JP4483899B2 - アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4483899B2
JP4483899B2 JP2007164089A JP2007164089A JP4483899B2 JP 4483899 B2 JP4483899 B2 JP 4483899B2 JP 2007164089 A JP2007164089 A JP 2007164089A JP 2007164089 A JP2007164089 A JP 2007164089A JP 4483899 B2 JP4483899 B2 JP 4483899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating electrical
rotor
gap type
axial gap
type rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007164089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009005502A (ja
Inventor
孝志 福重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2007164089A priority Critical patent/JP4483899B2/ja
Priority to US12/135,789 priority patent/US7876063B2/en
Priority to EP08158445.0A priority patent/EP2006999B1/en
Priority to CN2008101102562A priority patent/CN101330267B/zh
Publication of JP2009005502A publication Critical patent/JP2009005502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4483899B2 publication Critical patent/JP4483899B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P9/00Arrangements for controlling electric generators for the purpose of obtaining a desired output
    • H02P9/007Control circuits for doubly fed generators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control specially adapted for damping motor oscillations, e.g. for reducing hunting
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/24Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets axially facing the armatures, e.g. hub-type cycle dynamos
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/24Casings; Enclosures; Supports specially adapted for suppression or reduction of noise or vibrations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

本発明は、ステータとロータとを軸線方向で対向配置したアキシャルギャップ型回転電機に関し、ロータが軸線方向に変形する面モード振動を防止乃至軽減する制御に関するものである。
電気自動車、ハイブリッド自動車および燃料電池自動車などの動力源として搭載される交流回転電機は大出力に設計されるため、このような大出力交流回転電機から発生する磁気音が問題となる。また、交流回転電機の使用回転数領域が、低回転数領域から高回転数領域まで幅広いため、交流回転電機のロータ回転に伴うロータの振動が問題となる。このような問題を解消する発明としては従来、例えば特許文献1に記載のごときものが知られている。
特許文献1に記載の技術は、多相の交流回転電機の電機子コイルを流れる多相交流電流につき、基本周波数成分の次数を1とする場合に、前記基本周波数成分に対して逆の相順をもつn−1次(nは自然数)の高調波成分を前記多相交流電流に重畳することにより、n次の磁気音を増加または低減するというものである。このような特許文献1に記載の技術によれば、交流回転電機に発生する径方向磁気加振力のうちn次の高調波成分を減衰させることができるというものである。特許文献1に記載の技術を適用可能な交流回転電機のロータのみを図13の斜視図に示す。図13中、Rはロータ、Sはシャフト、矢は径方向磁気加振力の向きを示す。図13の斜視図に示す交流回転電機は、図示しないステータが、ロータRの外周を、径方向に開いた隙間であるエアギャップ(ラジアルギャップ)を介して包囲するラジアルギャップ型回転電機である。
特開2005−304237号公報
ところで近年、モータのトルク密度を向上させるべく、ロータとステータとを軸線方向に対向配置したアキシャルギャップ型回転電機を多極化する研究を本願出願人は鋭意進めている。具体的には図1の斜視図に示すように、ロータ1の軸線(一点鎖線)方向厚みを薄くし、径方向(一点鎖線に直角な方向)長さを大きくし、ロータ1に複数の永久磁石を周方向に多数配設してロータ1の極数を多くするというものである。あるいは、図1に示すような円盤形状のロータを2枚具え、これら2枚のロータを共通する軸に取り付けて、これら2枚のロータ間にステータを配設した2ロータ1ステータ方式にするというものである。
このようなアキシャルギャップ型回転電機で特に問題となる特有の振動は、ロータが図1に矢で示す軸線方向に変形する面モード振動である。理解を容易にするため、2ロータ1ステータ方式のアキシャルギャップ型回転電機を例に、この面モード振動を誇張して図2に例示する。図2中、1はロータであり、低次の面モード振動により変形中である。なお図には例示しなかったが、面モード振動は高次であるほど、屈曲箇所が多くなる。図1に示したロータの振動は、2次モードの面モード振動であり、ロータが鞍型に変形する.2はロータ1の軸である。3はロータ1のエアギャップ表面に貼り付けた永久磁石であり、永久磁石3は周方向に複数配設され、永久磁石3の数が極数となる。回転電機のトルク密度が向上するほど、図2に示すような、軸3の軸線に直角な平面から見てロータ2が変形する低次の面モード振動が顕著になるという問題があった。具体的には、1次〜4次程度の面モード振動が問題となる.
