JP4913538B2 - 集中配電部品 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ用の集中配電部品に関し、特に車両に搭載されるモータのステータに
配置されている複数相のコイルに対して集中的に配電を行うための集中配電部品に関する
近年、環境を重視して省燃費化をはかるために、ハイブリッドカーの開発が行われてい
る。ハイブリッドカーは、自動車の主動力源としては化石燃料用いたエンジンを用いて、
このエンジンをアシストするためのモータアシスト機構を備えている。
自動車に用いられるモータは、例えばエンジンのシャフトに直結されたロータと、この
ロータの周囲に配置されたリング状のステータを備えている。このステータは、コアに複
数相のコイルを施すことにより形成された多数の磁極と、これらの磁極を収納しているス
テータホルダと、複数相のコイルに対して集中的に配電を行うための集中配電部品を有す
る。
従来の集中配電部品は、U相、V相、W相のバスリングを有している。各バスリングは
、線状導体を略円環状に折り曲げて形成したもので、これらのバスリングの一部を折り曲
げることにより、それぞれ直径方向に沿って内側にU字型に曲げ加工された複数の端子部
が形成されている。これらの端子部はコイルに対して電気的にかつ機械的に接続されてい
る。
バスリングが複数の突出した端子部を有するのは、各バスリングが対応する位置のコイ
ルに電気的にかつ機械的に接続された状態で、隣接するバスリング同士が電気的に接触し
ないように、相互の距離を確保して電気絶縁性を確保するためである。各バスリングの端
子部は円周方向に関して相互に異なる位置で、コイル側である内側に突出してU字型に曲
げ加工されている。
また、このように各バスリングの一部を折り曲げることで複数の端子部をコイル側に向
けて突出して形成することで、端子部とコイルを電気的にかつ機械的に接続し易くしてい
る(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−229677号公報
ところが、特許文献1の集中配電部品では、各バスリングは複雑な形状に曲げ加工しな
ければならず、このような複雑な形状のバスリングを形成するためには、必要とする線状
導体の長さが単純な円環状のものを形成するのに比べてかなり長くなってしまい、加工コ
ストの低減を図ることができず、材料コストの増大も招くことになる。
また、各バスリングには複数の端子部が内側に向けて突出して形成されているので、単
純な円環状のものに比べて大型であり、モータのステータハウジングの収容空間内に、複
数のバスリングの組み立て体を収容するためには、収容スペースが大きくなってしまい、
モータの大型化が避けられない。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、環状導体の長さを短くでき、隣接する環状導体同士における電気絶縁性を確保しながら、簡単に製造でき、小型化を図ることができる集中配電部品を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の集中配電部品は、モータのステータに配置されて前記ステータのコイルに電気的に接続される集中配電部品
であって、
複数の環状導体と、
前記複数の環状導体が前記環状導体の軸方向に沿って相互に間隔を空けて配列された状
態で前記複数の環状導体を一体に保持する複数の保持部品と、
前記複数の保持部品により保持された前記複数の環状導体に対してそれぞれ別々に電気
的に接続された複数の中継端子と、
を備え、
前記中継端子と前記環状導体との電気的な接続部分が、前記保持部品内に配置されており、前記保持部品はモールド成型により形成されていることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記環状導体は、線状導体を曲げることで形成されていることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記環状導体は、エナメル線であり、前記中継端子と前記環状導体の芯線の前記接続部分は溶接により電気的かつ機械的に接続されることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記複数の環状導体の各内径は略同じであり、前
記複数の環状導体の内側には円形の空間が形成されていることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記中継端子は、
前記環状導体の前記芯線に対してかみ合わせることにより電気的に接続される環状導体
接続端と、
前記ステータのコイルの接触端部に対して電気的に接続されるコイル接続端と、
前記コイル接続端と前記環状導体接続端とを接続する接続部と、を有することを特徴と
する。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記中継端子の前記コイル接続端は、前記コイル
