JPH1118392A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JPH1118392A
JPH1118392A JP17785097A JP17785097A JPH1118392A JP H1118392 A JPH1118392 A JP H1118392A JP 17785097 A JP17785097 A JP 17785097A JP 17785097 A JP17785097 A JP 17785097A JP H1118392 A JPH1118392 A JP H1118392A
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JP
Japan
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circuit board
terminal
stator
insulator
male terminal
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JP17785097A
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English (en)
Inventor
Yukihide Ishino
行秀 石野
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、ステータと回路基板
との電気接合における作業性及び組付性を向上させ、部
品数及び工数を削減することにより製造原価を低減させ
たブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 ステータ14はコイル14bと、この
コイル14bが巻回されるコア14aと、から構成さ
れ、ステータ14の回路基板13側には第1の絶縁体1
5aが一体に形成され、この第1の絶縁体15aには回
路基板13側へ突出する雄ターミナル16aが一体に配
設され、この雄ターミナル16aにはコイル14bの端
末部が巻き付けられ、回路基板13側には第2の絶縁体
15bが形成され、この第2の絶縁体15bには一部に
おいて回路基板13に半田付けされた雌ターミナル16
bが一体に配設されており、雄ターミナル16aはステ
ータ14を筒部12に取付けることにより雌ターミナル
16aと連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータと回路基
板との電気接合における作業性を向上させ、部品点数及
び組立工数を削減することにより製造原価を低減させた
ブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10乃至図13で示すよう
に、回路基板103上にステータ104を配設したブラ
シレスモータが知られている。図10はブラシレスモー
タの平面図、図11は図10におけるF視図、図12は
図11の断面図、図13は図12の要部拡大図である。
そしてこのブラシレスモータは、図12で示すように、
底板101から突出する筒部102に、ステータ104
が配設されて構成されている。このブラシレスモータに
おけるステータ104は、コア104aとコイル104
bとからなり、コア104aは複数個のコイル巻回部を
有し、このコイル巻回部にそれぞれコイル104bが巻
回されている。
【0003】そして図13に示すように、コア104a
と回路基板103との間には絶縁体105が形成され、
ターミナル106が配設されている。絶縁体105は樹
脂からなる樹脂成形品であり、コア104aと絶縁され
ている。
【0004】ターミナル106には、図13で示すよう
に、コイル104bのコイル端末部が数回巻き付けて絡
げられて、電気的に接続されている。さらに上記ターミ
ナル106は、回路基板103に半田付けされ、半田付
け部107が形成されている。これにより、回路基板1
03に形成された導電パターンと、ステータ104とが
電気的に接合される。
【0005】このように構成されたブラシレスモータに
よれば、外部からコイル104bに対して適宜に通電す
ることにより、図示しないロータがコアの回りにおいて
回転駆動する。
【0006】しかし、上記従来例においては、ターミナ
ル106を回路基板103に直接半田付けするため、モ
ータの構造或いは体格によって作業性が悪い場合があ
り、回路基板103の熱伝導性により、半田付けによる
熱が分散して、回路基板103からの放熱が起こり、半
