JPH10271795A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH10271795A
JPH10271795A JP7475297A JP7475297A JPH10271795A JP H10271795 A JPH10271795 A JP H10271795A JP 7475297 A JP7475297 A JP 7475297A JP 7475297 A JP7475297 A JP 7475297A JP H10271795 A JPH10271795 A JP H10271795A
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JP
Japan
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coil
rotor
terminal
bobbin
annular
Prior art date
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Application number
JP7475297A
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English (en)
Inventor
Keiji Tsurumaki
桂司 鶴巻
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続信頼性を高めることが可能なステッピン
グモータを提供する。 【解決手段】 中空円筒状の巻線部25,35外周に各
コイル21,31が巻装された環状ボビン(ボビン)2
2,32を有する第1,第2の環状ステータコア(ステ
ータコア)2,3と、これら環状ステータコア2,3の
同心的積層体内中心にして互いに連通する環状ボビン2
2,32の巻線部25,35内に配置される回転軸11
を備えたロータ1と、各ステータコア2,3のうち一方
側の環状ステータコア3の環状ボビン32に絶縁保持さ
れた通電端子7,8とを備える。この通電端子7,8は
その一部にロータ1の遠心方向に伸長する端子部(第1
の端子部)71,81を有する。この端子部71,81
はその伸長端側にコイル21,31と通電接続される接
続部(第1の接続部)73,83を備え、この接続部7
3,83はコイル21,31との通電接続後にコイル2
1,31側に折り曲げ形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステッピングモータ
に関し、詳しくはコイルと外部回路基板との導通接続構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種産業分野におけるアクチュ
エータ部品として例えばPM(永久磁石)型のステッピ
ングモータが広く利用されており、このようなステッピ
ングモータの多くは、コイルが巻かれた環状ボビン(ボ
ビン)を備えた環状ステータコア(ステータコア)の中
空内に永久磁石からなるロータを収容してなり、電気信
号に応じたコイルの磁界作用によりロータを回転駆動す
るもので、小型でありながら駆動トルクが大きい等の利
点を有し、近年ではアナログ計器の駆動源としても注目
されている。
【0003】このようなステッピングモータにあって
は、例えば特開平5−64411号公報や特開平8−1
11971号公報に開示されているように、環状ボビン
に絶縁固定された通電端子を通じてコイルと外部回路基
板との電気的な接続を図っており、通電端子はロータの
遠心方向に延びてコイルと通電接続される一端部とロー
タの軸方向に延びて外部回路基板と通電接続される他端
部とを備え、これら通電端子の一端部及び他端部は半田
付け等によりコイルや外部回路基板と電気接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通電端子による接続構造にあっては、環状ボビンの
対し固定的に設けられる通電端子の一端部にコイルの末
端部をからげて半田付けする構造であるため、コイルの
末端部が緊張状態となって断線しやすく、特に自動巻線
装置を用いて巻線を行う場合には通電端子にコイルの末
端部となる巻き始め部を固定した後、ボビン本体の巻線
部への巻線が行われるため、コイルの末端部が緊張状態
となりやすく、一方、コイルの末端部に上手く緩みを与
えることができたとしても、緩みが大きすぎる場合には
他部材と接触して短絡もしくは断線を起こしやすいとい
う問題がある。
【0005】また、このような通電端子による接続構造
にあっては、通電端子の前記他端部を単に外部回路基板
に貫通させた状態で半田付けする構造であるため、外部
回路基板との熱膨差等に起因する応力により半田クラッ
クが発生しやすいという問題がある。
【0006】本発明は、この点に着目してなされたもの
で、コイルの断線やショート、半田クラックといった接