の接触端部に接続可能な領域を、前記環状導体の軸方向に沿って有していることを特徴と
する。
本発明の集中配電部品は、好ましくは各前記保持部品は、前記中継端子の前記コイル接
続端と、前記保持部品により保持された前記複数の環状導体との間に電気絶縁部を有する
ことを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記集中配電部品を前記ステータの収容部内に配
置する際に前記コイルの接触端部が、前記中継端子の前記接続部に当たるのを避けるため
に、前記接続部には、逃げ部分が形成されていることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記複数の環状導体は、3相ブラシレスモータの
U相の環状導体とV相の環状導体とW相の環状導体を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記複数の環状導体は、さらに前記中性相の環状
導体を含むことを特徴とする。
本発明の集中配電部品によれば、中継端子と環状導体との電気的な接続部分が、保持部品内に配置されており、各環状導体を保持する保持部品はモールド成型により形成されているので、環状導体の長さを短くでき、隣接する環状導体同士における電気絶縁性を確保しながら、簡単に製造でき、小型化を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の集中配電部品の好ましい実施形態を示す図である。
図1に示す集中配電部品1は、例えばハイブリッド自動車に搭載される3相のDCブラ
シレスモータの複数の巻線(コイル)に対して駆動電流を給電するのに使用される。この
モータは、例えばエンジンのシャフトに直結されたロータと、このロータの周囲に配置さ
れたリング状のステータを備えている。このステータは、コアに複数相のコイルを配置す
ることにより形成された多数の磁極と、これらの磁極を収納しているステータホルダと、
複数相のコイルに対して集中的に配電を行うための集中配電部品1を有する。
図1に示す集中配電部品1は、環状の集中配電部材である。集中配電部品1は、3相分
の環状導体11,12,13と、中性相用の環状導体10と、複数組の電気絶縁性を有す
る保持部品31,32,33,34と、複数の導電性を有する中継端子40を備える。特徴的なのは、各保持部品31,32,33,34が、電気絶縁性を有する材料、例えばプラスチックをモールド成型することにより形成されていることである。保持部品31,32,33,34をモールド成型するための電気絶縁性を有する材料としては、例えば耐熱樹脂などを用いることができる。
環状導体11は3相ブラシレスモータのU相に対応し、環状導体12はV相に対応し、
そして環状導体13はW相に対応する。各環状導体11,12,13,10は、直線状の
電気伝導部材を円環状に折り曲げることで形成されている。
まず、図1に示す3相の環状導体11,12,13と、中性相用の環状導体10につい
て説明する。
環状導体11,12,13と環状導体10は、好ましくは断面円形状であり、ワイヤー
ともいい、略同じ直径を有するエナメル線を使用しており、この環状導体の直径は例えば
3.2mmである。エナメル線は、中継端子40に対して電気的にかつ機械的に接続され
る部分以外は、電気絶縁膜により絶縁被覆されている。
図1に示すように、環状導体11の両端部は、給電端子11Dに接続されている。同様
にして、環状導体12の両端部は、給電端子12Dに接続され、環状導体13の両端部は
、給電端子13Dに接続されている。環状導体10の両端部10Cは電気的に接続されて
いる。給電端子11D、12D、13Dと両端部10Cは、互いに円周方向Rにずらした
位置に配置されている。
図2に示すように、給電端子11D、給電端子12D、給電端子13Dは、U相のコイ
ル100、V相のコイル101、W相のコイル102の各一端部に電気的にそれぞれ接続
され、中性相の環状導体10は、U相のコイル100、V相のコイル101、W相のコイ
ル102の各他端部に電気的に接続される。
次に、図1の保持部品31,32,33,34について説明する。
保持部品31,32,33,34は、上述したように電気絶縁性を有する材料をモールド成型することで形成されており、保持部品31,32,33,34は、集中配電部品1の環状導体11,12,13と環状導体10に対して、円周方向Rに沿って互いに間隔を空けて配置されている。
保持部品31,32,33,34は、電気絶縁性を有するPPS(ポリフェニレンサル
ファイド)等の耐熱樹脂を用いてモールド成型により形成されている。保持部品31,32,33,34は、環状導体11,12,13と環状導体10の間に間隔を空けた状態で、環状導体11,12,13と環状導体10を平行に保持するための保持部材である。
図1に例示するように、保持部品31,32,33,34は、円周方向R(時計回り方
向)にそって、保持部品31,32,31,33,31,34,31,32,31,33
