JP5677593B2 - ランデル型回転機 - Google Patents

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Description

この発明はランデル型回転機に関するものである。
従来、高出力化を図るために、2つのコア片を軸線方向に並べて互いに結合し各コア片の内側に界磁コイルを個別に配置したタンデム式のロータと、ロータを囲むステータとを備えている交流発電機が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平6−22518号公報
しかし、ステータにおけるロータに対向する部分のうち、各コア片の境界に対向する部分では、磁束が鎖交しなくなるので、交流発電機の出力が低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、高効率化および高出力化を図ることができるランデル型回転機を得ることを目的とする。
この発明に係るランデル型回転機は、固定子磁極を持つ筒状の固定子、固定子磁極に対面して磁気的に結合され得る回転子磁極を持ち、固定子の内側で固定子に対して回転される回転子、および回転子磁極の径方向内側に設けられ、固定子内および回転子内に磁束を発生させる一対の界磁コイルを備え、回転子は、軸線方向について互いに離して配置された一対の磁性端板と、軸線方向について一対の磁性端板間に配置されているとともに、軸線方向について一対の界磁コイル間に配置された磁性中間板と、軸線方向に延び、一端部が一方の磁性端板に、他端部が他方の磁性端板にそれぞれ磁気的および機械的に結合されているとともに、磁性中間板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材と、軸線方向に延び、中間部が磁性中間板に磁気的および機械的に結合されているとともに、各磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置され、それぞれ第1の磁極部材の間に挿入されて第1の磁極部材と協働して回転子磁極を構成する複数の第2の磁極部材と、周方向について第1の磁極部材および第2の磁極部材の間にそれぞれ配置され、一端部が一方の磁性端板に達し、他端部が他方の磁性端板に達している複数の永久磁石と、第1の磁性部材を磁性中間板から磁気的に分離させ、かつ第2の磁性部材を磁性端板から磁気的に分離させるための非磁性の保持体とを有している。
この発明によれば、回転子のほぼ全長に亘って永久磁石を配置することにより、高効率化および高出力化を図ることができるランデル型回転機を得ることができる。
この発明の実施の形態1によるランデル型回転機を示す断面図であり、図4のI-I線に沿った断面図である。 図1のランデル型回転機の回転子の外周面を示す模式的展開図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 図1のIV-IV線に沿った断面図である。 図1のV-V線に沿った断面図である。 図1のVI-VI線に沿った断面図である。 図1のVII-VII線に沿った断面図である。 図1のVIII-VIII線に沿った断面図である。 図4のIX-IX線に沿った断面図である。 図2のX-X線に沿った断面図である。 図2のXI-XI線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態1によるランデル型回転機、および実施の形態1によるランデル型回転機と比較するための比較例によるランデル型回転機のそれぞれについて、平均トルク[N・m]と、固定子コイル7の電流密度のピーク値[A/mm2]との関係を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるランデル型回転機を示す断面図である。 図13のXIV-XIV線に沿った断面図である。 図13のXV-XV線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における磁性中間板の位置での回転子の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における非磁性部材の位置での回転子の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における一方の磁性端板の位置での回転子の構成を示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるランデル型回転機の回転子を示す部分縦断面図である。 