JP3745884B2 - モータ構造及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は円筒型のラジアルギャップ型モータの構造及びその突極子の装着方法並びにボビンアッシーの強度向上方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、安価で高性能な装置を提供する為に、一つの装置において、機能に応じた専用のモータを複数個使用する、いわゆる「セクショナルドライブ」方式が一般的となってきている。特に、小型DCモータでは、軽量で、用途に応じて、磁気回路効率を上げてモータ効率を上げ、コギングトルクを下げた、電磁発生ノイズが少なく制御性が良いモータが望まれている。この対策として、コアのスロット数を増加し、一つ一つの磁気回路長が短くなり磁気効率が上がるようにマグネットの磁極数を増加し、巻線作業効率を上げるためにコイルを一つの突極に集中巻することで対応することが一般的である。
【0003】
磁気記憶装置等のスピンドルモータとして良く用いられている偏平型のアウタロータ型DCブラシレスモータでは、コア積層枚数が比較的少ないことから、特願平1−95928号(特開平2ー276449号公報参照、以下、従来例と称する)に示す如く、効率/制御性が良いアーマチュア構造を構成する事が出来た。即ち、コアの突極部断面積Aと該突極部を囲む長さLを用いて表される断面形状特性係数R(=L2 /A)を前記特許出願に記載されている技術を満足させる様に設定することはその形状性から、至極簡単である。つまり、突極部断面形状をほぼ正方形に近い形に設定し、突極部の磁束密度と該突極部に巻回するコイルの抵抗値を整合(コイル1ターン当たりの抵抗値を小さくする)させ、モータ性能を向上させることが容易に出来た。
【0004】
しかし、プリンタ等のキャリッジ駆動の場合、比較的大きな機械的出力を必要とする割には、モータ実装スペースが少ない為、構造を円筒型とし、コアの積層枚数を出来るだけ多くして、対応することが多い。ところで、DCブラシレスモータでは、コア設計において、コイルを納める為の溝部(以後「スロット」と言う)と磁路を形成する為のヨーク部(コイル集中巻で、エアーギャップを介して磁石と対抗する部分を以後、「突極」という)を持った、薄いコアを複数枚積層し、該コアのスロット部分の必要な箇所に絶縁を施し、コイルを巻回したアーマチュアが一般的な構造である。この構造は、同一形状のコアを必要枚数だけ軸方向に積層するだけで、特性を変えることが出来るので同一形状のコアの金型一つあれば、積層枚数により任意にモータ特性が設定出来る利点がある。又、各コアが電気的に絶縁されており、比較的鉄損が小さい特徴がある。
【0005】
しかし、積層型、いわゆるラミネーション構造、特に、円筒型ではコアの突極数を多くしたり、マグネットの磁極数を上げたりすると、モータ効率が著しく低下する傾向がある。理由は、円筒型モータにおいて、機械的出力を上げる為には、コア積層枚数を増やす必要がある。しかし、この方法は、確かにトルクアップに繋がるけれども以下の2点より、コア積層枚数を増やす割にはモータ特性が上げられない。
【0006】
1)一般的には突極部の磁束密度は磁気飽和直前まで高くするのが好ましいが、トルクアップの為に、コア積層枚数を増やせば、ヨーク断面積も増大(断面積はコア積層枚数に比例する)し、突極部の最適磁束密度まで上げられない。特に、多極/多スロット構造の場合には、突極断面積を考慮すると突極部の幅は極狭くて、良いことになるが、この幅がコア厚に対して狭くなりすぎ、プレス加工出来なくなる欠点がある。従い、この制約から突極部の磁束密度が最適値まで上げられない。
2)積層枚数を増やせば、トルクを発生するコイルの有効線素が長くなるが、その分コイル抵抗値が増大して、モータ効率を悪化する。特に、細長い断面に巻くコイルは抵抗値のみ増大して、モータ効率を著しく悪化する欠点がある。
【0007】
以上のことから、円筒型のラミネーション構造では、突極部断面形状が必然的に悪化(長辺と短辺の差が大きい長方形となる)し前述の従来例技術により、突極部の磁束密度と該突極部に巻回するコイルの抵抗値を整合させることが出来ない。つまり、モータにあった最適な磁束密度になる様に、突極部の断面積を決めることが出来ない。即ち、ステータ材料にムダが出ると同時にモータ重量が増大し、且つ、モータ効率が悪化する欠点があり改善を必要としていた。
更には、磁気記憶装置用もプリンタ用も近年のノイズ規制等からモータコイル転流時に発生する電磁ノイズは有害であり、安価で且つ確実に抑制する事が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ラジアルギャップの円筒型モータにおいても、同一形状のコアを軸方向に多数枚積層する、いわゆるラミネーション構造を用いずに、軽量且つ安価で、高性能で、電磁ノイズの発生量が小さなモータ構造及びその突極子の装着方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、両端面に軸受を形成したフランジを持ち、軟磁性材からなる複数個の放射状方向に配置された突極部を有する円筒型ラジアルギャップ型モータにおいて、円筒状部分と該円筒状部分の一方の縁端周囲に放射状方向に形成された複数個の突極をそれぞれ有し、軸方向に互いの前記突極を重ね合わせて配置される2個のアーマチュアヨークと、両端に配置される一対の鍔部の間に巻回されるコイルを有し、重ね合わせた2つの前記突極からなる突極部にそれぞれ挿入される複数のボビンと、を備え、前記一対の鍔部のうち一方は、ロータマグネットに対向配置されて前記コイルに接続される端子を有することを特徴とする円筒型ラジアルギャップ型モータを提供するものである。
