JP6052990B2 - ロータ及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ロータ及びロータを備えるモータに関する。
モータに使用されるロータとしては、周方向に複数の爪状磁極をそれぞれ有して組み合わされるロータコアを備え、それらの間に界磁磁石を配置して各爪状磁極を交互に異なる磁極に機能させる所謂永久磁石界磁のランデル型構造のロータがある(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−43749号公報
ところで、上記のようなロータでは、ロータコアと界磁磁石とを固定する必要があるため例えば接着固定で行うことが考えられるが、振動等により接着部位から剥離してしまい各部材の固定状態が維持できない虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータコアと界磁磁石とをより強固に固定させることが可能なロータ及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するロータは、それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、を備えたロータであって、前記界磁磁石を前記第1及び第2ロータコアで挟んだ状態で、前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とを固定する固定部材を軸方向一方側から他方側に挿通可能な連通部に挿通して、前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とが固定されており、前記連通部は、前記界磁磁石と前記第1及び第2ロータコアとの軸方向に重なる位置において同心円上に形成される貫通孔であり、前記各爪状磁極の背面に生じる隙間、及び前記各爪状磁極の周方向間に生じる隙間の少なくとも一方に配置された補助磁石を備え、前記貫通孔は、前記補助磁石の径方向内側に軸方向に切り欠かれる第1切欠部と、前記界磁磁石の径方向外側に軸方向に切り欠かれる第2切欠部とでなる。
この構成によれば、連通部に固定部材を挿通して固定部材により第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とが固定されるため、ロータコアと界磁磁石とをより強固に固定させることが可能となる。
の構成によれば、前記連通部は、前記界磁磁石と前記第1及び第2ロータコアとの軸方向に重なる位置において同心円上に形成される貫通孔であるため、貫通孔に固定部材を挿通して第1及び第2ロータコアと界磁磁石とをより確実に固定させることが可能となる。また、貫通孔は、補助磁石の径方向内側に軸方向に切り欠かれる第1切欠部と、界磁磁石の径方向外側に軸方向に切り欠かれる第2切欠部とでなるため、貫通孔に設けられる固定部材で補助磁石の固定も行うことが可能となる。
上記ロータにおいて、前記固定部材は、前記界磁磁石を前記第1及び第2ロータコアで挟んだ状態でかしめられて前記界磁磁石と前記第1及び第2ロータコアとを固定することが好ましい。
この構成によれば、界磁磁石を第1及び第2ロータコアで挟んだ状態で固定部材がかしめられて界磁磁石と第1及び第2ロータコアとが固定されるため、ロータコアと界磁磁石とをより強固に固定させることができる。
上記ロータにおいて、前記固定部材は、非磁性体で構成されることが好ましい。
この構成によれば、固定部材を非磁性体で構成することで、界磁磁石の磁束の短絡を減らしてロータの高出力化に寄与できる。
上記ロータにおいて、前記連通部は、周方向等角度間隔で複数有することが好ましい。
この構成によれば、連通部を周方向等角度間隔で複数有することで、重量バランスを好適とすることができるため、低振動化に寄与することができる。
上記ロータにおいて、前記界磁磁石は、回転軸を挿通する挿通孔を有して環状を成し、
前記貫通孔は、前記界磁磁石の径方向外側面と前記挿通孔の内面との径方向中央に形成されることが好ましい。
この構成によれば、貫通孔は界磁磁石の径方向外側面と挿通孔の内面との径方向中央に形成されるため、貫通孔から径方向外側面までの距離と挿通孔内面までの距離とを同じとすることができるため、貫通孔を中心とした界磁磁石の割れを抑えることができる。
上記ロータにおいて、前記各爪状磁極の背面に生じる隙間、及び周方向における前記第1爪状磁極と前記第2爪状磁極との隙間の少なくとも一方に配置された補助磁石とを備えたことが好ましい。
この構成によれば、前記各爪状磁極の背面に生じる隙間、及び前記爪状磁極の周方向間に生じる隙間の少なくとも一方に配置された補助磁石とを備えることで、この補助磁石によってロータの隙間から磁束が漏れ難い構成とすることができる。
上記ロータにおいて、前記貫通孔は、周方向等角度間隔で極数と同数個形成されることが好ましい。
