JP2005210855A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクリップルや磁気振動が少ない同期回転電機を提供すること。
【解決手段】スキュー配置をもつ回転電機において、第1ロータ部21の軸方向長を第2ロータ部22の軸方向長より短縮する。これにより、スキュー配置によりキャンセルされるべきトルク高調波成分の振幅が位相角が互いに異なることにより変化するのを防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機に関し、特にトルクリップル低減や磁気騒音低減を実現する同期回転電機に関する。
特許文献1〜3は、それぞれ磁石ロータからなる偶数個のロータ部を回転軸に固定し、各ロータ部を所定次数のトルク高調波成分の半波長に相当する角度だけずらして配置(以下、スキュー配置とも言う)することを提案している。
特許文献4は、上記スキュー配置型のロータにおいて、隣接ロータ間に非磁性材を配置することを提案している。
特許第2672178号公報 特許第3028669号公報 特開平9−182387号公報 特開2003−284276号公報
しかしながら、本発明者らの実験、解析によれば、各ロータ部を所定次数(三相タイプでは例えば6次)のトルク高調波成分の半波長に相当する分だけスキューさせることによりこの次数のトルク高調波成分を第1ロータ部と第2ロータ部とで逆位相としてキャンセルすることを目的とする上記従来のスキュー配置型回転電機では、十分なトルク高調波成分のキャンセルができないことが判明した。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、トルクすなわち電磁力の高調波成分に起因するトルクリップルや磁気騒音を良好に低減可能な同期回転電機を提供することをその目的としている。
第1発明の回転電機は、同一回転軸に軸方向に順次固定されて界磁磁束をそれぞれ発生する第1ロータ部と第2ロータ部を少なくとも含むロータと、前記第1ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第1ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第1ステータ部と、前記第2ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第2ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第2ステータ部とを少なくとも含むステータとを備え、
前記第1ステータ部の電機子電流に対してトルク0次成分(平均トルク)が最大となるロータ位置である基準ロータ位置を基準とした第1ロータ部の界磁磁束の位相角θが前記基準ロータ位置を基準とした前記第2ロータ部の界磁磁束の位相角θ2に対して異なるスキュー配置をもつ回転電機において、
前記第1ロータ部の界磁磁束量Φ1は、前記第1ロータ部と前記第1ステータ部とからなる第1ペアが発生する電磁力の所定次数の高調波成分F1の最大振幅値と、前記第2ロータ部と前記第2ステータ部とからなる第2ペアが発生する電磁力の同一次数の高調波成分F2の最大振幅値との差を減らす向きに、前記第2ロータ部の界磁磁束量Φ2に対して異なることを特徴としている。
すなわち、この発明は、複数のロータ部の界磁磁極を周方向に所定角度ずらせて配置するスキュー配置型回転電機であって、特にこれらロータ部の界磁磁束量を変更することをその特徴としている。なお、ここで言う界磁磁束量とは、ステータの電機子コイルと鎖交する界磁磁束の量を言う。このようにすれば、トルクリップルや磁気振動の原因となるトルク高調波成分を良好に低減することができ、トルクリップルや磁気振動が少ない同期回転電機を提供することができる。
なお、第1ロータ部は第2ロータ部を挟んで複数部分に分割されてもよく、第2ロータ部も第1ロータ部を挟んで複数部分に分割されてもよい。
以下、更に説明する。
従来のスキュー配置型回転電機では、二つのロータ部のトルク高調波成分ベクトルを逆位相すなわちその電気角がπとなるように配置する角度スキューを行うことによるトルク高調波成分の低減を図っていた。このようなスキューを施すと、これら二つのロータ部の界磁極ベクトルは、電機子電流ベクトルに対して互いに異なる角度をもつことになるため、この角度の差に応じてトルクの振幅すなわち最大振幅値自体が変化するため、従来提案されているスキューを行うとトルク高調波成分(dq軸では直流)の最大振幅値(振幅)が異なってしまう。したがって、所定次数のトルク高調波成分をキャンセルするために上記スキューすなわち二つのロータ部を電気角πだけずらしたとしても、この次数のトルク高調波成分を十分にキャンセルすることができない。
そこで、本発明では、スキューとともに二つのロータ部の界磁磁束量も変更する。トルクすなわち電磁力は、本質的に電機子電流と界磁磁束量との積に応じて変化することを利用して二つのロータ部間の界磁磁束量の差により上記二つのロータ部間のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値を一致させる。これにより、二つのロータ部間の軸方向長が等しい従来のスキュー配置型回転電機に比べて格段にトルク高調波成分が小さく、格段にトルクリップルや磁気騒音が小さい同期回転電機を実現することができる。なお、この磁気騒音の一因を説明すると、ロータに作用するトルク高調波成分の反作用としてステータ部のティースに作用する周方向への力によるティースの振動が考えられる。
