JP5384845B2 - 電動モータ - Google Patents

電動モータ Download PDF

Info

Publication number
JP5384845B2
JP5384845B2 JP2008077951A JP2008077951A JP5384845B2 JP 5384845 B2 JP5384845 B2 JP 5384845B2 JP 2008077951 A JP2008077951 A JP 2008077951A JP 2008077951 A JP2008077951 A JP 2008077951A JP 5384845 B2 JP5384845 B2 JP 5384845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
resolver
sensor
connection
resolver stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008077951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009232646A (ja
Inventor
雅通 大久保
幸治 奈良
覚 根岸
武志 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2008077951A priority Critical patent/JP5384845B2/ja
Publication of JP2009232646A publication Critical patent/JP2009232646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5384845B2 publication Critical patent/JP5384845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

この発明は、例えば、ブラシレスモータとして用いられる電動モータ、およびこの電動モータの製造方法に関するものである。
一般に、電動モータとして、ステータ巻線が巻装されたステータと、ステータに対して回転自在に設けられ永久磁石を有するロータとを備え、外部電源からステータ巻線に通電することで形成される磁界と永久磁石との間に生じる磁気的な吸引力や反発力によってロータを回転させるブラシレスモータが知られている。ステータ、およびロータは、開口部を有するモータハウジングに内装されている。
モータハウジングの開口部には、これを閉塞するようにブラケットが設けられている。ブラケットの内面側には、ロータの回転角度を検出するための回転角度検出装置として、レゾルバが設けられる場合がある。レゾルバは、ロータの回転軸に固定され永久磁石を有するレゾルバロータと、レゾルバロータの外周を取り囲むように設けられたレゾルバステータとで構成される。レゾルバステータにはレゾルバ巻線が巻装されており、このレゾルバ巻線を外部制御機器に電気的に接続し、レゾルバロータとレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスを測定することでロータの回転角度を検出することができるようになっている。
ところで、近年のブラシレスモータのさらなる小型軽量化の要望に伴い、ブラケットを樹脂成形する場合がある。ここで、ステータ巻線と外部電源とを電気的に接続するパワーターミナルや、レゾルバ巻線と外部制御機器とを電気的に接続するためのセンサターミナルをブラケットにインサート成形する場合がある。このようにすることで、ブラケットと各ターミナルをそれぞれ別々に設ける場合と比較して、ブラシレスモータの小型化を図ることができると共に、製造時の組み付け性を向上させることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、レゾルバは、レゾルバロータとレゾルバステータとの間のギャップパーミアンスを測定することでロータの回転角度を検出するので、この検出結果は、レゾルバの寸法精度や組み付け精度等に大きく影響を受ける。このため、樹脂成形されたブラケットに、レゾルバステータを保持するレゾルバケースをロータの回転軸を中心にして回動自在に設け、レゾルバケースごとレゾルバステータの組み付け角度の調整を行えるようにしたものがある。この場合、レゾルバステータには、センサターミナルと摺接可能なレゾルバ端子が設けられている。そして、レゾルバステータの角度調整が終了した位置でレゾルバ端子とセンサターミナルとを溶接などによって確実に接続するようにしている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
国際公開第2005/101616号パンフレット 国際公開第2005/099068号パンフレット 国際公開第2005/107049号パンフレット
しかしながら、上述の特許文献2、特許文献3にあっては、レゾルバステータの角度調整代を考慮すると、レゾルバ端子、またはセンサターミナルの何れか一方の摺接部分の大きさが大きくなってしまう。このため、ブラケットが大きくなり、ブラシレスモータを効果的に小型化し難いという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、レゾルバの組み付け精度を向上させつつ、効果的に小型化することができる電動モータを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ロータと、前記ロータを回転自在に支持するブラケットと、前記ブラケットに設けられたコネクタの複数のセンサターミナルと、前記ロータに固定されたレゾルバロータ、及び前記ブラケットに回転調整可能に配設されたレゾルバステータを有し、前記ロータの回転角度を検出するためのレゾルバと、前記レゾルバステータのコイルに接続され、前記レゾルバステータと一体成形されている複数の接続端子とを備え、前記複数のセンサターミナルは、それぞれ前記コネクタから前記接続端子まで延在し、かつ前記接続端子の配置に対応して配列された状態で樹脂モールドされたプリユニットとして一体化されており、前記レゾルバステータは、前記複数の接続端子を被覆する樹脂モールド部を有し、この樹脂モールド部に前記複数のセンサターミナルの一端部を受け入れ可能な開口部を形成することで前記複数の接続端子を外部に露出させ、前記センサターミナルの一端部を前記開口部にセットすることで、前記センサターミナルと前記接続端子とを接続する電動モータであって、前記接続端子は、前記開口部によって、矩形部と円形部とで構成され、前記センサターミナルは、ターミナル本体と、このターミナル本体の一端部に形成され、前記ターミナル本体よりも幅が小さく設定され易屈曲部と、この易屈曲部の先端に形成され、前記接続端子に接続される接続部とを有し、前記接続部を、前記易屈曲部よりも幅が大きく設定された太幅部と、この太幅部の先端に形成された円板部とにより構成し、前記矩形部に前記太幅部を接続すると共に、前記円形部に前記円板部を接続することにより、前記易屈曲部が前記レゾルバステータの角度変位に追随して変形可能とされたことを特徴とする。