この構成によれば、極数と同数個の貫通孔が周方向等角度間隔で形成されるため、磁気バランスを良好とすることができる。
上記ロータにおいて、前記第1及び第2ロータコアを軸方向両側から挟む板状の挟持部を有し、前記固定部材は、前記挟持部の軸方向への移動を規制して前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とが固定することが好ましい。
この構成によれば、板状の挟持部で第1及び第2ロータコアを挟み込み、挟持部の軸方向への移動を規制する簡易な構造でより確実に固定することができる。
上記ロータにおいて、前記挟持部は、板状の第1及び第2挟持部で前記第1及び第2ロータコアを軸方向両側から挟む構成とされ、前記第1及び第2挟持部の少なくとも一方から前記回転軸の軸方向に延出し、環状を成して前記第1及び第2ロータコアの径方向外側を覆う環状側壁部を有することが好ましい。
この構成によれば、環状側壁部を設けることで磁石の飛散を抑えることができる。
上記ロータにおいて、前記挟持部は、非磁性体であることが好ましい。
この構成によれば、挟持部を非磁性体とすることで、磁石の磁束の短絡を減らしてロータの高出力化に寄与できる。
上記課題を解決するモータは、上記いずれかの構成のロータを備える。
この構成によれば、上記いずれかの効果と同様の効果を奏することができる。
本発明のロータ及びモータによれば、耐振動性を向上させることができる。
実施形態におけるモータの断面図である。 同上におけるロータの分解斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 環状磁石の斜視図である。 別例におけるロータの斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 別例におけるロータの斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 別例におけるロータの分解斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 別例におけるロータの分解斜視図である。 同上におけるロータの断面図である。 同上における環状磁石の斜視図である。 同上における補助磁石の斜視図である。 別例における環状磁石の斜視図である。 同上における補助磁石の斜視図である。 別例におけるロータの分解斜視図である 同上におけるロータの断面図である。 別例におけるロータの分解斜視図である。
以下、ロータを備えたモータの一実施形態について説明する。
図1に示すように、モータ11のモータケース12は、有底筒状に形成された筒状ハウジング13と、該筒状ハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞するフロントエンドプレート14とを有している。
図1に示すように筒状ハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数のティースを有する電機子コア17と、電機子コア17のティースにインシュレータ18を介して巻回される巻線19とを備えている。ステータ16は、巻線19に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図1に示すようにモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、筒状ハウジング13の底部13a及びフロントエンドプレート14に支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。
図2及び図3に示すように、ロータ21は、ロータケース25(飛散防止カバー)内に第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石33と、背面補助磁石34と、極間磁石35とを備える。ロータケース25は、非磁性体であり、有底筒状のロータ側ハウジング25aと、ロータ側ハウジング25aの開口部を閉塞する円板状の蓋部25bとを有する。ロータ側ハウジング25aは、円板状の底部25cと、この底部25cの一方側の面から回転軸22の軸方向に延出する円筒部25dとを有する。なお、図3中の実線で示す矢印は環状磁石33の磁化方向(S極からN極向き)を示している。
図2及び図3に示すように、第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。
図2及び図3に示すように、第2ロータコア32は、第1ロータコア31と同形状であって、略円板状の第2コアベース32aの外周部に、等間隔に複数の第2爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。そして、第2ロータコア32は、前記各第2爪状磁極32bがそれぞれ対応する各第1爪状磁極31b間に配置されるようにして、第1コアベース31aと第2コアベース32aとの軸方向の間に環状磁石33(図3参照)が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア31に対して組み付けられる。