,31・・・の順に配置されている。つまり、保持部品32,33,34の相互の間には
、保持部品31が配置されている。
図3(A)〜図3(D)は、それぞれ保持部品31,32,33,34の形状例を示し
ている。
図3(A)に示す保持部品31と、図3(B)に示す保持部品32と、図3(C)に示す保持部品33と、図3(D)に示す保持部品34は、同じ大きさの直方体形状を有している。各保持部品31,32,33,34は、4本の環状導体10〜13の途中部分を一体的に保持しており、各環状導体10〜13のE方向に沿って相互間隔は好ましくは同じに設定されている。これにより、保持部品の形状と大きさは1種類ですむので、部品の種類を低減でき、コストダウンが図れる。図1の例では、これら
の保持部品31,32,33,34は、48個使用している。
図3(A)に示す保持部品31と、図3(B)に示す保持部品32と、図3(C)に示す保持部品33と、図3(D)に示す保持部品34は、好ましい形状として直方体形状を有しており、それぞれ4本の環状導体10〜13の途中部分を一体的に保持するための円筒形状の保持孔69を有している。しかし、保持部品31〜34の形状は直方体形状に限らず他の形状を採用することもできる。
図4は、一例して図1の部分Tにおける保持部品31と、中継端子40と、4本の環状
導体10〜13の構造例を示す。図5は、中継端子40の形状例を示している。
これらの複数の中継端子40は、この実施形態では、一種類使用している。これにより
使用する中継端子の種類を減らすことができ、コストダウンが図れる。中継端子40は、
例えば銅の基材に錫をメッキしたものであり、1つの環状導体接続端41と、2つのコイ
ル接続端42,42と、接続部43を有している。
図5の接続部43は環状導体接続端41とコイル接続端42,42を接続しており、接
続部43は逃げ部分44を有している。環状導体接続端41は、接続部43からH方向に
そって突出して形成されており、ほぼU字型あるいはJ字型を有している。
2つのコイル接続端42,42は、接続部43からJ方向にそって平行に突出して形成
されている。コイル接続端42,42の幅Kは、図4に示すコイルの接続突出部150の
直径Mよりも大きく設定されている。
図7に示す保持部品31(32,33,34)の高さS1が例えば22mmであり、保
持部品からコイル接続端42までの幅S2が13.5mmである場合に、図4に示す2つ
のコイル接続端42,42のJ方向の長さGは、例えば好ましくは5.9mm以上である
。このコイル接続端42,42の長さGは、接続突出部150が電気的にかつ機械的に接
触できるように充分に余裕を持って設定されている。
図6(A)に示す2つのコイル接続端42,42は平行な状態から、図6(B)に示す
ようN方向に沿ってコイルの接続突出部150に対して押圧しながら溶接される。これに
より、2つのコイル接続端42,42とコイルの接続突出部150とは溶接により電気的
かつ機械的に確実に接続することができる。
次に、図7〜図10を参照して、環状導体10〜13と、保持部品31,32,33,
34と、中継端子40の組み立て構造例について説明する。
図7では、4本の環状導体10〜13が保持部品31により所定の間隔をおいて保持されており、中継端子40の環状導体接続端41が中性相の環状導体10の芯線98に対して嵌め
合わせて溶接することにより電気的に機械的に固定されている。中継端子40の環状導体
接続端41は、環状導体10の芯線98に電気的に固定されている。
図7に示すような環状導体10としては、例えば好ましくはエナメル線を用いている。このエナメル線は、芯線98と、この芯線98の外周囲に被覆された電気絶縁被覆99とを有している。芯線98は、例えば断面円形状の銅線であり、電気気絶縁被覆99はエナメル層である。
図7に示すように、環状導体10が中継端子40に対して電気的に接続される直前には、環状導体10の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。これにより、環状導体の電気絶縁被覆が除去されて露出した芯線98の酸化を防ぐことができる。
このように電気絶縁被覆99の部分的な除去のタイミングは、好ましくは中継端子40の環状導体接続端41が中性相の環状導体10の芯線98に対して嵌め合わせて溶接する作業の直前である。中継端子40の環状導体接続端41は、酸化を防いだ芯線98に対して、溶接を安定的に行うことができる。
中継端子40のコイル接続端42は、コイルの接続突出部150に対して溶接により電気的にかつ機械的に固定されている。これにより、中性相の環状導体10は、中継端子40とコイルの接続突出部150を介して、U相のコイル100、V相のコイル101、W相のコイル102に電気的に接続される。
