JP3977351B2 - ステータ - Google Patents

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Description

この発明は、電動機や発電機等の回転電機に用いられるステータに関するものである。
電動機等のステータには、分割鉄心に外嵌した絶縁ボビンにステータコイルを巻回してステータ片を構成し、このステータ片を複数用意し円環状に配列して環状ステータ群を構成し、この環状ステータ群に環状の配電部材を取り付け、配電部材における各相の給電線(バスリング)の端子部とステータコイルの一端を、絶縁ボビンに固定されたターミナルを介して接続し、隣接するステータ片のステータコイルの他端同士を、絶縁ボビンに固定された中点ターミナルを介して接続したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−25198号公報
しかしながら、従来の前記ステータにおいては、配電部材の給電線が相毎にステータの軸線方向にずれて位置しているため、給電線の前記端子部とコネクタとを接続するためには、相毎に端子部の寸法・形状を変えるか、あるいは、相毎にコネクタの寸法・形状を変えるかしなければならず、いずれにせよ多種の部材を用意する必要があった。
また、前記ステータでは、2つのステータコイルの他端をそれぞれ別々に中点ターミナルのかしめ部にかしめ固定しており、接続作業が繁雑であった。
そこで、この発明は、部品の共通化を図り、生産性を向上することができるステータを提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、分割鉄心(例えば、後述する実施例における分割鉄心42)に外嵌した絶縁ボビン(例えば、後述する実施例における絶縁ボビン43)にステータコイル(例えば、後述する実施例におけるステータコイル44)を巻回してステータ片(例えば、後述する実施例におけるステータ片41)が構成され、複数の前記ステータ片を環状に配列して環状ステータ群(例えば、後述する実施例における環状ステータ群40)が構成され、この環状ステータ群に環状の配電部材(例えば、後述する実施例における配電部材70)が取り付けられ、前記配電部材の各相の給電線(例えば、後述する実施例におけるバスリング71U,71V,71W)と前記ステータコイルが、前記絶縁ボビンに固定されたターミナル(例えば、後述する実施例におけるターミナル61)を介して接続されたステータ(例えば、後述する実施例におけるステータ1)であって、前記給電線は相毎にステータの軸線方向にずらして配置され、且つ、各給電線はステータの直径方向に延出する端子部(例えば、後述する実施例における端子部72a)を備え、前記ターミナルは、前記ステータコイルの一端(例えば、後述する実施例における一端44a)に接続される第1接続部(例えば、後述する実施例における第1接続部61b)と、いずれの相の給電線の前記端子部にもかしめ可能な軸線方向長さを有する一対のアーム(例えば、後述する実施例における61d、61d)からなる第2接続部(例えば、後述する実施例における第2接続部61c)と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、ステータの軸線方向にずれて配置される配電部材のいずれの相の端子部も、ターミナルの第2接続部をかしめることにより接続することができ、ターミナルの共通化が可能になる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記一対のアームはいずれの相の給電線の前記端子部も挿入可能なようにステータの軸線方向へ延びるU字状をなしていることを特徴とする。
このように構成することにより、ステータの軸線方向にずれて配置される配電部材のいずれの相の端子部も、ターミナルの第2接続部における2つのアームで挟持し、確実に接続することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記配電部材は環状の複数相の給電線(例えば、後述する実施例におけるバスリング71U,71V,71W)を周方向所定間隔で結束部材(例えば、後述する実施例における樹脂モールド部73)によって束ねて構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、軽量で構成簡単な配電部材のいずれの相の端子部も、ターミナルの第2接続部で接続することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記絶縁ボビンにはステータコイルの他端(例えば、後述する実施例における他端44b)同士を接続する中点ターミナル(例えば、後述する実施例における中点ターミナル62)が固定され、この中点ターミナルは、隣り合う2つのステータコイルの他端を一緒に挟持して接続する接続部(例えば、後述する実施例における接続部62b)を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、隣り合う2つのステータコイルの他端と中点ターミナルの接続部の接続作業を1回の処理で行うことができる。
