JP2016103944A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーホルダの強度が低下することを抑制しつつ、小型化できる構造を有するモータを提供する。【解決手段】本発明のモータの一つの態様において、バスバーアッシーは、ステータと電気的に接続されるバスバーと、バスバーを保持するバスバーホルダと、を有する。バスバーホルダは、ステータのリア側の端部を囲む筒状の本体部を有する。本体部は、径方向内側にステータの一部が位置する大径部と、大径部のリア側に位置し、大径部よりも外径が小さい小径部と、大径部と小径部とを接続し、フロント側からリア側に向かって外径が小さくなる本体テーパ部と、を有する。カバーは、本体部のリア側の端部を囲むカバー筒状部を有する。カバー筒状部は、フロント側からリア側に向かって外径が小さくなるカバーテーパ部を有する。カバーテーパ部と本体テーパ部とは、径方向において、少なくとも一部が重なる。【選択図】図1

Description

本発明は、モータに関する。
例えば、特許文献1には、バスバーが設けられた筒状のホルダーを備えたモータが記載されている。
特許第5386958号公報
上記のようなモータにおいては、ステータの一部がホルダーの内側に挿入されている。このようなモータを小型化する場合、ホルダーにおけるステータが挿入されていない部分の径方向の寸法を小さくし、ホルダーを段形状とする方法が考えられる。
しかし、径方向の寸法を小さくすることで、ホルダーの厚みが薄くなり、ホルダーの強度が低下する場合があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて、バスバーホルダの強度が低下することを抑制しつつ、小型化できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
本発明のモータの一つの態様は、一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置した状態で前記ステータまたは前記ハウジングに固定されるバスバーアッシーと、前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、を備え、前記バスバーアッシーは、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーを保持するバスバーホルダと、を有し、前記バスバーホルダは、前記ステータの前記第2の側の端部を囲む筒状の本体部を有し、前記本体部は、径方向内側に前記ステータの一部が位置する大径部と、前記大径部の前記第2の側に位置し、前記大径部よりも外径が小さい小径部と、前記大径部と前記小径部とを接続し、前記第1の側から前記第2の側に向かって外径が小さくなる本体テーパ部と、を有し、前記カバーは、前記本体部の前記第2の側の端部を囲むカバー筒状部を有し、前記カバー筒状部は、前記第1の側から前記第2の側に向かって外径が小さくなるカバーテーパ部を有し、前記カバーテーパ部と前記本体テーパ部とは、径方向において、少なくとも一部が重なる。
本発明の一つの態様によれば、バスバーホルダの強度が低下することを抑制しつつ、小型化できる構造を有するモータが提供される。
図1は、本実施形態のモータを示す断面図である。 図2は、本実施形態のモータを示す部分拡大断面図である。 図3は、本実施形態のバスバーアッシーを示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向(一方向)と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示すバスバーアッシー60の長さ方向と平行な方向、すなわち、図1の左右方向とする。Y軸方向は、バスバーアッシー60の幅方向と平行な方向、すなわち、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,第2の側)を「リア側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,第1の側)を「フロント側」と呼ぶ。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と呼ぶ。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
図1は、本実施形態のモータ10を示す断面図である。図2は、モータ10の部分を示す断面図であって、図1の部分拡大図である。図3は、バスバーアッシー60を示す平面図である。
本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータである。モータ10は、図1に示すように、ハウジング21と、カバー22と、シャフト31を有するロータ30と、ステータ40と、フロントベアリング(第1の軸受)51と、リアベアリング(第2の軸受)52と、回路基板71を有する制御装置70と、バスバーアッシー60と、フロント側Oリング81と、リア側Oリング82と、オイルシール80と、を備える。
ロータ30とステータ40とフロントベアリング51とオイルシール80とはハウジング21に収容されている。ハウジング21は、リア側(+Z側)に開口しており、ハウジング21の開口部には、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部が挿入されている。バスバーアッシー60は、リアベアリング52を保持する。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって軸方向(Z軸方向)の両側を支持されている。
