JP5506808B2 - ランデル型回転機 - Google Patents

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Description

この発明はランデル型回転機に関するものである。
ランデル型回転機は界磁起磁力で櫛歯状の回転子磁極を励磁した回転機であり、界磁起磁力を調整することで回転速度、出力に応じた磁束調整が容易に可能で、これまで主に自動車用発電機に用いられていた。このような小型発電機では比較的小型であり、通常爪状磁極は鍛造によって作られることが多い。しかしながら、鍛造で一体に作られた爪状磁極は爪部に対して働く遠心力をすべて、爪状磁極根元継鉄部で支えるため機械的強度の負担が大きい。したがって、特に軸方向に大型化すると遠心力に耐えられず軸長方向に対して機械的な制約があった。また磁気的にも回転子が長軸化すると回転子磁路が磁気飽和しやすくなり、界磁起磁力を有効に使うことが困難となる。これら理由からランデル型回転機は特に軸方向に長軸化した設計が難しく、小型機が主な用途となる。
また、鍛造磁極は鉄塊のため、表面に渦電流を多く流し、表面に渦電流を発生することから、効率が低下する。これら理由から、大型の発電機やハイブリッドカー、電気自動車など高出力・高効率が求められる製品分野に適用されることは少なかった。
これら課題を克服するため、非磁性円環によって積層磁極を保持し、爪状磁極と等価な磁路を構成する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また別の技術としては、非磁性円環によって鉄心を保持するとともに、非磁性円環内部に永久磁石を埋め込んで高出力化することも提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平6−133478号公報 特開平6−22482号公報
しかし、上記特許文献1では、爪状磁極を支持する非磁性鍔部材を爪間に確保するため爪状磁極の磁路断面積が少なくなり磁気飽和による出力低下がある。また回転子は塊状鉄心と積層磁性体の組み合わせで、固定子の電機子反作用磁束による回転子内磁場変動によって生じる回転子内部の渦電流損失の低減は十分でない場合もあった。
また上記従来技術2では、非磁性円環内部に磁石を配置しており、磁石周囲に磁気ギャップがあることから磁気抵抗が大きく、磁石の配置スペースも磁極間の限られた領域にとどまるため、磁石による出力向上の効果は十分でない場合もあった。
従ってこの発明の目的は、磁石利用効率が高くかつ強固な磁石保持構造を持ち、高効率で高出力のランデル型回転機を提供することである。
この発明のランデル型回転機は、固定子磁極を持つ固定子鉄心および上記固定子磁極に巻回された固定子コイルを有する固定子と、上記固定子に対して回転する回転軸と、上記回転軸上に設けられて、上記固定子磁極に対面して磁気的に結合され得る磁極を持ち、上記固定子内で上記固定子に対して回転する回転子鉄心と、上記磁極間に配置され、周方向に着磁されて上記磁極間の磁束の漏洩を減少させる永久磁石と、上記回転子鉄心の上記磁極の径方向内側に設けられて上記回転子鉄心および上記固定子鉄心内に磁束を発生させる界磁コイルとを備えたランデル型回転機であって、上記回転子鉄心が、上記回転軸上で同軸に支持され、互いに離間した円板状の第1および第2の磁性端板と、上記回転軸の軸方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成され、一端が上記第1の磁性端板に磁気的および機械的に結合されて、他端が上記第2の磁性端板に向かって軸方向に延びて上記第2の磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材と、上記第1の磁極部材を構成する積層体を上記第1の磁性端板に締結して上記第1の磁極部材を上記第1の磁性端板に保持する締結手段と、上記回転軸の軸方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成され、一端が上記第2の磁性端板に磁気的および機械的に結合されて、他端が上記第1の磁性端板に向かって軸方向に延びて上記第1の磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置されて、それぞれ上記第1の磁極部材の間に挿入されて上記第1の磁極部材と協働して上記磁極を構成する複数の第2の磁極部材と、上記第2の磁極部材を構成する積層体を上記第2の磁性端板に締結して上記第2の磁極部材を上記第2の磁性端板に保持する締結手段と、上記第1および第2の磁性端板間に設けられて上記第1および第2の磁極部材をそれらの全長に亘って支持する非磁性の保持体とを備え、上記第1および第2の磁極部材は、上記保持体の外周に軸方向全長に亘って形成されたダブテイル溝によって支持され、上記永久磁石は、上記第1および第2の磁極部材と上記保持体とによって全長に亘って支持され、上記第1および第2の磁極部材の周方向の側面と直接接触し、かつ上記第1および第2の磁極部材の外周側の部分にそれぞれ設けられた庇部で径方向に抜け出さないように係止されている。
この発明によれば、大型化しても遠心力に対して強固で、磁気的に高効率の磁石保持構造のランデル型回転機を得ることができる。
この発明のランデル型回転機の第1の実施の形態を示す図であり、図6の線I−Iに沿った概略断面図である。 図1のランデル型回転機の回転子の概略分解斜視図である。 図1のランデル型回転機の回転子の外周面の模式的展開図である。 図1の線IV−IVに対応したランデル型回転機の回転子の第1の磁性端板を示す断面図である。 図1の線V−Vに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1の磁極部材との関係を示す断面図である。 図1の線VI−VIに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1の磁極部材と永久磁石との関係を示す断面図である。 図1の線VII−VIIに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第2の磁極部材との関係を示す断面図である。 図1の線VIII−VIIIに対応したランデル型回転機の回転子の第2の磁性端板と磁性台座との関係を示す断面図である。 この発明のランデル型回転機の第2の実施の形態を示す図であり、図6と同様の断面図である。 この発明のランデル型回転機の第3の実施の形態を示す図であり、図1と同様の概略断面図である。 図10のランデル型回転機の回転子の概略分解斜視図である。 