JP4024480B2 - 回転電機の回転子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は回転電機に係るものであり、特にその回転子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図18は従来の回転電機を示す側面断面図、図19はその回転子部分を示す斜視図である。
この回転電機は、アルミニウム製のフロントブラケット31及びリヤブラケット32から構成されたケース33と、このケース33内に設けられ、一端部にプーリ34が固定されたシャフト35と、このシャフト35に固定されたランドル型の回転子36と、この回転子36の両側面に固定されたファン37と、ケース33内の内壁面に固定されたステータ38と、シャフト35の他端部に固定され、回転子36に電流を供給するスリップリング39と、このスリップリング39に摺動する一対のブラシ40と、このブラシ40を収納したブラシホルダ41と、ステータ38に電気的に接続され、ステータ38で生じた交流を直流に整流する整流器42と、ブラシホルダ41に嵌着されたヒートシンク43と、このヒートシンク43に接着され、ステータ38で生じた交流電圧の大きさを調整するレギュレータ44とを備えている。
【0003】
ステータ38は、ステータコア45と、このステータコア45に導線が巻回され、回転子36の回転に伴い、後述の回転子コイルからの磁束の変化で交流が生じるステータコイル46とを備えている。
回転子36は、電流を流して磁束を発生する回転子コイル47と、この回転子コイル47を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア48とを備えている。
【0004】
ポールコア48は一対の交互に噛み合った第一のポールコア体49及びポールコア体50とから構成されている。第一のポールコア体49及びポールコア体50は、鉄製で厚みのある円盤状の基部をベースとして、外縁部に均等に複数の爪型形状の爪状磁極51,52が一方向に突出して一体構成される。隣り合う各爪状磁極51,52は、両爪間で磁束が漏れないよう、ある一定の磁極間隙間Lが設けられて配設されている。
【0005】
以上のようなクローポール型回転子においては、中心部ポールコア48に巻かれた回転子コイル47により磁束を発生させ、中心部ポールコア48から、側板48a、爪状ポール48bという磁路を形成する。
そして、爪状磁極51,52が片持ち梁形状で構成されるとともに、爪状磁極51と爪状磁極52の間は空気である。
又、全体を鍛造で作るので精度が出ず、機械加工を必要とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の回転電機は以上のように構成されているので、隣り合った爪状磁極間において、
図19に示すような斜め方向の磁束Mが発生し、この軸方向成分磁束
により鉄損が増加してしまう。
又、磁束を増やすため固定子鉄心積み厚さを大きくしても、界磁コアが飽和して磁束が増えない。
更に回転子の表面はでこぼこに構成されているため、風切り音がするという問題点があった。
又、磁束を低減するために磁極間隙間Lに永久磁石を挿入していたが、この永久磁石の保持が困難であるという問題点もあった。
【0007】
更に、爪状磁極が片持ち梁形状に構成されているため、遠心力により変形し易くなるとともに、磁気力により振動し、磁気音の原因となっていた。
又、回転子は塊磁極で構成されるため、表面に渦電流が発生し易く効率が悪くなり、精度を出すため機械加工を行なうが、切り粉がはさまってコイルを傷つけるという問題点があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、鉄損を少なくするとともに、風切り音並びに磁気音を低減させることができる回転電機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る回転電機の回転子は、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆ったものである。
【0010】
この発明の請求項2に係る回転電機の回転子は、穴に永久磁石を挿入したものである。
【0011】