好適態様1において、前記高調波成分F1と前記高調波成分F2との合成電磁力ΣFは、Φ1=Φ2でスキュー配置をもつ場合の前記合成電磁力に比較して半分以下とされる。これにより、従来よりもトルク高調波成分の低減が可能となる。
好適態様2において、前記合成電磁力ΣFは、Φ1=Φ2でスキュー配置をもつ場合の前記合成電磁力に比較して1/4以下とされるので、一層のトルク高調波成分の低減が可能となる。
好適態様3において、前記合成電磁力ΣFは略0とされるので、ほぼこの所定次数のトルク高調波成分はキャンセルされる。なお、この略0とは、一方のロータ部のこの次数のトルク高調波成分のー5〜+5%の範囲を言う。
好適態様4において、前記高調波成分F1と前記高調波成分F2とは略電気角π(175〜185deg)だけ位相が異なるので、良好にトルク高調波成分のキャンセルが可能となる。
好適態様5において、前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる軸方向長をもつ。これにより、両ロータ部の界磁磁束量を簡単に変更することができるため、界磁磁束量を変数とする関数値であるトルク高調波成分の最大振幅値を良好に変更することができる。
好適態様6において、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%短い軸方向長をもつ。通常において、スキューによる第2ロータ部に対する第1ロータ部のトルク高調波成分の最大振幅値の割合はこの範囲に収まるので、スキューにより生じるトルク高調波成分の最大振幅値の差をこれにより良好に補償することができる。
なお、好適には、第1ロータ部は第2ロータ部に対して、25、50、75%の軸方向長さとされることが好ましい。このようにすれば、第1ロータ部、第2ロータ部に用いる磁石を一種類とすることができる。すなわち、50%の場合には磁石を一方に軸方向へ一つ、他方へ軸方向へ2つ挿入すればよく、25%の場合には磁石を一方に軸方向へ一つ、他方へ軸方向へ4つ挿入すればよく、75%の場合には磁石を一方に軸方向へ3つ、他方へ軸方向へ4つ挿入すればよい。なお、後述するように、50%の場合において、磁石が軸方向へ一つ挿入された第1ロータ部の軸方向両側にそれぞれ磁石が軸方向へ一つ挿入された第2ロータ部としてのロータ部を設けると、軸方向におけるトルクアンバランス(ねじれ)を良好に低減することができる。なお25、50、75%の軸方向長さだけでなく、このような考え方で軸方向に任意の分割数を設定し、それらを所定の第1ロータと第2ロータの軸方向長さの比で挿入してもよい。
好適態様7において、前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる磁石周方向幅をもつ。界磁磁束量を変更するには、磁石の周方向幅を変えても同様に行うことができるため、上記した磁石の軸方向長の変更と同様の効果を奏することができる。
好適態様8において、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%短い磁石周方向幅をもつため、トルク高調波成分の一層の低減を実現することができる。
好適態様9において、前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる磁石磁束密度をもつ。このようにすれば、同一の磁極面積をもつ磁石を用いても両ロータ部間で界磁磁束量を変更することができるので、上記と同様の効果を奏することができる。
好適態様10において、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%少ない磁石磁束密度をもつため、トルク高調波成分の一層の低減を実現することができる。
好適態様11において、前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なるロータ内短絡磁束量をもつ。IPM型ロータでは磁石磁束の一部はロータ内部で短絡して電機子電流と鎖交しない無効磁束となるため、この短絡の程度を変更しても上記と同様の効果を奏することができる。
好適態様12において、前記基準ロータ位置を位相角0とした場合に、前記第1ロータ部の位相角θ1を負値、前記第2ロータ部の位相角θ2を正値に設定する。このようにすれば位相角0からの両ロータ部の位相角のずれを減らすことができるため、トルク0次成分が最大となる位相角0からの両ロータのトルクの変化が小さくなり、有効トルクの減少を抑制することができる。