図3に示すように、環状磁石33は、その外径が第1コアベース31aの外径と同じに設定され、第1爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、第2爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。従って、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる第1爪状磁極31bと、S極となる第2爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極(極対数が4個)となる。
図2及び図3に示すように、各第2爪状磁極32bの背面32c(径方向内側の面)と第1コアベース31aの外周面31dとの間には、背面補助磁石34が配置されている。第2爪状磁極32bの背面に設けられる背面補助磁石34は、第2爪状磁極32bに当接する側がS極に、第1コアベース31aの外周面に当接する側がN極となるように磁化されている。また、図示しないものの、各第1爪状磁極31bの背面(径方向内側の面)と第2コアベース32aの外周面との間には、第2爪状磁極32bと同様に、背面補助磁石34が配置されている。背面補助磁石34は、第1爪状磁極31bの背面に当接する側が第1爪状磁極31bと同極のN極に、第2コアベース32aの外周面に当接する側が同第2コアベース32aと同極のS極となるように磁化されている。また、背面補助磁石34としては、例えばフェライト磁石を用いることができる。
図3に示すように、背面補助磁石34は、環状磁石33が配置されるロータ21の軸方向位置で互いに軸方向に重なるように、言い換えると、ロータ21の両面から環状磁石33が配置される軸方向位置に達するまで配置されるように軸方向の長さが設定されている。
図3に示すように、第1爪状磁極31bと第2爪状磁極32bとの周方向の間には、極間磁石35が配置されている。極間磁石35は、第1及び第2爪状磁極31b,32bのそれぞれと同極性が対向するように(第1爪状磁極31b側がN極で、第2爪状磁極32b側がS極となるように)周方向に磁化されている。
図1に示すように、本実施形態のロータ21には、ロータ側ハウジング25aの底部25cの外側の底面25eに有底円筒状のマグネット収容部36が設けられ、このマグネット収容部36にはロータの回転位置を検出するセンサマグネットSmが収容される。ちなみに、センサマグネットSmは周方向(回転方向)において所定角度毎にN極とS極が交互に現れるように構成される。このセンサマグネットSmの軸方向において対向する位置にはホール素子Sが設けられ、ホール素子SによりセンサマグネットSmを検出することでロータ21の回転位置を検出する。
図2〜図4に示すように、上記のように構成された第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石33と、これらを収容するロータケース25と、マグネット収容部36には軸方向において重なる位置に連通部としての貫通孔40が複数形成される。貫通孔40は、回転軸22を中心とした同心円上において所定間隔(本実施形態では周方向に90°間隔)毎に形成される。貫通孔40は環状磁石33の径方向外側面33aと回転軸22を挿通する挿通孔33bの内面33cとの径方向中央に形成される。この貫通孔40にはリベット41を挿通した状態でリベット41をかしめて第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石33と、これらを収容するロータケース25と、マグネット収容部36とをかしめ固定される。本実施形態ではリベット41を非磁性体で構成している。
上記のように構成されたモータ11は、図示しない外部の電源回路を介して巻線19に3相の駆動電流が供給されると、ステータ16でロータ21を回転させるための磁界が発生され、ロータ21が回転駆動される。
次に、上記構成のモータの作用を説明する。
本実施形態のモータ11は、ロータ21を構成する第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石33とに形成される貫通孔40にリベット41を挿通した状態で、リベット41がかしめられることで、ロータ側ハウジング25aの底部25cと蓋部25bとの軸方向への移動が規制される。これにより、第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石33とが強固に固定されるようになっている。このリベット41は非磁性体であるため、環状磁石33の磁束が短絡されることが抑えられている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)連通部としての貫通孔40に固定部材としてのリベット41を挿通してリベット41により第1及び第2ロータコア31,32と界磁磁石としての環状磁石33とが固定されるため、ロータコア31,32と環状磁石33とをより強固に固定させることが可能となる。