図10のランデル型回転機の回転子の外周面の模式的展開図である。 図10の線XIII−XIIIに対応したランデル型回転機の回転子の第1の磁性端板を示す断面図である。 図10の線XIV−XIVに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1の磁極部材と第3の磁極部材との関係を示す断面図である。 図10の線XV−XVに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1の磁極部材と永久磁石との関係を示す断面図である。 図10の線XVI−XVIに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第2の磁極部材と第4の磁極部材との関係を示す断面図である。 図10の線XVII−XVIIに対応したランデル型回転機の回転子の第2の磁性端板と磁性台座との関係を示す断面図である。 この発明のランデル型回転機の第4の実施の形態を示す図であり、図23の線XVIII−XVIIIに沿った概略断面図である。 図18のランデル型回転機の回転子の概略分解斜視図である。 図18のランデル型回転機の回転子の外周面の模式的展開図である。 図18の線XXI−XXIに対応したランデル型回転機の回転子の第1の磁性端板を示す断面図である。 図18の線XXII−XXIIに対応したランデル型回転機の回転子の非磁性端板と第1の磁極部材との関係を示す断面図である。 図18の線XXIII−XXIIIに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1および第2の磁極部材と永久磁石との関係を示す断面図である。 図18の線XXIV−XXIVに対応したランデル型回転機の回転子の非磁性端板と第2の磁極部材との関係を示す断面図である。 図18の線XXV−XXVに対応したランデル型回転機の回転子の第2の磁性端板を示す断面図である。 この発明のランデル型回転機の回転子の第4の実施の形態の他の例を示す概略断面図である。 この発明のランデル型回転機の第5の実施の形態を示す図であり、図18と同様の概略断面図である。 図27のランデル型回転機の回転子の概略分解斜視図である。 図27のランデル型回転機の回転子の外周面の模式的展開図である。 図27の線XXX−XXXに対応したランデル型回転機の回転子の第1の磁性端板を示す断面図である。 図27の線XXXI−XXXIに対応したランデル型回転機の回転子の保持リングと第1の磁極部材と軸方向に着磁された永久磁石である第3の磁極部材との関係を示す断面図である。 図27の線XXXII−XXXIIに対応したランデル型回転機の回転子の第1の非磁性端板と第1の磁極部材と永久磁石との関係を示す断面図である。 図27の線XXXIII−XXXIIIに対応したランデル型回転機の回転子の保持体と第1および第2の磁極部材と軸方向に着磁された永久磁石である第4の磁極部材との関係を示す断面図である。 図27の線XXXIV−XXXIVに対応したランデル型回転機の回転子の第2の非磁性端板と第2の磁極部材との関係を示す断面図である。 図27の線XXXV−XXXVに対応したランデル型回転機の回転子の保持リングと第2の磁極部材と永久磁石との関係を示す断面図である。 図27の線XXXVI−XXXVIに対応したランデル型回転機の回転子の第2の磁性端板を示す断面図である。 この発明のランデル型回転機の第6の実施の形態を示す図であり、第5の実施の形態の図27の線XXXII−XXXIIの位置に対応した位置における第1の磁極部材と非磁性端板と第3の磁極部材との関係を示す断面図である。 図37の線XXXVIII−XXXVIIIに沿った断面図である。 この発明のランデル型回転機において界磁コイルが回転子に設けられた例を示す概略断面図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1〜8にはこの発明のランデル型回転機の第1の実施の形態を示してある。本実施例のランデル型回転機はブラシレス回転機であって、ほぼ中空円筒形の固定子1と、固定子1内で回転できるように固定子1と同軸に支持された回転子2とを備えている。固定子1は、中空円筒形の枠体3と、枠体3の円筒部分の内周面に固着された複数の固定子磁極4を持つ固定子鉄心5と、固定子磁極4に巻回された固定子コイル6とを備えている。
回転子2は、軸受7によって固定子1と同軸に支持されて固定子1に対して回転できる回転軸8と、回転軸8上に焼嵌めなどによって固着されて、複数の磁極9を持ち固定子1内で固定子1に対して回転する回転子鉄心10と、回転子鉄心10の複数の磁極9の間に磁極の方向を交互に変えて配置され、周方向に着磁されて磁極9間の磁束の漏洩を減少させる永久磁石11とを備えている。永久磁石11は、焼結フェライトもしくは絶縁体で成形した希土類ボンド磁石で作れば、磁石部に渦電流を発生せず無駄な損失がなく、高効率化できる。磁極9は、固定子磁極4に径方向に対面するように周方向に互いに離間して配置されていて、固定子磁極4に対して空隙を介して磁気的に結合され得るようにしてある。ランデル型回転機はまた、回転子鉄心10の磁極9の径方向内側に設けられて、固定子1の枠体に磁性台座29を介して支持され、回転子鉄心10および固定子鉄心5内に磁束を発生させる界磁コイル12を備えている。
この発明のランデル型回転機の回転子鉄心10は、回転軸8上で同軸に支持され、互いに離間した円板状の第1の磁性端板13および第2の磁性端板14と、一端が第1の磁性端板13に磁気的および機械的に結合されて、他端が第2の磁性端板14に向かって軸方向に延びて第2の磁性端板14に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材15と、一端が第2の磁性端板14に磁気的および機械的に結合されて、他端が第1の磁性端板13に向かって軸方向に延びて第1の磁性端板13に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置され、それぞれ第1の磁極部材15の間に挿入されて第1の磁極部材15と協働して上述の回転子2の磁極9を構成する複数の第2の磁極部材16と、第1および第2の磁性端板13、14間に設けられて第1および第2の磁極部材15、16をほぼそれらの全長に亘って支持する非磁性の保持体17とを備えている。
