JPWO2005101616A1 - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

このブラシレスモータは、巻線と、巻線を巻かれたコアと、巻線を巻かれたコアを収容されたハウジングとを有するステータと;前記ハウジングに回転自在に取り付けられたロータと;前記巻線の端末引き出し線を接続される導電体と、前記導電体を担持する絶縁体とを有し、前記ハウジングの開口部に取り付けられたブラケットと;を備え、前記導電体は前記絶縁体にインサート成形されている。

Description

本発明は、本発明は、ブラシレスモータに関する。
本願は、2004年4月15日に出願された特願2004−120003号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
回転電機としては、電磁コイルを備えるステータに通電し、磁石を備えたロータを回転させるブラシレスモータが知られている。
電磁コイルが収容されるハウジングには、その開口部を覆うようにブラケットが固定されている。ブラケットには、ターミナルユニットが取り付けられており、このターミナルユニットに、電磁コイルの各相の巻線の巻き始め端や巻き終わり端が接続される。
ターミナルユニットは、例えば、ロータを取り囲むように設けられたホルダを有し、ホルダの円筒部の外周部に、環状の導電体と環状の絶縁層とが交互に積層されている。
導電体からは、巻線の巻き始め端などに接続される接続部が延設されている(例えば、特許文献1参照)。また、同心円上に形成した複数の溝のそれぞれに、導電体が挿入され、導電体から所定の等ピッチで接続端子を連設させたものがある(例えば、特許文献2参照)。
ここで、ブラケットには、ターミナルユニットの導電体を接続するターミナルが設けられている。ターミナルは、ブラケットに設けられた電力供給用のカプラに接続されている。ブラシレスモータの組立時、ハウジングにブラケットを取り付ける際には、ターミナルユニットの導電体と、ブラケットのターミナルとが接続される。
特開2000‐78272号公報 特開2002‐171708号公報
しかしながら、この種のブラシレスモータにおいては、ハウジングにブラケットを取り付ける際に、巻線の巻き始め端などと、ターミナルユニットの導電体と、ブラケットのターミナルとを電気的に接続する作業が必要になるので、組み付け作業を効率よく実施することが難しかった。
また、ターミナルユニットには、導電体と絶縁層とを積層させる必要があるので、ターミナルユニットの軸線方向の長さを短縮することが困難であり、その結果としてブラシレスモータを小型化できないという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、製造時の組み付け作業の効率を高め、小型で高性能なブラシレスモータを提供することである。
本発明は、巻線と、前記巻線を巻かれたコアとを有するステータと;前記ステータを収容するハウジングと;前記ハウジングに回転自在に取り付けられたロータと;前記巻線の端末引き出し線を接続される導電体と、前記導電体を担持する絶縁体とを有し、前記ハウジングの開口部に取り付けられたブラケットと;を備え、前記導電体は前記絶縁体にインサート成形されているブラシレスモータを提供する。
本発明のブラシレスモータによれば、端末引き出し線に接続される導電体と絶縁体とは一体的に構成されている。導電体は、ブラケットを構成する絶縁体によって絶縁されるので、ブラシレスモータ自体がコンパクトになる。また、組み付け時には、導電体とブラケットとを接続する作業が不要になる。
本発明のブラシレスモータにおいて、前記ブラケットに、前記ハウジングに臨む内面から該内面と対向する外面にかけて貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔には、前記内面側から前記端末引き出し線が挿入され、前記端末引き出し線は、前記外面側において前記導電体に固定されることが好ましい。
本発明のブラシレスモータによれば、端末引き出し線が、挿入孔に、ブラシレスモータの内側から外側に向かって挿入され、導電体に接続される。したがって、ブラケットをハウジングに組み付けた後に、ブラシレスモータの外側で端末引き出し線の接続処理を行うことができる。
本発明のブラシレスモータにおいて、前記貫通孔は、前記ブラケットの周方向に略沿う長穴であり、前記導電体には、前記貫通孔の一部を塞ぐように前記貫通孔内に突出する接続部が設けられている。