図19のXX-XX線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態5によるランデル型回転機の回転子を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるランデル型回転機の回転子を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるランデル型回転機の回転子の変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるランデル型回転機の回転子の変形例を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1〜図9には、この発明の実施の形態1によるランデル型回転機が示されている。即ち、図1は、この発明の実施の形態1によるランデル型回転機を示す断面図であり、図4のI-I線に沿った断面図である。また、図2は、図1のランデル型回転機の回転子の外周面を示す模式的展開図である。さらに、図3は図1のIII-III線に沿った断面図、図4は図1のIV-IV線に沿った断面図、図5は図1のV-V線に沿った断面図、図6は図1のVI-VI線に沿った断面図、図7は図1のVII-VII線に沿った断面図、図8は図1のVIII-VIII線に沿った断面図である。また、図9は、図4のIX-IX線に沿った断面図である。
ランデル型回転機は、筒状の固定子1と、固定子1の内側で回転できるように固定子1と同軸に支持された回転子2と、回転子2の内側に設けられ、固定子1内および回転子2内に磁束を発生させる一対の界磁コイル3とを備えている。
固定子1は、中空円筒形の枠体4と、周方向に間隔を置いて配置された複数の固定子磁極5を持ち、枠体4の円筒部分の内周面に固着された固定子鉄心6と、複数の固定子磁極5に巻回された固定子コイル7とを有している。
回転子2は、軸受8によって固定子1と同軸に支持されて固定子1に対して回転できる回転軸9と、周方向に間隔を置いて配置された複数の回転子磁極10を持ち、回転軸9に焼嵌めなどによって固着され、固定子1の内側で固定子1に対して回転軸9と一体に回転する回転子鉄心11と、複数の回転子磁極10間に磁極の方向を交互に変えて配置され、周方向に着磁されて回転子磁極10間の磁束の漏洩を減少させる複数の永久磁石12とを有している。
永久磁石12の磁束は、固定子磁極5に鎖交するようになっている。永久磁石12は、焼結フェライトもしくは絶縁体で成形した希土類ボンド磁石で作れば、磁石部に渦電流を発生せず無駄な損失がなく、高効率化できる。回転子磁極10は、固定子磁極5に径方向に対面するように周方向に互いに離間して配置されていて、固定子磁極5に対して空隙を介して磁気的に結合され得るようにしてある。
回転子鉄心11は、回転子2の軸線方向(以下、単に「軸線方向」という)について互いに離して配置されて回転軸9に固定された一対の磁性端板21と、軸線方向について一対の磁性端板21間に配置され、回転軸9に固定された磁性中間板23と、軸線方向に延び、一端部が一方の磁性端板21に、他端部が他方の磁性端板21にそれぞれ磁気的および機械的に結合されているとともに、磁性中間板23に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材24と、軸線方向に延び、中間部が磁性中間板23に磁気的および機械的に結合されているとともに、各磁性端板21に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置されて、それぞれ第1の磁極部材24の間に挿入され、第1の磁極部材24と協働して上述の回転子磁極10を構成する複数の第2の磁極部材25と、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25をほぼそれらの全長に亘って支持し、第1の磁極部材24を磁性中間板23から磁気的に分離させ、かつ第2の磁極部材25を各磁性端板21から磁気的に分離させるための非磁性の保持体26とを有している。
従って、回転子鉄心11の構成は、一方の磁性端板21と磁性中間板23との間で第1および第2の磁極部材24,25が保持体26で互いに軸線方向反対側から延びて周方向に噛み合うように組み合わされたランデル型の磁気鉄心部分と、他方の磁性端板21と磁性中間板23との間で第1および第2の磁極部材24,25が互いに軸線方向反対側から延びて周方向に噛み合うように組み合わされたランデル型の磁気鉄心部分とが軸線方向について結合されたタンデム式の構成となっている。
回転軸9は、回転子鉄心11を軸線方向について貫通する円柱状の回転軸本体100と、回転軸本体100に固定され、軸線方向について一対の磁性端板21のそれぞれと磁性中間板23との間に配置された一対の内部磁性部材101とを有している。各内部磁性部材101の形状は、回転軸本体100が径方向内側に嵌る円筒状とされている。
各界磁コイル3は、各第1の磁極部材24および各第2の磁極部材25(即ち、回転子磁極10)よりも径方向内側に設けられ、かつ各内部磁性部材101よりも径方向外側に設けられている。また、一対の界磁コイル3は、一対の磁性端板21間に軸線方向に並んで配置されている。さらに、一対の界磁コイル3間には、磁性中間板23が配置されている。各界磁コイル3は、回転子鉄心11に固定されており、回転子2と一体に回転される。各界磁コイル3には、回転子鉄心11よりも軸方向端部に位置し回転軸9に設けられたスリップリング(図示せず)を介して外部から電流が供給される。