カバー22は、バスバーアッシー60のリア側(+Z側)の少なくとも一部を覆い、ハウジング21に固定されている。制御装置70は、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー60とハウジング21との間に設けられている。リア側Oリング82は、バスバーアッシー60とカバー22との間に設けられている。以下、各部品について詳細に説明する。
[ハウジング]
ハウジング21は、ステータ40とフロントベアリング51とを保持する筒状の部材である。本実施形態においてハウジング21は、両端が開口した多段の円筒形状である。ハウジング21の材質は、例えば、金属である。
ハウジング21は、フロント側フランジ部23と、バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を軸方向(Z軸方向)に沿って、リア側(+Z側)からフロント側(−Z側)へと、この順に有する。バスバーアッシー挿入部21aと、ステータ保持部21bと、フロントベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dとは、それぞれ同心の円筒形状であり、直径はこの順に小さくなる。
フロント側フランジ部23は、バスバーアッシー挿入部21aのリア側(+Z側)の端部から径方向外側に拡がる。
バスバーアッシー挿入部21aは、バスバーアッシー60のフロント側(−Z側)の端部を中心軸Jの径方向外側から囲む。すなわち、バスバーアッシー60のフロント側の端部は、ハウジング21の内側に位置する。
ステータ保持部21bの内側面には、ステータ40の外側面、すなわち、後述するコアバック部41の外側面が嵌合されている。これにより、ハウジング21には、ステータ40が保持される。
フロントベアリング保持部21cは、フロントベアリング51を保持する。本実施形態においては、フロントベアリング保持部21cの内側面とフロントベアリング51の外側面とが嵌合されている。
オイルシール保持部21dの内部には、オイルシール80が保持されている。
[ロータ]
ロータ30は、シャフト31と、ロータコア32と、ロータマグネット33と、を有する。
シャフト31は、一方向(Z軸方向)に延びる中心軸Jを中心とする。シャフト31は、フロントベアリング51とリアベアリング52とによって、軸周り(±θ方向)に回転可能に支持されている。シャフト31のフロント側(−Z側)の端部は、ハウジング21の外部に突出している。オイルシール保持部21dにおいてシャフト31の軸周りには、オイルシール80が設けられている。
ロータコア32は、シャフト31を軸周り(θ方向)に囲んで、シャフト31に固定されている。
ロータマグネット33は、ロータコア32の軸周りに沿った外側面に固定されている。
ロータコア32及びロータマグネット33は、シャフト31と一体となって回転する。
[ステータ]
ステータ40は、ロータ30を軸周り(θ方向)に囲み、ロータ30を中心軸J周りに回転させる。ステータ40は、コアバック部41と、ティース部42と、コイル43と、ボビン44と、を有する。
コアバック部41の形状は、シャフト31と同心の円筒状である。
ティース部42は、コアバック部41の内側面からシャフト31に向かって延びている。ティース部42は、複数設けられ、コアバック部41の内側面の周方向に均等な間隔で配置されている。
コイル43は、導電線43aが巻き回されて構成される。コイル43は、ボビン44に設けられている。
ボビン44は、各ティース部42に装着されている。
[フロントベアリング及びリアベアリング]
フロントベアリング51は、ステータ40のフロント側(−Z側)に配置されている。フロントベアリング51は、ハウジング21のフロントベアリング保持部21cに保持されている。
リアベアリング52は、ステータ40のフロント側(−Z側)と反対のリア側(+Z側)に配置されている。リアベアリング52は、後述するバスバーホルダ61のリアベアリング保持部65に保持されている。
フロントベアリング51とリアベアリング52とは、ロータ30のシャフト31を支持している。
フロントベアリング51及びリアベアリング52の構成は、特に限定されず、いかなる公知のベアリングを用いてもよい。
[オイルシール]
オイルシール80は、オイルシール保持部21dの内部に、シャフト31の軸周り(θ方向)に装着される。オイルシール80は、ハウジング21のオイルシール保持部21dとシャフト31との間からハウジング21内に水や油等が侵入することを抑制する。オイルシール80の構成は、特に限定されず、いかなる公知のオイルシールを用いてもよい。
[カバー]
カバー22は、ハウジング21のリア側(+Z側)に取り付けられている。カバー22の材質は、例えば、金属である。本実施形態においてカバー22は、例えば、金属板をプレス加工することで製造される。カバー22は、カバー筒状部22aと、蓋部22bと、リア側フランジ部24と、を有する。
カバー筒状部22aは、フロント側(−Z側)に開口する筒状である。カバー筒状部22aは、バスバーアッシー60、より詳細には後述するバスバーホルダ61の本体部62のリア側(+Z側)の端部を径方向外側から囲む。本実施形態においてカバー筒状部22aは、後述する本体部62の小径部68c及び本体テーパ部68bを径方向外側から囲む。カバー筒状部22aは、フロント側フランジ部23及びリア側フランジ部24を介して、ハウジング21におけるバスバーアッシー挿入部21aのリア側の端部と連結されている。