第1および第2の磁性端板13および14ならびに第1および第2の磁極部材15および16は、いずれも軸方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成されていて、図示の例では、非磁性の円筒形部材である保持体17による保持と共に、積層体を貫通して締結する締結手段である締結ボルト(通しボルト)18および締結ボルト(通しボルト)18aなどによる保持によって、永久磁石11と共に強固に組み立てられて保持されている。すなわち、第1の磁性端板13は内周縁で回転軸8に焼き嵌めなどによって強固に固着されており、第1の磁性端板13に対向して平行に離間した第2の磁性端板14が配置されている。第1の磁性端板13の平面形は、図4に示すように、外周縁部に後に詳述する目的のための切欠19が設けられていて、切欠19の間に固定子磁極4の数に対応した数の凸部20が形成されており、第2の磁性端板14の平面形は、図8に示すように、第1の磁性端板13に対して、切欠19と凸部20とを持つ点で平面形は同様であるが切欠19と凸部20とが互いに軸方向に対応するように位相がずらされており、またより大きな直径の内周縁21を持っている。
第1の磁性端板13と第2の磁性端板14との間には、図5〜図7に示すような、ほぼ円筒形で、外周部に軸方向に延びたダブテイル溝22を持つ保持体17が配置されていて、締結ボルト18aによって締結されている。ダブテイル溝22内には図6に示すような平面形の多数の磁性板の積層体である第1および第2の磁極部材15、16のダブテイル23が挿入されていて、第1および第2の磁極部材15および16を径方向および周方向に固定している。図3に最も良く示されているように、第1の磁極部材15は一端(図3で左側端)で第1の磁性端板13に直接当接していて、他端(図3で右側端)が第2の磁性端板14に向かって軸方向に延びて、第2の磁性端板14との間に空間すなわち空隙24を形成している。第2の磁極部材16は同様に、一端(図3で右側端)で第2の磁性端板14に直接当接していて、他端(図3で左側端)が第1の磁性端板13に向かって軸方向に延びて、第1の磁性端板13との間に空隙24を形成している。積層体である第1および第2の磁極部材15および16を軸方向に固定するために、締結ボルト18が第1および第2の磁性端板13および14の凸部20のボルト穴25と、第1および第2の磁極部材15および16のボルト穴26とに通されている。締結ボルト18の頭部27は第1および第2の磁極部材15および16の他端の端面から突出して磁束漏洩の原因とならないようにしてある。
上述のように軸方向に平行に周方向に交互に配置された第1および第2の磁極部材15および16は、ダブテイル23と保持体17のダブテイル溝22との係合により径方向および周方向に支持され、また締結ボルト18による第1および第2の磁性端板13および14への締結により径方向、周方向に加えて軸方向にも支持されている。このように支持された第1および第2の磁極部材15および16は、互いに軸方向反対側から延びて先端部が互いに噛み合うように組み合わされていて、ランデル型の磁気鉄心を構成している。
図3および6に示されているように、第1および第2の磁極部材15および16の周方向側面の間には、軸方向に延びた間隙が形成されており、この間隙に永久磁石11が挿入されて保持されている。すなわち、第1および第2の磁極部材15および16の径方向外側の角部には庇部28が形成されていて、第1および第2の磁極部材15および16を保持体17と係合させたときには、第1および第2の磁極部材15および16の側面と保持体17の外周面との間の間隙は、内側の幅が広く、外側の幅が庇部28によって狭くされものとなる。従って、この間隙に挿入された永久磁石11は、第1および第2の磁極部材15および16の側面との直接接触によって支持され、庇部28によって径方向に抜け出せないように係止されている。このように永久磁石11を第1および第2の磁極部材15および16と直接当接させているので、磁気ギャップが少なく比較的安価なフェライト磁石などでも磁石による磁気飽和緩和効果を高くでき、その結果、大きな界磁起磁力を界磁コイルに印加しても回転子の磁気飽和による出力低下は小さくなるため、高トルクなモータが得られる
このように、回転軸8上に固着された第1の磁性端板13上に締結ボルト18によって支持された第1の磁極部材15と、回転軸8から離間した内周縁21を持つ第2の磁性端板14上に締結ボルト18によって支持された第2の磁極部材16とは、いずれも保持体17の外周に軸方向全長に亘って形成されたダブテイル溝22にダブテイル23が係合することによって支持されている。また、第1および第2の磁極部材15および16の間に支持されている永久磁石11は、第1および第2の磁極部材15および16と保持体17とによってほぼ全長に亘って支持されている。さらに、このような組立体全体が、保持体17を貫通して第1および第2の磁性端板13および14に締結された締結ボルト18aによって締結されている。従って、回転子鉄心10は全体として剛性の高い組立体となっていて、軸方向寸法が大きな場合にも充分な機械的強度が得られる。また、回転子鉄心10は、それぞれ別個の第1および第2の磁性端板13および14と、第1および第2の磁極部材15および16と、組み立て用のダブテイル溝22を持つ保持体17とで構成したため、製造、組立が容易である。更に、回転子鉄心10が、磁性板の積層体で構成されているので、軸方向磁気連結用磁性体内部を通過する磁束変動によって生じる、軸方向磁気連結用磁性体内部の渦電流損が無くなる。
図示の例においては、界磁コイル12が固定子1の枠体3に固定された磁性台座29によって支持されていて、界磁コイル12の発生する磁束が磁性台座29、第1の磁性端板13、第1および第2の磁極部材15および16、固定子磁極4、第2の磁性端板14を通って流れ、界磁コイル12が回転子鉄心10に対して間隙を介して磁気的に結合されるようにしてある。このため、界磁コイル12への給電のためのスリップリング等の複雑な機構が不要である。界磁コイル12を回転子鉄心10側に固定することもできる。磁性台座29は塊状鉄心でもよいが、圧粉鉄心(例えばへガネス社の商品名SOMALOYなど)とすることで、固定子磁束が鎖交した場合や、界磁コイル磁束を変化させた場合の回転子内部の渦電流を抑制することが可能でランデル型回転機をより高効率にできる。
第1および第2の磁性端板13および14の外周縁部には切欠19と凸部20とが形成されているが、切欠19の形状は、図5あるいは7に示すような、保持体17のダブテイル溝22に一つ置きに第1あるいは第2の磁極部材15あるいは16を挿入した状態で形成される凹部部分の外形線に対して同じあるいは僅かに大きなほぼ同一形状であり、保持体17のダブテイル溝22の軸方向延長位置に対応して設けられている。このため、回転子2の組立時に部品を軸方向に順次挿入して組み立てることができ、組み立て作業が容易である。
実施の形態2.