磁性中間板23は、軸線方向について一対の磁性端板21間の中央位置に配置されている。回転子2は、回転子2の軸線に対して垂直でかつ磁性中間板23の中心を通る平面に関して対称な構成となっている。
各磁性端板21、磁性中間板23、各第1の磁極部材24及び各第2の磁極部材25は、いずれも軸線方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成されている。また、図示の例では、各磁性端板21、磁性中間板23、各第1の磁極部材24及び各第2の磁極部材25は、保持体26、および、それらを貫通して締結する締結手段である締結ボルト13などによる保持により、永久磁石12とともに、強固に組み立てられて保持されている。各磁性端板21および磁性中間板23は、その内周縁を回転軸9に嵌めることにより回転軸9に強固に固着されている。
保持体26は、軸線方向について磁性端板21と磁性中間板23との間に配置され第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれを径方向内側で支持する円筒状の非磁性部材31と、径方向について磁性中間板23と第1の磁極部材24との間に介在する複数の非磁性部材32と、磁性中間板23と第1の磁極部材24との間に介在し、非磁性部材31と非磁性部材32との間の空間を埋める非磁性部材33と、径方向について磁性端板21と第2の磁極部材25との間に介在する複数の非磁性部材34と、磁性端板21と第2の磁極部材25との間に介在し、非磁性部材31と非磁性部材34との間の空間を埋める非磁性部材35と、各第2の磁極部材25の軸線方向外側に配置された複数の非磁性部材36とを有している。各界磁コイル3は、円筒状の非磁性部材31の径方向内側に配置されている。
各第1の磁極部材24の端部は、図1、図3および図4に示すように、各磁性端板21と一体に成形されている。非磁性部材36は、図3に示すように、周方向について各第1の磁極部材24の端部間に個別に配置されている。各非磁性部材36の径方向内側の部分には、ダブテイル42が設けられている。磁性端板21には、非磁性部材36のダブテイル42が係合する複数のダブテイル溝41が設けられている。各非磁性部材36は、非磁性部材36のダブテイル42が磁性端板21のダブテイル溝41に係合することにより磁性端板21に周方向および径方向に固定されている。また、磁性端板21および各非磁性部材36には、締結ボルト13を通すためのボルト通し穴43がそれぞれ設けられている。各非磁性部材36は、図2に示すように、各第2の磁極部材25および各永久磁石12を軸線方向について挟んだ状態で配置されている。従って、各第2の磁極部材25および各永久磁石12は、各非磁性部材36のボルト通し穴43に通された締結ボルト13によって各非磁性部材36とともに締結されることにより、軸線方向について互いに固定されている。
非磁性部材34の径方向内側の部分には、図4に示すように、磁性端板21のダブテイル溝41に係合するダブテイル42が設けられ、非磁性部材34の径方向外側の部分には、第2の磁極部材25のダブテイル42が係合するダブテイル溝41が設けられている。非磁性部材34は、磁性端板21のダブテイル溝41に対する非磁性部材34のダブテイル42の係合により磁性端板21に径方向および周方向に固定され、第2の磁極部材25は、非磁性部材34のダブテイル溝41に対する第2の磁極部材25のダブテイル42の係合により非磁性部材34に径方向および周方向に固定されている。締結ボルト13を通すための各ボルト通し穴43は、磁性端板21に設けられている。
非磁性部材35の径方向外側の部分には、図5に示すように、第1の磁極部材24のダブテイル42と、第2の磁極部材25のダブテイル42とが個別に係合する複数のダブテイル溝41が設けられている。第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、それぞれのダブテイル42が非磁性部材35のダブテイル溝41に係合することにより、非磁性部材35に径方向および周方向に固定されている。非磁性部材35の位置での回転子鉄心11の断面では、第1の磁極部材24の厚さ寸法(径方向寸法)が、第2の磁極部材25の厚さ寸法(径方向寸法)よりも大きくなっている。締結ボルト13を通すための各ボルト通し穴43は、非磁性部材35に設けられている。