カバー筒状部22aは、カバー嵌合部22cと、カバーテーパ部22dと、を有する。
カバー嵌合部22cは、軸方向(Z軸方向)に延びている。本実施形態においてカバー嵌合部22cの外径は、軸方向の全体に亘って同じである。本実施形態においてカバー嵌合部22cの内径は、軸方向の全体に亘って同じである。カバー嵌合部22cの径方向内側には、後述する本体部62の小径部68cが嵌め合わされている。本実施形態においてカバー嵌合部22cには、例えば、小径部68cが圧入されている。
カバーテーパ部22dは、カバー嵌合部22cのフロント側(−Z側)に接続されている。言い換えると、カバー嵌合部22cは、カバーテーパ部22dのリア側(+Z側)に接続されている。カバーテーパ部22dの外側面及び内側面は、テーパ形状である。カバーテーパ部22dの外側面と、カバーテーパ部22dの内側面とは、互いに沿って設けられている。
カバーテーパ部22dは、フロント側からリア側に向かって外径が小さくなっている。カバーテーパ部22dにおけるリア側の端部の外径は、カバー嵌合部22cの外径と同じである。本実施形態においてカバーテーパ部22dの内径は、外径と同様に、フロント側からリア側に向かって小さくなる。カバーテーパ部22dにおけるリア側の端部の内径は、カバー嵌合部22cの内径と同じである。
蓋部22bは、カバー筒状部22aのリア側(+Z側)の端部、より詳細にはカバー嵌合部22cのリア側の端部に接続されている。本実施形態において蓋部22bは、平板状である。
リア側フランジ部24は、カバー筒状部22aのフロント側(−Z側)の端部、より詳細にはカバーテーパ部22dのフロント側の端部から径方向外側に拡がる。
ハウジング21とカバー22とは、フロント側フランジ部23とリア側フランジ部24とが重ね合わされて接合されている。
[バスバーアッシー]
バスバーアッシー60は、ステータ40に駆動電流を供給するユニットである。バスバーアッシー60は、バスバーホルダ61と、配線部材92と、バスバー91と、を有する。
(バスバーホルダ)
バスバーホルダ61は、バスバー91及び配線部材92を保持する樹脂製のホルダである。バスバーホルダ61のリア側(+Z側)は、カバー22のカバー筒状部22aに収容されている。本実施形態においては、バスバーホルダ61は、例えば、カバー筒状部22aのカバー嵌合部22cに圧入されている。バスバーホルダ61のフロント側(−Z側)は、ハウジング21のバスバーアッシー挿入部21aに収容されている。
バスバーホルダ61を構成する材料は、絶縁性を有する樹脂である範囲において特に限定されない。バスバーホルダ61は、例えば、射出成形によって、単一の部材として製造される。バスバーホルダ61は、図3に示すように、本体部62と、コネクタ部63と、リアベアリング保持部65と、連結部66a,66b,66c,66dと、を有する。
本体部62は、図1から図3に示すように、リア側(+Z側)に開口部62aを有し、中心軸Jを周方向(θ方向)に囲む筒状である。本体部62は、ロータ30のリア側の端部及びステータ40のリア側の端部を、周方向に囲んでいる。すなわち、本体部62のフロント側(−Z側)における内側には、ロータ30及びステータ40のリア側の一部が位置している。
本体部62は、図3に示すように、大径部68aと、小径部68cと、本体テーパ部68bと、接続端子保持部64と、コネクタ連結部68dと、を有する。
小径部68cの中心軸Jに垂直な断面(XY断面)の形状、及び平面視(XY面視)形状は、リアベアリング保持部65と同心で中心角φが240°以上の円弧形状である。大径部68a及び本体テーパ部68bについても同様である。
大径部68aは、小径部68cよりも外径が大きい部分である。本実施形態において大径部68aは、ハウジング21、より詳細にはハウジング21のバスバーアッシー挿入部21aの内側に位置している。大径部外側面69aには、フロント側Oリング保持部62eが設けられている。フロント側Oリング保持部62eには、フロント側Oリング81が嵌め込まれている。
大径部68aの内側面には、リア側(+Z側)からフロント側へ大径部68aの内径が大きくなる段差部62iが設けられている。段差部62iの軸方向(Z軸方向)と直交する段差面は、ステータ40のコアバック部41のリア側(+Z側)の端部と接触している。これにより、大径部68aは、軸方向に位置決めされている。
大径部68aの径方向内側には、ステータ40の一部が位置している。大径部68aにおける段差部62iよりもフロント側(−Z側)位置する部分の内側には、ステータ40におけるコアバック部41のリア側(+Z側)の端部が嵌合されている。これにより、大径部68aは、径方向に位置決めされている。
大径部68aは、大径部外側面69aに設けられたフロント側Oリング81を介してハウジング21から径方向内側に力を受け、ステータ40のコアバック部41に押し付けられている。これにより、大径部68aはステータ40に対して固定される。
したがって、本実施形態においてバスバーアッシー60は、フロント側(−Z側)の端部、すなわち、大径部68aがハウジング21の内側に位置した状態でステータ40に固定されている。