図7に示すように、保持部品31は、樹脂のモールド成型により4本の環状導体10〜13に対して形成されている。このため、保持部品31は、4本の環状導体10〜13の相互の間を完全に埋めた状態で4本の環状導体10〜13を確実に保持することが出来る。すなわち、保持部品31は、4本の環状導体10〜13の相互の間を電気絶縁部分81で電気的に絶縁していることから、環状導体10の電気絶縁被覆99が一部除去されて芯線98が露出されていても、環状導体10の露出している芯線98と隣の環状導体11との間の電気的絶縁を確保することができる。
しかも、3つの環状導体11,12,13と中継端子40のコイル接続端42との間には、保持部品31の電気絶縁隔壁82が配置されているので、3つの環状導体11,12,13と中継端子40のコイル接続端42との間の電気的絶縁を確保することができる。
次に、図8では、環状導体10〜13が保持部品32により所定の間隔をおいて保持さ
れており、中継端子40の環状導体接続端41がU相の環状導体11の芯線98に対して
嵌め合わせて溶接することにより電気的に機械的に固定されている。中継端子40の環状
導体接続端41は、環状導体11の芯線98に溶接により電気的に固定されている。
図8に示すような環状導体11としては、例えば好ましくはエナメル線を用いている。このエナメル線は、芯線98と、この芯線98の外周囲に被覆された電気絶縁被覆99とを有している。芯線98は、例えば断面円形状の銅線であり、電気気絶縁被覆99はエナメル層である。
図8に示すように、環状導体11が中継端子40に対して電気的に接続される直前には、環状導体11の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。これにより、環状導体の電気絶縁被覆が除去されて露出した芯線98の酸化を防ぐことができる。
このように電気絶縁被覆99の部分的な除去のタイミングは、好ましくは中継端子40の環状導体接続端41が環状導体11の芯線98に対して嵌め合わせて溶接する作業の直前である。中継端子40の環状導体接続端41は、酸化を防いだ芯線98に対して、溶接を安定的に行うことができる。
中継端子40のコイル接続端42は、コイルの接続突出部150に対して溶接により電気的にかつ機械的に固定されている。これにより、U相の環状導体11は、中継端子40を介して、U相のコイル100の一端部側のコイルの接続突出部150に電気的に接続される。
図8に示すように、保持部品32は、樹脂のモールド成型により4本の環状導体10〜13に対して形成されている。このため、保持部品32は、4本の環状導体10〜13の相互の間を完全に埋めた状態で4本の環状導体10〜13を確実に保持することが出来る。すなわち、保持部品32は、4本の環状導体10〜13の相互の間を電気絶縁部分81で電気的に絶縁していることから、環状導体11の電気絶縁被覆99が一部除去されて芯線98が露出されていても、環状導体11の露出している芯線98と隣の環状導体10,12との間の電気的絶縁を確保することができる。
しかも、3つの環状導体10,12,13と中継端子40のコイル接続端42との間には、保持部品32の電気絶縁隔壁82が配置されているので、3つの環状導体10,12,13と中継端子40のコイル接続端42との間の電気的絶縁を確保することができる。
次に、図9では、環状導体10〜13が保持部品33により所定の間隔をおいて保持さ
れており、中継端子40の環状導体接続端41がV相の環状導体12の芯線98に対して
嵌め合わせて溶接することにより電気的に機械的に固定されている。ただし、中継端子4
0は、図7と図8の例とは異なり、上下逆向きに使用されている。
中継端子40の環状導体接続端41は、環状導体12の芯線98に電気的に固定されて
いる。中継端子40のコイル接続端42は、コイルの接続突出部150に対して溶接によ
り電気的にかつ機械的に固定されている。これにより、V相の環状導体12は、中継端子
40を介して、V相のコイル101の一端部側のコイルの接続突出部150に電気的に接
続される。
図9に示すような環状導体12としては、例えば好ましくはエナメル線を用いている。このエナメル線は、芯線98と、この芯線98の外周囲に被覆された電気絶縁被覆99とを有している。芯線98は、例えば断面円形状の銅線であり、電気気絶縁被覆99はエナメル層である。
図9に示すように、環状導体12が中継端子40に対して電気的に接続される直前には、環状導体12の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。これにより、環状導体の電気絶縁被覆が除去されて露出した芯線98の酸化を防ぐことができる。
このように電気絶縁被覆99の部分的な除去のタイミングは、好ましくは中継端子40の環状導体接続端41が環状導体12の芯線98に対して嵌め合わせて溶接する作業の直前である。中継端子40の環状導体接続端41は、酸化を防いだ芯線98に対して、溶接を安定的に行うことができる。