非磁性部材31の径方向外側の部分には、図6に示すように、第1の磁極部材24のダブテイル42と、第2の磁極部材25のダブテイル42とが個別に係合する複数のダブテイル溝41が設けられている。第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、それぞれのダブテイル42が非磁性部材31のダブテイル溝41に係合することにより、非磁性部材31に径方向および周方向に固定されている。非磁性部材31の位置での回転子鉄心11の断面では、第1の磁極部材24の厚さ寸法(径方向寸法)と、第2の磁極部材25の厚さ寸法(径方向寸法)とが、同一になっている。締結ボルト13を通すための各ボルト通し穴43は、非磁性部材31に設けられている。
非磁性部材33の径方向外側の部分には、図7に示すように、第1の磁極部材24のダブテイル42と、第2の磁極部材25のダブテイル42とが個別に係合する複数のダブテイル溝41が設けられている。第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、それぞれのダブテイル42が非磁性部材33のダブテイル溝41に係合することにより、非磁性部材33に径方向および周方向に固定されている。非磁性部材33の位置での回転子鉄心11の断面では、第2の磁極部材25の厚さ寸法(径方向寸法)が、第1の磁極部材24の厚さ寸法(径方向寸法)よりも大きくなっている。締結ボルト13を通すための各ボルト通し穴43は、非磁性部材33に設けられている。即ち、非磁性部材33の位置での回転子鉄心11の断面形状は、非磁性部材35の位置での回転子鉄心11の断面形状に対して、回転子磁極10の1ピッチ分だけ周方向にずらした形状となっている。
各第2の磁極部材25の中間部は、図8に示すように、磁性中間板23と一体に成形されている。非磁性部材32の径方向内側の部分には、磁性中間板23のダブテイル溝41に係合するダブテイル42が設けられ、非磁性部材32の径方向外側の部分には、第1の磁極部材24のダブテイル42が係合するダブテイル溝41が設けられている。非磁性部材32は、磁性中間板23のダブテイル溝41に対する非磁性部材32のダブテイル42の係合により磁性中間板23に径方向および周方向に固定され、第1の磁極部材24は、非磁性部材32のダブテイル溝41に対する第1の磁極部材24のダブテイル42の係合により非磁性部材32に径方向および周方向に固定されている。締結ボルト13を通すための各ボルト通し穴43は、磁性中間板23に設けられている。即ち、非磁性部材32の位置での回転子鉄心11の断面形状は、非磁性部材34の位置での回転子鉄心11の断面形状に対して、回転子磁極10の1ピッチ分だけ周方向にずらした形状となっている。
ここで、界磁コイル3への通電により発生する磁束の流れについて説明する。図10は、図2のX-X線に沿った断面図である。また、図11は、図2のXI-XI線に沿った断面図である。なお、図10及び図11では、各第1の磁性部材24にN極が生じ、各第2の磁性部材25にS極が生じている状態での磁束の流れを示している。各界磁コイル3によって発生する磁束は、各第1の磁性部材24を含む経路と、各第2の磁性部材25を含む経路とを流れる。各第1の磁性部材24を含む経路を流れる磁束は、図10に示すように、磁性中間板23から、回転軸9(即ち、回転軸本体100及び内部磁性部材101)、磁性端板21及び各第1の磁性部材24の順に通り、固定子1へ流れる。これにより、各第1の磁性部材24にはN極が生じる。また、各第2の磁性部材25を含む経路を流れる磁束は、図11に示すように、各第2の磁性部材25から、磁性中間板23及び回転軸9(即ち、回転軸本体100及び内部磁性部材101)の順に通り、磁性端板21へ流れる。これにより、各第2の磁性部材25にはS極が生じる。この例では、回転子2の軸線に対して垂直でかつ磁性中間板23の中心を通る平面に関して対称な磁束が生じるように各界磁コイル3が設けられている。
また、各第1の磁極部材24のそれぞれと磁性中間板23とは、各非磁性部材32,33によって磁気的に分離されている。各第2の磁極部材25のそれぞれと各磁性端板21とは、各非磁性部材34〜36によって磁気的に分離されている。これにより、回転子2の内部では、磁束が漏れにくくなっている。
上述のように、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれのダブテイル42と保持体26のダブテイル溝41との係合により径方向および周方向に支持され、また締結ボルト13による締結により径方向および周方向に加えて軸線方向にも支持されている。
永久磁石12は、図4〜図8に示すように、周方向について第1の磁極部材24および第2の磁極部材25間に個別に挟まれている。永久磁石12は、永久磁石12の両側に位置する第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれの側面に接触した状態で保持されている。
第1の磁極部材24および第2の磁極部材25の径方向外側の角部には、径方向について永久磁石12を係止する庇部27が形成されている。永久磁石12は、庇部27に係止されていることにより、第1の磁極部材24と第2の磁極部材25との間から径方向外側へ外れないようになっている。これにより、永久磁石12は、回転子2の回転による遠心力に耐えられるように回転子鉄心11に強固に支持されている。
