の端部にメスコネクタを設けたものがある。このモータでは、コネクタ同士を嵌め合わせるだけでコイルとリード線とを接続できるようにすることで、組み立て作業効率の向上を図ろうとしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−210837号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、モータ内部にリード線を引き回す必要があるため、限られたスペース内にリード線を引き回す作業に手間がかかり、有効な組み立て作業効率向上化の手段とはなり難いという課題がある。
また、リード線をモータ外部に引き出すにあたって、モータのリード線引き出し部分をシールし、モータ内部への塵埃や水の侵入を防止する必要があるが、リード線の絶縁被覆チューブが軟らかいため、十分な防塵防水性を確保するには部品点数や組み立て工数が増大してしまうという課題がある。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、容易、且つ確実にレゾルバステータのコイルと外部機器とを電気的に接続することで組み立て作業効率を向上させることができると共に、十分な防塵防水性を得ることができるブラシレスモータを提供する。
本発明に係るブラシレスモータは、ロータと、前記ロータを回転自在に支持するブラケットと、前記ロータに設けられたレゾルバロータと、前記ブラケットに対して回転可能に配置されたレゾルバステータからなり、前記ロータの回転角度を検出するためのレゾルバと、前記レゾルバステータに巻装されているコイルに接続され、前記レゾルバステータと一体成形されている複数の第一端子と、前記ブラケットに設けられたコネクタの複数の第二端子とを備える。また、これら第一端子と第二端子と電気的に接続し、前記ロータを回転させたときに、前記ロータに固定された前記レゾルバのレゾルバロータの回転角度に応じて前記レゾルバに発生した信号が前記コネクタを通して出力されるように構成されている。また、前記複数の第二端子は、金属材から打ち抜き加工された接続端子本体と、前記接続端子本体を被覆する樹脂モールド部を有し、前記接続端子本体が、それぞれ前記コネクタから前記第一端子まで延在し、且つ前記第一端子の配置に対応して配列された状態で前記樹脂モールド部により樹脂モールドされた端子ユニットとして一体化されており、前記第一端子、又は前記第二端子の何れか一方の端部に幅を小さく設定して前記接続端子本体よりも剛性を弱めた舌片部を形成し、前記第一端子と前記第二端子との各々端部同士が接続されている。
このように構成することで、モータ内部にリード線を引き回すことなく、レゾルバステータのコイルとコネクタとを電気的に接続することができる。
また、第二端子を絶縁チューブと比較して硬い絶縁材料である樹脂で被覆することができる。
さらに、レゾルバステータに一体成形されている第一端子の配置位置が変位しても、樹脂モールドされた第二端子の端部を第一端子に追随させることができる。
また、本発明では、前記第一端子、又は前記第二端子の何れか他方の端部に前記舌片部を受け入れ可能な一対の挟持片を形成し、前記舌片部は、前記挟持片の変位に対応して変形可能になっていることが望ましい。
この場合、前記第一端子の端部に前記一対の挟持片を形成し、前記第二端子の端部に前記舌片部を形成し、前記挟持片は前記ロータの軸方向に沿うように曲折形成され、前記舌片部は前記ロータの軸方向に沿って曲折したのち前記挟持片に交差する方向に向かって曲折形成されていてもよい。
このように構成することで、レゾルバステータに一体成形されている第一端子の配置位置が変位しても、樹脂モールドされた第二端子の端部を第一端子に追随させることができる。
本発明によれば、モータ内部にリード線を引き回すことなく、レゾルバステータのコイルとコネクタとを電気的に接続することができる。このため、コネクタを介して容易、且つ確実にレゾルバステータのコイルと外部機器とを電気的に接続することができ、組み立て作業の効率を向上させることができる。
また、第二端子を絶縁チューブと比較して硬い絶縁材料である樹脂で被覆することができる。このため、ブラケットの第二端子引き出し部分の防塵防水性を部品点数を増加させることなく、容易、且つ確実に向上させることができる。
また、レゾルバステータに一体成形されている第一端子の配置位置が変位しても樹脂モールドされた第二端子の端部を第一端子に追随させることができる。このため、例えば、レゾルバステータの角度位置を調整するためレゾルバステータを周方向に回転させても第一端子と第二端子の端部同士の接続状態を維持することが可能になると共に、レゾルバステータの角度位置の調整を簡易化することが可能になる。
本発明の実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す断面図である。 本発明の実施形態におけるブラケットの平面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明の実施形態におけるレゾルバステータの平面図である。 図4のB―B線に沿う断面図である。 図5のC矢視図である。 本発明の実施形態におけるブラケットの横断面図である。 本発明の実施形態におけるセンサ接続端子を示す側面図である。 本発明の実施形態におけるセンサ接続端子を示す平面図である。 本発明の実施形態における樹脂モールドされたセンサ接続端子を示す側面図である。 本発明の実施形態における樹脂モールドされたセンサ接続端子を示す平面図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