この発明の請求項3に係る回転電機の回転子は、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向にわたって形の変わらない磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であり径方向内側に永久磁石を配置したものである。
【0012】
この発明の請求項4に係る回転電機の回転子は、鉄板の最外周を波形に形成したものである。
【0013】
この発明の請求項5に係る回転電機の回転子は、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるブラシレス構造の回転電機の回転子であって、鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に界磁コイルを保持するための部材を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による回転電機を示す側面断面図であり、図2は薄皮部を除いた回転子部分を示す斜視図、図3は回転子部分を示す側面図である。
又、図4と図5は回転子を構成する各鉄板を示す断面図と斜視図である。
【0015】
これらの図において、1は回転電機を構成する回転子、2は回転軸、3は回転子1に電流を供給するスリップリング、A〜Eは回転子1を構成する各鉄板であり、端から端まで形状が徐々に変化している。ただし全ての鉄板の形状が異なる必要はなく、何枚か同じ形状のものを積み重ねるようにしてもよい。
【0016】
又、4は鉄板内に設けられた界磁コイル挿入部、5は回転軸挿入部、6は磁極を分離して、N極からS極への漏れ磁束を妨げるための穴又は溝であり、空洞部となっている。
7は界磁コイルの外側に位置する鉄板、8は界磁コイルの内側に位置する鉄板、9は穴6を覆う鉄製の薄皮部、10は各鉄板を接合するためのピン又はリベット、11は各鉄板に設けられ、ピン又はリベット10を通すための穴である。
更に、12はスリップリング3に摺動する一対のブラシ、13はステータ、14は回転子1の両側面に固定されたファンである。
【0017】
本発明においては、各鉄板A〜Eを積層してクローポール形状を作るものであり、各鉄板を積層し、内部に設けられた界磁コイル挿入部4には、回転軸2の方向に巻かれた界磁コイルを納める。各積層鉄板A〜Eは、ピン又はリベット10により、図5に示すように、各鉄板の対応する部分を固定することにより、図2に示すような、段付き状の磁極を有するクローポール型回転子が得られる。
尚、上記においては、ピン又はリベット10により固定する場合を示したが、溶着、接着、抜きかしめなどで固定してもよい。
【0018】
中心部に設けられた回転軸挿入穴5には、回転軸2を挿入し、この回転軸2にスリップリング3を取り付け、界磁コイルの給電に使う。
界磁コイルの外側の鉄板7は、中空円盤状に形成され、各磁極を分離する穴6があいた形状となり、空中に浮いたようになるが、ピン、リベット、溶着、接着、抜きかしめなどの固定手段によって、隣の鉄板に支えられることとなる。
【0019】
磁極と磁極をつなぐ鉄製の薄皮部9は、少しの磁束で飽和するので、飽和した後は磁気特性としては空気と同等になる。
以上のように各鉄板A〜Eを積層しているので、回転子1の表面損(固定子スロットパーミアンスの変化による回転子表面の渦電流損)が低減できるとともに、鉄製の薄皮部9で回転子表面全てがつながっているので、回転子表面がなめらかとなり、風切り音が低減できる。
【0020】
このようにして、本発明は、鉄板A〜Eを軸方向に積層して回転子1を構成し、回転子1内部に軸方向に対し同心状に巻かれた界磁コイルを有し、この界磁コイルに電流を流して、軸方向にN極、S極を作る。
そして、界磁コイルの軸方向両端の積層鉄板A,Eで磁束を回転子1の外側へ導き、界磁コイルの外側の鉄板7で、回転子1の外周へ導いた磁束を界磁コイルの外側へ導き、界磁コイルの外側の鉄板7は、N極、S極をなすとともに、N極からS極への漏れ磁束を妨げる穴または溝6を設けたものである。
更に、上記穴または溝6は、磁極の根本から先端へ、磁極の幅を徐々に狭くするように設けられている。
【0021】
上記のように構成することにより、組立後の機械加工が不要となり、切り粉によるコイルショートがなくなる。又、回転子表面がなめらかで、風切り音が小さくなるとともに、鉄板による積層構造なので、表面損が少なくなる。
【0022】
図6は外周曲率を小さくして、鉄板の外周を波形に構成した各鉄板を示す断面図であり、このように構成することにより、図示しないステータと回転子1との間のギャップに変化を持たせると、それに対応して磁束密度分布が正弦波状になり、磁気音が低減する。