このように構成することで、電動モータの組み付け時にレゾルバステータの接続端子と、センサターミナルとを容易に接続させることができる。
また、レゾルバステータの角度調整時において、センサターミナルの一端部の首下に、レゾルバステータの角度変位に追随して変形する易屈曲部を設けることで、従来のようにセンサターミナルの一端部、またはレゾルバの接続端子の何れか一方を調整代を考慮した大きさに設定する必要がなくなる。
請求項2に記載した発明は、前記センサターミナルの易屈曲部を湾曲形成したことを特徴とする。
このように構成することで、易屈曲部が変形した際の応力集中を回避することができる。また、易屈曲部を湾曲形成することで、さらに易屈曲部を変形させやすくすることが可能になる。
請求項3に記載した発明は、前記センサターミナルの一端部に、前記レゾルバステータの前記開口部に圧入するための圧入部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、センサターミナルの一端部とレゾルバステータの接続端子との接続をより確実なものとすることができる。
請求項4に記載した発明は、前記センサターミナルの一端部に、前記接続端子と溶接するための第一溶接部を設けると共に、前記接続端子の前記第一溶接部に対応する部位に、前記センサターミナルの一端部と溶接するための第二溶接部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、センサターミナルの一端部とレゾルバステータの接続端子との接続をさらに確実なものとすることができる。
請求項5に記載した発明は、前記センサターミナルの一端部において、前記圧入部よりも前記易屈曲部寄りに前記レゾルバステータの前記開口部に嵌合する嵌め合い部を設けたことを特徴とする。
このように構成することで、例えば、レゾルバの角度調整のためにレゾルバステータの角度変位に追随して易屈曲部が変形した際、センサターミナルの一端部に設けられた圧入部を支点として第一溶接部や第二溶接部に応力がかかるのを防止できる。
請求項1に記載した発明によれば、電動モータの組み付け時にレゾルバステータの接続端子と、センサターミナルとを容易に接続させることができる。このため、組み付け性を向上させることができる。
また、レゾルバステータの角度調整時において、センサターミナルの一端部の首下に、レゾルバステータの角度変位に追随して変形する易屈曲部を設けることで、従来のようにセンサターミナルの一端部、またはレゾルバの接続端子の何れか一方を調整代を考慮した大きさに設定する必要がなくなる。このため、レゾルバの組み付け精度を向上させつつ、電動モータを効果的に小型化することができる。
請求項2に記載した発明によれば、易屈曲部が変形した際の応力集中を回避することができるので、易屈曲部の応力集中による折損などを防止することが可能になる。
また、易屈曲部を湾曲形成することで、さらに易屈曲部を変形させやすくすることが可能になるので、より容易にレゾルバステータの角度調整を行うことができる。
請求項3に記載した発明によれば、センサターミナルの一端部とレゾルバステータの接続端子との接続をより確実なものとすることができる。このため、より信頼性の高い電動モータを提供することが可能になる。
請求項4に記載した発明によれば、センサターミナルの一端部とレゾルバステータの接続端子との接続をさらに確実なものとすることができる。このため、さらに信頼性の高い電動モータを提供することが可能になる。
請求項5に記載した発明によれば、例えば、レゾルバの角度調整のためにレゾルバステータの角度変位に追随して易屈曲部が変形した際、センサターミナルの一端部に設けられた圧入部を支点として第一溶接部や第二溶接部に応力がかかるのを防止できる。このため、この応力によるセンサターミナルの一端部とレゾルバステータの接続端子との接触不良を防止でき、信頼性の高い電動モータを提供することが可能になる。
次に、この発明の第一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、ブラシレスモータ1は、例えば、電動パワーステアリング(EPS;Electric Power Steering)に用いられるものであって、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備え、モータハウジング2の開口部5に、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている。
モータハウジング2の周壁7には、ステータ3が内嵌固定されている。モータハウジング2のエンド部(底部)8には、径方向中央にボス部9が形成され、ここに軸受け10が圧入されている。この軸受け10に、ロータ4の回転軸11の一端が回転自在に支持されている。
ステータ3は、略円筒状のステータコア12を有している。ステータコア12は、プレス加工によって略環状に打ち抜いた金属板(電磁鋼板)13をロータ4の軸方向に複数枚積層したものであって、コイル14を巻装するためのティース部15が放射状に複数形成されている。各ティース部15には、全周に渡って絶縁材であるインシュレータ16がそれぞれ装着され、このインシュレータ16上にコイル14が巻装されている。
ステータ3のエンド部8とは反対側には、バスバー21が複数配設されたバスバーユニット22が設けられている。このバスバーユニット22は、ステータ3のコイル14から引き出されたステータ巻線23と、外部電源(不図示)とを電気的に繋ぐ役割を有するものであって、バスバー21の一端には、ステータ巻線23が接続されている。
ロータ4は、回転軸11のステータ3に対応する部位に外嵌固定されているロータコア90を有している。ロータコア90は、軸方向に積層された略円板状の3つの分割コア91で構成されている。各分割コア91の径方向略中央には、回転軸11を圧入するための圧入孔92がそれぞれ形成されている。各分割コア91の外周面には、瓦状に形成された複数の永久磁石17が周方向に磁極が順番に変わるように配置されている。これら永久磁石17は、各分割コア91の周囲を取り囲むように形成されているマグネットケース93によって周方向の位置決めが行われるようになっている。
マグネットケース93は、分割コア91と同様に軸方向に積層された3つのケース94,95,96で構成されている。これらケース94〜96はそれぞれ有底筒状に形成されており、各エンド部(底部)94a〜96aがそれぞれ分割コア91の上面側、つまり、モータハウジング2のエンド部8側とは反対側を覆うように配置されている。すなわち、3つのケース94〜96のうち、モータハウジング2のエンド部8側から1段目のケース94と2段目のケース95は、隣接する分割コア91,91の間にエンド部94a,95aが介在した状態になっている。
各ケース94〜96の周壁94b〜96bには、それぞれ永久磁石17を受け入れ可能な切り欠き部(不図示)が形成されており、ここに永久磁石17が配置されることで永久磁石の周方向の位置決めが行われる。