小径部68cは、大径部68aよりも外径が小さい部分である。小径部68cは、大径部68aのリア側(+Z側)に位置している。小径部68cの小径部外側面69cは、軸方向に延びている。すなわち、小径部68cは、軸方向(Z軸方向)に延びている。本実施形態において小径部68cの外径は、軸方向の全体に亘って同じである。小径部68cは、上述したように、カバー22のカバー嵌合部22cに嵌め合わされている。
小径部68cのリア側の面、すなわち、本体部62のリア側の本体部リア面62cには、溝部62fがある。溝部62fは、図3に示すように、開口部62aを囲む本体部62の外形に沿って設けられている。図2に示すように、溝部62fには、リア側Oリング82が嵌め込まれる。すなわち、カバー22とバスバーホルダ61との間には、リア側Oリング82が設けられている。
本体テーパ部68bは、テーパ部外側面69bがテーパ面である部分である。本体テーパ部68bは、大径部68aと小径部68cとを接続する。本体テーパ部68bは、軸方向(Z軸方向)において大径部68aと小径部68cとの間に設けられている。本体テーパ部68bの外径は、フロント側(−Z側)からリア側(+Z側)に向かって小さくなる。本体テーパ部68bのテーパ部外側面69bの軸方向に対する傾きは、カバーテーパ部22dの内側面の軸方向に対する傾きよりも小さい。
本実施形態においては、本体テーパ部68bにおけるフロント側の端部の外径は、大径部68aのリア側の端部の外径と同じである。本体テーパ部68bにおけるリア側の端部の外径は、小径部68cのフロント側の端部の外径と同じである。
本体テーパ部68bの少なくとも一部は、カバー22のカバーテーパ部22dの径方向内側に位置する。すなわち、カバーテーパ部22dと本体テーパ部68bとは、径方向において、少なくとも一部が重なる。本体テーパ部68bは、カバーテーパ部22dと径方向内側に離れた位置に設けられている。すなわち、カバーテーパ部22dと本体テーパ部68bとの径方向の間には、空隙AR1が設けられている。
本実施形態においては、上述したように本体テーパ部68bのテーパ部外側面69bの軸方向に対する傾きが、カバーテーパ部22dの内側面の軸方向に対する傾きよりも小さい。そのため、空隙AR1は、フロント側(−Z側)からリア側(+Z側)に向かに従って、径方向の寸法が小さくなる。
なお、本明細書において、大径部68aの外径が小径部68cの外径よりも大きいとは、大径部68aの最大の外径が、小径部68cの最大の外径よりも大きいことを含む。すなわち、大径部68aの外径が小径部68cの外径よりも大きいとは、大径部68aの最大の外径が小径部68cの最大の外径よりも大きければ、大径部68aの一部の外径が、小径部68cの最大の外径よりも小さい場合も含む。
大径部68a及び本体テーパ部68bの径方向内側には、ステータ挿入部62dが設けられている。ステータ挿入部62dは、本体部62の本体部内側面62bが径方向外側に窪んだ部分である。ステータ挿入部62dの内部には、ステータ40の一部が位置する。
ステータ挿入部62dは、ステータ40と軸方向(Z軸方向)に対向する軸方向対向面(対向面)62gと、ステータ40と径方向に対向する径方向対向面62hと、で構成されている。すなわち、本体部62は、ステータ40と軸方向に対向する軸方向対向面62gと、ステータ40と径方向に対向する径方向対向面62hと、を有する。
なお、本明細書において、軸方向に対向する、とは、軸方向に視た際に対象同士が少なくとも一部で重なり合うことを含む。また、径方向に対向する、とは、径方向に視た際に対象同士が少なくとも一部で重なり合うことを含む。
軸方向対向面62gは、例えば、軸方向(Z軸方向)と直交する面である。軸方向対向面62gは、径方向対向面62hのリア側(+Z側)の端部62jから径方向内側に延びている。本実施形態において軸方向対向面62gは、本体テーパ部68bに設けられている。軸方向対向面62gは、本体テーパ部68bのリア側の端部よりもフロント側(−Z側)に位置している。軸方向対向面62gは、カバー筒状部のフロント側(−Z側)の端部、すなわち、本実施形態では本体テーパ部68bのフロント側の端部よりもリア側(+Z側)に位置している。
径方向対向面62hは、例えば、径方向と直交する面である。本実施形態において径方向対向面62hは、大径部68aの内側面と、本体テーパ部68bの内側面の一部と、からなる。
接続端子保持部64は、図1及び図3に示すように、後述する回路基板接続端子95を保持する部分である。接続端子保持部64は、本体部62の本体部内側面62bから径方向内側に突出する略直方体形状の部分である。より詳細には、接続端子保持部64は、図3に示すように、コネクタ連結部68dの内側面から、コネクタ部63が延びる向きと逆向き(−X向き)に延びている。
コネクタ連結部68dは、コネクタ部63と連結される部分である。コネクタ連結部68dは、接続端子保持部64とコネクタ部63とを接続している。
コネクタ部63は、図示しない外部電源と接続される部分である。コネクタ部63は、コネクタ連結部68dの外側面の一部から、中心軸Jの径方向外側(+X側)に向かって延びており、径方向外側(+X側)に開口した概略直方体の筒状である。すなわち、コネクタ部63は、本体部62から中心軸Jの径方向外側に突出している。図1に示すように、バスバーホルダ61のコネクタ部63の全体は、カバー22の外部に露出している。
コネクタ部63には、バスバーホルダ61の長さ方向の一方側(+X側)に開口する電源用開口部63aがある。電源用開口部63aの底面には、バスバー91と、配線部材92と、が突出して設けられている。