4 ロータ
6 ブラケット
18 レゾルバ
19 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
37 センサコネクタ(コネクタ)
43 コイル
47 ハーネス接続端子(第一端子)
49 挟持片
54 センサ接続端子(第二端子)
55 接続端子本体
56a,56b 端子ユニット
61 舌片部
65 樹脂モールド部(樹脂モールド)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるもので、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備える。モータハウジング2の開口部5には、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている。
モータハウジング2の周壁7には、ステータ3が内側から嵌合され固定されている。モータハウジング2のエンド部(底部)8には、径方向中央にボス部9が形成され、ここに軸受け10が圧入されている。この軸受け10に、ロータ4の回転軸11が回転自在に支持されている。
ステータ3は、略円筒状のステータコア12を有している。ステータコア12は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)13をロータ4の軸方向に複数枚積層したもので、コイル14を巻装するためのティース部15が放射状に複数形成されている。各ティース部15には、全周に渡って絶縁材であるインシュレータ16がそれぞれ装着され、このインシュレータ16上にコイル14が巻装されている。
ステータ3のエンド部8とは反対側には、ターミナル21が複数配設されたターミナルユニット22が設けられている。このターミナルユニット22は、ステータ3のコイル14から引き出されたステータ巻線23と、外部電源(不図示)とを電気的に繋ぐ役割を有する。また、ターミナル21の一端には、ステータ巻線23が接続されている。
ロータ4は、回転軸11のステータ3に対応する部位に永久磁石17を設け、回転軸11の軸受け10とは反対側に回転軸11の回転角度検出用のレゾルバ18を構成するレゾルバロータ19を設けたものである。永久磁石17は、周方向に沿って磁極が順番に変わるように着磁してある。
図1〜図3に示すように、ブラケット6は、樹脂製で略円盤状に形成される。ブラケット6のモータハウジング2側(図1における下側)には、モータハウジング2の周壁7に嵌合される筒状のハウジングインロー部28が設けられている。一方、ブラケット6のモータハウジング2とは反対側(図1における上側)には、減速機等に嵌合される筒状の減速機インロー部29が設けられている。この減速機インロー部29の外周面29aには、Oリング(不図示)を取り付けるためのOリング溝30が形成されている。
ブラケット6の径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔31が形成され、この挿通孔31内に、金属製で有底筒状の軸受けハウジング32がインサート成形されている。軸受けハウジング32は、このエンド部32aが減速機インロー部29側に位置するように配置してある。エンド部32aの径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔33が形成されている。軸受けハウジング32の周壁32bには、軸受け34が内嵌固定されている。この軸受け34に、ロータ4の回転軸11が回転自在に支持されている。
また、ブラケット6の軸受け34とは反対側には、レゾルバロータ19に対応する位置にレゾルバ18を構成するレゾルバステータ20が配設されている。このレゾルバステータ20には、ブラケット6に固定されているレゾルバホルダ35が外側から嵌合されている。レゾルバホルダ35は、金属製で有底筒状に形成される。このレゾルバホルダ35によって、ロータ4の軸方向、及び径方向に沿ったレゾルバステータ20の移動が規制される。レゾルバホルダ35のエンド部35aには、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔36が形成されている。
ブラケット6の外周面6aには、外部の制御回路(不図示)に接続されレゾルバステータ20からの電気信号を取り出すためのセンサコネクタ37と、外部電源(不図示)に接続されターミナルユニット22に電力を供給するためのパワーコネクタ38とが一体成形されている。パワーコネクタ38は、板状のパワー端子70を3個備えている。
各パワー端子70は、金属板からプレス加工等によって打ち抜かれ、ターミナルユニット22から露出する3つのターミナル21a,21a,21a(図2参照)まで延びるように形成されている。そして、各パワー端子70は、ターミナル21aに接続されている。これによって、ターミナルユニット22には、パワーコネクタ38を介して電源が供給される。