モータハウジング2のエンド部8側から3段目のケース96には、エンド部96aの径方向中央に軸方向外方(図2における上側)に向かって突出するボス部100が形成されている。ボス部100の径方向中央には、回転軸11を挿入可能な挿入孔101が形成されている。また、ボス部100の先端には、軸方向に延出し、回転軸11を挿通可能な筒部102が一体成形されている。筒部102の外周面には、回転軸11の回転角度検出用のレゾルバ18を構成するレゾルバロータ19が外嵌固定されている。
1段目のケース94、および2段目のケース95には、エンド部径方向中央に回転軸11を挿通可能な挿通孔99が形成されている。
ここで、1段目のケース94、および2段目のケース95のエンド部94a,95aには、軸方向外方(図2における上側)に向かって突出する位置決め突起98,98が形成されている一方、各分割コア91には、位置決め突起98に対応し、かつ軸方向に貫通する位置決め孔97が形成されている。すなわち、1段目のケース94、および2段目のケース95は、これらに形成されている位置決め突起98と、分割コア91の位置決め孔97とが嵌合することで回転方向の位置決めが行われるようになっている。
各分割コア91に形成されている位置決め孔97は、1段目と、2段目と、3段目とが回転方向に徐々にずれるように形成されている。これによって、各ケース94〜96に形成されている切り欠き部(不図示)も1段目と、2段目と、3段目とで回転方向に徐々にずれることになる。したがって、各段に配設されている永久磁石17は、互いに同じ磁極が軸方向に捩れたスキュー角を有した状態になっている。
図1〜図3に示すように、ブラケット6は、樹脂製で平面視略円板状に形成されたものである。なお、樹脂としては、熱可塑性の結晶性プラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いることが好ましい。しかしながら、これ以外の樹脂であってもよい。ブラケット6のモータハウジング2側には、モータハウジング2の周壁7に嵌合される筒状のハウジングインロー部28が設けられている。一方、ブラケット6のモータハウジング2とは反対側には、減速機等に嵌合される筒状の減速機インロー部29が設けられている。この減速機インロー部29の外周面29aには、Oリング(不図示)を取り付けるためのOリング溝30が形成されている。
ブラケット6の径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔31が形成され、ここに、金属製で有底筒状の軸受けハウジング32がインサート成形されている。軸受けハウジング32は、このエンド部32aが減速機インロー部29側に位置するように配置してある。エンド部32aの径方向中央には、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔33が形成されている。軸受けハウジング32の周壁32bには、軸受け34が内嵌固定されている。この軸受け34に、ロータ4の回転軸11の他端側が回転自在に支持されている。回転軸11の他端には、減速機等と回転軸11とを連結するためのジョイント89がスプライン嵌合されている。
また、ブラケット6の軸受け34とは反対側には、レゾルバロータ19に対応する位置にレゾルバ18を構成するレゾルバステータ20が配設されている。このレゾルバステータ20は、ブラケット6にボルト88、および取付部材115によって締結固定されたレゾルバホルダ35に内嵌されている。取付部材115には、ボルト88が螺入されるインサートナット86が埋設されている。
レゾルバホルダ35は、金属製で有底筒状に形成されたものである。この周壁35bの開口縁には、ボルト88に対応する位置に取付け座39が設けられている。取付け座39には、ボルト88が挿通可能であって、回転軸11を中心にして円弧状に形成された長孔49が設けられている。すなわち、レゾルバホルダ35は、ブラケット6と取付部材115とに挟持された状態で固定され、ボルト88は、軸受けハウジング32側から取付部材115に向かって螺入される。なお、軸受けハウジング32には、ボルト88に対応する位置に、これを挿通するためのカラー87が設けられている。
レゾルバステータ20は、このレゾルバホルダ35によってロータ4の軸方向、および径方向の移動が規制されるようになっている。レゾルバホルダ35は、ボルト88が長孔49内を移動できる分だけ、ロータ4の回転軸11を中心にして回動自在となっており、レゾルバステータ20の取付け角度を調整できるようになっている。すなわち、長孔49の周方向の長さによって、レゾルバステータ20の調整可能な角度が決定する。また、レゾルバホルダ35のエンド部35aには、ロータ4の回転軸11を挿通するための挿通孔36が形成されている。
ブラケット6の外周面6aには、モータハウジング2を固定するための雌ネジ部を有するインサートナット24が3箇所周方向に等間隔でインサート成形されている。また、ブラケット6の外周面6aに、ブラシレスモータ1を減速機等に固定するためのボルト孔25が3箇所周方向に等間隔で設けられている。ボルト孔25には、金属製のカラー27がインサート成形されている。
さらに、ブラケット6の外周面6aには、外部制御機器(不図示)に接続されレゾルバステータ20からの電気信号を取り出すためのセンサコネクタ37が一体成形されている。センサコネクタ37には、外側端に、外部制御機器に接続されている信号ケーブル(不図示)を嵌着可能な受け入れ口53が形成されている。また、ブラケット6の外周面6aには、外部電源(不図示)に接続されバスバーユニット22に電力を供給するためのパワーコネクタ38が一体成形されている。
ここで、図2〜図5に示すように、ブラケット6には、軸受けハウジング32の周囲を取り囲むように形成された略円環状の補強部材81がインサート成形されている。補強部材81は、樹脂で成形されたブラケット6の強度を向上させるためのものである。軸受けハウジング32と補強部材81との間は、複数の橋状の連結部(本実施形態では3本)82により連結されている。軸受けハウジング32、補強部材81、および連結部82で構成されたプレート部材83は、金属製の板材をプレス打ち抜きすることにより一体成形される。
また、プレート部材83の補強部材81には、外周側にブラケット6のボルト孔25に対応する位置に貫通孔75が形成され、ここにカラー27が圧入固定されている。さらに、補強部材81の外周側には、ブラケット6のインサートナット24に対応する位置に貫通孔76が形成され、ここにインサートナット24が圧入固定されている。これによって、プレート部材83と、カラー27、およびインサートナット24とが電気的に接続されるようになっている。
ここで、補強部材81は、レゾルバステータ20に対応する位置からブラケット6のセンサコネクタ37の受け入れ口53を臨む位置に至るまで延在するように形成されたセンサターミナルユニット56と、パワーコネクタ38を構成する板状の3つのパワーターミナル70とを位置決め可能になっている。すなわち、ブラケット6は、補強部材81を有するプレート部材83に、センサターミナルユニット56とパワーターミナル70とを配置した後、これらを樹脂モールドすることで形成されるようになっている。