図9に示すように、保持部品33は、樹脂のモールド成型により4本の環状導体10〜13に対して形成されている。このため、保持部品33は、4本の環状導体10〜13の相互の間を完全に埋めた状態で4本の環状導体10〜13を確実に保持することが出来る。すなわち、保持部品33は、4本の環状導体10〜13の相互の間を電気絶縁部分81で電気的に絶縁していることから、環状導体12の電気絶縁被覆99が一部除去されて芯線98が露出されていても、環状導体12の露出している芯線98と隣の環状導体11,13との間の電気的絶縁を確保することができる。
しかも、3つの環状導体10,11,13と中継端子40のコイル接続端42との間には、保持部品33の電気絶縁隔壁82が配置されているので、3つの環状導体10,11,13と中継端子40のコイル接続端42との間の電気的絶縁を確保することができる。
最後に、図10では、環状導体10〜13が保持部品33により所定の間隔をおいて保
持されており、中継端子40の環状導体接続端41がW相の環状導体10の芯線98に対
して嵌め合わせて溶接することにより電気的に機械的に固定されている。ただし、中継端
子40は、図9の例と同様に、上下逆向きに使用されている。
中継端子40の環状導体接続端41は、環状導体10の芯線98に電気的に固定されて
いる。中継端子40のコイル接続端42は、コイルの接続突出部150に対して溶接によ
り電気的にかつ機械的に固定されている。これにより、W相の環状導体13は、中継端子
40を介して、W相のコイル102の一端部側のコイルの接続突出部150に電気的に接
続される。
図10に示すような環状導体13としては、例えば好ましくはエナメル線を用いている。このエナメル線は、芯線98と、この芯線98の外周囲に被覆された電気絶縁被覆99とを有している。芯線98は、例えば断面円形状の銅線であり、電気気絶縁被覆99はエナメル層である。
図10に示すように、環状導体13が中継端子40に対して電気的に接続される直前には、環状導体13の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。これにより、環状導体の電気絶縁被覆が除去されて露出した芯線98の酸化を防ぐことができる。
このように電気絶縁被覆99の部分的な除去のタイミングは、好ましくは中継端子40の環状導体接続端41が環状導体13の芯線98に対して嵌め合わせて溶接する作業の直前である。中継端子40の環状導体接続端41は、酸化を防いだ芯線98に対して、溶接を安定的に行うことができる。
図10に示すように、保持部品34は、樹脂のモールド成型により4本の環状導体10〜13に対して形成されている。このため、保持部品34は、4本の環状導体10〜13の相互の間を完全に埋めた状態で4本の環状導体10〜13を確実に保持することが出来る。すなわち、保持部品34は、4本の環状導体10〜13の相互の間を電気絶縁部分81で電気的に絶縁していることから、環状導体13の電気絶縁被覆99が一部除去されて芯線98が露出されていても、環状導体13の露出している芯線98と隣の環状導体12との間の電気的絶縁を確保することができる。
しかも、3つの環状導体10,11,12と中継端子40のコイル接続端42との間には、保持部品34の電気絶縁隔壁82が配置されているので、3つの環状導体10,11,12と中継端子40のコイル接続端42との間の電気的絶縁を確保することができる
このように、各保持部品31〜34内では、環状導体10,11,12と中継端子40の環状導体接続端41の接続部分が、各保持部品31〜34内において配置されている。しかも、各保持部品31〜34は例えば樹脂のモールド成型により形成されている。
これにより、各環状導体を保持する保持部品はモールド成型により簡単な形状に形成でき、環状導体の長さを短くでき、隣接する環状導体同士における電気絶縁性を確保しながら、集中配電部品の小型化を図ることができる。また、集中配電部品の製造が容易になる。
環状導体10,11,12,13と中継端子40のコイル接続端42およびコイルの接続突出部150との間の電気的絶縁を確保でき、中継端子40の環状導体接続端41が、電気絶縁被膜99が除去されて露出した芯線98に対して直接電気的に機械的に、保持部品31〜34内において接続する構造である。すなわち、環状導体10,11,12と中継端子40の環状導体接続端41の接続部分は、保持部品31〜34により密封されることにより外部から保護されて外部に晒されないので、保持部品31〜34は、環状導体10,11,12と中継端子40の環状導体接続端41の接続部分におけるさびの発生を防ぎ、電気接続状態を良好に維持することができる。
次に、図11と図12を参照して、集中配電部品1が用いられるモータ300の構造例
を説明する。モータ300は、ステータ200と、ロータ201を備えている。
ロータ201は、複数の駆動用のマグネットを有している。ロータ201のマグネット
の磁力と、ステータ200のU相のコイル100、V相のコイル101、W相のコイル1
02の発生する磁束との相互作用により、ロータ201はステータ200に対して中心軸
CLを中心として回転するようになっている。
ステータ200は、コイルボビン220と、ステータコア221を有している。コイル