田付け不良が発生するという問題があった。
【0007】或いは好適な半田付けを行うために、リフ
ロー半田付け(reflow soldering)による技術が考えら
れるが、リフロー半田付けで使用されるリフロー炉は高
温であり、ステータ104を回路基板103に設置した
状態でターミナル106と回路基板103とのリフロー
半田付けを行うと、ステータ104の巻線被覆部に影響
を及ぼすという問題があった。なお、リフロー半田付け
が可能な巻線を使用するとしても、巻線が高価なものと
なるため、モータの製造原価が高くなってしまうという
不都合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に対して、
特開平8−149774におけるブラシレスモータは、
コアの中心に嵌挿されたコアカバーと、このコアカバー
に貫通する端子部材を備えており、端子部材の一端が回
路基板の取付孔に挿通され半田付けにより固定されて電
気的に接合されているとともに、端子部材の他端にフッ
ク部を設けて、このフック部にコイルの巻線端部をフッ
キングした構造が提示されている。
【0009】上記技術によれば、回路基板への端子部材
の電気接合は、コイル巻線端末がフッキングされてない
方の端部が、回路基板に設けられた取付孔に挿入され半
田付けされることにより行われるので、作業性が向上す
るとともに、端子部材を回路基板へ確実に電気接合する
ことができる。
【0010】しかし上記技術は、端子部材において、コ
イル巻線端末の巻付部と、回路基板への取付端部とが、
両端部に位置しており、且つ端子部材のフック部がコア
の半径方向に突出しているので、端子部材を配設するた
めには、体格が大きくスペースに余裕のあるモータにし
か実施できないという不都合があった。
【0011】或いは特開平8−116640に開示され
ているように、コアの表面に形成される樹脂コーティン
グ層と一体的にピン保持部を形成し、このピン保持部に
ターミナルピンを貫通するように植設する。このターミ
ナルピンの一端にコイル巻線端末を巻き付けて固定し、
ターミナルピンの他端を回路基板に設けられた孔におい
て半田付けされて電気的に接合している。
【0012】しかし上記技術においては、回路基板の基
材が樹脂の場合は容易に実施できるが、回路基板が金属
製であるときは、回路基板に設けられた孔に絶縁処理を
施す必要があり、製造に手間がかかり、製造原価が高く
なるという問題があった。
【0013】一般に導電パターンが形成されている回路
基板103は、図8で示すように、センサの磁気回路を
構成しているために鉄を用いている。センサとしては、
回転数検出用センサ110或いは回転力発生用位置検出
センサ111等があり、回転力発生用マグネット121
及び回転数検出用マグネット121から構成されたモー
タマグネット120を有するロータの回転に応じて、回
転数及び回転位置を検知することができるように構成さ
れている。
【0014】図9は回路基板103の構成をさらに詳細
に示したものであり、図9で示されるように、回路基板
103は、鉄製の基板103aと、絶縁層103bと、
導電パターン103cとから構成されている。
【0015】上記のように構成された回路基板103に
透孔(図示せず)を形成し、この透孔へターミナル10
6を差し込む等により、ターミナルと回路基板103と
を電気接合させると、ワンタッチで電気接合を行うこと
ができる反面、ターミナルと鉄製の基板103aが接す
ることとなるため、ターミナルと鉄製の基板とを絶縁さ
せる必要があった。
【0016】本発明の目的は、ステータと回路基板との
電気接合における作業性及び組付性を向上させ、部品数
及び工数を削減することにより製造原価を低減させたブ
ラシレスモータを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ブラシレスモータは、底板に設けられた回路基板と、前
記底板から突出する筒部に配設されるステータと、を備
えたブラシレスモータにおいて、前記ステータはコイル
と、該コイルが巻回されるコアと、から構成され、前記
ステータの前記回路基板側には第1の絶縁体が一体に形
成され、該第1の絶縁体には前記回路基板側へ突出する
雄ターミナルが一体に配設され、該雄ターミナルには前
記コイルの端末部が巻き付けられ、前記回路基板側には
第2の絶縁体が形成され、該第2の絶縁体には一部にお
いて前記回路基板に半田付けされた雌ターミナルが一体
に配設されており、前記雄ターミナルは前記ステータを
前記筒部に取付けることにより前記雌ターミナルと連結