しかし、上記従来のような引用文献1の技術をこのような多極化されたアキシャルギャップ型回転電機に適用する場合、以下に説明するような問題を生ずる。つまり上記従来の技術では、ロータの多極化により次数nが高くなるとn−1次の高調波を生成しなければならないところ、高次の高調波は制御が困難であって高調波の周波数が制御可能な周波数を上回ってしまい、実際には引用文献1の技術を多極化されたモータに適用することは大きく制限されていた。したがってアキシャルギャップモータ特有の面モード振動を解消することができない。
しかも、引用文献1の技術は実際には、ロータが椀型に変形する、0次モードの面モード振動にしか効果が得られない。図1に示したような、アキシャルギャップ型回転電機で問題となる振動は、1次〜4次程度の面モード振動であるため、アキシャルギャップモータ特有の面モード振動を解消することができない。
本願出願人は、鋭意研究を進めた結果、次数差が2となる1対の周波数成分を、2対重畳した交流電流を同期回転電機のコイルに流すことで、上述した面モード振動を解消乃至好適に軽減する効果が得られることを見出した。本発明は、かかる研究結果に基づいて、アキシャルギャップ型回転電機の面モード振動を効果的に防止することができる技術を提案するものである。
この目的のため本発明によるアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置は、請求項1に記載のごとく、
コイルを巻かれたステータ鉄心を周方向に複数個配設したステータと、複数の極数を具えたロータとを軸線方向で対向配置したアキシャルギャップ型回転電機にあって、前記コイルを流れる単相あるいは多相交流を制御するアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置を前提とし、
1次となる基本波成分と、該基本波成分の整数倍の周波数であって前記整数倍の値に等しい次数となる複数の高調波成分と、からなる複数の周波数成分を重畳して前記単相あるいは多相交流を生成する重畳手段と、
前記複数の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定する高周波成分制御手段とを具えたことを特徴としたものである。
かかる本発明の交流制御装置によれば、ステータコイルを重畳して流れる複数の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定することから、上述した面モード振動を好適に軽減することができる。しかも、面モード振動の次数が高い場合であっても、高調波成分の次数を低くすることが可能であり、当該高調波成分の制御が容易になる。したがって、多極化されたアキシャルギャップ型回転電機であっても面モード振動を解消乃至効果的に低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図3は本発明の一実施例になる交流制御装置を具えた2ロータ1ステータのアキシャルギャップ型回転電機を、軸線Oを含む平面で切断して見た状態を模式的に示す縦断面図である。円盤形状のロータ1は一点鎖線で示す軸線Oに沿って延在するロータ軸2に相対回転不能に結合する。軸2は回転自在に支持される。ロータ2の前面は、軸線方向に開いた空隙になるエアギャップ(アキシャルギャップ)4を介して、モータケース5に固定されたステータ6と対向する。ステータ6は中央部に孔7を具えた円環形状である。ロータ軸2は孔7を貫通し、ステータ6からみて軸線O方向両側でロータ1,1とそれぞれ結合する。
ステータ6には、軸線O方向に延在するステータ鉄心8を周方向に複数設ける。それぞれのステータ鉄心8にはコイル9を巻回する。ステータ6と向き合うロータ1前面のうち、鉄心8の先端と向き合う部位には、永久磁石3を周方向に複数配設する。
なお図には示さなかったが、ステータ6にスロットを周方向に複数穿設することにより、隣り合うスロット同士間にステータ鉄心8を形成することができる。
あるいは、本実施例の他、1ロータ1ステータのアキシャルギャップ型回転電機であれば、ステータにティースを周方向に複数配設することにより、ティースがステータ鉄心となる。つまり、ステータ鉄心8は、ステータ6自体の種類・形状により、スロットと称呼を変えたり、ティースと称呼を変えたりするが、いずれにせよ、ステータ鉄心8の個数が意味するところは、回転電機ステータの規格を表すスロット数に等しいと理解されたい。
図3に示すアキシャルギャップ型回転電機は、単相回転電機であってもよく、あるいは3相以上といった多相回転電機であってもよい。コイル9に電流が流れるとステータ鉄心8を通過する磁束が発生し、この磁束がエアギャップ4を貫通してステータ6の両側にあるロータ1,1の永久磁石3と磁気回路を形成する。コイル9に流れる交流電流(または交流電圧)の周波数成分を制御することにより、ロータ1が回転する。コイル9に流れる交流は複数の周波数成分を重畳したものであり、周波数成分は正弦波の基本波成分の他、高周波成分を含む。
ところで、アキシャルギャップ型回転電機にあっては、ロータ1が軸線O方向に変形する面モード振動が発生し、あるロータ回転数でこの面モード振動が顕著になって面モード共振が発生する。この面モード振動は、例えば、周方向に配設したステータ鉄心8を18個具備し永久磁石3を20個具備する18スロット20極のアキシャルギャップ型回転電機にあっては、その差分になる2に等しい次数になる。2次の面モード振動は図2に示す通りである。SスロットP極のアキシャルギャップ型回転電機にあっては、|P−S|次の面モード振動で共振する。なお共振するロータ1の回転数(回転速度)は、アキシャルギャップ型回転電機の体格によって異なる。