図9にはこの発明の第2の実施の形態のランデル型回転機の回転子鉄心10の軸方向中間部分の断面を示してあり、この図は図1の線VI−VIに沿った断面図である図6に対応した図である。回転子鉄心10は、保持体17のダブテイル溝22の底部に挿入されて軸方向に延びた細長い平板状の磁性体30を備えている。すなわち、ダブテイル溝22の底部に磁性体30が挿入されており、その上に第1および第2の磁極部材15および16のダブテイル23が挿入されて支持されている。この磁性体30は、ダブテイル溝22内に配置されて第1および第2の磁極部材15および16によって全長に亘って径方向に保持されているので、機械的強度が不十分で使用が困難であった例えばへガネス社のSOMALOY(商品名)などの圧粉体で作ることができる。この例では、磁性体30が、磁性粉体を圧縮して成形した圧粉磁性コアとされている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
このようなランデル型回転機においては、磁性体30は、積層体である第1および第2の磁極部材15および16の積層方向に延びていて、積層方向である軸方向に磁気抵抗の大きな積層磁性体である第1および第2の磁極部材15および16に対して軸方向のバイパス磁路を形成して積層方向に磁路短絡して、第1および第2の磁極部材15および16の軸方向磁気抵抗を抑制することができる。また、圧粉体は磁束変動に対して渦電流の発生が小さく、瞬時高出力対応で界磁コイルを急変させた場合や、固定子1からの電機子反作用磁束が回転子2内部に進入した際に、磁束変動によって磁性体30内に発生する渦電流が抑制でき、損失が少なく高効率のランデル型回転機を得ることができる。
実施の形態3.
図10〜17に示すこの発明の第3の実施の形態のランデル型回転機においては、回転子鉄心10が、第1および第2の磁性端板31および32と、第1および第2の磁極部材15および16の他端(磁極の先端部、すなわち第1あるいは第2の磁性端板31あるいは32に結合されてない側の端部)との間に、周方向に長く、軸方向に着磁された永久磁石33を備えている。すなわち、図1〜8に示すランデル型回転機における、第1および第2の磁極部材15および16の先端部と第1および第2の磁性端板13および14との間に形成された空隙24に、永久磁石33が設けられている。永久磁石33は、図11、12および14などから明らかなように、周方向に長く、第1および第2の磁極部材15および16の先端部に側面から当接する端面を持つほぼ直方体のブロック状のものであり、第1および第2の磁極部材15および16と同様に、保持体17のダブテイル溝22に係合して保持されるダブテイル23を持っている。
図13および17に示すように、このランデル型回転機の第1および第2の磁性端板31および32は、外周部に凹部が無く円形の外周縁を持っている。これは第1および第2の磁極部材15および16の先端部に永久磁石33が設けられているため、第1および第2の磁性端板31および32への磁束の漏洩を防ぐことができるため、図4および8に示されているような切欠19を設ける必要が無いからである。その他の構成は図1〜8に示すものと同様である。
このような構成によれば、磁石表面積を増やすことができ、磁束量は発生磁束密度と磁石表面積との積であるため、高価な焼結希土類磁石の代わりに、安価なフェライト磁石やネオジボンド磁石を利用して同じ磁束量を得ることができるようになる。また、フェライト磁石やネオジボンド磁石は、磁石内部の抵抗が高く渦電流が流れにくいため、磁石部を通過する磁場発生量が変化して生じる磁石内部の渦電流による損失が少なくランデル型回転機の効率を高めることができる。
また、永久磁石33の軸方向に面する2つの面は、第1あるいは第2の磁性端板31あるいは32と第1および第2の磁極部材15および16の先端とにより支持され、永久磁石33の周方向に面する2つの端面は、第1および第2の磁極部材15および16の側面により支持され、永久磁石33の径方向内側の面は、図14および16に示すような保持体17の外周面によって支持されている。永久磁石33はまたそのダブテイル23が、保持体17の外周面に設けられたダブテイル溝22に係合していて径方向に支持されている。このように、永久磁石33は別個の特別の新規に用意した機構によって支持されるのではなく、回転子鉄心10の構成に必要な構成要素によって支持されているので、ランデル型回転機を新規の部品作成の必要が無く、低コストで量産性に優れたものとすることができる。
組み立て作業においても、図11で紙面奥側から順次手前に部品を組み立ていくような一方向組み立てが可能となると量産性が高まるが、その場合でも、保持体17の共通のダブテイル溝22に、永久磁石33→第1および第2の磁極部材15および16→永久磁石11→永久磁石33の順番で挿入できるので、非磁性の保持体17の加工断面の形状は単純でよく、部品構造を簡単化でき、また一方向組み立て性も向上し、量産性を高めることができる。
このようなランデル型回転機は、大型化しても遠心力に対して強固な構造となり、また強固な磁石保持構造を、効率的な磁路構成で回転子鉄心の磁気飽和緩和に供することができ、また、機械的な保持が強固なので磁石搭載量を増やすことが可能となり、前述の磁気効率向上とあいまって比較的安価なボンド系磁石やフェライト磁石でも、顕著な磁気飽和緩和の効果が得られるので、例えば電気自動車はハイブリッドカーのような10kWを超える高効率・高出力の回転機用のランデル型回転機を容易に実現できる。
実施の形態4.