各永久磁石12は、図2および図9に示すように、回転子2のほぼ全長に亘って略直線状に配置されている。これにより、各永久磁石12の一端部が一方の磁性端板21に達し、各永久磁石12の他端部が他方の磁性端板21に達している。即ち、各永久磁石12は、一方の磁性端板21の位置から、磁性中間板23の位置を通り、他方の磁性端板21の位置に達するように、軸線方向に沿って配置されている。
このように、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、各非磁性部材31〜35の外周部に軸線方向に形成されたダブテイル溝41にダブテイル42が係合することにより、保持体26に支持されている。また、永久磁石12は、第1の磁極部材24、第2の磁極部材25および保持体26によって回転子鉄心11のほぼ全長に亘って支持されている。さらに、このような組立体全体が、回転子鉄心11を貫通する締結ボルト13によって締結されている。従って、回転子鉄心11は、全体として剛性の高い組立体となっていて、軸線方向寸法が大きな場合にも十分な機械的強度が得られる。
また、このようなランデル型回転機では、一対の磁性端板21に磁気的および機械的に結合された第1の磁極部材24が磁性中間板23に磁気的に分離され、磁性中間板23に磁気的および機械的に結合された第2の磁極部材25が一対の磁性端板21に磁気的に分離されており、永久磁石12が周方向について第1の磁極部材24および第2の磁極部材25の間に配置され、永久磁石12の一端部が一方の磁性端板21に達し、他端部が他方の磁性端板21に達しているので、一方の磁性端板21の位置から、磁性中間板23の位置を通って、他方の磁性端板21の位置まで、回転子鉄心11のほぼ全長に亘って永久磁石12を配置することができる。これにより、固定子磁極5に対して永久磁石12の磁束を回転子鉄心11のほぼ全長に亘って鎖交させることができ、固定子1を有効に利用することができる。これにより、ランデル型回転機の高効率化を図ることができる。また、軸線方向について磁性中間板23の位置にも永久磁石12が配置されるので、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれの磁気飽和の緩和だけでなく、磁性中間板23の磁気飽和の緩和も図ることができ、ランデル型回転機の高出力化を図ることができる。
ここで、図12は、この発明の実施の形態1によるランデル型回転機、および実施の形態1によるランデル型回転機と比較するための比較例によるランデル型回転機のそれぞれについて、平均トルク[N・m]と、固定子コイル7の電流密度のピーク値[A/mm2]との関係を示すグラフである。比較例によるランデル型回転機では、磁性中間板23の軸線方向両側に永久磁石を配置し磁性中間板23の厚さの範囲内には永久磁石12を設けないようにしている。比較例によるランデル型回転機の他の構成は、実施の形態1のランデル型回転機の構成と同様にしている。
図12に示すように、実施の形態1によるランデル型回転機の平均トルクAは、固定子コイル7の電流密度のピーク値が変化しても、比較例によるランデル型回転機の平均トルクBよりも高くなっていることが分かる。特に、固定子コイル7の電流密度のピーク値が20[A/mm2]であるときには、実施の形態1によるランデル型回転機の出力トルクが、比較例によるランデル型回転機の出力トルクに対して、約10%向上していることが分かる。このように、実施の形態1によるランデル型回転機では、トルクの飛躍的な向上が図られることが確認された。なお、ランデル型回転機においては、磁性体の飽和域で使用することが多いので、数%のトルク向上を図ることは一般的に容易ではない。
また、回転子鉄心11が磁性板の積層体で構成されているので、回転子鉄心11内を通過する磁束変動による渦電流の発生を抑制することができ、回転子鉄心11に生じる渦電流損を抑制することができる。これにより、ランデル型回転機の高効率化をさらに図ることができる。
また、永久磁石12は、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれと接触した状態で支持されているので、磁気ギャップが少なく比較的安価なフェライト磁石などでも磁石による磁気飽和緩和効果を高くでき、その結果、大きな界磁起磁力を界磁コイル3に印加しても回転子2の磁気飽和による出力低下は小さくなるため、永久磁石12の磁束を有効に利用することができ、高トルクなモータ(回転機)が得られる。