されることを特徴とする。
【0018】本発明の請求項2に係るブラシレスモータ
は、底板に設けられた回路基板と、前記底板から突出す
る筒部に配設されるステータと、を備えたブラシレスモ
ータにおいて、前記ステータはコイルと、該コイルが巻
回されるコアと、から構成され、前記ステータの前記回
路基板側には第1の絶縁体が一体に形成され、該第1の
絶縁体には前記筒部の外方に傾斜した突起からなる雄タ
ーミナルが一体に配設され、該雄ターミナルには前記コ
イルの端末部が巻き付けられ、前記回路基板上には前記
雄ターミナルと連結される雌ターミナルが半田付けされ
ており、前記雄ターミナルは前記ステータを前記筒部に
取付けることにより前記雌ターミナルと連結されること
を特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1では、ステータの回路基板側には第1
の絶縁体が一体に形成され、この第1の絶縁体には回路
基板側へ突出する雄ターミナルが一体に配設され、この
雄ターミナルにはコイルの端末部が巻き付けられ、回路
基板側には第2の絶縁体が形成され、この第2の絶縁体
には一部において回路基板に半田付けされた雌ターミナ
ルが一体に配設されており、雄ターミナルはステータを
筒部に取付けることにより雌ターミナルと連結されるよ
うに構成しているので、ステータを筒部に取付けるとき
において、第1の絶縁体に配設された雄ターミナルが回
路基板側に近づいて、第2の絶縁体に配設された雌ター
ミナルに連結され、ステータと回路基板との電気接合が
なされる。
【0020】以上のように請求項1によれば、ステータ
の筒部への取付けと同時に、雄ターミナルと雌ターミナ
ルとを連結させることができる。また回路基板側の第2
の絶縁体に雌ターミナルが配設されているので、雄ター
ミナルと雌ターミナルとを軸方向に連結させることがで
き、スペースを節減することができる。また、上記構成
によれば、雌ターミナルと回路基板は、コイル端末部が
組み付けられる前に半田付けすることが可能となるの
で、ステータが邪魔になることなく、良好に半田付けを
行うことができる。
【0021】請求項2では、ステータの回路基板側には
第1の絶縁体が一体に形成され、この第1の絶縁体には
筒部の外方に傾斜した突起からなる雄ターミナルが一体
に配設され、この雄ターミナルにはコイルの端末部が巻
き付けられ、回路基板上には雄ターミナルと連結される
雌ターミナルが半田付けされており、雄ターミナルはス
テータを筒部に取付けることにより雌ターミナルと連結
されるように構成しているので、ステータを筒部に取付
けるときにおいて、第1の絶縁体に配設された雄ターミ
ナルが回路基板上に押しつけられて、さらに折れ曲がる
とともに回路基板上をスライドし、雌ターミナルに連結
され、ステータと回路基板との電気接合がなされる。
【0022】以上のように請求項2によれば、ステータ
の筒部への取付けと同時に、雄ターミナルと雌ターミナ
ルとを連結させることができる。また雌ターミナルが回
路基板上に半田付けされているので、回路基板等に特別
な加工を施す必要がなく工数を削減できるとともに、第
2の絶縁体を使用していないので部品数を削減させるこ
とができる。また、請求項1と同様に、上記構成によれ
ば、雌ターミナルと回路基板は、コイル端末部が組み付
けられる前に半田付けすることが可能となるので、ステ
ータが邪魔になることなく、良好に半田付けを行うこと
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】請求項1に係るブラシレスモータ
は、底板11に設けられた回路基板13と、底板11か
ら突出する筒部12に配設されるステータ14と、を備
えている。ステータ14はコイル14bと、このコイル
14bが巻回されるコア14aと、から構成されてい
る。
【0024】ステータ14の回路基板13側には、後述
する回路基板13側の複数の雌ターミナル16bに合わ
せて複数の雄ターミナル16aが形成される。雄ターミ
ナル16aはステータ14の回路基板13側にステータ
14と一体に形成された第1の絶縁体15aに、回路基
板13側へ突出して一体に配設されており、雄ターミナ
ル16aにはコイル14bの端末部が巻き付けられてい
る。また回路基板13側には第2の絶縁体15bが形成
され、この第2の絶縁体15bには一部において回路基
板13に半田付けされた複数の雌ターミナル16bが一
体に配設されている。そして雄ターミナル16aは、ス
テータ14を筒部12へ取付けることにより雌ターミナ
ル16bと連結される。