【0010】
又、前記突極の幅を径方向で一定とし、該突極毎に、ボビン巻したコイルアッシーを挿入出来るモータ構造とした為、巻線作業が非常に容易で、且つ信頼性の高い(絶縁が確実に保証された)コイルアッシーを安価に供給できる様になった。
更に、突極先端(エアーギャップを介してマグネットと対抗する)部分に、ロータマグネットの磁束を収束させる為の突極子を設ける事により、長軸(円筒)状のロータマグネットでもその磁束を効率良くコイルに鎖交させることが出来る様になった。
結果として、円筒型の多極/多スロット(突極)のモータにおいても、磁束を飽和させないで、突極部断面形状特性係数を比較的小さく抑える事が出来、突極部の磁束密度と該突極部に巻回するコイルの抵抗値の整合性(コイル1ターン当たりの抵抗値を小さくする)を向上させ、モータ性能を改善することが出来た。又、突極部とは別体構造になっている突極子の形状を工夫(溝入、スキュー等)する事により容易にコギングトルクを制御することが出来た。更に、コイルをボビン巻したコイルアッシー毎に、電磁ノイズ吸収用の磁気ソフト材を含んだコアを、前記コイルに流れる電流と電磁的に直接鎖交する様に配設/実装した事により、モータ励磁時に外部に放出される電磁ノイズを著しく低減させることが出来た。
また本発明では、ボビンにコイルを巻回したコイルアッシーの補強方法と突極先端に設けられる突極子の装着並びにこれらの固定方法についても提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態の断面図及び一部破断正面図である。これらの図に示されるモータは、回転軸方向に長く1極が着磁され、それが、ロータの円周に沿って16個着磁された、いわゆる磁極数16極のロータと、突極(スロット)数12個のステータからなるラジアルギャップタイプの円筒状インナロータ型3相DCブラシレスモータである。先ず、ステータ部を説明する。1は、強磁性体の金属からなるカップ状のアーマチュアヨークであり、ほぼ、同一形状の2個のアーマチュアヨーク1は各底面に一体的に設けられている複数の突極(後で詳述)が周方向で揃う様に、左右から当接、固定されている。
【0012】
6は突極部(後で詳述)に挿入されているボビンであり、コイルの絶縁を確保するため、樹脂で成形されている。5はボビン6に巻回したコイルである。コイル5の端末はボビン6の鍔の下部に設けられている端子(後で詳述)に絡げられ、接続基板8に電気的に接続されている。接続基板8には、引き出し線10(本実施の形態では4本(3相星型結線の3本とその中性線の4本))を介して必要な電気エネルギーが給電される様になっている。尚、本実施の形態のボビン6と接続基板8の間の30は軟磁性で作られたソフトフェライト製のコアであり、このコア30には2つの孔が設けられており、ボビン6の端子に挿入され、ボビン6と基板8のスペーサを兼用した電磁ノイズ吸収器になる(詳細後述)。11はボビン鍔部でエアギャップを介してロータマグネットの磁極と対抗する面に、ロータマグネットの磁束を収束する為の突極子(詳細後述)である。2つのカップ状のアーマチュアヨーク1の開口端部には軸受け3を持ったフランジ4を配設している。
【0013】
次に、ロータ部を説明する。9は回転軸であり前述の軸受け3に回転自在に支えられている。回転軸9にはスリーブ7が圧入されており、スリーブ7の外周には周方向に16極に着磁されたロータマグネット2が接着等により固定されている。従って、エアギャップを介して各相のステータのコイル5を適切なタイミングで順次、励磁すればロータマグネット2はトルクを発生し、回転軸9から機械的出力を取り出すことが出来る。尚、駆動については本構造のモータも一般的な3相DCブラシレスモータ(本実施の形態ではセンサレス構造のモータでありロータ磁極位置検出器は内蔵していない。)と同一であるので省略する。
【0014】
図3はアーマチュアヨーク1の拡大斜視図である。カップ状を呈するその底面に16個の等ピッチの放射状の突極20が設けられている。突極20は径方向で同一幅の形状としている。中心部には図1で示した様に周方向に微小エアギャップを介してロータマグネット2を挿入する事が出来る様に、各突極20の先端を結んだ線は同一円周上にある。尚、アーマチュアヨーク1の材質は磁束を良く通す強磁性体が好ましく、プレスの加工性を考えると金属が良いが、磁気特性を良好にする為に磁性のソフト材の粉末を含有した樹脂成形品でも良い。
【0015】
図4はアーマチュアヨーク1を2個、底面が当接するように固定した斜視図である。図4において特に、注意したいのは一対のアーマチュアヨーク1の突極20の位置関係が同心上で、且つ周方向で整合される様に配置することである。このことにより、ロータマグネット2は周方向で微小エアギャップを保ち且つ、ボビン6の挿入(後で詳述)を可能にしている。尚、本発明では、1個のアーマチュアヨーク1の突極20は単に、「突極」と呼ぶが、これら突極20が積層された状態の全体については「突極部」と呼ぶ。