好適態様13において、前記基準ロータ位置での所定次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第1ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値は、前記基準ロータ位置でのこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第2ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値と略等しくされる。このようにすれば、ロータ各部のトルク0次成分のアンバランスを低減するとともに、平均トルク0次成分を増大することができる。なお、このような位相角制御自体は、第1ロータ部や第2ロータ部に対する電機子電流の位相を所定位置に保持することにより簡単に実施することができる。
好適態様14において、前記第1ロータ部及び第2ロータ部はランデルポール構造の界磁コイル型ロータからなり、軸方向に隣接する前記第1ロータ部の爪形磁極と第2ロータ部の爪形磁極とは周方向に所定角度ずれて同一のヨーク部から突設される。このようにすれば、上記と同様の効果を得ることができるとともに、ランデルポール構造の簡素化も図ることができる。
好適態様15において、前記軸方向に隣接する前記第1ロータ部の爪形磁極と第2ロータ部の爪形磁極とは異なる磁極を有する。このようにすれば、第1ロータ部の軸方向一端側の爪形磁極から第1ステータ部に入った界磁磁束は、第1ロータ部の反対側(軸方向他端側)の爪形磁極に抜け、その後、第2ロータ部の軸方向一端側の爪形磁極を通じて第2ステータ部に入り、その後、第2ロータ部の軸方向他端側の爪形磁極に入り、第2ロータ部のコア中心部、第1ロータのコア中心部を順次通じて元に戻る磁路を形成することができるため、ロータコアの小型化を実現することができる。
好適態様16において、軸方向に隣接する前記第1ロータ部と第2ロータ部との間に非磁性空間が確保したので、両ロータ部間での磁束を短絡などを低減することができ、界磁磁束の分布のゆがみなどを低減し、それによるトルク高調波成分を低減することができる。なお、非磁性空間としては、単なるギャップでもよく、非磁性部材を介設してもよい。
好適態様17において、軸方向に隣接する前記第1ステータ部と第2ステータ部との間に所定軸方向長の非磁性空間が配置されるので、両ステータ部間での磁束を短絡などを低減することができるため、界磁磁束の分布のゆがみなどを低減し、それによるトルク高調波成分を低減することができる。なお、非磁性空間としては、単なるギャップでもよく、非磁性部材を介設してもよい。
好適態様18において、前記第2ロータ部は、前記第1ロータ部を軸方向に挟む二つの部分に分割されている。このようにすれば、上述したように軸方向におけるトルク分布のばらつきを低減することができる、回転軸のねじれを低減することができる。
好適態様19において、前記第1ロータ部と第2ロータ部とを軸方向に交互に配置する。これにより、上記した回転軸のねじれを一層低減することができる。
好適態様20において、前記第1ロータ部と前記第2ロータ部とに挿入されている磁石は、軸方向に複数分割され、かつ、軸方向寸法が略等しくされる。このようにすれば用意するべき磁石の種類を減らすことができる。
第2発明の回転電機は、同一回転軸に軸方向に順次固定されて界磁磁束をそれぞれ発生する第1ロータ部と第2ロータ部を少なくとも含むロータと、前記第1ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第1ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第1ステータ部と、前記第2ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第2ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第2ステータ部とを少なくとも含むステータとを備え、
前記第1ステータ部の電機子電流に対してトルク0次成分が最大となるロータ位置である基準ロータ位置を基準とした第1ロータ部の界磁磁束の位相角θ1は、前記基準ロータ位置を基準とした前記第2ロータ部の界磁磁束の位相角θ2に対して異なる回転電機において、
トルクが最大となる前記電機子電流に対する前記第1ロータ部又は第2ロータ部の位相角を0とした場合に、前記第1ロータ部の位相角θ1が負値、前記第2ロータ部の位相角θ2が正値となるように、前記電機子電流を制御する電機子電流制御部を有することを特徴としている。
この発明によれば、好適態様12と同様に、位相角0からの両ロータ部の位相角のずれを減らすことができるため、トルク0次成分が最大となる位相角0からの両ロータのトルクの変化が小さくなり、有効トルクの減少を抑制することができる。
好適態様1において、前記電機子電流制御部は、前記基準ロータ位置での所定次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第1ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値は、前記基準ロータ位置でのこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第2ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値と略等しくする。このようにすれば、ロータ各部のトルク0次成分のアンバランスを低減するとともに、平均トルク0次成分を増大することができる。なお、このような位相角制御自体は、第1ロータ部や第2ロータ部に対する電機子電流の位相を所定位置に保持することにより簡単に実施することができる。