また、ブラケット6の外周面6aには、モータハウジング2を固定するための雌ネジ部24が2箇所、ブラシレスモータ1を減速機等に固定するためのボルト孔25が2箇所、それぞれロータ4の回転軸11を中心にして点対称に設けられている。ボルト孔25には、金属製のカラー27がインサート成形されている。
尚、ボルト孔25のピッチ円直径E1は、モータハウジング2の外径E2に対してE1=E2×1.4〜1.8であることが望ましい。
ここで、図4〜図6に示すように、レゾルバステータ20は、磁性材料からなるプレート39を積層して構成された略縁環状のコア40を有している。コア40の外径E3は、例えば、35mm〜39mm程度に設定されている。このとき、モータハウジング2の外径E2は、55mm〜70mmに設定することが望ましい。
このコア40には、径方向内側に向かって突出する複数のティース部41が放射状に等間隔で設けられている。これらティース部41には、絶縁材であるインシュレータ42を装着した上からコイル43が巻装されている。インシュレータ42は、平面視略円環状に形成されたインシュレータ本体44と、このインシュレータ本体44から径方向外側(図4における右側)に向かって延びする平面視略矩形の端子保持部45とが一体成形されて形成される。
尚、レゾルバステータ20をブラケット6に固定するレゾルバホルダ35の周壁35bには、インシュレータ42の端子保持部45に対応する部位に切り欠き部68が形成されている。レゾルバホルダ35の切り欠き部68に端子保持部45が嵌り込むことによって、レゾルバステータ20の、ロータ4回転方向への変位が規制される。
コイル43の巻線は、複数のティース部41に3つのコイルが形成されるように巻装されている。各コイル43の巻線の端部は、インシュレータ42の端子保持部45からロータ4の軸方向(図5における上下方向)に沿って突設された導電性の端子46に引き出されている。
この端子46は、コイル43の巻線の端部数に対応して6本設けられており、ここにそれぞれコイル43の巻線の端部が巻装されている。各端子46には、導電性のハーネス接続端子47(第一端子)が一体成形されている。レゾルバステータ20は、ハーネス接続端子47、コイル43の端部と端子46との接続箇所、及びコイル43の全体を覆うように樹脂でコーティングしてあり、接続箇所及び巻線を保護している。
ハーネス接続端子47は、断面略L字状に形成され、径方向(図5における左右方向)に延びる接続端子本体48と、この接続端子本体48の先端からロータ4の軸方向に沿って曲折して延びる一対の挟持片49,49とを一体成形することにより形成されている。
接続端子本体48の基端側には、コイル43が巻装されている端子46が設けられている。
また、接続端子本体48には、長手方向(図5における左右方向)中央から挟持片49寄りに幅広部50が形成され、幅広部50には孔51が形成されている。尚、インシュレータ42に形成されている端子保持部45には、接続端子本体48の孔51に対応する部位に軸方向に貫通する孔52が形成されている。
挟持片49,49は各々幅方向に並列するように形成され、これによってハーネス接続端子47の先端は二又状になっている。
図1、図2、図7、図8A及びBに示すように、ブラケット6の外周面6aに一体成形されているセンサコネクタ37には、外側端に、外部の制御回路に接続されている信号ケーブル(不図示)を接続可能な受け入れ口53が形成されている。この受け入れ口53には、センサ接続端子54(第二端子)がレゾルバステータ20のハーネス接続端子47の本数に対応して6本設けられている。
各センサ接続端子54は、金属材からプレス加工等によって打ち抜かれたもので、それぞれセンサコネクタ37の受け入れ口53からハーネス接続端子47まで延びする接続端子本体55を有している。これら接続端子本体55は、センサコネクタ37、及びブラケット6の形状に対応するように曲折しており、受け入れ口53側では信号ケーブル(不図示)に接続可能な3×2列に、レゾルバステータ20側ではハーネス接続端子47の配列に対応するように6×1列に配列されている。
すなわち、センサ接続端子54は、3本の接続端子本体55を並列配置した2つの端子ユニット56a,56bで構成され、これら2つの端子ユニット56a,56bがブラケット6内で軸方向に重ね合わさるように配置された状態になっている。
以下、2つの端子ユニット56a,56bのうち、下段側(図7における紙面奥側)に配置されている端子ユニット56bについて説明する。尚、上段側(図7における紙面手前側)に配置されている端子ユニット56aも下段側端子ユニット56bと同一構造を有している。
図8A及びBは、下段側に配置されている端子ユニット56bを示し、図8Aは側面図、図8Bは上面図を示す。
同図に示すように、接続端子本体55には、接続端子本体55よりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、この第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
一方、接続端子本体55のレゾルバステータ20側端(図8Bにおける上側端)には、接続端子本体55よりも段差により幅が小さく設定されている舌片部61が形成されている。舌片部61は断面略L字状に形成され、接続端子本体55から軸方向(図8Aにおける上下方向)に沿って曲折して延びる縦舌片部62と、この縦舌片部62から水平方向(図8Aにおける左右方向)に沿って曲折して延びる横舌片部63とが一連に形成されている。