【0016】
これまでに本発明を、インナーロータ型モータの例で説明したが、本発明はアウタロータ型モータにも同じ様に適用出来る。図5にアウタロータ型のアーマチュアヨークの形状を示した。インナ型との違いはカップ状アーマチュアヨーク1の一端面に付加している突極20の折り曲げ方向だけである。即ち、インナロータ型では円筒カップ内周側(円の中心側)であるのに対して、アウタロータ型ではその外周側(中心と反対側)である。図6はアーマチュアヨーク1を2個突極20が重なり合う様に配設した状態を示す。アウタロータ型の特徴は図に示すように、突極20の径が大きくなる外周側にせり出(その為に、開放部のピッチが広くなる)し、該突極部20’にコイルを巻き易くなる特徴がある。又、コイルをボビン巻した時にはボビン挿入が非常に容易となる長所があると同時に、ボビン中のコイル巻回数を増やす事が出来、モータ特性的にも有利である。理由はインナロータ型の時とは異なり、アウタロータ型ではボビンに等脚台形状にコイルを巻回し、コイル幅の小さい等脚台形の上底側(短い辺)を突極部20’に挿入部する事(図12参照)が可能であるからである。
【0017】
又 、本発明は前記第1の実施の形態のようなロータマグネット磁極数16、スロット数12の3相DCブラシレスモータだけでは無く、相数、ロータマグネット磁極数、スロット数もこれに限る物ではない。特に、本発明のモータは前述した理由で、多極/多スロットのモータに向いている。
更に、本発明はDCブラシレスモータだけでなく、ラジアルギャップ型の突極構造の同期モータにも同じように適用できる。
【0018】
図7は本発明の第2の実施の形態を示す一部破断側面図である。第1の実施の形態と異なるのは2個のアーマチュアヨーク1の底部の間に3枚の金属で出来た強磁性体製の磁束密度調整ヨーク24を挿入している点だけである。他は同一であるので同一番号を付与し、特に、説明の必要の無い箇所の説明は削除した。この磁束密度調整ヨーク24により突極部20’の磁束密度が調整出来る。即ち、第1の実施の形態の様に、一対のアーマチュアヨーク1で作る突極部20’の断面積だけでは磁束密度が増大しすぎ(断面積が小さすぎ)て飽和してしまうことがある。磁束密度調整ヨーク24はこの場合に、突極部断面積を実質的に増大させることが出来、突極部での磁束密度の飽和現象を避けることが出来る。従って、磁束密度調整ヨーク24の厚さ及び挿入枚数は必ずしも本実施の形態の様に、3枚で厚さはアーマチュアヨーク1と同一と限る訳ではない。
【0019】
図9は第2の実施の形態に使用した磁束密度調整ヨーク24の形状を示す。磁束密度調整ヨーク24はアーマチュアヨーク1の底面と同一形状であり、該アーマチュアヨーク1と同心を取り、且つ各突極20が周方向で合うようにアーマチュアヨーク1に固定される。つまり、アーマチュアヨーク1の突極20と磁束密度調整ヨーク24の突極20が軸方向で積層(加算)されるので、その分実質の突極部断面積が増大する。尚、本実施の形態の磁束調整ヨーク24は1.2mm厚の冷間圧延鋼板をプレス抜きしたものである。
又、図8には、磁束密度調整ヨーク24をアーマチュアヨーク1の底部外側に挟み込む代わりに、各カップ状アーマチュアヨーク1の開口面(フランジ4を付加する側)から、アーマチュアヨーク1の内径よりやや小さい径の磁束密度調整ヨーク24を、必要枚数(本実施の形態では各一枚づつ合計2枚)、アーマチュアヨークの底部内周面に配設して、突極部20’の断面積を実質的に増加させたものである。
【0020】
尚、磁束密度調整ヨーク24の一枚当たりの厚さが薄い物、且つ一枚一枚絶縁した物を使用した方が渦電流損が少なくなることは当然であり、磁束密度調整ヨーク24を軟磁性材の粉体を混ぜた樹脂成形品で構成することも可能である。
【0021】
図10は樹脂成形したボビン6を示す。ボビン6は突極部20’が挿入される中央部の角穴60と、両端に長さの異なる鍔61、62を持った形状である。長い鍔62は本実施の形態ではロータマグネット対向面側であり、その下端部にはコイル絡げ用の端子21が挿入されている。又、図11はボビン6にコイル5を巻回した、コイルアッシーの状態を示す図である。2カ所のコイル端22は端子21にその端末を絡げ、23に示す部分で半田上げ出来るので、本構造のボビンを使用する事により、巻線から半田上げまでが一貫工程として構成が可能となり、検査/組立性が向上し、非常に手離れが良くなる。
【0022】