モータのトルク密度の向上のため、およびモータ効率の向上のため、スロット数Sと極数Pは近い方が望ましい。そうすると、|P−S|が小さくなってしまい、図2に示すような低次の面モード共振が問題となる。面モードの変形が大きければ、エアギャップ4を必要十分に確保できないためである。
本実施例では、図4に太線で例示するように、ロータ回転数が約5600[rpm]のとき、ロータ1の変形量(振幅)が細線で例示する許容変形の約100倍になる面モード共振が発生する。
そこで、このロータ1の面モード共振の変形量(振幅)を許容変形以下におさえるべく、
1次となる基本波成分と、この基本波成分の整数倍の周波数であって前記整数倍の値に等しい次数となる複数の高調波成分と、からなる複数の周波数成分を重畳してコイル9の交流電流を生成し、
これら複数の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定する交流制御を行う。
本実施例では、面モード共振が発生する5600[rpm]付近で、上述した交流制御を行う。具体的には、図4に示すように面モード共振の変形量(振幅)が許容変形を超える約3900[rpm]から約7000[rpm]までの回転数領域で、上述した交流制御を行う。
上述した図3に示す基本構成の下、本実施例の交流制御の対象となるアキシャルギャップ型回転電機はスロット数18、極数20、7相の多相回転電機であるとして、説明を進める。
実施例1では、正弦波の基本波成分と、この基本波成分の3倍の周波数である3次高調波成分と、この基本波成分の5倍の周波数である5次高調波成分と、を重畳して、コイル9に流れる多相交流電流I(t)を生成する。これら高周波成分はいずれも、基本波成分のn(整数)倍の周波数であるn次好調波成分である。式で規定すると以下のようになる。
I(t)=A×sin(ωt+β)+A×sin(3ωt+β
+A×sin(5ωt+β)} ・・・(1)
ここで、tは時間、ωは角速度、Aは基本波成分の振幅になる係数、βは基本波成分の位相になる係数、Aは3次高周波成分の振幅になる係数、βは3次高周波成分の位相になる係数、Aは5次高周波成分の振幅になる係数、βは5次高周波成分の位相になる係数である。
このように実施例1では1次の基本波成分と、3次高調波成分と、5次高調波成分とを重畳して、コイル9に流れる多相交流電流I(t)を生成することから、これら1、3、5次の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1次および3次の周波数成分と、次数が2だけ異なる3次および5次の周波数成分が揃うよう規定するものである。
つまり実施例1では、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定するものであるから、低次の面振動共振を解消乃至軽減することができる。
次に、係数A、β、A、β、Aおよびβについて説明する。
図5〜図10は、スロット数(ステータ鉄心8の数でもある)Sかつ極数Pのアキシャルギャップ型回転電機の上記係数の値を決定するためのマップであり、これら図5〜図10のマップはいずれも、横軸がスロット数を、縦軸が極数を表す。なおスロット数は、図3に示すステータ鉄心8の個数に等しい。
図5のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数Aを決定する。
図6のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数βを決定する。
図7のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数Aを決定する。
図8のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数βを決定する。
図9のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数Aを決定する。
図10のマップを参照して面モード振動の低減効果が所定以上となる係数βを決定する。
これらマップは実験またはシミュレーション演算により得られる。これらマップに基づき係数A、β、A、β、Aおよびβを決定すると、面モード振動の変形(振幅)を所定以上(例えば100分の1)に低減する効果が得られる。なお、アキシャルギャップ型回転電機の体格が変更した場合は、これらマップも実験またはシミュレーション演算により改めて求める必要がある。
図11は、実施例1のアキシャルギャップ型回転電機において得られる面モード振動の変形(振幅)低減効果を、ロータ回転数につき示す説明図であり、縦軸は、ロータ1の回転数を、縦軸が変形量(振幅)の低減効果を表す。図11中、1次基本波成分のみで交流電流を生成したときの変形量(振幅)を黒丸で示す。これに対し、1次基本波成分と、3次高調波成分と、5次高調波成分と、を重畳して交流電流を生成したときの変形量(振幅)を白丸で示す。図11には、同一回転数で黒丸と白丸が1対をなす実験データを多数示す。実施例1では、図11に破線で包囲したロータ回転数6600[rpm]において、面モード振動が効果的に最も低減することがわかる。
したがって実施例1の交流制御によれば、面モード共振が生じるロータ回転数(5900[rpm])付近で変形量(振幅)を効果的に低減することができる。
より好ましくは、ロータ1の半径および軸線方向厚みを適切に選定して、面モード共振が発生するロータ回転数を、通常使用する回転数領域のうち低い側の低回転数領域にするよう、前記アキシャルギャップ型回転電機の体格を設計するとよい。