続不良の発生を抑制し、接続信頼性を高めることが可能
なステッピングモータを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空円筒状の
巻線部外周にコイルが巻装されたボビンを有するステー
タコアと、このステータコアの中心部にして前記ボビン
の巻線部内に収容配置され前記コイルの磁界作用にて回
転する回転軸を備えたロータと、前記ボビンに絶縁保持
され少なくとも一部に前記ロータの遠心方向に伸長する
端子部を有する通電端子とを備え、前記端子部がその伸
長端側に前記コイルと通電接続され且つ前記コイルとの
通電接続状態において前記前記コイル側に折り曲げられ
る接続部を有することを特徴とするものである。
【0008】本発明は、中空円筒状の巻線部外周にコイ
ルが巻装されたボビンを有するステータコアと、このス
テータコアの中心部にして前記ボビンの巻線部内に収容
配置され前記コイルの磁界作用にて回転する回転軸を備
えたロータと、前記ボビンに絶縁保持され前記ロータの
遠心方向に伸長する第1の端子部並びに前記ロータの軸
方向に伸長する第2の端子部を有する通電端子とを備
え、前記第1の端子部がその伸長端側に前記コイルと通
電接続され且つ前記コイルとの通電接続状態において前
記コイル側に折り曲げられる第1の接続部を有すると共
に、前記第2の端子部がその伸長端側に外部回路基板と
通電接続され且つ前記外部回路基板との通電接続状態に
おいて前記外部回路基板側に折り曲げられる第2の接続
部を有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によるステッピングモータ
は、中空円筒状の巻線部外周に各々のコイルが巻装され
た環状ボビン(ボビン)を有する第1,第2の環状ステ
ータコア(ステータコア)と、これら第1,第2の環状
ステータコアの同心的積層体内中心にして互いに連通す
る環状ボビンの巻線部内に配置される回転軸を備えたロ
ータと、各環状ステータコアのうち一方側の環状ステー
タコアの環状ボビンに絶縁保持された通電端子とを備え
る。この通電端子はその一部にロータの遠心方向に伸長
する端子部を有する。この端子部はその伸長端側にコイ
ルと通電接続される接続部を備え、この接続部はコイル
との通電接続後にコイル側に折り曲げられる。このよう
に接続部を折り曲げることにより、コイルの末端部に緩
みが形成され、コイルの断線といった接続不良の発生を
抑制し、接続信頼性を高めることが可能となる。しかも
接続部の折り曲げによる末端部の緩み形成は、緩み量を
適度なものとすることが容易であり、緩み量の調整も容
易となる。
【0010】また本発明によるステッピングモータは、
中空円筒状の巻線部外周に各々のコイルが巻装された各
環状ボビン(ボビン)を有する第1,第2の環状ステー
タコア(ステータコア)と、これら第1,第2の環状ス
テータコアの同心的積層体内中心にして互いに連通する
環状ボビンの巻線部内に配置される回転軸を備えたロー
タと、各環状ステータコアのうち一方側の環状ステータ
コアの環状ボビンに絶縁保持された通電端子とを備え
る。この通電端子はロータの遠心方向に伸長する第1の
端子部とロータの軸方向に伸長する第2の端子部を有す
る。第1の端子部はその伸長端側にコイルと通電接続さ
れる第1の接続部を備え、この第1の接続部はコイルと
の通電接続後にコイル側に折り曲げられる。第2の端子
部はその伸長端側に外部回路基板と通電接続される第2
の接続部を備え、この第2の接続部は外部回路基板との
通電接続状態において外部回路基板側に折り曲げられ
る。このように第1の接続部を折り曲げることにより、
コイルの末端部に適度な緩みが与えられると共に、特に
この場合、第2の接続部を折り曲げることにより折り曲
げ部分がロータの軸方向に沿った応力を受けることが可
能となり、しかも第2の接続部を折り曲げることで通電
端子と外部回路基板との接続面積が大きくなって接続強
度が高まる。従ってコイルの断線やショート、半田クラ
ックといった接続不良の発生を抑制して接続信頼性を高
めることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例に係わるステ
ッピングモータの分解斜視図、図2は図1の組み付け状
態を示す断面図である。
【0013】本実施例によるステッピングモータは、図
1,図2に示すように、ロータ1と、このロータ1の周
囲を囲むように内部に収納すべく同心的積層体を構成す
る第1の環状ステータコア2及び第2の環状ステータコ
ア3(ステータコア)と、これら環状ステータコア2,
3をロータ1の軸方向に沿って挟むように対向配置さ
れ、各環状ステータコア2,3内にロータ1を保持する
第1,第2の保持部材4,5とからなり、ロータ1の軸
方向に沿って外部回路基板6上に搭載され且つ外部回路
基板6に通電接続されている。
【0014】ロータ1は、その遠心方向周面に回転方向