次に、図13は図11に示すコイルアッシーのボビン6の、エアギャップを介してロータマグネット2に対向する面で、ボビン6の鍔部に突極子11を配設固定した、いわゆるヨークアッシーの斜視図である。図11に示すコイルアッシーとの違いは突極子11が付加されている点だけであるので、同一部品は同一番号が付与されている。図13における11’は突極子11をボビン6の鍔に熱カシメで固定したカシメ部を示している。尚、突極子11のボビン6への固定は接着等でも良いし、インサートモールドでも良いし、突極子を折り曲げても良い。又、突極子11の中心部の角穴60は突極部20’に挿入する穴を示しており、これらの磁気的結合は本実施の形態では嵌合により行われているが、これに限る訳ではなく溶接、カシメでも良い。更に、図13では突極子11は平面状であり、且つボビン6の鍔部62の幅Pと突極子11の幅Qが等しい場合を示しているが、最大部のコイル巻き上げ幅Rを含めてこれらP、Qの寸法を突極20のピッチC(図3及び図5参照)と等しいか、小さくすることにより、インナロータ型の為に、入り口が狭くなる内周側からでもコイルアッシーを突極部20’に挿入する事が可能となる。前述した通り、アウタロータ型の場合にも同様な制約条件があるが、コイルアッシーは入り口が広く且つ開放された、外周側から挿入することが出来る点で、インナロータ型と比較して挿入が容易であると同時にコイル巻回数も増大させる事が出来る(図12参照)。
【0023】
図14は突極子11に溝301及びスリット300を付加した実施例である。この溝301/スリット300により、ロータ磁極面に対向し、交番磁界がかかる突極子11に生じる渦電流を遮断し、渦電流損を低減する事が出来る。溝301(図では一本)は、突極20に嵌合する角穴部に対し、同心円状に流れる渦電流を遮断する効果がある。又、スリット300(図では6本)は突極子11の面積の広い上辺、下辺部に循環する渦電流を遮断するのに効果がある。溝301とスリット300は同時に設けないで、渦電流損低下に効果の有る方一つだけを採用しても良い。又、図23で述べる帯状の突極子11の必要な箇所に、溝/スリットを設けても同様の効果が有る。尚、溝301及び、スリット300を配置する場所、数、及び形状(幅と長さ)は図14に限るわけではなく、ロータマグネットからの磁束の収束には効果があり(妨げず)、且つ突極子11に流れる渦電流を効果的に遮断するものであれば良い。
【0024】
図15はコイルアッシーの別の実施の形態を示す斜視図である。図14に示すものと異なる点は突極子11が平面状ではなく曲率を持った曲面形状である点である。このことにより、突極子11が平面状の図14に示すものと比較して、同一突極子11形状(面積)の場合、平均エアギャップ長が等価的に狭くなり、ロータマグネット2の磁束収束率を向上させる事が出来る。
【0025】
図16から図18にコイルアッシーの別の実施形態を示すが、図13乃至15と同じ部分には同じ符号を付し、その説明は省略するこの実施の形態では、特に、突極子11の形状を工夫して、コギングトルクを改善(小さく)する事を目的としている。図16はコギングトルク改善の第1の突極子の実施の形態である。突極子11の形状を長方形ではなく平行四辺形にする事により磁気的スキューを形成している。平行四辺形の突極子とする事により、周方向のパーミアンスを少しづつ変化させることが出来るのである。図17はコギングトルク改善の第2の突極子の実施の形態である。長方形の突極子11から対角線上にある2箇所のコーナを三角形状に切り落とす事により、図16に示すものと同じ様に周方向のパーミアンスを少しづつ変化させている。図18はコギングトルク改善の第3の突極子の実施の形態である。長方形の突極子11から対角線上にある2箇所のコーナを四角形状に切り落とす事により、図17に示すものと異なり周方向のパーミアンスを段階的に変化させている。尚、コギングトルクを小さくする為の、突極子11の形状はこれらに限る物ではない。又、コギングトルク低減には、突極子11にはスキューを付けず(図13、14、15、19、22の構成)、ロータマグネット2の着磁でスキューを付け(図32参照)ても同様の効果がある。
【0026】
次に、図19もコイルアッシーを示した斜視図である。図の突極子11は長方形であり、図13のコイルアッシーとほとんど同じである。異なる点はボビンの幅Sと突極子11の幅Tが、T>Sの関係である。インナーロータ型の場合には、前述した通り、S<T<Cの関係でないとコイルアッシーとした場合には、突極部に挿入できないことは当然であるが、突極子11にスキュー等を設けたC<Tの場合には、コイルアッシーを突極部20に実装してから後、突極子11は突極部20に挿入固定するが、このことについては後述する。図22は図19に示すものの突極子11において、該突極子11の長手(軸)方向に補強用リブ100を付した斜視図である。本発明に係るモータ構造では、突極子11は概ね軸方向の長さが長く、長方形になる。その為、突極子11は長手方向(軸方向)の剛性が、ボビンを含めて低くなり、ロータマグネット2の磁気吸引力により変形が起き、最悪時には該突極子11は、ロータマグネットと接触してしまう不具合となる場合がある。これを避けようするとエアギャップ長を該突極子11の変化量を見込んで大きく設定する必要があるが、これはモータ特性上好ましくない。したがって、図22に示すように、突極子11にリブ100を付加して剛性を上げることはこの対策として非常に有効である。
【0027】
尚、T>C>Sの場合には、先ず、コイルアッシーを突極部に挿入した後、突極部先端に突極子11を挿入固定する事により突極子11の実装が可能となる。この場合には一例として、図11に示す様な構成のコイルアッシーを突極部20に挿入した後、突極子11をボビン鍔部の突起により、熱カシメ等により固定する。図22において、この熱カシメの箇所を11’として示している。
【0028】