各パワーターミナル70は、金属板からプレス加工等によって打ち抜かれたものであって、バスバーユニット22から露出する3つのバスバー21の端末部21a,21b,21c(図1参照)まで延出するように形成されている。そして、ブラケット6の端末部21a,21b,21cに対応する部位には開口部6bが形成されており、この開口部6bを介して各パワーターミナル70とバスバー21とが互いに接続されるようになっている。これよって外部からの電力がパワーコネクタ38、パワーターミナル70、およびバスバーユニット22を介してステータ3のコイル14に供給される。
各パワーターミナル70は、センサターミナルユニット56の後述する樹脂モールド部65によって補強部材81上に位置決めされた状態になっている。
図4に示すように、センサターミナルユニット56は、レゾルバステータ20と外部制御機器とを電気的に接続するためのものであって、2つのプリユニット56a,56bで構成され、これらプリユニット56a,56bが上下方向に重なり合っている。
図3、図4、図6に示すように、2つのプリユニット56a,56bのうち、下段(図4における紙面奥側)のプリユニット56aは、導電性の3本のセンサターミナル54aと、これらセンサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部65とで構成されている。
各センサターミナル54aは、それぞれセンサコネクタ37の受け入れ口53からレゾルバステータ20まで延在するターミナル本体55aを有している。これらターミナル本体55aは、センサコネクタ37、およびブラケット6の形状に対応するように曲折した形状になっている。
ターミナル本体55aのセンサコネクタ37側端(図6(a)における下側端)には、ターミナル本体55aよりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
一方、ターミナル本体55aのレゾルバステータ20側端(図6(a)における上側端)には、ターミナル本体55aよりも段差により幅が小さく設定されている細幅部61が形成されている。さらに、細幅部61の先端には接続部62が形成されている。つまり、接続部62の首下に細幅部61が設けられた状態になっている。この接続部62はレゾルバステータ20のハーネス接続端子47(図1、図8参照)に接続される部位であって、細幅部61よりも段差により幅が大きく設定されている太幅部63と、太幅部63の先端に形成されている円板部64とで構成されている。細幅部61は、接続部62をレゾルバステータ20に接続させるべく、下方(図6(b)における下側)に向かってクランク状に湾曲形成されている。接続部62は、細幅部61の先端から水平方向に沿って延出している。また、接続部62の太幅部63には、幅方向両側に凸部63a,63aが一体成形されている(図10参照)。
各センサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部65は、ターミナル本体55aを被覆するように形成されている樹脂モールド本体71と、位置決め部72とが一体成形されたものである。樹脂モールド本体71は断面略矩形に形成されたものであって、上段のプリユニット56bの位置決めを行うための位置決め突起66a,66bが2箇所設けられている。また、樹脂モールド本体71のセンサコネクタ37側には、下方に向かう段差部73が形成されている。2つの位置決め突起66a,66bのうち一方の位置決め突起66aは、樹脂モールド本体71に形成された段差部73に設けられている。
位置決め部72は、樹脂モールド本体71からパワーターミナル70に対応する部位に至るまで延出し、かつ補強部材81の形状に沿って円弧状に形成されている。位置決め部72の補強部材81の合わせ面となる下面には、プリユニット56aの位置決めを行うための位置決め突起103が2箇所設けられている。補強部材81には、位置決め突起103,103に対応する部位に位置決め突起103,103を嵌め込み可能な嵌合孔104,104が形成されている(図5(a)参照)。これによって、プリユニット56aの補強部材81への位置決めが行われるようになっている。
位置決め部72の上面には、パワーターミナル70の形状に対応するように4つの壁部105が設けられている。これら4つの壁部105と位置決め部72の上面によって区画された3つの凹部106は、各パワーターミナル70がセット可能な形状となっている。また、位置決め部72の上面には、3つの凹部106内にそれぞれ位置決め突起107が設けられている。各パワーターミナル70の位置決め突起107に対応する部位には、それぞれ位置決め突起107を嵌め込み可能な嵌合孔108が形成されている。
このような構成のもと、各パワーターミナル70は、嵌合孔108を位置決め突起107に嵌め込むことによって移動が規制されると共に、各凹部106にそれぞれパワーターミナル70をセットすることでパワーターミナル70の配置向きが規制されるようになっている。すなわち、プリユニット56aの位置決め部72は、このプリユニット56aと補強部材81との位置決め行う役割を有していると共に、パワーターミナル70と補強部材81との位置決めを行う役割も兼ねている。
図3、図4、図7に示すように、2つのプリユニット56a,56bのうち、上段(図4における紙面手前側)のプリユニット56bは、導電性の3本のセンサターミナル54bと、これらセンサターミナル54bを一体化する樹脂モールド部65とで構成されている。すなわち、センサターミナルユニット56は、合計6本のセンサターミナルを有していることになる。
各センサターミナル54bは、それぞれセンサコネクタ37の受け入れ口53からレゾルバステータ20まで延在するターミナル本体55bを有している。これらターミナル本体55bは、センサコネクタ37、およびブラケット6の形状に対応するように曲折している。そして、上段のプリユニット56bを下段のプリユニット56aに重ね合わせた際、それぞれターミナル本体55a,54bは、受け入れ口53側では信号ケーブル(不図示)に接続可能な3×2列に、レゾルバステータ20側ではハーネス接続端子47の配列(図8参照)に対応するように6×1列に配列された状態になっている。
プリユニット56bのターミナル本体55bには、センサコネクタ37側端(図7(a)における左側端)にターミナル本体55bよりも段差により幅が小さく設定されている第一プラグ部58が形成されている。さらに、第一プラグ部58の先端側には、これよりも段差により幅が小さく設定されている第二プラグ部59が形成されている。第二プラグ部59の先端には、先細り部60が形成されている。
一方、ターミナル本体55bのレゾルバステータ20側端(図7(a)における右側端)には、プリユニット56aと同様に細幅部61、および接続部62が形成されている。細幅部61は、接続部62をレゾルバステータ20に接続させるべく、下方(図7(b)における下側)に向かってクランク状に湾曲形成されている。接続部62は、細幅部61の先端から水平方向に沿って延出している。なお、ブラケット6には、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47に対応する部位に開口部6cが形成されており、この開口部6cを介してターミナル本体55a,55bの接続部62とハーネス接続端子47とが互いに接続するようになっている。