(2)環状磁石33と第1及び第2ロータコア31,32との軸方向に重なる位置において同心円上に複数の貫通孔40が形成され、この貫通孔40に挿通されたリベット41をかしめることにより第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とが固定される。このように、第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とをリベットかしめにより固定することで振動等で外れることを抑え、より強固に固定させることができる。また接着剤等を用いない固定方法であるため、熱等により接着剤が溶けるといったことがないため、耐熱性の向上にも寄与できる。
(3)リベット41を非磁性体で構成することで、環状磁石33の磁束の短絡を減らしてロータ21の高出力化に寄与できる。
(4)貫通孔40を周方向等角度間隔で複数形成することで、重量バランスを好適とすることができるため、低振動化に寄与することができる。
(5)貫通孔40は環状磁石33の径方向外側面33aと挿通孔33bの内面33cとの径方向中央に形成されるため、貫通孔40から径方向外側面33aまでの距離と挿通孔33b内面33cまでの距離とを同じとすることができるため、貫通孔40を中心とした環状磁石33の割れを抑えることができる。
(6)各爪状磁極31b,32bの背面32cに生じる隙間、及び周方向における第1爪状磁極31bと第2爪状磁極32bとの隙間に配置された補助磁石としての背面補助磁石34及び極間磁石35とを備えることで、この磁石34,35によってロータ21の隙間から磁束が漏れ難い構成とすることができる。
(7)板状の挟持部としての蓋部25bと、板状の挟持部としての底部25cとで第1及び第2ロータコア31,32を挟み込み、蓋部25b及び底部25c(ロータ側ハウジング25a)の軸方向への移動を規制する簡易な構造でより確実に固定することができる。
(8)環状側壁部としての円筒部25dを設けることで磁石33〜35の飛散を抑えることができる。
(9)挟持部としての蓋部25bと底部25cとを非磁性体とすることで、磁石33〜35の磁束の短絡を減らしてロータ21の高出力化に寄与できる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、周方向90°間隔に設けられる貫通孔40にそれぞれリベット41を用いてかしめ固定する構成としたが、貫通孔40の数やこれと対となるリベット41の数は任意に変更してもよい。例えば図5及び図6に示すように貫通孔40の数を2つ、これと対となるリベット41の数を2つとしてもよい。また、貫通孔40は等角度間隔に形成しなくてもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2ロータコア31,32のそれぞれに爪状磁極31b,32bを4つ設ける構成を採用したが、これに限らない。例えば図5及び図7に示すように第1及び第2ロータコア31,32のそれぞれに爪状磁極31b,32bを5つ設ける構成としたり、その数は任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、ロータケース25内に第1及び第2ロータコア31,32や環状磁石33等を収容する構成としたが、図6及び図8に示すようにロータケース25を省略する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、補助磁石として、背面補助磁石34と極間磁石35とを設ける構成としたが、図5〜図8に示すように各補助磁石を省略した構成を採用してもよい。また背面補助磁石34と極間磁石35とのいずれか一方のみを設ける構成としてもよい。
・上記実施形態では、センサマグネットSmを収容するマグネット収容部36をロータ21とともにリベット41によりかしめ固定する構成としたが、これに限らない。例えばマグネット収容部36をロータケース25から離間した位置に配設する場合、前記リベット41によりかしめ固定する構造を採らなくてもよい。
・上記実施形態では、固定部材としてのリベット41をかしめることで第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とを固定する構成としたが、これに限らない。例えば図7及び図8に示すように貫通孔40に棒状の固定部42を圧入することで第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とを固定する構成としてもよい。また、固定部材を用いて第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とを溶接する構成や、貫通孔40内面に雌ねじを形成して、固定部材としての雄ねじによりねじ固定する構成としてもよい。