本発明のブラシレスモータによれば、導電体の一部が長穴に露出しているので、端末引き出し線が、長穴と導電体との間に形成される隙間を通じて引き出される。したがって、端末引き出し線を導電体に接続させることができる。
本発明のブラシレスモータにおいて、前記接続部には、前記ブラケットの周方向に略沿って、前記端末引き出し線に係合される切り欠きが設けられていることが好ましい。
本発明のブラシレスモータによれば、貫通孔に挿入した端末引き出し線を、ブラケットの周方向に移動させると、この端末引き出し線を、接続部に設けられた切り欠きに係合させることができるので、端末引き出し線を接続部に容易に接続することができる。
本発明のブラシレスモータにおいて、前記導電体は、前記ブラケットの側部に延設された通電用のカプラの端子に接続されることが好ましい。
本発明のブラシレスモータによれば、ブラケットに一体的に設けられた導電体が、カプラの端子に接続されるので、従来使用されていた導電体とカプラとを連結させるための部材や、それらを連結させる工程が不要になる。
本発明によれば、各電磁コイルの巻き線の端末引き出し線を接続する導電体を絶縁体にインサート成形してブラケットを製造するので、ブラシレスモータの構造を簡略化するとともに、ブラシレスモータを小型化することができる。また、ブラケットをハウジングに組み付けることにより、導電体を位置決めするとともに定位置に固定することができるので、組み付け作業の効率を高めることができる。
図1は、本発明のブラシレスモータの実施の形態を示す図であって、分解されたブラシレスモータの断面図である。 図2は、ブラシレスモータの断面図である。 図3は、図1中のAの矢印の方向からブラケットを見た図であって、ターミナルの配置を示している。 図4は、図1中のAの矢印の方向からブラケットを見た図である。 図5は、図2中のBの矢印の方向からブラシレスモータを見た図であって、端末引き出し線を貫通孔に挿通した状態を示している。 図6は、図2のBの矢印の方向からブラシレスモータを見た図であって、端末引き出し線を接続部に固定した状態を示している。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ハウジング(ステータ)
2a 開口部
3 ロータ
4 ブラケット
4a 内面
4b 外面
15 コア(ステータ)
16 巻線
17 端末引き出し線
35,36,37 ターミナル(導電体)
42a,42b,42c 接続部
43 切り欠き
45 カプラ
46a,46b,46c 端子
47 貫通孔
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について説明する。
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ブラシレスモータ1は、ハウジング2と、ロータ3と、ブラケット4とを備えている。ロータ3は、有底筒状のハウジング2内に挿入され、ブラケット4は、ハウジング2の開口部2aに取り付けられている。
ロータ3は、回転軸6を有している。図2に示すように、回転軸6の先端部には、他の機器の回転軸に連結されるジョイント7が圧入されている。回転軸6の他端側には、磁石8が固定されている。磁石8は、周方向に沿って磁極を異ならせて、周期的に(交互に)配置されている。回転軸6の磁石8よりも先端側には、回転位置検出用のレゾルバ9を構成するレゾルバロータ10が固定されている。また、回転軸6の他端部は、ベアリング11に回転自在に支持されている。
ベアリング11は、ハウジング2の底部12の中央に設けられた凹部13に圧入されている。ハウジング2の内側には、鉄心などのコア15が収容されている。コア15に、導電性の巻線16が巻かれることにより、電磁コイル14が形成されている。電磁コイル14は、ハウジング2の内側に、通電する相(U相、V相、W相)ごとに配置されている。図1に示すように、各電磁コイル14の巻線16の巻き始め端及び巻き終わり端(以下、端末引き出し線17とする)は、ハウジング2の開口部2aから突出するように、ブラシレスモータ1の軸線に略平行に延びている。