各センサターミナル54aを一体化する樹脂モールド部110は、ターミナル本体55bを被覆するように形成されている。樹脂モールド部110は断面略矩形に形成されたものであって、下段のプリユニット56aの段差部73に対応する部位に、下方に向かう段差部111が形成されている。この段差部111には、下段のプリユニット56aの位置決め突起66aを嵌合可能な嵌合凹部112が形成されている。
また、プリユニット56bには、下段のプリユニット56aの他方の位置決め突起66bに対応する部位に、座面113が樹脂モールド部110から幅方向に向かって突出形成されている。座面113には、位置決め突起66bに嵌合可能な嵌合孔114が形成されている。
このような構成のもと、上段のプリユニット56bは、この樹脂モールド部110に形成された段差部111、嵌合凹部112、および嵌合孔114によって下段のプリユニット56aに対して位置決めが行われ、水平方向の移動が規制された状態になる。
図2、図8〜図10に示すように、ブラケット6のレゾルバホルダ35に内嵌されているレゾルバステータ20は、磁性材料からなるプレートを積層して構成された略円環状のコア40を有している。このコア40には、径方向内側に向かって突出する複数のティース部41が放射状に等間隔で設けられている。これらティース部41には、絶縁材であるインシュレータ42を装着した上からコイル43が巻装されている。インシュレータ42は、平面視略円環状に形成されたインシュレータ本体44と、このインシュレータ本体44から径方向外側(図8における下側)に向かって延出する平面視略矩形の端子保持部45とが一体成形されたものである。
なお、レゾルバステータ20をブラケット6に固定するレゾルバホルダ35の周壁35bには、インシュレータ42の端子保持部45に対応する部位に切り欠き部68が形成されている(図1参照)。レゾルバステータ20は、レゾルバホルダ35の切り欠き部68に端子保持部45が嵌り込むことによってロータ4回転方向への変位が規制されるようになっている。
コイル43の巻線は、複数のティース部41に3つのコイルが形成されるように巻装されている。各コイル43の巻線の端部は、インシュレータ42の端子保持部45からロータ4の軸方向(図1、図8参照)に沿って突設された導電性の端子46に引き出されている。
この端子46は、コイル43の巻線の端部数に対応して6本設けられており、ここにそれぞれコイル43の巻線の端部が巻装されている。各端子46には、導電性のハーネス接続端子47が一体成形されている。ハーネス接続端子47は、端子保持部45に埋設された状態になっている。すなわち、端子保持部45は、複数のハーネス接続端子47を被覆する樹脂モールド部としての機能を有している。そして、端子保持部45におけるセンサターミナル54a,54bの接続部62に対応する部位に、接続部62を受入れ可能に形成された開口部48によってハーネス接続端子47が外部に露出した状態になっている。
この開口部48によって、ハーネス接続端子47は、矩形部47aと円形部47bとで構成される。そして、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込むことによってレゾルバステータ20のハーネス接続端子47の矩形部47aとセンサターミナル54a,54bの接続部62の太幅部63とが接続されると共に、ハーネス接続端子47の円形部47bと接続部62の円板部64とが接続される。
ここで、接続部62の太幅部63に形成されている凸部63aは、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を圧入するための圧入部として機能しており、これによって接続部62の抜け方向への移動が規制されるようになっている。また、接続部62の円板部64は、開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込んだ後のハーネス接続端子47とのスポット溶接部(第一溶接部)として機能する。
一方、ハーネス接続端子47の円形部47bもセンサターミナル54a,54bの接続部62とのスポット溶接部(第二溶接部)として機能する。
これによって接続部62とレゾルバステータ20のハーネス接続端子47との接続がより強固なものになる。さらに、接続部62の基端側(首下)に形成されている細幅部61は、ターミナル本体55a,55bや太幅部63と比較して剛性が弱いことに加えて湾曲形成されているので、レゾルバステータ20の角度調整を行った際、屈曲変形して容易にハーネス接続端子47の角度変位に追随させることができる。
次に、ブラケット6へのレゾルバステータ20の組み付け方法と、ブラケット6の組み付け方法について説明する。
図1、図2に示すように、まず、ブラケット6の挿通孔31にハウジングインロー部28側からレゾルバステータ20をセットする。次に、レゾルバホルダ35をハウジングインロー部28側からレゾルバステータ20に外嵌し、このレゾルバホルダ35をブラケット6にボルト88を用いて仮固定する。すると、レゾルバステータ20の端子保持部45に形成された各開口部48に、センサターミナルユニット56の各接続部62がそれぞれ嵌め込まれる。このとき、各接続部62の太幅部63には、それぞれ凸部63aが形成されているので、接続部62は開口部48に圧入された状態になる(図9、図10参照)。
続いて、各開口部48から露出するレゾルバステータ20のハーネス接続端子47とセンサターミナルユニット56に設けられた接続部62の各円板部64とをそれぞれスポット溶接する。
次に、レゾルバステータ20を仮固定し、ハーネス接続端子47とセンサターミナルユニット56とを接続したブラケット6をモータハウジング2の開口部5にレゾルバステータ20を下側にしてセットする。そして、モータハウジング2にブラケット6をボルト26によって締結固定する。
その後、レゾルバ18によるロータ4の回転角度の検出を高精度に行えるようにすべく、レゾルバステータ20の角度位置をハーネス接続端子47と接続部62とが接続された状態のまま調整する。このとき、その角度位置の調整は、レゾルバステータ20をロータ4の回転方向に回転させることによって行う。
ここで、レゾルバステータ20を回転させるには、ブラケット6に仮固定されているレゾルバホルダ35を回転させることにより行う。レゾルバホルダ35には、レゾルバステータ20の端子保持部45に対応する部位に切り欠き部68が形成されているため、レゾルバホルダ35ごとレゾルバステータ20を回転させることができる。なお、レゾルバステータ20の調整角度は、レゾルバホルダ35に設けられた長孔49の周方向の長さによって決定するが、この調整角度は一般的に±5°以下である。しかしながら、調整角度を±5°よりも大きくしてよい。
このように、レゾルバステータ20を回転させると、センサターミナルユニット56を構成するセンサターミナル54a,54bの細幅部61がハーネス接続端子47の角度変位に追随して屈曲変形する(図11参照)。このため、ハーネス接続端子47とセンサターミナルユニット56とが互いに離反してしまうなどの接触不良が生じない。