・上記実施形態では、貫通孔40を環状磁石33の径方向外側面33aと挿通孔33bの内面33cとの径方向中央に形成したが、これに限らない。例えば図9及び図10に示すように、環状磁石33の径方向外側寄りに貫通孔40を形成してもよい。
・上記実施形態では、貫通孔40を第1及び第2ロータコア31,32と環状磁石33とが軸方向において重なる位置に設ける構成としたが、これに限らない。例えば図11〜14に示すように、補助磁石としての背面補助磁石34と環状磁石33との両方に跨って貫通孔40を形成する構成としてもよい。具体的には、図11〜図14に示すように貫通孔40は、補助磁石としての背面補助磁石34の径方向内側に軸方向に切り欠かれる第1切欠部40aと、環状磁石33の径方向外側に軸方向に切り欠かれる第2切欠部40bとでなる。図13及び図14に示すように、計8個のうちの半数である4個の背面補助磁石34に対して前記第1切欠部40aが形成されており、第1切欠部40aは周方向等角度(本構成の場合周方向90°)間隔となるように形成される。そして、環状磁石33に形成される第2切欠部40bは、前記第1切欠部40aと対応する位置、すなわち径方向において前記第1切欠部40aと対向する位置に形成される。なお、第1及び第2ロータコア31,32にも前記環状磁石33と同様に貫通孔40を構成する第1切欠部40aが形成される。このような構成とすることで、貫通孔40に設けられる固定部材で補助磁石としての背面補助磁石34の固定も行うことが可能となる。
また、図11〜図14に示す構成において、背面補助磁石34と極間磁石35とを一体構成とすることで、背面補助磁石34の固定をリベット41により行うことで、極間磁石35の抜けを抑えることができる。
また、図11〜図14では、第1切欠部40aと第2切欠部40bとで周方向において計4つの貫通孔40を形成する構成としたが、例えば図15及び図16に示すように第1切欠部40aと第2切欠部40bとで周方向等角度(本構成の場合周方向45°)間隔で極数と同数個(本構成の場合8個)の貫通孔40を形成してもよい。なお、図16では、背面補助磁石34の第1切欠部40aは6個のみ図示している。また、第1及び第2ロータコア31,32にも前記環状磁石33と同様に第2切欠部40bが形成される。このように貫通孔40を周方向等角度間隔で極数と同数個形成することで、貫通孔40による各極に与える磁気的な影響度合いを略同一とすることができるため、磁気バランスを良好とすることができる。また、前述のように切欠部40a,40bで貫通孔40を構成するだけに限らず、図2や図3等で示したように、第1及び第2ロータコア31,32と界磁磁石としての環状磁石33とが軸方向において重なる位置のみに貫通孔40を設ける構成において、前述のように極数と同数個の貫通孔40を周方向等角度間隔で形成してもよい。
・上記実施形態並びに上記各構成では、貫通孔40の全てに固定部材(リベット41や固定部42)を設ける構成としたが、これに限らない。例えば貫通孔40を8個設け、この貫通孔40のうちの4つにリベット41や固定部42等の固定部材を設け、残りの4つの貫通孔40を周方向の位置決めとして用いる構成としてもよい。
・上記実施形態では、第1ロータコア31、第2ロータコア32及び環状磁石33に形成した貫通孔40を挿通部としたがこれに限らない。例えば図17及び図19に示すように、各ロータコア31,32の爪状磁極31b,32bの周方向における隙間Kにリベット41を挿通する構成としてもよい。このような構成とすることで、第1ロータコア31、第2ロータコア32及び環状磁石33に別途挿通部(貫通孔40)を形成する必要がなく、簡易な構造とすることができる。なお、極間磁石35を爪状磁極31b,32bの周方向間(隙間K)に設ける場合、図17に示すように隙間Kの径方向外側に極間磁石35を配置し、余った隙間Kを挿通部として利用することが可能である。また、図19に示すように極間磁石35や背面補助磁石34等の補助磁石を省略した構成の場合、隙間Kに挿通したリベット
・上記実施形態では、挟持部としての底部25cに円筒部25dを一体形成したロータ側ハウジング25aを用い、蓋部25bとでロータコア31,32全体を覆う構成としたが、これに限らない。例えば、図17及び図18に示すように、前記蓋部25b及び底部25cに相当する円板状の挟持部50を用いる構成を採用してもよい。このような構成において、極間磁石35と背面補助磁石34とを用いる場合、極間磁石35と背面補助磁石34とを一体成形(一体構成)することが好ましい。このような構成とすることで、円筒部25d(図2等参照)を省略した場合であっても、極間磁石35の抜け(磁石の飛散)を抑えることができる。