図20は図16と図18の特徴を複合して用いた実施の形態を示している。図22の隣接する突極子11間のギャップXを、図16に示すものと比較して、狭く設定出来ることを特徴としている。尚、隣接する突極子11の間隔Xはあまり狭すぎては隣の突極子11に磁束が漏洩してモータ特性悪化を招く。従い、このXはエアーギャップの2〜5倍程度に設定するのが好ましい。勿論、図の様にスキューを付けてもよいが、付けなくても良い。スキューを付けない場合には、突極子11の形状を平行四辺形から長方形にすれば良い。
【0029】
図21は機能的には図20に示すものと同一であるが、突極子11をコイルアッシーの状態で実装出来る様に、3つに分割している点が特徴である。つまり図17の形態のヨーク全体構造と2つの三角形の補助突極子25(図のハッチング部)で等価的に、図20の突極子11を構成したことである。この分割により、先ず、コイルアッシーでの挿入を完了させておいて、その後、2つのボビンの鍔部を跨る補助突極子25を配設する事ができる。尚、26部は突極子11と補助突極子25を勘合させる部分である。又、2つのボビンの鍔部を跨る補助突極子25はボビン鍔部の突起31により熱カシメ等により固定される。
【0030】
更に図23は突極子11の更に別の実施の形態である。図23の突極子11は一枚の帯状の板に、複数(モータ突極数)の突極部挿入用角穴40のパーミアンス調整用磁気的溝41を交互に配設したものである。本実施の形態では図1の第1の実施の形態と同様に、突極数12個用のものであって、その長さは360度分であるので1枚で足りる。勿論、作業性によっては2分割の帯状突極子11としても良い。又、パーミアンス調整用の溝の端面までの距離Z(図23参照)は磁気特性から出来る限り狭い方が良いが、機械的加工の制限から板厚0.5mm程度の場合には、エアギャップの2倍(0.5〜1.0mm)程度にするのが好ましい。コイルアッシー挿入後、この帯状突極子11を円筒状にして各突極部20に順次挿入固定するだけで突極子11の実装が完了する。
【0031】
図24はこの突極子11を装着したものを平面展開した図である。この突極子を採用する事により、個別の突極部20に一個一個突極子11を実装する場合と比べてその作業性は格段に向上する。尚、帯状突極子11の連結部(図のZ寸法が大きく)のパーミアンスが問題となる場合には実装後、磁気的に遮断するために切り落としても良い。
【0032】
図25、26はボビンの機械的強度(剛性)を向上させるための説明図である。図22で突極子11がロータマグネット2に吸引される不具合について説明したが、ボビン6での対策を図25、26で説明する。図25は図10のボビン6の突極子11を配設する側の鍔部に補強用リブを軸方向に延長させた図を示す。図の波線は該リブの折り曲げ用溝を示し、ここでリブを折り曲げることが出来るような構造になっている。折り曲げたリブの穴は突極子11と反対側のボビン鍔部に設けられた凸部とハメ合わされる様になっている。図26は図25のボビン6にコイル5を巻回し、更に突極子11を折り曲げ用溝部で折り曲げた図を示している。リブの先端形状は円弧状になっており、アーマチュアヨーク1に実装された時、該円弧が前記アーマチュアヨーク1の円筒部の内周面に接触/固定する事が出来る構造である。このリブの折り曲げにより、ボビン6の機械的強度(剛性)を著しく向上する事が出来る。結果として、ボビン6が樹脂材であってもボビン鍔部に固定されている突極子11がロータマグネット2の吸引力に負けない強度をもつことになる。尚、補強用リブの形状はこれに限ることなく周方向に設けたものでも良い。
【0033】
図27は、図28に示すソフトフェライト材で出来た有孔コア30をボビン6のピンに挿入した図であり、該コア30とコイル電流が電磁気的に鎖交しあい、発生電磁ノイズの低減を図っている。
【0034】
図27に於いて、ソフトフェライト材で出来たコア30には二つの孔を設け、孔径と孔間ピッチを以下の条件に設定し、ボビン6と接続基板8のスペーサの機能を兼ねさせている。つまり、
H<W 且つ
U≒V
である。但し、Hは半田からげ部の最大径、Wはコア30の孔径、Uはボビンに挿入されているピン間ピッチ、Vはコア30の孔間ピッチを示す。尚、図27の200はコア30をピン21に挿入した時、コイル端22が通る為の溝を示している。
【0035】
図29は更に別の実施の形態を示す斜視図である。電磁ノイズの抑制能力を上げるには電流と鎖交する軟磁性材のコアが長い方が有利である。つまり長いコア程ノイズ抑制効果があると言える。図29はこのことを利用したもので、言って見れば、ボビン6の鍔部全体を軟磁性材を含んだ樹脂で成形し、ノイズ抑制用コアとしたものである。該ボビンのピン21のコイルを絡げる側と、接続基板8に接続する側を変える事により、ボビン6の鍔の長手方向を利用して、コイルを流れる電流と直接電磁的に鎖交させている。勿論この際、ボビン6の鍔部はソフトフェライトの粉末を含有した樹脂である必要が有る。当然鍔部のみではなくボビン全体をソフトフェライト等の磁性粉末を含有した樹脂で成形すれば、モータ特性も向上し前述に効果により、電磁ノイズ抑制の効果も同時に持たせる事が出来る。
【0036】
図30は図29の更にノイズ抑制効果を向上させた、別の実施の形態を示す斜視図である。図30はボビン6の鍔部を用いる点では図29と同じであるが、図30は端子21に繋がるピン21’をU字型に折曲しており、コイルを絡げる側と基板9への挿入側が同一方向としている。