に沿ってN,S交互に配列される複数の磁極を有する永
久磁石からなり、その中心には軸方向中心を貫くように
回転軸11が固定され、この回転軸11を通じて第1,
第2の保持部材4,5に軸受保持される。
【0015】第1の環状ステータコア2は、コイル21
が巻かれる環状ボビン(ボビン)22と、磁性金属材料
からなる略円環カップ状の外ヨーク23と、同じく磁性
金属材料からなる略円環板状の内ヨーク24とからな
り、これら外,内ヨーク23,24は、これらの間に環
状ボビン22を挟むように同心的に積層される。
【0016】環状ボビン22は、外周にコイル21が巻
装されると共に内部にロータ1を収容可能する中空円筒
状の巻線部25と、この巻線部25の軸方向(ロータ1
の軸方向)両端外周に対をなすように形成されコイル2
1を巻く際の巻線ガイドの機能も有するフランジ部2
6,27を備え、図中、下側に位置するフランジ部27
には励磁コイル21の末端部21aを後述する通電端子
にガイドする案内部27aが形成されている。
【0017】また組み付け状態において巻線部25の内
壁には、これに沿って外,内ヨーク23,24に形成さ
れた複数の極歯23a,24aが収納配列されるように
なっており、この際、極歯23a,24aは、巻線部2
5内でロータ1の遠心方向外径よりもやや大きな環状櫛
歯型の配列形状をもって組み合わされると共にロータ1
の前記磁極と所定間隔を隔てて対向するようになってい
る。
【0018】第2の環状ステータコア3は、第1の環状
ステータコア2と略同様な構成を有しており、コイル3
1が巻かれる環状ボビン32と、磁性金属材料からなる
略円環カップ状の外ヨーク33と、同じく磁性金属材料
からなる略円環板状の内ヨーク34とからなり、これら
外,内ヨーク33,34は、これらの間に環状ボビン2
2を挟むように同心的に積層される。
【0019】環状ボビン32は、外周にコイル31が巻
装されると共に内部にロータ1を収容可能する中空円筒
状の巻線部35と、この巻線部35の軸方向(ロータ1
の軸方向)両端外周に対をなすように形成されコイル3
1を巻く際の巻線ガイドの機能も有するフランジ部3
6,37を備えている。
【0020】また組み付け状態において巻線部35の内
壁には、これに沿って外,内ヨーク33,34に形成さ
れた複数の極歯33a,34aが収納配列されるように
なっており、この際、極歯33a,34aは、巻線部3
5内でロータ1の遠心方向外径よりもやや大きな環状櫛
歯型の配列形状をもって組み合わされると共にロータ1
の前記磁極と所定間隔を隔てて対向するようになってい
るが、極歯33a,34aの配列位相と極歯23a,2
4aの配列位相は、ロータ1の回転方向に所定の位相差
をもって組み合わされる。
【0021】このように構成される第1,第2の環状ス
テータコア2,3は、ロータ1の軸方向に沿って同心的
に積層され、内部が中空の積層体を構成し、この積層体
の中空内にロータ1が収容され、第1,第2の軸受プレ
ート4,5によってロータ1の回転軸11が保持され
る。
【0022】ところで、本実施例の場合、各環状ボビン
22,33へのコイル21,31の巻線作業は、第1,
第2の環状ステータコア2,3を積層して組み合わせた
後に行われる。
【0023】すなわち、第1,第2の環状ステータコア
2,3のうち、第2のステータコア3の構成要素となる
環状ボビン32の図中下側に位置するフランジ部37に
は、略L字型をなす各々一対の通電端子7,8がインサ
ート成形により固定されており、第1,第2の環状ステ
ータコア2,3を合体させ積層体となした後、通電端子
7の一方側にはコイル21の(一方側)末端部21aを
構成する巻き始め部が導通固定され、このように巻き始
め部が通電端子7に固定されたコイル21は環状ボビン
21の案内溝27を経由して環状ボビン21の巻線部2
5に巻装され、(他方側)末端部21aを構成するコイ
ル21の巻き終わり部が他方側の通電端子7に導通固定
される。一方、通電端子8の一方側には、コイル31の
(一方側)末端部31aを構成する巻き始め部が導通固
定され、このように巻き始め部が通電端子8に固定され
たコイル31は環状ボビン31の巻線部35に巻装さ
れ、(他方側)末端部31aを構成するコイル31の巻
き終わり部が他方側の通電端子8に導通固定される。
【0024】これにより、各環状ボビン22,33への
コイル21,31巻線並びにコイル21,31と通電端
子7,8との導通接続がなされるが、環状ボビン32へ
のコイル33巻線は、第1,第2の環状ステータコア
2,3を合体する前に環状ボビン32単体でも行うこと
ができる。また通電端子7は環状ボビン22に固定して
もよく、各通電端子7,8を各環状ボビン22,33に
別々に固定することにより、コイル21,31の環状ボ
ビン22,33への巻線を環状ボビン22,33個々に
行うことができる。
【0025】通電端子7,8は、図2に示すように、ロ