【0025】上記のように構成されているので、筒部1
2へステータ14が嵌入されるときにおいて、第1の絶
縁体15aに配設された雄ターミナル16aが回路基板
13側に近づいて、第2の絶縁体15bに配設された雌
ターミナル16bに嵌入される。
【0026】そして、雌ターミナル16bに形成された
挾持部16cによって雄ターミナル16aが挾持され、
雄ターミナル16aと雌ターミナル16bとが連結し、
ステータ14と、回路基板13との電気接合がなされ
る。
【0027】以上のように、ステータ14を筒部12へ
取付けるのと同時に、雄ターミナル16aを雌ターミナ
ル16bに嵌入することができ、ステータ14と回路基
板13との電気接合における作業性及び組付性を向上す
ることができる。
【0028】また、上記構成によれば、雌ターミナル1
6bと回路基板13は、コイル端末部が組み付けられる
前に半田付けすることが可能となるので、ステータが邪
魔になることがなく、良好に半田付けを行うことができ
る。
【0029】そして、雄ターミナル16aが第1の絶縁
体15aと一体に形成されており、雌ターミナル16b
が第2の絶縁体15bと一体に形成されているので、複
数のターミナルを絶縁体とともに一部品とすることがで
き、部品点数及び組立工数を削減することにより製造原
価を低減することができる。
【0030】さらに請求項1の構成によれば、回路基板
13及び底板11に配設された第2の絶縁体15bに雌
ターミナル16bが配設され、雄ターミナル16aの略
真下に位置しているため、この雌ターミナル16bへ雄
ターミナル16aが嵌入することにより連結されるの
で、各ターミナルの軸方向における連結が可能となり、
ブラシレスモータにおけるスペースを節減することがで
きる。
【0031】請求項2に係るブラシレスモータは、底板
11に設けられた回路基板13と、底板11から突出す
る筒部12に配設されるステータ14と、を備えてい
る。ステータ14はコイル14bと、このコイル14b
が巻回されるコア14aと、から構成されている。
【0032】ステータ14の回路基板13側には、後述
する回路基板13に取り付けられた複数の雌ターミナル
16bに合わせて複数の雄ターミナル16aが形成され
る。雄ターミナル16aはステータ14の回路基板13
側にステータ14と一体に形成された絶縁体15aに筒
部12の外方に傾斜して一体に配設されており、雄ター
ミナル16aにはコイル14bの端末部が巻き付けられ
ている。回路基板13上には雄ターミナル16aと連結
される複数の雌ターミナル16bが半田付けされてお
り、雄ターミナル16aはステータ14を筒部12へ取
付けることにより雌ターミナル16bと連結される。
【0033】上記のように構成されているので、筒部1
2へステータ14が嵌入されるときにおいて、第1の絶
縁体15aに配設された雄ターミナル16aが回路基板
13側に近づいて、回路基板13に接して押圧される。
雄ターミナル16aは予め筒部12の外方に傾斜して形
成されているので、回路基板13に対して押圧されるこ
とにより、さらに折れ曲るとともに、回路基板13上を
スライドして、雌ターミナル16bと回路基板13との
間に嵌入する。
【0034】このとき、雌ターミナル16bには、係止
部16eが形成されており、この係止部16eにおいて
雄ターミナル16aが保持される。このようにして雄タ
ーミナル16aと雌ターミナル16bとが連結し、ステ
ータ14と、回路基板13との電気接合がなされる。
【0035】以上のように、ステータ14を筒部12へ
取付けるのと同時に、雄ターミナル16aを雌ターミナ
ル16bに嵌入することができ、ステータ14と回路基
板13との電気接合における作業性及び組付性を向上す
ることができる。
【0036】また、上記構成によれば、雌ターミナル1
6bと回路基板13は、コイル端末部が組み付けられる
前に半田付けすることが可能となるので、ステータが邪
魔になることがなく、良好に半田付けを行うことができ
る。
【0037】そして、雄ターミナル16aが第1の絶縁
体15aと一体に形成されているので、複数のターミナ
ルを絶縁体15aとともに一部品とすることができ、部
品点数及び組立工数を削減することにより製造原価を低
減することができる。
【0038】また請求項2の構成によれば、雌ターミナ
ル16bが回路基板13上に半田付けされているので、
回路基板13及び底板11に第2の絶縁体15bを配設
する等の特別な加工を施す必要がなく、工数を削減でき
るとともに、第2の絶縁体15bを使用していないので