このように形成された舌片部61は、横舌片部63がレゾルバステータ20のハーネス接続端子47先端に形成されている挟持片49,49と交差した状態になっている(図1参照)。すなわち、挟持片49,49間の幅W1(図6参照)は、舌片部61を受け入れ可能な大きさ、具体的には、舌片部61の幅W2と略一致するように設定されており、この挟持片49,49間に舌片部61が介在している。
図7、図9A及び図9Bに示すように、3本のセンサ接続端子54が一体化している端子ユニット56bは、接続端子本体55を被覆する樹脂モールド部65を有している。この樹脂モールド部65は、略矩形の断面を有するように形成され、平面視で端子ユニット56bの接続端子本体55に対応するように曲折している。
樹脂モールド部65には、上段側端子ユニット56aとの合わせ面65aに凸部66が2箇所設けられている。この凸部66は、上段側端子ユニット56aの樹脂モールド部との位置決めに用いられるもので、上段側端子ユニット56aの樹脂モールド部には、この凸部66に対応する部位に凹部が形成されている。凸部66の先端には、この凹部と容易に嵌合できるように面取り部67が形成されている。
このように、端子ユニット56a,56bは、センサ接続端子54の接続端子本体55を樹脂モールド部65で被覆し、各樹脂モールド部65を軸方向に重ね合わせた状態でブラケット6にインサート成形されている(図3参照)。
次に、ブラケット6へのレゾルバステータ20の取り付け方法について説明する。
図1、図3に示すように、まず、ブラケット6の挿通孔31にハウジングインロー部28側からレゾルバステータ20をセットする。次に、レゾルバホルダ35をハウジングインロー部28側からレゾルバステータ20に外側から嵌合し、このレゾルバホルダ35をブラケット6に仮固定する。このとき、レゾルバステータ20に設けられたハーネス接続端子47の先端の挟持片49,49間に、センサ接続端子54の舌片部61が挟持片49,49に対して交差した状態で介在している。
そして、レゾルバ18によるロータ4の回転角度の検出を高精度に行えるようにすべく、レゾルバステータ20の角度位置を挟持片49,49間に舌片部61が介在した状態のまま調整する。このとき、その角度位置の調整は、レゾルバステータ20をロータ4の回転方向に回転させることによって行う。
尚、レゾルバステータ20の回転は、ブラケット6に仮固定されているレゾルバホルダ35を回転させることにより行う。レゾルバホルダ35には、レゾルバステータ20の端子保持部45に対応する部位に切り欠き部68が形成されているため、レゾルバホルダ35を用いて容易にレゾルバステータ20を回転させることができる。また、一般的に、レゾルバステータ20の調整角度は、±5°以下である。
このように、レゾルバステータ20を回転させると、挟持片49,49間に介在されている舌片部61が挟持片49,49の変位に対応して変形する。ここで、舌片部61は、接続端子本体55よりも段差により幅が小さく設定されているため、その剛性が挟持片49,49よりも弱い。このため舌片部61を挟持片49,49の変位に対応して容易に変形させることができる。
レゾルバステータ20の角度位置調整が完了した後、レゾルバホルダ35をブラケット6に固定する。これにより、レゾルバステータ20のブラケット6への取り付けが完了する。
次に、ハーネス接続端子47の挟持片49,49と、センサ接続端子54の舌片部61とを互いに交差した状態で溶接する。これにより、各接続端子47,54同士の接続が完了する。
したがって、上述の実施形態によれば、ブラケット6にセンサコネクタ37を設け、このセンサコネクタ37のセンサ接続端子54がセンサコネクタ37からレゾルバステータ20のハーネス接続端子47まで延びているため、従来のようにブラシレスモータ1の内部にリード線を引き回すことなく、レゾルバステータ20のコイル43とセンサコネクタ37とを電気的に接続することができる。よって、センサコネクタ37を介して容易、且つ確実にレゾルバステータ20のコイル43と、外部の制御回路(不図示)とを電気的に接続することができ、組み立て作業の効率を向上させることができる。
また、センサ接続端子54の接続端子本体55が樹脂モールド部65で被覆されているため、各センサ接続端子54をブラケット6にインサート成形することができる。このため、ブラケット6のセンサ接続端子54引き出し部分の防塵防水性を、部品点数を増加させることなく、容易、且つ確実に向上させることができる。
さらに、センサ接続端子54の接続端子本体55を絶縁材である樹脂モールド部65で被覆することで、ブラケット6を樹脂で成形せずに、例えば導電性のアルミダイキャストで成形することも可能になる。
そして、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47の先端に一対の挟持片49,49を形成する一方、センサコネクタ37のセンサ接続端子54におけるレゾルバステータ20側先端に舌片部61を形成し、挟持片49,49間に舌片部61を介在させることで、両者49,61を容易に接続することができる。