ボビン220は、円周方向に沿ってリング状の収容部230を有している。この収容部2
30は、コイル100,101,102の外側に位置しており、図1に示す集中配電部品
1をはめ込んで収容する部分である。
図11の部分P1では、図7に示す保持部品31とその周辺部分を示しており、図11
の部分P2では、図8に示す保持部品32とその周辺部分を示している。図12の部分P
3では、図9に示す保持部品33とその周辺部分を示しており、図12の部分P4では、
図10に示す保持部品34とその周辺部分を示している。
図13は、図12に示すように部分P3,P4において中継端子40が上下逆向きに収
容部230内に収容される場合の特徴を示している。
中継端子40が上下逆向きに収容部230内に収容されると、図5に示す中継端子40
の接続部43の一部がコイルの接続突起部150に当たってしまうことになり、集中配線
部品1が収容部230内には入らなくなってしまう。このことを防ぐために、すでに述べ
たように図5の接続部43は逃げ部分(後退部分)44を有している。これにより、図1
3(A)と図13(B)に示すように、集中配線部品1が収容部230内にDN方向に沿
って収容される場合に、中継端子40の接続部43の一部がコイルの接続突起部150に
は当たらずに、集中配線部品1はスムーズに収容部230内に収容できる。
このような構造を有する集中配線部品1は、図11と図12に示すステータ200の収
容部230内に、DN方向に沿って収容すれば、各中継端子40は対応する位置にあるコ
イルの接続突起部150は、図4に例示するように中継端子40の2つのコイル接続端4
2,42の間に位置される。その後、図6に示すように、2つのコイル接続端42,42
はN方向に押圧されながらコイルの接続突起部150に対して溶接により電気的かつ機械
的に確実に接続される。
図14は、各保持部品31〜34が4本の環状導体10〜13に対してモールド成型され、集中配電部品1の展開された状態を示している。環状導体10〜13は、複数の保持部品31ないし34により、好ましくは同じ間隔をおいて平行に保持されている。
このようにして図18(B)に示すように構成された帯状の集中配電部品1は、図1に示すように環状に曲げて、中性相の環状導体10の両端部10Cを結線する。U相の環状導体11とV相の環状導体12およびW相の環状導体13の一端部と他端部は、それぞれ給電端子11D、12D、13Dに接続される。これにより、図1に示すような環状の集中配線部品1が得られ、各環状導体10〜13は集中配電部品1の中心軸に沿って平行に並べて配置されている。
図1に示す環状の集中配線部品1は、図11と図12に示すように、コイルボビン22
0の収容部230内にDN方向に沿って挿入することで設定される。集中配線部品1が収
容部230内に設定されると、図7〜図10に示すように、各中継端子40のコイル接続
端42がコイルの接続突起部150の両側に位置される。そして、図6に示す要領で、各中継端子40のコイル接続端42がコイルの接続突起部150に押し付けられながら溶接される。
これにより、U相の環状導体11とV相の環状導体12およびW相の環状導体13は、
それぞれコイル100,101,102の各一端部に対して、中継端子40を介して電気
的にかつ機械的に接続される。また、中性相の環状導体10は、コイル100,101,
102の各他端部に対して、中継端子40を介して電気的にかつ機械的に接続される。
本発明の実施形態では、図11と図12に示すように、コイルの接続突起部150のコイルボビン220の底部229に対する高さFは、コイル100,101,102の取り出し高さであるが、この高さFは、図11の部分P1,P2と図12の部分P3,P4のいずれの位置においても一定にすることができる。この理由としては、コイルの接続突起部50の高さFが同じであっても、コイルの接続突起部150と対応する中継端子40のコイル接続端42が必ず溶接して固定できる領域が、図4に示す距離Gで示すように、環状導体10〜13の中心軸CLと平行な方向DNに沿って余裕をもたせて設けられているためである。
これにより、環状導体10,11,12,13が中心軸CL方向に間隔をおいて配列さ
れた構造であるにもかかわらず、各環状導体10,11,12,13は、中継端子40を
用いて、同位置の高さFのコイルの接続突起部150に対して、電気的にかつ機械的に容易に接続できる。
各環状導体10,11,12,13の芯線98は、あらかじめ芯線98の全長にわたって電気絶縁皮膜99により被覆されていることから、円形状に曲げて各環状導体10,11,12,13を作成して保持部材31〜34により保持する作業中に、芯線98が酸化するのを防止できる。そして、中継端子40の環状導体接続端41が環状導体10,11,12,13の芯線98に対して嵌め合わせて溶接する作業の直前に、電気絶縁被覆99の一部を除去すればよい。このため、露出される芯線98の部分を最小限にでき、芯線98の酸化をできる限り防げる。