レゾルバステータ20の組み付け角度が決定すると、ボルト88を締めこんでレゾルバホルダ35をブラケット6に完全に締結固定する。これにより、ブラケット6へのレゾルバステータ20の組み付けとブラケット6の組み付けとが完了する。
したがって、上述の第一実施形態によれば、ブラシレスモータ1の組み付け時にレゾルバステータ20のハーネス接続端子47と、センサターミナル54a,54bの接続部62とを容易に接続させることができる。このため、組み付け性を向上させることができる。
また、レゾルバステータ20の角度調整時において、センサターミナル54a,54bの接続部62の首下に、レゾルバステータ20(ハーネス接続端子47)の角度変位に追随して変形する細幅部61を設けることで、従来のようにセンサターミナル54a,54bの接続部62、またはレゾルバステータ20のハーネス接続端子47の何れか一方を調整代を考慮した大きさに設定する必要がなくなる。このため、レゾルバ18の組み付け精度を向上させつつ、ブラシレスモータ1を効果的に小型化することができる。
さらに、センサターミナル54a,54bの細幅部61がクランク状に湾曲形成されているので(図6、図7参照)、この細幅部61が変形した際の応力集中を回避することができる。このため、細幅部61の応力集中による折損などを防止することが可能になる。
そして、細幅部61を湾曲形成することで、さらに細幅部61を変形させやすくすることが可能になるので、より容易にレゾルバステータ20の角度調整を行うことができる。
また、センサターミナル54a,54bの接続部62に凸部63aを形成し、これをレゾルバステータ20の開口部48にセンサターミナル54a,54bの接続部62を嵌め込む際の圧入部として機能させている。このため、接続部62とレゾルバステータ20のハーネス接続端子47との接続をより確実なものとすることができ、より信頼性の高いブラシレスモータ1を提供することが可能になる。
さらに、センサターミナル54a,54bの接続部62に円板部64を形成し、これを接続部62とハーネス接続端子47とをスポット溶接するためのスポット溶接部として機能させている。このため、さらに信頼性の高いブラシレスモータ1を提供することが可能になる。
なお、この第一実施形態では、接続部62における太幅部63の幅方向両側に、凸部63a,63aが一体成形されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、図12に示すように、太幅部63の幅方向両側に、それぞれ凸部63aを2つずつ形成してもよい。これによって、接続部62をより確実に開口部48に圧入させることができ、より確実に接続部62の開口部48からの抜けを規制することが可能になる。
また、上述の第一実施形態では、接続部62の太幅部63に凸部63a,63aを一体成形し、これをレゾルバステータ20の開口部48に接続部62を圧入部として機能させている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、接続部62の開口部48からの抜けを規制できれば接続部62の円板部64に凸部63aを設けてもよい。
次に、この発明の第二実施形態を図13、図14に基づいて説明する。なお、第一実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する(以下の実施形態についても同様)。
この第二実施形態において、ブラシレスモータ1は、有底筒状のモータハウジング2に内嵌固定されたステータ3と、ステータ3に対して回転自在に設けられたロータ4とを備え、モータハウジング2の開口部5に、これを閉塞するブラケット6がボルト26によって締結固定されている点、ブラケット6は、補強部材81を有するプレート部材83に、センサターミナルユニット56とパワーターミナル70とを配置した後、これらを樹脂モールドすることで形成されるようになっている点、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47と、センサターミナル54a,54bの接続部62との接続は、端子保持部45の開口部48に接続部62を嵌め込むことによって行われている点、接続部62の太幅部63に、開口部48への圧入用の凸部63aが形成されている点等の基本的構成は前記第一実施形態と同様である(以下の実施形態についても同様)。
ここで、第二実施形態のセンサターミナル54a,54bの接続部62には、円板部64(図10参照)に代わって折り曲げ部74が形成されている。この折り曲げ部74は、接続部62の太幅部63の先端からターミナル本体55a,55b側、つまり、上方に向かって(図14における左側)に向かって折り返す形で曲折形成されたものであって、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47と溶接するための溶接部(第一溶接部)の役割を有している。
一方、レゾルバステータ20のハーネス接続端子47の先端には、センサターミナル54a,54bの折り曲げ部74に対応するように、立ち上がり部117が一体成形されている。この立ち上がり部117は、ハーネス接続端子47から立ち上がるように形成されることで、センサターミナル54a,54bの接続部62との溶接部(第二溶接部)の役割を有している。
すなわち、センサターミナル54a,54bの折り曲げ部74とハーネス接続端子47の立ち上がり部117は、互いに重ね合わさった状態で配置される。そして、この重ね合わさった部分を溶接することで、接続部62とレゾルバステータ20のハーネス接続端子47との接続をより確実なものとすることができる。なお、図14における120は、例えば、TIG溶接によって形成された接合部を示す。
したがって、上述の第二実施形態によれば、前述した第一実施形態と同様の効果に加え、接続部62とレゾルバステータ20のハーネス接続端子47との接続をより確実なものとする溶接の手段として、スポット溶接の他に、例えば、TIG溶接などを用いることが可能となり、組み付けのバリエーションを増大することが可能になる。また、設備費用も考慮した製造コストの低減化を図ることが可能になる。
次に、この発明の第三実施形態を図15、図16に基づいて説明する。
ここで、第三実施形態のセンサターミナル54a,54bの接続部62には、基端側に開口部48に嵌合する嵌め合い部130が一体成形されている。この嵌め合い部130は平面視略長方形状に形成されたものであって、この幅Hは、開口部48におけるハーネス接続端子47の矩形部47aに対応する部位の幅と略同一に設定されている。このため、センサターミナル54a,54bの接続部62は、開口部48に対して、凸部63aが圧入されている一方、嵌め合い部130が嵌合している状態になる。
次に、この第三実施形態の作用について説明する。
まず、レゾルバ18を組み付けた後、レゾルバステータ20の角度調整を行うべく、レゾルバステータ20を回転させる。このとき、センサターミナル54a,54bの細幅部61がハーネス接続端子47の角度変位に追随して屈曲変形する。