リアベアリング保持部65は、本体部62の径方向内側に設けられている。リアベアリング保持部65は、図1に示すように、リアベアリング52を保持する。
連結部66a,66b,66c,66dは、図3に示すように、本体部62と、本体部62の内側に設けられたリアベアリング保持部65と、を連結する。
連結部66a〜66dは、リアベアリング保持部65の周りに、周方向に間隔を空けて配置されている。
連結部66a〜66dが周方向に間隔を空けて設けられていることにより、本体部62に対してリアベアリング保持部65が傾くことを抑制でき、リアベアリング保持部65をより安定して配置できる。これにより、シャフト31の軸精度を向上できる。本実施形態のように空隙AR1が設けられている構成では、モータ10の回転による振動でバスバーホルダ61が振動しシャフト31が振れる虞があるため、シャフト31の軸精度を向上できる効果を特に大きく得られる。
周方向に隣り合う連結部66a〜66d同士の間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。すなわち、リアベアリング保持部65と本体部62との間には、間隙66e,66f,66g,66hが設けられている。間隙66eは、連結部66aと、連結部66bと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66fは、連結部66bと、連結部66cと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66gは、連結部66cと、連結部66dと、本体部62と、リアベアリング保持部65とによって形成されている。間隙66hは、連結部66dと、リアベアリング保持部65と、連結部66aと、本体部62とによって形成されている。
間隙66eが設けられる位置は、平面視において後述するステータ接続端子91a,91bを含む位置である。間隙66fが設けられる位置は、平面視において後述するステータ接続端子91c,91dを含む位置である。間隙66gが設けられる位置は、平面視において後述するステータ接続端子91e,91fを含む位置である。間隙66hが設けられる位置は、平面視において後述する回路基板接続端子95を含む位置である。
(配線部材)
配線部材92は、図1及び図2に示すように、バスバーホルダ61に、部分的に埋め込まれて保持されている。配線部材92は、図示しない外部電源と回路基板71とを電気的に接続する。配線部材92は、複数設けられている。配線部材92は、外部接続端子94と、回路基板71と接続される回路基板接続端子95と、を有する。外部接続端子94及び回路基板接続端子95は、バスバーホルダ61から露出している。
外部接続端子94は、図1に示すように、コネクタ部63に設けられている。外部接続端子94は、コネクタ部63の電源用開口部63aの底面から突出して設けられている。外部接続端子94は、図示しない外部電源と電気的に接続される。
回路基板接続端子95は、接続端子保持部64の径方向内側の保持部内側面64aから径方向内側に突出している。回路基板接続端子95は、回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aに接続されている。
(バスバー)
バスバー91は、ステータ40と電気的に接続され、ステータ40に駆動電流を供給する。図示は省略するが、バスバー91は、例えば、3つ設けられている。
バスバー91は、バスバー本体部91gと、バスバー外部接続端子91hと、を有する。また、3つのバスバー91は、図3に示すように、ステータ接続端子91a,91b,91c,91d,91e,91fと、を有する。
図1に示すバスバー本体部91gは、図示は省略するが、例えば、円環状である。バスバー本体部91gは、バスバーホルダ61に保持されている。バスバー本体部91gは、例えば、バスバーホルダ61の本体部62に埋め込まれている。
バスバー外部接続端子91hは、バスバー本体部91gから径方向外側に直線的に延びている。本実施形態においてバスバー外部接続端子91hは、ハウジング21よりもリア側(+Z側)に位置している。より詳細には、バスバー外部接続端子91hの全体は、ハウジング21におけるコネクタ連結部68dと軸方向(Z軸方向)に重なる部分よりもリア側に位置している。
バスバー外部接続端子91hの径方向外側の端部は、コネクタ部63の電源用開口部63aの底面から突出して設けられている。これにより、バスバー外部接続端子91hの一部、すなわち、径方向外側の端部は、外部に露出している。言い換えると、バスバー外部接続端子91hは、コネクタ部63に設けられる。外部に露出したバスバー外部接続端子91hの部分には、図示しない外部電源が接続される。これにより、バスバー外部接続端子91hは、外部電源と電気的に接続される。
本実施形態においてステータ接続端子は、一つのバスバー91に2つずつ設けられている。より詳細には、ステータ接続端子は、一つのバスバー本体部91gから2つずつ延びている。本実施形態においてバスバー91は、例えば、3つ設けられている。そのため、図3に示すように、6つのステータ接続端子、すなわち、ステータ接続端子91a〜91fが設けられている。
ステータ接続端子91a〜91fは、図1に示すように、バスバー本体部91gの径方向内側に設けられている。本実施形態においてステータ接続端子91a〜91fは、バスバーホルダ61から突出している。