請求項1および請求項3に係る発明によれば、いずれの相のステータ片におけるターミナルも同じもので済み、ターミナルの共通化が可能になる。
請求項2に係る発明によれば、配電部材のいずれの相の端子部も、ターミナルの第2接続部における2つのアームで挟持し、確実に接続することができる。
請求項4に係る発明によれば、隣り合う2つのステータコイルの他端と中点ターミナルの接続部の接続作業を1回の処理で行うことができるので、生産性が向上する。
以下、この発明に係るステータの実施例を図1から図23の図面を参照して説明する。
この実施例におけるステータはハイブリッド車両の駆動用電動機に用いられている。図1はハイブリッド車両の駆動系の模式図であり、ハイブリッド車両は駆動源として内燃機関(エンジン)2と電動機(回転電機)3を備え、電動機3においてステータ1の内側で回転するロータ5に、内燃機関2の出力軸2aおよびトランスミッション4の入力軸4aが連結されている。内燃機関2と電動機3の駆動力はトランスミッション4を介して駆動輪(車輪)6に伝達され、内燃機関2と電動機3の少なくとも一方の動力を駆動力としてハイブリッド車両は走行する。また、このハイブリッド車両は、減速時に駆動輪6側から電動機3側に駆動力が伝達されると、電動機3は発電機として機能し、回生制動により車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして図示しない蓄電装置に回収する。
図2はステータ1を内燃機関2側から見た正面図、図3および図4は同要部拡大正面図、図5は同縦断面図、図6は同要部拡大断面図であり、ステータ1は、ハウジング10と、ステータホルダ20と、ステータ片41を環状に配列してなる環状ステータ群40と、環状の配電部材70を備えている。
ハウジング10は電動機3のハウジングを形成しており、内燃機関2とトランスミッション4の間に挟み込まれてこれらに連結固定される。
ハウジング10の内部空間13は、ステータホルダ20や環状ステータ群40が収納可能な形状に形成されており、その内周部のトランスミッション4との連結側には、ステータホルダ20を固定するためのボルト孔11を有するボス(固定部)12が、周方向所定位置に複数(この実施例では6つ)設けられている。また、ハウジング10は、内部空間13に連なるターミナルボックス14を備えている。
ステータホルダ20は、図7および図8に示すように、筒部21と、その軸線方向一端側に径方向外側に張り出すように設けられたフランジ部22とを備えている。フランジ部22には、ハウジング10のボルト孔11に対応する位置に貫通孔23が設けられている。ステータホルダ20は、フランジ部22をトランスミッション4側に、筒部21を内燃機関2側に配置してハウジング10内に収容され、フランジ部22をボス12の内燃機関2側(軸線方向内側)の端面に合わせて、貫通孔23に挿通されたボルト24をボルト孔11に螺合することによって、ハウジング10に固定されている。
なお、ステータホルダ20をハウジング10に固定する6本のボルト24のうちの2本は、図6に示すように、円筒状のノックパイプ25を挿通しており、対応する貫通孔23はノックパイプ25が嵌入可能な大きさにされ、対応するボルト孔11にはノックパイプ25が嵌入可能なノック孔15が形成されている。
ステータホルダ20の筒部21は、図9に示すように、フランジ部22側がストレートな小径筒部(嵌合筒部)26、フランジ部22と軸線方向反対側がストレートな大径筒部27となっていて、小径筒部26と大径筒部27はテーパ筒部28によって接続されている。大径筒部27とテーパ筒部28、および、テーパ筒部28と小径筒部26はいずれも円弧面29a,29bによってスムーズに接続されている。大径筒部27の内径は後述する分割鉄心42のヨーク42bの外径よりも大きく、小径筒部26の内径は、ヨーク42bを圧入可能な程度にヨーク42bの外径よりも若干小さく設定されている。
この実施例において、テーパ筒部28および円弧面29a,29bは、ステータホルダ20の内径が軸線方向一端側(フランジ部22側)へ向かって連続的に縮径する縮径部30を構成し、円弧面29bの小径側に内径一定の小径筒部26が連なっている。また、大径筒部27と縮径部30は導入部31を構成する。