このように構成することによって、コイル電流とコアの電磁的に鎖交する長さを図29に示すものと比べて、更に倍長くすることが出来る。勿論、図27、29、30の実施の形態に合わせて、更に、接続基板8上に電磁ノイズ吸収用の部品(例えば、コンデンサやバリスタ等)をコイル両端に電気的に接続する様にすれば、ノイズ抑制効果を更に、高める事が出来る。又、許容出来る発生電磁ノイズレベルが高い場合には、全てのボビンに実装せずに、一個飛びに実装したり、相毎に一個として、実装するコアの数を減らしても良い。
【0037】
最後に、速度検出器を内蔵し、高分子材料からなる樹脂にてアーマチュアヨークとコイルアッシーを一体モールドしたモータの構成について述べる。図33はその半断面図を示す。速度検出器部以外は図1と同じであり、同一の番号を付けており、特に説明の必要がない部品については説明を省略した。2はロータマグネットであり、その端面には、図31で示したように界磁部同様に本実施の形態では16極に着磁されている。8は接続基板で樹脂(絶縁)性の基板の上に、エッチング等により銅泊で電気回路を形成した物であり、図1では、コイル5の接続とコイル5への給電を行う電気回路が形成されている。500は電磁変換素子(ホール素子又は電気抵抗素子等である)でロータマグネット2の端面から微小ギャップK(Kは0.1mm〜1.0mm)だけ離れて、接続基板8に半田付等により固定され、必要な電気回路が構成されている。このことにより非接触で速度検出器が構成出来る。尚、電磁変換素子500のロータマグネット回転中心(図のO)に対する半径Jはロータマグネット2の外径より小さく設定し、好ましくは、ロータマグネット2の厚さ方向の真ん中程度が良い。
又、600はモールド樹脂を示し、この樹脂にてアーマチュアヨーク1とコイルアッシー6’を一体化している為、部品精度の確保と取扱いが容易となっている。
【0038】
図34は、接続基板8上に電磁変換素子500を配置した状態を示した回路パターン例を示した平面図である。但し、図はコイル5の接続及びコイル5への給電パターンは示されていない。回路は2つの抵抗器を通して電磁変換素子500に給電を行う。本実施の形態では、給電は+INの端子に直流の+電圧側を接続し、−IN端子に−電圧側を接続する。又、速度検出器出力(本実施の形態では8PPRの分解能)は端子+OUTと−OUTから取り出される。
【0039】
速度検出器は上記の構成のみならず、ロータマグネット2の端面の一箇所のみ突出(例えばN/S一対分に相当する量)させて、この突起が電磁変換素子500と対向する度に大きな電気出力を発生させても良く、勿論、接続基板8に電磁変換素子ではなく、エッチングでコイルを成形しておいて、このコイルから電気出力信号を取り出す、いわゆるFG(Frequency Generator )を構成しても良い。
【0040】
以上、本発明を上述の実施の形態により説明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排除するものではない。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、ラジアルギャップの円筒型モータにおいても、従来の扁平型のアウターロータ型DCブラシレスモータの様に固定子を数枚積層して構成したものと同じように、断面形状特性係数を小さくすることができる。従って、突極部の磁束密度を調整して、該突極部に巻回するコイル抵抗値を小さく設定出来るので、必要最小限の材料となり軽量で且つモータ効率を向上させることが出来る。又、請求項2又は請求項4の発明では、構造的にコイルをボビン巻する事が可能となり、巻線と組立の作業性が著しく向上する。
【0042】
請求項5の発明では、空間磁束密度分布を、突極部先端に配置する突極子形状により調整する事ができ、コギング/トルクリップルを改善(低減)することが出来る。
本発明に係るモータ構造では、突極子は概ね軸方向の長さが長く、長方形になる。この為、突極子は長手方向(軸方向)の剛性が、ボビンを含めて低くなり、ロータマグネットの磁気吸引力により変形する場合があり、最悪時には該突極子は、ロータマグネットと接触してしまう不具合が起きることが有る。これを避けようするとエアギャップ長を該突極子の変化量を見込んで大きく設定する必要がある。これはモータ特性上好ましくない。したがって、請求項6に記載の発明は、突極子の剛性を上げる為にリブを設けたものであり、この対策として非常に有効である。
【0043】
請求項7の発明では、ヨークの構造と2つの三角形の補助突極子で等価的に、3つのコイルアッシーに跨る突極子を構成しても組立て可能となり、コギング量の低減等の突極子による対策を容易に行なうことが出来る。
請求項8の発明では、複数個の突極子を1枚の板から打ち抜くので、モータ構造の大量生産に向く。
請求項9及び10の発明では、突極子に設けられた溝又はスリットで、渦流損失が低減でき、モータ効率を向上させることが出来る。
請求項11の発明では、突極子にスキューが形成されているので、コギングが少なく起動特性に優れたモータ構造が得られる。
【0044】