部品数を減少させることができる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。
【0040】図1乃至図4は、本発明に係る一実施例を
示すものであり、図1はブラシレスモータの要部拡大
図、図2は図1におけるA−A断面図、図3は雌ターミ
ナルと第2の絶縁体とを示す説明図、図4は図3におけ
るB視図である。
【0041】本例のブラシレスモータは、底板11と、
筒部12と、回路基板13と、ステータ14と、絶縁体
15a,15bと、雄ターミナル16aと、雌ターミナ
ル16bと、を備えている。
【0042】本例の底板11及び筒部12は、アルミニ
ウム等の金属から構成され、円盤状の底板11の中央か
ら筒部12が突出して形成されている。そして底板11
上における筒部12の外周位置には、図示しない所定の
導電パターンがプリント印刷された回路基板13が配設
されている。底板11と回路基板13とは、ねじ等を介
して接続されている。また底板11と回路基板13とは
後述する第2の絶縁体15bが圧入配設できるように構
成されている。
【0043】本例のステータ14は、複数枚の鋼板を積
層したコア14aと、このコア14aに巻回されたコイ
ル14bとから構成されており、コア14aを構成する
各鋼板は、複数の歯部14cを有している。そしてこの
ステータ14は、前記筒部12の外周に配設されて固着
される。
【0044】本例の第1の絶縁体15aは、図2に示す
ように、ステータ14の回路基板13側において一体に
形成されており、この第1の絶縁体15aには、複数の
雄ターミナル16aが一体に配設されている。雄ターミ
ナル16aは、一端を外部に露見させ、回路基板13側
に突出するように配設されている。そして雄ターミナル
16aには、前記ステータ14のコイル14bの端末部
が巻き付けられている。
【0045】このように第1の絶縁体15aと、複数の
雄ターミナル16aとは一体に形成されているので、第
1の絶縁体15aと複数の雄ターミナル16aとは一部
品として構成することができる。
【0046】本例の第2の絶縁体15bには、複数の雌
ターミナル16bが一体に形成され、第2の絶縁体15
bは、回路基板13及び底板11に圧入されることによ
り配設されている。雌ターミナル16bは雄ターミナル
16aの略真下に位置しており、凹状に形成されてい
る。また雌ターミナル16bのステータ14側において
は、挟持部16cが形成されている。この挟持部16c
は後述するように、雌ターミナル16bに雄ターミナル
16aが嵌挿されたとき、雄ターミナル16aを挟持す
るためのものである。また雌ターミナル16bは、突起
部16dを有しており、この突起部16dは雌ターミナ
ル16bから回路基板13上を筒部12外方へ向けて突
出し、回路基板13と半田付けされて、回路基板13上
の導電パターンと電気的に接合されている。
【0047】また図3に示すように第2の絶縁体15b
は筒部12に沿って形成されており、複数の雌ターミナ
ル16bが配設されている。そして雌ターミナル16b
が配設される箇所は他の部分と比べて若干膨出して形成
されている。このように第2の絶縁体15bと、複数の
雌ターミナル16bとは一体に形成され、一部品として
構成されている。
【0048】さらに、雄ターミナル16a及び雌ターミ
ナル16bは、ステータ14の歯部14cと歯部14c
との間に位置するように構成されている。
【0049】次に上記構成からなるステータ14の組付
と、ステータ14と回路基板13との電気接合について
説明する。先ず底板11から突出する筒部12へステー
タ14が嵌入される。このときステータ14の第1の絶
縁体15aに配設された雄ターミナル16aが、回路基
板13側に近づいて、回路基板13及び底板11に埋設
形成された第2の絶縁体15bに配設された雌ターミナ
ル16bに嵌入される。
【0050】このとき、雌ターミナル16bには、挟持
部16cが形成されているので、この挟持部16cにお
いて雄ターミナル16aを挟持する。このようにして雄
ターミナル16aと雌ターミナル16bとが連結し、ス
テータ14と、回路基板13との電気接合がなされる。
【0051】以上のように、ステータ14を筒部12へ
取付けるのと同時に、雄ターミナル16aを雌ターミナ
ル16bに嵌入することができ、ステータ14と回路基
板13との電気接合における作業性及び組付性を向上す
ることができる。
【0052】また、上記構成によれば、雌ターミナル1
6bの突起部16dと回路基板13は、コイル端末部が
組み付けられる前に半田付けすることが可能となるの