ステータ接続端子91cは、図2に示すように、ステータ40のコイル43とコイル接続部96cとを繋ぐコイル配線98を把持している。コイル配線98は、間隙66fを介して、コイル43とコイル接続部96cとを接続する。これにより、バスバー91は、ステータ40と電気的に接続される。コイル配線98は、コイル43を構成する導電線43aの一部であってもよいし、コイル43を構成する導電線43aとは別の部材であってもよい。ステータ接続端子91a,91b,91d〜91fの構成は、ステータ接続端子91cの構成と同様である。
[制御装置]
図1に示す制御装置70は、モータ10の駆動を制御する。制御装置70は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。すなわち、モータ10は、回路基板71と、回転センサ72と、センサマグネット保持部材73aと、センサマグネット73bと、を備える。
回路基板71は、シャフト31のリア側(+Z側)の延長上に配置されている。回路基板71は、軸方向(Z軸方向)において、リアベアリング52とカバー22との間に配置されている。回路基板71は、バスバーホルダ61に設けられた複数の回路基板支持部67によって支持されている。
回路基板71の主面、すなわち、フロント側(−Z側)の回路基板フロント面71b及びリア側(+Z側)の回路基板リア面71aは、軸方向(Z軸方向)と交差する。本実施形態においては、回路基板71の主面は、軸方向と直交する。回路基板71の回路基板リア面71aは、カバー22のカバーフロント面22eと対向している。
回路基板71の主面の少なくとも一方には、図示しないプリント配線が設けられている。回路基板71のリア側(+Z側)の回路基板リア面71aには、配線部材92の回路基板接続端子95が接続されている。回路基板71は、モータ駆動信号を出力する。
図1に示すセンサマグネット保持部材73aは、円環状の部材である。センサマグネット保持部材73aは、中央の孔がシャフト31のリア側(+Z側)の端部の小径部分に嵌合されることで位置決めされ、シャフト31に取り付けられている。センサマグネット保持部材73aは、シャフト31とともに回転可能である。
センサマグネット73bは、円環状であり周方向にN極とS極とが交互に配置されている。センサマグネット73bは、センサマグネット保持部材73aの外周面に嵌合されている。これにより、センサマグネット73bは、リアベアリング52のリア側(+Z側)において、シャフト31にセンサマグネット保持部材73aを介して間接的に保持される。センサマグネット73bは、シャフト31とともに回転可能である。
回転センサ72は、回路基板71のフロント側(−Z側)の回路基板フロント面71bに取り付けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bと軸方向(Z軸方向)に対向する位置に設けられている。回転センサ72は、センサマグネット73bの磁束の変化を検出する。回転センサ72は、図示は省略するが、例えば、3つ設けられている。
[フロント側Oリング及びリア側Oリング]
フロント側Oリング81は、ハウジング21の内側に設けられている。フロント側Oリング81は、バスバーホルダ61のフロント側Oリング保持部62eに保持されている。フロント側Oリング81は、ハウジング21の内側面と、本体部62の外側面とに一周に亘り接触している。すなわち、フロント側Oリング81は、一周に亘り本体部62とハウジング21とに接触する。フロント側Oリング81は、バスバーアッシー挿入部21aの内側面から応力を受けている。
リア側Oリング82は、カバー22の内側に設けられている。リア側Oリング82は、本体部62の溝部62fに嵌め込まれている。リア側Oリング82の全周は、カバー22の蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22eと接触している。リア側Oリング82は、蓋部22bのフロント側(−Z側)のカバーフロント面22eから応力を受けている。
フロント側Oリング81及びリア側Oリング82の構成は、特に限定されず、いかなる公知のOリングを用いてもよい。本実施形態においては、フロント側Oリング81及びリア側Oリング82は、例えば、丸断面を有する細長いシリコンゴムをリング状に加工して製造されている。
モータ10には、コネクタ部63を介して、外部電源が接続される。接続された外部電源は、コネクタ部63が有する電源用開口部63aの底面から突出するバスバー91及び配線部材92と電気的に接続される。これにより、バスバー91及び配線部材92を介して、ステータ40のコイル43及び回転センサ72に駆動電流が供給される。コイル43に供給される駆動電流は、例えば、回転センサ72によって計測されるロータ30の回転位置に応じて制御される。コイル43に駆動電流が供給されると、磁場が発生し、この磁場によってシャフト31を有するロータ30が回転する。このようにして、モータ10は、回転駆動力を得る。
本実施形態によれば、バスバーホルダ61の本体部62は、内側にステータ40の一部が位置する大径部68aと、大径部68aよりも外径が小さい小径部68cと、を有している。そのため、小径部68cにおいてバスバーホルダ61を径方向に小型化できる。