ここで、センサターミナル54a,54bの接続部62には、嵌め合い部130が形成されているので、例えレゾルバステータ20の開口部48とセンサターミナル54a,54bの接続部62との間にクリアランスが形成されていたとしても接続部62がガタつくおそれがない。このため、細幅部61の屈曲変形によるねじり応力が接続部62にかかり、この接続部62が凸部63aを支点として変位することを確実に防止できる。
したがって、上述の第三実施形態によれば、上述の第一実施形態と同様の効果に加え、レゾルバステータ20の角度調整を行うことで生じるねじり応力が接続部62に作用することを確実に阻止できる。このため、例えば、接続部62の円板部64とハーネス接続端子47の円形部47bとがスポット溶接などによって接続されていても、この溶接部分が切断されるのを確実に防止できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述の実施形態では、ターミナル本体55a,55bの接続部62の首下に細幅部61を設け、この細幅部61をハーネス接続端子47の角度変位に追随させて変形可能とした場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、ハーネス接続端子47の角度変位に追随させて変形可能なものを接続部62の首下に設けてあればよい。
さらに、上述の第三実施形態では、センサターミナル54a,54bの接続部62の基端側に嵌め合い部130を形成した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、接続部62のうち太幅部63の凸部63aよりも基端側、つまり、細幅部61側に嵌め合い部130が形成されていればよい。このようにすることで、細幅部61に生じるねじり応力を接続部62に伝達されるのを確実に阻止できる。
そして、上述の第三実施形態では、嵌め合い部130が平面視略長方形状に形成されている場合について説明したが、これに限られるものではなく、嵌め合い部130は、レゾルバステータ20の開口部48とガタつくことなく嵌合する形状に形成されていればよい。
本発明の第一実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す分解斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるブラシレスモータの構成を示す縦断面図である。 本発明の第一実施形態におけるブラケットの平面図である。 本発明の第一実施形態におけるプレート部材にパワーターミナルとセンサターミナルユニットを組み付けた状態を示す平面図である。 本発明の第一実施形態におけるプレート部材を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態における下段のプリユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第一実施形態における上段のプリユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の第一実施形態におけるレゾルバステータの平面図である。 本発明の第一実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 図9のB部拡大図である。 本発明の第一実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 本発明の第一実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 本発明の第二実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 図13のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第三実施形態におけるレゾルバステータとセンサターミナルとの接続状態を示す平面図である。 図15のD部拡大図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 モータハウジング
3 ステータ
4 ロータ
6 ブラケット
18 レゾルバ
19 レゾルバロータ
20 レゾルバステータ
22 バスバーユニット
37 センサコネクタ(コネクタ)
43 コイル
45 端子保持部(樹脂モールド部)
47 ハーネス接続端子(接続端子)
47a 矩形部
47b 円形部(第二溶接部)
48 開口部
54a,54b センサターミナル
56 センサターミナルユニット
61 細幅部(易屈曲部)
62 接続部
63 太幅部
63a 凸部(圧入部)
64 円板部(第一溶接部)
65,110 樹脂モールド部
74 折り曲げ部(第一溶接部)
117 立ち上がり部(第二溶接部)
130 嵌め合い部

Claims (5)

  1. ロータと、
    前記ロータを回転自在に支持するブラケットと、
    前記ブラケットに設けられたコネクタの複数のセンサターミナルと、
    前記ロータに固定されたレゾルバロータ、及び前記ブラケットに回転調整可能に配設されたレゾルバステータを有し、前記ロータの回転角度を検出するためのレゾルバと、
    前記レゾルバステータのコイルに接続され、前記レゾルバステータと一体成形されている複数の接続端子とを備え、
    前記複数のセンサターミナルは、それぞれ前記コネクタから前記接続端子まで延在し、かつ前記接続端子の配置に対応して配列された状態で樹脂モールドされたプリユニットとして一体化されており、
    前記レゾルバステータは、前記複数の接続端子を被覆する樹脂モールド部を有し、この樹脂モールド部に前記複数のセンサターミナルの一端部を受け入れ可能な開口部を形成することで前記複数の接続端子を外部に露出させ、
    前記センサターミナルの一端部を前記開口部にセットすることで、前記センサターミナルと前記接続端子とを接続する電動モータであって、
    前記接続端子は、前記開口部によって、矩形部と円形部とで構成され、
    前記センサターミナルは、ターミナル本体と、このターミナル本体の一端部に形成され、前記ターミナル本体よりも幅が小さく設定され易屈曲部と、この易屈曲部の先端に形成され、前記接続端子に接続される接続部とを有し、
    前記接続部を、前記易屈曲部よりも幅が大きく設定された太幅部と、この太幅部の先端に形成された円板部とにより構成し、
    前記矩形部に前記太幅部を接続すると共に、前記円形部に前記円板部を接続することにより、前記易屈曲部が前記レゾルバステータの角度変位に追随して変形可能とされたことを特徴とする電動モータ。
  2. 前記センサターミナルの易屈曲部を湾曲形成したことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。
  3. 前記センサターミナルの一端部に、前記レゾルバステータの前記開口部に圧入するための圧入部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動モータ。
  4. 前記センサターミナルの一端部に、前記接続端子と溶接するための第一溶接部を設けると共に、