以下、この発明の同期回転電機の好適実施態様を図面を用いて具体的に説明する。もちろん、本発明は以下の実施態様に限定されるものではないことは当然である。
(実施態様1)
実施態様1の同期機のブロック図を図1に示す。1は通常IPMと呼ばれる磁石ロータ型の同期機(回転電機)、2は図示しない直流電源から給電された直流電力を三相交流電力に変換するインバータ、3は電流センサ、4は回転角センサ、5は電流センサ3及び回転角センサ4からの検出信号に基づいてインバータ2に内蔵された6つのスイッチング素子を断続制御(PWM制御)するコントローラである。この種のいわゆるブラシレスDCモータ装置自体は周知であるので、これ以上の説明は省略する。
IPM1の通常のロータ構造を図2、図3に図示する。回転軸10には積層電磁鋼板からなるロータコア11が嵌着、固定されている。ロータコア11の外周部には偶数個の磁石収容孔12が軸方向に貫設され、磁石収容孔12には平板形の磁石13が収容固定されている。各磁石13はその最も広い面である主面が磁極面となるように磁化されており、ロータコア11の外周面に向かう側の磁極面の極性が交互となるように配置されている。14は、磁石収容孔12の両側からロータコア11の外周面に向けて延設された短絡規制孔であり、短絡規制孔14により磁石磁束がロータコア11内で短絡されるのを規制している。
ロータコア11の外周面は、図示しないハウジングに固定されたステータ15の内周面に微小空隙を介して対面している。ステータ15は、積層電磁鋼板からなるステータコア16と、ステータコア16の内周部に形成されたスロットに収容された三相の電機子コイル17とからなる。三相電機子コイル17はインバータ2から給電される。
この種のIPM型のロータ及びステータの構造とその動作自体ももはや周知事項であるので、これ以上の説明を省略する。
この実施例のIPM構造を図4を参照して具体的に説明する。(a)は、IPMの模式斜視図、(b)はトルク高調波成分の波形図である。
この実施例のIPMは、本質的に上記した従来の同期機と同一構造のロータ20とステータ30とをもつ。ただし、ロータ20は第1ロータ部21と第2ロータ部22とに区分され、ステータ30は第1ステータ部31と第2ステータ部32とに区分されている。第1ロータ部21及び第2ロータ部22は、図2に示す従来のロータ構造と同一の構造をもつ。ただし、第1ロータ部21は第2ロータ部22に対して周方向に所定位相角(スキュー角)θだけスキューしており、かつ、第1ロータ部21の軸方向長は第2ロータ部22のそれよりも所定比率だけ短く形成されている。
第1ステータ部31はステータ30のうち第1ロータ部21に対面する部分を意味し、第2ステータ部32はステータ30のうち第2ステータ部32に対面する部分を意味するが、実質的に同一のものであり、スキューしていない。
スキュー角θは、第1ステータ部31と第1ロータ部21とのペアである第1ペアが発生するトルクに含まれる所定次数(この実施例では6次)の高調波成分(以下、トルク高調波成分と言う)と、第2ステータ部32と第2ロータ部22とのペアである第2ペアが発生する6次トルク高調波成分とが、図4(c)に示すように逆位相するように、言い換えれば電気角πシフトするように設定されている。
また、第1ロータ部21の軸方向長と第2ロータ部22の軸方向長との比率は、第1ロータ部21が発生する6次トルク高調波成分の最大振幅値と、第2ロータ部22が発生する6次トルク高調波成分の最大振幅値とが等しくなるように設定されている。トルクは略界磁磁束量に比例するとみなせるため、互いに等しい軸方向長をもつの第1ロータ部21の6次トルク高調波成分の最大振幅値をB、第2ロータ部22の6次トルク高調波成分の最大振幅値をAとした場合、第1ロータ部21の軸方向長はA、第2ロータ部22の軸方向長はBとなる。ただし、第1ロータ部21と第2ロータ部22とはスキュー以外は同一構造をもつものとする。
このようにすれば、第1ロータ部21の6次トルク高調波成分と第2ロータ部22の6次トルク高調波成分とは、最大振幅値が等しく位相が逆位相となるため、ロータ20全体の6次トルク高調波成分は理論的に完全にキャンセルされることになり、6次トルク高調波成分に起因するトルクリップルや磁気振動を大幅に低減することができる。なお、図4(b)において、Th1は第1ロータ部21のトルク波形、Th2は第2ロータ部22のトルク波形である。
なお、図4において、50は第1ロータ部21と第2ロータ部22との間に挟設された非磁性輪板であり、60は第1ステータ部31と第2ステータ部32との間に挟設された非磁性輪板である。これら非磁性輪板は隣接する電磁鋼板と同一形状に形成することが好ましいが、それに限定されるものではない。また、非磁性輪板の代わりに単なる空隙を設けることも可能である。このように第1ペアと第2ペアとの間に磁気的分離領域を設けることにより、両者間の好ましくない磁気漏洩や磁束流れを大幅に低減することができ、それに基づく不所望なトルク高調波成分の発生を抑制することができる。