また、本実施形態によれば、本体部62は、大径部68aと小径部68cとを接続し、フロント側からリア側に向かって外径が小さくなる本体テーパ部68bを有している。そのため、本体部62における大径部68aと小径部68cとの間において、外径が大きくなることを抑制しつつ、本体部62の径方向の厚みをある程度確保することができる。これにより、本体部62が小径部68cを有することでバスバーホルダ61を径方向に小型化した場合であっても、本体部62、すなわち、バスバーホルダ61の強度が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、カバー22は、カバー筒状部22aを有する。カバー筒状部22aは、フロント側からリア側に向かって外径が小さくなるカバーテーパ部22dを有する。カバーテーパ部22dと本体テーパ部68bとは、径方向において、少なくとも一部が重なる。そのため、カバー22における本体テーパ部68bの径方向外側を囲む部分の形状を、本体テーパ部68bの形状にある程度沿った形状とできる。これにより、モータ10を径方向に小型化することができる。
以上により、本実施形態によれば、バスバーホルダ61の強度が低下することを抑制しつつ、小型化できる構造を有するモータが得られる。
また、本実施形態によれば、本体部62は、ステータ40と軸方向に対向する軸方向対向面62gを有する。軸方向対向面62gは、カバー筒状部22aのフロント側の端部よりもリア側に位置する。
このような構成において、例えば、バスバーホルダ61を段形状とすると、ステータ挿入部62dが小径部68cと径方向に重なりやすい。そのため、よりバスバーホルダ61の強度が低下しやすい虞があった。
これに対して、本実施形態によれば、本体テーパ部68bが設けられていることで、バスバーホルダ61の強度が低下することを抑制できる。したがって、軸方向対向面62gがカバー筒状部22aのフロント側の端部よりもリア側に位置する構成において、バスバーホルダ61の強度低下を抑制する効果を、特に大きく得られる。
また、例えば、軸方向対向面62gが本体テーパ部68bよりもリア側に位置する場合、ステータ挿入部62dと径方向に重なる部分において、小径部68cの径方向の厚みが薄くなり、バスバーホルダ61の強度が低下する問題があった。
これに対して、本実施形態によれば、軸方向対向面62gは、本体テーパ部68bのリア側の端部よりもフロント側に位置する。そのため、小径部68cの厚みが薄くなることを抑制できる。その結果、本実施形態によれば、バスバーホルダ61の強度が低下することをより抑制できる。
また、本実施形態によれば、バスバー外部接続端子91hは、ハウジング21よりもリア側に位置する。そのため、バスバー外部接続端子91hを、バスバー本体部91gから径方向外側に直線的に延びた形状とできる。これにより、本実施形態によれば、バスバー外部接続端子91hの製造が容易である。
また、バスバー外部接続端子91hがハウジング21よりもリア側に位置する場合、ハウジング21よりもリア側に位置するバスバーアッシー60の部分の軸方向の寸法が大きくなりやすい。これにより、バスバーアッシー60のリア側を覆うカバー22、より詳細には、カバー筒状部22aの軸方向の寸法が大きくなりやすい。この場合において、例えば、カバー筒状部22aの全体が軸方向に直線的に延びる形状であると、カバー筒状部22aを製造する際に、絞り加工を複数回行う深絞り加工を行う必要が生じやすい。そのため、カバー22の製造に手間が掛かり、モータ10の生産性が低下する虞があった。
これに対して、本実施形態によれば、カバー筒状部22aは、カバーテーパ部22dを有している。そのため、カバー筒状部22aのうち軸方向に直線的に延びるカバー嵌合部22cの軸方向の寸法を小さくできる。これにより、例えば、カバー筒状部22aを絞り加工によって製造する場合、加工が深絞り加工となることを抑制できる、あるいは、絞り加工を行う回数を低減できる。したがって、本実施形態によれば、モータ10の生産性が低下することを抑制できる。
また、本実施形態によれば、カバー筒状部22aは、小径部68cが嵌め合わされるカバー嵌合部22cを有するため、バスバーホルダ61をより強固に固定できる。
また、本実施形態によれば、小径部68cおよびカバー筒状部22aは軸方向に延びているため、小径部68cをカバー筒状部22aに嵌め合わせやすい。
また、本実施形態によれば、カバーテーパ部22dと本体テーパ部68bとの径方向の間には、空隙AR1が設けられている。そのため、例えば、寸法誤差によって本体テーパ部68bの径方向の寸法が大きくなった場合であっても、カバー22をバスバーホルダ61に被せる際、カバー22のカバーテーパ部22dが本体テーパ部68bと接触することを抑制できる。これにより、リア側フランジ部24をハウジング21のフロント側フランジ部23と接触させて、カバー22をハウジング21と固定できる。
また、本実施形態によれば、カバー22とバスバーホルダ61との間には、リア側Oリング82が設けられているため、モータ10の密閉性を向上できる。
なお、本実施形態においては、以下の構成を採用することもできる。
上記説明においては、カバーテーパ部22dのフロント側の端部は、リア側フランジ部24と接続される構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、カバーテーパ部22dのフロント側の端部から軸方向に延びる筒状の部分がさらに設けられていてもよい。この場合、リア側フランジ部24は、その筒状の部分のフロント側の端部に接続される。