なお、図7〜図10において、電気絶縁被膜99が芯線98から除去または剥離される幅は、中継端子40の環状導体接続端41の幅と同じかやや大きい程度である。これにより、芯線98から除去または剥離される電気絶縁被膜99の量を最小限にすることができる。
本発明の実施形態の集中配電部品1は、複数の環状導体10,11,12,13と、複
数の環状導体が環状導体の軸方向に沿って相互に間隔を空けて配列された状態で複数の環
状導体を一体に保持する複数の保持部品31〜34と、複数の保持部品により保持された
複数の環状導体に対してそれぞれ別々に電気的に接続された複数の中継端子40とを備える。そして、中継端子40と環状導体10,11,12,13との電気的な接続部分が、保持部品31〜34内に配置されており、保持部品31〜34はモールド成型により形成されている。
これにより、環状導体の長さを短くでき、隣接する環状導体同士における電気絶縁性を確保しながら、集中配電部品の小型化を図ることができる。環状導体10,11,12,13と中継端子40のコイル接続端42およびコイルの接続突出部150との間の電気的絶縁を確保でき、中継端子40の環状導体接続端41が、電気絶縁被膜99が除去されて露出した芯線98に対して直接電気的に機械的に、保持部品31〜34内において接続する構造である。すなわち、環状導体10,11,12と中継端子40の環状導体接続端41の接続部分は、保持部品31〜34により密封されることにより外部から保護されて外部に晒されないので、保持部品31〜34は、環状導体10,11,12と中継端子40の環状導体接続端41の接続部分におけるさびの発生を防ぐことができる。
この集中配電部品の小型化により、モータの小型化も図れる。
また、芯線と芯線に設けられた電気絶縁被覆とを有する環状導体を用いて、環状導体が中継端子に対して電気的に接続される際に、環状導体の中継端子が接続される部分の電気絶縁被覆が芯線から除去されるので、環状導体の芯線の酸化を防ぐことができる。
本発明の実施形態の集中配電部品1では、環状導体10,11,12,13は、線状導体を曲げることで形成されている。これにより、環状導体は銅板を打ち抜いて形成するのではないので、銅板を打ち抜いた後に生じる残りの部分が発生せず、材料費と加工費の低減が図れる。
本発明の実施形態の集中配電部品1では、環状導体10,11,12,13としては、好ましくはエナメル線を用いており、中継端子40と芯線98は溶接により電気的かつ機械的に接続される。これにより、芯線98の酸化を防ぐことができ、中継端子40は、酸化を防いだ芯線98に対して、溶接を安定的に行うことができる。
本発明の実施形態の集中配電部品1は、複数の環状
導体の各内径は略同じであり、複数
の環状導体の内側には円形の空間が形成されている。これにより、同じような長さの環状
導体を用意すれば良く、環状導体を構成する線状導体の長さを最短にでき、材料費の低減
と加工費の低減が図れる。
本発明の実施形態の集中配電部品1の中継端子40は、環状導体の芯線98に対してか
み合わせて溶接することにより電気的に接続される環状導体接続端41と、ステータのコ
イルの接触端部150に対して電気的に接続されるコイル接続端42と、コイル接続端4
2と環状導体接続端41とを接続する接続部43とを有する。これにより、環状導体の芯
線98とコイルの接続突起部150は、中継端子40を用いるだけで簡単に電気的に機械的に接続できる。
本発明の実施形態の集中配電部品1は、中継端子40のコイル接続端42は、コイルの
接触端部150に接続可能な領域を、環状導体の軸方向に沿って有している。これにより
、各環状導体10〜13の位置が中心軸CLに沿って異なるにも関わらず、中継端子40
は一種類使用すればすみ、部品の種類を減らし、材料費と加工費を低減できる。
本発明の実施形態の集中配電部品1では、各保持部品31〜34は、中継端子40のコ
イル接続端42と、保持部品により保持された複数の環状導体10〜13との間の電気絶
縁性を確保するための電気絶縁部81,82(図7〜図10を参照)を有する。これによ
り、中継端子40と環状導体10〜13との間の距離をできる限り短くでき、電気絶縁性
を確保しながら小型化が図れる。
本発明の実施形態では、集中配電部品1をステータの収容部230内に配置する際にコ
イルの接触端部150が、中継端子40の接続部43に当たるのを避けるために、図5に
示すように接続部43には、逃げ部分44が形成されている。これにより、集中配電部品
1をステータの収容部230内に配置する際にコイルの接続突起部150が、中継端子40の接続部43に当たるのを避けることができ、集中配電部品1はスムーズにステータの収容部230内に装着できる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
上述した集中配電部品の各環状導体としては、エナメル線を用いているが、これに限らず導電性を有する金属の芯線と、この芯線を被覆する電気絶縁被覆を有する構造であれば、特に芯線と電気絶縁被覆の材質には、限定されない。