請求項12及び13に記載の発明では、アーマチュアヨークが円筒状部分を含んでいるので、その端縁からは、外側にも内側にも突極を突出させることができ、本発明のアーマチュアーヨークは、インナーロータ型のモータ構造のみならず、アウターロータ型のモータ構造への適用が出来る。また、請求項14の発明は、アーマチューヨークが円筒状部分を含んでいるので、軸受を保持したフランジを円筒状部分の端縁部分に、特別なフランジ固定構造を設けることなく、取り付けることが出来る。
【0045】
請求項15では、突極間に磁束密度調整ヨークを間挿出来るので、磁気飽和が発生することなく、モータを円滑に動作させることが出来る。
更には又、請求項16の発明では、各ボビン毎に電磁ノイズ抑制用のコアを該コイル電流と磁気的に鎖交するように配置/固定する事により、コイル転流時に発生する電磁ノイズを著しく低減する事が出来る。
請求項17の発明では、回路基板でコイルの必要な結線を行うことが出来るほか、速度検出器もこれに組み込むことが出来るので、モータ構造をコンパクトに構成することが出来る。
【0046】
請求項18では、ボビンにコイルを巻回したコイルアッシーを突極部に挿入した後、ボビンの鍔部で、突極先端部に磁束を収束させる為の突極子を配設せしめるので、複雑な固定子の組立も、簡単に組み立てることが出来る。
請求項19の発明では、ボビン鍔部には折り曲げ自在な溝又はスリットが配設されており、コイルを巻回したボビンを突極部に挿入後、前記溝又はスリット部を折り曲げて、リブを形成することが出来るので、前記ボビンの剛性を向上させることが出来るほか、複雑な固定子の組立も、簡単に組み立てることが出来る。請求項20では、ステータコイルアッシーと突極子を挿入した後、高分子材料からなる樹脂にて一体化モールドする為寸法精度が安定すると同時に取扱いが容易となり、信頼性と作業性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態を示す側断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態の一部を破断して示した正面図である。
【図3】図3は、アーマチュアヨークを示す斜視図である。
【図4】図4は、2つのアーマチュアヨークを重ねた状体を示す斜視図である。
【図5】図5は、アーマチュアヨークの別の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】図6は、図5に示すアーマチュアヨークを2つ重ねた状体を示す斜視図である。
【図7】図7は、磁束密度調整用ヨークを突極間に挟んだ状態を示す側面図である。
【図8】図8は、磁束密度調整用ヨークの他の実施例を示す一部破断側面図である。
【図9】図9は、磁束密度調整用ヨークの正面図である。
【図10】図10は、ボビンの斜視図である。
【図11】図11は、図10のボビンにコイルを巻回した斜視図である。
【図12】図12は、アウターロータ型に適用出来るコイルアッシーの正面図である。
【図13】図13は、コイルアッシーに突極子を装着した状態を示す斜視図である。
【図14】図14は、突極子に溝とスリットを形成した状態を示す斜視図である。
【図15】図15は、コイルアッシーの別の実施の形態を示す斜視図である。
【図16】図16は、突極子にスキューを形成した状態を示す斜視図である。
【図17】図17は、突極子にスキューを形成した状態を示す別の斜視図である。
【図18】図18は、突極子にスキューを形成した状態を示す別の斜視図である。
【図19】図19は、コイルアッシーの別の実施の形態を示す斜視図である。
【図20】図20は、スキューを付した複数の突極子を併設した状態を示す展開図である。
【図21】図21は、補助突極子を設けた例を示す展開図である。
【図22】図22は、フランジを設けた突極子を示す斜視図である。
【図23】図23は、1枚の板に複数個の突極子を構成した状態を示す展開図である。
【図24】図24は、図23の突極子を実装した状態を示す展開図である。
【図25】図25は、ボビンの別の形態を示す斜視図である。
【図26】図26は、ボビンの更に別の形態を示す斜視図である。
【図27】図27は、電磁ノイズ吸収用のコアをコイルに装着した状態を示す側面図である。
【図28】図28は、電磁ノイズ吸収用のコアを示す斜視図である。
【図29】図29は、電磁ノイズ吸収用構造を示す斜視図である。
【図30】図30は、別の電磁ノイズ吸収用構造を示す斜視図である。
【図31】図31は、ロータマグネットの斜視図である。
【図32】図32は、磁極にスキューを付したロータマグネットの斜視図である。
【図33】図33は、接続基板近辺に速度検出器を設けア−マチュアヨークとコイルアッシーを一体化モールドした状態を示す側面図である。
【図34】図34は、電磁変換素子を装着した接続基板を示す正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・アーマチュアヨーク
2・・・・・ロータマグネット
3・・・・・軸受け
4・・・・・フランジ
5・・・・・コイル
6・・・・・ボビン
6’・・・・角穴
7・・・・・スリーブ
8・・・・・接続基板
9・・・・・回転軸
10・・・・・引き出し線
11・・・・・突極子
11’・・・・かしめ部
20・・・・・突極
20’・・・・突極部
21・・・・・端子
21’・・・・ピン
22・・・・・コイル端