ブラケット4は、中央に開口21を有する略円盤状の基部22を有している。基部22の外周縁には、軸線方向の長さが基部22よりも長い側部23が延設されている。このブラケット4は、絶縁体からなる樹脂を用いて成形されており、基部22内には、金属製のプレート24がインサートされている。プレート24は、略環状を有し、その内周側の端部は、開口21に突出した後に、軸線に沿って先端側に屈曲させられており、この先端側に屈曲された部分にロータ3の先端部を回転自在に支持するベアリング25が圧入されている。
また、この基部22には、レゾルバ9のレゾルバステータ26を固定するレゾルバケース27が固定されている。レゾルバ9のレゾルバ端子28は、ブラケット4に取り付けられた導電体29に接続されており、ここから側部23に延設されたカプラ30の端子に接続される。
また、ブラケット4の側部23には、係合部23aが設けられており、この係合部23aに、ハウジング2の内周面及び開口部2aの端面が当接する。さらに、この側部23内には、3つの導電体であるターミナル35,36,37が、軸線方向に所定の間隔を空けてインサートされている。
図3に示すように、ターミナル35は、環の一部を切り取った弧状の本体部40aを有している。本体部40aの一端部には、延設部41aが、径方向の外側に突出するように設けられている。さらに、本体部40aの内周側には、3つの接続部42aが、周方向に所定の間隔を空けて配置されている。各接続部42aは、中心軸に向かって突設されている。各接続部42aには、周方向に沿って同じ向きに形成された切り欠き43が設けられている。また、各接続部42aには、凹部44が設けられている。この凹部44は、ブラケット4の製造時にターミナル35を金型に支持させる際に用いられる。
ターミナル36は、環の一部を切り取った弧状の本体部40bを有している。本体部40bの一端部は、平面視するとターミナル35の一端部に隣接配置されている。本体部40bの一端部には、延設部41bが、径方向の外側に突出している。また、本体部40bの内周側には、3つの接続部42bが、所定の間隔を空けて配置されている。接続部42bの形状は、接続部42aと同じである。
ターミナル37は、環の一部を切り取った弧状の本体部40cを有している。本体部40cの一端部は、平面視するとターミナル36の一端部に隣接配置されている。本体部40cの一端部には、延設部41cが、径方向の外側に突出している。また、本体部40cの内周側には、3つの接続部42cが、所定の間隔を空けて配置されている。接続部42cの形状は、接続部42aと同じである。
なお、延設部41b及び延設部41cは、その各々の先端が延設部41aと略平行になるように屈曲させられている。図2に示すように、これら各延設部41a,41b,41cは、ブラケット4の側部23に設けられたカプラ45の各端子46a,46b,46cのそれぞれに接続されている。このカプラ45は、電源ケーブルが接続され、3相電源から電力を供給される。
また、図3に示すように、合計9つの接続部42a,42b,42cは、それぞれが周方向に等間隔に配置され、かつ接続部42a,42b,42cの順番に並べられている。このような構成を有する各ターミナル35,36,37の本体部40a,40b,40cは、側部23内に収容されている。また、接続部42a,42b,42cが基部22内に配置され、図4に示すように、その一部が貫通孔47から露出している。貫通孔47は、基部22の周方向に延びる長孔で、ブラケット4の周方向に等間隔を空けて配置され、合計9つ形成されている。ターミナル35,36,37の各接続部42a,42b,42cは、貫通孔47の半分程度を塞ぐように設けられており、貫通孔47と各接続部42a,42b,42cとの間の隙間48に、切り欠き43の開放端が連なっている。
図2に示すように、貫通孔47は、ブラケット4の内面4a(ハウジング2に臨む面)から、内面4aと対向する外面4bまで貫通している。また、貫通孔47には、内面4a及び外面4bのそれぞれの開口端側が拡径するようなテーパ面が設けられている。
なお、図5に示すように、ブラケット4の外面4bには、略L字状の溝50と、円弧状の溝51とがそれぞれ形成されている。溝50には、レゾルバケース27が係合され、固定される。溝51には、レゾルバ端子28が挿通される。
このような構成を有するブラケット4は、インサート成形によって製造されている。例えば、金型内に、プレート24と、3つのターミナル35,36,37とを支持するピンが設けられており、このピンのそれぞれにプレート24と、3つのターミナル35,36,37とがセッティングされる。これらピンにより、プレート24及び各ターミナル35,36,37は互いに電気的に接触することなく配置され、かつ位置ずれが防止される。