また、ステータホルダ20の周方向所定部位には、テーパ筒部28から大径筒部27の一部分に跨って軸線方向に延びる突条32が径方向内側に突出して設けられている。この突条32は環状ステータ群40に対する周方向の位置決めをするためのものである。
環状ステータ群40は所定数のステータ片41を円環状に配列して構成されている。図10はステータ片41の組立図、図11は同分解図であり、ステータ片41は、略T型に打ち抜かれたケイ素鋼板を積層して構成された分割鉄心42と、分割鉄心42に外嵌した樹脂製の絶縁ボビン43と、絶縁ボビン43に巻回されたステータコイル44からなる。
分割鉄心42は、ティース42aとヨーク42bを備え、ヨーク42bの周方向一端側には略半円形の凸部42cが形成され、他端側には略半円形の凹部42dが形成されていて、ステータ片41,41…を円環状に配列したときに、ヨーク42bの凸部42cが隣接するヨーク42bの凹部42dに嵌合して、総てのヨーク42bが真円状に繋がる。
また、ヨーク42bの外周面には分割鉄心42の積層方向に沿って延びる溝42eが設けられており、この溝42eにステータホルダ20の突条32を嵌入することで、ステータホルダ20に対する環状ステータ群40の周方向位置が位置決めされる。
図11に示すように絶縁ボビン43はステータ1の軸線方向(分割鉄心42の積層方向)に2分割されているが、以下の説明では、合体して一つの部材となった状態で説明する。絶縁ボビン43は、分割鉄心42のティース42aに外嵌するボビン部45と、分割鉄心42の積層方向の一端側においてボビン部45から分割鉄心42のヨーク42b側に延出してヨーク42bの一端面をほぼ全面覆う断面略逆L字形をなす配電用壁部46と、配電用壁部46と同じ一端側においてヨーク42bから離間する方向に延出する中点連結用壁部47を備えている。
ボビン部45には径方向の両端に鍔部45a,45bが設けられており、鍔部45a,45b間のボビン部45にステータコイル44が巻回される。また、配電用壁部46はヨーク42bの前記端面に沿って配置される側板部48と、この側板部48の先端から分割鉄心42から離間する方向に屈曲する2つの天板部49を備え、天板部49,49間は開口しており矩形の係合凹部(係合部)50となっている。また、側板部48と天板部49,49と鍔部45aによって囲まれた空間は配電用空間51となっていて、この配電用空間51に配電部材70が収納される。また、係合凹部50は後述するように配電部材70の位置決め用の係合部となる。
配電用壁部46の側板部48の略中央には、ヨーク42bの端面の一部を露出させるための孔46aが開口している。また、側板部48には孔46aに対して鍔部45a寄りにブラケット52が設けられており、鍔部45aの中央先端から延出するアーム53の先端がブラケット52に接近して位置している。さらに、この鍔部45aには、アーム53に隣接する位置に、分割鉄心42の積層方向に延びる切り欠き溝54が設けられている。
ブラケット52とアーム53の間にはターミナル61が固定されている。図11および図12に示すように、ターミナル61は、支持部61aを中央にして、その一端側に円弧状をなす第1接続部61bが設けられ、他端側にU字状をなす第2接続部61cが設けられて構成されており、第2接続部61cは、互いに対向する一対の細長いアーム61d,61dを備えている。ターミナル61は、支持部61aをブラケット52とアーム53の間に挿入して固定されており、第1接続部61bが切り欠き溝54と同じ側に配置される。そして、ステータコイル44の一端44aが切り欠き溝54を挿通して第1接続部61bに挿入され、第1接続部61bをかしめることによって、ステータコイル44の一端44aが第1接続部61bに連結されている(図3、図10、図18〜図20参照)。第2接続部61cには配電部材70が接続されるが、これについては後述する。
また、中点連結用壁部47は、鍔部45bと略平行に配置された仕切板部55と、仕切板部55よりも鍔部45bに接近して鍔部45bと略平行に設けられたブラケット56とを備えており、鍔部45bと仕切板部55には互いに対応する位置に、分割鉄心42の積層方向に延びる切り欠き溝57,58が設けられている。