23・・・・・半田上げ部分
24・・・・・磁束密度調整ヨーク
25・・・・・補助突極子
30・・・・・コア
40・・・・・突極部挿入用角穴
41・・・・・溝
60・・・・・角穴
61・・・・・鍔
62・・・・・鍔
100・・・・・補強用リブ
200・・・・・溝
300・・・・・スリット
301・・・・・溝
500・・・・・電磁変換素子
600・・・・・樹脂

Claims (18)

  1. 両端面に軸受を形成したフランジを持ち、軟磁性材からなる複数個の放射状方向に配置された突極部を有する円筒型ラジアルギャップ型モータにおいて、
    円筒状部分と該円筒状部分の一方の縁端周囲に放射方向に形成された複数個の突極をそれぞれ有し、軸方向に互いの前記突極を重ね合わせて配置される2個のアーマチュアヨークと、
    両端に配置される一対の鍔部の間に巻回されるコイルを有し、重ね合わせた2つの前記突極からなる突極部にそれぞれ挿入される複数のボビンと、を備え、
    前記一対の鍔部のうち一方は、ロータマグネットに対向配置されて前記コイルに接続される端子を有することを特徴とする円筒型ラジアルギャップ型モータ。
  2. 前記ロータマグネットに対向配置される前記鍔部に固定される複数の突極子と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ。
  3. 前記突極子の形状は概ね四角形であり、その短手の長さが、対応するボビンの鍔部の長さより長いことを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  4. 前記突極子の長手方向には補強用のリブ部を設けたことを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  5. 前記突極子に隣接して、前記ボビンの鍔部を跨る補助突極子を設けたことを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  6. 前記突極子が複数の突極部挿入穴と複数のパーミアンス調整用溝を周方向に交互に設けた帯状であって、前記突極部挿入穴に前記突極子を挿入してなることを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  7. 前記突極子には渦電流低減用の溝が設けられていることを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  8. 前記突極子には渦電流低減用のスリットが突極子の長手方向に設けられていることを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  9. 前記突極子にはスキューが形成されていることを特徴とする請求項に記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  10. 前記アーマチュアヨークの突極は前記円筒状部分の内周側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  11. 前記アーマチュアヨークの突極は前記円筒状部分の外周側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  12. 前記アーマチュアヨークの円筒状部分の他方の縁端に円形のフランジが取り付けられ、該フランジの中心部には軸受が配置されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  13. 前記重ね合わされるアーマチュアヨークの間に磁束密度調整用ヨークを挿入することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  14. 前記端子に電磁ノイズ吸収用の軟磁性材を含んだコアをコイルに流れる電流と直接電磁的に鎖交するように配置、実装したことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  15. 前記端子に回路基板を配し、該回路基板に速度検出器の構成部品の一部を搭載し、かつロータマグネットの端面の磁極を用いて電磁的に速度検出器を構成することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  16. 前記ボビンが、軟磁性材を含んだ樹脂にて形成してなることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  17. 前記ボビンの鍔部には折り曲げ自在な溝又はスリットが配設されており、前記溝又はスリットを折り曲げて、前記ボビンの剛性を向上させることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
  18. 前記アーマチュアヨークと前記コイルを巻回したボビンを高分子材料からなる樹脂を用いて、モールド成形にて一体化したことを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の円筒型ラジアルギャップ型モータ
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