これにより、高調波周波数を低くすることが可能となり、制御が容易となる。
図12は、(1)式の交流制御により生成した交流電流を示す波形であり、図12の横軸は電気角を、縦軸は電流を表す。また図12の細線は1次基本波成分を示し、太線は1次基本波成分と、3次高周波成分と、5次高周波成分とを重畳したコイル9の多相交流電流を示す。
次に、前述した図3に示す基本構成の下、スロット数18、極数20、3相の多相回転電機に係る交流制御の実施例として、説明を進める。
実施例2では、正弦波の基本波成分と、この基本波成分の5倍の周波数である5次高調波成分と、この基本波成分の7倍の周波数である7次高調波成分と、この基本波成分の11倍の周波数である11次高調波成分と、この基本波成分の13倍の周波数である13次高調波成分と、を重畳して、コイル9に流れる多相交流電流を生成する。
このように実施例2では1次の基本波成分と、5次高調波成分と、7次高調波成分と、11次高調波成分と、13次高調波成分とを重畳して、コイル9に流れる多相交流電流を生成することから、これら5、7、11、13次の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる5次および7次の周波数成分と、次数が2だけ異なる11次および13次の周波数成分が揃うよう規定するものである。
つまり実施例2では、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定するものであるから、低次の面振動共振を解消乃至軽減することができる。
なお各周波数成分の係数については、面モード振動の変形(振幅)を所定以上(例えば100分の1)に低減する効果が得られるよう決定するとよい。
上述した実施例2の交流制御は、スロット数18、極数20、3相交流回転電機の他にも、単相交流や、5、7、11および13の倍数を除く多相交流のアキシャルギャップ型回転電機にも適用可能である。
ところで、これまで説明してきた実施例1および実施例2の交流制御は、本願出願人が鋭意進めた研究結果を公開するのものである。本願出願人は、面モード振動を効果的に軽減する高調波成分の組合せを発見した。つまり、次数差が2となる1対の周波数成分を、2対重畳した交流電流を同期回転電機のコイルに流すことで、上述した面モード振動を解消乃至好適に軽減する特異な効果が得られることを発見したのである。
実施例1および実施例2では、コイル9を巻かれたステータ鉄心8を周方向に複数個配設したステータ6と、複数個の極数を具えたロータ1とを軸線O方向で対向配置したアキシャルギャップ型回転電機(図1〜図3)にあって、コイル9を流れる単相あるいは多相交流を制御するアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置に関し、1次となる基本波成分と、基本波成分の整数倍の周波数であって前記整数倍の値に等しい次数となる複数の高調波成分と、からなる複数の周波数成分を重畳して前記単相あるいは多相交流を生成する。そして、前記複数の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1対の周波数成分が2対揃うよう規定することから、面モード振動を解消乃至好適に軽減することができる。
これにより、多極化されたアキシャルギャップ型回転電機や、スロット数と極数との差が少ないアキシャルギャップ型回転電機であっても面モード振動を解消乃至効果的に低減することができる。また、図2に示す2次面モード振動の他、4次乃至多次の面モード振動も解消することができる。
具体的には実施例1のように、上述した高周波成分は、3次および5次である。このように低次高調波を用いることで交流制御が容易になる。また、高調波成分が2つに過ぎないことからも、交流制御が容易になる。上述した交流制御の対象はスロット数18、極数20、7相の多相回転電機であるとしたが、この他にも、単相交流や、3および5の倍数を除く多相交流のアキシャルギャップ型回転電機にも適用可能である。また、スロット数18と極数20との差分2に等しい次数である次面モード振動(図2)の他、スロット数と極数との差分が4以上であっても4次乃至多次の面モード振動も解消することができる。
より具体的にはコイル9の交流電流I(t)を(1)式で規定する。そしてロータ1が軸線O方向に変形する面モード振動(図2)のうち、ステータ鉄心8の個数(スロット数)とロータ1の極数との差分に等しい次数となる面モード振動の低減効果が所定以上となるよう、これら係数Aおよびβ、係数Aおよびβ、係数Aおよびβの値を決定する。このように本実施例の電流制御は、図5〜図10に示すように様々なスロット数および極数のアキシャルギャップ型回転電機に適用可能である。
あるいは実施例2のように、上述した高周波成分は、5次、7次、11次および13次である。このように低次高調波を用いることで3相交流回転電機の面モード振動を解消乃至低減できる。また実施例2も、スロット数18と極数20との差分2に等しい次数である2次面モード振動(図2)の他、スロット数と極数との差分が4以上であっても4次乃至多次の面モード振動も解消することができる。
好ましくは、ロータ1が共振するロータ回転数のうち、ロータ軸線方向に変形する面モード共振が発生するロータ回転数付近で、これら実施例1、2による交流制御を実行するのがよい。これにより、アキシャルギャップ型回転電機の運転状態に応じて適宜、面モード振動を解消乃至軽減することができる。