以下、変形態様を説明する。なお、下記の変形態様では、第1ロータ部と第2ロータ部との間のスペーサ、又は、第1ステータ部31と第2ステータ部32との間のスペーサとしての非磁性輪板の図示は省略するものとする。
(変形態様1)
上記実施態様では、6次のトルク高調波成分のキャンセルを行ったが、その他の次数のキャンセルを行ってもよいことは当然である。
(変形態様2)
変形態様を図5を参照して説明する。この変形態様では、図4で説明した第1ロータ部21と第1ステータ部31とからなる第1ペアと、第2ロータ部22と第2ステータ部32とからなる第2ペアとを一つのグループ(群)とし、例えば三つのグループ(群)20a、20b、20cを回転軸に軸方向へ隣接して装着したものである。このようにすれば、トルクが異なる第1ロータ部21と第2ロータ部22とが細分されるため、回転軸の軸方向各部におけるトルクのばらつきすなわちアンバランスを低減することができる。
(変形態様3)
変形態様を図6を参照して説明する。この変形態様では、図4で説明した第2ロータ部22を軸方向長が等しい二つの部分22a、22bに分割し、これら二つの部分22a、22bにより第1ロータ部21を挟む配置を採用している。このようにすれば、第1ロータ部21と異なるトルクをもつ第2ロータ部22を二分して第1ロータ部21の軸方向両側に配置したため、回転軸の軸方向各部におけるトルクのばらつきすなわちアンバランスを低減することができる。
(変形態様4)
変形態様を図7を参照して説明する。この変形態様では、図5で説明した第2ロータ部22を軸方向長が等しい三つの部分22a、22b、22cに分割し、第1ロータ部21を軸方向長さが等しい二つの部分21a、21bに分割し、第1ロータ部の部分と第2ロータ部の部分とを軸方向へ交互に配置したものである。このようにしても、上記変形態様と同様に回転軸の軸方向各部におけるトルクのばらつきすなわちアンバランスを低減することができる。
特に、この実施態様では、後述するようにA:B=0.38:0.62≒2:3とするのが理想的であるため、ロータ全体の軸方向長を全長を5分割して交互に重ねることにより、ほぼ理想的な6次トルク高調波成分のキャンセルが可能となる。更に、この場合には、磁石を一種類準備すればよく、部品点数の増加も防止することができる。
(変形態様5)
変形態様を図16を参照して説明する。
この変形態様は、図4に示される磁石を分割したものである。この場合、磁石は1種類とすることができ、更に磁石分割により磁石内部の鉄損を小さくすることができる。
(実験例)
図2、図3に示す8極、24スロットのIPMに図4に示すスキュー配置を採用することにより得られた効果を以下に説明する。
スキューしない場合のIPMである参考品を電流70A、電流位相120deg(d軸基準)で電動運転した場合のトルク波形を図8に示し、そのフーリエスペクトルを図9を示す。図9からトルク高調波成分のうち、その6次成分が突出して大きいことがわかる。0次成分は直流成分つまり平均トルクである。
次に、この6次成分の振幅、位相について図10、図11を参照して説明する。なお、図11で言うロータ角度は、トルク0次成分(又は平均トルク)が最大となるロータ角度を0とし、それよりロータが遅れる方向を負とし、進む方向を正とする。すなわち、ロータ角度0は本発明で言う位相角0に相当する。
図10は、ロータ角度(横軸)と6次トルク高調波成分の所定角度位置を0とした場合の位相角(縦軸)との関係を示す。今、第1ロータ部21のロータ角度位置をa点(=−2.5deg)に設定した場合、第2ロータ部22のロータ角度位置はb点(+3.75deg)となることがわかる。
図11は、ロータ角度(横軸)と6次トルク高調波成分の最大振幅値(振幅)との関係を示す。図11から、界磁磁束量が等しい場合言い換えればロータ部の軸方向長が等しい場合、a点の第1ロータ部21は、b点の第2ロータ部22に対して約2倍の6次トルク高調波成分の最大振幅値を発生することがわかる。正確には、第1ロータ部21のそれは1.9Nm、第2ロータ部22のそれは1.2Nmである。したがって、コアの積厚をA:B=1.2/(1.9+1.2):1.9/(1.9+1.2)=0.38:0.62とすることで、6次トルク高調波成分を理論的には完全にキャンセルできることがわかる。点a、bは、出力や効率の低下が最小限で抑制できる位置とするべきである。
上記した参考品のトルク波形100と、この参考品と軸方向長が等しく、かつ、上記スキュー配置を採用したIPM(従来スキュー品と言う)のトルク波形101と、スキュー配置を行い、かつ、上記第1ロータ部21と第2ロータ部22との界磁磁束量の調整を行ったIPM(実施例品と言う)のトルク波形102とを、図12に示す。この実施例の採用によりトルク高調波成分を大幅に低減できたことがわかる。
上記した参考品、従来スキュー品及び実施例品の高調波成分低減の割合を図13に示す。200は参考品のトルク高調波成分の大きさ、201は従来スキュー品のトルク高調波成分の大きさ、202は実施例品のトルク高調波成分の大きさを示す。図13からこの実施例の採用により従来スキュー品に比較しても更に16dbも低減できることがわかる。