で、ステータが邪魔になることがなく、良好に半田付け
を行うことができる。
【0053】また、複数の雄ターミナル16aが第1の
絶縁体15aと一体に形成されており、複数の雌ターミ
ナル16bが第2の絶縁体15bと一体に形成されてい
るので、複数のターミナルを絶縁体とともに一部品とす
ることができ、部品点数及び組立工数を削減することに
より製造原価を低減することができる。
【0054】また、底板11及び回路基板13に圧入さ
れた第2の絶縁体15bに雌ターミナル16bが配設さ
れ、雌ターミナル16bは雄ターミナル16aの略真下
に位置しているため、各ターミナルの軸方向における連
結が可能となり、ブラシレスモータにおけるスペースを
節減することができる。
【0055】図5乃至図7は本発明の他の実施例を示す
ものであり、図5は他の実施例におけるブラシレスモー
タの要部拡大図、図6は図5におけるC−C断面図、図
7は雄ターミナルと雌ターミナルとの連結方法を示す説
明図である。本例において前記実施例と同一部材等には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】本例においても、前記実施例と同様に、ス
テータ14には第1の絶縁体15aが一体に形成されて
いる。そしてこの第1の絶縁体15aには複数の雄ター
ミナル16aが一体に配設されているが、本例における
雄ターミナル16aは、図7に示すように、筒部12の
外方に傾斜して形成されている。さらに雄ターミナル1
6aは、2箇所において段部を設けて形成されている。
また雄ターミナル16aには、コイル14bの端末部が
2箇所においてたるみをもって巻き付けられている。
【0057】前記実施例では雌ターミナル16bは雄タ
ーミナル16aの略真下において、底板11及び回路基
板13に圧入された第2の絶縁体15bと一体に形成さ
れて配設されていたが、本例の雌ターミナル16bは雄
ターミナル16aの真下よりも筒部12の外方側に若干
距離をおいて、回路基板13上に直接半田付けすること
により配設されている。また、図6に示すように、雌タ
ーミナル16bは雄ターミナル16a側に折り曲げられ
て形成されている。さらに雌ターミナル16bの雄ター
ミナル16a側の端部は、折り畳まれて、係止部16e
が形成されている。
【0058】次に本実施例におけるステータ14の組付
と、ステータ14と回路基板13との電気接合とについ
て説明する。先ず底板11から突出する筒部12へステ
ータ14が嵌入される。このときステータ14の第1の
絶縁体15aに配設された雄ターミナル16aが、回路
基板13側に近づいて、回路基板13に接して押圧され
る。雄ターミナル16aは予め筒部12の外方に傾斜し
て形成されているので、回路基板13に対して押圧され
ることにより、図7における矢印D方向にさらに折り曲
がって行く。
【0059】そしてステータ14を筒部12へ嵌入する
ことにより、雄ターミナル16aは図7における矢印E
方向へ回路基板13上をスライドして、雌ターミナル1
6bと回路基板13との間に嵌入する。
【0060】このとき、雌ターミナル16bには、係止
部16eが形成されており、この係止部16eの雄ター
ミナル16a側に位置する部分のばね力により、雄ター
ミナル16aが回路基板13側に押圧されて保持され
る。また雄ターミナル16aに段部が形成されているこ
とにより、雄ターミナル16bの端部側に形成された段
部が係止部16eと接することにより、雄ターミナル1
6aの端部が所定の長さで雌ターミナル16bへ嵌入さ
れる。また段部が形成されていることにより雄ターミナ
ル16aが雌ターミナル16bと連結されたとき、回路
基板13との間に若干距離をもって位置するため、雄タ
ーミナル16aにおけるコイル端部が巻き付けられた箇
所と、回路基板13とが接触することにより起こる断線
等を防ぐことができる。このようにして雄ターミナル1
6aと雌ターミナル16bとが連結し、ステータ14と
回路基板13との電気接合がなされる。
【0061】以上のように、ステータ14を筒部12へ
取付けるのと同時に、雄ターミナル16aを雌ターミナ
ル16bに嵌入することができ、ステータ14と回路基
板13との電気接合における作業性及び組付性を向上す
ることができる。
【0062】また、上記構成によれば、雌ターミナル1
6bと回路基板13は、コイル端末部が組み付けられる
前に半田付けすることが可能となるので、ステータが邪
魔になることがなく、良好に半田付けを行うことができ
る。
【0063】また、複数の雄ターミナル16aが第1の