しかも、舌片部61の幅W2を接続端子本体55の幅よりも小さく設定することにより、舌片部61の剛性を弱めることができる。このため、レゾルバステータ20の角度位置を調整するためにレゾルバステータ20をロータ4の回転方向に回転させても、挟持片49の変位に対応して舌片部61を容易に変形させることができる。よって、センサ接続端子54を従来のリード線と比較して硬い金属板で形成し、且つそのセンサ接続端子54を樹脂モールドしても、各々接続端子47,54同士を接続させた状態のまま、容易にレゾルバステータ20の角度位置調整を行うことができる。
また、ブラケット6に形成されているボルト孔25のピッチ円直径E1をモータハウジング2の外径E2に対してE1=E2×1.4〜1.8とし、例えば、レゾルバステータ20のコア40の外径E3が35mm〜39mm程度に設定されているとき、モータハウジング2の外径E2を55mm〜70mmに設定することで、ブラシレスモータ1の外部機器(例えば、減速機)への取り付けスペースを有効活用することが可能になる。このため、モータハウジング2内にレイアウトされるステータ3やロータ4の設計自由度を高めることが可能になり、結果的にブラシレスモータ1の小型化を図ることが可能になる。
尚、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47の先端に一対の挟持片49,49を形成する一方、センサコネクタ37のセンサ接続端子54におけるレゾルバステータ20側先端に舌片部61を形成した場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47の先端に変形可能な舌片部61を形成する一方、センサコネクタ37のセンサ接続端子54におけるレゾルバステータ20側先端に一対の挟持片49,49を形成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備え、モータハウジング2の開口部5に、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、ブラシレスモータは、筒状のモータハウジングの開口部両端をブラケットで閉塞してある構造であってもよい。
そして、上述の実施形態では、ステータコア12の内周側にティース部15が周方向に沿って等間隔に突設されている場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ティース部15を周方向に分割可能に構成してもよいし、ティース部15が軸方向に捩れるようにスキュー角を有する形状であってもよい。
また、上述の実施形態では、レゾルバステータ20を回転させる際に、ブラケット6に仮固定されているレゾルバホルダ35を回転させることにより行う場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、レゾルバステータ20単体を直接回転させてもよい。
本発明のブラシレスモータによれば、容易、且つ確実にレゾルバステータのコイルと外部機器とを電気的に接続することができ、組み立て作業の効率を向上させることができる。

Claims (3)

  1. ロータと、
    前記ロータを回転自在に支持するブラケットと、
    前記ロータに設けられたレゾルバロータと、前記ブラケットに対して回転可能に配置されたレゾルバステータからなり、前記ロータの回転角度を検出するためのレゾルバと、
    前記レゾルバステータに巻装されているコイルに接続され、前記レゾルバステータと一体成形されている複数の第一端子と、
    前記ブラケットに設けられたコネクタの複数の第二端子とを備え、
    これら第一端子と第二端子と電気的に接続し、
    前記ロータを回転させたときに、前記ロータに固定された前記レゾルバのレゾルバロータの回転角度に応じて前記レゾルバに発生した信号が前記コネクタを通して出力されるように構成されているブラシレスモータであって、
    前記複数の第二端子は、
    金属材から打ち抜き加工された接続端子本体と、
    前記接続端子本体を被覆する樹脂モールド部を有し、
    前記接続端子本体が、それぞれ前記コネクタから前記第一端子まで延在し、且つ前記第一端子の配置に対応して配列された状態で前記樹脂モールド部により樹脂モールドされた端子ユニットとして一体化されており、
    前記第一端子、又は前記第二端子の何れか一方の端部に幅を小さく設定して前記接続端子本体よりも剛性を弱めた舌片部を形成し、
    前記第一端子と前記第二端子との各々端部同士が接続されているブラシレスモータ。
  2. 前記第一端子、又は前記第二端子の何れか他方の端部に前記舌片部を受け入れ可能な一対の挟持片を形成し、
    前記舌片部は、前記挟持片の変位に対応して変形可能になっている請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記第一端子の端部に前記一対の挟持片を形成し、前記第二端子の端部に前記舌片部を形成し、
    前記挟持片は前記ロータの軸方向に沿うように曲折形成され、前記舌片部は前記ロータの軸方向に沿って曲折したのち前記挟持片に交差する方向に向かって曲折形成されている請求項2に記載のブラシレスモータ。
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