また、この実施態様によれば、図10、図11に示すように、第1ロータ部21と第2ロータ部22とをそれぞれ、位相角0であるロータ角度位置0の点を挟んで両側に設定している。位相角0はトルク0次成分(又は平均トルク)が最大となる位相角であるため、第1ロータ部21も第2ロータ部22もトルク0次成分の低減の割合が小さくなり、全体として有効トルク低減が少ない利点がある。なお、a点とロータ角度位置0におけるトルク0次成分(又は平均トルク)の差は、b点とロータ角度位置0におけるトルク0次成分(又は平均トルク)の差に等しく設定することが好ましい。
(実施態様2)
実施態様2を説明する。
この実施態様2では、実施態様1で行った磁石の軸方向長の変更の代わりに磁石の周方向幅の変更により界磁磁束量の変更を行う。なお、この場合にはリラクタンストルクの変化も生じるが、界磁磁束量の変更によりトルク変化も生じるため、それを加味して磁石の周方向幅の変更を行えばよい。たとえば、第1ロータ部21は第2ロータ部22に対して25〜75%の周方向幅をもつ。
(実施態様3)
実施態様3を説明する。
この実施態様3では、実施態様1で行った磁石の軸方向長の変更の代わりに磁石の残留磁束密度の変更により界磁磁束量の変更を行う。たとえば、第1ロータ部21は第2ロータ部22に対して25〜75%小さい残留磁束密度をもつ。
(実施態様4)
実施態様4を説明する。
この実施態様4では、実施態様1で行った磁石の軸方向長の変更の代わりに磁石のロータ内短絡磁束量の変更により有効な界磁磁束量の変更を行う。なお、ロータ内短絡磁束量とは、ロータコア内部の短絡磁路を流れる界磁磁束の量を言うものとする。たとえば、第1ロータ部21は第2ロータ部22に対してロータ内短絡磁束量の増大により25〜75%小さい有効界磁磁束量をもつ。
(実施態様5)
実施態様5を説明する。
この実施態様5では、実施態様1で行った第1ロータ部21と第2ロータ部22との間のスキューの代わりに第1ステータ部の電機子コイルを第1ステータ部31と第2ステータ部32との間で周方向へ必要スロットピッチだけ捻ることにより、ステータコアをスキューさせ、ステータ側にて上記スキューを行う。このようにしても、ロータ側でスキューを行うのと同等になる。この実施態様では磁石数を減らし、磁石挿入作業を簡素化できる利点がある。
(実施態様6)
実施態様6を図14を参照して説明する。
この実施態様は、第1ロータ部21及び第2ロータ部22をそれぞれランデルポールコア構造としたものである。300は回転軸、301はステータ、302はロータである。ロータ302は、第1ポールコア303、第2ポールコア304、第3ポールコア305とからなるロータコアと、第1ポールコア303と第2ポールコア304との間に巻装された第1界磁コイル306と、第2ポールコア304と第3ポールコア305との間に巻装された第2界磁コイル307とからなる。界磁コイル306と界磁コイル307とは同じ電流方向をもつ。第1ポールコア303は爪形磁極311をもち、第2ポールコア304は軸方向逆向きに爪形磁極312と爪形磁極313とをもち、第3ポールコア305は爪形磁極314をもつ。
界磁コイル306が作る界磁磁束Φは、爪形磁極311からステータ301に入って爪形磁極312に出る。その後、一部は爪形磁極313からステータ301に入って爪形磁極314に出て元に戻る。爪形磁極312から出た界磁磁束Φの残部は、第2ポールコア304の径方向に伸びる柱部315を通じて元に戻る。爪形磁極311、312は第2ロータ部22を構成し、爪形磁極313と爪形磁極314は第1ロータ部21を構成する。爪形磁極313、314に流れる界磁磁束量は相対的に少ないため、それらの軸方向長は爪形磁極311、312のそれに比較して短縮されている。また、爪形磁極311、312は、爪形磁極313、314に対して上記位相角θに相当するロータ角度位置だけスキューされている。
このように構成しても、同様のトルク高調波成分の低減効果を奏することができる。また、この実施態様では、第2ポールコア304の柱部315を流れる界磁磁束量を減らすことができるため、柱部315の軸方向長も短縮することができる。
(実施態様7)
実施態様7を図15を参照して説明する。
この態様は、第1ロータ部21と第2ロータ部22とからなる第1グループのロータ部1000に対して、ロータ部21’と第2ロータ部22’とからなる第2グループのロータ部2000を周方向に所定位相角θ’だけずらせたものである。第1ロータ部21と第2ロータ部22とは位相角θだけスキューしており、ロータ部21’と第2ロータ部22’とは位相角θだけスキューしており、それぞれこの位相角θに相当する半波長をもつトルク高調波成分(6次成分)を低減する。また、第1グループのロータ部1000に対して第2グループのロータ部2000を周方向に所定位相角θ’だけスキューしているのでこの位相角θ’に相当する半波長をもつトルク高調波成分(12次)を低減することもできる。この場合においても、トルク高調波成分の最大振幅値を一致させるべく界磁磁束量を調整するために、第1グループのロータ部1000の軸方向長と第2グループのロータ部2000の軸方向長とは変更される。
なお本実施例はトルク成分(電磁力の周方向成分)に着目したものについて述べたが、電磁力の半径方向成分について適用してもよく、またその両者を考慮して適用してもよいことは言うまでも無い。