より好ましくは、面モード共振が発生するロータ回転数を、通常使用する回転数領域のうち低い側の低回転数領域にするよう、ロータ1の軸線O方向厚みおよび径を選定してアキシャルギャップ型回転電機の体格を設計するのがよい。これにより、面モード振動の発生を抑制することができる。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり、本発明はその主旨に逸脱しない範囲において種々変更が加えられうるものである。
アキシャルギャップ型回転電機のロータのみを取り出して示す斜視図である。 アキシャルギャップ型回転電機の面モード振動を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施例になる交流制御装置を具えたアキシャルギャップ型回転電機を模式的に示す縦断面図である。 ロータ回転数と面モード振動の変形量(振幅)との関係を示すグラフである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 交流制御の周波数成分の係数を決定するためのマップである。 同交流制御による面モード振動の変形(振幅)低減効果を、ロータ回転数につき示す説明図である。 同交流制御により生成した交流電流を示す波形である。 径方向磁気加振力の説明のため、ラジアルギャップ型回転電機のロータのみを取り出して示す斜視図である。
符号の説明
1 回転電機ロータ
2 ロータ軸
3 永久磁石
4 アキシャルギャップ(エアギャップ)
5 モータケース
6 ステータ
8 ステータ鉄心
9 ステータコイル

Claims (6)

  1. コイルを巻かれたステータ鉄心を周方向に複数個配設したステータと、複数の極数を具えたロータとを軸線方向で対向配置したアキシャルギャップ型回転電機にあって、前記コイルを流れる単相あるいは多相交流を制御するアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    1次となる基本波成分と、該基本波成分の整数倍の周波数であって前記整数倍の値に等しい次数となる複数の高調波成分と、からなる複数の周波数成分を重畳して前記単相あるいは多相交流を生成する重畳手段と、
    前記複数の周波数成分の関係を、次数が2だけ異なる1対の周波数成分として対規定する周波数成分制御手段とを具え
    前記周波数成分制御手段は、
    前記ロータが軸線方向に変形する面モード振動のうち前記ステータ鉄心の個数と前記ロータの極数との差分に等しい次数となる面モード振動の低減効果が所定以上となるよう、前記重畳手段により重畳した前記交流電流における各周波数成分の振幅と位相とを、スロット数(ステータ鉄心数)と極数とに応じて決定することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
  2. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    前記高周波成分は、3次および5次であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
  3. 請求項2に記載のアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    前記重畳手段により重畳した前記コイルの交流電流I(t)を、時間t、角速度ω、前記基本波成分の係数Aおよびβ、前記3次高周波成分の係数Aおよびβ、前記5次高周波成分の係数Aおよびβからなる以下の式で規定し、
    I(t)=A×sin(ωt+β)+A×sin(3ωt+β
    +A×sin(5ωt+β)}
    前記周波数成分制御手段は、前記ロータが軸線方向に変形する面モード振動のうち、前記ステータ鉄心の個数と前記ロータの極数との差分に等しい次数となる面モード振動の低減効果が所定以上となるよう、前記係数Aおよびβ、前記係数Aおよびβ、前記係数Aおよびβの値を決定することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
  4. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    前記高周波成分は、5次、7次、11次および13次であることを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    前記ロータが共振するロータ回転数のうち、ロータ軸線方向に変形する面モード共振が発生するロータ回転数付近で、前記重畳手段および前記周波数成分制御手段による交流制御を実行することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
  6. 請求項5に記載のアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置において、
    前記面モード共振が発生するロータ回転数を、通常使用する回転数領域のうち低い側の低回転数領域にするよう、前記アキシャルギャップ型回転電機の体格を設計することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置。
JP2007164089A 2007-06-21 2007-06-21 アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置 Active JP4483899B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007164089A JP4483899B2 (ja) 2007-06-21 2007-06-21 アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置