鍔部45bとブラケット56の間には中点ターミナル62が固定されている。図11に示すように、中点ターミナル62は、支持部62aの一端にU字状をなす接続部62bが設けられて構成されている。ターミナル62は、支持部62aを鍔部45bとブラケット56の間に挿入して固定されており、接続部62bが切り欠き溝57,58とほぼ一直線上に配置される。そして、ステータコイル44の他端44bの基端部44cが鍔部45bの切り欠き溝57を挿通してターミナル62の接続部62bに挿入され、環状ステータ群40として組まれたときに隣りに配置されるステータ片41におけるステータコイル44の他端44bの先端部44dが仕切板部55の切り欠き溝58を挿通して同じ接続部62bに挿入され、基端部41cと先端部44dが挿入された接続部62bをかしめることによって、隣接する2つのステータコイル44,44の他端44b,44bが接続部62bに連結されている(図4、図10および図17参照)。したがって、総ての相のステータ片41のステータコイル44の他端44b同士は中点ターミナル62を介して接続される。
このステータ1においては、隣接する2つのステータコイル44,44の他端44b,44bを、中点ターミナル62の接続部62bに挿入した後、この接続部62bをかしめることにより、1回のかしめ作業で前記2つの他端44b,44bを接続することができ、生産性が向上する。
図6に示すように、環状ステータ群40がステータホルダ20に取り付けられた状態において、各ステータ片41のヨーク42bの外周面がステータホルダ20の小径筒部26の内面に嵌合し、分割鉄心42の積層方向一端側の端面がフランジ部22の外面とほぼ面一になり、分割鉄心42の積層方向他端側の端面が大径筒部27の先端面とほぼ面一になる。また、配電用壁部46の外周部が大径筒部27よりも径方向外側に突出する。
次に、絶縁ボビン43の配電用空間51に収容される配電部材70について、図13〜図16、および図23を参照して説明する。
配電部材70は、同一径のリング状をなすU相、V相、W相のバスリング(給電線)71U,71V,71Wを軸線方向にずらして同心上に配置し、これら三相のバスリング71U,71V,71Wを樹脂モールド部(結束部材)73によって束ねて構成されている。各バスリング71U,71V,71Wには、径方向内側に略コ字形に突出する接続部72が周方向所定間隔おきに設けられており、各相の接続部72が他の相の接続部72と周方向で重複しないように順番に配置されている。
なお、図15に示すように、バスリング71U,71V,71Wはいずれも、導線75を絶縁カバー76で被覆して構成されているが、接続部72では絶縁カバー76が剥がされて導線75が露出している。接続部72においてバスリング71(U〜W)の直径方向に延出する部分は端子部72aにされている。
そして、図13および図14に示すように、3相に関わりなく周方向で隣り合う接続部72,72の間に樹脂モールド部73が設けられている。樹脂モールド部73の外周部には、径方向外側へ突出し周方向に幅を狭くした凸部73aが形成されている。図3に示すように、樹脂モールド部73において凸部73aよりも径方向内側の部分は、ステータ片41の絶縁ボビン43における天板部49の内面に沿って収容される大きさに形成されており、凸部73aは、絶縁ボビン43における係合凹部50にほぼ隙間なく挿入可能な大きさに形成されている。そして、凸部73aを係合凹部50に挿入することにより、環状ステータ群40に対する配電部材70の周方向の位置決めがなされ、その状態において、バスリング71U,71V,71Wにおける接続部72の端子部72aが対応するステータ片41におけるターミナル61の第2接続部61cに挿入されるように設定されている。
ここで、バスリング71U,71V,71Wの接続部72は各相毎に軸線方向にずれているが、ターミナル61における第2接続部61cのアーム61dは、軸線方向いずれに位置する接続部72の端子部72aをも挿入可能な軸線方向長さを有しており、いずれの相の端子部72aもアーム61d,61d間に挿入することができるようになっている。
そして、接続部72の端子部72aが挿入された第2接続部61cをかしめることにより端子部72aと第2接続部61cが連結され、ターミナル61を介して、各相のバスリング71U,71V,71Wと対応する相のステータ片41のステータコイル44が接続される。図18はU相のバスリング71Uの端子部72aとターミナル61の第2接続部61cとの接続部分における断面図(図3のD−D矢視断面図)であり、図19はV相のバスリング71Vにおける同接続部分における断面図、図20はW相のバスリング71Wにおける同接続部分における断面図である。
したがって、U相の各ステータ片41のステータコイル44の一端44a同士はバスリング71Uを介して接続され、V相の各ステータ片41のステータコイル44の一端44a同士はバスリング71Vを介して接続され、W相の各ステータ片41のステータコイル44の一端44a同士はバスリング71Wを介して接続される。