11…モータ、21…ロータ、22…回転軸、25b…第1挟持部としての蓋部、25c…第2挟持部としての底部、25d…環状側壁部としての円筒部、31…第1ロータコア、31b…第1爪状磁極、32…第2ロータコア、32b…第2爪状磁極、32c…背面、33…界磁磁石としての環状磁石、33a…径方向外側面、33b…挿通孔、33c…内面、34…補助磁石としての背面補助磁石、35…補助磁石としての極間磁石、40…連通部としての貫通孔、40a…貫通孔を構成する第1切欠部、40b…貫通孔を構成する第2切欠部、41…固定部材としてのリベット、42…固定部材としての固定部、50…挟持部、K…連通部を構成する隙間。

Claims (11)

  1. それぞれ略円板状のコアベースの外周部に、等間隔に複数の爪状磁極が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成され、互いのコアベースが対向されつつ爪状磁極が周方向に交互に配置された第1及び第2ロータコアと、
    前記コアベース同士の軸方向の間に配置され、前記軸方向に磁化されることで、第1ロータコアの前記爪状磁極を第1の磁極として機能させ、前記第2ロータコアの前記爪状磁極を第2の磁極として機能させる界磁磁石と、
    を備えたロータであって、
    前記界磁磁石を前記第1及び第2ロータコアで挟んだ状態で、前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とを固定する固定部材を軸方向一方側から他方側に挿通可能な連通部に挿通して、前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とが固定されており、
    前記連通部は、前記界磁磁石と前記第1及び第2ロータコアとの軸方向に重なる位置において同心円上に形成される貫通孔であり、
    前記各爪状磁極の背面に生じる隙間、及び前記各爪状磁極の周方向間に生じる隙間の少なくとも一方に配置された補助磁石を備え、
    前記貫通孔は、前記補助磁石の径方向内側に軸方向に切り欠かれる第1切欠部と、前記界磁磁石の径方向外側に軸方向に切り欠かれる第2切欠部とでなることを特徴とするロータ。
  2. 請求項1に記載のロータにおいて、
    前記固定部材は、前記界磁磁石を前記第1及び第2ロータコアで挟んだ状態でかしめられて前記界磁磁石と前記第1及び第2ロータコアとを固定することを特徴とするロータ。
  3. 請求項1又は2に記載のロータにおいて、
    前記固定部材は、非磁性体で構成されることを特徴とするロータ。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載のロータにおいて、
    前記連通部は、周方向等角度間隔で複数形成されることを特徴とするロータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のロータにおいて、
    前記界磁磁石は、回転軸を挿通する挿通孔を有して環状を成し、
    前記貫通孔は、前記界磁磁石の径方向外側面と前記挿通孔の内面との径方向中央に形成されることを特徴とするロータ。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のロータにおいて、
    前記各爪状磁極の背面に生じる隙間、及び前記爪状磁極の周方向間に生じる隙間の少なくとも一方に配置された補助磁石を備えたことを特徴とするロータ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のロータにおいて、
    前記貫通孔は、周方向等角度間隔で極数と同数個形成されることを特徴とするロータ。
  8. 請求項1〜のいずれか一項に記載のロータにおいて、
    前記第1及び第2ロータコアを軸方向両側から挟む板状の挟持部を有し、
    前記固定部材は、前記挟持部の軸方向への移動を規制して前記第1及び第2ロータコアと前記界磁磁石とが固定することを特徴とするロータ。
  9. 請求項に記載のロータにおいて、
    前記挟持部は、板状の第1及び第2挟持部で前記第1及び第2ロータコアを軸方向両側から挟む構成とされ、
    前記第1及び第2挟持部の少なくとも一方から前記回転軸の軸方向に延出し、環状を成して前記第1及び第2ロータコアの径方向外側を覆う環状側壁部を有することを特徴とするロータ。
  10. 請求項又はに記載のロータにおいて、
    前記挟持部は、非磁性体であることを特徴とするロータ。
  11. 請求項1〜1のいずれか一項に記載のロータを備えたことを特徴とするモータ。
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