実施態様1のIPMを示すブロック図である。 従来のIPMのロータを示す模式斜視図である。 図2のIPMのロータ断面を示す模式断面図である。 (a)は実施態様1のロータを示す模式斜視図である。(b)はそのトルク波形図である。 変形態様2のロータを示す模式斜視図である。 変形態様3のロータを示す模式斜視図である。 変形態様4のロータを示す模式斜視図である。 参考例であるIPMのトルク波形を示すトルク波形図である。 図8のトルク波形のフーリエスペクトルである。 6次のトルク高調波成分の位相とロータ角度位置との関係を示す図である。 6次のトルク高調波成分の振幅とロータ角度位置との関係を示す図である。 種々のIPMのトルク波形を示すトルク波形図である。 種々のIPMのトルク高調波成分の相対比較を示す図である。 界磁コイル型同期機を用いた実施態様2のロータを示す模式断面図である。 実施態様7を示すロータを示す模式断面図である。 変形態様5のロータを示す模式斜視図である。
符号の説明
1 同期機(回転電機)
2 インバータ
3 電流センサ
4 回転角センサ
5 コントローラ
10 回転軸
11 ロータコア
12 磁石収容孔
13 磁石
14 短絡規制孔
15 ステータ
16 ステータコア
17 電機子コイル
20 ロータ
21 第1ロータ部
22 第2ロータ部
30 ステータ
31 第1ステータ部
32 第2ステータ部
301 ステータ
302 ロータ
303 ポールコア
304 ポールコア
305 ポールコア
306 界磁コイル
307 界磁コイル
311 爪形磁極
312 爪形磁極
313 爪形磁極
314 爪形磁極
315 柱部

Claims (23)

  1. 同一回転軸に軸方向に順次固定されて界磁磁束をそれぞれ発生する第1ロータ部と第2ロータ部を少なくとも含むロータと、
    前記第1ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第1ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第1ステータ部と、前記第2ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第2ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第2ステータ部とを少なくとも含むステータと、
    を備え、
    前記第1ステータ部の電機子電流に対してトルク0次成分が最大となるロータ位置である基準ロータ位置を基準とした第1ロータ部の界磁磁束の位相角θ1が、前記基準ロータ位置を基準とした前記第2ロータ部の界磁磁束の位相角θ2に対して異なるスキュー配置をもつ回転電機において、
    前記第1ロータ部の界磁磁束量Φ1は、前記第1ロータ部と前記第1ステータ部とからなる第1ペアが発生する電磁力の所定次数の高調波成分F1の最大振幅値と、前記第2ロータ部と前記第2ステータ部とからなる第2ペアが発生する電磁力の同一次数の高調波成分F2の最大振幅値との差を減らす向きに、前記第2ロータ部の界磁磁束量Φ2に対して異なることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記高調波成分F1と前記高調波成分F2との合成電磁力ΣFは、Φ1=Φ2でスキュー配置をもつ場合の前記合成電磁力に比較して半分以下とされることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1記載の回転電機において、
    前記合成電磁力ΣFは、Φ1=Φ2でスキュー配置をもつ場合の前記合成電磁力に比較して1/4以下とされることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1記載の回転電機において、
    前記合成電磁力ΣFは略0とされることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の回転電機において、
    前記高調波成分F1と前記高調波成分F2とは略電気角πだけ位相が異なることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる軸方向長をもつことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項6記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%短い軸方向長をもつことを特徴とする回転電機。
  8. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる磁石周方向幅をもつことを特徴とする回転電機。
  9. 請求項8記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%短い磁石周方向幅をもつことを特徴とする回転電機。
  10. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なる磁石磁束密度をもつことを特徴とする回転電機。