その後、金型内に樹脂を流し込んで成形すると、プレート24と3つのターミナル35,36,37とがそれぞれ絶縁状態のまま樹脂にインサートされたブラケット4が完成する。なお、樹脂には、熱可塑性の結晶性プラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いることが好ましい。しかしながら、本実施の形態における樹脂はこれに限定されるものではない。
次に、このブラシレスモータ1の組み付け作業について説明する。
まず、図1に示すように、ハウジング2にベアリング11を圧入する。続いて、ハウジング2の内側に、コア15に巻線16を巻装した電磁コイル14を配設する。前記したように、巻線16の端末引き出し線17は、開口部2aから引き出しておく。
さらに、電磁コイル14によってハウジング2内に区画される空間に、ロータ3を挿入し、回転軸6の他端部をベアリング11に支持させる。そして、ハウジング2の開口部2aを覆うようにブラケット4を挿入し、ボルトで固定する。
この際に、図2及び図5に示すように、各端末引き出し線17は、ブラケット4の基部22に形成された貫通孔47に内面4a側から挿入され、隙間48を通り、ブラケット4の外面4b近傍に達する。さらに、図6に示すように、各端末引き出し線17を周方向にスライドさせて各接続部42a,42b,42cの切り欠き43に挿入し、係合させる。さらに、ブラケット4の外側(外面4b側)から各接続部42a,42b,42cに固定する。この場合の固定手段としては、例えば、溶接が用いられる。なお、端末引き出し線17のスライド移動及び溶接は、一つの自動機械で行うことができる。
なお、端末引き出し線17の長さは、電磁コイル14からその端末引き出し線17が固定される接続部42a,42b,43までの距離によって予め設定されている。
このようにして製造されたブラシレスモータ1を使用する場合には、ブラケット4に一体に形成されたカプラ45に電源ケーブルを接続し、他方のカプラ30に制御装置の信号線を接続する。
電源ケーブルから三相の交流電流を入力すると、カプラ45の各端子46a,46b,46cから各ターミナル35,36,37に電流が供給される。電流は、各接続部42a,42b,42cから各端末引き出し線17に入力され、電磁コイル14に通電される。
その結果、電磁コイル14に磁束が発生し、磁石8が配設されたロータ3が回転する。ロータ3の回転位置は、レゾルバ9によって検出される。レゾルバ9からの出力信号は、レゾルバ端子28及びブラケット4の導電体29を介してカプラ30に送られる。さらに、信号線から制御装置に入力され、三相の切り換え制御に用いられる。
この実施に形態によれば、電磁コイル14の端末引き出し線17を固定するターミナル35,36,37を、絶縁樹脂からなるブラケット4にインサート成形したので、従来のように、ターミナルを含むターミナルユニットと、ブラケットとを別々に取り扱う必要がなくなる。つまり、ターミナル35,36,37とブラケット4とを一体として取り扱うことができるので、それらの位置決めを個々に行う必要が無くなり、組立工程における各部品の組み付け性が向上する。
また、従来のように、絶縁体とターミナル35,36,37との積層構造を形成し、これを他の部材で挟持させる必要がなくなるので、ブラシレスモータ1を短軸化することができる。さらに、ターミナル35,36,37を配置する部分の高さ(軸線方向の長さ)が短くなるので、ベアリング11からベアリング25までの距離を短くすることができる。したがって、ロータ3の振れ回りが減少し、騒音が低減する。
また、ターミナル35,36,37と端末引き出し線17との接続を、ブラケット4に設けた長孔状の貫通孔47を利用して行うので、ターミナル35,36,37と端末引き出し線17との接続が容易になり、作業性が向上する。具体的には、端末引き出し線17を、貫通孔47のうちの広い隙間48に最初に挿通するので、ブラケット4から端末引き出し線17を引き出し易い。さらに、各接続部42a,42b,42cに、貫通孔47の長さ方向に沿って切り欠き43を形成したので、端末引き出し線17を周方向に移動させるだけで、端末引き出し線17と各接続部42a,42b,42cとを簡単に係合させることができる。そして、端末引き出し線17を、ターミナル35,36,37に、ブラケット4の外面4b側つまり反モータ側から溶接によって接続できるようにしたので、端末引き出し線17を簡単に、かつ確実に固定することができる。