また、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25は、いずれも保持体26に設けられたダブテイル溝41によって支持されており、永久磁石12は、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25によって支持されているので、回転子2の機械的強度を高めることができる。また、永久磁石12は別個の特別の新規に用意した機構によって支持されるのではなく、回転子鉄心11の構成に必要な構成要素によって支持されているので、ランデル型回転機を新規の部品作製の必要が無く、低コストで量産性に優れたものとすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれの断面形状が、軸線方向端部と軸線方向中間部とで互いに異なっているが、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれの断面形状が、軸線方向の全長に亘って同一形状になっていてもよい。
即ち、図13は、この発明の実施の形態2によるランデル型回転機を示す断面図である。また、図14は図13のXIV-XIV線に沿った断面図、図15は図13のXV-XV線に沿った断面図である。保持体26は、軸線方向について磁性端板21と磁性中間板23との間に配置された円筒状の非磁性部材31と、径方向について磁性中間板23と第1の磁極部材24との間に介在する複数の非磁性部材61と、第2の磁極部材25の軸線方向外側に配置された複数の非磁性部材36と、非磁性部材31と各非磁性部材36との間にそれぞれ介在する複数の非磁性部材62とを有している。非磁性部材31および非磁性部材36のそれぞれは、実施の形態1と同様のものである。実施の形態2による保持体26には、実施の形態1の非磁性部材33〜35は含まれていない。
各非磁性部材61および非磁性部材31は、径方向外側の部分同士が段差なく連続するように軸線方向に並んでいる。非磁性部材61の径方向内側の部分には、磁性中間板23のダブテイル溝41に係合するダブテイル42が設けられ、非磁性部材61の径方向外側の部分には、第1の磁極部材24のダブテイル42が係合するダブテイル溝41が設けられている。非磁性部材61は、磁性中間板23のダブテイル溝41に対する非磁性部材61のダブテイル42の係合により磁性中間板23に径方向および周方向に固定され、第1の磁極部材24は、非磁性部材61のダブテイル溝41に対する第1の磁極部材24のダブテイル42の係合により非磁性部材61に径方向および周方向に固定される。
各非磁性部材62および非磁性部材31は、径方向外側の部分同士が段差なく連続するように軸線方向に並んでいる。非磁性部材62の径方向内側の部分には、磁性端板21のダブテイル溝41に係合するダブテイル42が設けられ、非磁性部材62の径方向外側の部分には、第2の磁極部材25のダブテイル42が係合するダブテイル溝41が設けられている。非磁性部材62は、磁性端板21のダブテイル溝41に対する非磁性部材62のダブテイル42の係合により磁性端板21に径方向および周方向に固定され、第2の磁極部材25は、非磁性部材62のダブテイル溝41に対する第2の磁極部材25のダブテイル42の係合により非磁性部材62に径方向および周方向に固定される。
第1の磁極部材24の断面形状は、軸線方向全長に亘って同一形状になっている。第2の磁極部材25の断面形状も、軸線方向全長に亘って同一形状になっている。他の構成は実施の形態1と同様である。また、実施の形態2によるランデル型回転機の出力トルクも、実施の形態1と同様に向上することが確認されている。
このようなランデル型回転機では、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25のそれぞれの断面形状が軸線方向全長に亘って同一形状になっているので、例えば非磁性部材31と非磁性部材32との間の段差を埋めるための非磁性部材33をなくすことができ、保持体26を構成する部品点数を少なくすることができる。これにより、コストの低減化を図ることができる。また、第1の磁極部材24および第2の磁極部材25の作製を容易にすることもできる。
実施の形態3.
図16は、この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における磁性中間板23の位置での回転子2の構成を示す断面図である。また、図17は、この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における非磁性部材33の位置での回転子2の構成を示す断面図である。さらに、図18は、この発明の実施の形態3によるランデル型回転機における一方の磁性端板23の位置での回転子2の構成を示す断面図である。図16は実施の形態1の図8に対応する図、図17は実施の形態1の図7に対応する図、図18は実施の形態1の図3に対応する図である。
磁性中間板23に設けられた複数のボルト通し穴43のうち、少なくともいずれかは、図16に示すように、他のボルト通し穴43よりも拡大された拡大通し穴43aとされている。この例では、各第1の磁極部材24に近い複数のボルト通し穴43のうち、回転軸9の軸線に関して対称位置にある2つのボルト通し穴43が拡大通し穴43aとされている。また、この例では、各拡大通し穴43aが、他のボルト通し穴43よりも径方向内側へ延びた長穴とされている。
