JP2006107869A - レゾルバのリード線固定構造 - Google Patents

レゾルバのリード線固定構造 Download PDF

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JP2006107869A JP2004291333A JP2004291333A JP2006107869A JP 2006107869 A JP2006107869 A JP 2006107869A JP 2004291333 A JP2004291333 A JP 2004291333A JP 2004291333 A JP2004291333 A JP 2004291333A JP 2006107869 A JP2006107869 A JP 2006107869A
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Kozo Makiuchi
浩三 牧内
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Abstract

【課題】本発明は、外部引出しリード線の端部に溶接によって球状のかたまりを形成し、このかたまりを端子に溶接することにより、リード線の接続を容易かつ確実化することを目的とする。
【解決手段】本発明によるレゾルバのリード線固定構造は、端子盤(5)の各端子(6)に外部引出しリード線(10)を接続する場合、外部引出しリード線(10)の端部(10a)に溶接によって球状のかたまり(10A)を形成し、このかたまり(10A)を端子(6)に溶接で接続した構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾルバのリード線固定構造に関し、特に、外部引出しリード線の端部を溶接によってかたまりとし、このかたまりを端子に溶接することにより、接続の容易化、接続の信頼性向上、リード線引張り強度の確保及び向上等を達成するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のレゾルバのリード線固定構造としては、特許文献等は特に示していないが、図4及び図5で示される構成を挙げることができる。
すなわち、図4において符号1で示されるものは、鉄心からなる輪状ステータであり、この輪状ステータ1には内方へ向けて突出する複数の磁極2が形成されており、ステータ巻線4の輪状絶縁部材3とステータ1と接続用の端子6とが一体で形成されている。
前記各磁極2には、前記輪状ステータ1の両面に一体インサート成形(又は、別部品として設ける場合もある)により形成された輪状絶縁部材3を介してステータ巻線4が分布巻き等によって巻回されており、このステータ巻線4の端線4aは、前記輪状絶縁部材3と一体に突出して形成された端子盤5の端子6のステータ巻線接続部6aにからげ等によって接続されている。
前記端子6は、前記端子盤5にインサート成形又は組込みにより設けられており、全体形状がL字型又は平板状をなすように構成され、前記ステータ巻線接続部6aと端部接続部6bとは互いに90度(又は180°方向もある)異なる方向に向いて一体に形成されている。
前記各端子6の端部接続部6bには、外部引出しリード線10の端部10aが接続されており、この端部10aは外部引出しリード線10の被覆を除去しただけの複数の芯線が露出した状態で抵抗溶接による抵抗溶接部11として前記端部接続部6bに接続されている。尚、この溶接には、図6で示されるように、半円形状の電極面20aを有する溶接電極20を用い、この電極面20aを外部引出しリード線10の端部10aに接合させて溶接を行っている。
従来のレゾルバのリード線固定構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、外部引出しリード線の端部を端子の端部接続部に接続する場合は、この端部は被覆を除去しただけで各芯線が露出した状態で抵抗溶接するため、この端部の各芯線がバラケて、バラケ部10aAが発生することがあり、芯線が溶接治具からはずれ、溶接条件がバラツキを発生することがあった。
また、この場合に、溶接電極が芯線を強く押して複数の芯線を切断してしまうこともあった。
また、芯線のバラケにより隣の端子同志が導通してしまうこともある。
また、このような溶接には、熟練を必要とし、生産性の低下、歩留まりの低下、品質のバラツキ及びコストアップとなっていた。
また、組立て後の経年変化やリード線を動かしている際に芯線が切断してしまう現象が見られた。
本発明によるレゾルバのリード線固定構造は、輪状ステータの各磁極に対し、前記輪状ステータに設けられた輪状絶縁部材を介してステータ巻線を巻付け、前記ステータ巻線の端線を前記輪状絶縁部材に一体に形成された端子盤の各端子に接続し、前記各端子に外部引出しリード線を接続した構成からなるレゾルバのリード線固定構造において、前記外部引出しリード線の端部は、前記端子に接続される前に溶融して球状のかたまりとし、このかたまりを前記端子に溶接して接続した構成であり、また、前記かたまりは、TIG溶接(又はアーク溶接)で形成されている構成であり、また、前記端子は、L字型(又は平板状)をなし、前記ステータ巻線を接続するステータ巻線接続部と、前記かたまりを抵抗溶接により接続するかたまり接続部とからなる構成であり、また、前記抵抗溶接による接続により、前記かたまりは平板状に変形されている構成である。
本発明によるレゾルバのリード線固定構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、外部引出しリード線の端部の各芯線を溶接によっていったん球状のかたまりに形成し、このかたまりを端子のかたまり接続部に接続しているため、溶接治具による溶接の歩留まりがほぼ100%となり、品質向上、コストダウンを達成できる。
また、リード線の各芯線が個々には露出せず、かたまり状となるため、バラケがなく、溶接の安定性が確保できる。
また、リード線の引張り強度が高く安定できる。
また、従来のような、芯線のバラケによる隣の端子への接触防止が確保できる。
また、外部引出しリード線の端部の形状がほぼ一定の球状であるため、溶接治具の電極の形状を簡素化することができ、メンテナンスも容易となる。
また、前述の作用効果により、溶接の信頼性が向上し、自動溶接が容易となった。
本発明は、外部引出しリード線の端部を溶接によってかたまりとし、このかたまりを端子に溶接することにより、接続の容易化、信頼性向上、引張り強度の向上等を達成できる
レゾルバのリード線固定構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるレゾルバのリード線固定構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは鉄心からなる輪状ステータであり、この輪状ステータ1には内方へ向けて突出する複数の磁極2が一体に形成されている。
前記各磁極2には、前記輪状ステータ1の両面に一体インサート成形(又は、別部品として設ける場合もある)により形成された輪状絶縁部材3を介してステータ巻線4が分布巻き等によって巻回されており、このステータ巻線4の端線4aは、前記輪状絶縁部材3と一体に突出して形成された端子盤5の端子6のステータ巻線接続部6aにからげ等によって接続されている。
前記端子6は、前記端子盤5にインサート成形又は組込みにより設けられており、全体形状がL字型(又は平板状)をなすように構成され、前記ステータ巻線接続部6aとかたまり接続部6bとは互いに90度又は180度異なる方向に向いて一体に形成されている。
前記各端子6のかたまり接続部6bには、外部引出しリード線10の端部10aのかたまり10Aが接続されており、このかたまり10Aは、図2に示されるように、従来例で説明した被覆を除去した端部10aを周知のTIG(タングステン・イナート・ガス)溶接又はアーク溶接によって形成された球状に構成されている。尚、この溶接を行うための溶接電極20の電極面20aは、図3のように平坦に形成されているため、前記端部10aを加熱溶融することにより球状となる。
前記かたまり10Aは、図示しない周知の抵抗溶接器によって抵抗溶接により前記かたまり接続部6bに溶接されている。
この場合、抵抗溶接器の溶接部が図3のように、平板状であるため、前記かたまり10Aは平板状に変形されて前記かたまり接続部6bに接続される。
従って、前記外部引出しリード線10の端部10aに、溶接によるかたまり10Aを形成した後に、このかたまり10Aを端子6のかたまり接続部6bに溶接しているため、芯線のバラケ等を発生することがなく、常に安定した外部引出しリード線10の溶接を行うことができる。
本発明は、レゾルバに限らず、シンクロ、モータ等にも適用可能である。
本発明によるレゾルバのリード線固定構造を示す半断面図である。 図1の接続要部の前の状態を示す平面図である。 図2で用いる溶接電極の構成図である。 従来のレゾルバのリード線固定構造を示す平面図である。 図3の要部の接続前の状態を示す平面図である。 図5で用いる溶接電極の構成図である。
符号の説明
1 輪状ステータ
2 磁極
3 輪状絶縁部材
4 ステータ巻線
4a 端線
5 端子盤
6 端子
6a ステータ巻線接続部
6b かたまり接続部
10 外部引出しリード線
10a 端部
10A かたまり