図18〜図26にはこの発明のランデル型回転機の第4の実施の形態を示してある。この発明のランデル型回転機の回転子鉄心10は、第1の磁性端板13、第2の磁性端板14、複数の第1の磁極部材15、複数の第2の磁極部材16および非磁性の保持体17に加えて、第1の磁性端板13と第2の磁極部材16との間に設けられた第1の非磁性端板24aおよび第2の磁性端板14と第1の磁極部材15との間に設けられた第2の非磁性端板24bをさらに備えている。
これら第1および第2の非磁性端板24aおよび24bは、第1の磁極部材15と第2の磁性端板14との間および第2の磁極部材16と第1の磁性端板13との間を磁気的に分離し、磁極9間の磁束の漏洩を減少させるものである。図示の例では第1および第2の非磁性端板24aおよび24bは、いずれも例えばへガネス社の商品名SOMALOYなどで作製された全体として環状の板部材であり、外周部に等間隔に設けられて、第1あるいは第2の磁極部材15あるいは16を受け入れることのできる凹部24cと、凹部24cの間に形成されて第1あるいは第2の磁極部材15あるいは16の端面と当接する凸部24dとを備えている。
図21に平面形を示すように、第1の磁性端板13は、外周縁部に切欠19が設けられていて、切欠19の間に固定子磁極4の数に対応した数の凸部20が形成されており、通しボルトである締結ボルト18を受け入れるためのボルト穴25が設けられている。第2の磁性端板14の平面形は、図25に示すように、第1の磁性端板13に対して、切欠19と凸部20とを持つ点で平面形は同様であるが切欠19と凸部20とが互いに軸方向に対応するように位相がずらされており、またより大きな直径の内周縁21を持っている。第2の磁性端板14には、第1の磁性端板13と同様に、締結ボルト18を受け入れるためのボルト穴25が設けられている。
第1の磁性端板13と第2の磁性端板14との間には、図22に示す第1の非磁性端板24aおよび図24に示す第2の非磁性端板24bを介して、図23に示すようなほぼ中空円筒形で、外周部に軸方向に延びたダブテイル溝22を持つ保持体17が配置されている。ダブテイル溝22内には図23に示すような平面形の多数の磁性板の積層体である第1および第2の磁極部材15、16のダブテイル23が挿入されていて、第1および第2の磁極部材15および16を径方向および周方向に固定している。保持体17にも軸方向に貫通したボルト穴25が設けられている
図20に最も良く示されているように、第1の磁極部材15は一端(図3で左側端)で第1の非磁性端板24aの凹部24cを貫通して第1の磁性端板13に直接当接していて、他端(図3で右側端)が第2の磁性端板14に向かって軸方向に延びて第2の非磁性端板24bの凸部24dに当接していて、その先端と第2の磁性端板14は第2の非磁性端板24bの凸部24dによって磁気的に遮断されている。第2の磁極部材16は向きが逆であるが同様に、一端(図3で右側端)で第2の磁性端板14に直接当接していて、他端(図3で左側端)が第1の磁性端板13に向かって軸方向に延びて第1の非磁性端板24aの凸部24dに当接していて、その先端と第1の磁性端板13は第1の非磁性端板24aの凸部24dによって磁気的に遮断されている。積層体である第1および第2の磁極部材15および16を軸方向に固定するために、保持体17を貫通して延びた締結ボルト18が第1および第2の磁性端板13および14のボルト穴25と、第1および第2の非磁性端板24aおよび24bのボルト穴25とに挿入され、第1および第2の磁性端板13および14に締結されている。
上述のように軸方向に平行に周方向に交互に配置された第1および第2の磁極部材15および16は、側面が永久磁石11に接し、ダブテイル23と保持体17のダブテイル溝22とが係合することにより径方向および周方向に支持され、また締結ボルト18により第1および第2の磁性端板13および14の間に挟持されることにより軸方向にも支持されている。第1の非磁性端板24aは、軸方向には第1磁性端板13と第2の磁極部材16との間で支持され、径方向および周方向には凹部24cに嵌合した第1の磁極部材15と締結ボルト18とによって支持されている。また第2の非磁性端板24bは、軸方向には第2磁性端板14と第1の磁極部材15との間で支持され、径方向および周方向には凹部24cに嵌合した第2の磁極部材16と締結ボルト18とによって支持されている。このように支持された第1および第2の磁極部材15および16は、互いに軸方向反対側から延びて先端部が互いに噛み合うように組み合わされていて、ランデル型の磁気鉄心を構成している。
図20および23に示されているように、第1および第2の磁極部材15および16の周方向側面の間には、軸方向に延びた間隙が形成されており、この間隙に永久磁石11が挿入されて保持されている。すなわち、第1および第2の磁極部材15および16の径方向外側の角部には庇部28が形成されていて、第1および第2の磁極部材15および16を保持体17と係合させたときには、第1および第2の磁極部材15および16の側面と保持体17の外周面との間の間隙は、内側の幅が広く、外側の幅が庇部28によって狭くされものとなる。従って、この間隙に挿入された永久磁石11は、第1および第2の磁極部材15および16の側面との直接接触によって支持され、庇部28によって径方向に抜け出せないように係止されている。
このように永久磁石11を第1および第2の磁極部材15および16と直接当接させているので、磁気ギャップが少なく比較的安価なフェライト磁石などでも磁石による磁気飽和緩和効果を高くでき、その結果、大きな界磁起磁力を界磁コイルに印加しても回転子の磁気飽和による出力低下は小さくなるため、高トルクなモータが得られる。他の構成は実施の形態1と同様である。