また、各相のバスリング71U,71V,71Wからは接続端子74U,74V,74Wが径方向外側に延出しており、各相の接続端子74U,74V,74Wは、図2および図5に示すように、ターミナルボックス14内に配されたバスバー90U,90V,90Wを介して、給電端子91U,91V,91Wに接続されている。
次に、このように構成されるステータ1の組み立て手順を図21〜図23の図面を参照して説明する。
まず、図21に示すように、ハウジング10にステータホルダ20を取り付ける。その場合には、ハウジング10においてボス12が設けられていない側の開口、すなわち内燃機関2側の開口から、フランジ部22を先行するようにして、ステータホルダ20をハウジング10の内部空間13に挿入し、フランジ部22の貫通孔23をボス12のボルト孔11に合わせながら、フランジ部22をボス12の端面に当てる。そして、2本のボルト24をそれぞれノックパイプ25に挿通し、フランジ部22の対応する貫通孔23に挿通するとともに、対応するボルト孔11に螺合して締め付け、ノックパイプ25をノック孔15に嵌入する。このように2本のボルト24を取り付けることにより、ノックパイプ25を定位置に嵌着することができ、且つステータホルダ20をハウジング10に対して周方向および径方向に精確に位置決めすることができる。その後、残る4本のボルト24をボルト孔11に螺合し締め付けて、ステータホルダ20の取り付けが完了する。
次に、図22に示すように、予めステータ片41を円環状に配列して形成しておいた環状ステータ群40を、ステータホルダ20に取り付ける。その場合には、ステータホルダ20の導入部31の開口から、環状ステータ群40において絶縁ボビン43の配電用壁部46と中点連結用壁部47を有しない側を先行するようにして、環状ステータ群40を挿入する。このとき、ステータホルダ20の大径筒部27の内径は、環状ステータ群40における分割鉄心42のヨーク42bの外径よりも大きいので、ヨーク42bを大径筒部27にスムーズに挿入することができる。そして、ヨーク42bを大径筒部27内に挿入した後、環状ステータ群40をさらに軸線方向に押し込むと、ヨーク42bは導入部31の内面に案内されながら、導入部31の内面をかじることなくスムーズに小径筒部26へと導かれる。環状ステータ群40をさらに軸線方向に押し込むと、ヨーク42bは小径筒部26内に圧入される。したがって、環状ステータ群40をステータホルダ20に容易に圧入することができる。
なお、環状ステータ群40をステータホルダ20に圧入する際には、圧入治具の先端を、絶縁ボビン43の配電用壁部46に開口する孔46aに通して、分割鉄心42の端面に直接に押し込み力を作用させるようにする。これにより、樹脂製の絶縁ボビン43には力を加えずに環状ステータ群40をステータホルダ20に圧入することができ、その結果、絶縁ボビン43にダメージを与えずに済み、絶縁ボビン43の損傷を防止することができる。
また、環状ステータ群40のステータホルダ20への圧入寸法は、前記圧入治具の軸線方向ストロークによって設定することができる。このようにすると、圧入寸法の管理が容易にできる。
次に、図23に示すように、配電部材70を、環状ステータ群40において絶縁ボビン43の配電用壁部46や中点連結用壁部47を有する側から、絶縁ボビン43の配電用空間51に挿入し、配電用空間51内に収納する。この際には、配電部材70の接続端子74U,74V,74Wがバスバー90U,90V,90Wとの接続位置に配されるようにしながら、配電部材70の樹脂モールド部73における凸部73aを各ステータ片における絶縁ボビン43の係合凹部50に係合させて周方向の位置決めを行う。これにより、配電部材70を環状ステータ群40に対して精確な位置に容易に取り付けることができ、バスリング71U,71V,71Wにおける接続部72の端子部72aを、対応する相のステータ片1におけるターミナル61の第2接続部61cのアーム61d,61d間に容易に挿入することができる。この後、端子部72aが挿入された各第2接続部61cをかしめることにより、端子部72aを両アーム61d,61dで挟持し、端子部72aをターミナル61に確実に連結する。さらに、各相の接続端子74U,74V,74Wをバスバー90U,90V,90Wにそれぞれボルト92によって接続する。
以上の手順で組み立てると、ハウジング10を固定しておき、内燃機関2側から、ステータホルダ20、環状ステータ群40、配電部材70を順に組み付けていくことができるので、組み立て方向が一方向になる。したがって、組み立て途中で、部材の向きを反転させる必要がなく、生産性が向上する。