非磁性部材33に設けられた複数のボルト通し穴43のうち、少なくともいずれかは、図17に示すように、径方向内側へ開放された開放穴43bとされている。この例では、磁性中間板23の各拡大通し穴43aの位置に軸線方向について重なる2つのボルト通し穴43が開放穴43bとされている。
スリップリングに近い一方の磁性端板21に設けられた複数のボルト通し穴43のうち、少なくともいずれかは、図18に示すように、他のボルト通し穴43よりも拡大された拡大通し穴43cとされている。この例では、複数のボルト通し穴43のうち、回転軸9の軸線に関して対称位置にある2つのボルト通し穴43が拡大通し穴43cとされている。また、この例では、各拡大通し穴43cが、他のボルト通し穴43よりも径方向内側へ延びた長穴とされている。
各拡大通し穴43a,43c及び開放穴43bには、スリップリングと界磁コイル3とを電気的に接続し、界磁コイル3への給電を行うためのコイル引き出し線(図示せず)が、締結ボルト13とともに通されている。これにより、各界磁コイル3のそれぞれからのコイル引き出し線が、共通のスリップリングに接続されている。即ち、各界磁コイル3のそれぞれへの給電が一方向のみから行うことができるようになっている。
ここで、上記の例では、第1の磁極部材24に近いボルト通し穴43が拡大通し穴43aとされている。第2の磁極部材25に近いボルト通し穴43を拡大通し穴としてもよいが、第2の磁極部材25に近いボルト通し穴43を拡大通し穴とすると、非磁性部材33の厚さの薄い部分に設けられたボルト通し穴43を開放穴となってしまうため、第1の磁極部材24に近いボルト通し穴43を拡大通し穴43aとするのが望ましい。
なお、上記の例では、拡大通し穴43a、拡大通し穴43c及び開放穴43bの数が2つずつとされているが、拡大通し穴43a、拡大通し穴43c及び開放穴43bの数は、1つずつであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、上記の例では、ボルト通し穴43を拡大することにより、コイル引き出し線及び締結ボルト13をまとめて通す各拡大通し穴43a,43c及び開放穴43bが形成されているが、磁性中間板23、磁性端板21及び非磁性部材33のそれぞれに、コイル引き出し線を通すコイル線通し穴をボルト通し穴43と別個に形成してもよい。
実施の形態4.
図19は、この発明の実施の形態4によるランデル型回転機の回転子を示す部分縦断面図である。実施の形態1〜3では、回転軸本体100と各内部磁性部材101とが別部材とされているが、回転軸本体100及び各内部磁性部材101をまとめて一体の同一部材としてもよい。図においては、回転軸9の外周面には、磁性中間板23の内側に嵌る中間板内挿入部9aと、各磁性端板21の内側にそれぞれ嵌る一対の端板内挿入部9bと、各端板内挿入部9b及び中間板内挿入部9a間に介在し、各界磁コイル3の内側にそれぞれ嵌る一対のコイル内挿入部9cとを有している。中間板内挿入部9aの外径はコイル内挿入部9cの外径よりも大きく、コイル内挿入部9cの外径は端板内挿入部9bの外径よりも大きくなっている。従って、中間板内挿入部9aとコイル内挿入部9cとの間に段差が形成され、コイル内挿入部9cと端板内挿入部9bとの間にも段差が形成されている。これにより、各界磁コイル3が回転軸9に対して軸線方向について固定されやすくなり、回転子2の組み立て作業が容易になる。
図20は、図19のXX-XX線に沿った断面図である。磁性中間板23の内周面及び中間板内挿入部9aの外周面のそれぞれには、キー溝が2つずつ設けられている。互いに向かい合うキー溝で形成された2つのキー挿入穴には、キー103が挿入されている。これにより、磁性中間板23および回転軸9は、周方向について互いに固定されている。磁性端板21および回転軸9も、同様に、磁性端板21の内周面及び端板内挿入部9bの外周面にそれぞれ設けられたキー溝を向かい合わせて2つのキー挿入穴を形成し、キー挿入穴にキーを挿入することにより、周方向について互いに固定されている。
なお、上記の例では、キーがキー挿入穴に挿入されることにより磁性中間板23及び磁性端板21が回転軸6に対して固定されているが、これに限定されず、例えば圧入や焼き嵌め等によって磁性中間板23及び磁性端板21を回転軸6に対して固定してもよい。
実施の形態5.
図21は、この発明の実施の形態5によるランデル型回転機の回転子を示す断面図である。なお、図21は実施の形態1の図8に対応する図である。実施の形態1〜4では、永久磁石12の幅寸法(周方向についての寸法)が径方向のどの位置でも同一となっているが、これに限定されることなく、図21に示すように、永久磁石12の幅寸法が径方向外側に向かって連続的に広がっていてもよい。図21では、互いに隣り合う永久磁石12の側面同士が径方向へ平行になっている。このようにすれば、各永久磁石12の磁束をより有効に利用することができ、トルクの向上を図ることができる。
実施の形態6.