Claims (4)

  1. 輪状ステータ(1)の各磁極(2)に対し、前記輪状ステータ(1)に設けられた輪状絶縁部材(3)を介してステータ巻線(4)を巻付け、前記ステータ巻線(4)の端線(4a)を前記輪状絶縁部材(3)に一体に形成された端子盤(5)の各端子(6)に接続し、前記各端子(6)に外部引出しリード線(10)を接続した構成からなるレゾルバのリード線固定構造において、
    前記外部引出しリード線(10)の端部(10a)は、前記端子(6)に接続される前に溶融して球状のかたまり(10A)とし、このかたまり(10A)を前記端子(6)に溶接して接続したことを特徴とするレゾルバのリード線固定構造。
  2. 前記かたまり(10A)は、TIG溶接又はアーク溶接で形成されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバのリード線固定構造。
  3. 前記端子(6)は、L字型又は平板状をなし、前記ステータ巻線(4)を接続するステータ巻線接続部(6a)と、前記かたまり(10A)を抵抗溶接により接続するかたまり接続部(6b)とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のレゾルバのリード線固定構造。
  4. 前記抵抗溶接による接続により、前記かたまり(10A)は平板状に変形されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のレゾルバのリード線固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232646A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Mitsuba Corp 電動モータ
WO2022004432A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 ミネベアミツミ株式会社 レゾルバ

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