ここで、各ターミナル35,36,37は、略同形状の本体部40a,40b,40cを有し、これら本体部40a,40b,40cが軸線方向に配列され、その各々から接続部42a,42b,42cが、周方向に間隔をあけて設けられているので、多数の接続部42a,42b,42cを効率良く、かつ確実に、端末引き出し線17に接続させることができる。
さらに、ターミナル35,36,37は、ブラケット4内を通り、カプラ45の端子46a,46b,46cに接続され、ダイレクトカプラ化されているので、従来のように、ターミナル35,36,37とカプラ45とを接続するために別体の導電体を設ける必要がない。したがって、そのような別体の導電体を接続するための工程が不要になる。また、ブラケット4の外面4bに導電体を配置する必要がなくなるので、レイアウトが容易になると共に、信頼性が向上する。
そして、このような構成のブラケット4の内部には、金属製のターミナル35,36,37やプレート24がインサートされているので、強度が向上する。
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で広く応用することができる。
例えば、貫通孔47の形状は、長穴に限定されない。端末引き出し線17を容易に挿通させる隙間が各接続部42a,42b,42cとの間に形成される形状であれば良く、略方形や、円形でも良い。
また、各接続部42a,42b,42cは、切り欠き43を有しなくても良い。この場合には、端末引き出し線17を各接続部42a,42b,42cにそのまま溶接しても良いし、端末引き出し線17を各接続部42a,42b,42c側に折り曲げた後に溶接しても良い。
本発明は、巻線と、巻線を巻かれたコアと、巻線を巻かれたコアを収容されたハウジングとを有するステータと;前記ハウジングに回転自在に取り付けられたロータと;前記巻線の端末引き出し線を接続される導電体と、前記導電体を担持する絶縁体とを有し、前記ハウジングの開口部に取り付けられたブラケットと;を備え、前記導電体が前記絶縁体にインサート成形されているブラシレスモータに関する。本発明のブラシレスモータによれば、各電磁コイルの巻き線の端末引き出し線を接続する導電体を絶縁体にインサート成形してブラケットを製造するので、ブラシレスモータの構造を簡略化するとともに、ブラシレスモータを小型化することができる。また、ブラケットをハウジングに組み付けることにより、導電体を位置決めするとともに定位置に固定することができるので、組み付け作業の効率を高めることができる。

Claims (5)

  1. 巻線と、前記巻線を巻かれたコアとを有するステータと;
    前記ステータを収容するハウジングと;
    前記ハウジングに回転自在に取り付けられたロータと;
    前記巻線の端末引き出し線を接続される導電体と、前記導電体を担持する絶縁体とを有し、前記ハウジングの開口部に取り付けられたブラケットと;を備え、
    前記導電体は前記絶縁体にインサート成形されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記ブラケットに、前記ハウジングに臨む内面から該内面と対向する外面にかけて貫通する貫通孔が形成され、
    前記貫通孔には、前記内面側から前記端末引き出し線が挿入され、
    前記端末引き出し線は、前記外面側において前記導電体に固定されている請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記貫通孔は、前記ブラケットの周方向に略沿う長穴であり、
    前記導電体には、前記貫通孔の一部を塞ぐように前記貫通孔内に突出する接続部が設けられている請求項2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記接続部に、前記ブラケットの周方向に略沿って、前記端末引き出し線に係合される切り欠きが設けられている請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記導電体は、前記ブラケットの側部に延設された通電用のカプラの端子に接続されている請求項1に記載のブラシレスモータ。

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