    前記接続端子の前記第一溶接部に対応する部位に、前記センサターミナルの一端部と溶接するための第二溶接部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電動モータ。
  5. 前記センサターミナルの一端部において、
    前記圧入部よりも前記易屈曲部寄りに前記レゾルバステータの前記開口部に嵌合する嵌め合い部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の電動モータ。
JP2008077951A 2008-03-25 2008-03-25 電動モータ Active JP5384845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008077951A JP5384845B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 電動モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008077951A JP5384845B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 電動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009232646A JP2009232646A (ja) 2009-10-08
JP5384845B2 true JP5384845B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=41247416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008077951A Active JP5384845B2 (ja) 2008-03-25 2008-03-25 電動モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5384845B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5650423B2 (ja) * 2010-03-30 2015-01-07 本田技研工業株式会社 アシストユニットにおけるモータ固定構造
CN103516128B (zh) * 2012-06-26 2017-03-22 阿斯莫有限公司 电动机驱动器
JP5859925B2 (ja) * 2012-07-04 2016-02-16 アスモ株式会社 モータアクチュエータ
JP5943881B2 (ja) * 2013-07-04 2016-07-05 日本航空電子工業株式会社 レゾルバのケーブル接続構造、その製造方法及びレゾルバ
JP6697987B2 (ja) * 2016-09-09 2020-05-27 株式会社ミツバ 電動モータ、及び減速機付モータ

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315577U (ja) * 1986-07-16 1988-02-01
JP2931216B2 (ja) * 1994-09-28 1999-08-09 矢崎総業株式会社 屈曲部を有する電線の配索方法
JP3739720B2 (ja) * 2002-04-16 2006-01-25 本田技研工業株式会社 巻線接続構造及び巻線接続方法
JP3864380B2 (ja) * 2002-09-25 2006-12-27 ミネベア株式会社 レゾルバの入出力端子構造及びそれを用いたレゾルバの結線方法
DE112005000816T5 (de) * 2004-04-15 2007-03-08 Mitsuba Corp., Kiryu Bürstenloser Motor
JP2006107869A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバのリード線固定構造
JP4594026B2 (ja) * 2004-10-07 2010-12-08 多摩川精機株式会社 レゾルバ外部導線固定構造
JP2006223059A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Tamagawa Seiki Co Ltd レゾルバの端子接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009232646A (ja) 2009-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5460095B2 (ja) ブラシレスモータ
JP5103845B2 (ja) レゾルバおよびモータ
JP4894331B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4649951B2 (ja) モータおよび電機子の製造方法
JP5479008B2 (ja) ブラシレスモータ
JP6561592B2 (ja) モータ
US20160218578A1 (en) Bus bar unit, method for manufacturing bus bar unit, and brushless motor
US20030127921A1 (en) Electric power steering apparatus
JP2009290921A (ja) ブラシレスモータ
US20080017438A1 (en) Electric power steering apparatus
JP5384845B2 (ja) 電動モータ
JP2007082373A (ja) 回転電機およびその製造方法
JP5994268B2 (ja) 回転電機
US20220190692A1 (en) Drive device having a brushless electric motor
JP2010048775A (ja) バリアブルリラクタンス型レゾルバロータ及びブラシレスモータ
JP2006288137A (ja) モータ構造
JP2009232602A (ja) 電動モータ及び電動モータの製造方法
JP4972593B2 (ja) 電動モータ、および電動モータの製造方法
JP5044637B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2009232600A (ja) モータおよびモータの製造方法
JP4575331B2 (ja) レゾルバ
JPWO2020067255A1 (ja) モータ
JP5087443B2 (ja) ブラシレスモータ
JP5195458B2 (ja) 電動モータおよび該電動モータを備えた電動パワーステアリング装置
JP4875857B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5384845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150