このように、回転軸8上に固着された第1の磁性端板13に直接接触するように支持された第1の磁極部材15と、回転軸8から離間した内周縁21を持つ第2の磁性端板14に直接接触するように支持された第2の磁極部材16とは、いずれも保持体17の外周に軸方向全長に亘って形成されたダブテイル溝22にダブテイル23が係合することによって支持されている。また、第1および第2の磁極部材15および16の間に支持されている永久磁石11は、第1および第2の磁極部材15および16と保持体17とによってほぼ全長に亘って支持されている。従って、回転子鉄心10は全体として剛性の高い組立体となっていて、軸方向寸法が大きな場合にも充分な機械的強度が得られる。また、回転子鉄心10は、それぞれ別個の第1および第2の磁性端板13および14と、第1および第2の磁極部材15および16と、組み立て用のダブテイル溝22を持つ保持体17とで構成したため、製造、組立が容易である。更に、回転子鉄心10が、磁性板の積層体で構成されているので、軸方向磁気連結用磁性体内部を通過する磁束変動によって生じる、軸方向磁気連結用磁性体内部の渦電流損が無くなる。
図示の例においては、界磁コイル12が固定子1の枠体3に固定された磁性台座29によって支持されていて、界磁コイル12の発生する磁束が磁性台座29、第1の磁性端板13、第1および第2の磁極部材15および16、固定子磁極4、第2の磁性端板14を通って流れ、界磁コイル12が回転子鉄心10に対して間隙を介して磁気的に結合されるようにしてある。このため、界磁コイル12への給電のためのスリップリング等の複雑な機構が不要である。界磁コイル12を回転子鉄心10側に固定することもできる。磁性台座29は塊状鉄心でもよいが、圧粉鉄心(例えばへガネス社の商品名SOMALOYなど)とすることで、固定子磁束が鎖交した場合や、界磁コイル磁束を変化させた場合の回転子内部の渦電流を抑制することが可能でランデル型回転機をより高効率にできる。
第1および第2の磁性端板13および14の外周縁部には切欠19と凸部20とが形成されているが、切欠19の形状は、図5あるいは図7に示すような、保持体17のダブテイル溝22に一つ置きに第1あるいは第2の磁極部材15あるいは16を挿入した状態で形成される凹部部分の外形線に対して同じあるいは僅かに大きなほぼ同一形状であり、保持体17のダブテイル溝22の軸方向延長位置に対応して設けられている。このため、回転子2の組立時に部品を軸方向に順次挿入して組み立てることができ、組み立て作業が容易である。
実施の形態4においては、図26に示すように第1の磁性端板13、第1の磁極部材15、第2の非磁性端板24bおよび第2の磁性端板14を締結ボルト18aで全て締結し、第1の磁性端板13、第2の磁極部材16、第1の非磁性端板24aおよび第2の磁性端板14を締結ボルト18aで全て締結してもよい。これにより、回転子の組立てが容易となり、また回転子の剛性を高める効果が得られる。この場合保持体17を貫通して設けられた締結ボルト18は、図26に示すように残しておいて併用することもできるし、除去してしまうこともできる。また、積層体である第1および第2の磁極部材15および16だけをそれぞれ締結ボルトで締結し、締結された第1および第2の磁極部材15および16を、保持体17とのダブテイル嵌合によって径方向および周方向に支持し、第1および第2の磁性端板13および14によって軸方向に支持することもできる。
実施の形態5.
図27〜36に示すこの発明の第5の実施の形態のランデル型回転機においては、回転子鉄心10が、第1および第2の磁性端板31および32と、第1および第2の磁極部材15および16の他端(磁極の先端部、すなわち第1あるいは第2の磁性端板31あるいは32に結合されてない側の端部)との間に非磁性体が配置される角度で第1および第2の非磁性端板24aおよび24bの凸部24dを備え、また第1および第2の非磁性端板24aおよび24bの凸部24dと第1および第2の磁性端板31および32との間に、周方向に長く、軸方向に着磁された永久磁石33を備えている。すなわち、図18〜26に示すランデル型回転機における、第1および第2の磁極部材15および16の先端部と第1および第2の磁性端板13および14の間に配置された第1および第2の非磁性端板24aおよび24bと、第1および第2の磁性端板31および32との間に永久磁石33が設けられている。従って永久磁石33の数は、回転機の極数と同じである。
図示の例では、永久磁石33は、図27〜29および31などから明らかなように、周方向に長く、第1および第2の磁極部材15および16の先端部に側面から当接する端面34を持つほぼ直方体のブロック状のものであり、回転子2への固定が可能なダブテイル35を持っている。このダブテイル35は、第1の磁性端板31側では、第1の磁性端板31と第1の非磁性端板24aとの間に配置されて締結ボルト18によって支持された環状の保持リング36の外周面に設けられたダブテイル溝37内に嵌合している。第2の磁性端板32側においても永久磁石33は同様の保持リング36によって支持されている。
図30および36に示すように、このランデル型回転機の第1および第2の磁性端板31および32は、外周部に凹部が無く円形の外周縁を持っている。これは第1および第2の磁極部材15および16の先端部に第1および第2の非磁性端板24aおよび24bと永久磁石33とが設けられているため、第1および第2の磁性端板31および32への磁束の漏洩を防ぐことができるため、図21および25に示されているような切欠19を設ける必要が無いからである。
図31には保持リング36が、そのダブテイル溝37にダブテイル23が嵌合して保持された第1の磁極部材15と、第1の磁極部材15の間に配置されて保持リング36のダブテイル溝37にダブテイル35が嵌合して保持された永久磁石33と共に示されている。この保持リング36の外形は保持体17の外形と同じであり、締結ボルト18用のボルト穴25を持っている。
図32には保持リング36と保持体17との間に配置された第1の非磁性端板24aを第1の磁極部材15および永久磁石11と共に示してある。図33には保持体17によって保持された第1および第2の磁極部材15および16と共にこれらの間に配置されて保持された周方向に着磁された永久磁石11も示されている。図34には第2の非磁性端板24bを第2の磁極部材16およびその間に保持された永久磁石11と共に示してある。図35には第2の磁性端板32側の保持リング36を、その上に保持された第2の磁極部材16および永久磁石33と共に示してある。