又、従来の工法では、このような外周加工を施すのは困難であったが、本発明のように鉄板を積層して製造する方法では、打抜きで鉄板を形成するので、曲率のある外周を加工し易くなる。
更に、各鉄板の外周形状を軸方向に徐々に変化させ、各隣り合う鉄板との間に連続性を持たせて、でこぼこを無くすようにすると、風切り音が減少する。
【0023】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2による回転電機の回転子部分を示す側面図、図8は回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。図において、回転子1における磁極と磁極の間に設けられた穴6に永久磁石15を挿入したものである。このように永久磁石15を挿入することにより、漏れ磁束を低減させ、特性を向上させることができる。尚、図8においては、鉄板Cに永久磁石15を挿入した場合を示しているが、他の鉄板に永久磁石15を挿入してもよい。
【0024】
そして極と極の間が鉄製の薄皮部9でつながっているので、永久磁石15の磁束で薄皮部9を飽和させることができる。
又、磁石穴の形状は、永久磁石15の形に合わせて加工すればよく、このように構成することにより、永久磁石15の保持が簡単となる。
【0025】
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3による回転電機の回転子部分を示す側面断面図、図10は同じく正面図、図11は回転子を構成する各鉄板を示す断面図、図12は回転子を展開した状態を示す図である。図において、16は漏れ磁束を低減するための永久磁石、17は界磁コイル、18は永久磁石16による磁束が逃げないようにするための空洞部、19は磁極を分離するための穴、Xは界磁コイル17に電流を流さないときの永久磁石16による磁束の方向、Yは界磁コイル17に電流を流した場合の磁束の方向であり、本実施形態においては、磁極の幅が軸方向において変わらないよう構成されている。
本実施形態においては、磁極の先端部、径方向内側に永久磁石16を挿入することにより、図12に示すように、回転子周方向に千鳥状に永久磁石16が配置されることとなる。又、穴19の表面は上記実施形態と同様、鉄製の薄皮部9によって覆われている。
【0026】
界磁電流を流さないとき、永久磁石16の磁束は、X方向で示されるように、ロータコアを通って戻ってくる(全てが漏れ磁束)。界磁コイル17に界磁電流を流すと、Y方向で示されるように、永久磁石16が作る磁束と反対方向の磁束を作り、永久磁石16による磁束はロータコアの方へ行かず、ステータ側へ行く。
つまり、極の先端はZ方向で示されるように、永久磁石16→ステータ(図示せず)→ロータコア(磁石の隣の極)→永久磁石16と帰ってくるので、回転子1の中心部のコアまで永久磁石16による磁束は到達しない。
【0027】
即ち、回転子中心のコア径を小さくでき、界磁コイル17のスペースを大きくとれる。
又、永久磁石16の形状を簡素化できるとともに、安価に生産することができる。
更に、図13(a)に示すように、従来の磁極においては、軸方向に対して斜めの磁束Jが生じるため、軸方向成分の磁束Kが発生して鉄損の原因となっていたが、本実施形態においては、磁極の幅が軸方向において変わらないように構成されており、図13(b)に示すように、斜め方向の磁束が発生しないため、磁束分布が軸方向にほぼ均等になり、クローポールで生じるステータの軸方向磁束が減り、鉄損が低減する。
【0028】
本実施形態においても、積層鉄板F〜Iを用いるので、図14に示すように、回転子外周の曲率を自由に設定することにより、外周を波形に形成することができる。
従来クローポールでは、外周加工する必要があり、この場合円筒切削なら簡単であるが、曲率を変えるには特殊な工作機械が必要であった。これに対し、本発明では容易に製作できる。これにより、実施の形態1の場合と同様、磁束密度分布を正弦波にでき、電磁騒音を低く抑えることが可能となる。
更に、図14に示すように、回転子1とステータ20とのギャップを広げることにより、q軸インダクタンスを低減できる。これにより、ステータコイルに電流が流れたとき、q軸部分の磁気抵抗が大きいので、磁束が減り、電機子反作用が小さくなり、発電出力が大きい発電機を得ることができる。
【0029】
実施の形態4.