絶縁体15aと一体に形成されているので、複数のター
ミナルを絶縁体とともに一部品とすることができ、部品
点数及び組立工数を削減することにより製造原価を低減
することができる。
【0064】さらに上記実施例によれば、雌ターミナル
16bが回路基板13上に半田付けされているので、回
路基板13及び底板11に第2の絶縁体15bを配設す
る等の特別な加工を施す必要がなく、工数を削減できる
とともに、第2の絶縁体15bを使用していないので部
品数を減少させることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明のブラシレスモータは、ステータ
に一体に形成された絶縁体に雄ターミナルが一体に配設
され、雄ターミナルにはコイルの端末部が巻き付けられ
ており、回路基板側には雌ターミナルが配設され、ステ
ータを前記筒部に取付けるのと同時に雌ターミナルと雌
ターミナルとが連結されるように構成されているので、
ステータと回路基板との電気接合をワンタッチで行うこ
とができ、作業性及び組付性を向上させることができ
る。また、上記構成によれば、雌ターミナルと回路基板
は、コイル端末部が組み付けられる前に半田付けするこ
とが可能となるので、ステータが邪魔になることがな
く、良好に半田付けを行うことができる。また、複数の
ターミナルが絶縁体と一体に形成された構成となってい
るので、部品点数及び工数を削減することにより製造原
価を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるブラシレスモータの要部拡大図
である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】本発明における雌ターミナルと第2の絶縁体と
を示す説明図である。
【図4】図3におけるB視図である。
【図5】他の実施例におけるブラシレスモータの要部拡
大図である。
【図6】図5におけるC−C断面図である。
【図7】他の実施例における雄ターミナルと雌ターミナ
ルとの連結方法を示す説明図である。
【図8】ブラシレスモータの構成を示す説明図である。
【図9】回路基板の構成を示す説明図である。
【図10】従来例を示す説明図である。
【図11】図10におけるF視図である。
【図12】図11における断面図である。
【図13】図12における要部拡大図である。
【符号の説明】
11 底板 12 筒部 13 回路基板 14 ステータ 14a コア 14b コイル 15a 第1の絶縁体 15b 第2の絶縁体 16a 雄ターミナル 16b 雌ターミナル 16c 挟持部 16d 突起部 16e 係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板に設けられた回路基板と、前記底
    板から突出する筒部に配設されるステータと、を備えた
    ブラシレスモータにおいて、 前記ステータはコイルと、該コイルが巻回されるコア
    と、から構成され、 前記ステータの前記回路基板側には第1の絶縁体が一体
    に形成され、該第1の絶縁体には前記回路基板側へ突出
    する雄ターミナルが一体に配設され、該雄ターミナルに
    は前記コイルの端末部が巻き付けられ、 前記回路基板側には第2の絶縁体が形成され、該第2の
    絶縁体には一部において前記回路基板に半田付けされた
    雌ターミナルが一体に配設されており、 前記雄ターミナルは前記ステータを前記筒部に取付ける
    ことにより前記雌ターミナルと連結されることを特徴と
    するブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 底板に設けられた回路基板と、前記底板
    から突出する筒部に配設されるステータと、を備えたブ
    ラシレスモータにおいて、 前記ステータはコイルと、該コイルが巻回されるコア
    と、から構成され、 前記ステータの前記回路基板側には第1の絶縁体が一体
    に形成され、該第1の絶縁体には前記筒部の外方に傾斜
    した突起からなる雄ターミナルが一体に配設され、該雄
    ターミナルには前記コイルの端末部が巻き付けられ、 前記回路基板上には前記雄ターミナルと連結される雌タ
    ーミナルが半田付けされており、 前記雄ターミナルは前記ステータを前記筒部に取付ける
    ことにより前記雌ターミナルと連結されることを特徴と
    するブラシレスモータ。
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