図22は、この発明の実施の形態6によるランデル型回転機の回転子を示す断面図である。なお、図22は実施の形態1の図8に対応する図である。実施の形態1〜5では、ダブテイル42とダブテイル溝41とによって互いに係合する2つの部材のうち、径方向外側に存在する部材にダブテイル42が設けられ、径方向内側に存在する部材にダブテイル溝41が設けられているが、これに限定されない。
例えば、図22に示すように、非磁性部材32の径方向内側及び径方向外側のそれぞれの部分にダブテイル42を設け、非磁性部材32よりも径方向内側に存在する磁性中間板23および非磁性部材32よりも径方向外側に存在する第1の磁性部材24のそれぞれに、ダブテイル42に個別に係合するダブテイル溝41を設けてもよい。
また、図23に示すように、非磁性部材32の径方向内側及び径方向外側のそれぞれの部分にダブテイル溝41を設け、非磁性部材32よりも径方向内側に存在する磁性中間板23および非磁性部材32よりも径方向外側に存在する第1の磁性部材24のそれぞれに、ダブテイル溝41に個別に係合するダブテイル42を設けてもよい。
さらに、図24に示すように、非磁性部材32の径方向内側の部分にダブテイル溝41を設け、非磁性部材32に径方向外側の部分にダブテイル42を設けるとともに、非磁性部材32よりも径方向内側に存在する磁性中間板23に、非磁性部材32のダブテイル溝41に係合するダブテイル42を設け、非磁性部材32よりも径方向外側に存在する第1の磁性部材24に、非磁性部材32のダブテイル42に係合するダブテイル溝41を設けてもよい。
なお、上記で図示により説明したランデル型回転機は単に例として示した実施の形態であって、この発明の実施に当たっては様々な変形が可能であり、またそれぞれの具体例の特徴の全てあるいは選択的に組み合わせて用いることもできる。
1 固定子、2 回転子、3 界磁コイル、5 固定子磁極、10 回転子磁極、12 永久磁石、21 磁性端板、23 磁性中間板、24 第1の磁性部材、25 第2の磁極部材、26 保持体、41 ダブテイル溝。

Claims (6)

  1. 固定子磁極を持つ筒状の固定子、
    上記固定子磁極に対面して磁気的に結合され得る回転子磁極を持ち、上記固定子の内側で上記固定子に対して回転される回転子、および
    上記回転子磁極の径方向内側に設けられ、上記固定子内および上記回転子内に磁束を発生させる一対の界磁コイル
    を備え、
    上記回転子は、
    軸線方向について互いに離して配置された一対の磁性端板と、
    軸線方向について上記一対の磁性端板間に配置されているとともに、軸線方向について上記一対の界磁コイル間に配置された磁性中間板と、
    軸線方向に延び、一端部が一方の上記磁性端板に、他端部が他方の上記磁性端板にそれぞれ磁気的および機械的に結合されているとともに、上記磁性中間板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材と、
    軸線方向に延び、中間部が上記磁性中間板に磁気的および機械的に結合されているとともに、各上記磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置され、それぞれ上記第1の磁極部材の間に挿入されて上記第1の磁極部材と協働して上記回転子磁極を構成する複数の第2の磁極部材と、
    周方向について上記第1の磁極部材および上記第2の磁極部材の間にそれぞれ配置され、一端部が一方の上記磁性端板に達し、他端部が他方の上記磁性端板に達している複数の永久磁石と、
    上記第1の磁極部材を上記磁性中間板から磁気的に分離させ、かつ上記第2の磁極部材を上記磁性端板から磁気的に分離させるための非磁性の保持体と
    を有していることを特徴とするランデル型回転機。
  2. 上記磁性中間板、上記第1の磁極部材及び上記第2の磁極部材は、いずれも軸線方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のランデル型回転機。
  3. 上記永久磁石は、上記第1の磁極部材および上記第2の磁極部材のそれぞれと接触した状態で支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランデル型回転機。
  4. 上記第1の磁極部材および上記第2の磁極部材は、いずれも上記保持体の外周に軸線方向に形成されたダブテイル溝によって支持されており、
    上記永久磁石は、上記第1の磁極部材および上記第2の磁極部材によって支持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
  5. 上記第1の磁極部材及び上記第2の磁極部材のそれぞれの断面形状は、軸線方向全長に亘って同一形状になっていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
  6. 上記磁性中間板には、界磁コイルへの給電を行うためのコイル引き出し線を通す穴が設けられている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
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