US12/135,789 US7876063B2 (en) 2007-06-21 2008-06-09 Axial gap type motor/generator
EP08158445.0A EP2006999B1 (en) 2007-06-21 2008-06-17 Axial gap type motor/generator
CN2008101102562A CN101330267B (zh) 2007-06-21 2008-06-23 轴隙式马达/发电机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007164089A JP4483899B2 (ja) 2007-06-21 2007-06-21 アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009005502A JP2009005502A (ja) 2009-01-08
JP4483899B2 true JP4483899B2 (ja) 2010-06-16

Family

ID=39809332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007164089A Active JP4483899B2 (ja) 2007-06-21 2007-06-21 アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7876063B2 (ja)
EP (1) EP2006999B1 (ja)
JP (1) JP4483899B2 (ja)
CN (1) CN101330267B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8450963B2 (en) * 2010-10-11 2013-05-28 Wisconsin Alumni Research Foundation Brushless synchronous machine utilizing third harmonic excitation
WO2016004078A1 (en) * 2014-06-30 2016-01-07 Nidec Motor Corporation Large diameter fan having low profile radial air gap motor
US9715162B2 (en) * 2015-08-19 2017-07-25 Canon Kabushiki Kaisha Vibration motor controller, and lens apparatus and image pickup apparatus that include the same
IT201600094177A1 (it) * 2016-09-20 2018-03-20 Ecm S P A Dispositivo di copertura di una boccola d’assile comprendente un generatore elettrico
CN110868130B (zh) * 2019-12-06 2020-10-27 珠海英搏尔电气股份有限公司 一种电容包围放置的电机控制装置、驱动总成和交通工具
JP6885214B2 (ja) * 2017-06-21 2021-06-09 株式会社デンソー モータ制御装置及びモータシステム
WO2019180483A1 (en) * 2018-03-19 2019-09-26 Ecm Spa Covering device of an axle box comprising an electric generator
CN110598366B (zh) * 2019-09-30 2021-07-09 清华大学 纵-扭复合振动式超声变幅杆的频率耦合设计方法
GB2595492B (en) 2020-05-28 2022-08-17 Yasa Ltd A controller for an axial flux machine and method
JP7481216B2 (ja) * 2020-09-24 2024-05-10 株式会社Subaru アキシャルギャップ型モータおよび車両

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4047083A (en) * 1976-03-08 1977-09-06 General Electric Company Adjustable speed A-C motor drive with smooth transition between operational modes and with reduced harmonic distortion
US4651068A (en) * 1984-10-01 1987-03-17 Electro-Craft Corporation Brushless motor control circuitry with optimum current vector control
DE58905048D1 (de) * 1988-12-14 1993-09-02 Asea Brown Boveri Verfahren zur steuerung eines dreiphasigen wechselrichters.