  11. 請求項10記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部に対して25〜75%少ない磁石磁束密度をもつことを特徴とする回転電機。
  12. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部及び第2ロータ部は磁石ロータからなり、
    前記第1ロータ部は、前記第2ロータ部と異なるロータ内短絡磁束量をもつことを特徴とする回転電機。
  13. 請求項1乃至12のいずれか記載の回転電機において、
    前記基準ロータ位置を位相角0とした場合に、前記第1ロータ部の位相角θ1を負値、前記第2ロータ部の位相角θ2を正値に設定することを特徴とする回転電機。
  14. 請求項13記載の回転電機において、
    前記基準ロータ位置での所定次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第1ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値は、前記基準ロータ位置でのこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第2ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値と略等しいことを特徴とする回転電機。
  15. 請求項1乃至14のいずれか記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部及び第2ロータ部はランデルポール構造の界磁コイル型ロータからなり、軸方向に隣接する前記第1ロータ部の爪形磁極と第2ロータ部の爪形磁極とは周方向に所定角度ずれて同一のヨーク部から突設されることを特徴とする回転電機。
  16. 請求項15のいずれか記載の回転電機において、
    前記軸方向に隣接する前記第1ロータ部の爪形磁極と第2ロータ部の爪形磁極とは異なる磁極を有することを特徴とする回転電機。
  17. 請求項1乃至16のいずれか記載の回転電機において、
    軸方向に隣接する前記第1ロータ部と第2ロータ部との間に位置して非磁性空間を有することを特徴とする回転電機。
  18. 請求項1乃至17のいずれか記載の回転電機において、
    軸方向に隣接する前記第1ステータ部と第2ステータ部との間に位置して所定軸方向長の非磁性空間を有することを特徴とする回転電機。
  19. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第2ロータ部は、前記第1ロータ部を軸方向に挟む二つの部分に分割されていることを特徴とする回転電機。
  20. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部と第2ロータ部とを軸方向に交互に配置することを特徴とする回転電機。
  21. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1ロータ部と前記第2ロータ部とに挿入されている磁石は、軸方向に複数分割され、かつ、軸方向寸法が略等しいことを特徴とする回転電機。
  22. 同一回転軸に軸方向に順次固定されて界磁磁束をそれぞれ発生する第1ロータ部と第2ロータ部を少なくとも含むロータと、
    前記第1ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第1ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第1ステータ部と、前記第2ロータ部の外周面に小間隙を隔てて対面するとともに前記第2ロータ部と同期して回転する電機子電流を流す第2ステータ部とを少なくとも含むステータと、
    を備え、
    前記第1ステータ部の電機子電流に対してトルク0次成分が最大となるロータ位置である基準ロータ位置を基準とした第1ロータ部の界磁磁束の位相角θ1は、前記基準ロータ位置を基準とした前記第2ロータ部の界磁磁束の位相角θ2に対して異なる回転電機において、
    トルクが最大となる前記電機子電流に対する前記第1ロータ部又は第2ロータ部の位相角を0とした場合に、前記第1ロータ部の位相角θ1が負値、前記第2ロータ部の位相角θ2が正値となるように、前記電機子電流を制御する電機子電流制御部を有することを特徴とする回転電機。
  23. 請求項22記載の回転電機において、
    前記電機子電流制御部は、
    前記基準ロータ位置での所定次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第1ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値は、前記基準ロータ位置でのこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値と前記第2ロータ部のこの次数のトルク高調波成分の最大振幅値との差の絶対値と略等しいことを特徴とする回転電機。
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