また、本実施形態においては、軸方向対向面62gは、カバー筒状部22aのフロント側の端部よりもフロント側に位置する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、軸方向対向面62gは、本体テーパ部68bのリア側の端部よりもリア側に位置する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、バスバーアッシー60がハウジング21に固定される構成であってもよい。すなわち、本実施形態においては、バスバーアッシー60が、ステータ40またはハウジング21に固定される構成を採用できる。
また、本実施形態においては、バスバー91におけるバスバー外部接続端子91hの一部または全体は、ハウジング21のリア側の端部よりもフロント側に位置する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、カバーテーパ部22dと本体テーパ部68bとの間には、空隙AR1が設けられていなくてもよい。この場合においては、カバーテーパ部22dの内側面は、本体テーパ部68bのテーパ部外側面69bと接触する。
また、本実施形態においては、フロント側Oリング81及びリア側Oリング82のうちのいずれか一方、または両方は、設けられていなくてもよい。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…モータ、21…ハウジング、22…カバー、22a…カバー筒状部、22c…カバー嵌合部、22d…カバーテーパ部、30…ロータ、31…シャフト、40…ステータ、51…フロントベアリング(第1の軸受)、52…リアベアリング(第2の軸受)、60…バスバーアッシー、61…バスバーホルダ、62…本体部、62g…軸方向対向面(対向面)、63…コネクタ部、68a…大径部、68b…本体テーパ部、68c…小径部、91…バスバー、91h…バスバー外部接続端子、AR1…空隙、J…中心軸

Claims (8)

  1. 一方向に延びる中心軸を中心とするシャフトを有するロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータを前記中心軸周りに回転させるステータと、
    前記ステータの前記一方向の第1の側に配置され前記シャフトを支持する第1の軸受と、
    前記ステータの前記第1の側と反対の第2の側に配置され前記シャフトを支持する第2の軸受と、
    前記ステータと前記第1の軸受とを保持する筒状のハウジングと、
    前記第2の軸受を保持し、前記第1の側の端部が前記ハウジングの内側に位置した状態で前記ステータまたは前記ハウジングに固定されるバスバーアッシーと、
    前記ハウジングに固定され、前記バスバーアッシーの前記第2の側の少なくとも一部を覆うカバーと、
    を備え、
    前記バスバーアッシーは、
    前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
    前記バスバーを保持するバスバーホルダと、
    を有し、
    前記バスバーホルダは、前記ステータの前記第2の側の端部を囲む筒状の本体部を有し、
    前記本体部は、
    径方向内側に前記ステータの一部が位置する大径部と、
    前記大径部の前記第2の側に位置し、前記大径部よりも外径が小さい小径部と、
    前記大径部と前記小径部とを接続し、前記第1の側から前記第2の側に向かって外径が小さくなる本体テーパ部と、
    を有し、
    前記カバーは、前記本体部の前記第2の側の端部を囲むカバー筒状部を有し、
    前記カバー筒状部は、前記第1の側から前記第2の側に向かって外径が小さくなるカバーテーパ部を有し、
    前記カバーテーパ部と前記本体テーパ部とは、径方向において、少なくとも一部が重なるモータ。
  2. 前記本体部は、前記ステータと前記一方向に対向する対向面を有し、
    前記対向面は、前記カバー筒状部の前記第1の側の端部よりも前記第2の側に位置する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記対向面は、前記本体テーパ部の前記第2の側の端部よりも前記第1の側に位置する、請求項2に記載のモータ。
  4. 前記バスバーホルダは、前記本体部から径方向外側に突出するコネクタ部を有し、
    前記バスバーは、前記コネクタ部に設けられ外部電源と電気的に接続されるバスバー外部接続端子を有し、
    前記バスバー外部接続端子は、前記ハウジングよりも前記第2の側に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記カバー筒状部は、前記カバーテーパ部の前記第2の側に接続され内側に前記小径部が嵌め合わされるカバー嵌合部を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のモータ。
  6. 前記小径部は、前記一方向に延びており、
    前記カバー嵌合部は、前記一方向に延びている、請求項5に記載のモータ。
  7. 前記カバーテーパ部と前記本体テーパ部との径方向の間には、空隙が設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ。
  8. 前記カバーと前記バスバーホルダとの間には、Oリングが設けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載のモータ。
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