US5272429A (en) * 1990-10-01 1993-12-21 Wisconsin Alumni Research Foundation Air gap flux measurement using stator third harmonic voltage and uses
US5510689A (en) * 1990-10-01 1996-04-23 Wisconsin Alumni Research Foundation Air gap flux measurement using stator third harmonic voltage
JP2884880B2 (ja) * 1992-02-12 1999-04-19 株式会社日立製作所 電力変換器の制御装置
US5432390A (en) * 1992-05-15 1995-07-11 Emerson Electric Co. Switched reluctance motor
JPH0668439A (ja) * 1992-08-20 1994-03-11 Ebara Corp Vtr用ドラムモーター
US5661390A (en) * 1995-06-23 1997-08-26 Electric Power Research Institute, Inc. Inverter-fed motor drive with EMI suppression
JP3745884B2 (ja) * 1997-08-20 2006-02-15 ミネベア株式会社 モータ構造及びその製造方法
GB0020501D0 (en) * 2000-08-18 2000-10-11 Switched Reluctance Drives Ltd Apparatus and method for controlling an electric machine
JP4722309B2 (ja) * 2000-12-27 2011-07-13 三菱電機株式会社 回転電機及びこの回転電機を用いた滑車駆動装置
JP4723118B2 (ja) * 2001-06-01 2011-07-13 三菱電機株式会社 回転電機及びこの回転電機を用いた滑車駆動装置
JP4221645B2 (ja) * 2002-06-05 2009-02-12 株式会社安川電機 モータ駆動装置
EP1553693B1 (en) * 2002-10-17 2007-12-19 Denso Corporation Ac rotary electric machine magnetic noise reduction method, motor control device and ac rotary electric machine using the same
JP2005304237A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Denso Corp 交流回転電機の磁気音制御方法
JP4239886B2 (ja) * 2004-04-14 2009-03-18 株式会社デンソー 交流回転電機の磁気音制御方法
JP2005328691A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Denso Corp モータ制御装置
JP2007164089A (ja) 2005-12-16 2007-06-28 Kyocera Mita Corp 積層型電子写真感光体および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7876063B2 (en) 2011-01-25
CN101330267A (zh) 2008-12-24
EP2006999A2 (en) 2008-12-24
EP2006999B1 (en) 2020-01-29
JP2009005502A (ja) 2009-01-08
CN101330267B (zh) 2013-01-16
US20080315818A1 (en) 2008-12-25
EP2006999A3 (en) 2017-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4483899B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機の交流制御装置
US9059621B2 (en) Electric rotating machine
Du et al. Principle and analysis of doubly salient PM motor with Π-shaped stator iron core segments
JP4311643B2 (ja) 永久磁石型回転電機の製造方法および風力発電用永久磁石型同期発電機の製造方法
JP4725684B1 (ja) 発電機および風力発電システム
Li et al. Influence of flux gaps on electromagnetic performance of novel modular PM machines
Wang et al. Reduction on cogging torque in flux-switching permanent magnet machine by teeth notching schemes
JP4880804B2 (ja) 同期電動機駆動システム
JP4089527B2 (ja) 永久磁石式回転電機
US20130119810A1 (en) Electric rotating machine
JP5857627B2 (ja) 電動回転機
US20130106227A1 (en) Electric rotating machine
Su et al. Analysis of PM eddy current loss in rotor-PM and stator-PM flux-switching machines by air-gap field modulation theory
JP2005210855A (ja) 回転電機
Jang et al. Investigation of doubly salient structure for permanent magnet vernier machines using flux modulation effects
Ajamloo et al. Multi-objective optimization of an outer rotor BLDC motor based on Taguchi method for propulsion applications
Park et al. Torque ripple reduction method with asymmetric pole for wound-field synchronous motor
Yang et al. Research on cogging torque characteristics of permanent magnet synchronous machines with the same number of poles and slots
JP2016220382A (ja) 回転電機のロータ、これを用いた回転電機
Güleç et al. Modeling based on 3D finite element analysis and experimental study of a 24-slot 8-pole axial-flux permanent-magnet synchronous motor for no cogging torque and sinusoidal back-EMF
JP4062269B2 (ja) 同期型回転電機
Dosiek et al. Cogging torque reduction in permanent magnet machines
Xu et al. Zeroth-Mode Vibration Suppression for Surface-Mounted PMSM by Increasing the Axial Spatial Order of Electromagnetic Force
Dalcalı Cogging torque analysis in permanent magnet synchronous generators using finite elements analysis
JP2008178187A (ja) 多相誘導機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091027

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20091027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4483899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 4