例えば、中性相、U相、V相、W相の環状導体10,11,12,13は、同じ直径を有しているが、必要に応じて環状導体11,12,13と環状導体10とは、異なる太さであっても良い。また、環状導体10は他の環状導体11,12,13とは別の位置に設けることにして、集中配電部品1は、環状導体11,12,13で構成するようにしても良い。
また、環状導体3は断面円形状の導体であるが、これに限らず他の形状、例えば矩形断面を有しても良い。
本発明の集中配電部品の好ましい実施形態を示す斜視図である。 U相、V相、W相の環状導体と、中性相の環状導体とコイルの接続例を示す図である。 保持部品の形状例を示す図である。 保持部品と、中継端子と、4本の環状導体の組み立て例を示す図である。 中継端子の形状例を示す図である。 中継端子とコイルの接続突出部とを電気的かつ機械的に接続している例を示す図である。 環状導体と、保持部品と、中継端子の組み立て構造を示す図である。 環状導体と、保持部品と、中継端子の組み立て構造を示す図である。 環状導体と、保持部品と、中継端子の組み立て構造を示す図である。 環状導体と、保持部品と、中継端子の組み立て構造を示す図である。 モータの断面構造例を示す図である。 モータの断面構造例を示す図である。 中継端子とコイルの接続突起部とが当たるのを防ぐ構造を示す図である。 集中配電部品が環状に形成される前の展開された状態を示す図である。
符号の説明
1 集中配線部品
10 中性相に対応する環状導体
11 U相に対応する環状導体
12 V相に対応する環状導体
13 W相に対応する環状導体
31〜34 保持部品(ホルダー)
40 中継端子
41 環状導体接続端
42 コイル接続端
44 逃げ部分(後退部分)
98 芯線
99 電気絶縁被覆
150 コイルの接続突起部
200 ステータ
201 ロータ
230 集中配線部品の収容部
300 モータ
CL 環状導体の軸方向

Claims (10)

  1. モータのステータに配置されて前記ステータのコイルに電気的に接続される集中配電部品であって、
    複数の環状導体と、
    前記複数の環状導体が前記環状導体の軸方向に沿って相互に間隔を空けて配列された状
    態で前記複数の環状導体を一体に保持する複数の保持部品と、
    前記複数の保持部品により保持された前記複数の環状導体に対してそれぞれ別々に電気
    的に接続された複数の中継端子と、
    を備え、
    前記中継端子と前記環状導体との電気的な接続部分が、前記保持部品内に配置されており、前記保持部品はモールド成型により形成されていることを特徴とする集中配電部品。
  2. 前記環状導体は、線状導体を曲げることで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の集中配電部品。
  3. 前記環状導体は、エナメル線であり、前記中継端子と前記環状導体の芯線の前記接続部分は溶接により電気的かつ機械的に接続されることを特徴とする請求項2に記載の集中配電部品。
  4. 前記複数の環状導体の各内径は略同じであり、前記複数の環状導体の内側には円形の空間が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の集中配電部品。
  5. 前記中継端子は、
    前記環状導体の前記芯線に対してかみ合わせることにより電気的に接続される環状導体
    接続端と、
    前記ステータのコイルの接触端部に対して電気的に接続されるコイル接続端と、
    前記コイル接続端と前記環状導体接続端とを接続する接続部と、を有することを特徴と
    する請求項3に記載の集中配電部品。
  6. 前記中継端子の前記コイル接続端は、前記コイルの接触端部に接続可能な領域を、前記環状導体の軸方向に沿って有していることを特徴とする請求項5に記載の集中配電部品。
  7. 各前記保持部品は、前記中継端子の前記コイル接続端と、前記保持部品により保持された前記複数の環状導体との間に電気絶縁部を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の集中配電部品。
  8. 前記集中配電部品を前記ステータの収容部内に配置する際に前記コイルの接触端部が、前記中継端子の前記接続部に当たるのを避けるために、前記接続部には、逃げ部分が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の集中配電部品。
  9. 前記複数の環状導体は、3相ブラシレスモータのU相の環状導体とV相の環状導体とW相の環状導体を少なくとも含むことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の集中配電部品。
  10. 前記複数の環状導体は、さらに前記中性相の環状導体を含むことを特徴とする請求項9に記載の集中配電部品。
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