ータ1の遠心方向に伸長する第1の端子部(端子部)7
1,81とロータ1の軸方向に伸長する第2の端子部7
2,82を有し、第1の端子部71,81は、環状ボビ
ン32のフランジ部37側方よりロータ1の遠心方向に
突出しその伸長端側が前述にようにコイル21,31
(末端部21a,31a)と通電接続される第1の接続
部(接続部)73,83を備え、また第2の端子部7
2,82は、環状ボビン32のフランジ部37背後より
ロータ1の軸方向に突出しその伸長端側が外部回路基板
6に形成された例えば図示しないモータ駆動回路と通電
接続される第2の接続部74,84を備えている。
【0026】第1の接続部73,83は、コイル21,
31との通電接続後、本実施例の場合、コイル21,3
1を各環状ボビン22,33に巻装終了後に、手動もし
くは自動機によりコイル21,31側へ側に折り曲げ変
形され、これによりコイル21,31の末端部21a,
31aに緩みが形成される。この際、末端部21a,3
1aに適度な緩みが形成されるよう第1の接続部73,
83の曲げ量並びに折り曲げ前の末端部21a,31a
の長さを調整しておけばよいが、一旦折り曲げた後に末
端部21a,31aの緩みが最適なものとなるよう第1
の接続部73,83の曲げ量を調整することもできる。
【0027】第2の接続部74,84は、その先端側を
外部回路基板6に挿通した後に外部回路基板6の背面側
に折り曲げられ、この折り曲げ部分を含む領域が前記モ
ータ駆動回路より延びる回路パターン(図示しない)に
半田付け接続される。このように第2の接続部74,8
4を外部回路基板6側に折り曲げることにより、例えば
外部回路基板6とモータ本体との間に熱膨張係数差等に
起因するロータ1の軸方向に沿った応力が働いても、こ
のような応力を第2の接続部74,84の折り曲げ部分
で受けることが可能となると共に、半田を通じた第2の
接続部74,84と外部回路基板6(回路パターン)と
の接続(接触)面積が増大し、接続部分の機械的強度が
高まる。
【0028】以上のように、本実施例では、中空円筒状
の巻線部25,35外周にコイル21,31が巻装され
た環状ボビン(ボビン)22,32を有する環状ステー
タコア2,3(ステータコア)と、この環状ステータコ
ア2,3の中心部にして環状ボビン22,32の巻線部
25,35内に収容配置されコイル21,31の磁界作
用にて回転する回転軸11を備えたロータ1と、環状ボ
ビン22,32に絶縁保持され少なくとも一部にロータ
1の遠心方向に伸長する第1の端子部(端子部)71,
81を有する通電端子7,8とを備え、端子部(第1の
端子)71,81がその伸長端側にコイル21,31と
通電接続され且つコイル21,31との通電接続状態に
おいてコイル21,31側に折り曲げられることでコイ
ル21,31野末端部21a,31aに緩みを形成させ
る接続部(第1の接続部)73,83を有することによ
り、コイル21,31の末端部21a,31aに緩みを
与えることができ、コイル21,31の断線等の接続不
良の発生を予防し、接続信頼性を高めることができる。
しかも接続部(第1の接続部)73,83の折り曲げに
よるコイル21,31の緩み形成は、緩み量を適度なも
のとするのが容易であり、緩み量の調整も容易である。
【0029】また本実施例では、通電端子7,8の接続
部(第1の接続部)73,83をボビン32へのコイル
21,31巻線終了後に折り曲げるようにしていること
により、巻線時にボビン32の巻線部35の巻回外周に
第1の接続部73,83が位置しないため、接続部7
3,83が巻線の障害とならず、巻線をスムーズに行う
ことができる。
【0030】また本実施例では、通電端子7,8が外部
回路基板6と通電接続される第2の接続部74,84を
備え、この第2の接続部74,84が外部回路基板6側
に折り曲げられて半田付けされることにより、第2の接
続部の折り曲げ部分が、特にモータ本体と外部回路基板
6との熱膨張差に起因するロータ1の軸方向に沿った応
力を受けることを可能にすると共に、第2の接続部7
4,84と外部回路基板6(回路パターン)との接続
(接触)面積が増大して外部回路基板6との接続強度が
向上し、半田クラック等の接続不良を抑制し接続信頼性
を高めることができる。
【0031】図3,図4は本発明の第2実施例として通
電端子7,8の変形例を示しており、本実施例では、通
電端子7,8を平板状に形成すると共に、通電端子7,
8を環状ボビン32のフランジ部37に対し圧入により
固定しており、また第1の接続部(接続部)73,83
には、コイル21,31の末端部21a,31aを保持
する端末保持部73a,83aが形成されており、本実
施例によっても前記第1実施例と同様な効果を得ること
ができる。
【0032】図5,図6は本発明の第3実施例を示して
おり、本実施例ではコイル21,31の末端部21a,
31aが通電端子7,8近傍で交差する場合において、
末端部21a,31aが互いに接触しないように、通電