また、いずれの相のステータ片41にも、同じ形状・寸法のターミナル61を装着すればよいので、ターミナル61が1種類で済み、部品の共通化を図ることができ、生産性が向上する。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、配電部材は前述した実施例のようなバスリング(給電線)を周方向部分的に樹脂モールド部で結束して構成したものに限らず、バスリングの全体を樹脂モールドにより包囲して構成したものなど、種々の構造の配電部材が採用可能である。給電線の端子部は、前述したコ字状のものに限らず、直線棒状のようなものであっても構わない。
また、ターミナルの第2接続部の形状も前述した実施例のものに限られず、いずれの相の端子部とも接続可能な機能を有している限り、種々の形状が採用可能である。
また、前述した実施例は、本発明をハイブリッド車両の駆動用電動機のステータに適用した例であるが、電気自動車における駆動用電動機や、その他の電動機や発電機のステータにも本発明は適用可能である。
この発明に係るステータを備えた電動機を駆動源の一つとするハイブリッド車両の駆動系の模式図である。 実施例1におけるステータの正面図である。 実施例1におけるステータの要部拡大正面図である。 実施例1におけるステータの要部拡大正面図である。 実施例1におけるステータの縦断面図である。 実施例1におけるステータの要部拡大断面図である。 実施例1のステータに用いられるステータホルダのフランジ側から見た正面図である。 図7のA−A断面図である。 図8のB部拡大断面図である。 実施例1のステータに用いられるステータ片の組立斜視図である。 前記ステータ片の分解斜視図である。 前記ステータ片のターミナルの斜視図である。 実施例1のステータに用いられる配電部材の正面図である。 前記配電部材の側面図である。 図13のC−C断面図である。 前記配電部材の分解斜視図である。 図4のE−E断面図である。 前記配電部材のU相のバスリングとターミナルとの接続部における断面図であり、図3のD−D断面図である。 前記配電部材のV相のバスリングとターミナルとの接続部における断面図である。 前記配電部材のW相のバスリングとターミナルとの接続部における断面図である。 実施例1のステータの組み立て手順を説明するための分解斜視図(その1)である。 実施例1のステータの組み立て手順を説明するための分解斜視図(その2)である。 実施例1のステータの組み立て手順を説明するための分解斜視図(その3)である。
符号の説明
1 ステータ
40 環状ステータ群
41 ステータ片
42 分割鉄心
43 絶縁ボビン
44 ステータコイル
44a 一端
44b 他端
61 ターミナル
61b 第1接続部
61c 第2接続部
61d アーム
62 中点ターミナル
62b 接続部
70 配電部材
72a 端子部
71U〜71W バスリング(給電線)
73 樹脂モールド部(結束部材)

Claims (4)

  1. 分割鉄心に外嵌した絶縁ボビンにステータコイルを巻回してステータ片が構成され、複数の前記ステータ片を環状に配列して環状ステータ群が構成され、この環状ステータ群に環状の配電部材が取り付けられ、前記配電部材の各相の給電線と前記ステータコイルが、前記絶縁ボビンに固定されたターミナルを介して接続されたステータであって、
    前記給電線は相毎にステータの軸線方向にずらして配置され、且つ、各給電線はステータの直径方向に延出する端子部を備え、
    前記ターミナルは、前記ステータコイルの一端に接続される第1接続部と、いずれの相の給電線の前記端子部にもかしめ可能な軸線方向長さを有する一対のアームからなる第2接続部と、を備えることを特徴とするステータ。
  2. 前記一対のアームはいずれの相の給電線の前記端子部も挿入可能なようにステータの軸線方向へ延びるU字状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のステータ。
  3. 前記配電部材は環状の複数相の給電線を周方向所定間隔で結束部材によって束ねて構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステータ。
  4. 前記絶縁ボビンにはステータコイルの他端同士を接続する中点ターミナルが固定され、この中点ターミナルは、隣り合う2つのステータコイルの他端を一緒に挟持して接続する接続部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のステータ。
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