このランデル型回転機は、図27の線XXXI−XXXIにおける断面においては、図31に示すように、第1の磁極部材15と永久磁石33とが保持リング36上で周方向に交互に現れるような構造となっており、また図27の線XXXII−XXXIIにおける断面においては、図32に示すように、第1の非磁性端板24aの外周部に第1の非磁性端板24aの凸部24dと第1の磁極部材15とが周方向に交互に現れ、間に永久磁石11が配置されている構造となっている。同様のただし位相がずれた構造が、図34および図35に示すように、図27の線XXXIV−XXXIVにおける断面および線XXXV−XXXVにおける断面においても与えられている。その他の構成は図18〜26に示すものと同様である。
このような構成によれば、第1の磁極部材15と第2の磁性端板32の距離および第2の磁極部材16と第1の磁性端板31の距離を長くして磁束漏洩の緩和効果を高めることが可能となるだけでなく、軸方向に着磁された永久磁石33が第1の磁極部材15から第2の磁性端板32への磁束の漏洩および第2の磁極部材16から第1の磁性端板31への磁束の漏れをより効果的に緩和し、磁極の磁気飽和を緩和することができる。また、永久磁石33は、磁石表面積を増やすことができ、磁束量は発生磁束密度と磁石表面積との積であるため、高価な焼結希土類磁石の代わりに、安価なフェライト磁石やネオジボンド磁石を利用して同じ磁束量を得ることができるようになる。また、フェライト磁石やネオジボンド磁石は、磁石内部の抵抗が高く渦電流が流れにくいため、磁石部を通過する磁場発生量が変化して生じる磁石内部の渦電流による損失が少なくランデル型回転機の効率を高めることができる。
また、永久磁石33の軸方向に面する2つの面は、第1あるいは第2の磁性端板31あるいは32と第1あるいは第2の非磁性端板24aあるいは24bとによって支持され、永久磁石33の周方向に面する2つの端面は、第1および第2の磁極部材15および16の側面により支持されており、さらに永久磁石33はダブテイル35とダブテイル溝37との嵌合により径方向に支持されている。このように、永久磁石33は別個の特別の新規に用意した機構によって支持されるのではなく、回転子鉄心10の構成に必要な構成要素によって支持されているので、ランデル型回転機を新規の部品作成の必要が無く、部品点数の少なく、低コストで量産性に優れたものとすることができる。
組み立て作業においても、図28で紙面奥側から順次手前に部品を組み立ていくような一方向組み立てが可能となるため、量産性を高めることができる。例えば、図28で紙面手前から第2の磁性端板32上に永久磁石33を嵌合させた保持リング36を配置し、さらにその手前に順番に第2の非磁性端板24bおよび保持体17を配置し、第2の非磁性端板24bのダブテイル溝と保持体17のダブテイル溝22とを軸方向に整列させると、第1および第2の磁極部材15および16と永久磁石11とを挿入することができる。さらにその手前に第1の非磁性端板24aおよび永久磁石33を保持した保持リング36と第1の磁性端板31とを配置し、通しボルトである締結ボルト18によって全体を締結する。締結ボルト18は作業の初期の段階で第2の磁性端板32に通しておいて、これを組立のための治具として用いることもできる。
実施の形態6.
図37および38に示すこの発明の実施の形態6においては、第1および第2の非磁性端板24aおよび24bの第2あるいは第1の磁極部材16あるいは15の端面に当接する部分、すなわち凸部24dに対応する部分の径方向外側部分に、軸方向に着磁された永久磁石である第3の磁極部材38が設けられている。図37および38には第2の磁極部材16の端面に軸方向から当接する第3の磁極部材38が描かれており、この第3の磁極部材38は、第1の非磁性端板24aの凸部24dと互いに補足しあって第2の磁極部材16と同じ外形を構成するように構成されていて、厚さも第1の非磁性端板24aの厚さと同じである。しかしながら、第3の磁極部材38の軸方向内側面すなわち第2の磁極部材16と当接する側では、第3の磁極部材38と第1の非磁性端板24aとの間の境界39が径方向内側の位置に設けられ、軸方向外側面すなわち第1の非磁性端板24aに当接する側ではこの境界が軸方向内側面の境界よりも径方向外側の位置に設けられている。換言すれば、第2の磁極部材15および16の軸方向長さ、すなわち回転子鉄心10の表面の磁極面積が第3の磁極部材38の外周面部分に相当するだけ増大するような構造にされていて、より効果的に磁束の漏洩を緩和し、磁気飽和を緩和することができるようにされている。
図示の例では、第3の磁極部材38と第1の非磁性端板24aとの間の境界39は回転機の中心軸に対して傾斜したテーパー面となっていて、このテーパー面にダブテイル溝40とダブテイル41とが形成されている。ダブテイル溝40は、第1の非磁性端板24aの外周部分に設けられている。ダブテイル溝40に嵌合して固定されるダブテイル41は、第3の磁極部材38に設けられている。なお、この境界39を径方向に高さの異なる複数の円筒面で構成した階段状にすることもできる。その他の構成は実施の形態5と同様である。
このように、第3の磁極部材38は、第1あるいは第2の非磁性端板24aあるいは24bとの間の境界39を軸方向にテーパー状、または階段状にすることにより、効率良く回転子表面の磁極面積を大きくし、また第1および第2の磁性端板31および32との距離を長くすることができることから、より大きなトルクを得ることができる。
図39に示すランデル型回転機の変型例においては、界磁コイル12が、第1および第2の磁性端板13および14に固定されて界磁コイル12を回転子鉄心10に磁気的に結合させる磁性台座29によって支持されていて回転子2の一部として構成されている。その他の構成は実施の形態4と同様である。この構成により、回転機の径方向寸法を小さくすることもできる。このような、界磁コイル12及び磁性台座29を回転子2の一部とする構成は、実施の形態4だけでなく上記のそれぞれの実施の形態にも適用することができる。
以上に図示して説明したランデル型回転機は単に例として示した実施の形態であって、この発明の実施に当たっては様々な変形が可能であり、またそれぞれの具体例の特徴を全てあるいは選択的に組み合わせて用いることもできる。また例えば組立作業の便のために第1および第2の磁性端板13および14の凹部である切欠19あるいは凸部20を適宜付加したり省略したりすることもできる。