端子7,8の第1の接続部(接続部)73,83の折り
曲げ量(角度)を隣接する通電端子7,8同志で異なら
せた場合を示しており、このように構成することによ
り、末端部21a,31a同志の接触による断線やショ
ートを抑制することができ、接続信頼性を高めることが
できる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、中空円
筒状の巻線部外周にコイルが巻装されたボビンを有する
ステータコアと、このステータコアの中心部にして前記
ボビンの巻線部内に収容配置され前記コイルの磁界作用
にて回転する回転軸を備えたロータと、前記ボビンに絶
縁保持され少なくとも一部に前記ロータの遠心方向に伸
長する端子部を有する通電端子とを備え、前記端子部が
その伸長端側に前記コイルと通電接続され且つ前記コイ
ルとの通電接続状態において前記前記コイル側に折り曲
げられる接続部を有することにより、コイルに緩みを与
えて接続不良の発生を抑制し、接続信頼性を高めること
が可能なステッピングモータを提供することができる。
【0034】また本発明は、中空円筒状の巻線部外周に
コイルが巻装されたボビンを有するステータコアと、こ
のステータコアの中心部にして前記ボビンの巻線部内に
収容配置され前記コイルの磁界作用にて回転する回転軸
を備えたロータと、前記ボビンに絶縁保持され前記ロー
タの遠心方向に伸長する第1の端子部並びに前記ロータ
の軸方向に伸長する第2の端子部を有する通電端子とを
備え、前記第1の端子部がその伸長端側に前記コイルと
通電接続され且つ前記コイルとの通電接続状態において
前記コイル側に折り曲げられる第1の接続部を有すると
共に、前記第2の端子部がその伸長端側に外部回路基板
と通電接続され且つ前記外部回路基板との通電接続状態
において前記外部回路基板側に折り曲げられる第2の接
続部を有することにより、コイルに緩みを与えると共に
外部回路基板との接続強度を高め、接続信頼性を高める
ことが可能なステッピングモータを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるステッピングモー
タの分解斜視図。
【図2】図1の組み付け状態を示す断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部斜視図。
【図4】同上実施例の要部断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す要部正面図。
【図6】同上実施例の要部断面図。
【符号の説明】
1 ロータ 2,3 第1,第2の環状ステータコア(ステータコ
ア) 6 外部回路基板 7,8 通電端子 11 回転軸 21,31 コイル 22,32 環状ボビン(ボビン) 25,35 巻線部 71,81 第1の端子部(端子部) 72,82 第2の端子部 73,83 第1の接続部(接続部) 74,84 第2の接続部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒状の巻線部外周にコイルが巻装
    されたボビンを有するステータコアと、このステータコ
    アの中心部にして前記ボビンの巻線部内に収容配置され
    前記コイルの磁界作用にて回転する回転軸を備えたロー
    タと、前記ボビンに絶縁保持され少なくとも一部に前記
    ロータの遠心方向に伸長する端子部を有する通電端子と
    を備え、前記端子部がその伸長端側に前記コイルと通電
    接続され且つ前記コイルとの通電接続状態において前記
    前記コイル側に折り曲げられる接続部を有することを特
    徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 中空円筒状の巻線部外周にコイルが巻装
    されたボビンを有するステータコアと、このステータコ
    アの中心部にして前記ボビンの巻線部内に収容配置され
    前記コイルの磁界作用にて回転する回転軸を備えたロー
    タと、前記ボビンに絶縁保持され前記ロータの遠心方向
    に伸長する第1の端子部並びに前記ロータの軸方向に伸
    長する第2の端子部を有する通電端子とを備え、前記第
    1の端子部がその伸長端側に前記コイルと通電接続され
    且つ前記コイルとの通電接続状態において前記コイル側
    に折り曲げられる第1の接続部を有すると共に、前記第
    2の端子部がその伸長端側に外部回路基板と通電接続さ
    れ且つ前記外部回路基板との通電接続状態において前記
    外部回路基板側に折り曲げられる第2の接続部を有する
    ことを特徴とするステッピングモータ。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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