図15はこの発明の実施の形態4によるブラシレス構造の回転電機の回転子部分を示す側面断面図、図16は回転子を構成する各鉄板を示す断面図であり、実施の形態1に比べて鉄板Aの構造のみが異なっている。又、図17は従来のブラシレス構造の回転電機を示す断面図である。
図15,図16において、21は回転電機を構成する回転子、22は回転軸、23は界磁コイル、24は磁性体からなるコイル保持部材、A〜Eは回転子21を構成する各鉄板である。
又、図17において、25はシャフト、26は回転子、26aは第1の極となる爪状界磁磁極、26bは第2の極となる爪状界磁磁極、26cはリング状の非磁性体、26dは回転界磁コア、27は界磁コイル、28は固定界磁コア、29はステータ、29aはステータコイルである。
【0030】
従来のブラシレス構造は、図17に示すように、N極とS極の磁極を非磁性体26cを間に介して溶接などで固定していたので、工作が難しかった。
これに対して本実施形態によれば、N極とS極は、はじめから鉄製の薄皮部9でつながっているので、非磁性体を用意する必要がなく、工作を容易に行なうことができる。
このように、本実施形態によれば、鉄板A〜Eを積層し、これらを溶接またはかしめを施すことにより回転子を構成することができる。尚、漏れ磁束を低減させるための永久磁石は、実施の形態2で示すように設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】
この発明の請求項1に係る回転電機の回転子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆ったので、回転子表面の渦電流損を低減させることができるとともに、回転子表面がなめらかとなり、風切り音を低減させることができる。
【0032】
この発明の請求項2に係る回転電機の回転子によれば、穴に永久磁石を挿入したので、永久磁石の保持が簡単にできる。
【0033】
この発明の請求項3に係る回転電機の回転子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるものであって、鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向にわたって形の変わらない磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であり径方向内側に永久磁石を配置したので、界磁コイルのスペースを大きくとることができるとともに、鉄損を減少させることができる。
【0034】
この発明の請求項4に係る回転電機の回転子によれば、鉄板の最外周を波形に形成したので、磁束密度分布を正弦波状にすることができ、磁気音を低減させることができる。
【0035】
この発明の請求項5に係る回転電機の回転子によれば、回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるブラシレス構造の回転電機の回転子であって、鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、穴を回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に界磁コイルを保持するための部材を設けたので、工作を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による回転電機を示す側面断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による回転電機の回転子部分を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による回転電機の回転子部分を示す側面図である。
【図4】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図5】 回転子を構成する各鉄板を示す斜視図である。
【図6】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2による回転電機の回転子部分を示す側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による回転電機の回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による回転電機の回転子部分を示す側面断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による回転電機の回転子部分を示す正面図である。
【図11】 回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図12】 回転子を展開した状態を示す図である。
【図13】 磁極部分を示す平面図(a),(b)である。
【図14】 この発明の実施の形態3による回転電機の回転子部分を示す正面図である。
【図15】 この発明の実施の形態4による回転電機の回転子部分を示す側面断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による回転電機の回転子を構成する各鉄板を示す断面図である。
【図17】 従来の回転電機を示す側面断面図である。
【図18】 従来の回転電機を示す側面断面図である。
【図19】 従来の回転子部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転子、2 回転軸、4 界磁コイル挿入部、6 穴、9 薄皮部、
15,16 永久磁石、19 穴、23 界磁コイル、24 コイル保持部材、
A〜I 鉄板。

Claims (5)

  1. 回転軸に対して複数の鉄板を積層してなる回転電機の回転子であって、上記鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、上記穴を上記回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆ったことを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 穴に永久磁石を挿入したことを特徴とする請求項1記載の回転電機の回転子。
  3. 回転軸に対して複数の鉄板を積層してなる回転電機の回転子であって、上記鉄板には界磁コイル挿入部及び軸方向にわたって形の変わらない磁極を分離するための穴を設けるとともに、上記穴を上記回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に磁極の先端部であり径方向内側に永久磁石を配置したことを特徴とする回転電機の回転子。
  4. 鉄板の最外周を波形に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の回転子。
  5. 回転軸に対して複数の鉄板を積層してなるブラシレス構造の回転電機の回転子であって、上記鉄板には界磁コイル挿入部及び磁極の根本から先端に軸方向に磁極の幅が徐々に狭くなるように設定された磁極を分離するための穴を設けるとともに、上記穴を上記回転子表面全てがつながるように薄皮部で覆い、更に上記界磁コイルを保持するための部材を設けたことを特徴とする回転電機の回転子。
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