また、各上記実施の形態では、ブラシレス構造のランデル型回転機にこの発明が適用されているので、ブラシおよびスリップリング部分での火花の発生がなくなり、安全性の向上を図ることができる。また、ブラシの磨耗もなくなるので、メンテナンス性も向上する。このため、ランデル型回転機の構造がブラシレス構造であることが好ましいが、通常のオルタネータと同様スリップリングを介して給電するブラシ付の界磁構造であっても同様に構成でき同様の効果が得られる。
また、実施の形態4〜6では、第1および第2の非磁性端板24aおよび24bはそれぞれ一体の円環板であるが、第1および第2の磁極部材15および16の端面にそれぞれ当接するように配置されて磁束の漏洩を減少させる個別の小片状の板部材にすることもできる。さらに、軸方向に着磁された永久磁石33をダブテイル嵌合により径方向に支持する保持リング36は、非磁性端板24aから連続して一体に軸方向に延びたフランジ状部分とすることもできる。
この発明はランデル型回転機に利用できるものである。
1 固定子、2 回転子、3 枠体、4 固定子磁極、5 固定子鉄心、6 固定子コイル、7 軸受、8 回転軸、9 磁極、10 回転子鉄心、11 永久磁石、12 界磁コイル、13 第1の磁性端板、14 第2の磁性端板、15 第1の磁極部材、16 第2の磁極部材、17 保持体、18 締結ボルト、18a 締結ボルト、19 切欠、20 凸部、21 内周縁、22 ダブテイル溝、23 ダブテイル、24 空隙、24a 非磁性端板、24b 非磁性端板、24c 凹部、24d 凸部、25、26 ボルト穴、27 頭部、28 庇部、29 磁性台座、30 磁性体、31 第1の磁性端板、32 第2の磁性端板、33 永久磁石、34 端面、35 ダブテイル、36 保持リング、37 ダブテイル溝、38 磁極部材、39 境界。

Claims (9)

  1. 固定子磁極を持つ固定子鉄心および上記固定子磁極に巻回された固定子コイルを有する固定子と、
    上記固定子に対して回転する回転軸と、
    上記回転軸上に設けられて、上記固定子磁極に対面して磁気的に結合され得る磁極を持ち、上記固定子内で上記固定子に対して回転する回転子鉄心と、
    上記磁極間に配置され、周方向に着磁されて上記磁極間の磁束の漏洩を減少させる永久磁石と、
    上記回転子鉄心の上記磁極の径方向内側に設けられて上記回転子鉄心および上記固定子鉄心内に磁束を発生させる界磁コイルとを備えたランデル型回転機であって、
    上記回転子鉄心が、
    上記回転軸上で同軸に支持され、互いに離間した円板状の第1および第2の磁性端板と、
    上記回転軸の軸方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成され、一端が上記第1の磁性端板に磁気的および機械的に結合されて、他端が上記第2の磁性端板に向かって軸方向に延びて上記第2の磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置された複数の第1の磁極部材と、
    上記第1の磁極部材を構成する積層体を上記第1の磁性端板に締結して上記第1の磁極部材を上記第1の磁性端板に保持する締結手段と、
    上記回転軸の軸方向に積層された複数の磁性板の積層体で構成され、一端が上記第2の磁性端板に磁気的および機械的に結合されて、他端が上記第1の磁性端板に向かって軸方向に延びて上記第1の磁性端板に対して磁気的に分離され、互いに周方向に間隔を置いて配置されて、それぞれ上記第1の磁極部材の間に挿入されて上記第1の磁極部材と協働して上記磁極を構成する複数の第2の磁極部材と、
    上記第2の磁極部材を構成する積層体を上記第2の磁性端板に締結して上記第2の磁極部材を上記第2の磁性端板に保持する締結手段と、
    上記第1および第2の磁性端板間に設けられて上記第1および第2の磁極部材をそれらの全長に亘って支持する非磁性の保持体と
    上記第1の磁極部材と上記第2の磁性端板との間および上記第2の磁極部材と上記第1の磁性端板との間に設けられて、それらの間を磁気的に分離し、上記磁極間の磁束の漏洩を減少させる第1および第2の非磁性端板と
    を備え、
    上記第1および第2の磁極部材は、上記保持体の外周に軸方向全長に亘って形成されたダブテイル溝によって支持され、
    上記永久磁石は、上記第1および第2の磁極部材と上記保持体とによって全長に亘って支持され、上記第1および第2の磁極部材の周方向の側面と直接接触し、かつ上記第1および第2の磁極部材の外周側の部分にそれぞれ設けられた庇部で径方向に抜け出さないように係止されているランデル型回転機。
  2. 上記非磁性端板の外周部分に配置された第3の磁極部材を備えている請求項1に記載のランデル型回転機。
  3. 上記第3の磁極部材が、上記非磁性端板の外周部分に設けられたダブテイル溝に嵌合して固定されるダブテイルを備えている請求項2に記載のランデル型回転機。
  4. 上記非磁性端板と上記第3の磁極部材との間の境界が、テーパー状あるいは階段状である請求項2または3に記載のランデル型回転機。
  5. 軸方向に着磁された永久磁石が、上記第1および第2の磁性端板と上記第1および第2の磁極部材の上記他端との間にも設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
  6. 上記保持体と上記第1および第2の磁極部材との間に挿入された軸方向に延びる磁性体を備えている請求項1〜5のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
  7. 上記磁性体が磁性粉体を圧縮して成形した圧粉磁性コアである請求項6に記載のランデル型回転機。
  8. 上記第1および第2の磁性端板上の上記保持体の上記ダブテイル溝の軸方向延長位置に、上記ダブテイル溝と同一形状の切欠を設けた請求項1〜7のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
  9. 上記保持体を貫通して上記保持体を第1および第2の磁性端板に締結する、上記締結手段とは別の締結手段を備えている請求項1〜8のいずれか一項に記載のランデル型回転機。
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